2014年5月31日放送の「蘭も倒れたバスルーム(前編)(後編)」。
前回のアニメ放送は738話・739話「小五郎はBARにいる」でした。
コナンがバーボンやベルモットが動いてると知り、挙動不審になってしまうお話。
そのまま、世良真純と一緒に浮気調査のお話へ進みます。
今記事では740話・741話「蘭も倒れたバスルーム(前編)(後編)」は原作のお話なのか?アニオリなのか?などを簡単なあらすじを含めて解説します。
※ここからは簡単なネタバレを含むため、注意してください。
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アニメ740話・741話「蘭も倒れたバスルーム」は何巻?原作で何話?
アニメ放送されている「蘭も倒れたバスルーム(前編)(後編)」は原作コナンの話となり、対象の単行本は81巻です!
名探偵コナン81巻に掲載されている話↓
File1:ジョディの追憶
File2:赤井秀一の消息
File3:探偵はBARで事件に遭遇する
File4:探偵はBARで事件を推理する
File5:探偵はBARで事件を解決する
File6:浮気調査
File7:ボクの推理
File8:居心地悪い推理
File9:截拳道vs.空手
File10:灯油の臭い
File11:まるで魔法のように
「蘭も倒れたバスルーム」の簡単なあらすじ

公式HPのあらすじはこちら↓
妃英理と中華街でご飯を食べる約束をした蘭とコナンは、英理の仕事相手のマンションのロビーで待ち合わせをしていた。コナンが写真を撮られる気配を感じて周囲を見ると、そこには世良真純の姿があった。世良は、友達の姉である北尾留海に、恋人の摂津健哉が元カノの橋本和香と浮気している疑惑があるので、その調査の依頼を受けていた。
蘭とコナンがいたマンションには、和香も住んでおり、偶然来ていたという。和香と食事をするためにマンションのロビーで和香を待つ留海と摂津のところに、彼らの大学の友人である加賀充昭もやってくる。一方、摂津の正体を暴くために世良は、蘭とコナンを摂津たちに接触させる。
摂津たちと一緒に食事に行くことになったコナンと蘭だったが、いつまでたっても和香が現れない。そこで蘭と留海が和香を探しに部屋へ行くが、蘭は和香がバスルームに倒れているのを発見する。すでに和香は殺害されており、その死体はなぜかウインクをしていた…
https://websunday.net/episode/12151/
「蘭も倒れたバスルーム」の登場人物

「蘭も倒れたバスルーム(前編)(後編)」の登場人物
・江戸川コナン
・毛利蘭
・阿笠博士
・灰原哀
・妃英理
・ジョディ
・横溝重悟
・世良真純
・安室透
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アニメ「蘭も倒れたバスルーム」のネタバレ&伏線

アニメ740話〜741話「蘭も倒れたバスルーム」は、世良真純の浮気調査から始まるバスルーム殺人事件。
事件そのものは橋谷和香殺害事件ですが、冒頭には前回から続く黒の組織への警戒が残り、終盤には世良の兄らしき存在まで示されます。単発事件の推理と、世良・新一・コナン周辺の不穏さが同時に走るのが印象的な前後編です。
世良の推理と新一=コナンの推理がぶつかる
この回の面白さは、世良の推理が一度ミスリード側へ進み、そこを新一=コナンの推理が修正する構成にあります。
世良は現場の情報から北尾留海犯人説を組み立てます。留海には合鍵があり、橋谷和香の部屋へ入り、さらに現場には留海へ疑いが向くような材料もあります。だから、世良の推理が完全に雑というわけではありません。
むしろ怖いのは、犯人の偽装が世良の推理力でも一度引っかかるほど巧妙だったこと。
見えているものを素直に並べると留海に疑いが向くため、世良がミスリードへ寄っていく流れに説得力があります。
そこをコナンは、和香の片目や化粧の違和感、摂津の距離感など、もっと細かいズレから修正していきます。
世良の推理とコナンの推理がぶつかることで、2人の探偵としての距離感がかなり見える回です。
共同推理というより、推理の精度差が浮かぶのが刺さります。
世良に兄と思われる電話相手が示される
事件後には、世良真純に兄と思われる電話相手がいる可能性が示されます。
妃英理が世良の電話相手について気づいたことを伝える流れで、世良の家族に関する意味深な余韻が残ります。事件そのものは摂津健哉の犯行として解決しますが、最後に世良の背景へ視線が移るんですよね。
大きな正体バレではなく、静かな引っかかりとして残るのがコナンらしいです。
アニメ「蘭も倒れたバスルーム」のあらすじ&事件の流れ

ここからは「蘭も倒れたバスルーム」の流れを時系列で整理します。妃英理との待ち合わせ、世良の浮気調査という軽めの導入から、湯気のバスルームで蘭まで倒れる殺人事件へ落ちる温度差がかなり強い回です。
見たものが本当に正しいのかを疑わせる構成も印象的です。最後には摂津健哉の罪着せ計画が崩れ、世良の兄に関する余韻も残ります。
コナンと蘭が神奈川のマンションロビーにいる
物語は、コナンと蘭が妃英理と待ち合わせるため、神奈川のマンションロビーにいる場面から始まります。
最初は日常的な待ち合わせの空気ですが、コナンは前回から続く黒の組織への警戒を引きずっています。誰かに見張られているような感覚があり、いつもの軽い導入より少し不穏です。
この時点で、今回の殺人事件はまだ始まっていません。けれど、コナンの内側では別の緊張が続いています。日常のロビーにいるだけなのに、バーボンやベルモットの影を気にしてしまう空気が怖いです。
この不安定さの中へ、世良真純の浮気調査が入ってきます。
世良真純が北尾留海から浮気調査を依頼されている
世良真純は、北尾留海から摂津健哉の浮気調査を依頼されていました。
留海は摂津を疑っており、世良は高校生探偵としてその調査に動いています。蘭とコナンも、世良の潜入調査に協力する形で事件へ関わっていきます。
この入口はかなり軽めです。浮気調査、恋愛トラブル、潜入という流れだけなら、少しコミカルな探偵回にも見えます。
でも、この調査が橋谷和香の部屋とバスルーム殺人へつながるため、後から見るとかなり怖い導入です。世良の行動力もここでしっかり見えます。
留海、摂津、加賀が合流する
北尾留海、摂津健哉、加賀充昭が合流し、浮気調査の対象となる人間関係が具体的に見えてきます。
留海は摂津を疑い、摂津は表面上は平静に振る舞います。加賀も関係者として残るため、誰が何を隠しているのかが読みにくくなります。
この段階では、まだ殺人の気配よりも恋愛関係の不穏さが前に出ています。
摂津と和香の関係、留海の疑い、加賀の存在。浮気調査として見えていたものが、少しずつ人間関係の暗い部分へ沈んでいくのが印象的です。ここから橋谷和香の不在が、事件の入口になります。
和香が現れず、留海と蘭が合鍵で部屋へ入る
橋谷和香が現れないため、留海と蘭は合鍵で和香の部屋へ入ります。
ここで浮気調査は、部屋の異変確認へ変わります。和香はどこにいるのか、なぜ反応がないのか、合鍵を持つ留海は怪しいのか。視聴者の疑いも一気に動き始めます。
留海は不安を抱えながら部屋へ入り、蘭も異変を感じ始めます。
まだ調査の延長に見える行動が、そのまま殺人現場発見へつながるのが怖いです。合鍵という小道具も、後の留海への疑いを強める材料として効いてきます。
蘭が湯気のバスルームで倒れている人物を見つける
蘭は湯気の立ちこめたバスルームで、倒れている和香らしき人物を見つけ、その後に気絶します。
ここでタイトル通り、「蘭も倒れた」緊迫した展開になります。浮気調査の空気は完全に消え、バスルームの危険な現場へ一気に落ちます。
引っかかるのは、倒れていた人物が本当に和香なのかという点。
顔パック、頭のタオル、湯気、バスタオル姿で、本人確認がかなり難しい状況になっています。蘭が見たものまで信用できなくなるところが、この事件の怖さです。
クロロホルムがバスルームに充満していたと判明する
バスルームにはクロロホルムが充満しており、蘭や留海が倒れた理由が分かります。
ここで、単なる事故ではなく、犯人が現場を操作している事件だと見えてきます。クロロホルム小瓶、注射器、留海の指紋など、留海へ疑いが向く材料も出てきます。
この場面で怖いのは、犯人が「誰を見たのか」だけでなく、「誰が倒れたのか」まで利用していること。
留海を気絶させること自体が、留海犯人説へ誘導するためのミスリードになっているのが不穏です。バスルームの閉鎖感もかなり効いています。
橋谷和香がゴルフクラブで撲殺されていたと分かる
橋谷和香は、ゴルフクラブで撲殺されていたと判明します。ここで事件は完全に殺人事件として確定します。
最初は倒れている人物の確認も曖昧でしたが、和香の死亡がはっきりすることで、浮気調査は最悪の方向へ変わります。
問題は、なぜ犯人がわざわざ顔パックや湯気で本人確認を難しくしたのかです。
そこには、北尾留海が和香に成りすましたように見せる狙いがありました。現場の見え方そのものが、誰かを犯人に見せるために作られていたのが怖いです。
和香の片目、マスカラ跡、顔パックにコナンが違和感を持つ
コナンは、和香の片目や目尻のマスカラ跡、顔パックの状態に違和感を持ちます。
顔パックをしているなら、普通は化粧を落としているはずです。それなのに目尻にはマスカラが流れた痕があります。さらに片目が閉じていることも引っかかります。
ここで、現場はただのミスリードでは終わらなくなります。
和香が死の直前に、何かを目の中に隠した可能性が浮かぶのがかなりゾクッとします。小さな違和感が、後のコンタクトレンズの決め手へつながっていきます。
世良が北尾留海犯人説を推理する
世良真純は、現場の状況から北尾留海犯人説を組み立てます。
合鍵、クロロホルム小瓶の指紋、成りすましに見えるバスルーム状況など、留海へ疑いが向く材料はそろっています。だから、世良の推理には一定の説得力があります。
ただ、ここが犯人の狙いでもありました。
世良の推理が留海へ向かうほど、真犯人である摂津健哉から視線が外れていきます。有能な世良が一度ミスリードに乗せられることで、この偽装の巧さが逆に際立ちます。
蘭が新一と電話している体裁で推理を伝える
蘭は新一と電話している体裁で、コナンの推理を周囲へ伝えます。
ここで、事件解決の形がかなりシリーズらしくなります。コナンは新一として推理を伝え、蘭がその声を現場へ届ける橋渡しになります。
蘭はバスルームで倒れる危険な立場にいました。
けれど終盤では、事件解決に関わる役割へ回ります。被害者側に見えた蘭が、最後には真相を届ける側になるのが良いです。新一との電話という形も、蘭の感情面にじわっと効いています。
摂津の片目のコンタクトレンズが決め手になる
決め手は、橋谷和香の目の中に入っていた摂津健哉のコンタクトレンズ。
摂津は片目からコンタクトレンズが外れており、コナンが小銭を落とした時にも距離感をつかめず、自然に小銭を手のひらへ置けませんでした。
ここがかなり気持ちいい回収です。和香の片目、マスカラ跡、摂津の距離感のズレが、最後に一本線でつながります。
和香が死の直前に残した小さな証拠が、真犯人を逃がさない決定打になるのが胸にきます。クロロホルム小瓶の留海の指紋も、真相ではなくミスリード側の証拠として整理されます。
摂津が和香を殺害し、留海に罪を着せようとしていたと判明する
最終的に、橋谷和香を殺害した犯人は摂津健哉だと判明。
摂津は和香をクロロホルムで眠らせ、浴室へ運び、本人確認をしにくくする偽装を作っていました。そして、北尾留海が和香に成りすましたように見せ、留海に罪を着せようとしていました。
動機にはかなり打算があります。
摂津は会長の娘と付き合うために和香と別れ、逆玉を狙っていましたが、和香から悪事を暴露すると脅されます。自分の保身と出世のために元カノを殺し、さらに留海まで利用した後味がかなり苦いです。
事件後、世良の兄に関する示唆が残る
事件後、妃英理が世良の電話相手について「兄」らしき話を伝えます。
これにより、バスルーム事件の余韻は世良真純の家族へ静かにつながります。事件内の証拠ではありませんが、シリーズ全体で見るとかなり意味深です。
ここで兄の正体は断定されません。けれど、世良の背景にまだ見えていないものがあることは強く残ります。殺人事件が終わった直後に、世良の家族という別の謎がふっと置かれるのが不穏です。単発事件だけでは終わらない締め方です。
- コナンと蘭が、妃英理と待ち合わせるため神奈川のマンションロビーにいる。
- コナンが前回からの黒の組織警戒で、誰かに見張られているような感覚を持つ。
- 世良真純が、北尾留海から摂津健哉の浮気調査を依頼されている。
- 蘭とコナンが、世良の潜入調査に協力する。
- 北尾留海、摂津健哉、加賀充昭が合流する。
- 橋谷和香が現れず、留海と蘭が合鍵で和香の部屋へ入る。
- 蘭が湯気のバスルームで倒れている和香らしき人物を見つけ、気絶する。
- クロロホルムがバスルームに充満していたと分かる。
- 橋谷和香がゴルフクラブで撲殺されていたと判明する。
- 和香の片目、マスカラ跡、顔パックにコナンが違和感を持つ。
- 世良が北尾留海犯人説を推理する。
- 蘭が新一と電話している体裁で、コナンの推理を伝える。
- 摂津の片目のコンタクトレンズが決め手になる。
- 摂津が和香を殺害し、留海に罪を着せようとしていたと判明する。
- 事件後、妃英理が世良の電話相手について「兄」らしき話を伝える。
アニメ「蘭も倒れたバスルーム」の犯人&トリック

ここからは、橋谷和香殺害事件の犯人・動機・トリック・決め手・結末を整理します。犯人は摂津健哉です。被害者は橋谷和香です。北尾留海は強く疑われますが、犯人ではありません。
犯人:摂津健哉
犯人は摂津健哉です。
摂津は、元カノの橋谷和香を殺害しました。和香をクロロホルムで眠らせて浴室へ運び、顔パックや頭のタオル、湯気を利用して、遺体が本当に和香なのか分かりにくい状況を作っています。
さらに摂津は、北尾留海が和香に成りすましたように見えるミスリードを作りました。クロロホルム小瓶に留海の指紋を残すなど、留海へ疑いが向くように現場を整えていたわけです。
世良真純も途中で留海犯人説へ進みますが、それ自体が摂津の作った罠でした。安室透やジョディはシリーズ側の不穏さとして名前が出る要素であり、今回の殺人事件の犯人ではありません。
動機:和香に悪事を暴露されることを恐れた
動機の背景には、摂津健哉の打算的な恋愛関係があります。摂津は、会長の娘と付き合うために橋谷和香と別れ、逆玉を狙っていました。つまり、和香との関係を切ったのも、かなり自分本位な理由だったと整理できます。
引き金になったのは、和香からこれまでの悪事を暴露すると脅されたこと。
摂津にとって、和香は過去の恋人であると同時に、自分の未来を壊しかねない存在になっていました。
そこで摂津は、和香を殺すだけでなく、別の女性に罪を着せる計画へ進みます。
決定打は、北尾留海と交際し、留海が嫉妬で和香を殺したように見せる筋書きを作ったこと。
摂津は、留海と付き合いながら、まだ和香と切れていないという噂を流せば、留海に動機があるように見えると考えました。恋愛感情すら自分のアリバイ作りに利用しているのが、本当に後味の悪い動機です。
トリック:バスルームの湯気と成りすましミスリード
準備:集合時間前に和香の部屋へ向かう
摂津は集合時間前にトイレへ行くふりをして、橋谷和香の部屋へ向かいます。この時点で、犯行の舞台を先に整えていたわけです。クロロホルムを用意し、さらに顔パック、頭のタオル、湯気で和香の顔や身体の特徴を分かりにくくする準備もしています。
赤い絵具やクロロホルム小瓶、注射器も、北尾留海へ疑いを向けるための道具です。摂津は和香を殺すだけでなく、最初から留海を犯人に見せるための状況作りまで計算していました。凶器となるゴルフクラブも、この計画の中で使われます。
実行:和香を眠らせ、浴室で殺害する
摂津は和香にクロロホルムを嗅がせ、眠らせます。そして和香を浴室へ運び、顔パック、頭のタオル、バスタオル、湯気によって本人確認をしにくい状態にしました。見た人が「和香本人なのか、それとも誰かが成りすましているのか」と迷う状況を作ったわけです。
そのうえで、摂津はゴルフクラブで和香を撲殺します。さらに留海や蘭もクロロホルムで倒れさせ、現場の混乱を強めます。蘭が最初に見た人物が本当に和香だったのか疑わせることで、留海犯人説へ誘導しているのがかなり悪質です。
発覚回避:留海が和香に成りすましたように見せる
摂津は、顔パックと湯気で和香の顔を見えにくくし、頭にタオルを巻いて髪型も確認しづらくしました。バスルームという閉じた空間の湿気や視界の悪さを利用し、見た人物の同一性そのものを揺らしています。
さらに赤い絵具を使い、別人が入れ替わったように見せました。クロロホルム小瓶には留海の指紋が残り、留海が犯人であるように見える材料も作られます。「見たもの」を信じるほど留海が怪しくなる構図が、摂津の狙いだったわけです。世良の推理が一度そこへ進むのも自然です。
綻び:和香の目と摂津の片目に違和感が残る
トリックの綻びは、橋谷和香の片目が閉じていたことと、目尻にマスカラ跡が残っていたことです。顔パックをしているなら、普通は化粧を落としているはずです。そのズレが、和香が目の中に何かを隠していた可能性へつながります。
さらに摂津の片目のコンタクトレンズが外れていました。コナンが小銭を落とした時、摂津は距離感をつかめず、コナンの手のひらへ自然に小銭を置けませんでした。和香の目の中に摂津のコンタクトレンズが入っていたことで、摂津が殺害時に和香と接触していたことが示されます。ここで留海犯人説は崩れます。
決め手:和香の目の中のコンタクトレンズが真相を示す
最大の決め手は、橋谷和香の目の中に入っていた摂津健哉のコンタクトレンズです。摂津はクロロホルムを嗅がせようとした際、抵抗した和香との接触で片目のコンタクトレンズを失っていました。和香はそれを目の中に隠し、最後の証拠として残していたわけです。
摂津の片目からコンタクトレンズが外れていたことも重要です。コナンが小銭を落とした時、摂津が距離感をつかめなかったことで、その異変が表に出ます。何気ない小銭の動きが、片目の違和感を確認するための罠になっているのがかなり気持ちいいです。
和香の目尻にマスカラが流れた痕、顔パックをしているなら化粧を落としているはずという違和感も、目の中の証拠へ向かう入口になります。クロロホルム小瓶に残った留海の指紋は、留海犯人説を支える証拠ではなく、真犯人が用意したミスリードでした。和香の片目、摂津の距離感、コンタクトレンズが一本線でつながり、摂津の偽装が崩れます。
結末:摂津の罪着せ計画が暴かれる
結末では、摂津健哉が橋谷和香を殺害した犯人だと判明します。摂津は北尾留海に罪を着せるため、成りすましに見えるバスルーム偽装を作っていました。蘭は新一との電話という形で事件解決に関わり、コナンの推理が現場へ届きます。
事件としては、摂津の犯行と留海への罪着せが暴かれて終わります。北尾留海は強く疑われますが、犯人ではありません。世良の留海犯人説も、犯人のミスリードに乗せられた形でした。横溝重悟警部が摂津に怒りを見せる後味もあり、摂津の打算的な犯行の嫌な重さが残ります。
さらに事件後、妃英理が世良の電話相手について「兄」らしき話を伝えます。橋谷和香殺害事件は解決しても、世良真純の背景に関する謎が静かに残る締め方でした。単発事件と本筋寄りの余韻が重なる回です。
アニメ740話〜741話「蘭も倒れたバスルーム」の感想&まとめ

浮気調査の軽さから、蘭まで倒れるバスルーム殺人へ落ちる回です。事件の苦さと世良の余韻が強く残ります。
①浮気調査からバスルーム殺人へ落ちる温度差が強い
この回は、世良真純の浮気調査という軽めの導入から始まるのがまず効いています。
恋愛トラブルを追うような空気だったのに、橋谷和香が現れず、留海と蘭が部屋へ入り、湯気のバスルームで蘭まで倒れる流れがかなり怖いです。タイトル通り「蘭も倒れた」ことで、事件の危険度が一気に跳ね上がります。
明るめの調査が殺人現場へ変わる落差が強く、見返すと導入からじわじわ不穏でした。
②湯気と顔パックのミスリードが怖い
湯気、顔パック、頭のタオルで、見た人物が本当に本人なのか疑わせるトリックがかなり怖いです。
蘭が見たものすら信用できなくなるので、視聴者も一度かなり混乱します。バスルームという閉じた空間も効いていて、空気が一気に冷えるんですよね。世良の推理が留海犯人説へ進むのも、この偽装の巧さがあるからこそです。
「見たはずなのに違うかもしれない」という不安が残る事件でした。
③コンタクトレンズの決め手と世良の兄示唆が残る
事件内では、摂津の片目のコンタクトレンズが決め手になる伏線回収がかなり気持ちいいです。
コナンが小銭を落として距離感を確かめる細かさも、和香の目の中の証拠へつながる流れも綺麗でした。ただ、事件後には世良の兄らしき電話相手の話が残り、単発事件だけでは終わりません。
バスルーム事件の苦さのあとに、世良の背景への静かな引っかかりが残る回でした。
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