【ネタバレ】ゼロの執行人の犯人/犯行動機は?小五郎が犯人の意味や日下部のトリックは?

【ネタバレ】ゼロの執行人の犯人/犯行動機は?小五郎が犯人の意味や日下部のトリックは?
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「ゼロの執行人の犯人って誰?」

「ゼロの執行人の犯人ってどんな動機だっけ?」

2018年4月13日に公開された劇場版名探偵コナン『ゼロの執行人』。

今作のキーパーソン「安室透」のブームを巻き起こした映画です。

安室は敵なのか味方なのか分からない活躍をしていき、しまいには小五郎を容疑者に仕立て上げる場面も。

安室の狙いはもちろん本当の犯人も見えにくく、誰が真犯人なのか判断が難しい映画となっています。

そこでこの記事では、名探偵コナンの人気映画ゼロの執行人の犯人を徹底解説!

犯人から犯行動機、使ったトリックまで紹介していきます。

※ここからはネタバレを含むので注意してください。

まずはおさらい!「ゼロの執行人」のキーパーソン・安室透の正体は?

まずはおさらい!「ゼロの執行人」のキーパーソン・安室透の正体は?

安室透は、劇場版「名探偵コナン ゼロの執行人」のメインで、重要な役割を果たす人物。

安室は探偵・黒の組織の一員・公安警察官という三つの顔を持ちます。

表向きは探偵として毛利小五郎の弟子を名乗り、喫茶ポアロで働く優しい青年。しかし、その裏では黒の組織の「バーボン」として情報を収集。

そして、真の正体は公安警察官・降谷零であり、日本の安全を守るため組織に潜入しています。

劇場版では彼の公安警察官としての一面が強調され、国家を守るための行動がコナンと対立する場面も。

しかも、彼は今作で小五郎を容疑者として仕立て上げてしまいます。

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安室透はなぜ小五郎を容疑者にしたのか?

安室透はなぜ小五郎を容疑者にしたのか?

普段は協力者であるはずの安室透が毛利小五郎を爆破事件の容疑者に仕立て上げるという衝撃的な展開が描かれます。

東京サミットの会場で爆破事件が発生した際、小五郎のPCからは会場の見取図や予定表のデータが発見され、現場には小五郎の指紋が残されていました。

しかし、これは安室たち公安警察によって仕組まれたもの

安室が小五郎を容疑者にした理由は、爆破を事故ではなく事件として扱うため、そして真犯人を見つけるためにコナンの協力が必要だったから。

安室は身近な人が疑われればコナンは必ず動き、事件解決のために全力を尽くすと確信していました。

つまり、小五郎の逮捕は、コナンの推理力を引き出し、真犯人を追い詰めるための公安の作戦だったのです。

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ゼロの執行人の事件を一言で整理すると何が起きていたのか

この映画の事件を一言でまとめるなら、公安警察を社会的に失墜させるための三段階テロです

最初にエッジ・オブ・オーシャンを爆破し、次に都内全域へIoTサイバーテロを広げ、最後には火星探査機はくちょうのカプセルを警視庁へ落とそうとしました。

単発の爆破ではなく、段階的に警察と社会の信頼を崩していく構造になっています。

日下部誠の計画は「爆破」「IoT暴走」「はくちょう落下」の三段階が全部つながってはじめて完成する復讐計画でした。

東京サミット会場「エッジ・オブ・オーシャン」の爆破事件

最初の事件は、東京サミット会場予定地エッジ・オブ・オーシャンで起きた大規模爆破です。

ここで警備中の警察官が死傷し、しかも事故にも見える形だったことで、事件はかなり厄介なスタートを切ります。日下部はこの最初の一撃で、公安と警察の足元を大きく揺らしました。

都内全域を巻き込むIoTサイバーテロ

二段階目では、Norという不正アクセスソフトを使い、都内各所の家電や機器を遠隔操作して暴発・発火を起こします。

これによって事件は一施設の爆破から、誰の家でも起こりうる都市全体の恐怖へ広がりました。ここで日下部の復讐は”警察だけの問題”ではなく、社会全体の不安へ変わります。

火星探査機「はくちょう」のカプセル落下計画

最後の本命は、大型無人探査機「はくちょう」の帰還カプセルを警視庁へ落下させることでした。

エッジ・オブ・オーシャン爆破もIoTテロも、この最終計画を成立させるための準備と混乱作りでもあります。だからはくちょう落下が見えた時点で、日下部の復讐の全体像がはっきりします。

すべては公安警察を社会的に失墜させるための三段階計画だった

日下部の狙いは無差別な破壊そのものではなく、公安警察の威信を社会の前で崩壊させることでした。

事故に見える爆破、都市の混乱、警視庁へのカプセル落下が並べば、公安も警察も守る側として完全に失敗したように映ります。だからこの映画の事件は、単なるテロというより”公安を晒し者にするための復讐”と見るのがいちばん自然です。

「ゼロの執行人」の犯人は、東京地検の検事・日下部誠

「ゼロの執行人」の犯人は、東京地検の検事・日下部誠

劇場版『名探偵コナン ゼロの執行人』の真犯人は、東京地検の検事・日下部誠です。

日下部はかつて公安の捜査に協力していた民間人・羽場二三一(はば ふみかず)と深い信頼関係を築いていました。

しかし、羽場は不正アクセス事件で逮捕され、公安の取り調べを受けた後に自殺と報じられることに。

この出来事により、日下部は公安のやり方に強い不信感を抱き、公安警察を社会的に抹殺しようと決意します。

日下部は、東京サミット会場「エッジ・オブ・オーシャン」での爆破事件をはじめ、無人探査機「はくちょう」を警視庁に落下させるという大胆なテロ計画を実行しました。

日下部誠の犯行内容と犯行の動機を解説

日下部誠の犯行内容と犯行の動機を解説

日下部は、公安による非情な捜査により、信頼していた羽場二三一を失ったことへの復讐を計画

そして公安を社会的に追い詰めるため、大きく3つの犯行を行いました。

サミット会場の「エッジ・オブ・オーシャン」の爆破

最初の爆破事件は、東京サミットの会場である「エッジ・オブ・オーシャン」の事前調査中に起こしました。

日下部は、サミット当日ではなく、事前準備の段階で爆発を起こすことで、テロとしてではなく事故として処理されやすい状況を作ったのです。

爆破の発生源となったのは、レストランの厨房にあった電気圧力ポッド。

日下部は、圧力ポッドのIoT機能を悪用し、遠隔操作することで、ガス漏れを引き起こし、引火爆発を誘発

通常の爆弾を使用した事件とは異なり、意図的な爆破とは気づかれにくい状況を作り出したのです。

大規模なサイバーテロ

第二段階として、日下部はサイバーテロを起こします。

スマート家電や自動車などのIoT機器をウイルスで遠隔操作暴走や発火させることで、都内全域を混乱に陥れました。

警察や公安は対応に追われ、爆破事件の捜査が混乱。

日下部自身の正体が暴かれるリスクを低減したのでした。

また、事件の規模が拡大することで、「公安がこの事態を未然に防げなかった」という印象を世間に与え、公安の信用を失墜させようとしたのです。

無人探査機「はくちょう」のカプセルを、警視庁に直撃させる(未遂)

最終段階として、日下部は火星から帰還する無人探査機「はくちょう」のカプセルを、警視庁に直撃させる計画を実行。

日下部はスマートフォンを使って、探査機の軌道データを不正に書き換え、カプセルの落下地点を警視庁の庁舎に向かわせました。

この攻撃により、公安の拠点そのものである警視庁を破壊し、大きな被害をもたらそうとしたのです。

日下部誠が使った事件のトリックとは?

日下部誠が使った事件のトリックとは?

日下部の行った犯行は、それぞれあるトリックが使われていました。

「エッジ・オブ・オーシャン」の爆破トリックは、電気圧力鍋(圧力ポッド)のIoT機能が鍵!

「エッジ・オブ・オーシャン」の爆破トリックは、電気圧力鍋(圧力ポッド)のIoT機能が鍵!

「エッジ・オブ・オーシャン」を爆破する際、日下部は、通常の爆弾ではなく電気圧力鍋(圧力ポッド)のIoT機能を利用。

遠隔操作で爆発を引き起こしました。

犯行に直接手を下さず、ガス漏れと引火を誘発することで、事故に見せかけたのです。

また、事件が意図的な犯行であると気づかれにくくしたのもポイント

公安が事件の真相を突き止めるのを難航させたのです。

サイバーテロのトリックは、「Nor(ノーア)」を使った遠隔操作が鍵!

サイバーテロのトリックは、「Nor(ノーア)」を使った遠隔操作が鍵!

日下部は、「Nor(ノーア)」という特殊なソフトウェアを使用し、ハッキングの痕跡を隠蔽しながら複数の端末を遠隔操作しました。

このソフトは、IPアドレスを偽装し、犯人の特定を困難にする機能を持つもの。

日下部は、「Nor(ノーア)」を用いて遠隔操作し、都内のスマート家電や自動車を暴走させたのです。

家電の暴走による発火、自動車の暴走による事故など、被害は一気に拡大し、公安や警察は対応に追われることとなりました。

無人探査機「はくちょう」の落下トリックは、スマホによる探査機のデータ改ざんが鍵!

無人探査機「はくちょう」の落下トリックは、スマホによる探査機のデータ改ざんが鍵!

日下部が犯した中で、最も大胆だったのが、無人探査機「はくちょう」のカプセルを警視庁に落下させる計画でした。

日下部はスマートフォンを使って、遠隔で探査機のデータを改ざんし、カプセルの落下地点を警視庁の庁舎に設定。

公安の本拠地を物理的に破壊し、壊滅的な打撃を与えようとしました。

さらに、改ざんをサイバーテロの混乱の中で行うことで、警察が軌道変更の異常に気づくのを遅らせるのも狙いの一つ。

加えて、カプセルの軌道修正には特定のコードが必要でしたが、そのコードを知っている唯一の人物が日下部本人であること。

つまり、日下部は自身が確保されない限り、「はくちょう」の軌道修正が不可能な状況を作ったのです。

無人探査機「はくちょう」の落下トリックを整理

はくちょう落下は、日下部誠の復讐の中でもいちばん象徴的な計画です。

サミット会場爆破やIoTテロを超えて、最後は警視庁そのものを空から叩く形になるからです。ここを押さえると、日下部の狙いが”事件を起こすこと”ではなく”公安警察を世間の前で終わらせること”だったとよく分かります。

はくちょう落下は、日下部の復讐の本命であり、三段階計画の最後に置かれた象徴的な一撃でした。

日下部はどうやってカプセルの軌道を書き換えたのか

日下部ははくちょうの関連コードを把握し、帰還カプセルの落下予測地点を警視庁へ寄せる形に書き換えました。

映画の中では、その変更コードを握っていたこと自体が日下部の決定的な強みになります。つまり”コードに触れられる立場”そのものが、彼の犯行手段でした。

なぜ落下地点を警視庁に設定したのか

日下部の狙いは公安警察の社会的失墜なので、警視庁はもっとも象徴的な標的です。

もし警視庁へ大型カプセルが落下すれば、警察も公安も自分たちの本拠地すら守れなかったことになります。だからはくちょうの標的が警視庁だったのは、復讐の象徴性を最大化するためです。

最終的にエッジ・オブ・オーシャンへ落下予測が変わった理由

少年探偵団のドローン作戦で、警視庁への直撃は一度ずらされます。ですが落下そのものが完全に止まったわけではなく、新たな予測地点が蘭たちの避難先であるエッジ・オブ・オーシャンへ移りました。だからラストは”警視庁を守って終わり”ではなく、”最後の危機が別の場所へ移る”二段落ちになっています。

この計画が日下部の復讐の本命だったこと

日下部が本当に達成したかったのは、サミット会場の混乱より、警視庁へはくちょうを落とすことだったと考えるのが自然です。

爆破もIoTテロも、この最終段階のために社会を不安定にし、警察の信頼を削る役割を果たしていました。だからはくちょう落下を見ないと、日下部の犯人像は最後まで完成しません。

日下部誠が犯人だと分かる決定打は何だったのか

日下部誠が犯人だと分かる決定打は、どれか一つの証拠だけではありません。

爆破事件の資料の扱い、はくちょうコードへの近さ、羽場二三一への異常な執着、検事という立場の使い方が全部重なって、ようやく日下部の輪郭が濃くなります。

日下部の決定打は、証拠物そのものより「検事にしては知りすぎている」「羽場の件に執着しすぎている」という違和感の積み重ねでした。

爆破事件初期に提出した資料の不自然さ

日下部は会議の初期段階から、爆破事件の資料に深く触れ、しかもかなり核心に近い情報を自然に扱っていました。

検事という立場上ありえなくはないものの、事件の設計に近すぎる感じが残ります。後から見返すと、この”詳しすぎる”感じが違和感の一つです。

スマホの扱いと「はくちょう」コードへの接触

日下部ははくちょうの変更コードへ直接つながる位置にいて、終盤ではそのコードを握る人物として追い詰められます。

しかもIoTテロや機器暴走が広がる中でも、ただ巻き込まれる側には見えません。端末とコードの扱い方そのものが、日下部の犯人性を濃くしていました。

羽場二三一との関係が見えた時点で容疑が一気に濃くなる

日下部と羽場二三一の絆が見えてくると、事件は突然”公安への私怨”の顔を持ち始めます。

検事である日下部が、そこまで羽場へ感情を向けていた理由が別の動機の存在を匂わせるからです。羽場の名前が出た段階で、日下部はただの担当検事ではなくなります。

数字やパスワードが日下部の内面とつながっていたこと

作中では、日下部の扱うコードや数字が、ただの技術情報以上の重みを持って見えます。

そこには羽場二三一への執着と、事件全体を自分の復讐の形に整えようとする意志がにじんでいます。数字が単なる情報ではなく、日下部の内面そのものへ寄っていくのが特徴です。

日下部は検事という立場で疑いの外にいた

日下部は警察でも公安でもなく、東京地検公安部の検事です。

だから爆破事件の近くにいても”追う側”として自然に見えやすく、自分へ疑いが向きにくい立場でした。日下部は”検事だから疑われにくい”立場を最大限に利用していました。

違和感の積み重ねがこの映画の犯人特定の流れだった

日下部が犯人だと分かるのは、一つの決定的証拠からではありません。

資料の扱い、コードへの近さ、羽場への執着、検事の立場の使い方が全部重なったところで確信へ変わります。だからこの映画は”意外な犯人”というより”後から見ると怪しい点がかなりそろっていた犯人”です。

日下部誠の犯行動機は、公安警察を社会的に抹殺すること

日下部誠の犯行動機は、公安警察を社会的に抹殺すること

日下部誠の動機は、公安警察そのものへの復讐です。

けれど単なる逆恨みではなく、羽場二三一という”協力者”が公安に使い捨てられたと信じたことが出発点になっています。だから日下部の動機は、復讐と、歪んだ正義感が絡み合ったかなり重いものです。

日下部誠は公安を潰したかっただけでなく、「協力者を平然と切り捨てる正義」を終わらせたいと思い込んでいました。

公安警察を社会的に抹殺したかった

日下部の狙いは公安警察の威信を社会の前で崩壊させることでした。

爆破もIoTテロもはくちょう落下も、すべて公安の失態を最大化するための手段です。だから彼の犯行は、個人への復讐というより制度への復讐に近い形を取っています。

羽場二三一を”使い捨てにした”と信じたことが出発点

日下部は、羽場二三一が公安の取り調べ後に自殺したと信じていました。

しかも羽場は公安検事側の協力者であり、違法な仕事まで背負わされていたため、日下部にとっては”使い捨てられた”としか思えなかったはずです。この思い込みが、すべての出発点になります。

サミット会場爆破だけでは足りなかった理由

一度の爆破だけでは、公安は単に失敗しただけで終わるかもしれません。

日下部はそれでは足りず、都内全域のIoT暴走やはくちょう落下まで重ねることで、”公安が社会全体を守れなかった”形を作ろうとしました。

つまり最初の爆破は、復讐の入口にすぎませんでした。

なぜ警視庁を直接狙うところまで暴走したのか

警視庁にカプセルが落ちれば、公安も警察もまとめて象徴的な敗北をさらします。

日下部はそこまで行かなければ、自分の怒りは届かないと考えていたように見えます。

だから彼の復讐は、途中で止まらず本庁舎を狙うところまでエスカレートしました。

日下部の動機が”復讐”と”歪んだ正義”の両方でできている理由

日下部は羽場を失った怒りをぶつけているだけにも見えます。

ですが同時に、公安のやり方そのものが間違っているという確信も持っていて、そのために社会的制裁を与えようとしていました。だから彼の動機は、ただの私怨だけでは説明しきれません。

羽場二三一との関係を整理すると日下部の動機が分かる

日下部誠の動機を納得して読むには、羽場二三一との関係を整理するのが一番早いです。

羽場はただの故人ではなく、日下部にとっては”協力者”であり、かなり強い信頼を向けていた相手でした。ここが分かると、日下部がなぜあそこまで公安へ怒ったのかが見えてきます。

『ゼロの執行人』は、羽場二三一という不在の人物が最後まで事件の中心にいる映画でもあります。

羽場二三一はどんな人物だったのか

羽場二三一は、裁判官を目指していた元司法修習生で、非常に正義感が強い人物です。

裁判官不適格とされて道を絶たれたあと、橘境子の事務所で働いていました。

日下部にとっては、能力も意志もある”協力者”として見るに足る相手だったわけです。

日下部と羽場の信頼関係はどれほど強かったのか

日下部は羽場を単なる情報源ではなく、非常に近い存在として見ていました。

作中でも、その関係は”肉親より強く、一心同体で結ばれている協力者の絆”と語られるほどです。だから羽場の件は、日下部にとって仕事の失敗以上の喪失になっていました。

NAZU不正アクセス事件で羽場に何が起きたのか

羽場はNAZU不正アクセス事件の手がかりを得るため、ゲーム会社へ潜入します。

ですが逆に自分が不正アクセス犯として逮捕され、公安の取り調べを受けたあとに自殺したと公表されました。日下部にとっては、ここで羽場が完全に切り捨てられたように見えたのです。

羽場は本当に死んでいたのか

結論から言うと、羽場は本当に死んではいませんでした。

ラストで警視庁屋上に立つ映像が日下部へ示され、生存が明らかになります。だから日下部の復讐は、もっとも大きな前提からひっくり返されることになります。

羽場が生きていたことがラストで事件全体をひっくり返す理由

羽場が死んでいないなら、日下部が抱いていた”公安に協力者を殺された”という怒りは根本から崩れます。

もちろん公安のやり方の冷たさは残りますが、少なくとも日下部が抱いた絶望の前提は間違っていたことになります。だから羽場生存は、この映画最大の反転として機能します。

日下部は何を誤解し、何を知らされていなかったのか

日下部は、羽場が自殺したと信じたまま事件を起こしました。

少なくとも羽場が生存し、公安側で秘匿されていたことは知らされていません。つまり日下部の復讐は、情報を知らされなかったことそのものにも支えられていたわけです。

「ゼロの執行人」で毛利小五郎が犯人にされた意味とは?

『ゼロの執行人』で多くの人が引っかかるのが、なぜ毛利小五郎が犯人にされたのかという点です。

小五郎は本当に犯人ではないのに、指紋やパソコンのデータまでそろっていて、あまりにも出来すぎた容疑者として扱われます。ここには日下部の計画だけでなく、公安側の思惑も重なっていました。

小五郎逮捕は冤罪そのものですが、作中では「事件を事故で終わらせず、コナンまで動かす」ための危険な公安の作戦として機能しています。

現場の証拠に小五郎の指紋とPCデータが残されていた理由

現場には小五郎の指紋が残され、さらに小五郎のPCには会場の見取り図や予定表のデータがあったとされます。

これによって小五郎は、偶然の関係者ではなく”準備をしていた犯人”のように見せられました。証拠がそろいすぎていること自体が、逆に不自然なポイントでもあります。

公安はなぜ小五郎を逮捕させる必要があったのか

安室たち公安側は、爆破を事故ではなく事件として扱いたかった立場にありました。

ですが決め手が弱いままでは大きく捜査を動かしにくく、そこで小五郎を容疑者に据えることで事件化を強行したと読めます。つまり小五郎逮捕は、真犯人を追うための危険な起爆剤でもありました。

安室透はなぜコナンなら動くと読んでいたのか

安室は、コナンが大切な人のためなら本気で動くことを理解していました。だから小五郎を巻き込めば、コナンが黙っていないと最初から読んでいたわけです。ここがあるから、安室の行動は正義にも冷酷さにも見えます。

小五郎逮捕は真犯人をあぶり出すための公安の作戦だった

作中での安室の言動を追うと、小五郎逮捕は単なる冤罪ではなく、真犯人を動かし、同時にコナンの本気を引き出すための作戦だったと読めます。

もちろん手段としてはかなり危うく、だからこそ蘭や英理、コナンの怒りも強いです。正しさより結果を優先する公安の手触りが、ここで最初にはっきり出ています。

この構図が”安室は敵か味方か”を最後まで揺らす仕掛けになっている

安室が犯人ではないと分かっても、だからといって全面的に安心できるわけではありません。

小五郎を平然と巻き込み、コナンの感情まで計算に入れているからです。だから安室は最後まで”正義の味方”ではなく、”味方とも言い切れない協力者”として揺れ続けます。

安室透はなぜ犯人のように見えたのか

『ゼロの執行人』で安室透が強く残るのは、真犯人ではないのにずっと犯人のように見えるからです。

現場映像に映り、小五郎を容疑者にし、コナンと何度も正面からぶつかるので、観客も最後まで安心できません。しかも羽場の件では”正しい側”の手触りがかなり冷たく見えます。

この映画の安室透は、味方か敵かではなく”どこまで信用していいか分からない協力者”として描かれているのが最大の特徴です。

公安警察官として小五郎を容疑者にしたから

安室は公安の立場から、小五郎を容疑者へ置く流れに加担しました。

これだけで、コナンや蘭たちから見れば十分に敵側の行動です。真犯人でなくても、そう見えるには十分な役回りでした。

コナンと何度も正面から対立するから

コナンは小五郎の無実を信じて独自に動きますが、安室はそれを止めるような態度を取ります。二人は同じ真相へ向かっているのに、目の前ではずっと噛み合いません。

だから安室は味方というより、障害物のように見える場面が多くなります。

羽場の件で安室自身も”正しい側”に見えなくなるから

羽場二三一の件では、安室は取り調べを担当し、結果として日下部の怒りの原因の一部になります。

ラストで羽場生存が明かされても、その過程の冷たさまで消えるわけではありません。

だから安室は正義の人でありながら、まったく無傷の存在ではいられません。

それでも最後はコナンと協力する流れが重要

エッジ・オブ・オーシャンへの落下危機では、安室とコナンは最後に同じ方向を向きます。

ここでようやく、対立していた二人が”同じ危機を止める側”として並びます。だから前半の冷たさがあるほど、ラストの共闘が強く見えるのです。

この映画が”犯人記事”なのに安室透の存在を外せない理由

真犯人は日下部誠ですが、安室透がいなければ事件の見え方がまったく違っていたはずです。

小五郎逮捕の意味も、公安の冷たさも、コナンの怒りも、安室がいるから成立しています。だから犯人記事でも安室透を外すと、この映画の核心がかなり薄くなります。

日下部誠の結末はどうなったのか

日下部誠の結末は、単純な逮捕劇で終わらないところがこの映画らしいです。

彼は東京地検で追い詰められ、羽場二三一が生きていた事実を知った瞬間に、復讐の前提そのものを失います。ですが事件が止まっても、公安への不信と制度の苦さは最後まで消えません。

日下部誠の結末は”犯人が負けた”というより、”誤解と怒りの上に積み上げた正義が崩れた”終わり方でした。

東京地検で追い詰められた流れ

コナンと安室は、犯人の本命がはくちょうだと見抜いたあと、東京地検へ向かって日下部と対峙します。

そこではじめて、一連のテロが日下部の手で進められていたことが表へ出ます。検事の執務空間で真犯人が追い詰められるのが、この映画らしい皮肉でもあります。

羽場二三一の生存を知った瞬間に何が崩れたのか

日下部はずっと、羽場が公安に殺されたと信じていました。

ですが警視庁屋上に立つ羽場の映像を見せられた瞬間、その前提が根元から崩れます。ここで日下部の怒りは一気に行き場を失い、事件全体の意味も揺らぎます。

はくちょうのコードを明かした理由

羽場生存を知った日下部は、はくちょうの変更コードを自白します。

復讐の理由そのものが崩れた以上、あそこから計画を守り抜く意味も薄れてしまったからです。だからコードの自白は、敗北というより復讐の瓦解に近い場面です。

計画は止められても公安への不信だけは消えなかった理由

羽場が生きていたとしても、公安のやり方が冷たかった事実まで無くなるわけではありません。

小五郎逮捕も、協力者の扱いも、日下部が怒るだけの理由を十分に持っていました。だから事件が止まっても、公安への不信だけは映画の中に残り続けます。

犯人逮捕で終わりきらない後味の重さ

『ゼロの執行人』は日下部を止めて終わる映画ではありません。

安室透が最後に協力者として立つ一方で、その公安のやり方自体には苦さが残ります。だから見終わったあとに残るのは、爽快感だけではなく”この正義で本当にいいのか”という重さです。

「ゼロの執行人」の犯人のまとめ

「ゼロの執行人」では、東京地検の検事という容疑者とは程遠い日下部誠が犯人という結末でした。

安室透がメインということもあり、安室に関連する公安を軸にした物語になっていましたね。

公安に対する恨み・自身の正義を実行するためでありながら、一人で犯した犯行としてはスケールが段違い。

公安を失墜させるために関係のない多くの人を巻き込むという、かなり身勝手な犯人だなと感じました。

「ゼロの執行人」では日下部誠とともに安室透にも注目してみると面白いので、ぜひ2人に注目して視聴してみてください!

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