2022年9月3日放送の「幽霊になって復讐を」。
前回のアニメは原作回1053話/1054話「牧場に墜ちた火種 前編・後編」でした。
久々の原作回で、安室透や若狭留美の秘密に迫る回でした。
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今回のお話は1話だけですが、どのようなお話でしょうか?
今記事では1055話「幽霊になって復讐を」は原作のお話なのか?アニオリなのか?などを簡単なあらすじを含めて解説します。
※ここからは簡単なネタバレを含むため、注意してください。
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アニメ1055話「幽霊になって復讐を」は何巻?原作で何話?

今回のお話「幽霊になって復讐を」はアニメ・オリジナルストーリーとなります。
1話完結型なので、本編のコナンとは関係はほとんどありません。
アニメ1055話「幽霊になって復讐を」の簡単なあらすじ

公式HPのあらすじはこちら↓
コナンと小五郎は病院で余命半年と診断された会計事務所経営者の男性と知り合う。
そこには彼の妻と秘書もおり、男性は残された時間を精一杯生きようとしている様子だった。しかしその数日後、自宅で殺害されているのが発見される。
その日の朝、妻と秘書は用事を頼まれ出かけた。夕方になって帰ると風呂場で絶命している男性の姿があったのだ。そこへ男性の友人が飛び込んでくる。
アニメ1055話「幽霊になって復讐を」はhuluやアマプラはある?
2022年8月現在アニメ「幽霊になって復讐を」はhuluとAmazonPrimeVideoで配信されています。
コナンを取り扱っているVODでは、様々なアニメコナンが見れるので登録をおすすめします!
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アニメ1055話「幽霊になって復讐を」のネタバレ&事件の流れ

最初に見えている事件の形を信じると、きれいに引っかかる回です。
前半では「勝呂隆行殺害事件」に見え、途中から「押川将斗が犯人か」という話に流れ、最後に「そもそも勝呂は殺されていなかった」とひっくり返ります。
表面は幽霊騒ぎでも、中身はかなり現実的で冷たい事件です。
病院で出会った勝呂隆行と、浴室での死
コナンと小五郎は病院で、会計事務所経営者の勝呂隆行、その妻・勝呂さやか、秘書・巻浦建と出会います。
勝呂は余命半年と診断されていましたが、残された時間を前向きに生きようとしていて、絶望しているようには見えませんでした。
だからこそ、数日後に風呂場で左手首を切って死んでいたという展開が重く響きます。
さやかと巻浦には午前11時前後の確かなアリバイがあり、さらに親友の神田用次は、前夜の電話で勝呂が「許せん」と誰かに強い怒りを向けていたと証言します。
ここで事件は、完全に他殺の空気を帯びます。
幽霊騒ぎと押川将斗の浮上
その後、町には「勝呂の幽霊が現れた」「自分を殺した犯人を道連れにする」という噂が広まります。
同時に、半年前に会計事務所の顧客をだまし取ろうとした不動産業者・押川将斗が容疑者として浮上します。
勝呂が激怒していた相手が押川だったからです。
ところがここで事態はさらに悪化し、押川将斗まで勝呂と同じ手口で死亡しているのが見つかります。
左手首を切られ、浴槽内で絶命していたのです。
見た目だけなら、押川が勝呂を殺し、そのあと同じ方法で自殺したようにも見えました。
さやかと巻浦の説明と、コナンの違和感
勝呂さやかと巻浦建は、「自分たちが幽霊の噂を流したせいで押川を自殺に追い込んだのかもしれない」と話します。
押川は幽霊を信じると聞いていたため、勝呂の幽霊が復讐しに来るという噂を広めれば、もし押川が犯人なら恐怖で自首すると思った、という説明でした。
表面だけ聞けば筋は通っています。けれどコナンはここで引っかかります。
もし本当に二人が勝呂を殺して保険金を狙うなら、もっと自然に事故死へ見せかけるほうがずっと簡単なのに、なぜわざわざ自殺そのもののような形を取ったのか。
その違和感が、事件を丸ごとひっくり返します。
勝呂の遺書が示した真相
コナンが見抜いたのは、勝呂隆行は他殺ではなく自殺だったということ。
さやかと巻浦は机に残されていた遺書を隠していました。
勝呂は、妻と巻浦の関係、自分が生命保険に加入させられた意味、その先にある保険金狙いに気づき、二人の思い通りにさせないために自殺を選んでいました。
しかも契約から3年以内の自殺では保険金が支払われません。
つまり勝呂は、自分の死で二人の計画を潰したわけです。
ところが二人はそれでも保険金をあきらめず、押川を犯人役に仕立てるため本当に殺してしまいました。
ここで初めて、この回の本当の殺人事件が押川将斗殺害だとわかります。
タイムライン(事件の流れを整理)
- 病院で、余命半年と宣告された勝呂隆行、その妻・勝呂さやか、秘書・巻浦建とコナンたちが出会います。
- 数日後、勝呂隆行が自宅浴室で左手首を切って死亡しているのが見つかります。
- 神田用次の証言で、勝呂が前夜に「許せん」と怒っていたことがわかります。
- さやかと巻浦の情報提供で押川将斗が容疑者として浮上し、町には「勝呂の幽霊」の噂が広まります。
- 押川将斗も、勝呂と同じ手口で死亡しているのが見つかります。
- コナンは、事故死偽装のほうが自然なのにそうなっていない不自然さから、勝呂の自殺と遺書の存在を見抜きます。
- 真相は、勝呂が自殺で計画を潰し、さやかと巻浦が押川を殺して犯人役に仕立てたというものでした。
アニメ1055話「幽霊になって復讐を」の犯人&トリック
この回で最初に明記しておくべきなのは、実際の殺人犯は勝呂さやかと巻浦建だということです。
勝呂隆行は他殺の被害者ではなく、自殺によって二人の計画を潰した人物でした。
だからこの回は、「最初の死亡者」と「実際の殺人の被害者」が違う、かなりひねった構造になっています。
犯人(フルネーム)
勝呂さやか
巻浦建
動機
動機の芯は保険金です。
巻浦は生命保険嫌いだった勝呂に災害特約付きの保険を勧めており、さやかと巻浦は不倫関係にありました。
本来の狙いは、勝呂を事故死か他殺に見せかけて高額な保険金を得ること。
ところが勝呂は二人の関係と計画に気づき、自殺という形でその望みを潰しました。
さらに遺書で二人をあざ笑うような形まで残したため、二人は計画失敗への怒りも抱えたまま、保険金を受け取る筋書きを作り直そうとします。
トリック
準備段階では、不倫関係と生命保険が土台にありました。
実行段階で二人がやったのは、まず勝呂の遺書を隠し、次に「勝呂の幽霊が犯人に復讐しようとしている」という噂を流すこと。
押川が幽霊を信じる性格だという情報を利用し、彼を犯人らしく見せる下地を作りました。
そのうえで押川将斗を、勝呂と同じく浴槽に水をため、左手首を切る方法で殺害し、「押川が勝呂を殺し、そのあと同じ手口で死んだ」ように偽装。
発覚回避の柱は、怪談めいた噂と、同一手口による“自白”めいた見せ方でした。
綻び
最大の綻びは、二人が本当に勝呂を殺したなら、事故死に見せかけるほうがずっと自然だったこと。
災害特約付き保険なら、そのほうが目的にかなっています。
なのに実際の死に方は、どう見ても自殺そのものだった。
ここからコナンは、勝呂の死が二人の犯行ではなく、むしろ二人の思惑を崩すための自殺だったと逆算しました。
さらに神田用次の「許せん」という証言が、押川ではなく妻と巻浦への怒りだったとつながったことで、事件の向きが完全に変わります。
決め手
決定打は、勝呂隆行の遺書と保険契約の条件です。
遺書の存在で勝呂の死が自殺だと確定し、そこへ「契約から3年以内の自殺では保険金が出ない」という条件が重なることで、二人が勝呂の死を他殺へ見せかけ直す必要があった理由が説明できます。
さらに、「事故死に見せかけるほうが簡単なのに、そうしていない」という不自然さが、二人の説明を崩しました。
派手な物証一発ではなく、遺書・保険契約・方法の不自然さが噛み合って真相が固まる回です。
結末
最後は、勝呂さやかと巻浦建が押川将斗殺害と偽装工作の責任を負う形で追い詰められます。
目暮警部は二人に署で詳しく話すよう求め、事件は「勝呂隆行殺害事件」ではなく、「勝呂の自殺を利用して押川将斗を殺した事件」として着地。
勝呂は本当に幽霊になったわけではありませんが、自殺と遺書によって、結果的には二人の思い通りを潰して復讐を果たした。
タイトルの意味が最後にいちばん嫌な形で効いてくる一話です。
アニメ1055話「幽霊になって復讐を」のまとめ/感想

病院で見た前向きな姿から一転して、遺書と保険金の真相がめくれていく後味の悪さが印象的でした。
幽霊騒ぎより人間の欲のほうがずっと怖く見える、かなり渋いアニオリです。
病院での穏やかさが、事件の重さを強くしていました
今回まず惹かれたのは、勝呂隆行が病院で見せていた穏やかさです。
余命半年と宣告されているのに、残された時間を前向きに過ごそうとしていて、いかにも“自ら死を選ぶ人”には見えませんでした。
だからこそ、数日後に浴室で亡くなっていたと知った時の重さがしっかり効きますし、そこへ幽霊騒ぎまで重なることで、一気に嫌な方向へ空気が沈んでいくんです。
最初はわりとオーソドックスな他殺疑惑に見えるのに、神田の証言や町の噂が少しずつ不穏さを増やしていく流れが上手くて、派手ではないのにじわじわ引き込まれる導入でした。
静かな始まり方なのに、後半への助走としてかなり強かったです。
真相がわかった瞬間、タイトルの見え方まで変わりました
いちばん印象に残ったのは、勝呂が“殺された被害者”ではなく、二人の思い通りにさせないため自殺を選んだ人物だったとわかるところ。
この反転がかなり苦くて、ただの犯人当てでは終わらないのがよかったです。
しかも幽霊になって復讐したわけではないのに、結果として遺書と保険の条件でさやかと巻浦の計画を潰しているので、タイトルの意味まで後から変わって見えるんですよね。
押川が完全に犯人役として使い捨てられていた構図も救いがなくて、怪談っぽい見せ方をしながら、実際はすごく現実的でいやらしい話だったと思います。
ひっくり返し方が派手すぎず、じわっと効くのも好みでした。
誰にも肩入れしにくい苦さが、この回らしさだと思います
見終わったあとに残るのは、犯人の悪意だけではなく、勝呂自身のねじれた復讐心まで含めた後味の悪さでした。
もちろん一番愚かなのは、保険金欲しさに押川まで殺してしまったさやかと巻浦です。
でも勝呂の遺書もまたかなり強烈で、死の直前にそこまで人を呪うのかと少しぞっとします。
だからこの回は、善人が殺されて終わる悲劇というより、関わった全員が少しずつ歪んでいた話として残るんです。
小五郎の最後の一言で少しだけ空気が戻るものの、全体の苦さはかなり強めでした。
しんみりよりも、じっと嫌な余韻が残るタイプのアニオリだと思います。妙なリアルさが長く残りました。
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