2005年7月4日に放送されたアニメ「救急車を呼びに行った男」。
※デジリマでは2022年2月13日放送
原作のお話なのか?アニオリなのか?などを簡単なあらすじを含めて解説します。
※ここからはネタバレを含むため、注意してくださいね。
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アニメ「救急車を呼びに行った男」は何巻?原作で何話?
アニメ「救急車を呼びに行った男」はアニメオリジナルストーリーであるため、原作の話ではありません。
アニメでは405話であり、初回の放送は2005年7月4日となります。
アニメ「救急車を呼びに行った男」の簡単なあらすじ

公式HPのあらすじはこちら↓
ある日の早朝、日課のジョギングをしていたお笑いタレントの広松広は、路上で頭から血を流し倒れている男性を発見。
電話ボックスで救急車を呼ぶが、なかなかやってこないため駅前にある消防署に走って救急車を呼びに行くことにする。
その後、事件の通報を受け駆け付けた警察官たちの中に米花東署の刑事・桜田泰造がいた。最初から広松を疑い、バカにした様子の桜田。
さらに、妙な状態の被害者に対しても、侮辱したような態度をとる。
その様子を見ていたコナンは、現場に高木刑事がやってきたのを発見し捜査に加わる。
高木刑事は広松とは顔見知りで、以前万引き犯の逮捕に協力してくれたこともある人柄の良い人物だと伝えるが……。
アニメ「救急車を呼びに行った男」のhuluやアマプラはある?
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405話「救急車を呼びに行った男」のネタバレ&事件の流れ

「救急車を呼びに行った男」は、早朝の住宅街で、ジョギング中のお笑いタレント・広松広が血まみれの男を発見するところから始まります。
119番通報までしたのに、救急車が遅いと判断して自分で消防署へ走る。
この“善意の行動”がそのまま疑いへ変わってしまう、かなり嫌な空気の事件です。
被害者は俳優・水原良二のマネージャー、大久保岩男。
遺体は頭を一撃で殴られて即死状態なのに、顔には笑顔、手はVサインという異様な姿で残されていました。
最初は広松の芸名「にっこりピース」を指すダイイングメッセージに見えるのですが、真相はまったく逆。
今回は高木刑事が中心になって、思い込みだらけの捜査をひっくり返していきます。
早朝5時、広松広が遺体を発見する
午前5時ごろ、広松広はジョギング中に頭から血を流した男を発見します。
119番へ通報したものの、救急車がなかなか来ないため、近くの消防署へ自分で呼びに走りました。
ところが現場へ戻ると、すでに米花東署の桜田泰造警部補が来ていて、第一発見者である広松を真っ先に疑い始めます。
広松の行動は善意そのものなのに、桜田の目には“凶器を捨てに走った犯人”としか映っていない。
この時点で、事件はかなり息苦しい方向へ進みます。
被害者は大久保岩男、そして広松へ疑いが集中する
被害者は大久保岩男。
水原良二のマネージャーで、昨夜は水原の部屋を訪ね、今後の仕事について朝4時半ごろまで話し合っていたことが分かります。
しかも遺体は“笑顔でVサイン”という不可解な姿で残されていて、桜田はこれを広松の芸名「にっこりピース」を指すダイイングメッセージだと断定。
加えて、凶器の鉄パイプが現場と消防署の間にある上高田橋付近で見つかり、「広松が消防署へ向かったのは救急車を呼ぶためではなく、凶器処分のためだ」と決めつけます。
証拠が揃いすぎていて、むしろ嫌なほどです。
水原の証言で広松のアリバイが成立するように見える
広松は「殺害時刻の4時40分なら、まだ部屋にいた」と必死に訴えます。
そこへ水原良二が、「寝ようと目覚まし時計を合わせた時、隣でトイレの水を流す音が聞こえた気がする」と証言し、広松にアリバイができたように見えます。
ところがその後、防犯カメラに広松が4時半にコンビニ付近を歩く姿が映っていたことで、広松は自分が早めに部屋を出ていたことを白状。
ここで一度、広松のアリバイは完全に崩れたように見えるのですが、コナンと高木は逆にこの“苦し紛れのウソ”に引っかかります。
ウソに都合よく乗ってきた人間が、一人だけいたからです。
高木刑事が見抜いた真犯人
高木刑事は、水原良二こそ真犯人だと指摘。
水原は、大久保が帰ったあと部屋を出て尾行し、4時40分ごろに鈍器で後頭部を殴打。
そのあと、自分の部屋にいたように見せるため、「4時40分ごろ隣でトイレの水を流す音を聞いた」と証言したのです。
つまり、広松のウソを利用して、自分の在宅アリバイまで作ろうとしていたわけです。
さらに被害者の“笑顔+Vサイン”も、広松の芸名を示したものではなく、「水原よ、笑顔だ。笑顔を売りにしろ」という大久保の最後のメッセージでした。
ここで事件の見え方が一気に反転します。
タイムライン(事件の流れを整理)
- 広松広が早朝の路上で大久保岩男の遺体を発見し、119番通報のあと消防署へ走る。
- 桜田警部補は、第一発見者・橋の先の凶器・笑顔のVサインから広松を犯人扱いする。
- 水原良二の証言で広松のアリバイが成立しかけるが、防犯カメラ映像で広松自身のウソが判明する。
- 高木刑事は、そのウソを逆用した水原の偽アリバイと、大久保のダイイングメッセージの真意を見抜く。
405話「救急車を呼びに行った男」の犯人&トリック

この事件は、派手な密室や遠隔操作ではありません。
むしろ、かなり生々しい“衝動犯行のあと、現場の流れを見て思いついたアリバイ工作”です。
だからこそ、犯人のウソも完璧ではなく、証言の置き方に不自然さが出ています。
犯人は水原良二
犯人は俳優の水原良二です。
大久保岩男のマネージャーに育てられ、クールな二枚目路線で人気を得ていた人物でした。
見た目も立場も“疑われにくい側”にいるので、前半では広松ばかりが怪しく見える作りになっていますが、実際には水原が最も事件に近いところにいました。
動機
動機は、大久保が水原へ提案した“路線変更”への反発です。
大久保は、水原の今後の展開として「笑顔を売りにしよう」と本気で考えていました。
しかし水原は、これまで築いてきた“笑わないクールな二枚目”のイメージに強く執着していて、その提案を受け入れられなかった。
つまり、殺意の芯にあったのは金や怨恨ではなく、自分のイメージを壊されたくないというプライドでした。
トリック
トリックの中身は二つです。
まず犯行そのものは単純で、大久保が朝4時半ごろ水原の部屋を出たあと、水原はそれを尾行して路上で後頭部を鈍器で殴打しました。
次にアリバイ工作として、凶器を上高田橋方面へ捨てて捜査の視線をそちらに向けさせ、自分は「4時40分ごろ部屋にいた」と思わせる証言を用意します。
ここで使われたのが、「隣でトイレの水を流す音がした」という水原自身の発言でした。
計画的な準備というより、その場の状況を見てあとから整えた工作です。
決め手
決め手は二つあります。
ひとつは、水原の「4時40分に隣でトイレの水を流す音を聞いた」という証言が、勘違いではなく、自分の在宅を匂わせるための不自然な発言だったこと。
もうひとつは、大久保の“笑顔+Vサイン”の意味です。
桜田は広松の芸名「にっこりピース」だと決めつけましたが、実際には大久保が水原へ送りたかった最後のメッセージ、「笑顔だ」「お前の笑顔は素晴らしい」でした。
この解釈が変わった瞬間、事件の向きが全部ひっくり返ります。
結末
最後は水原良二が追い詰められ、真犯人として署へ連れていかれます。
ここで安永雪子から、大久保は病気で余命半年を宣告されながらも、最後まで水原の再起だけを考えていたと明かされます。
だからこの事件は、単なる芸能界のもつれでは終わりません。
殺された瞬間まで相手を思いやっていた大久保と、その気持ちを受け取れなかった水原のすれ違いが、そのまま後味の苦さになっています。
405話「救急車を呼びに行った男」の感想/まとめ

高木刑事が中心になって、思い込み捜査をひっくり返すのが気持ちいい一話です。
派手な仕掛けはないのに、最後に残るのは大久保の優しさで、事件そのものより余韻の方が強く残ります。
桜田の“決めつけ”が事件の空気を重くする
この回が印象に残る理由の一つは、桜田泰造警部補の存在です。
第一発見者だから怪しい、消防署へ走ったから怪しい、笑顔のVサインが芸名を指しているから怪しい。
全部それっぽく聞こえるんですが、桜田は最初から広松を犯人と決めて見ているんですよね。
だから広松が少しでもウソをつくと、すぐに“やっぱり犯人だ”の方向へ転がってしまう。
この圧の強さがあるからこそ、後半で高木が「警察官は先入観を持っては絶対にいけない」と言い切る場面がすごく効きます。
事件の犯人以上に、“捜査する側の思い込み”がテーマになっている回でした。
高木刑事が解くからこそ映える切なさ
この回はコナンが全部を説明するのではなく、高木刑事が真相を言葉にしていくのがすごくいいです。
高木は広松のウソを責めすぎず、そのウソに乗ってきた水原の不自然さを拾い上げる。
そして最後には、ダイイングメッセージの意味まで“大久保がどれだけ水原を大事にしていたか”として解釈するんですよね。
単に犯人を当てるだけならもっとドライにできるのに、そこでちゃんと被害者の気持ちまで残す。
だから事件の解決が、勝ち負けではなく、少し苦い納得として残ります。
高木回としてかなり完成度が高いです。
大久保岩男の最期がとにかくつらい
見終わったあとにいちばん残るのは、やっぱり大久保岩男の最期。
自分の命があと半年しかないと分かっていながら、それでも考えていたのは水原の今後だけ。
しかも最後の最後まで、犯人の名前を告げるより「笑顔を売りにしろ」と伝えようとしていたわけですよね。
こんなの、水原にとっては言い逃れの余地がなくなるに決まっています。
恨みの言葉で終わる方が、まだ犯人は開き直れたかもしれない。
けれど大久保はそうしなかった。
その優しさが逆に痛くて、この回は“切ない事件”としてずっと印象に残ります。
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