優作&有希子の初登場!43話「江戸川コナン誘拐事件」のネタバレ&伏線&真犯人は誰?

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1997年1月13日年月日放送の「江戸川コナン誘拐事件」

前回のアニメ放送は「カラオケボックス殺人事件」でした。

この事件では、工藤優作や工藤有希子が初登場するお話となります。

今記事では「江戸川コナン誘拐事件」は原作のお話なのか?アニオリなのか?などを簡単なあらすじを含めて解説します。

※ここからは簡単なネタバレを含むため、注意してください。

この記事の目次

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アニメ43話「江戸川コナン誘拐事件」は何巻?原作で何話?

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アニメ放送されている「江戸川コナン誘拐事件」は原作コナンの話となり、対象の単行本は5〜6巻です!

名探偵コナン5巻「File49:見知らぬ来訪者、 File50:脱出そして追跡」

名探偵コナン6巻「 File51:仮面の下の真実」

名探偵コナン5巻に掲載されている話↓
File1:怪人…包帯の男
File2:第一の犠牲者!
File3:蘭ピンチ!
File4:暗闇の襲撃!
File5:殺人鬼の正体!
File6:カラオケ殺人!
File7:自殺か他殺か?
File8:歌に秘められた謎
File9:すれちがい…
File10:見知らぬ来訪者。
File11:脱出そして追跡。

名探偵コナン6巻に掲載されている話↓
File1:仮面の下の真実
File2:三人の訪問客?
File3:三人のアリバイ
File4:留守番電話の謎
File5:タンスの言葉
File6:結成!少年探偵団
File7:ナゾの兄弟
File8:動く死体の謎
File9:祭りの夜
File10:アリバイは完璧!?

アニメ「江戸川コナン誘拐事件」の簡単なあらすじ

公式HPのあらすじはこちら↓

江戸川文代という名の見知らぬ女性が現れた。母親だという彼女の言葉を蘭達は信じ、コナンは無理やり連れ去られてしまう。コナンの正体を知っている文代が、黒ずくめの男の仲間だと直感して逃げ出すものの、捕まってしまい… 気がつくと廃屋に監禁されていたコナン。

文代と仮面の男の話が聞こえる。内容は、コナンを小さくした薬の事だった。取り引き相手に飲ませて始末し、さらにコナンまでも殺すというのだ。

切り抜かれた新聞を手がかりに、割り出した取り引き場所は、米花ホテル! 殺人を阻止し、薬を手に入れるべく、コナンは現場へと向かった。

https://websunday.net/episode/11918/

アニメ「江戸川コナン誘拐事件」の登場人物

アニメ「江戸川コナン誘拐事件」の登場人物」の登場人物
・江戸川コナン
・毛利蘭
・毛利小五郎
・阿笠博士
・工藤優作
・工藤有希子

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アニメ「江戸川コナン誘拐事件」のネタバレ&伏線

アニメ第43話「江戸川コナン誘拐事件」は、江戸川コナンが本当に連れ去られ、監禁されるところまで進む緊張感の強い回です。

ただし真相は、黒ずくめの組織による誘拐ではなく、工藤優作・工藤有希子・阿笠博士による偽装誘拐です。

コナンの正体、工藤家の家族軸、黒ずくめの組織への恐怖が一気に重なるので、初期の中でもかなり濃いネタバレ回です。

江戸川文代の来訪が日常を一気に崩す

この回は、毛利探偵事務所に江戸川文代を名乗る女性が現れるところから、日常の空気が一気に崩れます。いつもの探偵事務所に「コナンの母親」を名乗る人物が入ってくるだけで、かなり不自然なんですよね。そもそも江戸川コナンという身分はコナンが作った仮の設定なので、母親が現れること自体が大きな違和感です。

蘭や小五郎から見れば、コナンの家族が突然来たように見える場面です。でもコナンにとっては、自分の嘘の土台を揺さぶる人物が真正面から現れたことになります。平和だった毛利探偵事務所が、コナンの正体へ踏み込まれる場所に変わる温度差がかなり怖いです。

普段は安全地帯に見える空間へ、秘密を知っていそうな大人が入ってくるのがゾクッとします。あとから正体を知ると、江戸川文代は工藤有希子の変装だったと分かります。だからこそ初見では不気味で、見返すと有希子の変装力と演技力が見えてくる作りになっています。

工藤家の家族軸が本格的に動き出す導入として、この来訪はかなり印象に残ります。

コナンの正体を言い当てられる緊張感が強い

この回の怖さが本格的に強まるのは、江戸川文代に連れ出されたコナンが、車内で自分の正体に関わる情報を突きつけられる場面です。コナンしか知らないはずの事情に触れられることで、ただの怪しい女性では済まなくなります。「工藤新一」と「江戸川コナン」の関係を相手が知っているように見えるため、正体バレの恐怖が一気に跳ね上がります。

普段のコナンは、大人相手でもかなり冷静に立ち回ります。でもこの場面では、相手が自分の秘密に踏み込んでくるので、いつもの余裕が見えにくくなります。子どもの姿で逃げ場がなく、秘密だけを握られているような感覚がかなり息苦しいです。

コナンが本気で警戒することで、黒ずくめの組織に正体を知られる怖さが視聴者にも伝わります。この緊張は、実際に組織が出てくるわけではないのに、組織編の怖さを強く感じさせます。コナンがどれだけ「自分の正体が知られること」を重く受け止めているかが分かるんですよね。

本物の敵ではないと後で分かっても、この場面の恐怖そのものは軽くなりません。

本物の組織事件に見える偽装がよくできている

この回の仕掛けは、単なる誘拐ではなく、コナンに黒ずくめの組織の追跡だと思わせる心理的な偽装です。廃屋に監禁され、薬に関わる話や謎の人物たちの動きが重なることで、状況は一気に組織絡みの危機に見えてきます。本物ではないのに、本物の組織事件に見えるように作られているのがこの回の怖さです。

仮面の男、大柄な男、薬の話、監禁という要素が並ぶと、コナンが疑う方向はかなり自然です。自分を幼児化させた存在とつながっているかもしれない、と考えるのは無理がありません。両親の芝居だと知らないコナンにとって、この恐怖の温度は完全に本物です。

視聴者もコナンと同じ情報しか持たないため、敵なのか味方なのか分からない不穏さに引き込まれます。ここで面白いのは、黒ずくめの組織そのものは登場しないのに、組織の影が物語を支配しているところです。存在しない敵に追い詰められているようで、でもコナンの中では十分に現実的な恐怖になっています。

組織の脅威がコナンの行動を縛っていることが分かる、かなり重要な心理描写です。

工藤優作と工藤有希子の初登場が大きい

この回は、コナンの両親である工藤優作と工藤有希子が本格的に登場する重要回です。江戸川文代の正体が有希子、仮面の男の正体が優作だと分かることで、ここまでの不気味な出来事が一気に家族の芝居として回収されます。初登場から偽装誘拐を仕掛けてくるクセの強さが、工藤家らしくてかなり濃いです。

有希子は変装でコナンの前に現れ、優作は仮面の男として危険人物を演じています。さらに阿笠博士も大柄な男として協力しており、身内だけでここまで大がかりな芝居を作っていたことになります。変装力、演出力、博士との協力関係が一気に見えるので、単なる親紹介では終わりません。

怖い事件の裏に、新一を心配する親心があると分かるのが胸にきます。もちろん、やり方はかなり強引です。でも新一が危険な状況にいることを知った両親が、本気で守ろうとした結果でもあります。

悪ふざけのように見えて、根っこには家族の温かさがあるから後味が複雑で良いです。

コナンが外国行きを断り、毛利探偵事務所へ戻る

この回の結末で一番大きいのは、コナンが両親の保護を受けて外国へ行くのではなく、日本に残ることを選ぶ点です。両親は新一の身を案じ、安全な場所へ連れて行こうとします。でもコナンは危険を知ったうえで、毛利探偵事務所での生活へ戻る道を選びます。

ここで見えるのは、子どもの姿をしていても、中身は工藤新一のままだということです。守られるだけの存在になるのではなく、自分の意思で黒ずくめの組織を追う場所に残るんですよね。両親の心配と、コナンの戦いたい気持ちがぶつかる親子の距離感がかなり刺さります。

安全よりも自分の選択を優先するところに、工藤新一としての覚悟が出ています。翌日また毛利探偵事務所で暮らすことになる流れは、物語の基本構図へ戻る結末です。ただ、その現状維持にはちゃんと意味があります。

恐怖を知っても戻るからこそ、コナンの日本での戦いが続くことに重みが出ます。

アニメ「江戸川コナン誘拐事件」のあらすじ&事件の流れ

アニメ「江戸川コナン誘拐事件」は、毛利探偵事務所への来訪から始まり、廃屋での監禁、米花ホテル301号室での対峙へ進む流れです。最初はコナンの母親を名乗る人物の登場ですが、すぐに正体バレの恐怖と組織事件らしさが重なっていきます。時系列で追うと、江戸川文代、薬の話、新聞切り抜き、カレンダーの「30」、吸盤付きの矢がそれぞれ違う役割を持っています。

最後にすべてが両親と博士の偽装誘拐だったと分かるため、初見と見返しで印象がかなり変わる回です。

毛利探偵事務所に江戸川文代が現れる

物語は、毛利探偵事務所に江戸川文代を名乗る女性が現れ、コナンの母親だと名乗る場面から動き出します。蘭や小五郎にとっては、コナンの家族が来たように見える出来事です。ただ、コナンに本当の母親が現れるはずがないため、文代の存在そのものが大きな違和感になります。

ここで空気が変わるのは、コナンが作っていた「江戸川コナン」という仮の身分に、外から家族設定が差し込まれるところです。名前を名乗るだけでなく、コナンの素性に踏み込む態度が不穏さを強めます。普段の探偵事務所が、コナンの秘密を暴かれる場所に変わるのが怖いです。

車内でコナンの正体に踏み込まれる

江戸川文代に連れ出されたコナンは、車内で自分の正体に関わる情報を突きつけられます。この時点で、文代は単なる怪しい来訪者ではなく、工藤新一と江戸川コナンの関係を知っている危険な人物に見えてきます。コナンが秘密を守る側から、すでに見抜かれている側へ追い込まれるのがこの場面の怖さです。

視聴者が引っかかるのは、なぜ文代がそこまで知っているのかという点です。コナンにとっては、黒ずくめの組織と関係があるのではないかという疑いが強まっていきます。いつもの冷静さが削られていくので、正体バレの緊張がかなり切実に響きます。

阿笠博士宅へ向かう途中で再捕獲される

コナンは阿笠博士を頼ろうとしますが、その途中で再び捕まってしまいます。博士に相談できれば何とかなる、といういつもの安心ルートがここで封じられる形です。味方にたどり着く前に先回りされることで、相手側の段取りの良さが不気味に見えます。

阿笠博士宅周辺、大柄な男の存在、そしてコナンの行動を読んでいるような動きが、状況をさらに不利にします。コナンは孤立感を強め、いつものように味方と連携できません。頼れる場所へ向かう行動そのものが罠の中にあるようで、空気が一気に冷えます。

廃屋で監禁され、薬の話が不安を増す

再び捕まったコナンは、廃屋に監禁されます。そこで薬に関わる話や謎の人物たちの会話が重なり、事件は黒ずくめの組織に正体を知られた危機のように見えていきます。誘拐された恐怖だけでなく、幼児化の秘密にまで触れられそうな不安が重なるのがかなり怖いです。

ここで視聴者が気になるのは、敵が本当に組織の関係者なのか、それとも別の目的で動いているのかです。廃屋、監禁、薬の話という要素がそろうことで、コナンの危機感は一気に本物になります。小さな体で追い詰められているのに、必死に状況を読もうとするコナンが頼もしくも切ないです。

新聞切り抜きとカレンダーの「30」を手がかりにする

廃屋の中でコナンは、新聞切り抜きとカレンダーの「30」という手がかりを拾います。一見ばらばらの情報ですが、それをつなぐことで米花ホテル301号室へ向かう道筋が見えてきます。受け身の監禁状態から、自分で真相へ向かう推理パートへ切り替わるのが気持ちいいです。

ここで空気が変わるのは、コナンが恐怖の中でも冷静さを取り戻していくところです。怖がるだけでなく、手がかりを整理し、次に動くべき場所を導き出します。新聞切り抜きと「30」が301号室へつながる流れは、小さなピースがはまる快感があります。

米花ホテル301号室で仮面の男と対峙する

コナンは手がかりをもとに、米花ホテル301号室へたどり着きます。そこでは仮面の男や大柄な男が絡む取引めいた状況があり、誘拐の真相へ近づく一方で危険も最大まで高まります。301号室という閉じた場所に、廃屋から続く不穏さが一気に収束します。

視聴者が引っかかるのは、仮面の男の正体と、相手が本当に組織側なのかという疑問です。コナンは限られた情報の中で、相手の目的と正体を見極めようとします。逃げ場の少ないホテルの一室で、コナンが大人たちの芝居に向き合う緊張感がかなり強いです。

吸盤付きの矢で真相がひっくり返る

米花ホテル301号室で仮面の男が発砲しますが、それは実弾ではなく吸盤付きの矢でした。命の危機に見えた場面が、実は安全な仕掛けだったと分かる瞬間です。この矢によって、「仮面の男が本気でコナンを殺そうとしている」という見方が崩れます。

ここで空気は、恐怖のピークから種明かしへ一気に変わります。コナンにとっては緊張がほどける一方で、ここまで本気で騙されていたことへの驚きもあります。怖かった演出が芝居だったと分かる落差が大きく、視聴者も一緒に脱力します。

優作・有希子・阿笠博士の正体が明かされる

吸盤付きの矢のあと、仮面の男が工藤優作、江戸川文代が工藤有希子、大柄な男が阿笠博士だと明かされます。これにより、誘拐事件は両親と博士による偽装だったと確定します。敵だと思っていた人物たちが、コナンを守ろうとする身内だったと分かるのが大きなひっくり返しです。

有希子の変装、優作の仮面、博士の協力、そして吸盤付きの矢が、すべて一つの芝居として回収されます。ここまで本気で怖がらせた理由は、新一の身を案じ、危機感を与えて外国へ連れて行くためでした。やり方は大がかりですが、根っこに親の心配があるので、恐怖から家族の温度へ空気が変わります。

コナンが外国行きを断り、毛利探偵事務所へ戻る

両親はコナンを外国へ連れて行こうとしますが、コナンは日本に残ることを選びます。危険を実感したはずなのに、それでも自分の場所に戻る選択をするのがこの回の結末です。両親の保護したい気持ちと、コナンの自分で戦いたい意思がぶつかります。

翌日、コナンはまた毛利探偵事務所で暮らすことになります。物語の形としては元に戻りますが、そこには「逃げずに残る」という意味が加わっています。子どもの姿でも判断は工藤新一のままで、ここに胸熱な覚悟が見えます。

事件の流れを短く整理

  • 毛利探偵事務所に江戸川文代を名乗る女性が現れ、コナンの母親だと名乗る。
  • コナンは文代に連れ出され、車内で自分の正体に関わる情報を突きつけられる。
  • 阿笠博士宅へ向かおうとするが、途中で再び捕まる。
  • コナンは廃屋に監禁され、薬の話などから黒ずくめの組織の関与を疑う。
  • 新聞切り抜きとカレンダーの「30」を手がかりに、米花ホテル301号室へ向かう。
  • 米花ホテル301号室で仮面の男たちと対峙し、危機がピークに達する。
  • 仮面の男の発砲が実弾ではなく吸盤付きの矢だったと分かる。
  • 仮面の男=工藤優作、江戸川文代=工藤有希子、大柄な男=阿笠博士だと判明する。
  • 両親はコナンを外国へ連れて行こうとするが、コナンは日本に残ることを選ぶ。
  • 翌日、コナンはまた毛利探偵事務所で暮らすことになる。

アニメ「江戸川コナン誘拐事件」の犯人&トリック

犯人は、工藤優作、工藤有希子。協力者は阿笠博士です。

ただし、この回は通常の悪意ある犯罪者ではなく、両親による偽装誘拐の実行・仕掛け。

被害者は江戸川コナンで、正体は工藤新一です。事件の中心は、コナンに本物の組織事件だと思わせるための変装、監禁、手がかり誘導、発砲芝居です。

犯人・仕掛人

この事件の仕掛け人は、工藤優作と工藤有希子です。

阿笠博士も協力者として、大柄な男の役割を担っています。有希子は江戸川文代に変装し、優作は仮面の男を演じることで、コナンに身内だと気づかせない形を作ります。

通常の殺人事件や悪意ある誘拐事件ではないため、ここでの「犯人」は犯罪者というより偽装誘拐の実行側です。被害者として実際に連れ去られ監禁されるのは、江戸川コナンとしての新一です。黒ずくめの組織ではなく、両親と博士が仕掛けた芝居だったことが、この事件の最大のひっくり返しです。

動機

動機は、新一の身を案じた両親の保護目的です。阿笠博士から新一の幼児化を聞いた優作と有希子は、危険な状況にいる息子を外国へ連れて行こうと考えます。

背景

背景には、工藤新一が幼児化して江戸川コナンとして暮らしている状況があります。阿笠博士からその事情を聞いた両親は、新一が危険な立場にいることを知ります。親としては見過ごせない状況であり、コナンの生活をそのままにしておくのは不安だったはずです。

ここにあるのは悪意ではなく、息子を守りたいというかなり切実な感情です。

引き金

引き金になったのは、コナンが危険な状況にいながら日本に残っていることです。両親は、本人に危機感を与える必要があると考えます。普通に説得するだけでは動かないと見て、あえて本物の組織事件のような芝居を打った形です。

やり方はかなり強引ですが、コナンの覚悟を揺さぶるにはそれだけ大きな演出が必要だったのかもしれません。

決定打

動機の決定打は、コナンを外国へ連れて行き、安全な場所に置きたいという両親の判断です。偽装誘拐は、コナンに危険を実感させるための手段でした。両親からすれば、黒ずくめの組織を追い続ける日本での生活は危険すぎる選択です。

その保護したい気持ちと、コナンの残りたい意思がぶつかることで、親子の温度差がはっきり見えます。

トリック

トリックは、有希子の変装、優作の仮面、博士の協力で組まれた偽装誘拐です。廃屋での監禁、薬の会話、新聞切り抜き、カレンダーの「30」、米花ホテル301号室での取引芝居まで、すべてコナンに本物の組織事件だと思わせるために組まれています。最後には吸盤付きの矢を使い、命を狙われたように見せた場面を種明かしへ変えます。

物証で犯人を追い詰める回ではなく、心理的にコナンを追い込む構成が中心です。

準備

準備として、工藤有希子は江戸川文代に変装し、工藤優作は仮面の男を演じます。阿笠博士も大柄な男として協力し、コナンに身内だと気づかれにくい布陣を作ります。さらに廃屋、薬の話、新聞切り抜き、カレンダーの「30」、米花ホテル301号室、吸盤付きの矢が一連の芝居に組み込まれます。

それぞれの小道具が、黒ずくめの組織による事件らしさを強める役割を持っています。

実行

実行段階では、有希子が江戸川文代として毛利探偵事務所に現れ、コナンを連れ出します。車内では、コナンの正体を知っているように振る舞い、組織側の人物かもしれない疑いを植え付けます。その後、阿笠博士宅へ向かおうとするコナンを再捕獲し、廃屋へ監禁します。

薬の話や謎の人物たちの芝居によって、コナンは自分の正体が本当に危険な相手に知られたかもしれないと受け止めます。

発覚回避

発覚を避けるために、有希子は江戸川文代として別人になりきります。優作も仮面で素顔を隠し、阿笠博士も大柄な男として別の人物に見せます。全体を黒ずくめの組織に関係する事件のように演出することで、コナンが身内の芝居だと気づきにくい状況を作っています。

コナンの最大の不安を逆手に取っているからこそ、偽装の効果が強く出ます。

綻び

綻びは、通常の殺人事件のような物証の破綻ではありません。米花ホテル301号室での発砲が、実弾ではなく吸盤付きの矢だったことで、本物の殺意がある事件ではないと分かります。この瞬間に、「仮面の男がコナンを殺そうとしている」という見方が崩れます。

さらに直後の変装解除によって、江戸川文代、仮面の男、大柄な男が敵ではなかったことまで一気に明かされます。

決め手

決め手は、米花ホテル301号室での仮面の男の発砲が、実弾ではなく吸盤付きの矢だったことです。この小道具が、「本物の危機」だと思っていた状況を芝居へ変える決定的なスイッチになります。さらに、その直後の変装解除と正体開示によって、偽装誘拐の全体像が確定します。

新聞切り抜きとカレンダーの「30」は、犯人特定の証拠ではなく、コナンを米花ホテル301号室へ導く手がかりです。

吸盤付きの矢が崩した矛盾

吸盤付きの矢は、「仮面の男が本気でコナンを殺そうとしている」という見方を崩します。発砲に見えた行動が命を奪うものではなかったことで、相手の目的が殺害ではないと分かります。ここで事件の空気は、命の危機から種明かしへ一気に変わります。

恐怖のピークに置かれた小道具が、真相開示の入口になるのが気持ちいいです。

変装解除と正体開示が崩した見方

変装解除は、「江戸川文代が本物の謎の母親で、仮面の男や大柄な男が敵である」という見方を崩します。江戸川文代は工藤有希子、仮面の男は工藤優作、大柄な男は阿笠博士でした。敵に見えていた人物たちが身内だったと分かることで、事件の意味が丸ごと変わります。

怖かった誘拐が、親の心配から来る芝居として再配置されるのがこの回の大きな回収です。

新聞切り抜きとカレンダーの「30」の役割

新聞切り抜きとカレンダーの「30」は、米花ホテル301号室へたどり着くための手がかりです。これらは偽装誘拐の真相を直接暴く証拠ではなく、コナンを次の舞台へ誘導するために機能します。ばらばらに見える情報が301号室へつながることで、推理の道筋が一本線になります。

この手がかりがあるから、コナンは受け身の監禁状態から自分で動く側へ切り替われます。

結末

結末として、仮面の男は工藤優作、江戸川文代は工藤有希子、大柄な男は阿笠博士だと判明します。誘拐は、両親がコナンに危機感を与え、外国へ連れて行くために仕掛けた芝居でした。通常の犯罪者として逮捕される結末ではなく、家族による大がかりな種明かしとして決着します。

両親はコナンを外国へ連れて行こうとしますが、コナンは日本に残ることを選びます。翌日、コナンはまた毛利探偵事務所で暮らすことになります。恐怖の誘拐事件に見えたものが家族の心配だったと分かる一方で、コナンの危険な戦いは続くので、温かさと不安が同時に残ります。

アニメ第43話「江戸川コナン誘拐事件」の感想&まとめ

アニメ第43話「江戸川コナン誘拐事件」は、恐怖から家族の温かさへひっくり返る回です。最後に残るのは安心だけでなく、コナンが危険を承知で残る覚悟の重さです。

①本物の組織事件に見える緊張感が強い

この回は偽装誘拐なのに、コナン本人には本物の組織事件に見えているのが怖いです。普段は冷静なコナンが、正体を知られたかもしれないと本気で追い詰められるのが胸にきます。文代の言動や廃屋での芝居は、初見だと敵目線、見返すと両親の演出目線で印象が変わります。

真相が分かって安心しても、黒ずくめの組織への恐怖そのものは軽くならないのが後味として残ります。

②工藤優作と工藤有希子の初登場が濃い

工藤優作と工藤有希子の初登場は、かなりクセが強いです。ただ顔を見せるのではなく、偽装誘拐で新一を本気で揺さぶってくるのが工藤家らしい濃さです。優作の演出力、有希子の変装力、博士との協力関係まで一気に見えるので、情報量もかなり多いです。

やり方は大胆でも、根っこには新一を守りたい親心があるので、怖さの後に温かさが残ります。

③コナンが日本に残る選択が胸熱

ラストで一番刺さるのは、コナンが外国行きを断って日本に残るところです。子どもの姿なのに、選択は完全に工藤新一としてのものなんですよね。両親の心配は温かいですが、コナンは守られるだけではなく、自分で戦う場所へ戻ります。

翌日また毛利探偵事務所にいる流れが、ただの日常復帰ではなく、覚悟を持った現状維持に見えるのが胸熱です。

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