「緋色の弾丸の犯人って誰?」
「緋色の弾丸の犯人ってどんな動機だっけ?」
2021年4月16日に公開された劇場版名探偵コナン『緋色の弾丸』。
赤井秀一がメインとなっており、赤井ファミリーが登場した映画になります。
今作では15年前の拉致事件をきっかけに、犯人は立て続けに犯行を重ねたため、事件の概要が整理しにくいと感じた人もいるはず。
そこでこの記事では、緋色の弾丸の犯人を徹底解説!
犯人から犯行動機、犯行のきっかけとなった15年前の事件の真相まで紹介していきます。
※ここからはネタバレを含むので注意してください。
「緋色の弾丸」の犯人は、白鳩舞子と井上治の2人!

「緋色の弾丸」の犯人は、日本WSG協会の広報を務める白鳩舞子と、超電導リニア開発チームのエンジニア井上治の2人。
どちらとも表向きはWSGの運営に携わる関係者でありながら、それぞれが過去の出来事に強い恨みを抱き、今回の事件を共謀して引き起こしました。
舞子は、15年前にFBIによって逮捕・収監された父・石原誠が無実であると信じて復讐を決意。
一方の井上治も、15年前の事件の被害者である父親を失い、FBIに自分の証言を無視されたことから人生が崩壊。
共通の憎しみを抱えた2人は、元FBI長官のアラン・マッケンジーを標的とした計画を実行に移しました。
白鳩舞子と井上治の犯行内容

白鳩舞子と井上治は、15年前のアメリカで起きたWSG(ワールド・スポーツ・ゲームス)スポンサー拉致事件に端を発する憎しみを動機に、協力して一連の事件を企てました。
なお、2人の目的は共通しており、当時のFBI長官であり、現在はWSG協会会長であるアラン・マッケンジーを狙った復讐です。
① WSGスポンサーの連続拉致
まず、WSGのスポンサーが集まるパーティー会場にて、停電を利用し、スポンサーの鈴木史郎(鈴木園子の父)をスタンガンで気絶させ、厨房の冷蔵庫に拉致しました。
その一週間前には、同じくスポンサーである三塚製菓の社長の娘が、ゴルフ場で突如姿を消すという事件を起こします。
この2つの事件は、15年前と同じスポンサー企業を狙った連続拉致事件の再現を意図したものでした。
② リニア乗車前の健康診断中の“クエンチ”発生と拉致
リニア乗車前の健康診断のタイミングで、MRIの液体ヘリウムが気化する「クエンチ」を意図的に発生させ、病院内の酸素濃度を下げて参加者を気絶させました。
そしてこの混乱に乗じて、標的だったジョン・ボイド(自動車メーカーCEO)と、アラン・マッケンジーの2人を拉致します。
超電導リニアでの暗殺計画
拉致したアラン・マッケンジーを真空リニア車内のトランクに隠し、発車後に舞子が銃で殺害を試みました。
ただ、コナンの推理と赤井秀一の狙撃によって舞子の計画は阻止。
狙撃された舞子は肩を撃たれて倒れ、そのまま逮捕されました。
リニアを暴走計画
舞子の逮捕後、共犯の井上は、新幹線車内からタブレットでリニアを遠隔操作。
リニアを加速させ、最終目的地・芝浜駅を突破し、大勢の人々が集まる芝浜スタジアムに突っ込ませようとしました。
最終的には、コナンたちにより、リニアはパラシュートとサッカーボールの衝撃吸収によって減速。
スタジアム内への突入を最小限の被害で食い止められました。
犯人の白鳩舞子と井上治の犯行動機は、FBIへの復讐

舞子と井上治の2人が犯行を行った動機には、15年前に起きた事件が関係しています。
そしてこの事件をきっかけに、2人はFBIへの怒りや不信感を感じ、復讐を決意することとなりました。
白鳩舞子の犯行動機は、父親を逮捕して獄中死させたFBIへの復讐
15年前、WSGスポンサーを狙った連続拉致事件で父・石原誠がFBIに逮捕され、冤罪を訴え続けながらも獄中で命を落としました。
舞子は当時、事件発生時に父と一緒にいたことからアリバイがあると主張しましたが、FBIには聞き入れられませんでした。
さらに父の死後、母も心労で亡くなり、残された舞子は名前を変えて「白鳩舞子」として生きることに。
FBIによる不当な逮捕と対応に対する強い怒りにより、復讐心が芽生えて、今回の計画を実行する動機となりました。
井上治の犯行動機は、自分の証言を無視したFBIへの復讐
15年前、井上の父はWSGスポンサー企業のトップとして事件の標的となり、誘拐事件の被害に遭う事件が起きました。
その後、スポンサー契約を解除したことから「テロに屈した」と非難され、企業は衰退し、井上の家庭も崩壊。
そして4年後、石原誠が起こしたとされる拉致事件を模倣した事件が発生。
そのとき、犯人の顔を目撃した井上は、父を拉致した事件の犯人と同一であったことをFBIに訴えました。
しかし、FBIは全く取りあってくれず、井上の証言を無視。
そのことから、井上はFBIが真実を隠蔽し石原の冤罪をでっちあげたと感じ、舞子と手を組んでマッケンジーへの復讐を計画しました。
白鳩舞子と井上治の犯行動機となった15年前の事件の真実とは?

15年前のアメリカ・WSGボストンをめぐる事件。
スポンサー企業のトップ3名が相次いで拉致され、そのうち自力で逃げた1人が射殺されるという惨劇が起こりました。
FBIは証拠をもとに石原誠を犯人として逮捕しましたが、石原は犯行を否認し、無実を訴えたまま獄中で亡くなります。
そのことがきっかけで、舞子は父親の敵討ちとしてFBIへの復讐を決意。
また、井上も「石原を誤認逮捕したFBIが冤罪をもみ消そうとしている」と感じ、FBIへの不信感から舞子との共謀を決意しました。
15年前の事件の犯人は、白鳩舞子の父親の石原誠

15年前の事件は、舞子と井上治が信じたものとは異なる真実がありました。
事件の真相は、石原が実際に犯行に加担していたというもの。
石原には共犯者が存在し、最初の誘拐を担当したのはその共犯者だったのです。
FBIは共犯者の罪を免除する代わりに犯人の名前を提供するよう命じ、石原を逮捕。そのことを公にしなかったため、石原のみが罪を背負う形となりました。
このことから、周囲には「石原は冤罪だったのではないか」という誤解が広まり、今回の舞子や井上の復讐劇につながることとなったのです。
「緋色の弾丸」の犯人のまとめ
「緋色の弾丸」は、超電導リニア、世界的スポーツイベントWSG、そしてFBIという国際的な要素が絡み、スケールが大きな映画になっていました。
2人の犯人が協力して起こした大規模な犯行はもちろん、終盤の赤井秀一による超遠距離狙撃や、コナンの機転によるリニアの停止などのアクションも見どころ。
ぜひ犯人や赤井秀一に注目してみてください!
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