赤兎馬の放火事件!?325話~327話「炎の中に赤い馬」のネタバレ&犯人やトリック

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2003年6月30日〜2003年7月7日放送の「炎の中に赤い馬」

前回のアニメ放送は323話/324話「服部平次 絶体絶命」でした。

平次が事件に巻き込まれた後の話。

コナン達は連続火事の事件に巻き込まれてしまいます。

今記事では「炎の中に赤い馬」は原作orアニオリなのか?話のネタバレや犯人などを含めて解説します。

※ここからは簡単なネタバレを含むため、注意してください。

この記事の目次

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アニメ325話〜327話「炎の中に赤い馬」のネタバレ&犯人やトリック「炎の中に赤い馬」は何巻?原作で何話?

著:青山剛昌
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アニメ放送されている「炎の中に赤い馬」は原作コナンの話となり、対象の単行本は39巻です!

39巻「File1:誘う赤馬、File2:赤馬の影、File3:赤馬の持ち主、File4:赤馬の目撃者、File5:愚かなる模倣」

名探偵コナン39巻に掲載されている話↓
File1:誘う赤馬
File2:赤馬の影
File3:赤馬の持ち主
File4:赤馬の目撃者
File5:愚かなる模倣

File6:引き裂かれた友情・1
File7:引き裂かれた友情・2
File8:引き裂かれた友情・3
File9:小さな依頼者
File10:ホクロのある女性
File11:赤いホクロ…!?

アニメ「炎の中に赤い馬」の簡単なあらすじ

公式HPのあらすじはこちら↓

一丁目から順番に、赤い馬の置物を残す連続放火事件が発生!

コナン、平次、小五郎は、不審者調査を依頼した、杯戸町四丁目の諸角亮子の家に向かった。ところが、急に依頼を断られてしまう。

その夜、諸角邸の火事で亮子は焼死。現場には赤い馬があり、放火と断定された。小五郎は、捜査で帰りが遅くなると蘭に電話して、愕然とする。

蘭は赤い馬のキーホルダーをもらったと言うのだ。自宅は五丁目…!

急いで帰ると、赤い馬を取りに来た犯人が捕まっていた。連続放火犯のあっけない逮捕…

コナンと平次は、この事件と似たある小説を思い出す。

https://websunday.net/episode/12018/

アニメ「炎の中に赤い馬」の登場人物

「炎の中に赤い馬」の登場人物
・江戸川コナン
・毛利蘭
・毛利小五郎
・服部平次
・遠山和葉

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アニメ「炎の中に赤い馬」の動画やhuluはある?

アニメ「炎の中に赤い馬」はhuluで配信されています。

コナンを取り扱っているVODでは、様々なアニメコナンが見れるので登録をおすすめします!

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アニメ「炎の中に赤い馬」の簡単なネタバレ&考察

前回の監禁事件で解放された平次と和葉は、毛利探偵事務所で食事をしていました。

食事中、小五郎から近くで起きた連続放火事件の詳細

・放火犯がいつも決まって「赤い馬の人形」を火事場に残していること
・一丁目から順に放火が行われていること

を聞きます。

平次は次に狙われそうな四丁目に心当たりがあったため、翌日小五郎、コナンと一緒に杯戸町四丁目にある「諸角」という人物の家を訪れることにしました。

ところが、探偵に調査を依頼していた諸角亮子に急に断らてしまいます。

何かあると勘ぐったコナンと平次は、家の前の車で待機。

家の前には様々な人が訪れる

その家には順々に、

・玄田隆徳(骨董品店長)
・曽我操夫(風水アドバイザー・諸角亮子の不倫相手)
・権藤系子(占い師・諸角亮子の姉)
・諸角明(精神科医・諸角亮子の夫)

がやって来ていました。

諸角明と曽我は知人らしく、明が家に帰ってきた夜には2人が飲みに出かける様子を目撃。しかしそれ以外に特に何かを発見することはできず、コナンたちは帰宅しようとすると…

その夜、諸角の家が放火に遭い、諸角亮子が遺体となって発見されました。

現場の近くにいた隣の家に住む少年の話によると、赤い馬の影を目撃したとのこと。

コナンと平次はすぐに家の中の様子を伺うと、窓の隙間に赤い馬を発見。

放火犯が火をつけて窓に置いたのは19:30頃。少なくとも犯人はその時間に、窓のそばにいたと推理しました。


毛利探偵事務所が狙われると思われたが、犯人があっけなく自首してしまう…!

消火が完了し、警察がやって来て状況を伝えることに。

そこで、諸角家にやって来た人物が4人いること、曽我と諸角明に放火は不可能だということ。怪しいのは玄田と権藤だということを伝えます。

その後、権藤がいるであろうビルに向かうことに。仕事仲間によると、夜19:30頃はこのビルにいたため、アリバイが確認されました。

コナンたちは一旦警視庁に行き、連続放火魔事件の現場に残されていた赤馬を見せてもらうことにします。

赤馬から怪しい人物を特定…!

そこで1件目の馬だけ

・酷く焦げていること
・土台がついていること
・土台の裏に「兎」と書かれていること
・胴体に人の足らしき変な跡があること

を発見。そこから赤兎馬とそれに乗る関羽を連想。

関羽といったら商売繁盛の神で、玄田が亮子に渡そうとしていたキーホルダーの箱も、赤馬がすっぽり入りそうな大きさだったこと。

そのことから、玄田が怪しいと感じて追うことにしました。

その後蘭から小五郎へ電話があり、バスの中で玄田らしき人物から赤兎馬に乗った関羽のキーホルダーを貰ったことを明かします。

毛利探偵事務所は5丁目。今度は探偵事務所が放火されると推測し、急いで探偵事務所に向かうことにしたのですが…

玄田が探偵事務所の下で警察に連れて行かれる姿を発見。

蘭によると、探偵事務所にやって来た玄田はキーホルダーを返して欲しいと言い、どうしてかを問うと、

玄田隆徳「火事になっちゃうんだ…また、おじさんが火をつけちゃうんだよ…」

と泣き崩れたという。仕方なく蘭は110番し、玄田は警察に連れて行かれることになったというわけです。


真犯人は別にいることが判明!

玄田が犯人でこの事件は一件落着…

かと思われましたが、コナンと平次は今回の連続放火魔事件が名探偵ポアロシリーズの傑作、「ABC殺人事件」に似ていると感じていました。

それは、地名と同じ頭文字を名前に持つ人物をABCの順に殺害し、死体の近くに「ABCの時刻表」を置いて連続殺人鬼による仕業と思わせるもの

そして本来標的だったCの頭文字の人物を殺害し、計画殺人を無差別殺人として覆い隠そうとした事件です。

赤い馬を使ったABC事件

今回は一丁目から順番に火をつけて放火犯を意味する「赤い馬」を置いて連続放火魔に見せかけ、四件目で本当に人を焼き殺すといった事件でした。

しかも、警察に自首した放火犯は気が弱そうな人物…小説の中で自分が殺人鬼だと犯人に錯覚されられて、一度逮捕された人物とよく似ています。

コナンたちは、もしかしたら真犯人が玄田にマインド・コントロールをかけ、自らの犯行かもしれないと思い込ませていたのではと考えることに。

もう少し調べる必要があると、翌日コナンと平次は火事があった四丁目の現場に向かうことにしました。

そこで警察に出会い、玄田が子供のころ夢遊病の気があって、最近諸角明の元に通っていたこと。曽我と玄田はよく骨董市で顔を合わせていた仲間だったことを聞きます。

その後、再び隣の家の少年に行き、赤い馬を見たときのことを聞くと、放火の仕掛けに気づいたコナンと平次。どうやら自動的に発火させられて、玄田以外にも犯行が可能だと考えられました。

加えて、犯人がどうやって玄田を操ったのか証拠を探るため、玄田の家に出向くことに。

その家で盗聴器、小さな座布団の中に赤兎馬の名前が入ったキーホルダーの土台を発見。

犯人の目論見がわかったコナンたちは、犯人を誘い出すことに仕掛けをしました。

アニメ「炎の中に赤い馬」の犯人は誰?

容疑者に仕掛けの電話をし、その夜玄田の家に怪しげな人物が集まってきました。

玄田の家にある盗聴器を回収しようとする人影、火をつけようとしていた人影。

盗聴器を回収しようとしていた人物は、曽我と権藤の2人

どうやら盗聴器付きの品を玄田に売って盗聴し、玄田しか知らないことを言い当てる。そうして自分の占いや風水学を信じ込ませ、さらに高い物を売ろうとしていたのでした。

ただ今回はこの2人は犯人ではありません。

家に火をつけようと思った本当の犯人は?

火をつけようとした人物こそが犯人で、その正体は焼き殺された諸角亮子の夫である諸角明でした。

そもそも今回の犯行は、玄田が作った赤い馬のキーホルダーから始まりました。

最初の火事場から玄田が作った赤馬が見つかったのは、その家の住人が玄田の店のお得意様だったから。恐らく箱に入れたキーホルダーを玄田がサービスのために渡したものでした。

しかし、その箱を開ける前に火事になり、箱も関羽も焼けて赤兎馬だけが残ってしまいます。火事にあった家の住人は馬は知らないと言ったそう。

玄田は渡したはずのキーホルダーを知らないことにショックを受け、子どもの頃に患った夢遊病が再発したと不安になっていました。

そんなとき、玄田は精神科である明の病院へ向かったのですが、諸角は玄田のことを放火癖のある夢遊病患者だと信じ込ませたのです。

犯人は犯行を自分だと思い込ませるために赤い馬を使った

そうして、キーホルダーから関羽と土台を削り取った赤い馬を火事場に置いて連続放火犯の仕業に見せかけ、その罪をすべて玄田に被せようとしていました。

諸角明が犯人である証拠は、妻の亮子が死ぬ前に握っていた赤兎馬の名前が入ったキーホルダーの土台。それは三丁目の火事場に置いてあった馬の足の切り口と一致していました。

あとはそれに付着している指紋を明の指紋を照合すればと指摘。

加えて、亮子は連続放火魔の犯人が明だと気づいていたことも言い当てられ、明も犯行を認めたのでした。

事件のトリックは白熱電球とマッチ棒が鍵!

放火が起きたのは夜19:30過ぎ。その頃、諸角明は曽我と飲みに出かけていて、放火をするのが不可能と考えられました。

ただ、ティッシュを「白熱電球」に巻いてテープで留めて、ティッシュの間に「マッチ棒」を刺せば、その場にいなくても火をつけることが可能になります。

  1. 物置の電球に仕掛けをする
  2. 床に灯油をまいて窓の隙間に赤い馬を置く
  3. 飲みに出かける前に電気をつけておく
  4. 10分ぐらい後に火がついてティッシュが床に燃え落ちて火事を起こす

という流れで放火を行っていました。

あとは、隣の家に住んでいる少年がいつも通りテレビを観たら、馬の影が隣の家のカーテンに映って、まるでそのときに放火犯が馬を置いたように見せられるというわけです。

犯人の動機は、自分の家を燃やして病院を建てようとしたが、妻に追い出されそうになったから

明は妻の亮子と揉めており、離婚を迫って家から追い出されそうになっていました。そこで妻を殺害してしまいます。

ただ明は殺害の動機について、

諸角明「私はただ、家を燃やして私の病院を建てたかっただけなのに…」

という全く理解ができない理由を明かします。

これにはコナンも、おいおい…と呆れていました。

アニメ「炎の中に赤い馬」の名言

アニメ「炎の中に赤い馬」の名言/名シーンについて紹介します。

服部平次「え、遠足やとォ!?連続放火魔の手掛かりつかめるかもしれへんっちゅうのに、のん気にお手手つないで遠足に行きさらすんかこのガキ!!」

事件の調査のために狙われそうな家に向かおうと誘ったのに、コナンは遠足があるからと蘭に断られたときに発したセリフ。

小学生だから当然なのに、コナンの正体を知っているからこそ発した平次のイライラ発言です(笑)

服部平次「なんぼうまい事計画しても…最後に笑うんは犯人やのぅて…あの灰色の脳みそを持ったオッチャンやっちゅう事に…」

自分の犯行は完全犯罪だったのにと言う犯人に対し、ABC殺人事件を読んでこの犯行を思いついたんだろうけど…と平次が続けた言葉。

どうせバレるのにとどこか呆れたような雰囲気も感じさせるセリフです。

弓長警部「フン…奴はそんな男じゃねぇ…人に家に火をつけるような、そんな男じゃねぇんだよ…」

弓長警部が疑わていた玄田について、あいつは犯人じゃない…と言った一言。

弓長警部「ホッとしたような奴の顔を見てようやく俺にもわかったよ…奴が探していたのは、俺が吸ってたタバコの吸殻だと‥奴の親父を死に追いやった火事の原因だとな…そんな奴が人様の家に火をつけるなんて思えねぇし…思いたくもなかった…ただ、それだけの事だよ」

弓長警部が一人目の容疑者に対して、あいつは家に火をつけない…と信じた弓長警部の心に染み渡る名言。

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「炎の中に赤い馬」の感想

今回はコナンと平次の2人のタッグが活躍したお話でした。

犯人だと思われた人物が自首したが、本当は真犯人が操っていた…という何とも難しい事件でしたが、真相にたどり着いたコナンと平次は流石ですね。

アニメは3話に続く長編シリーズになるので、ぜひ通しで視聴してみてください!

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アニメ名探偵コナン325話〜327話「炎の中に赤い馬」

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