領域外の妹初登場!!「赤い女の惨劇 湯煙/悪霊/復讐」のネタバレ&伏線&真犯人は誰?

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2014年10月11日放送の「赤い女の惨劇(湯煙)(悪霊)(復讐)」

前回のアニメ放送は「シェアハウスの死角」でした。

長野県で起きた事件と連携するお話なため、有能な長野県警が登場するお話でもあります。

また、コナンが質問することで赤井ファミリーについて知ることができるお話です。最後の最後には領域外の妹が…。

今記事では754話〜746話「赤い女の惨劇(湯煙)(悪霊)(復讐)」は原作のお話なのか?アニオリなのか?などを簡単なあらすじを含めて解説します。

※ここからは簡単なネタバレを含むため、注意してください。

この記事の目次

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以下記事ではアニメコナンの最新情報を更新してるので、ぜひチェックしてください↓

【関連】アニメ「名探偵コナン」の最新話は何話?

アニメ754話〜746話「赤い女の惨劇(湯煙)(悪霊)(復讐)」は何巻?原作で何話?

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アニメ放送されている「赤い女の惨劇(湯煙)(悪霊)(復讐)」は原作コナンの話となり、対象の単行本は82〜83巻です!

名探偵コナン82巻「File872:赤女」

名探偵コナン83巻「File873:赤い悪魔、File874:赤き昔日、File875:赤の悲劇」

名探偵コナン82巻に掲載されている話↓
File1:鉄壁
File2:暗転
File3:雌雄
File4:三毛猫の大尉
File5:猫を被って
File6:イタズラっ子
File7:招き猫
File8:ないのよ…
File9:願いが叶った時に…
File10:赤バッジ
File11:赤女

名探偵コナン83巻に掲載されている話↓
File1:赤い悪魔
File2:赤き昔日
File3:赤の悲劇

File4:恋愛小説家
File5:世良に似た女の子
File6:電話と海と私
File7:探偵の師匠
File8:エビス橋
File9:麻薬取引現場
File10:水色の想い出

アニメ「赤い女の惨劇(湯煙)(悪霊)(復讐)」の簡単なあらすじ

公式HPのあらすじはこちら↓

世良真純に誘われて、コナン、蘭、園子は、山奥にある貸し別荘へ向かっていた。貸し別荘には世良の兄の高校時代の友人で、高校のアウトドア部だった峰岸珠美、河名澄香、薄谷昌家、任田甚輔の4人も訪れていた。

実は15年前に貸し別荘の近くで殺人事件があり、その犯人は「赤女」と呼ばれていまだに恐れられている場所だった。その赤女の事件から3年後には、薄谷たちの同級生の伊元聡子が底無し沼で遺体が発見されていた。4人は聡子の遺体が発見された日に、毎年、貸し別荘に集まっていたが、「赤」にまつわる奇妙な出来事が何度か起こっていた。

そこで世良の兄に解決してもらおうと依頼し、その代理として女子高生探偵の世良が調べることになったのだ。ホコリまみれの貸し別荘をみんなで掃除していると、風呂場を掃除していたはずの薄谷昌家が、トマトで水面を覆われていたバスタブの中から遺体として発見される。

一連の奇妙な出来事もあり赤女の犯行を疑うが、長野県警の上原刑事によると、赤女と呼ばれていた殺人犯の嶽野駒世は、すでに死亡が確認されているとのこと。そして今度は澄香が何者かに包丁で斬りつけられる。はたして赤女はまだ生きているのか…!?

https://websunday.net/episode/12156/

アニメ「赤い女の惨劇(湯煙)(悪霊)(復讐)」の登場人物

「赤い女の惨劇(湯煙)(悪霊)(復讐)」の登場人物
・江戸川コナン
・毛利蘭
・鈴木園子
・世良真純
・大和敢助
・上原由衣
・諸伏高明

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アニメ「赤い女の惨劇(湯煙)(悪霊)(復讐)」のhuluやアマプラはある?

アニメ「赤い女の惨劇(湯煙)(悪霊)(復讐)」はhuluとAmazonPrimeVideoで配信されています。

コナンを取り扱っているVODでは、様々なアニメコナンが見れるので登録をおすすめします!

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アニメ「赤い女の惨劇(湯煙/悪霊/復讐)」のネタバレ&伏線

「赤い女の惨劇」は、山奥の貸し別荘で起こるホラー調の殺人事件でありながら、世良真純まわりの縦軸も静かに動く三部作です。

赤い女の怪談、過去の水死、浴槽の異様な光景といった事件内の怖さが前面に出ますが、それだけで終わらないのがこの回の濃さです。

事件本筋は薄谷昌家殺害と、河名澄香への斬りつけ事件として解決します。一方で、世良の2番目の兄、スマホ写真の少女、コナンと世良の探り合いが残るため、見終わったあとに別軸の不穏さも引っかかるんですよね。

世良真純の2番目の兄が依頼に関わる

この回でまず大きいのは、世良真純の2番目の兄が貸し別荘の依頼に関わっていること。

世良が代理で長野県の山奥にある貸し別荘へ向かい、そこにコナン、蘭、園子も同行する流れになります。事件の入口がただの旅行や偶然ではなく、世良の家族側から差し込まれているのが、初見でもかなり引っかかります。

ここで大事なのは、この回単体では2番目の兄の名前や詳しい正体までは明かされないこと。

あくまで「世良の家族が依頼に関わっている」と分かる段階で止まるので、事件そのものとは別に、世良家方面の謎がじわっと残ります。

貸し別荘の怪事件に見えて、導入の時点から世良家の縦軸が混ざっているのが上手いです。

世良のスマホに写る少女が登場する

事件後、コナンが世良真純のスマホに写る少女の写真を見る場面は、この三部作のラストに残る大きな引きです。

赤女事件そのものは解決へ向かいますが、最後に世良と少女のツーショット写真が差し込まれることで、物語の視線が一気に世良家方面へ切り替わります。ホラー事件の余韻が冷めきらないところに、まったく別の不穏さが重なるのがゾクッとします。

この回で確定するのは、世良のスマホにその少女の写真があること、そしてコナンがそれを見て違和感を抱くこと。

後の「領域外の妹」関連へつながる情報ではありますが、ここではあくまで写真とコナンの反応が残る段階です。

長野県警の大和敢助・諸伏高明・上原由衣が再登場する

「赤い女の惨劇」は、長野県警の上原由衣、大和敢助、諸伏高明が関わる事件としても見応えがあります。

上原由衣が現在の貸し別荘事件に入り、大和敢助と諸伏高明は15年前の赤女事件に関わる報告書の誤りや包丁の行方を追っていきます。怪談めいた雰囲気に、長野県警の硬派な捜査が入ることで空気が一気に締まるんですよね。

この三人がいると、事件の見え方がかなり重厚になります。

赤いレインコートや怪奇現象だけならホラー寄りの不安が強いですが、長野県警が過去資料を掘り返すことで、怖さが現実の事件へ引き戻されます。

大和と諸伏が別方向から真相へ近づいていく流れは、長野県警回ならではの頼もしさがあります。

終盤では、大和敢助と諸伏高明が香川志信を止めます。

ここは、薄谷殺害とは別に走っていた15年前の復讐を収束させる場面です。ホラー風の事件を、最後は警察の捜査力と制止で締めるところがかなり気持ちいいです。

赤女の恐怖に飲まれきらず、人間の事件として決着させる感じが長野県警らしいです。

アニメ「赤い女の惨劇(湯煙/悪霊/復讐)」のあらすじ&事件の流れ

第754話・第755話・第756話は、世良真純の2番目の兄からつながる依頼をきっかけに、長野県の山奥にある貸し別荘へ向かう三部作です。森、底なし沼、赤い女の目撃、過去の事件が重なり、最初からかなり不穏な空気があります。

事件の流れで面白いのは、怪談のように見える赤い演出が、最終的には人間の復讐とトリックとして解体されていくところです。さらに最後には世良のスマホ写真が残るので、事件解決のあとも別の謎が引っかかります。

世良真純が2番目の兄の依頼で貸し別荘へ向かう

物語は、世良真純の2番目の兄が依頼を受け、世良が代理で長野県の山奥にある貸し別荘へ向かうところから始まります。

コナン、蘭、園子もその流れに同行し、閉じた山奥の舞台へ入っていきます。導入の時点で、ただの別荘行きではなく、世良の家族情報が絡んでいるのが引っかかります。

この場面で気になるのは、2番目の兄が誰なのか、なぜ世良が代理で動くのかという点です。

まだ事件の全体像は見えませんが、世良の家族が依頼経路にいるだけで、単発事件以上の匂いが出ます。日常から貸し別荘へ移るだけでなく、世良家方面の不穏さも一緒に持ち込まれる導入です。

そして、舞台が長野の山奥というのも効いています。街中の事件とは違い、森や底なし沼が近くにあることで、逃げ場の少ない閉塞感が生まれます。ここからホラー調の赤女事件へ落ちていく準備が、かなり丁寧に整えられています。

森で赤いレインコートの女が目撃される

貸し別荘へ向かう途中、蘭と園子は森で赤い服の女を目撃します。

この瞬間に、物語の空気が一気に冷えます。世良の依頼という少し謎めいた導入から、今度は「本当に何かが出たのでは」と感じさせるホラー方向へ切り替わるんですよね。

赤いレインコートの女は、現在の事件で“赤女”を装う人物がいる可能性を感じさせる存在です。ただ、この時点では誰なのか、過去の赤女と関係があるのかは分かりません。

目撃だけで正体が見えないからこそ、森の中に赤だけが浮かぶ画がかなり不気味です。

蘭と園子が怖がることで、視聴者側にも同じ緊張が伝わります。コナンの事件では、こうした怪談めいた導入が後から人間の仕掛けとして解かれることが多いですが、それでも初見の怖さは強いです。

この赤い女の目撃が、別荘に入る前から事件全体の温度を下げています。

貸し別荘にアウトドア部メンバーが集まる

貸し別荘には、峰岸珠美、河名澄香、薄谷昌家、任田甚輔が集まっています。

彼らは過去に同じアウトドア部だったメンバーであり、この関係性が現在の事件へつながっていきます。舞台と容疑者がそろう場面ですが、昔の仲間らしい明るさより、どこか気まずい空気が漂うのが印象的です。

ここで引っかかるのは、なぜこのメンバーが集まっているのか、過去に何があったのかという点です。単に赤女の怪談が出るだけではなく、集まった人物たちが何かを共有している感じがあるんですよね。

怪談の怖さに、人間関係の重さが混ざり始める場面です。

薄谷、澄香、任田、珠美の立ち位置やアリバイも、後の事件で効いてきます。

特に、過去の伊元聡子の死に関わる空気が少しずつにじむため、別荘内の会話がただの状況説明で終わりません。

赤女の噂よりも、そこにいる人間たちの沈黙の方が怖くなっていきます。

15年前の赤女事件と12年前の伊元聡子の水死が語られる

貸し別荘では、15年前に嶽野駒世が“赤女”として語られる事件があったこと、さらに12年前に伊元聡子が底なし沼で死亡していることが語られます。

ここで、赤い女の怪談はただの噂ではなく、実際の死と結びついた重い過去へ変わります。

この場面の怖さは、過去事件が一つではないところです。15年前の夫殺害事件として語られる赤女の存在があり、さらにアウトドア部メンバーの近くでは聡子の水死がある。

別々に見えた過去が、現在の貸し別荘の不気味さを一段深くしています。

視聴者としては、15年前の赤女事件と12年前の聡子の死がどう関係するのか、現在の怪奇現象は誰が何のために起こしているのかが気になります。

蘭や園子の恐怖も、単なる怪談に対するものではなくなります。

「怖い噂」から「実際に人が死んでいる過去」へ落ちる瞬間が、この回の後味を重くしています。

赤いリンゴ・赤いバラ・赤いペンキの怪奇現象が起こる

貸し別荘では、赤いリンゴ、赤いバラ、赤いペンキなど、赤にまつわる不気味な現象が続きます。

赤女の存在を思わせる演出が重なることで、別荘内の空気はどんどん冷えていきます。赤い物が出るたびに、過去の赤女が現在へ戻ってきたような錯覚を起こすのが怖いです。

ただ、ここで重要なのは、これらが単なる怪奇現象ではないこと。

後から見ると、薄谷昌家を怖がらせるために澄香が仕掛けた演出として意味を持ちます。

ホラーとして見せていた赤い小道具が、復讐のための心理的な追い詰めに変わるのがゾクッとします。

この段階では、誰が仕掛けたのか、なぜ薄谷が狙われているように見えるのかがまだ分かりません。だからこそ、赤い物が出るたびに「次は何が起こるのか」という不安が増していきます。

色の演出だけで別荘内の温度を下げていく見せ方がかなり巧いです。

緑色の浴槽に大量のトマトが浮かび、薄谷昌家の遺体が見つかる

事件が決定的に動くのは、緑色の湯だった浴槽に大量のトマトが浮かび、その底から薄谷昌家の遺体が見つかる場面です。

赤と緑の色の対比が強烈で、ホラー演出が一気に殺人事件の現実へ変わります。見た目のインパクトだけでもかなり強い場面です。

ここで視聴者が引っかかるのは、なぜトマトが突然浮かんだのか、なぜ蘭たちが最初に湯加減を見た時には気づかなかったのかという点です。

遺体はいつから浴槽にあったのかという疑問も出てきます。実はこの時点で、遺体と完熟トマトはすでに緑色の湯の底に沈んでいた可能性があるわけです。

コナンと世良は、怪奇現象としてではなく仕掛けとして現場を見始めます。赤女の恐怖が、推理の対象へ変わる瞬間です。恐怖の画として見せた浴槽が、後でトマトと塩分濃度のロジックへつながるのが気持ちいいです。

長野県警が捜査に入り、過去事件も動き出す

薄谷昌家の遺体発見後、上原由衣が現在の事件捜査に入り、大和敢助と諸伏高明も過去事件を追い始めます。

ここで事件は、貸し別荘内の殺人だけでなく、15年前の赤女事件との接点も含む本格捜査へ広がります。ホラーの霧が、警察の手で少しずつ現実へ戻されていく感じが良いです。

15年前の報告書の誤りや、包丁の行方が問題になることで、赤女の正体や香川志信の存在に近づいていきます。

このあたりは、現在の薄谷殺害とは別軸の真相に関わる部分です。

一つの殺人事件を解くだけでなく、過去の記録のズレまで掘り返すのが長野県警回らしい重厚さです。

大和と諸伏が動くと、場の緊張感がぐっと締まります。上原由衣が現場を支え、大和敢助と諸伏高明が過去へ踏み込む構図も頼もしいです。赤女の怪談に対して、長野県警の捜査力が正面から入っていく流れが胸熱です。

河名澄香が“赤女”に斬りつけられる

事件の中盤で、河名澄香が赤女のように現れた人物に斬りつけられます。ここで物語の構図が一気にひっくり返ります。

澄香は薄谷殺害犯でありながら、同時に別の襲撃事件の被害者にもなるため、単純な犯人当てでは済まない空気になります。

この場面で引っかかるのは、澄香を襲った赤女は誰なのか、薄谷殺害犯と同一人物なのかという点です。もし犯人が一人なら説明しやすいですが、実際には復讐の軸が複数重なっています。

「赤女」が一つの正体ではなく、別々の怒りを背負う仮面として使われているのが怖いです。

周囲の混乱も強まります。犯人候補だった人物が襲われることで、視聴者も一度判断を揺さぶられるんですよね。この襲撃によって、薄谷殺害と15年前の赤女事件が別の線として走っていることが見え始めます。

トマトと塩、バットと扇風機のトリックが解かれる

コナンと世良は、浴槽のトマトと塩分濃度、さらにバットと扇風機による掃除機音の偽装を見抜いていきます。

ここで、怪奇現象に見えたものが一気にロジックへ変わります。

緑色の湯、大量のトマト、2階から聞こえた掃除機音が、全部バラバラではなく一本線でつながるのが気持ちいいです。

トマトと塩を使った実験によって、完熟トマトが塩分濃度で浮くことが示されます。さらに、澄香の袖口についた塩の結晶は、彼女が浴槽の中に手を入れていたことを示す材料になります。

最初に湯加減を確認した時点で遺体とトマトが沈んでいた可能性が、ここで現実味を持ってきます。

任田のバットの粘つきと扇風機も、澄香のアリバイを崩します。2階で掃除をしていたように聞こえた音は、本物の掃除機ではなく、仕掛けで作られた音でした。

ホラーの怖さが推理で解体される快感と、復讐の真相へ近づく重さが同時に来る場面です。

河名澄香の動機と伊元聡子の死の真相が明らかになる

薄谷昌家殺害の犯人は、河名澄香だと判明。

澄香は、伊元聡子の死に薄谷が関わっていたことを知り、復讐として薄谷を殺害しました。赤いリンゴ、赤いバラ、赤いペンキなどの怪奇現象も、薄谷を怖がらせるために澄香が仕掛けたものです。

聡子は、赤女に扮して仲間を驚かせる予定でした。

そのいたずらに薄谷が関わっていましたが、聡子が約束場所におらず、薄谷は怖くなってその事実を言い出せませんでした。澄香は、薄谷が正直に話していれば聡子は助かったかもしれないと考え、薄谷を許せなくなったわけです。

ここで、推理の爽快感はかなり苦い方向へ変わります。薄谷の沈黙、聡子の死、澄香の怒りが一本につながると、赤女の怪談より人間の後悔の方が重く見えてきます。

澄香の怒りには理由がありますが、復讐として殺人を選んだことで救いはなくなります。

香川志信の正体が明かされ、大和敢助と諸伏高明が止める

河名澄香を斬りつけた“赤女”の正体は、香川志信でした。

香川志信は15年前の事件で殺された男性の愛人で、嶽野駒世への復讐を狙っていました。

ここで、現在の薄谷殺害とは別に、15年前の赤女事件に関わる復讐の線が回収されます。

香川志信の正体へつながるのは、15年前の報告書の誤りや包丁の行方です。赤女が警官を斬ったのではなく、包丁を投げた可能性があり、その包丁を持ち去れた人物として香川の存在が浮かびます。

過去の記録の小さなズレが、現在の襲撃犯へつながるのがかなり緻密です。

最後は、大和敢助と諸伏高明が香川志信を止めます。復讐がさらに血を呼ぶ前に止まることで、事件はようやく収束へ向かいます。

澄香の復讐と香川の復讐が重なった後味はかなり苦く、赤女という言葉に複数の恨みが乗っていたことが分かります。

世良のスマホ写真をコナンが見る

事件後、コナンは世良真純のスマホに写る少女の写真を見ます。

赤女事件の真相が整理されたあと、最後にまったく別軸の謎が差し込まれる形です。

ここで物語の空気は、復讐事件の後味から世良家方面の不穏さへ切り替わります。

コナンは、その写真を世良が自分に見せたのではないかと疑います。この疑いがかなり意味深で、ただの偶然ではなく、世良側が何かを探っているようにも見えます。

事件本編では協力して推理していた二人の間に、最後だけ少し緊張が走るのが刺さります。

写真の少女の詳しい正体は、この回だけでは明かされません。だからこそ、コナンの違和感だけが残り、次の世良関連回への引きになります。赤女事件は終わったのに、世良の周辺だけはまだ終わっていないという余韻が強いです。

  • 世良真純の2番目の兄が依頼を受け、世良が代理で長野の貸し別荘へ向かう。
  • 蘭と園子が森で赤いレインコートの女を目撃する。
  • 貸し別荘に峰岸珠美、河名澄香、薄谷昌家、任田甚輔が集まる。
  • 15年前の赤女事件と、12年前の伊元聡子の水死が語られる。
  • 赤いリンゴ、赤いバラ、赤いペンキなどの怪奇現象が起こる。
  • 緑色の浴槽に大量のトマトが浮かび、薄谷昌家の遺体が発見される。
  • 上原由衣が捜査に入り、大和敢助と諸伏高明も過去事件を追う。
  • 河名澄香が“赤女”に斬りつけられる。
  • トマトと塩、バットと扇風機のトリックが解かれ、薄谷殺害犯が河名澄香だと判明する。
  • 河名澄香の動機として、伊元聡子の死と薄谷の沈黙が明かされる。
  • 澄香を襲った赤女の正体が香川志信だと分かり、大和敢助と諸伏高明が止める。
  • 事件後、コナンが世良のスマホに写る少女の写真を見て違和感を抱く。

アニメ「赤い女の惨劇(湯煙/悪霊/復讐)」の犯人&トリック

この回の主事件である薄谷昌家殺害犯は、河名澄香です。そして、河名澄香を斬りつけた“赤女”の正体は香川志信です。

15年前の夫殺害事件の犯人として語られる“赤女”は嶽野駒世であり、現在の薄谷殺害犯とは別に整理する必要があります。ここでは、犯人、動機、トリック、決め手、結末の順番で見ていきます。

犯人は河名澄香、別軸の襲撃犯は香川志信

薄谷昌家を殺害した犯人は、河名澄香です。

澄香は、過去に死亡した伊元聡子の死に薄谷が関わっていたことを知り、復讐として薄谷を殺害しました。主事件の被害者は薄谷昌家であり、この部分が現在の殺人事件の中心です。

一方で、河名澄香を斬りつけた人物は香川志信です。香川志信は薄谷殺害犯ではなく、15年前の事件で殺された男性の愛人として、嶽野駒世への復讐を狙っていた人物です。澄香は犯人でありながら、別軸では香川による襲撃の被害者にもなっています。

さらに、15年前の夫殺害事件の犯人として語られる“赤女”は嶽野駒世です。

ここを混同すると、現在事件の構図が崩れます。この回は、河名澄香の復讐と香川志信の復讐が重なるため、犯人を事件ごとに分けて整理するのが大事です。

動機は伊元聡子の死と薄谷の沈黙への怒り

河名澄香の動機の背景には、伊元聡子の死があります。聡子は赤女に扮して仲間を驚かせる予定で、そのいたずらに薄谷昌家が関わっていました。けれど、聡子は約束場所におらず、薄谷は怖くなってその事実を言い出せませんでした。

引き金になったのは、澄香が薄谷の関与と沈黙を知ったことです。澄香は、薄谷が正直に話していれば聡子は助かったかもしれないと考えます。この「言っていれば変わったかもしれない」という後悔の可能性が、澄香の怒りを決定的なものにしています。

そして澄香は、薄谷を許せなくなり、復讐として殺害を決意します。赤いリンゴ、赤いバラ、赤いペンキなどの怪奇現象も、薄谷を怖がらせるために澄香が仕掛けたものでした。ただし、聡子を思う怒りがあっても、薄谷を殺した事実は正当化できません。

香川志信の動機は、15年前の事件にあります。香川は、15年前に殺された男性の愛人であり、嶽野駒世への復讐を狙っていました。この三部作は、過去の死に縛られた複数の人物が、それぞれ別の復讐へ向かってしまうところがかなり苦いです。

トリックは緑の湯とトマト、掃除機音の偽装

河名澄香のトリックは、緑色のバスソルト入りの湯、完熟トマト、塩分濃度、そして掃除機音の偽装を組み合わせたものです。

浴槽の異様な画とアリバイ工作がつながっており、ホラー演出に見えたものがすべて人間の仕掛けとして回収されていきます。

準備:完熟トマト、バスソルト、ダンベル、音の仕掛けを用意する

澄香は、完熟トマトと緑色のバスソルトを使い、浴槽内で沈むものと浮くものを操作できる状況を作ります。さらに、ダンベルを凶器としてだけでなく、遺体を沈めるためにも使えるようにします。

これだけでもかなり計画的ですが、加えて扇風機とバットを使い、2階から掃除機をかけているような音を作る仕掛けも用意していました。

この準備段階で怖いのは、赤女の怪奇演出と殺害トリックが同時に組まれているところです。赤いリンゴや赤いバラ、赤いペンキで薄谷を怖がらせつつ、浴槽では遺体発見のタイミングまで操作しようとしています。

感情の復讐に見えて、実行面はかなり冷静に組み立てられているのがゾクッとします。

実行:薄谷を気絶させ、浴槽で溺死させる

澄香は薄谷昌家をダンベルで殴って気絶させ、その後に浴槽で溺死させました。遺体と完熟トマトは、緑色のバスソルト入りの湯の底へ沈められます。

蘭たちが最初に湯加減を確認した時には、遺体とトマトはすでに浴槽の底に沈んでいたことになります。

この実行部分が怖いのは、すでに遺体がそこにあるのに、見えていなかったという点です。緑色の湯で底が見えにくく、トマトもまだ浮いていないため、異常に気づけません。

後から思い返すと、何気ない湯加減確認の場面が一気に不気味に変わります。

発覚回避:塩分濃度と音で発見タイミングとアリバイをずらす

澄香は後からバスソルトを追加して塩分濃度を上げ、沈んでいた完熟トマトを浮かせました。

これにより、トマトが突然現れたように見え、遺体の発見タイミングもずらされます。緑色の湯に赤いトマトが浮かぶという強烈な画は、ホラー演出であると同時に、トリックの結果でもあります。

さらに澄香は、扇風機とバットを使って掃除機のような音を作り、自分が2階で掃除していたように見せかけました。

音によるアリバイ工作は、視覚的な浴槽トリックとは別方向から澄香を守る仕掛けです。

色のトリックと音の偽装が並行しているので、見返すとかなり手の込んだ犯行に見えます。

綻び:塩の結晶、バットの粘つき、実験で仕掛けが崩れる

トリックの綻びは、トマトと塩を使った実験、澄香の袖口の塩の結晶、任田のバットの粘つきから見えてきます。

完熟トマトが塩分濃度で浮くことが示されると、浴槽のトマトが後から浮かんだ理由が説明できます。澄香の袖口の塩は、彼女が浴槽の中に手を入れていたことを示します。

任田のバットの粘つきと扇風機も、2階から聞こえた掃除機音が本物ではなかったことにつながります。

音を作れると分かることで、澄香が2階で掃除していたように見えた状況が崩れます。

派手な怪奇現象が、小さな物理的証拠によって解体される流れが気持ちいいです。

決め手は塩分濃度、袖口の塩、バットの粘つき

薄谷殺害を崩す大きな決め手は、トマトと塩を使った実験です。

この実験により、完熟トマトが塩分濃度の変化によって後から浮くことが説明されます。

つまり、トマトが浮いた時点で初めて異常が起きたのではなく、その前から浴槽の底に遺体とトマトが沈んでいた可能性が成立します。

バスソルトによる塩分濃度の変化は、遺体発見のタイミングをずらした仕掛けを崩します。さらに、澄香の袖口についた塩の結晶は、澄香が浴槽の中に手を入れていたことを示します。

浴槽に関わった人物として澄香が浮かぶことで、怪奇現象は一気に人間の操作へ変わります。

ダンベルも決定的です。ダンベルは薄谷を殴った凶器であり、遺体を沈めるための重しとしても使われました。一つの道具が攻撃と隠蔽の両方に関わっているところが、トリックの芯になっています。

音の偽装については、任田のバットの粘つきと扇風機が決め手になります。これによって、2階から聞こえた掃除機音は本物ではなく、作られた音だったと分かります。

視覚の違和感と聴覚の違和感が、最終的に河名澄香へ向かって一本線でつながるのが見事です。

香川志信の正体については、15年前の報告書の誤りと包丁の行方が決め手になります。赤女が警官を斬ったのではなく包丁を投げた可能性があり、その包丁を持ち去れた香川志信の存在が浮かびます。

現在事件と過去事件の決め手が別々に用意されているので、二重の真相がきれいに整理されます。

結末は二重の復讐が止まり、世良の写真だけが残る

結末として、河名澄香が薄谷昌家を殺害した犯人だと判明します。

澄香は、伊元聡子の死に薄谷が関わっていたことを知り、復讐として薄谷を殺害しました。赤女の怪奇現象も、薄谷を怖がらせるための澄香の仕掛けでした。

さらに、澄香を斬りつけた“赤女”の正体は香川志信だと分かります。香川志信は、15年前の事件で殺された男性の愛人であり、嶽野駒世への復讐を狙っていました。

最後は大和敢助と諸伏高明が香川志信を止め、現在と過去にまたがる復讐の連鎖がようやく止まります。

ただし、事件が終わっても後味は軽くありません。

伊元聡子の死、薄谷の沈黙、澄香の復讐、香川志信の執念が重なり、赤女という怪談の裏に人間の後悔と怒りが残ります。怪談よりも、人が黙ったこと、恨み続けたこと、復讐を選んだことの方がずっと怖い回です。

そして事件後、コナンは世良真純のスマホに写る少女の写真を見ます。世良が自分に見せたのではないかと疑うことで、世良家方面の別の不穏さが残ります。

赤女事件の終幕に、世良の謎が静かに差し込まれるラストがかなり後を引きます。

第754話・第755話・第756話「赤い女の惨劇(湯煙/悪霊/復讐)」の感想&まとめ

赤女の怪談から復讐殺人へ落ちる怖さが強い三部作です。

事件後に世良のスマホ写真が残るので、ホラーとは別の不穏さも引っかかります。

①赤い女の怪談から殺人事件へ落ちる怖さ

この回は、森の赤い女から始まるホラー演出がかなり強いです。

赤いリンゴ、赤いバラ、赤いペンキが重なるたびに、貸し別荘の空気が一気に冷えていきます。

そして緑の浴槽にトマトが浮かび、薄谷の遺体が見つかる落差が本当に怖いです。

怪奇現象は人間の仕掛けだと分かっても、過去の死と復讐が絡んでいるので安心できません。

赤女より人間の沈黙と恨みが怖く残る回です。

②トマトと塩、バットと扇風機の回収が気持ちいい

大量のトマトと緑色の湯という強烈な画が、塩分濃度のロジックへ変わるのが気持ちいいです。

最初はただ不気味だった浴槽が、後半で完熟トマト、バスソルト、遺体の沈み方につながります。

さらにバットと扇風機で掃除機音を偽装する仕掛けも、分かると一気にピースがはまります。

推理の快感はあるのに、その裏には聡子の死と澄香の復讐があるので爽快だけでは終わりません。

ロジックの美しさと後味の苦さが同居しています。

③事件後に世良のスマホ写真が残す不穏さ

赤女事件が解決したあと、世良のスマホ写真で別の謎が残る構成がかなり巧いです。

事件本編の怖さが収まったと思った瞬間に、コナンが少女の写真へ違和感を抱きます。世良が見せたのではないかと疑うことで、二人の関係にも探り合いの空気が出るんですよね。

少女の正体はこの回で詳しく語られません。だからこそ、事件後の静かな不穏さが強く、世良家方面の流れを見返したくなります。

ホラーの後に縦軸の余韻を残す締め方が印象的です。

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