【ネタバレ】業火の向日葵(ひまわり)の犯人/犯行動機は?ユダは誰でトリックの考察や詳しく解説

【ネタバレ】業火の向日葵(ひまわり)の犯人/犯行動機は?トリックの考察や詳しく解説
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「業火の向日葵の犯人って誰?」

業火の向日葵の犯人ってどんな動機だっけ?」

2015年4月18日に公開された劇場版名探偵コナン『業火の向日葵(ひまわり)』。

怪盗キッドが登場してゴッホの『ひまわり』を盗む中、真犯人が『ひまわり』を破壊しようとするなど、事件の真相がやや分かりにくい作品となっています。

そこでこの記事では、業火の向日葵に登場する怪盗キッドの目的や犯人を徹底解説!

犯人から犯行動機、使ったトリックまで紹介していきます。

※ここからはネタバレを含むので注意してください。

「業火の向日葵」のキーパーソン・怪盗キッドが『ひまわり』を狙った目的とは?

「業火の向日葵」のキーパーソン・怪盗キッドが『ひまわり』を狙った目的とは?

今作では、怪盗キッドがゴッホの描いた『ひまわり』を盗もうとするシーンが描かれています。

いつもは宝石しか狙わないキッドが、なぜ絵を盗もうとするのか?

キッドの目的は、『ひまわり』の処分をたくらむ真犯人を妨害することにありました。

キッドがひまわりを盗む理由は「寺井(じい)」のため

キッドがひまわりを盗む理由は「寺井(じい)」のため

キッドは執事の寺井黄之助から、かつて寺井が勤めていた屋敷のお嬢様であるウメノという女性に『ひまわり』を見せてあげたいという依頼を受けていました。

ただ、真犯人の持つ危険な思想から『ひまわり』が狙われていることを知り、『ひまわり』を守るために奔走。

キッドは寺井のためになんとしてでも『ひまわり』を展示させるべく、

  • 犯人によって爆破された飛行機から絵画を確保
  • 犯人によって爆破された美術館から絵画を安全装置に送り込む

など、犯人から『ひまわり』を守るために行動していたのです。

【関連記事】怪盗キッドの助手の寺井についてはこちら↓

7人のサムライの中にいる裏切り者は?

7人のサムライの中にいる裏切り者は?

7人のサムライの中には、「ひまわり」の破壊を目論む裏切り者がいる可能性がありました。

そして容疑者として挙げられたのが、7人のサムライの絵画修復担当・東幸二です。

かつて、ゴッホの2枚目の「ひまわり」は、第二次世界大戦の芦屋空襲で焼失したとされていました。

しかし、ある屋敷の大工で雇われていた幸二の祖父・東淸助が絵画を空襲から救い出し、屋敷の使用人に託されていたのです。

淸助が息を引き取った後、幸二と兄の幸一は使用人の言葉を頼りに、ゴッホが愛した場所・アルルの地にて「ひまわり」を発見します。

アルルに置いておくべきと主張する幸一に対して、亡くなった祖父のために日本に持ち帰りたいと主張する幸二。

絵画の扱いを巡って、言い争いになってしまいます。そして事件が発生…

幸二が持っていた護身用の銃が暴発し、兄の幸一が亡くなってしまいました。

事件は自殺で片付けられていたものの、幸二は「ひまわり」が無事に日本に戻り、展覧会が終わったら自首するつもりでいたと明かします。

事件は一件落着かと思いきや…

東幸二は裏切り者ではく、一連の事件の犯人は別にいたのです。

業火の向日葵」の真犯人は、絵画鑑定士・宮台なつみ

「業火の向日葵」の真犯人は、絵画鑑定士・宮台なつみ

『名探偵コナン 業火の向日葵』の犯人は、絵画鑑定士の宮台なつみです。

彼女は鈴木次郎吉が開催する「日本に憧れたひまわり展」の警備のために集められた、7人のエキスパート「7人のサムライ」の一人。つまり、「7人のサムライ」の真の裏切り者です。

そして、ゴッホの『ひまわり』の真贋を鑑定する立場にありました。

ゴッホの絵を深く愛しており、贋作が本物として展示されることを許せない彼女は、『ひまわり』の中に紛れ込んだ贋作を燃やすことを計画。

そのために、飛行機爆破や美術館の火災といった過激な手段に出ました。

宮台なつみの犯行内容を解説

宮台なつみの犯行内容を解説

宮台なつみは、ゴッホの『ひまわり』の展示を阻止するために、いくつもの犯行を重ねました。

まず、絵画を日本へ輸送する際に飛行機へ爆弾を仕掛け、空中で爆破させる計画を実行。

偽物だと思った『ひまわり』を破壊しようとしました。

しかし、怪盗キッドが絵を救出し、失敗に終わります。

ただしその後も宮台は手を緩めることなく、次は展示会場であるレイクロック美術館を火災に巻き込もうとしました。

彼女は防犯対策を逆手に取り、美術館の電力供給を遮断。

停電を引き起こし、暗闇の中でひまわりの造花に火をつけ、偽物の『ひまわり』を燃やそうとしたのです。

宮台なつみが使った事件のトリック・仕掛けとは?

宮台なつみが使った事件のトリック・仕掛けとは?

宮台なつみは、『ひまわり』を破壊するために、爆破の際にいくつかの仕掛けを施していました。

飛行機爆破のトリック・仕掛けは、整備士を買収したことによるもの

飛行機爆破のトリック・仕掛けは、整備士を買収したことによるもの

なつみは、『ひまわり』を輸送する飛行機を爆破。

ただ、厳重な注意が敷かれた中、どうやって爆弾を中には仕掛けたのか?

それは、整備士を買収し、貨物スペースに爆弾を仕込ませるというもの。

爆発が発生すれば、『ひまわり』は燃え尽きるはずでしたが、キッドの機転により未遂に終わります。

美術館爆破のトリック・仕掛けは、自身が提案して植えさせた造花の向日葵に火を放つというもの

美術館爆破のトリック・仕掛けは、自身が提案して植えさせた造花の向日葵に火を放つというもの

美術館での犯行では、館内の電力供給を遮断するために電気制御室に薬品をかけて機能を停止。

防犯システムが混乱し、館内が停電している隙に通路の造花の向日葵に火を放ち、美術館全体を火災に巻き込もうとしました。

こうして美術館もろとも、贋作だと思い込んだ『ひまわり』を消失させようとしたのです。

宮台なつみの犯行動機は、『ひまわり』の贋作が本物と並べられたくなかったことによるもの

宮台なつみの犯行動機は、『ひまわり』の贋作が本物と並べられたくなかったことによるもの

宮台なつみの犯行動機は、ゴッホの『ひまわり』に対するにこだわりによるもの。

なつみは絵画鑑定士として長年多くの名画を扱ってきましたが、贋作が本物と並べられることを決して許せませんでした。

『ひまわり』に偽物が紛れ込むことは、ゴッホを冒涜する行為。

そして、偽物が飾られるくらいならいっそ燃やしてしまったほうがいいと考え、破壊を決意したのです。

しかし、なつみが「偽物」と断定した『ひまわり』は、鑑定の結果、実は本物であることが証明されます。

取り返しのつかない行動を起こしてしまったなつみは、自分の愚かな行動を反省し、罪を認めたのでした。

宮台なつみはなぜそこまで『ひまわり』に執着したのか

宮台なつみは、ただの美術ファンではなく、真贋を判定する側の人間でした。

だから『ひまわり』への執着は作品愛だけでなく、自分の目と判断への誇りとも結びついています。

その誇りが壊れそうになった時、宮台は展示会そのものを壊す方向へ進んでしまいました。『ひまわり』への執着は、宮台にとってゴッホへの敬愛であると同時に”自分の鑑定が正しいと証明したい執着”でもありました。

鑑定士として真贋を見抜く立場そのものに強い誇りを持っていた

宮台は鑑定担当として7人のサムライへ入っていました。だから本物か偽物かを見抜く自分の立場が、彼女にとってはかなり大きな意味を持っていたと考えられます。

ゴッホ作品への敬愛が異常なレベルまで高まっていた

『ひまわり』についての学説を研究し、強い愛着を持っていたと紹介されるほど、宮台の思い入れは深いです。それが美術館の中で冷静な判断を失わせるところまで行っていました。

贋作を許した時点で、自分自身も否定されるように感じていた可能性がある

本物だと思えない絵が展示されることは、宮台にとって”ゴッホへの裏切り”だけではなく、”鑑定士としての自分の価値を潰されること”にも近かったように見えます。

だから反応があそこまで極端になりました。

その執着が、輸送機爆破や美術館火災という極端な行動へ変わった

本来なら再鑑定や議論に向かうはずの不満が、宮台の中では破壊へ変わっています。

そこがこの犯人のいちばん怖いところです。

犯人記事でも”ただの芸術好き”ではなく”思い込みを絶対視した鑑定士”として見せたい

宮台なつみを理解するには、美術好きというだけでは足りません。

自分の見立てを絶対視し、その思い込みのために他人の命まで危険へさらした鑑定士として見るほうが、ずっと実態に近いです。

東幸二はなぜ犯人に見えたのか

東幸二は本物の犯人ではないのに、かなり強く疑われる人物です。2番目の『ひまわり』の模写の発見者で、双子の兄の死という過去まで背負っていて、しかも展覧会の内側にいるからです。

だから”ユダ”という言葉が出た時、一番に東へ疑いが向く流れはかなり自然でした。東幸二は犯人ではありませんが、宮台なつみを最後まで隠すための強いミスリードとして非常によく機能していました。

7人のサムライの中で最初に強く疑われる人物だった

東幸二は修復担当で、2枚目の『ひまわり』へ最も多く触れてきた人物です。事件が内側の裏切りだと分かった時に、最初に疑われる条件がそろっていました。

2枚目の『ひまわり』と兄・東幸一の死をめぐる過去が重すぎた

東には、双子の兄・幸一が拳銃自殺を図ったという重い過去があります。2枚目の『ひまわり』と兄の死が結びついているため、動機を持つように見えやすい人物でした。

祖父が空襲から『ひまわり』を救い、日本へ持ち帰った経緯があった

東家には、『ひまわり』と戦時中からつながる個人的な歴史があります。だから東幸二がその絵へ特別な思いを持っていても不思議ではなく、それが逆に疑いを深める形になっていました。

兄の死と自首予定という告白が、逆に裏切り者っぽく見えてしまった

東は過去を告白し、自分が何かを隠しているようにも見せます。その真面目さや重さが、かえって”後ろ暗いことがある人物”という印象を強くしていました。

でも実際には東幸二は犯人ではなく、キッドの警告で疑われた”ユダ候補”にすぎなかった

キッドの警告があったからこそ、東は一気に犯人候補へ押し上げられます。ですが本当のユダは宮台なつみで、東幸二は最後までその身代わりに使われたに近い立場でした。

業火の向日葵(ひまわり)の事件を一言で整理すると何が起きていたのか

この映画で起きていたことを一言でまとめるなら、宮台なつみが贋作だと思い込んだ『ひまわり』を焼き払い、その展覧会そのものを崩そうとした事件です。

怪盗キッドはそれを止めるために、あえて盗賊の顔を強めていました。

東幸二は過去と立場の重さのせいで疑われましたが、本当の裏切り者ではありません。事件を理解する鍵は「宮台の犯行」「キッドの保護」「東幸二への誤解」の3本柱にあります。

7枚の『ひまわり』を集める展覧会計画が始まった

鈴木次郎吉は、ニューヨークのオークションで”芦屋のひまわり”を3億ドルで落札し、世界中の7枚を集める展覧会を開こうとします。ここから事件の舞台が一気に広がりました。

宮台なつみは贋作だと思い込んだ『ひまわり』を破壊しようとした

宮台なつみは、2枚目の『ひまわり』と5枚目の『ひまわり』を本物ではないと信じていました。

だから彼女の目的は盗むことではなく、贋作だと思い込んだ絵を消し去ることでした。

そのために輸送機爆破と美術館火災を実行した

宮台は輸送機の貨物室爆破と、レイクロック美術館の火災という二段構えで『ひまわり』を葬ろうとします。

つまり犯行は一度で終わらず、失敗しても別の手を用意していました。

怪盗キッドは犯人の計画を止めようとして、逆に犯人のように見えた

キッドは次郎吉やチャーリーから見れば、当然ながら絵を狙う怪盗です。

ですが実際には、宮台の計画を先に知っていて、その破壊を止めるために動いていた側でした。

事件を理解する鍵は「宮台の犯行」「キッドの行動」「東幸二の誤解」の3本柱にある

宮台なつみの犯行だけ追うと、キッドの100億円要求や東幸二への疑いがかえってノイズに見えます。

逆にこの3人を役割ごとに分けると、映画の印象がかなりすっきりします。

宮台なつみが犯人だと分かる決定打は何だったのか

宮台なつみが犯人だと分かる決定打は、彼女が”真贋を判断できる立場”にいたことと、”燃やすための準備”を自分の提案として展覧会へ入れ込んでいたことです。

最初にキッドカードを見つけて工房鑑定を提案したのも、防犯カメラのカモフラージュとして造花の向日葵を植える案を出したのも宮台でした。

つまり彼女は最初から最後まで、絵に最も近い場所で事件を設計していた人物です。キッドが示した”ユダ”の条件にいちばん自然に重なるのが、最初から『ひまわり』へ触れ続けていた宮台なつみでした。

『ひまわり』の真贋を判定できる立場にいた唯一の重要人物だった

宮台は7人のサムライの中で鑑定担当を務める絵画鑑定士です。

真贋を判断する権威を持つからこそ、彼女の思い込みはそのまま犯行動機へ変わりました。

最初にキッドカードを発見し、自分の工房で鑑定したいと提案していたことが不自然だった

キッドカードを最初に見つけたのも宮台なつみでした。

そして「自分の工房で鑑定したほうが早い」と提案していて、絵を管理の目から一度外そうとしていたのが分かります。

防犯カメラのカモフラージュとして造花の向日葵を大量に植える案を自分で出していたことが、美術館火災トリックそのものだった

レイクロック美術館の通路へ大量の向日葵を植える作戦は、宮台の発案でした。これがそのまま、後半で火を回しやすくする可燃物の設置になっていたのが決定的です。

飛行機爆破も美術館火災も”偽物と思ったひまわりを燃やす”という一本の目的でつながっていた

輸送機の爆破もレイクロック美術館の火災も、個別の犯行ではありません。

宮台の中ではどちらも、贋作だと思い込んだ『ひまわり』を葬るための一本の犯行でした。

ユダ=7人のサムライの中の裏切り者というキッドの警告が、宮台なつみに一直線で重なる

キッドは予告で”ユダ”という言葉を使い、7人のサムライ内部に裏切り者がいると知らせていました。

その条件に最も当てはまるのが、内側から展覧会を壊そうとした宮台なつみです。

宮台なつみの犯行内容を時系列で整理

宮台なつみの犯行は、飛行機爆破と美術館火災を一本につないだ連続した破壊計画です。まず輸送機で2枚目を焼こうとし、それが失敗すると、次はレイクロック美術館で展覧会ごと壊そうとします。

狙っていたのは1枚だけではなく、自分の信じる”偽物”を本物の並びから消し去ることでした。宮台なつみの犯行は”絵1枚の破壊”では終わらず、展覧会そのものを成立させないところまで進んでいました。

輸送機の貨物スペースへ爆弾を仕込ませた

2枚目の『ひまわり』を運ぶ輸送機では、着陸直前に貨物室の爆弾が起動します。

宮台は整備士を買収して、絵だけを焼けるような仕掛けを用意していました。

空中で爆破を起こし、『ひまわり』を焼失させようとした

飛行機を丸ごと落とすよりも、絵を安全圏の外で失わせるのが狙いでした。だから輸送機爆破は、殺人よりも絵画破壊を優先した犯行として読むほうが自然です。

失敗後も手を緩めず、レイクロック美術館で再び絵を燃やそうとした

飛行機の件が失敗しても、宮台はそこで止まりません。

今度はレイクロック美術館へ舞台を移し、展覧会の中で絵を確実に焼こうとします。

停電と火災を利用して展示会そのものを破壊しようとした

電気室へ薬品をかけて停電を起こし、その混乱の中で火災を広げる流れは、絵だけでなく展示空間そのものを壊す計画でした。

ここまで来ると、宮台の犯行は展覧会全体の崩壊を目指しています。

宮台なつみの犯行は”絵1枚の破壊”ではなく、展覧会そのものの崩壊を狙うものだった

2枚目と5枚目だけを狙ったように見えても、実際には7枚がそろう場そのものを壊そうとしていました。

だから宮台なつみの犯行は、個別破壊よりも企画全体の否定に近いです。

飛行機爆破のトリックを詳しく整理

輸送機爆破のトリックは、厳重警備でも内部協力者がいれば破れるという構図で成り立っています。宮台なつみは自分で爆弾を仕掛けるより、絵の移送経路へ入り込める整備士を利用していました。

ここを押さえると、彼女が真正面から戦う犯人ではなく、絵を確実に焼くための方法を選ぶタイプだと見えてきます。飛行機爆破の時点で、宮台の目的は人命より”贋作と思い込んだひまわりの抹消”に寄っていました。

整備士を買収して貨物スペースへ爆弾を仕込ませた

爆弾は外部から無理やり持ち込まれたのではなく、内部の整備士を使って貨物室へ入れられました。

だから次郎吉の警備が堅くても、完全には防げなかったわけです。

厳重警備下でも内部協力者がいれば仕込める構造だった

7人のサムライがいても、移送現場の内部に手が入っていれば絵は危険にさらされます。

ここで見えるのは、宮台が正面突破ではなく内部崩しを選んだ犯人だったという点です。

宮台なつみは自分で手を下さず、絵だけを確実に焼く方法を選んでいた

宮台は現場で派手に暴れるタイプではありません。

人前では鑑定士の顔を保ちながら、裏では絵が最も危険にさらされる形を整えていました。

ここで怪盗キッドが絵を守ったことで、宮台の計画は一度目に失敗した

キッドは空港上空で絵を救い、そのまま持ち去るように見せます。

けれど実際には、それが宮台の最初の破壊計画を止めた瞬間でした。

犯人記事では、この時点で宮台の目的が”殺人”より”絵画破壊”だと見えてくると整理したい

輸送機爆破は確かに危険ですが、犯行の芯にあるのは絵の消失です。

だからこの段階から、宮台なつみを”爆破による絵画破壊の首謀者”として見ると筋が通ります。

レイクロック美術館火災のトリックを詳しく整理

美術館火災のトリックは、展示会の運営そのものへ入り込める宮台なつみだから成立した犯行です。停電、防犯システムの混乱、可燃物として使われる造花の向日葵まで、全部が彼女の発案と立場に結びついています。

輸送機爆破が外側の破壊なら、美術館火災は内側からの崩壊でした。宮台の本当の怖さは、鑑定士という信頼される立場のまま、警備計画そのものを火災トリックへ変えていたところにあります。

電気制御室へ薬品をかけて電力供給を遮断した

火災の前には、電気室への細工で停電が起こされています。

まず照明と防犯機能を揺らすことで、美術館全体を混乱状態へ変えました。

停電で防犯システムを混乱させた

レイクロック美術館は鉄壁の警備が売りでしたが、停電が起きれば監視と搬送システムにズレが出ます。宮台はそこを突いて、火災と破壊を重ねようとしました。

自分が提案して設置させた造花の向日葵へ火をつけた

トンネル内に造花の向日葵を大量に置く案は、もともと宮台自身の提案でした。

防犯カモフラージュに見せかけた可燃物の設置だったと分かると、かなり悪質です。

館内全体を火災に巻き込むことで、”贋作と思い込んだ絵”を確実に葬ろうとした

宮台が狙ったのは、1枚だけをひっそり消す方法ではありません。

火災に巻き込めば、絵も展覧会もまとめて終わらせられると考えていたように見えます。

宮台のトリックは、美術の専門家だからこそ警備計画そのものへ入り込めたところが肝

鑑定士として信頼され、7人のサムライとして運営側に入っていたからこそ、防犯の設計まで自分の都合で曲げられました。だから火災トリックは、専門家の立場そのものを凶器にした犯行です。

ユダとは誰で、何を意味していたのか

ユダという言葉は、この映画のミステリーをかなり強くするキーワードです。単に犯人名を伏せるだけでなく、「7人のサムライの中に裏切り者がいる」という構図そのものを読者へ意識させる役目も持っています。

だからユダの意味を整理すると、宮台なつみと東幸二の見え方も一気に変わります。ユダとは、次郎吉の”7人のサムライ”の中で内側から展覧会を壊そうとしていた裏切り者、その正体は宮台なつみでした。

ユダとは7人のサムライの中にいる裏切り者を指す言葉だった

キッドは予告の中で”ユダ”という言葉を使い、内側に裏切り者がいると示唆していました。だからこの言葉は、単なる暗号ではなく犯人の立場そのものを指すサインでした。

キッドは予告状で”内部に裏切り者がいる”と警告していた

外から襲う怪盗が、わざわざ内通者の存在をほのめかしていたことになります。そこにキッドの”敵として振る舞いながら守ろうとしていた”性質がよく出ています。

宮台なつみがそのユダだった

7人のサムライとして信頼されながら、裏では2枚の『ひまわり』を燃やそうとしていた人物が宮台なつみです。だからユダという言葉が最も自然に当てはまります。

ただし東幸二の過去が重かったため、観客にも東がユダに見えやすかった

東幸二は2枚目の『ひまわり』と兄の死に深く関わっているため、動機があるように見えます。だからユダの正体として観客の視線が向きやすく、宮台を隠すミスリードとしてよく機能していました。

2枚目と5枚目の『ひまわり』が特に重要だった理由

宮台なつみが特に執着していたのは、2枚目と5枚目の『ひまわり』でした。だから事件も、この2枚を軸に飛行機爆破と美術館火災へ展開していきます。

7枚すべてが大切な展覧会なのに、犯行の熱が特定の絵へ集中しているのは、真贋への思い込みが強かったからです。2枚目と5枚目が特に狙われたことで、この映画は”宝探し”ではなく”真贋をめぐる狂気”の話として立ち上がっています。

2枚目の『ひまわり』は次郎吉が落札し、輸送機爆破の標的になった

物語の発端になる”芦屋のひまわり”は、次郎吉がオークションで落札した2枚目です。

だから最初の大きな犯行は、この2枚目を空の上で消すことへ向けられました。

5枚目の『ひまわり』はキッドの予告と100億円要求の舞台になった

次に強く狙われるのが、損保ジャパン日本興亜美術館にある5枚目の『ひまわり』です。

キッドの予告や100億円要求も、この5枚目をめぐる騒動として大きく動きます。

この2枚を軸に、宮台なつみとキッドの行動が交差した

宮台は2枚目と5枚目を消したいと考え、キッドはその2枚を守ろうとしていました。だからこの2枚の『ひまわり』を追うと、犯人とキッドの意図が最も分かりやすく交差します。

絵そのものより”本物か偽物か”という認識のズレが事件を大きくした

宮台の中では、この2枚は守るべき名画ではなく、排除すべき偽物でした。だから事件を大きくしたのは絵の価値より、その真贋認識のズレだったと言えます。

「業火の向日葵」の犯人のまとめ

犯人の動機は、贋作の『ひまわり』が本物と並べられたくなかったことによるもの。

そのために、絵もろとも飛行機を爆破したり、美術館を燃やしたりなど、やや行き過ぎた行動が目立ちます。

ただ贋作だと思い込んだ『ひまわり』が実は本物…。

犯人の行動は実に愚かで、理解しがたいものだったと思います。

今作では終始キッドが活躍する姿も描かれているので、犯人とともにキッドの行動にも注目してみてください!

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