「異次元の狙撃手(スナイパー)の犯人って誰?」
「異次元の狙撃手(スナイパー)の犯人ってどんな動機だっけ?」
2014年4月19日に公開された劇場版名探偵コナン『異次元の狙撃手(スナイパー)』。
連続殺人の犯人と思われた人物が殺害され、実は真犯人がいたというストーリー。
犯人らしき人物が途中でいなくなるため、真犯人が誰か分かりにくいと感じた人も多いと思います。
そこでこの記事では、異次元の狙撃手(スナイパー)の犯人を徹底解説!
犯人から犯行動機、犯人が犯行現場にサイコロや空薬莢を置いた理由まで紹介していきます。
※ここからはネタバレを含むので注意してください。
容疑者として挙げられたティモシー・ハンターとは?

ティモシー・ハンターは、元アメリカ海軍特殊部隊「ネイビーシールズ」の狙撃兵で、戦場では数々の戦果を挙げた伝説的なスナイパーでした。
しかし、戦争中に武器を持たない民間人を射殺した疑いで告発され、勲章である「シルバースター」を剥奪されます。
名誉を失い、破産や家族の不幸も…。
人生の破滅の原因となった人物に恨みを抱えていたと考えられていた人物です。
ティモシー・ハンターが容疑者に挙げられた理由は?
犯行現場には、すべてサイコロと空薬莢が残されていました。
2つはハンターがかつて好んでいたダイスゲームを連想。
”ハンターが恨みを抱く人物たちへの復讐のメッセージ”だと推測され、容疑者として名が挙がったのでした。
しかし、その後の捜査でハンター自身が何者かによって射殺されたことが判明したのです。
ティモシー・ハンターは犯人ではなく、連続狙撃の”動機の中心”になった人物
ティモシー・ハンターは最重要容疑者として追われますが、日本で人を撃っていた実行犯ではありません。
ただし、彼の名誉を奪われた過去と壊された人生が、ケビンの復讐の出発点そのものになっていました。
「異次元の狙撃手(スナイパー)」の犯人は、ミリタリーショップ店員:ケビン・ヨシノ

「異次元の狙撃手(スナイパー)」の犯人は、ミリタリーショップの店員であり、元海兵隊の二等軍曹という過去を持つケビン・ヨシノです。
ケビンは、かつて戦場で命を救ってくれたティモシー・ハンターを心から尊敬していました。
しかし、ハンターは無実の罪を着せられ、勲章を剥奪されただけでなく、家族を失うなど人生を大きく狂わされてしまいます。
恩人の無念を晴らすため、ケビンはハンターに代わって復讐を決意。
ハンターの人生を破滅させた関係者たちを次々と狙撃し、命を奪っていきました。
ティモシー・ハンターを殺したのもケビン・ヨシノ
また、ハンターを殺害したのも、実はケビン自身。
ハンターは、自らを最後の標的とすることで復讐を完結し、同時にケビンを一流のスナイパーに育て上げるための試練と考え、自身を最後の標的とさせたのです。
ケビンは涙ながらもハンターを射殺するのでした。
この映画は「ケビンの復讐」と「ハンターの人生」をセットで整理すると一気に分かりやすい
ケビンだけを追うと単なる連続狙撃犯に見えますが、ハンターの転落まで並べると事件の意味が変わります。
この映画の本質は、ケビン個人の暴走というより、ハンターの人生を壊した側への復讐をケビンが代理で実行したところにあります。
ケビン・ヨシノの犯行内容。サイコロ順の死亡順

ケビン・ヨシノは、恩人であるティモシー・ハンターを破滅に追いやった人物を標的に定め、復讐計画を進めました。
それぞれの犯行現場には、次に狙う標的の順番を示すサイコロの目と空薬莢を残していたのが特徴です。
1人目の標的:藤波宏明…サイコロの「4」
最初の犠牲者は不動産詐欺でハンターを破産に追い込んだ藤波宏明。
ベルツリータワーのオープニングセレモニー中に、長距離からの狙撃で命を奪いました。
【現場に残したサイコロの目】:「4」
2人目の標的:森山仁…サイコロの「3」
森山仁は、ハンターの妹との婚約を破棄し、彼女を自殺に追い込んだ人物。
自宅前で狙撃して殺害しました。
【現場に残したサイコロの目】:「3」
3人目の標的:ティモシー・ハンター…サイコロの「2」
驚くべきことに、3人目の犠牲者は復讐の発端となったハンター自身。
ハンターは自身の死をもって復讐を終わらせること、そしてケビンを一流のスナイパーに育て上げることを望んでいました。
そして、ケビンはハンターの遺志に応え、ハンターを自らの手で射殺したのです。
【現場に残したサイコロの目】:「2」
4人目の標的:ビル・マーフィー…サイコロの「5」
ビル・マーフィーは、ハンターのシルバースター勲章剥奪に協力した人物。
新幹線に乗って移動中だったところ、狙撃されて殺害されました。
【現場に残したサイコロの目】:「5」
5人目の標的:ジャック・ウォルツ
ジャック・ウォルツは、ハンターの交戦規定違反を告発した元陸軍大尉。
ベルツリータワーで狙撃される寸前まで追い詰められましたが、コナンの機転により命を取り留めました。
ケビン・ヨシノが使ったトリック。犯行現場に残されたサイコロと空薬莢の意味は?

ケビン・ヨシノが犯行現場にサイコロと空薬莢を残したのは、復讐の意味を込めた明確なメッセージでした。
サイコロの目と狙撃場所を地図上で順番に結ぶと、五芒星、つまり星型の図形が浮かび上がります。
星型はティモシー・ハンターがかつて授与されながらも、不当な告発によって剥奪された勲章「シルバースター」の象徴。
つまり、尊敬するハンターの名誉を取り戻すため、シルバースターの形を狙撃現場で再現し、復讐の意味を強調していたのです。
ちなみに、空薬莢を置いたのはサイコロだけでは犯行現場の証拠として不十分と判断したから。
空薬莢を添えることで本物の狙撃が行われたことを示していました。
ケビン・ヨシノが犯人だと分かる決定打は何だったのか
ケビン・ヨシノが犯人だと分かるのは、彼だけがハンターの復讐相手を正確に把握し、なおかつ長距離狙撃を現実に実行できる技術を持っていたからです。
ハンターが死んだあとも計画が止まらず、最後の標的ジャック・ウォルツを狙い続けたことが、ケビンを真犯人として決定づけました。
ハンターの”人生を壊した者たち”を正確に把握していた
ケビンはハンターに救われた恩義があり、彼が誰に人生を壊されたのかを深く知っていました。
だから標的の選び方が個人的で、しかもハンターの傷をなぞるように正確だったわけです。
元軍人として長距離狙撃を実行できる技術を持っていた
ケビンは元海兵隊二等軍曹で、軍歴と狙撃能力を持つ人物です。
ありえない距離からの狙撃を実際に成立させられるだけの技術を持つ時点で、犯人候補として十分な条件がそろっていました。
ハンターの近くにいて最後まで行動を共にできた立場だった
ケビンはハンターを「ティム」と呼んで慕い、彼の近くにいることを自然に見せられる人物でした。
だからこそ、容疑者として浮上しても”恩人をかばう側”に見えやすく、真犯人としての輪郭が後ろへ隠れます。
サイコロと空薬莢を残す意味を一番強く共有していた
サイコロと空薬莢は、ハンターの名誉を奪った事件への復讐を象徴するサインでした。
ハンターへの敬意と執着を最も強く共有していたのがケビンだったからこそ、この犯行演出を最後まで続けられたと考えられます。
ハンターが死んだあとも計画が止まらなかったことで真犯人だと固まる
もしハンター本人が犯人なら、ハンターの死で事件は止まるはずでした。
それでも次の狙撃が続いたことで、コナンたちはハンターの名を背負った別の実行犯の存在へたどり着きます。
ケビン・ヨシノの犯行動機は、ティモシー・ハンターの恨みを晴らすこと
ケビン・ヨシノの犯行動機は、戦場で命を救ってくれた恩人・ティモシー・ハンターの無念を晴らすこと。
ハンターはアメリカ海軍の精鋭として功績を挙げ、名誉あるシルバースター勲章を受けるはずでしたが、虚偽の告発によって「交戦規定違反」の濡れ衣を着せられ、勲章を剥奪されました。
告発後はマスコミに追い詰められ、投資の失敗によって経済的にも破綻。
妻は薬物依存で自殺、妹も婚約破棄を苦に命を絶つなど、家庭までも崩壊していくことに…。
そこでケビンは、名誉も家族も奪われた恩人のため、ハンターの人生を崩壊させた人物への復讐を決意し、自らの手で犯行を行いました。
また、ハンター自身もスナイパーとしての資質を見込んだケビン・ヨシノに、自らの命を託すかのように最後の狙撃を依頼。
ケビンもハンターの意図を汲み、ハンターを射殺することとなったのです。
ケビン・ヨシノの犯行内容を時系列で整理
ケビンの犯行は、ハンターを壊した関係者を一人ずつ撃ち抜いていく復讐の連続でした。
狙撃地点にサイコロと空薬莢を残しながら標的を絞っていき、最後はジャック・ウォルツのいるベルツリータワーへ復讐を集約させています。
藤波宏明をベルツリータワーから狙撃した
最初の被害者・藤波宏明は、日本の不良物件を売りつけてハンター破産の原因を作った人物でした。ケビンはその藤波をベルツリータワーで撃ち抜き、連続狙撃事件をスタートさせます。
森山仁を自宅前で狙撃した
森山仁は、ハンターの妹との婚約を破棄し、彼女の自殺の一因になった人物です。ケビンは自宅の地下駐車場を出る瞬間を狙い、胸を撃ち抜いています。
ティモシー・ハンター自身を撃ち抜いた
3件目で撃たれたのは、最重要容疑者だったハンター本人でした。この一撃で捜査は混乱しますが、逆に真犯人が別にいることを観客とコナンへ突きつける転換点にもなっています。
ビル・マーフィーを新幹線移動中に狙撃した
ビル・マーフィーはジャック・ウォルツの秘書で、過去の偽証や工作に関わっていた人物です。ケビンはそのマーフィーを移動中の車内で撃ち抜き、復讐がまだ終わっていないことをはっきり示します。
最後の標的ジャック・ウォルツを狙った
最終的な本命は、ハンターを「民間人射殺犯」と告発し、シルバースター剥奪のきっかけを作ったジャック・ウォルツでした。ケビンにとってウォルツは、復讐の最後に必ず撃ち抜くべき中心人物だったわけです。
ケビンの犯行は”星型を描く復讐計画”として整理すると分かりやすい
狙撃地点とサイコロの配置には、ハンターから奪われたシルバースターをなぞる意味がありました。だからこの連続狙撃は、ただ人を殺すだけの事件ではなく、勲章と名誉をめぐる復讐の儀式として見ると整理しやすくなります。
犯人のケビンがティモシー・ハンターを殺したのはなぜだったのか
ハンター本人が3件目で撃たれる展開は、この映画で特に印象に残る反転です。ここは単なる裏切りというより、復讐計画の中でハンターの存在を”終わらせる”段階に入ったと見ると分かりやすくなります。
ハンター自身が最後の標的になることを受け入れていた
作中では、ハンターが自分の死を必死に避けようとしている描写は強くありません。そのため、少なくとも自分が復讐の流れの中で撃たれる可能性は受け入れていたように読めます。
復讐を自分の死で完結させようとしていた
ハンターが生きて残れば、復讐劇はいつまでも個人的な怨念として続いてしまいます。だから彼の死を挟むことで、復讐は”ハンターの人生の終幕”として一段階完成へ近づいたと見えます。
ケビンに”最後の一発”を託した意味
ハンターが全部を自分でやるのではなく、ケビンが最後まで撃ち続ける構図になっていたことが重要です。それによって復讐は、被害者本人の怒りよりも、恩人を神格化したケビンの執念としてより危険な形に膨らみました。
だからハンター殺害は裏切りではなく、ケビンの復讐計画の一部だった
ケビンがハンターを撃ったのは、感情的な裏切りというより、計画の途中に組み込まれた一発として見る方が自然です。ここがあるから、ケビンは恩人への忠誠を語りながらも、同時にきわめて異常な犯人に見えてきます。
ここを整理するとケビンの異常さがより見えやすくなる
恩人の名誉を取り戻したいだけなら、ハンター本人を撃つ必要はありません。それでもそこまで含めて撃ち抜いたことで、ケビンの復讐がもはや”救済”ではなく、歪んだ信仰に近いものだと分かります。
ラスト5秒に明かされた「了解」…沖矢昴の正体

物語の終盤、ケビン・ヨシノの狙撃事件が無事解決した後、沖矢昴がFBI捜査官ジェイムズ・ブラックと無線で連絡を取る場面が描かれます。
そのとき、沖矢が口にしたのが「了解」という一言。
この声は、死んだはずのFBI捜査官・赤井秀一そのものでした。
この一言によって、沖矢昴の正体が実は生存していた赤井秀一であることが明かされました。
静かで短いセリフながらも、当時のファンにとっては強烈なインパクトを与える演出になっていました。各映画館でざわついた回でした。

「異次元の狙撃手(スナイパー)」の犯人のまとめ
犯人と思われていた人物・ハンターが殺害され、実はケビンという真犯人がいたという今作。
途中まで本当に犯人が分からない構成になっていて、複雑だけど見応えがある映画だったと思います。
狙撃シーン含め、コナン特有のアクションシーンなど、ハラハラドキドキするシーンも盛り沢山。
ぜひ犯行の背後関係を整理しつつ、視聴してみてください!
【関連記事】過去の映画コナンの犯人一覧はこちら↓

【関連記事】コナンの歴代の映画についてはこちら↓

【関連記事】名探偵コナンの映画のランキングについてはこちら↓


コメント