【ネタバレ有り】戦慄の楽譜(フルスコア)の犯人/犯行動機は?パイプオルガンのトリックは?

【ネタバレ有り】戦慄の楽譜(フルスコア)の犯人/犯行動機は?パイプオルガンのトリックは?
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「戦慄の楽譜(フルスコア)の犯人って誰?」

「戦慄の楽譜(フルスコア)の犯人ってどんな動機だっけ?」

2008年4月19日に公開された劇場版名探偵コナン『戦慄の楽譜(フルスコア)』。

クラシックの美しい旋律と、連続殺人事件が絡み合うストーリー展開で、新鮮な映画になっています。

物語は最後まで犯人の正体が明かされず、「結局誰が犯人だったの?」と迷ってしまった方もいるはず。

そこでこの記事では、戦慄の楽譜(フルスコア)の犯人を徹底解説!

犯人から犯行動機、使ったトリックまで紹介していきます。

※ここからはネタバレを含むので注意してください。

この記事の目次

「戦慄の楽譜(フルスコア)」の犯人は、堂本ホール館長・譜和匠

「戦慄の楽譜(フルスコア)」の犯人は、堂本ホール館長・譜和匠

『戦慄の楽譜(フルスコア)』の犯人は、堂本音楽ホールの館長であり、ピアノ調律師として長年活動してきた譜和匠です。

調律の世界に身を捧げた職人気質な性格で、音に対するこだわりは極めて強め。

なんと絶対音感をも持っている人物です。

譜和はかつて堂本一揮の専属ピアノ調律師でしたが、堂本がパイプオルガンに転向したのを理由に、ピアノ調律師を引退。

以降は、堂本に誘われて、堂本音楽ホールの館長として運営面に携わっていました。

そんな音楽に愛を注ぐような譜和ですが、堂本音楽アカデミーの卒業生たちを襲い、堂本ホールも爆破してしまいます。

譜和匠の犯行動機は、息子と仕事を失ったことへの深い喪失感から

譜和匠の犯行動機は、息子と仕事を失ったことへの深い喪失感から

堂本音楽ホールの館長を務めていた譜和匠は、堂本音楽アカデミーの生徒たちの命を狙い、ホールを爆破しようとする事件を起こしました。

その動機には、亡くなった息子への復讐と、長年の仕事を失ったことによる深い絶望が関係しています。

譜和には「相馬光」という、堂本音楽アカデミーの6期生で、将来を期待されるフルート奏者の息子がいました。

ところが、数年前の合宿中、同じアカデミーの1期生4人に無理やり酒を飲まされ、事故で命を落とします。事件は不慮の事故として処理されましたが、譜和にとっては決して許すことのできない出来事でした。

さらに追い打ちをかけるかのように、長年勤めてきたピアノ調律師としての仕事も失うことに。

30年以上、堂本一揮の専属調律師として支え続けてきたにもかかわらず、堂本は突如ピアニストを引退。譜和にとって自身の職人としての終わりを告げるものでもありました。

息子を奪われ、ピアノ調律師としての誇りも失ったことから、次第に怒りと喪失感に支配されてしまいます。

やがて、息子の死に関わった1期生たちを葬り、音楽そのものを終わらせるために、今回の犯行を行いました。

譜和匠の犯行内容は、連続殺人や堂本ホールを爆破など多数!

譜和匠の犯行内容は、連続殺人や堂本ホールを爆破など多数!

譜和匠が狙ったのは、堂本音楽アカデミーの1期生たちでした。

最初の事件は、堂本音楽アカデミーの練習室での爆発。連城岳彦、水口洋介が死亡し、バイオリニストの河辺奏子が重症を負いました。

次に、店内で爆発を誘発して志田治を殺害。ハングライダーに仕掛けを施し、曽根久男を転落死させました。

さらに譜和は、ソプラノ歌手・秋庭怜子の出場を妨害するため、水筒に毒を仕込んで声を奪おうとしたり、トラックで襲ったりと、執拗に狙います。

そしてクライマックスでは、堂本ホールの柱に爆弾を仕掛け、パイプオルガンの特定の音に連動して起爆させるなど、数々の犯行を重ねていきました。

譜和匠が使ったトリックは、パイプオルガンと爆破が連動するというもの

譜和匠が使ったトリックは、パイプオルガンと爆破が連動するというもの

譜和匠が犯した中で、大規模だったのが堂本ホールの爆破。

この爆破には、パイプオルガンの音とホール外の爆弾を連動させるというトリックが使われていました。

コンサートホールの柱に爆弾をあらかじめ仕掛けておき、パイプオルガンから「シ」の音が演奏されたときだけ起爆するように設定。

「シ」の音には、オルガンのパイプ内部に埋め込まれた空気センサーが反応し、その信号が起爆装置に伝わる構造になっていたのです。

さらにこのトリックの恐ろしいところは、ホールが完全防音設計になっているため、演奏中に爆発が起きても中にいる誰も気づかないという点です。

つまり、コンサートが進むごとに外の柱が次々と破壊され、ホール全体が崩壊するようになっていました。

「戦慄の楽譜(フルスコア)」の犯人のまとめ

『戦慄の楽譜(フルスコア)』の犯人・譜和匠は、愛する息子を失った深い悲しみと、職を奪われた絶望から、殺人や爆破といった凶行に走りました。

息子の死に対する復讐という動機には、ある程度理解できます。

ただ、堂本ホールを爆破して無関係の人々を巻き込んだあたり、あまりにも行き過ぎた行為だったなと思いました。

音楽とミステリーが見事に融合した本作は、最後まで目が離せない展開が続くので、ぜひ改めて観てみてください。

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