警察学校組の初登場!?「キッドVS高明 狙われた唇」のネタバレ&伏線&事件の真相。フェアリーリップは何話で何巻?

警察学校組の初登場!?「キッドVS高明 狙われた唇」のネタバレ。フェアリーリップは何話で何巻?
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2020年10月3日放送の983話〜984話「キッドVS高明 狙われた唇」

1つ前の原作回は971話〜974話「標的は警視庁交通部」でした。様々な伏線が絡んだ重要な一話でしたね。

さて、今回は多くのファンが待ちわびている「フェアリーリップ」のお話です!

服部平次や怪盗キッドなど人気キャラクターが出てくる、とても重要な物語の一つでもあります。

今回は2020年10月3日・10月10日放送のアニメ名探偵コナン983話・984話「キッドVS高明 狙われた唇 前編・後編」のあらすじとネタバレを紹介していきます。

※ここからはネタバレになるので注意してください。

この記事の目次

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アニメ「キッドVS高明 狙われた唇」は何巻?原作で何話?

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「狙われた唇」のお話はコナンの原作のお話です。単行本でいうと名探偵コナンの96巻の4作の掲載になります。

96巻「File1018:氷中File1019:入替File1020:翻弄File1021:遺品

名探偵コナン96巻に掲載されている話↓
File1:女性警察官連続殺人事件
File2:駐禁の標識
File3:「ミケ」じゃなくて
File4:氷中
File5:入替
File6:翻弄
File7:遺品
File8:代役君
File9:妙な薬
File10:世良の追求
File11:大人びてる子

もっとコナンの原作回を知りたい方はこちらをチェック↓

アニメ「キッドVS高明 狙われた唇」の登場人物

アニメ「キッドVS高明 狙われた唇」の登場人物

闇に消えた麒麟の角/キッドVS四神探偵団」の登場人物
・江戸川コナン
・毛利蘭
・毛利小五郎
・服部平次

・遠山和葉
・佐藤美和子
・高木渉
・怪盗キッド

・安室透
・諸伏高明
・大和敢助
・上原由衣
・伊達航
・松田陣平
・諸伏景光
・萩原研二
・中森銀三
・鈴木次郎吉

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アニメ「キッドVS高明 狙われた唇」のあらすじ

アニメ「キッドVS高明 狙われた唇」のあらすじ

公式HPのあらすじはこちら↓

コナンは、東京にやってきた平次、和葉とともに世界最大級のコンクパール「妖精の唇(フェアリーリップ)」が展示されている博物館“鈴木ミュージアム”にやってくる。

怪盗キッドがこの宝石を狙っているらしい。鈴木次郎吉のキッドへの挑戦状には「その宝石は全方向から速やかに見ていただける準備をしています」と書かれており……。

「キッドVS高明 狙われた唇」のネタバレ&伏線

「キッドVS高明 狙われた唇」のネタバレ&伏線

「キッドVS高明 狙われた唇」は、怪盗キッドと諸伏高明の頭脳戦はもちろん、和葉に変装したキッドに平次が振り回される、笑える展開が見どころの回です。

しかもこの出来事は、後の映画「100万ドルの五稜星」につながる因縁の始まりでもありました。

さらに後半では、スコッチと高明の関係が明かされます…!

※ここからは、ネタバレ&伏線込みで解説していきます!

① 映画「100万ドルの五稜星」に直結!平次とキッドの因縁はこの話から!

今回、怪盗キッドは和葉に変装し、平次を翻弄していました。

一方の平次は、和葉がキッドの変装だとは知らず…

そして、和葉(キッド)に対して、平次が本気でキスしそうになる場面があります(笑)

※実際にはキスはしてません

これは、劇場版「100万ドルの五稜星」で描かれる平次とキッドの険悪な関係につながる起点。

平次が冒頭で口にする“キスの恨み”は、このフェアリーリップ回を踏まえたものだったのです。

平次からすれば、和葉との大事な瞬間をキッドにかき回されたようなものなので、敵意が強くなるのも当然ですね(笑)

② スコッチの正体は高明の弟・諸伏景光だった!

後編の終盤で空気を一変させるのが、諸伏高明とスコッチを結ぶ重大な真実。

高明は届けられたスマホを見て、それが自分の弟のものだと気づきます。

そして、弟はただ警察を辞めたのではなく、公安としてどこかに潜入し、その任務の中で命を落としたのだろうと悟るのです。

そこで心の中に浮かぶ名前が「景光」。

つまり、これまで黒ずくめの組織に潜入していたスコッチの正体が、諸伏高明の弟・諸伏景光だったと明らかになったわけです。

③ 高明が弟・景光の死を悟る

高明が景光の死を知るきっかけになったのは、警視庁で受け取った差出人不明の封筒。

中に入っていたのは、中央に穴が開き、黒い染みまで残ったスマホ。

高明はそれを見ただけで弟の持ち物だと察し、さらに穴は弾痕、染みは血痕だろうと推理します。

そこで高明は、弟・諸伏景光(スコッチ)はもう亡くなったという事実を悟りました。

ここ、ちょっと悲しすぎますね…。

高明は涙するわけでもなく、静かに事実を受け入れる。

高明らしいなと思いました!

④ 高明は幼い安室透を知っていた!

高明は、封筒の送り主の正体までたどり着いていました。

景光のことを思い出した高明は、幼い頃の弟が「東京で友達ができた」「あだ名がゼロなんだ」と嬉しそうに話していた記憶を回想します。

封筒の裏にあった印を見た高明が、それをただの丸ではなく“0=ゼロ”として受け取ったのは、この思い出があったから。

そして、高明は手紙の送り主が景光の友達のゼロであることを察します。

ここから、景光と降谷零が子どもの頃からつながっていたこと、そして高明もまた降谷零の存在を昔から知っていたことが示されたというわけです。

長野県警の高明、公安の零、そして景光――別々に見えていた人物たちの線が、この回で一気につながっていきました。

アニメ「キッドVS高明 狙われた唇」の事件の流れ

アニメ「キッドVS高明 狙われた唇」の事件の流れ

「キッドVS高明 狙われた唇」は、平次と和葉の東京行きから始まり、鈴木ミュージアムでのフェアリーリップ展示へつながります。

怪盗キッドの華やかな盗難ショーに見えて、平次の告白未遂、高明の推理、景光の遺品まで重なるかなり濃い前後編。

事件は殺人ではなく、妖精の唇(フェアリーリップ)をめぐる盗難・返還劇です。

氷柱、偽の宝石、和葉変装、所有権の食い違いが一本線でつながり、最後には警察学校組と公安の重い余韻へ切り替わります。

平次と和葉が東京へ向かう

物語は、服部平次と遠山和葉が東京へ向かうところから始まります。

ここで平次は、新一と蘭の進展を意識しており、和葉への告白もかなり視野に入っています。

怪盗キッド回なのに、入口から平次の恋愛ムードが重なっているのがこの回の楽しいところです。

平次は今回こそ和葉へ伝えたいという気持ちを抱えているように見えます。ただ、視聴者としては「また何かに邪魔されるのでは」と思ってしまうんですよね。実際、この恋愛ムードは後のキッド変装と最悪の形で絡みます。

ラブコメの期待が、怪盗事件の仕掛けに飲み込まれていく前振りになっています。

鈴木ミュージアムで妖精の唇が展示される

鈴木次郎吉は、ビッグジュエル「妖精の唇(フェアリーリップ)」を巨大な氷柱の中に展示。

全方向から見られる状態で守られ、硬質ガラスの展示室やセンサーも用意されています。

宝石の美しさとキッド対策の緊張感が同時に立ち上がる、いかにも怪盗キッド回らしい導入です。

ここで視聴者が気になるのは、氷柱の中の宝石をキッドがどう盗むのかです。普通に手を出せない状況だからこそ、氷の融解や展示室の構造が後で効いてきます。

守りが固いほど、キッドがどこから崩すのか見たくなるんですよね。

中森警部と諸伏高明が現場にいる

現場には中森銀三だけでなく、諸伏高明もいます。

これにより、いつものキッド対コナンだけではなく、キッド対高明という知恵比べの空気が生まれます。

高明がいるだけで、怪盗キッド回の推理面が一段引き締まるのが印象的です。

中森警部はキッド逮捕に燃え、高明は落ち着いて状況を読みます。この対比も面白いです。派手に警戒する中森と、静かに仕掛けを見抜こうとする高明。

宝石を守る現場に、長野県警の知性が入ってくることで、事件の見え方が少し変わります。

鳥越苗路と山本萌奈が所有権をめぐって対立する

妖精の唇をめぐって、鳥越苗路と山本萌奈が所有権を主張。

鳥越は名目上の所有者として振る舞いますが、山本萌奈側には祖父由来の主張があります。

単なる宝石盗難ではなく、「本当は誰のものなのか」という返還劇の軸がここで立ち上がります。

この所有権問題があるから、キッドの行動の意味も変わります。

盗んで終わりではなく、誰のもとへ戻るべき宝石なのかを見ているように感じられるんですよね。

宝石の美しさだけでなく、持ち主の背景まで事件の芯になっているのが良いです。

怪盗キッドが機動隊員に紛れて下見する

怪盗キッドは、機動隊員に紛れて現場を下見しています。守りが固いはずの展示現場に、すでにキッドが入り込んでいると分かる場面です。

警備側が気合いを入れているほど、キッドの潜入が痛快に見えます。

ここで気になるのは、キッドがどこまで準備を進めているのかという点。

現場の構造、氷柱、展示室の状況を下見しているからこそ、後の氷トリックが成立します。この段階で、キッドはただ予告を出すだけではなく、もう勝負の盤面に入っているんですよね。

キッドの予告状が届く

キッドから妖精の唇を狙う予告状が届き、警備側と怪盗側の対決が本格化します。

鈴木次郎吉と中森警部は当然燃えますし、コナンと高明は冷静に仕掛けを読もうとします。

展示イベントの空気が、ここで完全に怪盗キッドとの勝負へ切り替わります。

氷柱の中の宝石、展示室のセンサー、全方向から見られる警備。これだけ条件がそろうと、普通なら盗めません。

でもキッド回では、そこからどうひっくり返すかが見どころ。

予告状が届いた瞬間、場の空気が一気にショーへ変わるのが気持ちいいです。

キッドが和葉に変装する

怪盗キッドは、和葉に変装して行動します。この変装が、事件のトリックだけでなく、平次の告白ムードにも大きく絡んできます。

平次が和葉へ想いを伝えたいタイミングで、相手がキッドになっているのがかなり残酷で面白いです。

和葉に見える人物の言動には、後でコナンが違和感を持つ要素が出てきます。

変装トリックが恋愛のすれ違いまで作ってしまうのが、キッド回らしいズルさです。

氷の中に大量の妖精の唇が増えたように見える

事件が大きく動くのは、氷柱の中に大量の妖精の唇が増えたように見える場面です。本物が守られていたはずの氷の中で、同じ宝石がいくつも現れたように見えます。

盗むどころか増やして見せるという発想が、怪盗キッドらしくて華やかです。

ただ、ここで大事なのは、本当に宝石が増えたわけではないことです。

フローラルアイスパフォーマンスを応用した演出によって、氷中に大量の宝石があるように見せています。見えているものがそのまま真実ではない、という怪盗回の快感がここにあります。

高明がフローラルアイスパフォーマンスを見破る

諸伏高明は、氷の中に宝石が増えたように見える仕掛けをフローラルアイスパフォーマンスだと見破ります。

ここで高明の観察力がしっかり効いてきます。

キッドの華やかな演出に対して、高明が静かにロジックで迫る構図がかなり気持ちいいです。

キッドのトリックは派手ですが、高明の見破り方は落ち着いています。この温度差が良いです。ショーのような怪盗の演出と、静かな警察官の推理がぶつかる。

タイトルの「キッドVS高明」が、ここでかなり分かりやすく立ち上がります。

コナンが和葉の正体を怪盗キッドと見抜く

コナンは、和葉の言動や姿勢から、彼女が怪盗キッドの変装だと見抜きます。

キッドは見た目だけで相手をだますのが得意ですが、コナンは細かな違和感を拾います。

見た目ではなく、その人らしさのズレで変装を崩すのがコナンらしくて痛快です。

この見破りは、事件解決だけでなく平次の告白未遂にも関わります。平次が気持ちを向けている相手が、本物の和葉ではない。そこが後でかなり効いてきます。

変装トリックとラブコメのズレが一本線でつながるのが、この回の面白いところです。

平次が偽の和葉に告白しかける

平次は、和葉へ告白しようとします。しかし、その相手は怪盗キッドの変装。

平次の本気が見えているだけに、相手が偽物というズレがかなりもどかしいです。

ここは笑える場面でもありますが、平次の恋愛軸としては大きいです。新一と蘭の進展を意識して、平次も前へ出ようとしている。それなのに、また届きません。

告白未遂が続くことで、平次と和葉のラブコメの焦れったさがさらに積み重なります。

キッドがフェアリーリップを回収し、山本萌奈へ返す

キッドは、偽のフェアリーリップで警備側を混乱させながら、本物を回収します。そして最終的には、真の所有者側である山本萌奈へ返します。

盗難劇として始まった事件が、最後には返還劇として着地するのが気持ちいいです。

鳥越苗路は偽所有者だと明らかになります。

鳥越の主張とコンクパールの由来が食い違い、山本萌奈の祖父由来の話が真の所有者側を示します。

キッドがただ盗むのではなく、宝石の行き先まで見ているように感じられるのが温かいです。

高明が伊達航のロッカーからの封筒を受け取る

事件後、高明は佐藤美和子と高木渉から、伊達航のロッカーに残されていた封筒を受け取ります。

キッド事件が解決したあとに、空気が一気に静かになります。

ここから先は宝石の話ではなく、諸伏景光/スコッチの過去へつながる本筋パートです。

封筒の中には壊れた携帯電話が入っています。高明はそれを通して、弟に関わる情報へ触れます。

華やかなキッド回の終盤に、遺品という重い小道具が出てくる落差が胸にきます。

高明が「ゼロ」という呼び名を思い出す

壊れた携帯電話から、諸伏高明は弟・景光が公安として潜入し、死亡したことを悟ります。

そして、景光の友人に「ゼロ」と呼ばれる人物がいたことを思い出します。

この一語で、景光の過去が降谷零/安室透へつながっていきます。

ただし、この回で高明が安室透=降谷零だと完全に認識するわけではありません。

確定するのは、「ゼロ」という呼び名を思い出すところまで。

答えを出し切らず、公安と警察学校組の余韻だけを強く残す終わり方がかなり刺さります。

  • 平次と和葉が東京へ向かう。
  • コナンたちは鈴木ミュージアムで妖精の唇(フェアリーリップ)を見る。
  • 鈴木次郎吉が妖精の唇を巨大な氷柱の中に展示する。
  • 中森警部と諸伏高明が現場にいる。
  • 鳥越苗路と山本萌奈が、妖精の唇の所有権をめぐって対立する。
  • 怪盗キッドが機動隊員に紛れて下見している。
  • キッドの予告状が届く。
  • キッドが和葉に変装する。
  • 氷の中に大量の妖精の唇が増えたように見える。
  • 高明がフローラルアイスパフォーマンスだと見破る。
  • コナンが和葉の正体を怪盗キッドと見抜く。
  • 平次が偽の和葉に告白しかける。
  • キッドがフェアリーリップを回収し、山本萌奈へ返す。
  • 鳥越苗路が偽所有者だったと分かる。
  • 高明が伊達航のロッカーからの封筒を受け取る。
  • 壊れた携帯電話から、諸伏景光/スコッチへつながる。
  • 高明が弟の公安潜入と死を悟る。
  • 高明が「ゼロ」という呼び名を思い出す。

アニメ「キッドVS高明 狙われた唇」の事件の真相

キッドは今回、妖精の唇(フェアリーリップ)を盗み、真の所有者側である山本萌奈へ返そうとしていました。

今回は怪盗キッドによる盗難・返還劇

怪盗キッドによる妖精の唇(フェアリーリップ)の盗難・返還劇として整理します。

犯人を殺人犯として探す回ではなく、キッドがどのように宝石を盗み、どこへ返すのかを見る回です。

盗難実行者は怪盗キッドで、読者視点の正体は黒羽快斗です。また、所有権を偽っていた人物は鳥越苗路です。人的被害者は出ていません。

鳥越苗路は当初の名目上の所有者ですが、最終的には偽所有者だと明らかになります。

盗難対象は、世界最大級のコンクパールである妖精の唇です。そして真の所有者側として扱われるのが山本萌奈です。

キッドは宝石を盗み出しますが、最終的には山本萌奈へ返します。ここを押さえると、単純な盗難事件ではなく、キッドらしい返還劇として見えます。

動機:偽所有者を見極め、本来の持ち主側へ返す

怪盗キッドの行動の背景には、妖精の唇の所有権問題があります。

鳥越苗路は自分の所有物として振る舞っていましたが、山本萌奈は祖父由来のものだと主張。

キッドはこの対立の中で、鳥越の主張に疑問を持ち、宝石の本来の持ち主側を見極めるように動きます。

背景

鳥越苗路は、妖精の唇を自分の所有物として扱っています。一方で、山本萌奈はその宝石が祖父由来のものだと主張します。

この所有権の食い違いが、キッドの盗難劇にもう一つの意味を与えています。

もし単に価値ある宝石を盗むだけなら、キッドの行動は派手なショーで終わります。けれど今回は、宝石が誰のものなのかという問題が同時に走ります。だからこそ、キッドの盗みは最終的に返還へ向かう動きとして見えてきます。

引き金

引き金になるのは、妖精の唇をめぐる鳥越苗路と山本萌奈の所有権争いです。

そこへ怪盗キッドが予告を出し、事件は一気にキッド対警備側の勝負へ変わります。

宝石を守る展示イベントが、所有権を見極める舞台にもなっていきます。

鈴木次郎吉はキッド対策として巨大な氷柱の中に宝石を展示します。守りは固く見えますが、キッドはその展示条件まで利用して動きます。

所有権問題と氷の展示が重なり、事件の見せ方がかなり華やかになります。

決定打

決定打は、鳥越苗路の所有者としての主張が、コンクパールの由来と合わないことです。

鳥越の「三重県・英虞湾で発見した」という主張と、妖精の唇の由来には食い違いがあります。

山本萌奈の祖父が海外の人物から譲り受けた由来が、真の所有者側を示します。

この流れによって、キッドは最終的にフェアリーリップを山本萌奈へ返します。盗んで終わりではなく、戻すべき場所へ戻す。キッドの行動に、怪盗としての美学と後味の良さが出ています。

トリック:和葉変装と氷中宝石増殖の演出

キッドのトリックは、和葉への変装と、氷柱の中に妖精の唇が大量に増えたように見せる演出が中心です。フローラルアイスパフォーマンスを応用し、本物と偽物を混ぜて警備側を翻弄します。さらに、氷の融解と展示室の状況を利用して本物を取り出します。

準備

キッドはまず和葉に変装します。さらに、展示室の構造、巨大な氷柱、冷房、氷の融解を利用する準備を整えます。

人に化ける変装と、氷を使った視覚演出の両方を組み合わせているのがこのトリックの肝です。

また、氷柱の中に大量の宝石が増えたように見せるため、フローラルアイスパフォーマンスを応用した演出を用意。

偽のフェアリーリップも使い、警備側を混乱させます。

盗む前から、見えているものの前提を崩す仕込みが始まっています。

実行

キッドは和葉に変装した状態で展示室に関わります。そして氷の中に妖精の唇が大量に増えたように見せます。

守られていた宝石が増えたように見えることで、警備側の認識が一気に揺さぶられます。

本物と偽物を混ぜて警備側を翻弄しながら、キッドは氷の融解と展示室の状況を利用して本物のフェアリーリップを回収。

派手な見た目の裏で、氷の変化を利用しているのが面白いです。

ショーのような演出と、現場条件を使う実行手順がきれいに噛み合っています。

発覚回避

キッドは偽のフェアリーリップで混乱を作り、本物の位置や状態を分かりにくくします。

氷の中に大量の宝石が増えたように見せることで、どれが本物なのか、そもそも何が起きたのかを一度見失わせます。

警備側の目を増えた宝石へ向けさせることで、本物の回収を隠していました。

さらに和葉に変装しているため、平次たちの感情面にも入り込めます。平次の告白ムードまで利用される形になるのが、かなりキッド回らしいです。変装による人間関係の揺さぶりと、氷の視覚トリックが同時に走っています。

綻び

綻びは、高明がフローラルアイスパフォーマンスを見破るところから見えます。

氷の中で宝石が本当に増えたわけではなく、演出としてそう見えているだけだと整理されます。

「宝石が増えた」という派手な見せかけが、知識と観察で崩れるのが気持ちいいです。

さらに、コナンは和葉の言動や姿勢から、彼女が怪盗キッドの変装だと見抜きます。見た目ではなく、その人らしさのズレを拾うのがコナンらしいです。氷のトリックは高明が崩し、変装はコナンが崩す形になっているのが綺麗です。

決め手:氷の演出、和葉の違和感、コンクパールの由来

決め手は複数あります。まず、フローラルアイスパフォーマンスの知識が、「氷の中で宝石が本当に増えた」という見せかけを崩します。

高明の冷静な推理によって、キッドの華やかな演出が現実的な仕掛けとして見えてきます。

次に、和葉の言動や姿勢の違和感が、キッドの変装を崩します。平次が和葉へ告白しようとしているため、変装が恋愛面にも影響するのが面白いです。

コナンが細かな違和感から正体へ届くことで、変装トリックの気持ちよさが出ています。

さらに、妖精の唇が世界最大級のコンクパールであることと、その由来が重要です。鳥越苗路の「三重県・英虞湾で発見した」という主張は、コンクパールの由来と合いません。山本萌奈の祖父が海外の人物から譲り受けた話が、真の所有者側を示します。

宝石の出自が、鳥越の所有権主張を崩す決定打になります。最後に、事件後の高明パートでは、伊達航のロッカーから見つかった封筒と壊れた携帯電話が決め手になります。

これはキッドの犯行を暴く証拠ではありません。

高明を諸伏景光/スコッチの過去へつなげる、シリーズ全体の決定的な小道具です。

結末:フェアリーリップは山本萌奈へ返り、高明は景光の遺品へたどり着く

結末では、怪盗キッドが妖精の唇を盗み出します。しかし最終的には、真の所有者側である山本萌奈へ返します。

この回は盗難事件でありながら、最後は本来の持ち主側へ戻る返還劇として着地します。

鳥越苗路は偽所有者だと明らかになります。フェアリーリップの所有権問題はここで整理され、キッドの行動にも意味が見えてきます。

一方で、平次は和葉へ告白を進めようとしますが、相手がキッドの変装だったため、告白は成立しません。宝石は戻るのに、平次の恋だけはまた戻される感じがもどかしいです。

事件後、諸伏高明は佐藤と高木から、伊達航のロッカーに残されていた封筒を受け取ります。

封筒の中には壊れた携帯電話があり、高明は弟・諸伏景光が公安として潜入し、死亡したことを悟ります。

そして、景光の友人に「ゼロ」と呼ばれる人物がいたことを思い出します。

キッド事件の華やかさのあとに、公安と警察学校組の重い余韻が残る終わり方です。

アニメ「キッドVS高明 狙われた唇」はhuluやアマプラはある?

アニメ「キッドVS高明 狙われた唇」はhuluとAmazonPrimeVideoで配信されています。

コナンを取り扱っているVODでは、様々なアニメコナンが見れるので登録をおすすめします!

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「キッドVS高明 狙われた唇」の感想&まとめ

「キッドVS高明 狙われた唇」の感想&まとめ

妖精の唇を氷柱に封じた挑戦状にキッド襲来。高明の冷徹推理がマジックを見破り、和葉に化けたキッドで平次の恋は大炎上…。

最後は差出人不明の封筒が胸を刺す余韻濃厚な2話でした。

①:キッド回が“高明参戦”で一気に頭脳戦へ

鈴木ミュージアムの“氷柱の中の妖精の唇”という展示がまず勝ち

硬質ガラスの部屋で全方向から見せる次郎吉の挑戦状に、キッドが身構えるのも当然です。さらに持ち主を名乗る宝石ブローカーと“本当は祖母の物”だと言う女性が揉め、宝石にドラマが乗るのも上手いですね。

そこへ諸伏高明が参戦し、マジックを「フローラルアイスパフォーマンス」と即見破る静かな圧で一気に頭脳戦に。キッドが珍しく焦る表情まで見せるのが痺れました。封筒を受け取りに来ただけで現場に立つ高明の“仕事人感”も渋く、冷静に場を制する姿が頼もしい。

②:平次の恋心が最大の罠…“唇”の名に偽りなし

この回の“唇”担当は平次。

清水の舞台で新一が蘭にキスした件に対抗して、和葉への告白プランを温め続ける平次がまず可愛い

そこへキッドが“和葉に変装”して割り込み、平次の恋心を利用して情報を引き出すのが鬼畜で笑えます。コナンは言動で偽物を早々に見抜き、蘭や小五郎も『平次は気づいた上で捕まえるため一緒にいる』と泳がせる判断に回るのに、肝心の平次は最後まで確信が揺れる塩梅が絶妙です。

二人きりの場面は甘酸っぱさとホラーが同居し、視聴者側も『唇、止まれ!』と祈りながら見守る羽目になります。恋愛回の皮を被った怪盗回として大満足でした。

エピローグの“遺品”が重すぎて、胸に残る

事件後のエピローグが、この2話を“ただのキッド回”で終わらせない決定打。

高明が警視庁で受け取った差出人不明の封筒の中身が、弾痕のある携帯=亡き弟・諸伏景光(スコッチ)の遺品だと判明し、軽快な変装劇が一瞬で縦軸の痛みに塗り替わります。

しかも封筒は伊達刑事のロッカーに眠っていたもの。公安に潜入して散った弟の最期、そして“ゼロ”という呼び名まで繋がる回想が胸をえぐりました

笑って見ていたのに、最後は静かに震える…この余韻がたまらない。高明が“知らなかった真実”を飲み込む表情が切なく、次の大きな波を予感させました。鳥肌ものでした。

長野県警の組織図や相関図についてはこちら↓

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