先週と先々週のお話でもあった107話・108話「モグラ星人謎の事件 前編・後編」は昔のお話でしたが、とても面白かったですよね。アニメオリジナルなのに、ストーリーも凝っており、個人的には満足でした。
4月に公開された映画「ゼロの執行人」では、コナンシリーズで再び最高の興行収入を達成しましたね!コナンファンとしては最高ですよね^^
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さて今回は2018年6月16日放送のアニメ名探偵コナン「相討ちの果て」についてご紹介していきます。
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「相討ちの果て」は何巻?原作で何話?

今回放送される904話の「相討ちの果て」はアニメオリジナルストーリーとなります。
少年サンデーで連載されている漫画のお話はちょいちょいお休みになっているので、まだまだアニメオリジナルストーリーが進みそうですよね。
今後はどうなっていくのでしょうか。
アニメ「相討ちの果て」はhuluやアマプラはある?
アニメ「相討ちの果て」はhuluとAmazonPrimeVideoで配信されています。
コナンを取り扱っているVODでは、様々なアニメコナンが見れるので登録をおすすめします!
904話「相討ちの果て」のあらすじ

公式HPから公開されている、アニメのあらすじは以下のようになります。
コナンたちは絶命した不動産会社社長の河合信蔵と元従業員の柴田健介を発見する。現場は信蔵の自宅だった。
会社のお金を着服してクビになった柴田。事件の時、仮眠していた妻の河合優子はこの日は着服したお金の返済期日だったと証言。
信蔵はお金を返せばクビはなかった事にすると柴田に約束。だが、信蔵は再び雇うつもりはなかったという。目暮警部は2人が言い争って相討ちになったと判断するが、コナンは何かが引っかかって…
904話「相討ちの果て」のネタバレ&事件の流れ

この回は、犯人探しよりも「どこまでが本当の相討ちで、どこからが偽装なのか」を整理していく回です。
目暮警部や灰原の初期推理もかなり筋が通っているだけに、コナンが引っかかった小さな違和感が最後まで効いてきます。
元太が窓越しに見た書斎の異変
コナン、灰原、歩美、光彦、元太、阿笠博士は公園でサッカーをしていましたが、元太が蹴ったボールが河合家へ入ってしまいます。
取りに行った元太が窓から見たのは、胸にアイスピックが刺さって倒れている河合信蔵でした。
コナンたちが玄関を激しく叩き、ようやく妻の河合優子がドアを開けると、書斎の死角にはもう一人、柴田健介も倒れていました。
最初から「犯人と被害者」がはっきり分かれない、かなり不穏な導入です。
警察が見た“相討ち”の筋道
捜査の結果、大柄な信蔵は腹部にも刺し傷があるものの、死因は胸をアイスピックで刺されたことによる出血死。
小柄な柴田は頭部の外傷が致命傷で、ソファの肘掛けの角に頭をぶつけた可能性が高いとされます。
柴田は会社の金を着服して解雇されており、この日が返済期限でした。
しかも、信蔵は「金を返せばクビはなかったことにする」と言っていた一方、実際には再雇用する気がなかったと判明。
ここまで揃うと、「逆上した柴田が信蔵を刺し、反撃されて二人とも死んだ」という目暮警部の見立てはかなり自然に見えます。
コナンが引っかかった三つの違和感
けれどコナンは、現場を見てすぐには納得していませんでした。
ひとつ目は、柴田の右手袋の血痕が親指と人差し指の側に付いていたこと。
身長差のある相手の胸を深く刺すなら、普通は逆手で握るため血は小指側に付きやすい。
二つ目は、鉢植えの中から見つかった柴田のシャツの第3ボタンでした。
柴田は返り血を浴びたセーターを着ていたのに、その下のシャツのボタンだけが高い位置の鉢植えへ飛び込むのは不自然です。
三つ目は、優子が「元太の叫び声で起きた」と言ったことでした。
2階の寝室にいたなら、初対面の元太の声だと分かるはずがありません。
ここでコナンは、優子がその瞬間1階の書斎にいた可能性へ踏み込みます。
真相は“相討ちの続き”で起きていた
真相は二段階です。
まず柴田は、再雇用の約束が嘘だと知って信蔵へ怒りを募らせ、書斎で口論の末にアイスピックで腹部を刺します。
ところが信蔵はまだ動ける状態で、柴田を突き飛ばし、柴田はソファの肘掛けへ頭をぶつけて死亡しました。
ここまでは、たしかに相討ちに近い流れです。
ですがその直後、物音を聞いて駆けつけた優子が、重傷の信蔵から介護をめぐるひどい罵倒を浴び、衝動的にアイスピックで胸を刺してとどめを刺します。
そして自分の返り血が付いたセーターを柴田へ着せ替え、全部を「柴田がやった犯行」に見せかけた。
つまりこの事件は、最初の争いと最後の殺害が別にあるからこそ、単なる相討ちでは終わらなかったわけです。
タイムライン(事件の流れを整理)
- 元太が河合家の窓から、胸にアイスピックが刺さった河合信蔵と、近くに倒れた柴田健介を発見する。
- 警察はいったん、柴田が信蔵を刺し、反撃で柴田も死んだ相討ちだと考える。
- コナンは、手袋の血痕、シャツのボタン、優子の証言の不自然さから、現場にもう一人いたと見抜く。
- 真相は、柴田死亡後に河合優子が信蔵へとどめを刺し、柴田の犯行に見せかけていたというものだった。
904話「相討ちの果て」の犯人&トリック

この回で整理すべきなのは、「柴田が刺した」「信蔵が反撃した」「優子が最後に刺した」という三つの動きを、ひとつの事件としてどう見るかです。
結論から言うと、主事件である河合信蔵殺害の犯人は河合優子ですが、そこへ至る前段階として柴田と信蔵の致命的な争いも実際に起きています。
だからこそ、タイトルの“相討ち”は完全なミスリードではなく、途中までは本当にそうだった、というのがこの回の渋さです。
犯人
主事件の犯人は、河合優子です。
信蔵の妻であり、表向きは2階で仮眠をしていて何も知らなかったと証言していました。
ですが実際には、柴田死亡後の書斎に入り、まだ息のあった信蔵をアイスピックで刺して殺しています。
つまり「二人の喧嘩に巻き込まれた無関係の妻」ではありませんでした。
動機
優子の動機は、計画的な利得ではなく、追い詰められた末の衝動です。
もともと優子は、介護をめぐって横暴な信蔵に振り回されていました。
そこへ、ようやく救急車を呼ぼうとしたその瞬間にも、信蔵は「役に立たない老人の世話に無駄金を使うな」という趣旨の言葉で優子を罵倒します。
背景には長年の抑圧があり、引き金はその最後の罵倒、決定打は「今この瞬間もなお人を傷つける信蔵」を前にした怒りです。
打算より感情が先に立った犯行だからこそ、後味がかなり苦いんです。
トリック
この事件は、最初から綿密に仕組まれたトリックではありません。
むしろ“その場で作られた偽装”が中心。
準備らしい準備はなく、事件は柴田と信蔵の争いから始まります。
柴田が信蔵の腹部を刺し、信蔵の反撃で柴田がソファの肘掛けへ頭を打って死亡。
優子はそのあと書斎へ入り、アイスピックで信蔵の胸を刺してとどめを刺しました。
発覚回避
自分の返り血が付いたセーターを柴田へ着せ、柴田が最初からその格好で犯行に及んだように見せかけます。
綻び
綻びになったのは、血痕の付き方と、着替えさせたことで生じたボタンの矛盾でした。
つまりこの回のトリックは、複雑な機械仕掛けではなく、現場にいた者しかできない即席の偽装です。
決め手
決め手は三つあります。
まず、柴田の右手袋の血痕位置です。
小柄な柴田が高身長の信蔵の胸を深く刺したなら、柄を逆手に握るはずで、血は小指側に付くのが自然です。
ところが実際には親指と人差し指側に付いていた。
次に、鉢植えから見つかったシャツの第3ボタン。
柴田が死ぬ時点でセーターを着ていたなら、下のシャツのボタンだけが飛ぶのはおかしい。
最後に、優子が「元太の叫び声で起きた」と言いながら、それが元太の声だと分かっていたことです。
この三点がそろうと、優子は2階で眠っていたのではなく、事件直後の書斎にいたとしか考えられません。
結末
最後は阿笠博士の声を借りたコナンの推理によって、優子の介入と偽装が暴かれます。
優子は言い逃れできなくなり、信蔵殺害を認めました。
つまりこの事件は、「二人が死んでいた」こと自体は本当でも、その内訳は一見したものとは違っていたわけです。
柴田と信蔵の争いは事実、でも信蔵の最終的な死因は優子の一刺しだった。
そこまで整理して初めて、904話のタイトルが持つ皮肉が見えてきます。
904話「相討ちの果て」の感想/まとめ

相討ちに見えた二人の死が、実は“最後の一刺し”だけ別人の犯行だったとわかる一話。
派手な仕掛けはないのに、血痕とボタンと証言の綻びだけで真相がひっくり返る、地味で強いミステリーでした。
相討ちに見せた「二段階事件」が渋い
この回のおもしろさは、全部が嘘ではないところ。
最初に目暮警部たちが考えた「柴田が刺し、信蔵が反撃し、二人とも死んだ」という筋は、半分までは当たっているんですよね。
だからこそ、優子の介入があとから差し込まれた瞬間に、事件の見え方ががらっと変わる。
完全な密室崩しやアリバイトリックではなく、流れのどこで真実が途切れたかを見抜く話なので、単発回なのにかなり渋い味わいがあります。
タイトルの“相討ち”が、丸ごと嘘ではなく途中まで真実だった、というバランスがとても上手いです。
小さな違和感だけでひっくり返すのが気持ちいい
証拠の出し方もかなり好みです。
手袋の血痕の位置、セーターの下のシャツボタン、そして「元太の声だとどうして分かったのか」という証言の綻び。
どれも派手な決定打ではないのに、三つ重なると優子しか残らなくなるんですよね。
特にシャツの第3ボタンは、この回の地味さを象徴している気がします。
着せ替えさせたことがバレるのが、たった一個のボタンだというのが実にコナンらしい。
大掛かりなトリックがなくても、観察だけでここまで切れるのがこの回の強さでした。
優子の動機が重く、きれいには終わらない
優子の犯行は衝動的ですが、ただの逆上で片づけるにはかなり重いです。
介護をめぐる不満と抑圧が前提にあって、そこへ死にかけた信蔵が最後まで人を見下す言葉を吐いてくる。
その瞬間に優子が一線を越えたのは理解できても、もちろん許されることではない。
このどうしようもなさが、この回の後味をかなり苦くしています。
柴田も信蔵も優子も、誰か一人だけを単純に悪として切り捨てにくい。
だから見終わったあとに残るのは、トリックの鮮やかさより、人間関係のしんどさのほうかもしれません。
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