「隻眼の残像の“ワニ”って誰?」
「鮫谷なのに“ワニ”って呼ばれるの?」
2025年に公開された映画「隻眼の残像(フラッシュバック)」。
その中でのキーパーソンになっている鮫谷浩二(さめたにこうじ)。
小五郎の刑事時代の同僚であり、小五郎から“ワニ”と言われています。
でも、最後の最後まで“ワニ”て言われてるのはなぜ?と思った人も多いはず。
本記事では、鮫谷が“ワニ”と言われている理由や鮫谷の業務について紹介していきます。
※この記事はネタバレを含むため、まだ知りたくない方は注意してください!
【まず結論】隻眼の残像の”ワニ”とは誰か

ワニとは鮫谷浩二のことで、小五郎の刑事時代の元同僚です。
警視庁刑事総務課・改革準備室に所属し、10か月前の未宝岳雪崩事故を追っていた重要人物で、映画終盤では隠れ公安だったことも明かされます。
ワニとは鮫谷浩二のこと
ワニはあだ名で、本名は鮫谷浩二です。
小五郎が刑事時代からそう呼んでいた相手で、映画ではその呼び名自体が印象的な手がかりになっています。
小五郎の刑事時代の元同僚
鮫谷は小五郎が警視庁にいた頃の仲の良い同僚でした。
映画の中でも小五郎だけが親しげに”ワニ”と呼び、2人の距離感がただの知人ではないことがすぐ伝わってきます。
警視庁刑事総務課・改革準備室に所属する警部
鮫谷の表向きの所属は、警視庁刑事総務課・改革準備室です。
劇場版の公式キーパーソン紹介でも、その肩書きと小五郎の元同僚であることが明記されています。
実は”隠れ公安”として動いていた
映画の終盤で、鮫谷は身分を隠して改革準備室に派遣されていた隠れ公安だったと判明します。
だから彼はただの刑事ではなく、表の所属とは別の任務を背負って未宝岳の件を追っていました。
この映画の冒頭で殺されるが、事件全体を動かす重要人物だった
鮫谷は小五郎と会う約束をした直後に狙撃されて命を落とします。
ですがその死が、小五郎を事件の中心へ引き込み、長野県警と公安の線を一本につなぐ導火線になりました。
【解説】鮫谷浩二が“ワニ”と呼ばれてる理由は?

まず、名前が鮫谷浩二(さめたにこうじ)から、“ワニ”という言葉にたどり着きません。
小五郎がワニ!と言うたびに、色々なキャラクターがワニ?という反応を示します。
物語の後半にいき、蘭からなぜワニなのか?と聞かれて、小五郎が鮫谷の故郷では鮫をワニと言ってた。
という一言で終わりました。
つまり、鮫をワニというから“ワニ”というあだ名になったという解釈です。
観ている人からすると説明それだけ??となります。
本当にそれだけの理由ですが、私の方でもう少しだけ掘り下げて解説していきます。
鮫谷こと“ワニ”の故郷は鳥取県

物語の最後に、毛利小五郎が鮫谷の故郷に行っていることがわかり、これが鳥取県であることが判明。
鳥取県とワニで調べてみると…、
鳥取県(特に岩美町や境港市など)では「サメ(鮫)」のことを「ワニ」と呼ぶという独特の方言がある。
なぜ「ワニ」と呼ぶのか?
これは、中国地方の一部で古くから使われていた方言で、「ワニ」は元々「海の獣(うお)」を指す言葉とされています。
平安時代の文献にも「和邇(わに)」という漢字で登場しており、サメやワニ、時にイルカなどを指していた説もあります。鳥取ではその名残として、特に食用のサメを「ワニ」と呼んでいるのです。
一部地域では、未だに鮫をワニと呼んでいるみたいです。
つまり鮫谷は地元の鳥取県にいた時は鮫だからワニと呼ばれており、東京にきてもあだ名がワニと呼ばれたことがわかります。
【小ネタ】鳥取県は作者の青山先生の地元

ここからは予想になってしまいますが、作者の青山先生の地元は鳥取県です。※鳥取砂丘コナン空港があったりします。
最初の構想の段階で、地元ではワニと言うからこれ使おう!みたいな感じになったと考えられます。
たまにある青山先生の気まぐれと想像します笑
そこからにこの“ワニ”という言葉が、物語でも大事になってくる要素となりました。ここらへんの持っていき方は作者の青山先生、今回の映画の脚本櫻井さんの手腕が見れた回でした。
青山先生が鳥取県だから、鮫谷も鳥取にしようか!みたいなノリだと勝手に想像しています。
小五郎だけが親しげにワニと呼ぶ理由
公式キーパーソン紹介では、鮫谷は小五郎が刑事時代の仲の良い同僚だとされています。
地元ネタを知ったうえで、長く付き合ってきた小五郎だけが自然にそう呼んでいると見るとしっくりきます。
ただのあだ名ではなく、鮫谷の出自まで示す呼び名だった
ワニという呼び名は、鮫谷の名字からの連想だけでなく、故郷の文化もにじませています。
だからこの一言だけで、小五郎との距離感と鮫谷のルーツが同時に見えるのが面白いところです。
“ワニ”こと鮫谷の正体は何者?なぜ殺害されたのか?

鮫谷の説明には警視庁刑事総務課・改革準備室に所属していました。
小五郎との電話である通り、警視庁の中でも何か失敗した人物を左遷をするような部署でした。
そのため、仕事できない人間かと思いきや…、なぜ10ヶ月前の長野県の未宝山の事件を調査していました。
そして小五郎が長野県警の大和敢助について知っており、その事件について知っていたため、直接話を聞こうと思ったところ、志半ばで犯人に殺害されてしまいました。
ただ、なぜ左遷されるような部署でワニがその事件について追っているかは、物語の後半で本当の姿と共にわかります。
鮫谷(ワニ)の正体は“隠れ公安”の刑事

鮫谷は警視庁の一員ですが、隠れ公安として活動していました。
わかりやすくすると、一般の警察の中で優秀な人物が公安の仲間として活動する刑事でした。
そのため、鮫谷は公安の命令として10ヶ月前の長野県の未宝山の事件を調査。鮫谷は安室透こと降谷零の命令によって雪崩事件の調査していました。
この事件について調べていたため、少しでも情報を知っている毛利小五郎に聞こうとしていたのでした。
鮫谷(ワニ)が10年前の雪崩事件を調べていた理由や殺害された理由

公安の指示によって長野県の未宝山の事件を調査を調べていました。
実はこれの背景としては、日本政府に対して日本の情報収集衛生のデータ、アメリカの軍事衛生情報のデータを世界中にバラまくと犯人は脅しました。
日本政府は衛生電波を情報収集した時間と場所を割り出し、それが10ヶ月前の長野県の未宝山と判明。
このことがわかったので、隠れ公安の鮫谷は降谷の命令によって調査をしていたのでした。
その犯人に調べられたくないから鮫谷は殺害されました。
なぜ左遷部署のような場所にいたのか
改革準備室という肩書きだけを見ると、前線から外れた部署にも見えます。
ですが隠れ公安という正体が分かると、その”目立たなさ”自体が身分を隠すための擬装として機能していたように見えてきます。
鮫谷がただの刑事ではなく特別な立場だったことが分かる流れ
小五郎にだけ連絡し、10か月前の雪崩事故を引き直し、会う前に口封じされる。
ここまでの流れだけでも、鮫谷が普通の聞き込み要員ではなく、事件の深い線を握っていた人物だと分かります。
鮫谷はなぜ10か月前の未宝岳雪崩事故を調べていたのか
鮫谷が追っていたのは、ただの山岳事故ではありませんでした。
結果的にその再捜査は、政府脅迫や機密情報流出へつながる線の入口になっていて、だからこそ鮫谷は消される必要があったとも読めます。
雪崩事故が単なる事故ではなかったから
10か月前の未宝岳雪崩事故は、大和敢助が銃撃された直後に起きています。
だから事故そのものよりも、その直前に何があったのかを追う必要があり、鮫谷はそこへ踏み込んでいたと考えられます。
政府を脅迫する機密情報漏洩とつながっていたから
映画の終盤では、雪崩事故の線が機密情報流出や政府脅迫と結びついていたことが分かります。
鮫谷はその全体像を最初から知っていたわけではなくても、公安案件として危険な線に近づいていたのは確かです。
鮫谷は公安の命令で未宝岳を再捜査していた
隠れ公安だったと明かされる以上、鮫谷の未宝岳再捜査も公安の任務として読むのが自然です。
表向きの所属が改革準備室だったのも、その動きを隠すためのカバーだったように見えます。
小五郎の名前が事件ファイルにあった意味
公式キーパーソン紹介では、鮫谷は事件ファイルに載っていた小五郎へ連絡を取ったとされています。
つまり未宝岳の件をたどる中で、小五郎が無視できない接点として浮かび上がっていたわけです。
この捜査がそのまま鮫谷の死につながった
鮫谷は小五郎へ会う約束をした直後に撃たれます。真相へ一歩近づいたからこそ、犯人側にとっては口封じしなければならない存在になっていたと読むのが自然です。
鮫谷はなぜ小五郎に会いたかったのか
鮫谷がわざわざ小五郎に連絡したのは、昔の縁だけではありません。
未宝岳の件を追う中で、小五郎が大和敢助や当時の流れについて何か知っていると見ていたからです。
小五郎が長野県警の大和敢助について知っていたから
鮫谷は電話で、小五郎に大和敢助のことを確認しています。
長野県警と一見遠そうな小五郎をわざわざ頼った時点で、敢助まわりの情報に小五郎が関わっていると見ていたのが分かります。
未宝岳の雪崩事故について直接聞きたかったから
鮫谷は10か月前の未宝岳雪崩事故を追っていて、その件で小五郎と会う約束を交わしています。
つまり会いたかった理由は雑談ではなく、事故の核心を直接聞き出すためでした。
元同僚だからこそ共有できる情報があった
鮫谷は現役の公安ルートから近づくより、まずは元同僚の小五郎に個人的に会う道を選びました。そこには警察組織の外に出た小五郎だからこそ聞ける話があると考えていたはずです。
会う約束をした直後に殺されたことの重さ
鮫谷は”これから話せる”というタイミングで殺されます。だからこの未遂の会話そのものが、映画全体に強い苦みを残しています。
会えなかった会話が映画全体の後味を苦くしている理由
鮫谷が小五郎へ何をどこまで伝えたかったのかは、最後まで完全には回収されません。だからこそ、事件が解決しても”小五郎が一歩遅かった”感じが残って、あの死がより重く見えます。
鮫谷(ワニ)には婚約者がいた…。
「隻眼の残像」のアフターストーリーとして、アニメ1161話「秘密の残像」。
このアニメではまさかの鮫谷(ワニ)に婚約者がいることが判明しました。
ワニが亡くなった後に、後輩の刑事がワニの遺品から指輪を予約していることに気づき、そこから婚約者がいることがわかりました。
もし…今回の事件に巻き込まれていなかったら、結婚をしていたという悲しい事実がわかりました。
小五郎との電話で「まだ結婚してないのか」と言っていたのは軽い伏線になっていました。
鮫谷(ワニ)の付箋が伏線になっていた
ワニのパソコンの左側に、
- 表参道ガーデン
- 指輪引き換え
- レストラン予約
と貼られていました。
実はこれがプロポーズする予定の話となっていました。
【Q&A】隻眼の残像の“ワニ”についての一問一答
ここでは簡単に一問一答で鮫谷について簡単に解説していきます。
- ワニは原作(漫画・TV)にも出てくる?
-
いいえ、出てきません。劇場版オリジナルキャラ。原作エピソードには未登場です。
- 鮫谷浩二の声優は誰?
-
平田広明さん。『ワンピース』サンジ役などで知られる人気声優です。
- 隻眼の残像で“ワニ”は犯人? 被害者?
-
ワニは被害者ポジションです。映画開始早々に狙撃され、彼の死が事件の導火線になります。
- ワニは犯人になぜ狙われたの?
-
10 か月前の雪崩事故と国家機密流出を結びつける核心情報を握っていたため、犯人に口封じされたと示唆されます。
- ワニの死亡後のコナンたちへの影響は?
-
ワニの残した“衛星データ”の断片が手掛かりとなり、事件は地方レベルから国家規模の陰謀へ発展します。
- 小五郎が“ワニ”を呼ぶときの口調は?
-
旧知の仲ゆえ「あのワニめ!」と半ば愛称・半ば揶揄で呼ぶのが定番。コミカルに聞こえますが信頼も感じられます。
- ワニ料理と何か関係ある?
-
直接は関係なし。ただし鳥取ではサメ肉を“ワニ料理”として食べる文化があり、キャラ名と掛けた小ネタとされます。
- 続編・スピンオフで再登場の可能性は?
-
物語上亡くなっていますが、回想・フラッシュバックや未発表の前日譚で出る可能性はゼロではありません。ファン人気次第で“逆輸入”も期待されています。
【まとめ】隻眼の残像にとって鮫谷(ワニ)は重要人物だった
映画の予告時点で鮫谷(ワニ)が亡くなるのは規定路線でした。
ただ、そんなワニはこの映画にとって重要人物ということがわかりましたね。
なぜ、ワニ?というところから、実際は優秀な刑事であり、隠れ公安というまさかの部分まで判明。
この物語を動かしたのはワニか…と見た後に思いました。
ワニに着目してみると隻眼の残像も面白いので、ぜひ見てみてくださいね。





コメント