1話に繋がる話「エピソード“ZERO”工藤新一水族館事件」のネタバレ&犯人&伏線を解説

1話に繋がる話「エピソード“ZERO”工藤新一水族館事件」のネタバレ&犯人&伏線を解説
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2026年1月3日の1時間スペシャルと放送される1187話「エピソード“ZERO”工藤新一水族館事件」

1つ前のお話は1186話「女子会ミステリー4」でした。

2025年の最後はアニメオリジナルストーリーで締めくくられました。

2026年最初の放送は1時間スペシャルのお話となります。

今記事では「エピソード“ZERO”工藤新一水族館事件」は原作orアニオリなのか?1187話のネタバレや犯人などを含めて解説します。

※ここからは簡単なネタバレを含むため、注意してください。

この記事の目次

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アニメ「エピソード“ZERO”工藤新一水族館事件」とは

アニメ「エピソード“ZERO”工藤新一水族館事件」とは

エピソード“ZERO”工藤新一水族館事件は、TVアニメ『名探偵コナン』30周年企画として2026年1月3日に放送される1時間スペシャルです。

工藤新一が江戸川コナンになる少し前、毛利蘭と米花水族館を訪れた日に起きた殺人事件を描いた内容です。

ここで重要なのは、この事件がまったくの新作ではなく、
テレビシリーズ第772話〜第773話「工藤新一水族館事件(前編・後編)」と同一の事件である点です。

舞台は米花水族館。
被害者は朱本国博、容疑者は尾城那穂・中桐鹿子・仁部浩大の3人。
事件の構図やトリック自体は原作・既存アニメと共通しています。

つまり今回の“エピソードZERO”は、772〜773話の前後編を年始の1時間枠に再構成し、より見やすくまとめた特別編と捉えると分かりやすいでしょう。

放送内では、30周年記念の特別企画も予定されています。

エピソード“ZERO”工藤新一水族館事件の対象の巻は83巻&84巻

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アニメ放送されている1187話「エピソード“ZERO”工藤新一水族館事件」は原作コナンの話となり、対象の単行本は83〜84巻です!

アニメ772話〜773話「工藤新一水族館事件」の再編集版のお話となっています!

83巻「File10:水色の想い出」

84巻「File1:緋色の探偵、File2:ピンク色の回答」

名探偵コナン83巻に掲載されている話↓
File1:赤い悪魔
File2:赤き昔日
File3:赤の悲劇
File4:恋愛小説家
File5:世良に似た女の子
File6:電話と海と私
File7:探偵の師匠
File8:エビス橋
File9:麻薬取引現場
File10:水色の想い出

名探偵コナン84巻に掲載されている話↓
File1:緋色の探偵
File2:ピンク色の回答

File3:凧揚げ大会
File4:盗聴男
File5:悪魔の声
File6:ギスギスしたお茶会
File7:ゼロ
File8:高速の飛沫血痕
File9:最後のピース
File10:僕の日本から…
File11:バーボンの追求、緋色の序章

公式HPの簡単なあらすじ

公式HPのあらすじはこちら↓

黒ずくめの組織の薬で“江戸川コナン”になる少し前――。交際前の新一と蘭は、別居中の蘭の両親を仲直りさせる作戦の下見で、米花水族館を訪れていた。しかし、楽しい時間もつかの間、新一は人だかりの先に漂う異様な空気に事件を察知。血の匂いを嗅ぎつけて現場へ赴き、持てる感覚のすべてを使って犯人を割り出す、緋色の高校生探偵の推理劇が始まる! そして、事件の先には、あの日へとつながる“もうひとつの下見”が……!?

「エピソード“ZERO”工藤新一水族館事件」の最新情報はある?

「エピソード“ZERO”工藤新一水族館事件」の最新情報はある?

現時点で判明している放送情報の要点は以下の通りです。

  • 放送日:2026年1月3日(土)
  • 放送時間:夕方4時30分からの1時間スペシャル
    (※通常の放送時間と異なるため注意)
  • 放送局:読売テレビ・日本テレビ系 全国ネット
    (※一部地域を除く)

また30周年企画として、放送内で「名探偵コナン 思い出主題歌企画」 が実施予定。青山剛昌先生や主要キャストが“思い出の主題歌”を語る企画が告知されています。

ビジュアル面では、新一と蘭が水族館を楽しむキービジュアルが公開されており、公式SNSではPVも公開中です。

「エピソード“ZERO”工藤新一水族館事件」のオリジナル要素

「エピソード“ZERO”工藤新一水族館事件」のオリジナル要素

今回の1時間スペシャルで注目したいのは、事件パートの先に「“あの日”へとつながる、もうひとつの下見」が描かれる点です。

公式のあらすじでも、水族館での事件解決後に“もうひとつの下見”が控えていることが示されており、単なる再編集ではなく、第1話へ繋がるための追加パートが用意されていることが分かります。

その“もうひとつの下見”として描かれるのが、新一がトロピカルランドへ下見に行くシーンです。

原作でも、コミックス『名探偵コナン 1 SPECIAL』に「第1話の前日譚 FILE.0」が収録されており、新一が“あの遊園地に以前も訪れていた”という設定はすでに提示されていました。

今回のエピソード“ZERO”では、この前日譚をアニメの流れに組み込むことで、水族館事件からトロピカルランドの“あの日”までを一本の線でつなぐ構成になると考えられます。

トロピカルランドといえば、視聴者にとっては「新一が蘭とデートに行き、運命が大きく変わる場所」

だからこそ下見パートが入ることで、事件解決の爽快感のあとに、じわっとした切なさが重なります。

新一が何気ないデートを成功させようと準備している姿を見れば見るほど、私たちは“この先に待つ出来事”を知っている。

そのギャップこそが、エピソード“ZERO”最大のオリジナル要素であり、エモさの核と言えるでしょう。

アニメ「エピソード“ZERO”工藤新一水族館事件」の登場人物

アニメ「エピソード“ZERO”工藤新一水族館事件」の登場人物

「エピソード“ZERO”工藤新一水族館事件」の登場人物
・工藤新一
・毛利蘭
・目暮十三

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エピソード“ZERO”工藤新一水族館事件の簡単なネタバレ&伏線

エピソード“ZERO”工藤新一水族館事件の簡単なネタバレ&伏線

ここからは、今回のエピソードで描かれる要素を伏線という視点で整理します(772〜773話の内容を踏まえた整理です)。

第1話へ繋がる“直前譚”

新一と蘭の水族館デートの後、ある約束が交わされ、物語はあの場所へと繋がっていきます。

本作は「コナン誕生直前の空白」を埋める前日譚として位置づけられています。

「水族館ドッキリ再会ラブラブ復活大作戦」という蘭の想い

別居中の毛利小五郎と妃英理を仲直りさせたい、という蘭の計画が事件のきっかけの一つになっています。

事件を通して、毛利家の関係性や蘭の家族への想いが改めて描かれる構成です。

新一の“血の匂い”=探偵としての感覚

叫び声がないにもかかわらず事件に気づく理由として、新一が血(鉄の匂い)を嗅ぎ分ける描写が描かれます。

新一がどのようなタイプの探偵なのかが、序盤からはっきり分かる印象的な導入です。

今回のトリックの核は「スマホ動画」

容疑者全員が「犯行時刻に動画を撮っていた」という状況が作られ、そこから撮影の不自然さを崩していく展開になります。

スマホを使ったアリバイ工作という点で、現代的かつ分かりやすいトリックです。

なぜ“明るい水中回廊”が犯行現場だったのか

暗い通路ではなく、あえて明るい水中回廊が選ばれた理由が推理の焦点になります。

この選択が、動画アリバイのトリックと噛み合って回収される構造です。

コンビニ袋越しの刺殺=返り血対策の伏線

被害者は、コンビニ袋越しに刺されている状態で発見されます。

これは犯人が返り血を浴びないための工夫であり、序盤から明確に伏線として提示されています。

被害者の携帯履歴が、そのまま容疑者の絞り込みに繋がる

新一は被害者の携帯履歴を確認し、そこから容疑者3人を一気に絞り込む展開を見せます。

事件構造そのものを形作る、非常に重要なポイントです。

さりげない一言が後で効いてくる

新一の「走るな」という台詞など、事件とは直接関係しない一言にも、新一の性格や蘭との距離感がにじみ出ています。

ラブコメ要素としても印象に残りやすい構成です。

「エピソード“ZERO”工藤新一水族館事件」の犯人は誰?

「エピソード“ZERO”工藤新一水族館事件」の犯人は誰?

犯人は、尾城那穂(おじろ・なほ)です。

ここでは記事用に、「何をしたのか」と「なぜバレたのか」を整理します。

犯行の流れ(ネタバレ)

  • 水中回廊で被害者と接触
  • スタンガンで気絶させる
  • ナイフで心臓を一突きして殺害
  • 返り血を避けるため、コンビニ袋越しに刺す

トリックの要点(動画アリバイ)

  • 容疑者3人全員が「動画を撮っていた」と主張
  • 尾城の動画だけ撮影方法が不自然
    (縦撮り・人が不自然にフレームを横切るなど)
  • 実際は、尾城が自分のスマホを仁部浩大のニット帽の折り返し部分に仕込み、本人が撮影しているように見せていた

決定打となった証拠

尾城の手袋はリバーシブルで、裏返すと返り血が付着していたことが決定的な証拠になります。


動機(かなり重め)

被害者は、尾城の裸の写真などを材料に脅迫し、金銭を要求していました。

いわゆるリベンジポルノ・脅迫への復讐として、尾城は犯行に至ったのです。

「エピソード“ZERO”工藤新一水族館事件」のまとめ&感想

  • 工藤新一が主役として推理を見せるコナン誕生直前の前日譚として非常に分かりやすい構成
  • スマホ動画と小物を使った現代的トリックは1時間スペシャルと相性が良い
  • 事件後に示される“もう一つの下見”が、
    物語をあの日へと繋げる最大の見どころ

さらに今回は30周年企画として、思い出主題歌企画も予定されており、事件だけでなく“お正月スペシャルらしさ”も楽しめる内容になりそうです。

【よくある質問】

今回が初めてでも内容についていけますか?

ついていけます。舞台は水族館、登場人物は新一と蘭を中心に少人数で、事件も1本完結型です。長編の設定や組織の知識がなくても、事件の発生→捜査→推理→解決の流れが分かりやすいので、初めての人でも見やすいタイプのスペシャルです。

旧テレビ版(第772・773話)を見ていなくても問題ありませんか?

問題ありません。内容は基本的に同じ事件を扱うため、今回の放送だけで結末まで理解できます。むしろ1時間にまとまっている分、前後編よりテンポ良く感じる人もいるはずです。
逆に、すでに772・773話を見たことがある人は「どこが追加・再構成されているか」を比較する楽しみ方ができます。

予習するなら何を見ておくとさらに楽しめますか?

余裕があるなら、旧テレビ版の772・773話を先に(または見比べ用にあとから)見るのが一番です。時間がなければ予習なしでもOK。見終わったあとに“新一と蘭の距離感”に注目して振り返ると、より味わいが増します。

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