2011年4月16日放送の「犬伏城 炎の魔犬」。
前回のアニメ放送は610話「被害者はクドウシンイチ」でした。
まさかの事件がこの後に続くようなお話。
くどうしんいちがなくなった事件の後に平次やコナンは屋敷のある群馬県に行き、事件解決に挑みます!
今記事では「犬伏城 炎の魔犬」は原作orアニオリなのか?話のネタバレや犯人などを含めて解説します。
※ここからは簡単なネタバレを含むため、注意してください。
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アニメ611~613話「犬伏城 炎の魔犬」は何巻?原作で何話?
アニメ放送されている「犬伏城 炎の魔犬」は原作コナンの話となり、対象の単行本は70巻です!
名探偵コナン70巻に掲載されている話↓
File1:日記の秘密
File2:龍馬
File3:突破
File4:選択
File5:魔犬
File6:怨霊
File7:犬伏家
File8:玉
File9:足跡
File10:姫
File11:仁義八行
アニメ「犬伏城 炎の魔犬」の簡単なあらすじ
公式HPのあらすじはこちら。今回は前回のお話「被害者はクドウシンイチ」から続くエピソードなので、2つあわせてあらすじが書かれています。
「ある名家の未亡人が夫の隠し子8人を養子にしたが、中に恨みを抱く者がいて、呪いの魔犬で家を根絶やしにしようとしている」という話の真相を確かめるべく、平次と和葉が上京してきた。
相談を持ちかけてきた養子宅を訪れたコナン達だったが、その人物は自殺に見せかけて殺害されていた。
被害者の口元にはダイイングメッセージらしき真珠の玉が…
事件捜査の為に群馬にある名家の本邸を訪れると、養子8人の内、東京で自殺に見せかけて殺害された人物を含めて3人が亡くなっている事が判明。
そして、調べを進める内、更にまた犠牲者が出て…
まるで炎の魔犬が駆け抜けたかのような火のついた足跡が残る死亡現場。呪われた炎の魔犬は本当に実在するのか?
コナンと平次が力を合わせ、忌まわしき連続殺人の真相解明に挑む!!
アニメ「犬伏城 炎の魔犬」の登場人物
「犬伏城 炎の魔犬」の登場人物
・江戸川コナン
・毛利蘭
・毛利小五郎
・服部平次
・遠山和葉
・目暮十三
・高木渉
・山村ミサオ
【関連記事】服部平次(遠山和葉)の登場回は何話?
アニメ「犬伏城 炎の魔犬」の動画やhuluはある?
アニメ「犬伏城 炎の魔犬」はhuluで配信されています。
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アニメ「犬伏城 炎の魔犬」の簡単なネタバレ&考察
前回訪れていた犬伏家の養子の一人、工藤伸壱は亡くなったとき、ネクタイピンに付いていた真珠を口に入れていました。
コナンたちはダイイングメッセージだと捉えますが、真珠は噛んだ後がありません。
元々真珠が取れやすかっただけか、もしくは犯人が何かのメッセージを込めてわざと口に咥えさせたか…
コナンたちは事件の調査のため、犬伏家に向かっていました。
魔犬になぞらえた事件が発生する
道中で一人、屋敷に着くと犬伏家の関係者に会います。
犬伏家で魔犬の呪いの話を聞き、養子の犬伏幸姫と犬のお墓がある崖の下に向かうコナンたち。
すると急に、崖の上が赤くなり、養子の一人である犬伏佐記が落ちて来ました。
佐記は「犬、燃えた」という意味深な言葉を残し、コナンたちは崖の上に急行。
すると火のついた犬が通った跡みたいに燃えていました。
佐記は救急車で病院に運ばれている道中、息を引き取ってしまいます。
コナンたちは犯人の仕掛けたトリックで、魔犬がいるように見せかけたと考えました。
蘭と和葉が魔犬に襲われてしまう…!
佐記が転落した19時頃のアリバイは以下の通り。
・犬伏幸姫:コナンたちといっしょに崖の下にいた
・犬伏禅也:風呂に入っていた
・犬伏考子:佐記の帰りが遅いため外に様子を見に行っていた
・犬伏知晃:寝たきりの母親(裟臣)のそばで面倒を見ていた
・犬伏裟臣:寝たきり状態
そして伸壱が殺害された日、4人とも東京に行っていたことがわかります。どうやら、話を聞いて犬伏家に戻ってくるよう説得していたそう。
さらに、以前崖から落ちて亡くなった蛍慈のそばにはパチンコ玉、その後亡くなった美和子のそばにはピンポン玉…
「玉」が続き、恐らく真珠はダイイングメッセージではなく、犯人が残したものと推測されました。
蘭と和葉によると、佐記のそばにはビー玉が転がっていたとのこと。コナンたちは先程の転落現場に向かうことにしました。
その後、家に残った蘭と和葉は、犬伏家で飼っている犬のハチに餌を与えるよう頼まれます。外にいるハチに餌を与えていると、突然ハチが吠えだし…
奥から火をまとった魔犬が現れ、蘭と和葉を追いかけ回しました。
無事に逃げた和葉たちは平次に電話。コナンたちは一時戻って状況を聞きます。
〜和葉と蘭の証言〜
・和葉が転んだとき、玉ねぎが腐ったような臭いがした
・家の中に避難した後、様子を見に外に出ると、燃えた足跡がカラカラと音を立てて動いていた
誰かが魔犬を飼っているのは明らか。森の中で犬が吠えるのを聞いたことがあるかを問われると、知晃は犬の鳴き声がする妙な小屋があることを思い出します。
魔犬のカラクリが分かるかもしれないと、コナンたちは幸姫の案内で小屋に行くことにしました。
コナンたちの前で魔犬が現れる!
小屋を確認すると、誰かが犬を飼っていた様子が分かりました。
コナンたちが捜査をしていると、車の中で待っていた知晃が急に悲鳴を上げます…
外を見ると、魔犬に追いかけ回されている知晃を発見…!
コナンたちが助けに行くと魔犬はどこかに行ってしまったようですが、知晃は軽い火傷を負っていました。
事件は「南総里見八犬伝」に関係していた…!
夜中になり、コナン、平次、蘭、和葉が食事をしていると、大きな声がしました。
どうやら裟臣が布団から抜け出したらしく、タンスの目の前で倒れたとのこと。部屋に向かうと、裟臣は涙を流し、手には8つの球が入った数珠が…。
そして上から4つ目だけが黒…コナンと平次は何かに気付きます。
その後、なかなか寝つけずにいた蘭、和葉、小五郎。蘭と和葉は小五郎に、コナンと平次は関係者の名前を聞いて何かわかったこと、裟臣が持っていた数珠のことを伝えると…
小五郎は8つの玉に魔犬、犬伏家の関係者の名前からして南総里見八犬伝のことだと気付きます。
南総里見八犬伝は、8文字の玉を持った人物が活躍する物語。その8文字とは「仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌」を指します。
それぞれ関係者の名前の漢字をパーツに分けて組み合わせると、
・伸壱→仁
・考子→孝
・禅也→礼
・知晃→智
・蛍慈→忠
・美和子→義
・佐記→信
・恒弟→悌
このようになること。ただ、幸姫は元の名前が玉木幸で、上の部分を抜くと「玉梓」になります。玉梓とは南総里見八犬伝で里見家を恨んだ怨霊の名前。
小五郎は幸姫が犯人だと推理。
和葉は平次を起こそうとしますが、寝室には平次もコナンの姿もありませんでした。
アニメ「犬伏城 炎の魔犬」の犯人は誰?
犯人がわかった小五郎は幸姫を探しますが、姿が消えてしまっていました。そして、殺人の自白、魔犬を育てた小屋で罪を償うといった内容が書かれた手紙を知晃から渡されます。
急いで小屋へ向かうと、突然魔犬が現れて小屋の方に向かっていきます。そしてそこにはコナンが現れ、魔犬をキャッチ。
平次も現れ、魔犬はただの犬で、犯人がトリックを使って火がついた魔犬に見せかけていたことが明かされました。
ただ実際に智昭が魔犬に襲われたとき、腕に火がついて火傷していましたが、それは犬が燃えているように見せかけるため、自分で自ら火をつけていたから。
今回の犯人は、犬伏智昭です。
魔犬の正体は智昭が近くの小屋で飼っていた愛犬。魔犬が智昭を襲ったように見えたのは、愛犬が自分に飛びつくよう仕向けただけだったのです。
コナンたちはトリックとともに、裟臣にも犯人が智昭だとバレていたことを明かします。
裟臣が握っていた8つの数珠は上から4つめが黒い天玉。「仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌」の4つ目である「智」を表す智昭が犯人だということ。
裟臣が涙を流していたのは、自首して欲しかったからだと明かされ、智昭も罪を認めました。
事件のトリックは”疑似炎”と”ライター”が鍵!
ただの犬を炎を纏ったように見せかけたトリックは、疑似炎を使ったもの。
風で揺らした光沢のある布に赤いLEDライトを当てると、本当の火に見せかけられるという仕掛け。
智昭は犬が走ったらバタバタ炎が揺らめくよう布を巻いて、布の下にライトを仕込んでいたのです。
また、火の足跡は、ガスの口をいじって開けっぱなしにしたライターをピアノ線につけて、地面に並べただけ。
火種は犬の尻尾についた金網の中に入った煉炭。それを付けてライターの上を走れば、どんどん火がつくという寸法です。
ちなみに、蘭と和葉が襲われたときに証言した、玉ねぎの腐ったような臭いとカラカラ音はこのトリックによるもの。
・和葉が転んだとき、玉ねぎが腐ったような臭いがした
→ライターのガスは元々無臭で危険だから、玉ねぎの腐ったような臭いがつけられてある。和葉が嗅いだのはガスの臭いだった。
・家の中に避難した後、様子を見に外に出ると、燃えた足跡がカラカラと音を立てて動いていた
→犬がライターが付いているピアノ線を咥えて走っていた。そのときライターが地面の凸凹に引っかかって、カラカラと音が鳴り、動いているように見える。
こうして”疑似炎”と”ライター”を使い、ただの犬を魔犬に見せかけていたのです。
犯人の動機は、遺産の取り分を増やすため
お城のような犬伏家の屋敷を手放さないためには、莫大なお金が必要でした。
実の母親より優しかった裟臣の想いが詰まった屋敷は失いたくなかったそうですが、相続税があまりにも高すぎて、1人分の遺産では足りなかったとのこと。
そこで屋敷の維持に協力的ではなかった養子の4人を殺害し、遺産の取り分を増やそうとしていたのでした。
アニメ「犬伏城 炎の魔犬」の名言
毛利小五郎「いや…そいつは占いじゃなく物語だ…8つの玉に魔犬…そして、この犬伏家の奴らの名前からすると…「南総里見八犬伝」しかねーだろ!!」
蘭と和葉から裟臣が握っていた数珠の話を聞き、答えたセリフ。
最終的に犯人は間違っていましたが、真相に繋がるような、小五郎の推理がちょっと光ったことが分かる名台詞でした。
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「犬伏城 炎の魔犬」の感想
前回の「被害者はクドウシンイチ」が続いて、今回は長編ミステリー回でした。
コナンと平次のタッグは、相変わらずめちゃくちゃ良いですね!
けっこう2人はそれぞれの目線で捜査し、推理対決することがありますが、今回は完全に協力しているような感じでそれもまた良いなと思いました!
平次が大活躍する回になっているので、平次ファンはぜひ視聴しておきましょう!!
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