【ネタバレ】瞳の中の暗殺者の犯人/犯行動機は?トリックの考察や詳しく解説

【ネタバレ】瞳の中の暗殺者の犯人/犯行動機は?トリックの考察や詳しく解説
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「瞳の中の暗殺者の犯人って誰?」

「瞳の中の暗殺者の犯人ってどんな動機だっけ?」

2000年4月22日に公開された劇場版名探偵コナン『瞳の中の暗殺者』

警察官を狙った殺人事件というミステリーとして面白い映画になります。

事件現場を目撃した蘭も犯人に狙われるなど、ハラハラする展開が魅力的。

ただ、怪しそうな人物が何人も登場するため、誰が犯人なのか分からない人もいるでしょう。

そこでこの記事では、瞳の中の暗殺者の犯人を徹底解説!

犯人から犯行動機、使ったトリックまで紹介していきます。

※ここからはネタバレを含むので注意してください。

「瞳の中の暗殺者」の犯人は、米花薬師野病院の心療科医・風戸京介

「瞳の中の暗殺者」の犯人は、米花薬師野病院の心療科医・風戸京介

『瞳の中の暗殺者』の犯人は、米花薬師野病院の心療科医・風戸京介です。

医師としての顔を持ち、多くの警察関係者のカウンセリングを担当。

温厚で信頼できる医師として振る舞っていましたが、裏では冷酷な殺人犯という二重の顔を持っていた人物です。

風戸はもともと東都大学附属病院で外科医として活躍しており、技術力の高さから「黄金の左腕」と称されるほど。

しかし、仁野保という外科医との共同手術中に左手首をメスで切られ、利き腕が使えなくなってしまいます。

外科医を続けることができなくなり、心療科へ転向した風戸は仁野と偶然再会。

犯人の最初の殺人の犯行動機は?

仁野と話した時に手術中の事故が故意であったことを知り、復讐心から仁野を自殺に見せかけて殺害しました。

事件は自殺として処理されましたが、後に再捜査が始まることを知った風戸は、自らの罪を隠すために捜査を担当する刑事たちを次々と襲撃。

さらに、佐藤刑事を撃った現場にいた蘭が犯人の顔を目撃していたため、記憶を失った蘭も執拗に狙うことになりました。

最初は優しい医師として登場するものの、犯人と判明してからの豹変ぶりが非常に印象的なキャラクターです。

冷静沈着に見えながらも、蘭の記憶が戻ることに焦りを感じ、トロピカルランドでは銃を乱射して暴走する姿が、観客に強烈なインパクトを与えました。

犯人「風戸京介」の犯行内容。起こした殺人の一覧

犯人「風戸京介」の犯行内容。起こした殺人の一覧

風戸は仁野殺害の真相を隠蔽するため、再捜査を担当する刑事を次々と襲撃しました。

なお、コナンの主要メンバーである佐藤刑事、毛利蘭も風戸の被害に遭っています。

奈良沢刑事の殺害

仁野保の事件を再捜査していた奈良沢刑事を公衆電話の前で射殺。

奈良沢刑事は左胸を掴んで死亡したのですが、警察は胸ポケットにしまった警察手帳を示したものだと解釈しました。

しかし、実際には奈良沢刑事は心を指しており、犯人である風戸を表す心療科を表現していたのです。

芝刑刑事の殺害

奈良沢刑事と同じく、仁野保の事件を捜査していた芝刑事を自宅マンションの駐車場で射殺。

今度は芝刑事に警察手帳を握らせ、警察内部の犯行を装った偽装工作をしました。

佐藤刑事の襲撃

佐藤刑事は仁野事件の再捜査に関わった警察官の一人

風戸は米花ホテルの女性用トイレで佐藤刑事を銃撃。

傘を使ったトリックで硝煙反応を残さないように工夫していました。

毛利蘭の暗殺未遂

蘭は佐藤刑事の事件現場に出くわし、ショックのあまり記憶喪失へ。

自身の顔を見られたと感じた風戸は、記憶を失った蘭が真実を思い出す前に殺害を試みました。

具体的には、銀座の駅で線路へ突き落としたり、トロピカルランドで銃を乱射して蘭を含む目撃者を一掃しようとしたり。

何とか未遂には終わったものの、今回の映画では蘭も間違いなく風戸の犯行の被害者となります。

風戸京介が使った事件のトリックとは?警察手帳が鍵?

風戸京介が使った事件のトリックとは?警察手帳が鍵?

風戸京介は自身を容疑者から外すため、主に2つのトリックを仕組んでいました。

芝刑事殺害のトリックは、警察手帳を利用した偽装工作が鍵!

芝刑事殺害のトリックは、警察手帳を利用した偽装工作が鍵!

風戸は芝刑事を殺害した際、遺体の手に警察手帳を握らせていました。

そうすることで、警察手帳が芝刑事のダイイングメッセージであると推測させ、警察内部の犯行であるかのように見せかけたのです。

そうして捜査を混乱させ、風戸自身へ疑いが向かないようにしました。

実は奈良沢刑事が亡くなった時に胸を掴んだのは、警察手帳を表したのではなく、犯人である風戸が心療内科であることから、心臓を掴んだという意味だったのです。

これを全員が警察だと勘違いして、風戸は事件を起こす度に警察手帳を握らせたのでした。

佐藤刑事の銃撃のトリックは傘が鍵!

風戸は、佐藤刑事を撃つ際、傘を利用して硝煙反応を防ぐトリックを仕掛けました。

① 手術用の手袋を着用し、直接火薬に触れないようにする。
② 傘の先端に小さな穴を開けて、そこから銃口を突き出し、発砲する。
③ 撃った後に傘を閉じて傘立てに置く

こうすることで、銃撃時の火薬の燃えかすが手に付着せず、硝煙反応検査をクリアすることに成功しました。

傘はそのまま傘立てに戻すことで、証拠を隠蔽。誰かの忘れ物のように見せかけていたのです。

風戸京介の犯行動機は、外科医の道を絶たされた復讐と自身の罪を隠すため

風戸京介の犯行動機は、外科医の道を絶たされた復讐と自身の罪を隠すため

風戸京介の動機は、復讐心と自己保身によるもの。

風戸は天才外科医としての名声を持ち、周囲からも期待される存在でした。

しかし、仁野保のミスによって左手首をメスで切られ、外科医の道を絶たれることに。

プライドが高かった風戸にとって、許しがたい屈辱でした。

長年悶々とした気持ちを抱えていた風戸は、仁野と再会した際に、手術ミスが故意だったことを知ります。

怒りが頂点に達した風戸は、衝動的に仁野を自殺に見せかけて殺害。

最初は自殺と思われましたが、事件は警察内部で再捜査されることになります。

風戸は仁野殺害の罪を隠すために捜査関係者を襲撃。

佐藤刑事を襲撃した際に、蘭が自分の顔を目撃していたことを知り、蘭も標的としました。

瞳の中の暗殺者の事件を整理すると何が起きていたのか

この映画で起きていたことを一言でまとめるなら、仁野保を殺した風戸京介が、その事件を知る警察官たちを次々に狙い、最後には自分の顔を見た蘭まで消そうとした連続犯行です。

事件の見え方をややこしくしているのは、犯人が医師であることと、警察内部犯行説へ強く寄せた偽装工作が重なっているからでした。

『瞳の中の暗殺者』は、仁野保殺害を起点にした復讐と証拠隠滅が、警察内部の陰謀に見える形へ偽装された映画です。

仁野保殺害事件

最初の事件は、東都大学付属病院の外科医・仁野保が自宅マンションで死亡していた件です。

表向きは泥酔状態で首を切った自殺とされましたが、ここがすべての始まりでした。

奈良沢・芝刑事の連続殺人

そのあと奈良沢治警部補と芝陽一郎巡査部長が相次いで射殺されます。

2人とも仁野保事件に関わった警察官で、風戸は再捜査の芽を潰すように動いていました。

佐藤刑事襲撃事件

白鳥沙羅の結婚祝いの席で、佐藤刑事も銃撃されて重傷を負います。

ここで蘭が犯人の顔を見たことで、事件は単なる連続殺人から“蘭を守る話”へ一気に変わりました。

蘭の記憶喪失と口封じの暗殺未遂

蘭は佐藤刑事が撃たれたショックで記憶喪失になります。

けれど風戸にとっては、それでも“思い出されるかもしれない目撃者”だったため、最後まで口封じの対象でした。

警察内部犯行に見せたミスリードが事件全体をややこしくしていた

被害者が警察官ばかりで、現場には警察手帳まで残されていました。

そこへ「Need not to know」という言葉が重なることで、観客にも警察内部犯行説がかなり強く刷り込まれる形になっていました。

風戸京介が犯人だと分かる決定打は何だったのか

風戸京介が犯人だと分かる決定打は、一つだけではありません。奈良沢のダイイングメッセージ、警察手帳の偽装、佐藤刑事銃撃の傘トリック、そして蘭の記憶を異常に恐れる態度まで、全部が最後に風戸へつながります。

しかも風戸は“優しい心療科医”として蘭のそばにい続けるので、犯人像がかなり見えにくいです。だからこの映画の犯人当ては、風戸の名前を当てるというより、複数の小さな違和感が最後に一人へ重なる構造でできています。

心療内科医であることと“胸を押さえるダイイングメッセージ”がつながる

奈良沢は死の直前、自分の左胸をつかんでいました。

コナンは後半でこれを、風戸の“心”に関わる医師としての経歴へつながるダイイングメッセージだったと整理します。

警察手帳の偽装が二件とも同じ方向を向いていた

奈良沢も芝刑事も、警察手帳が目立つ形で残されていました。

これは犯人が警察内部にいるよう見せるための偽装で、風戸が“医師としての私怨”を“警察内部犯行”へすり替えるための工作だったと読めます。

佐藤刑事銃撃の傘トリックを使える立場だった

風戸はホテルの停電に乗じ、傘へ穴を開けて腕と銃を通し、硝煙反応が服に残らないようにして佐藤刑事を撃ちました。

こうした冷静な犯行手順は、医師らしい知識と準備力がある人物だからこそ成立したトリックです。

蘭の記憶が戻ることを異常に恐れていた

蘭が記憶喪失になったあとも、風戸は安心せず何度も命を狙います。

これは蘭が“犯人の顔を見た唯一の目撃者”だったからで、風戸の自己保身がはっきり出た部分です。

温厚な医師という仮面が逆にミスリードとして強かった

風戸は白鳥警部の主治医で、蘭の診察も担当する穏やかな医師として描かれます。

だからこそ、目の前にずっといる人物なのに最後まで犯人として見えにくい、かなり強いミスリードになっていました。

風戸京介の犯行内容を時系列で整理

風戸京介の犯行は、仁野保への復讐から始まり、その再捜査を知る警察官の口封じへ広がっていきます。

さらに佐藤刑事を撃った場面を蘭が見たことで、蘭も証拠隠滅の標的になりました。時系列で見ると、風戸の犯行は「復讐」から「連続口封じ」へ変質していくのが一番怖いところです。

仁野保を自殺に見せかけて殺害した

風戸は仁野保を殺し、酒に酔って自分で首を切ったように見せかけました。

ここではまだ個人的復讐の色が強いですが、事件の種はすでにまかれています。

奈良沢刑事を公衆電話前で射殺した

奈良沢はコナンたちの目の前で撃たれます。

仁野保事件の再捜査に関わっていた以上、風戸にとっては早めに消す必要のある相手でした。

芝刑事を地下駐車場で射殺した

芝刑事もまた仁野事件に関わった警察官で、地下駐車場で撃ち殺されます。

芝の手に警察手帳を握らせたことが、警察内部犯行説をさらに強める形になりました。

佐藤刑事をホテルの化粧室で銃撃した

ホテルの停電に紛れて、風戸は佐藤刑事を傘越しに銃撃します。

佐藤も仁野保事件の関係者だったため、ここも口封じの延長にあります。

蘭を電車のホームで突き落とそうとした

記憶喪失になったあとも、風戸は蘭を電車のホームから突き落とそうとします。

つまり蘭への犯行は、最初から証拠隠滅のための追撃でした。

トロピカルランドで蘭を最終的に始末しようとした

蘭が記憶を取り戻しかけたことで、風戸はトロピカルランドで最後の襲撃に出ます。

ここでようやく、風戸の復讐が自己保身だけの醜い犯行へ変わり切ったことが見えてきます。

最初の殺人・仁野保殺害の動機と意味

仁野保殺害は、ただの前日譚ではありません。

むしろこの事件があったからこそ、奈良沢や芝、佐藤刑事まで狙われ、蘭も命を狙われる流れが始まっています。仁野保殺害を押さえると、風戸京介の動機全体が「外科医として壊された人生への復讐」だとかなりはっきり見えてきます。

風戸はなぜ仁野保を殺したのか

風戸が仁野を殺した理由は、外科医としての人生を壊されたからです。

仁野は酒に酔った手術中に風戸の手を傷つけ、その結果、風戸は外科医を続けられなくなりました。

左手首を傷つけられ外科医の道を絶たれた恨み

風戸はもともと将来有望な外科医でしたが、仁野との手術で利き手側を傷つけられています。

その後は心療科へ転じるしかなくなり、その喪失が長く残りました。

仁野が故意にやったと知ったことが復讐の引き金になった

風戸は後に仁野へ直接問いただし、あの傷が事故ではなく故意だったと知ります。

そこで初めて、長年の恨みが明確な殺意へ変わったと整理できます。

仁野殺害は“すべての始まり”であり、警察官襲撃の原因でもあった

仁野を殺した時点で終われば、風戸は単独の復讐犯で終わっていました。

けれどその後に再捜査の動きが出たため、風戸は事件を知る警察官たちまで消さなければならなくなります。

ここを整理すると風戸の動機全体が一気に理解しやすくなる

奈良沢や芝や蘭を狙う話だけ見ると、風戸はただの連続襲撃犯に見えます。ですが仁野保殺害を起点に置くと、全部が“最初の復讐を隠すための広がり”だったと整理できます。

奈良沢刑事と芝刑事の殺害トリックを整理

奈良沢刑事と芝刑事の殺害は、どちらも風戸が自分の医療関係の私怨を隠すために、警察内部犯行説へ寄せたトリックでした。

ダイイングメッセージも警察手帳も、観客の目を警察側へ引っ張るために機能しています。この二件は、犯人を隠すための偽装工作として見ると、風戸京介の頭の良さと悪質さがかなりよく分かります。

奈良沢刑事のダイイングメッセージは何を示していたのか

奈良沢は撃たれたあと、自分の左胸をつかんで死にます。

コナンはこれを、風戸の“心”にまつわる医師としての経歴を指したメッセージだったと見抜きます。

芝刑事の手に警察手帳を握らせた意味

芝刑事の遺体には警察手帳が目立つ形で残されていました。

これは奈良沢の件と同じく、犯人が警察側にいるよう見せるための誘導でした。

なぜ警察内部犯行説へ誘導できたのか

被害者が警察官ばかりで、しかも警察手帳が強調されていたからです。

白鳥が「Need not to know」と情報を制限したことで、なおさら“警察の中に犯人がいる”空気が強まりました。

風戸は“心療科”を隠すために“警察”を前に出した

風戸の本当の動機は医師同士の復讐です。

ですが事件の見え方を警察内部へ寄せることで、自分の職業や私怨をうまく隠していました。

この偽装工作が犯人当てを難しくした最大の要因だった

犯人がずっと蘭の近くにいるのに見えにくいのは、この偽装があるからです。風戸は銃の腕や準備力だけでなく、“何を疑わせるか”の設計もかなり巧かったと言えます。

佐藤刑事銃撃のトリックを詳しく整理

佐藤刑事銃撃は、風戸京介のトリックの中でもいちばん有名な場面です。

停電、傘、手袋、傘立てという身近なものだけで、銃撃犯の痕跡をかなり薄くしています。風戸京介の“頭のいい犯人らしさ”が最も濃く出ているのは、化粧室での傘トリックだと言っていいです。

傘を使って硝煙反応を回避した方法

風戸は傘に穴を開け、そこから腕と銃を突き出して佐藤刑事を撃ちました。これで銃の発射時に出る粉や煙が服へ付きにくくなり、硝煙反応を避けています。

手術用手袋を使った理由

風戸は手術用のゴム手袋も使っていました。

指紋や火薬の痕跡を残しにくくするためで、医師という職業がそのまま犯行準備へつながっています。

傘立てに戻すことで自然な忘れ物に見せた流れ

撃ったあと、風戸は傘をホテルの傘立てへ戻しています。

そこに置いてしまえばただの忘れ物に見えるので、犯人道具を自然に現場へ溶け込ませるトリックとしてかなりいやらしいです。

医師としての知識と冷静さがここで犯行に出ている

停電の利用、手袋、傘の加工、服へ痕跡を残さない工夫まで、全部がかなり冷静です。

感情的な復讐犯というより、医療知識と段取りで詰める犯人だったことがこの場面でよく分かります。

このトリックが風戸の“頭の良い犯人らしさ”を最もよく示している

仁野保殺害は私怨が前に出ますが、佐藤刑事銃撃では風戸の計算高さが目立ちます。

だから犯人記事としては、この場面を押さえると風戸京介の危険さがかなり伝わりやすいです。

蘭が狙われた理由は何だったのか

蘭が狙われた理由は、とてもはっきりしています。

佐藤刑事が撃たれた時、蘭は犯人の顔を目撃してしまったからです。記憶喪失になってもなお風戸が蘭を危険視したのは、“思い出される可能性”が消えていなかったからでした。この映画で蘭が狙われ続けるのは、蘭がヒロインだからではなく、風戸京介にとって最悪の目撃者だったからです。

蘭は佐藤刑事銃撃の現場で犯人の顔を見ていた

ホテルの化粧室で停電が起きた直後、蘭はライトの光で犯人の顔を見ています。風戸が蘭をその場で消せなかったことが、後半の連続した襲撃につながりました。

記憶喪失になっても風戸は蘭を危険視していた

蘭はショックで記憶を失いますが、犯人から見れば“完全に忘れた”保証はありません。だから風戸はホームで突き落とし、トロピカルランドでも最後まで追い詰めようとしました。

なぜ風戸は蘭の回復をそこまで恐れたのか

蘭の記憶が戻れば、風戸の顔とあの夜の状況が一気につながります。

仁野事件から続く口封じを全部壊す存在だったからこそ、風戸は異常なほど蘭を警戒しました。

蘭抹殺が“復讐”ではなく“証拠隠滅”だったところが怖い

奈良沢や芝、佐藤刑事までは仁野事件の線を消す口封じでもありました。

蘭には風戸個人への恨みが何もないので、完全に自己保身だけで狙っているところが逆に怖いです。

この映画が犯人記事でも蘭の話を外せない理由

風戸京介の動機だけを追うと、この映画は医師の復讐劇で終わります。

けれど蘭が狙われた理由まで押さえると、風戸がどこで“復讐犯”から“証拠隠滅のために誰でも狙う犯人”へ変わったのかが見えてきます。

瞳の中の暗殺者の犯人が分かりにくい理由

『瞳の中の暗殺者』の犯人が分かりにくいのは、風戸京介がずっと近くにいるのに、視線を別の場所へ向ける仕掛けがかなり多いからです。

警察内部犯行説、小田切敏也の不穏さ、Need not to knowという言葉、蘭の記憶喪失。全部が風戸から目をそらす方向へ働いています。この映画の面白さは、犯人が見えないのではなく、“見えているのに別の線を疑わされ続ける”ところにあります。

警察内部犯行説が強く出ていたから

被害者が警察官で、現場には警察手帳が残され、さらに白鳥が情報を隠します。

これだけ条件がそろうと、観客もかなり自然に警察内部犯行説へ引っ張られます。

小田切敏也が怪しすぎるミスリードとして置かれていたから

小田切敏也は仁野保と口論していたうえ、薬の横流しや恐喝の線も出てきます。

だから犯人ではないのに、かなり長いあいだ“いかにも怪しい人物”として機能していました。

Need not to knowが観客にも強い違和感を残すから

この言葉が出た瞬間、事件は普通の犯人捜しではなくなります。

観客も「何か警察の中に隠している」と感じるので、風戸のような外側の人物が一気に見えにくくなります。

蘭の記憶喪失で事件の核心が止まってしまうから

本来なら目撃者の蘭がいちばんの手がかりですが、その記憶が失われます。

だから物語全体が“核心が止まったまま進む”構造になり、風戸の正体も遅れて見えてきます。

風戸京介が“優しい医師”として近くにいるのが見えにくさを強めていた

風戸は蘭の主治医としてそばにいて、心配する側の顔をずっと保っています。

犯人が遠くではなく保護者のような立場にいるからこそ、発覚した時の衝撃が強いです。

小田切敏也は犯人ではないのに怪しく見えた理由

小田切敏也はかなり怪しく見える人物です。けれどそれは、風戸京介を隠すためのミスリードとしてとてもよく機能しているからでもあります。小田切敏也は「動機がありそうで、態度も悪く、父も警察上層部」という条件がそろいすぎているからこそ、風戸の陰に置くには理想的な容疑者でした。

現場での言動が不穏すぎた

小田切敏也は仁野保と口論していた現場を目撃されていて、父とも確執があります。警察関係者が集まるパーティでも不穏な空気をまとっているので、かなり怪しく見えます。

警察内部の情報へ強く関わっていた

父が警視庁刑事部長という立場なので、観客から見ると警察内部の事情ともつながって見えます。警察内部犯行説と結びつきやすい位置にいたのが大きかったです。

Need not to knowの空気が小田切側をより黒く見せた

情報が伏せられるたびに、警察幹部の家族である敏也の存在も重く見えてきます。だから実際の犯行とは別に、“何か知っていそう”な圧を最後まで持つ容疑者でした。

だからこそ風戸の存在が後ろへ隠れやすかった

敏也が前に出て怪しければ怪しいほど、温厚な風戸京介は相対的に見えなくなります。犯人当ての視線誘導としてかなり上手い配置でした。

このミスリードを整理すると犯人記事としてかなり親切になる

敏也をただのハズレ容疑者として片づけるより、なぜあそこまで怪しく見えたのかを押さえるほうが読者には親切です。それが分かると、風戸京介の隠れ方ももっとよく見えます。

Need not to know(知る必要のないこと)の意味は何だったのか

『Need not to know』は、この映画の空気を決める重要な言葉です。作中では白鳥が小五郎の詮索を止めるために使い、コナンはそこから“警察の上層部か、警察組織全体が関わっているのではないか”と疑い始めます。

つまりNeed not to knowは、単なる英語のかっこよさではなく、観客にまで「警察内部が怪しい」と思わせるための合図になっていました。

警察内部で情報を制限するための言葉だった

作中で白鳥は、この言葉で小五郎とコナンの追及を止めます。少なくとも劇中では、“部外者へこれ以上は話せない”という警察内の情報制限ワードとして使われています。

捜査を混乱させる映画全体の象徴になっていた

この言葉が出るだけで、事件は普通の連続殺人ではなくなります。情報が隠される空気そのものが、映画の不穏さをかなり強くしています。

観客にも“警察内部が怪しい”と思わせる効果があった

被害者が警察官で、情報が伏せられ、上層部の影まで感じさせる。Need not to knowは、その全部を一気にまとめて“内部犯行かもしれない”と思わせる効果を持っていました。

風戸がその混乱の陰に隠れられた理由

風戸は警察官ではなく医師です。だから周囲が警察内部犯行説へ寄っているあいだは、かなり安全に見えていました。

犯人記事でもこの言葉を拾うと作品理解が一段深くなる

Need not to knowを抜きにすると、この映画は少し単純な連続襲撃に見えます。ですがこの言葉を押さえるだけで、“どうやって風戸が隠れていたか”まできれいにつながります。

犯人「風戸京介」の結末はどうなったのか

風戸京介の結末は、トロピカルランドで蘭とコナンに追い込まれて終わります。ただ逮捕されるだけではなく、蘭が記憶を取り戻し、自分の目で風戸を見据えて倒すところまで含めて、この映画の犯人の結末はかなり強烈です。ラストの風戸京介は、冷静な医師の仮面が完全にはがれたあとの醜さまで描かれるので、犯人像としてかなり印象に残ります。

トロピカルランドで蘭を追い詰めた流れ

蘭がトロピカルランドで記憶を取り戻しかけたことで、風戸はそこで最後の襲撃に出ます。つまりこの場所は、蘭にとって思い出の場所であると同時に、風戸にとって最後の口封じの場所でもありました。

コナンと蘭に追い込まれた最後

コナンは噴水とキック力増強シューズを使って風戸を一度倒しますが、風戸はすぐ立ち上がります。最後は記憶を取り戻した蘭が空手で制圧し、風戸はそこで完全に終わります。

記憶を取り戻した蘭が風戸を見据える場面の強さ

蘭は噴水の水しぶきと左腕の記憶で、佐藤刑事が撃たれた場面を思い出します。そこで風戸の顔と事件が一気につながる流れが、この映画のクライマックスを強くしています。

犯人逮捕で終わるのに後味がかなり重い理由

仁野保への復讐から始まった事件が、警察官連続殺人と蘭への口封じにまで広がっていました。だから風戸が倒れても、ただスッキリした解決には見えにくい重さが残ります。

風戸の豹変がこの映画の犯人像を強烈にしている

前半の風戸は温和で優しい医師です。けれど正体を現したあとは一気に攻撃的になり、そこまでの仮面の落差が、犯人としての印象をかなり強くしています。

「瞳の中の暗殺者」の犯人のまとめ

「瞳の中の暗殺者」は、警察内部に犯人がいる可能性、蘭の記憶喪失などコナン映画の中でも特に緊張感があふれる作品でした。

犯人の風戸京介は最初はかなり物腰柔らかい雰囲気だったのですが、後半の豹変ぶりにはびっくりした視聴者も多いはず。

最後に蘭が記憶を取り戻し、コナンと共に風戸を追い詰める展開も圧巻でしたね。

怪しそうな人物が何人も登場するため、ぜひ風戸に注目しつつ、視聴してみてください!

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