2022年5月14日放送の「復讐のフィギュア」。
前回のアニメ放送は「警察学校編 CASE.萩原研二」でした。警察学校組の話はとても楽しかったですね。
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今記事では「復讐のフィギュア」は原作のお話なのか?アニオリなのか?などを簡単なあらすじを含めて解説します。
※ここからは簡単なネタバレを含むため、注意してください。
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アニメ1043話「復讐のフィギュア」は何巻?原作で何話?

「復讐のフィギュア」のお話はアニメオリジナルストーリーとなります!
4月〜かけて原作コナンのお話は少なくなっているので、アニオリが多くなっています。
映画シーズンが終わったら、また原作の話は増えてくるかなと思います!
アニメ1043話「復讐のフィギュア」の簡単なあらすじ

公式HPのあらすじはこちら↓
コナンたち少年探偵団は、光彦の知人の住むマンションへやってくる。
彼は、大学のサークル仲間たちとフィギュア制作をしており、そのフィギュアを見せてもらう約束をしていたのだ。
制作部屋を見せてもらっていたコナンたちだったが、サークルメンバーの一人は、終始不機嫌そうだ。どうやら現在制作しているフィギュアを出す予定のコンテストに関係があるようだが……
アニメ1043話「復讐のフィギュア」のhuluやアマプラはある?
2022年5月現在アニメ「復讐のフィギュア」はhuluとAmazonPrimeVideoで配信されています。
アニメ1043話「復讐のフィギュア」のネタバレ&事件の流れ

フィギュア好きの光彦のつながりで、コナンたち少年探偵団は大学生たちのフィギュア制作サークルを見学することになります。
メンバーは青木啓二、水原なおと、白石和也、緑山咲の4人。
もともとはここに黒瀬ゆりも加わっていましたが、彼女はすでに亡くなっていました。
しかも翌日はゆりの命日で、ほかのメンバーは一次審査に出す作品を持って墓参りに行くつもりでいました。
フィギュアサークルに漂う険悪な空気
作業部屋では白石和也だけが終始苛立っており、少年探偵団にも露骨に当たりが強く、コンテストに出す作品と自分の将来ばかりを気にしていました。
ゆりの名前が出ても態度は冷たく、周囲との温度差はかなりはっきりしています。
ここで事件前から、白石だけが場の空気を壊していることが強く印象づけられます。
その一方で、コナンはトイレに立ったタイミングで、青木と咲の不審な会話を耳にします。
はっきりした犯行相談ではないのですが、「許せない」という感情がにじむやり取りで、あとから振り返ると、この時点ですでに白石への怒りが危険なところまで進んでいたとわかります。
爆発音、停電、そして白煙
やがて水原なおとがアイスと飲み物を買って戻り、少年探偵団にはヤイバーのDVDを見せる流れになります。
その間も白石は制作部屋に残って作業を続けていました。
すると突然、制作部屋から大きな爆発音が響き、すぐに停電が起こります。
しかもその直後、もう一度大きな音がして白煙が上がり、現場は一気に緊迫します。
この場面で重要なのは、緑山咲が真っ先にコナンを止めたこと。
危ないから近づくなという動き自体は自然に見えますが、結果的にはこの制止が白石の生死を分ける時間を奪っていました。
青木と咲はドアの前で白石を呼ぶふりを続けますが、白石は助からず、白石和也の死亡が確認されます。
死因は煙の吸入でした。視聴者が引っかかるべき違和感は、二度の爆発音と、咲の制止の強さです。
事故に見せかけた火災トリック
現場検証が始まると、工作の痕跡が次々に出てきます。
割れたペットボトル、シンナーの瓶とそれに結ばれたテグス、テレビ付近の焦げたコンセント、ベランダに残された銅線とゴム手袋。
さらに、白石のスマホと普段使いのライターは冷凍庫のアイスの箱に隠されていました。
ドア付近には蓄光塗料の塗られた拳銃型ライターも置かれていました。
ここから見えてくるのが、水原なおとの仕掛け。
水原は白石にアイスを届けるタイミングで、水入りペットボトルにドライアイスを入れて破裂させる準備をし、シンナー瓶とテグスを使ってドアに鍵がかかったように見せかけようとしました。
そして最初の爆発音を合図にコンセントをショートさせ、部屋を真っ暗にする。
スマホも普段のライターもない白石は、とっさに部屋にあった拳銃型ライターで明かりを取るしかなく、その火がシンナーやゴミ箱の可燃物に引火する。
見た目には、ここまでで事件の全貌が説明できるように見えます。
仕掛けの失敗と“本当の殺意”
けれどもコナンは、ここで事件が終わっていないと見抜きます。
決定的だったのは、シンナーの瓶の位置です。
もし水原の仕掛けが想定通りに動いていたなら、シンナー瓶はドア付近に残っているはずでした。
ところが実際には部屋の隅まで吹き飛ばされており、施錠工作は失敗していたことがわかります。
つまり白石は、本当なら部屋から逃げ出せる状態にありました。
ここが、この回最大の伏線回収ポイントです。
それでも白石は助からなかった。その理由こそが、この回の一番重い真相です。
青木啓二と緑山咲は、水原が白石への復讐を企てていることに気づいており、しかもその仕掛けが失敗する可能性までわかっていました。
だからこそ最初の爆発と停電のあと、コナンが駆けつけるのを止め、自分たちはドアの前で救助しているふりをしながら、実際には逃げようとする白石を外から塞いでいたのです。
水原の仕掛けは未遂で終わるはずでしたが、青木と緑山の行動が加わったことで、白石は本当に死んでしまいました。
黒瀬ゆりをめぐる真相
動機の中心にいたのは、故人の黒瀬ゆりでした。
ゆりは高校時代から白石に憧れており、同じサークルに入れたことを純粋に喜んでいました。
ところが実際には、白石は長い間ゆりのデザイン画を盗み、自分の作品として使っていたのです。
水原は、ゆりの両親から見せてもらったデザイン画でその事実を知り、白石を問い詰めます。
すると白石は盗用をあっさり認めただけでなく、ゆりの自殺さえ嘲笑うような態度を見せました。
青木と緑山もまた、この件で自分たちの責任を突きつけられます。
二人は以前、ゆりが描いたデザインを見て「白石に似ている」と受け取ってしまい、結果としてゆりを傷つけていました。
実際には白石が盗んでいたのに、逆にゆりのほうが模倣しているように見てしまったわけです。
だから二人の復讐は単なる便乗ではなく、怒りと自責が入り混じったものでもありました。
事件後、黒瀬ゆりの作品は彼女の名で優秀作品として展示され、遅すぎる形ではあっても、ようやく正しい評価が与えられます。
タイムライン(事件の流れを整理)
- 少年探偵団が、青木啓二のマンションにあるフィギュア作業部屋を訪れます。
- 白石和也がコンテストに異様な執着を見せ、黒瀬ゆりを侮辱します。
- コナンが、青木啓二と緑山咲の不穏な会話を聞きます。
- 水原なおとが買ってきたアイスのあと、制作部屋で爆発音、停電、二度目の爆発が起きます。
- 白石和也が煙を吸って死亡し、当初は事故に見える火災事件として捜査が進みます。
- コナンが水原の火災トリックを暴き、さらに仕掛けが失敗していたことと、青木・緑山が白石を逃がさなかったことまで突き止めます。
- 黒瀬ゆりの盗用被害と自殺の真相が明らかになり、事件は3人の復讐として決着します。
- 後日、黒瀬ゆりの作品が彼女の名前で展示されます。
アニメ1043話「復讐のフィギュア」の犯人&トリック
この回の犯人は、水原なおと、青木啓二、緑山咲です。
もっと正確に言えば、水原が火災トリックを仕掛け、青木と緑山がその失敗を知りながら白石和也を逃がさず、事件を殺人として成立させました。
1人が仕掛け、2人が完成させた事件として整理するのが、いちばん正確です。
動機
動機の中心は、黒瀬ゆりへの復讐です。
白石和也は、ゆりのデザイン画を長年盗み、自分の作品として利用していました。
ゆりは白石に憧れていたからこそ裏切られた時の傷が深く、最終的に自殺へ追い込まれてしまいます。
しかも白石は、その盗用を問い詰められても悪びれず、ゆりの死まで侮辱しました。
水原が強い怒りを抱いたのは当然で、火災の仕掛けを作る直接の引き金になったのもこの言動です。
青木啓二と緑山咲にも、別の意味で重い理由がありました。
二人は以前、ゆりのデザインを見て、白石の模倣のように受け取ってしまっています。
実際には白石が盗んでいたのに、ゆりの側を傷つける言葉を投げてしまった。その後悔が、白石を許せない感情と結びつき、最終的には救えるはずの白石を救わないという最悪の選択につながりました。
背景→引き金→決定打の流れが、この回ではかなりはっきり描かれています。
トリック:準備
水原なおとは、まず白石が外の光を頼れないように、以前割れた窓をダンボールで塞いだ状態を利用します。
そのうえで、白石のスマホと普段使いのライターをアイスの箱に隠し、手元の明かりを奪いました。
さらにドライアイスと水を入れたペットボトル、シンナー瓶、テグスを使って、爆発と施錠と引火を連続で起こす仕掛けを組みます。
この段階で重要なのは、水原の狙いが「白石を暗い部屋に閉じ込め、別のライターを使わせること」だった点です。
ドアの近くには蓄光塗料の塗られた拳銃型ライターがあり、停電した白石が自然にそれを使うよう誘導されていました。
トリック:実行
仕掛けの流れはかなり悪質。
まず、ドライアイス入りのペットボトルが破裂して最初の爆発音を起こします。
その衝撃でシンナー瓶が動き、床にシンナーが広がる想定でした。続いて水原は客間側でコンセントをショートさせ、部屋全体を停電。
突然暗くなった白石は、手元の明かりを得ようとして拳銃型ライターを使う。
そこでシンナーやゴミ箱内の可燃物に火が回り、二度目の爆発と大量の煙が発生する、という流れです。
狙いは、あくまで事故死に見せかけることでした。
白石は一人で作業部屋に残っていたため、表面だけ見れば「本人の不注意による火災」にも見えかねません。
ここがこのトリックのいやらしいところです。
トリック:発覚回避
発覚を遅らせるための細工も用意されていました。
白石のスマホとライターを隠したことに加え、停電を人為的に起こしたことで、白石がパニックの中で不自然な行動を取るように追い込んでいます。
さらにドアが内側から開かないように見せる仕掛けまで組まれていたため、外から見ると「閉じ込められた密室事故」のように映ります。
ただし実際には、この発覚回避は完全には成功していませんでした。
だからこそ、この事件は水原の単独犯では終わらず、青木と緑山の行動が後から大きく効いてきます。
綻び
最大の綻びは、シンナー瓶の位置。
想定通りならドア付近にあるはずの瓶が、実際には部屋の隅へ飛ばされていた。
これはドアを閉める仕掛けが作動していなかった証拠で、白石が逃げられた可能性を示していました。
つまり、水原の計画だけなら殺人は未遂で終わっていた可能性が高いのです。
そこに重なったのが、青木と緑山の不自然な行動でした。
コナンが駆け込もうとした時に咲が強く止めたこと、コナンが事前に聞いていた二人の不穏な会話、そして二人がドアの前に立ち続けていたこと。
これらをつなぐと、二人は水原の計画を知ったうえで、白石を助けない選択をしたとしか考えられません。
決め手
決め手になった証拠は複数あります。
まず、水原の工作を示したのが割れたペットボトル、焦げたコンセント、ベランダの銅線とゴム手袋、冷凍庫に隠された白石のスマホとライターです。
これで、火災が偶然ではなく、人為的に作られたものだと固まりました。
そして事件をもう一段深く崩したのが、部屋の隅に飛んでいたシンナー瓶でした。
これにより、水原の施錠工作が失敗していたことが判明します。
最後に、コナンが聞いていた青木と緑山の会話、そして咲がコナンを現場から遠ざけた行動が重なり、二人が仕掛けの失敗を知りながら白石を見殺しにしたとわかります。
どの証拠がどの矛盾を崩したかが、かなりきれいに積み上がる回です。
結末
結末としては、水原なおとが火災の仕掛けを認め、青木啓二と緑山咲の関与も暴かれて、事件は3人の復讐として決着します。
ただし、気をつけたいのは「最初に火を仕掛けた者」と「実際に白石を死なせた者」が完全には一致しないこと。
ここがこの回のいちばん嫌なところであり、同時にもっともよくできているところでもあります。
そしてエピローグでは、黒瀬ゆりの作品が彼女の名前で優秀作品として展示されます。
白石に奪われていた才能が、ようやく本人のものとして世に出るわけです。
事件自体の後味はかなり重いですが、最後にほんの少しだけ救いを残して終わる一話でもあります。
アニメ1043話「復讐のフィギュア」のまとめ/感想

フィギュア制作の熱量と若さを見せたあと、復讐と罪悪感の重さへ一気に沈んでいく落差が印象的でした。
単純な犯人当てでは終わらず、見終わったあとに苦さが長く残るアニオリです。
サークルの空気が崩れていく導入がすごく上手かったです
大学生サークルの作業部屋という舞台がまず新鮮で、少年探偵団がフィギュアを見て素直にはしゃいでいる前半は楽しいです。
だからこそ、白石の刺々しさや、部屋の空気の悪さがじわじわ効いてきます。
創作の現場らしい熱量がある一方で、誰かの感情がずっと煮詰まっている感じがして、爆発音が響いた瞬間に「ああ、ここは最初から危うかったんだ」と腑に落ちました。
明るい見学回みたいな顔で始まりながら、最初から破綻寸前の人間関係を置いていた導入がすごく上手かったです。
光彦の知人づてという入り方も自然で、少年探偵団が場違いではなく見学者としてその空気に触れる構図も見やすかったです。
真相が一段では終わらないところがかなり刺さりました
今回いちばん面白かったのは、水原が犯人だと見えたあとも、それで全部終わらないところ。
火事の仕掛けが暴かれた時点でも十分嫌な事件なのに、さらに青木と緑山の感情が重なっていたと分かった瞬間、一気に後味が変わりました。
コナンが咲に止められた場面や、二人の視線の置き方があとから効いてくるので、派手なトリックというより“見えていたのに意味がわからなかった違和感”で崩していく感覚が気持ちいいです。
ただ驚かせるだけではない構成の渋さが、かなり好みでした。
しかも推理の途中で探偵団をきちんと会話に混ぜるので、子どもたちがただの賑やかしで終わらないところも良かったです。
苦さの中に、小さな救いを残す締め方がよかったです
黒瀬ゆりをめぐる真相が明かされてからは、誰か一人を責めて終わる話ではなくなったのが印象に残りました。
もちろん白石の身勝手さは救いようがないのですが、青木と緑山にも後悔があり、水原の復讐にも切実さがあるので、見終わったあとに単純な爽快感は残りません。
それでも最後に、ゆりの作品が彼女の名前で展示される流れには少し救われました。
重い事件だったのに、創作した人の名前がちゃんと戻ってくる締め方が静かでよくて、苦さの中に小さな救いが残る回でした。
単なる復讐成功の話にしなかったぶん、見終わったあともしばらく心に引っかかるタイプのアニオリだと思います。
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