アニメ「隠して急いで省略」のネタバレ&伏線&真犯人は誰?

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2002年3月11日放送の「隠して急いで省略」

前回のアニメ放送は「犯罪の忘れ形見」でした。

前話では少し赤井秀一のお話でしたが、今回はジョディがメインに登場する話。

さらには、ベルモットも登場するため、とても大事な話になります。

今記事では271話・272話「隠して急いで省略」は原作のお話なのか?アニオリなのか?などを簡単なあらすじを含めて解説します。

※ここからは簡単なネタバレを含むため、注意してください。

この記事の目次

【更新中】アニメコナンの最新話一覧

以下記事ではアニメコナンの最新情報を更新してるので、ぜひチェックしてください↓

【関連】アニメ「名探偵コナン」の最新話は何話?

アニメ271話・272話「隠して急いで省略」は何巻?原作で何話?

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アニメ放送されている「隠して急いで省略」は原作コナンの話となり、対象の単行本は33〜34巻です!

名探偵コナン33巻「File338:「X」のその意味、 File339:○×△□!?」

名探偵コナン34巻「File340:リンゴの狩り時」

名探偵コナン33巻に掲載されている話↓
File1:佐藤の勝算
File2:佐藤の気持ち
File3:血の(ブラッディ)バレンタイン(1)
File4:血の(ブラッディ)バレンタイン(2)
File5:血の(ブラッディ)バレンタイン(3)
File6:血の(ブラッディ)バレンタイン(3)
File7:妻の忘れ形見
File8:清潔な香り
File9:清潔な香り
File10:「X」のその意味
File11:○×△□!?

名探偵コナン34巻に掲載されている話↓
File1:リンゴの狩り時
File2:反撃の糸口…
File3:飛んだ隣人
File4:飛んだ隣人
File5:嵐のブーイング
File6:疑惑のサポーター
File7:エセサポーター
File8:雨のデジャビュ
File9:おしぼりの罠
File10:晴れた記憶
File11:ゴールデンアップル(1)

アニメ「隠して急いで省略」の簡単なあらすじ

公式HPのあらすじはこちら↓

英語教師のジョディは、帰宅中の蘭と園子、そしてコナンを呼び止めて喫茶店に入った。だがコナンは不審な態度のジョディを怪しむ。その時停電が! 

電気が点いてコナン達が見たのは、店の前のエスカレーターにうずくまる死体だった。被害者は、このビルにある会社が雇った探偵で、社内の横領犯をつき止めたが、証拠書類を盗まれて殺されたらしい。

犯人の手掛かりは、被害者が抱えていた封筒に書かれたダイイングメッセージ「○×△」と、疑わしい社員のリストのみ。さらに「□」も見つかり、解読に難航するコナンに、ジョディが与えた言葉とは…!?

https://websunday.net/episode/12002/

アニメ「隠して急いで省略」の登場人物

「隠して急いで省略」の登場人物
・江戸川コナン
・毛利蘭
・目暮警部
・高木渉
・ジョディ
・鈴木園子
・千葉和伸
・ベルモット

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アニメ「隠して急いで省略」のhuluやアマプラはある?

アニメ「隠して急いで省略」はhuluで配信されています。

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アニメ「隠して急いで省略」のネタバレ&伏線

アニメ「隠して急いで省略」は、第271話・第272話で描かれる前後編。

事件本体は国吉文太による単発殺人事件として完結しますが、ジョディ、ベルモット、シェリー、蘭の黒いニット帽への違和感が重なり、ベルモット編へ向けた不穏さがかなり強く残る回です。

タイトルどおり、事件では「隠して」「急いで」「省略」された文字が鍵になります。

ベルモットがシェリーを意識している不穏さが残る

この回では、ベルモットがシェリーを意識していることがはっきり不穏に描かれます。

事件後、ベルモットはジンへメールを打ち、「×」の意味に触れます。さらにシェリーの写真に×印がついていることで、単発事件が終わった後の空気が一気に黒の組織側へ冷えていきます。

コナン全体で見ると、ベルモットとシェリーの関係は後の展開でも大きく効いてくる要素です。この回ではベルモットの目的や全貌が明かされるわけではありません。

けれど、シェリーの写真に×印がついているという絵だけで、ベルモットが彼女を追っている危険が伝わります。ここは説明よりも見せ方が怖い場面です。

事件本体の犯人は国吉文太であり、黒の組織が中条殺害に関わったわけではありません。だからこそ、ラストのベルモット描写は事件とは別の本筋伏線として整理するのが自然です。

事件解決の安心感をベルモットの一場面が一気に塗り替えていて、後味がかなり不穏に残ります。

ジョディが事件解決のヒントを与える

この回では、ジョディが事件解決のヒントにつながる言葉を与える立ち位置にいます。

ジョディは蘭、園子、コナンと一緒に行動し、喫茶店へ誘うことで事件現場にも関わります。さらに「ダチョウさん」発言が、コナンの「頭隠して尻隠さず」という発想につながり、記号の見方を変えるきっかけになります。

コナン全体で見ると、ジョディはただの英語教師として見ておくには少し意味深な人物です。この回で正体や全貌は明かされませんが、授業で「×」の意味を話し、事件でもヒントのような言葉を残すため、物語の外側から少し導いているようにも見えます。

このさりげない関わり方が、後から見るとかなりおいしいです。

ただし、ジョディは中条殺害の犯人ではなく、事件の中心人物でもありません。

ジョディの何気ない発言にコナンの推理がつながる流れが気持ちよく、同時に「この先生、やっぱりただ者じゃない」と感じさせます。

蘭が黒いニット帽の男を気にしている

この回では、蘭が黒いニット帽の男を気にしており、不吉な胸騒ぎを抱えていることが描かれます。

日常の学園パートの中に、ふっと本筋側の不安が差し込む感じです。この男の正体や意味はこの回だけでは明かされないため、蘭の中に残る違和感として見せられます。

コナン全体で見ると、黒いニット帽の男をめぐる不穏さは、前後の流れとつながっていく材料です。

ここで大事なのは、事件とは別に、蘭の中で何かが引っかかり続けていること。

蘭は普段、感情の違和感をかなり大事にするキャラです。

彼女の胸騒ぎは単なる怖がりではなく、後から見返すと意味深に見える可能性があります。

殺人事件が始まる前から、蘭だけが別方向の不安を抱えていて、日常の中に本筋の影がにじむのが印象的です。

蘭が新一へ「×××」付きのメールを送る

事件後、蘭は新一へ「×××」付きのメールを送ります。

ここで「×」のキスマークの意味が効いてきます。蘭の気持ちはかなり可愛く前に出ているのに、コナンはその意味をすぐには理解できず、すれ違いが生まれるのが切ないです。

新一と蘭の恋愛軸で見ると、この場面はかなりおいしいです。蘭は新一に直接会えないまま、それでもメールで気持ちを届けようとしています。

一方で、コナンは新一本人なのに、正体を隠しているから素直に受け取れない構図になっています。

この回の「×」は、事件内の記号とは別に、蘭の恋愛感情を示す小道具として働きます。可愛いのに、距離がある。伝わっているようで伝わりきらない。

蘭の「×××」メールは明るいオチに見えながら、新一と蘭の距離の切なさも同時に残していて胸にきます。

単発事件の裏にベルモット編の緊張感が重なる

この回の事件本体は、国吉文太による単発殺人事件として完結します。

中条勝則のダイイングメッセージや横領証拠書類の処分は、あくまでこの事件内の真相です。けれど、その裏でジョディ、ベルモット、シェリー、黒いニット帽の男が並ぶため、ベルモット編へ向けた緊張感がかなり強く重なります。

コナン全体で見ると、この前後編は「事件は解けるのに、本筋の不安は解けない」タイプの回です。ジョディは意味深に関わり、蘭は黒いニット帽の男を気にし、ベルモットはシェリーの写真に×印をつけている。

単発事件の解決後に、むしろ大きな不穏さが残る構成になっています。

ここでベルモットの目的やジョディの正体を断定しすぎる必要はありません。

この回で確定するのは、ベルモット編へ向けた空気が強まっていること。

喫茶店前の殺人事件よりも、ラストに残る組織側の冷たい視線のほうが後味として強く刺さります。

アニメ「隠して急いで省略」のあらすじ&事件の流れ

アニメ「隠して急いで省略」は、蘭が黒いニット帽の男を気にしている日常パートから始まります。

そこへジョディの「×」の授業が入り、恋愛と本筋不穏の両方に関わるキーワードが先に置かれる構成になっています。

事件自体は、ビル内で起きる停電中の刺殺事件です。「□○×△」という記号が犯人名へつながる推理の気持ちよさと、ラストのベルモットの不穏さが同時に残る前後編です。

蘭が黒いニット帽の男を気にしている

物語の序盤では、蘭が以前から気になっている黒いニット帽の男のことを思い出そうとしています。

日常会話の中に、不吉な胸騒ぎのような感覚が混ざる場面です。まだ事件は起きていませんが、空気だけは少し本筋側へ寄っています。

視聴者が引っかかるのは、蘭が何を思い出しかけているのかという点。

この男が今回の殺人事件に直接関係するわけではありません。けれど、前後の赤井関連の不穏さを引き継ぐような描写として残ります。普通の日常に、別の大きな流れの影がすっと入ってくるのが怖いです。

ジョディの授業で「×」の意味が話題になる

ジョディの英語授業では、「×」の意味が話題になります。

この「×」は、後の蘭のメールやベルモットの場面にもつながっていきます。最初は軽い授業の話題に見えるのに、後で恋愛と黒の組織側の不穏さの両方へ伸びるのが上手いです。

ここで気になるのは、なぜこの意味がこの回で出るのかということ。

蘭にとっては新一への気持ちに重なる余地があり、コナンはまだその意味を十分に理解していません。ジョディもただ授業をしているだけに見えますが、彼女の存在感そのものが意味深に見えてくる場面です。

蘭・園子・コナンがジョディに誘われて喫茶店へ行く

帰り道、蘭、園子、コナンはジョディに誘われて喫茶店へ入ります。

学校の日常から、事件の舞台となるビルへ自然に移る流れです。ジョディが一緒にいることで、ただの寄り道にも少し不思議な空気があります。

事件の中心になるのは、喫茶店のすぐ前にあるエスカレーター付近。

この場所で後に停電が起き、中条勝則が刺殺されます。普通の喫茶店への寄り道が、暗闇の殺人現場へ変わる落差がかなり強いです。

停電後、エスカレーターで中条勝則が刺殺される

ビル内で停電が起き、その直後、喫茶店前のエスカレーターで中条勝則が刺殺されているのが見つかります。

明るい会話の空気が、停電と刺殺で一気に冷えます。暗闇の中で誰が動いたのか、犯行のタイミングが見えにくいのが不穏です。

中条は封筒を抱えており、その中身が事件の焦点になります。

誰が中条を殺したのか、なぜその場で刺したのか、封筒には何が入っていたのか。現場の状況だけでは見えない部分が多く、事件はすぐにダイイングメッセージの解読へ入っていきます。

中条が血で「○×△」を残す

中条は封筒に血で「○×△」のような記号を残しています。

後から「□」も見つかり、メッセージは「□○×△」として整理されます。刺殺事件の焦点が、意味不明な記号の解読へ移る場面です。

視聴者がまず引っかかるのは、この記号が何を示しているのか。

単なる図形なのか、犯人名なのか、なぜ一部だけ残っているのか。中条が死の間際に残したものなので、ただの偶然ではないと分かります。記号が出た瞬間、事件の空気が推理回らしく締まります。

中条は横領事件の調査報告に来ていたと分かる

中条勝則は、ビル内の会社の社内横領事件を調査していた興信所所長でした。

封筒の中には証拠書類が入っていたはずですが、それが抜き取られています。ここで、なぜ中条が殺されたのかという動機の方向が見えてきます。

誰が横領をしていたのか、その証拠書類には何が書かれていたのかが大きな疑問になります。

会社関係者の容疑者リストも出てきて、事件は単なる通り魔的な刺殺ではなく、証拠隠滅のための殺人として見えてきます。中条の封筒が、犯人の焦りそのものを映しているのが怖いです。

ジョディの「ダチョウさん」発言から発想がつながる

ジョディの「ダチョウさん」発言をきっかけに、コナンは「頭隠して尻隠さず」の発想へつながります。

ここで、記号そのものをそのまま読むのではなく、文字の一部が隠れている可能性が見えてきます。ジョディの何気ない言葉が、推理の切り替え点になるのが気持ちいいです。

さらに、急いで書いたことで文字が省略された可能性も浮かびます。

タイトルの「隠して急いで省略」が、ここで事件の見方そのものになっていくんですよね。意味不明だった「□○×△」が、文字の見え方として再配置される瞬間です。

容疑者リストから国吉文太が浮上する

容疑者58人のリストを確認する中で、国吉文太の名前が浮上します。

「国吉文太」の漢字を隠したり、省略したりすると、「□○×△」の記号に対応すると分かっていきます。ここで、ダイイングメッセージが犯人名へ一気につながります。

中条は、封筒と中の書類にまたがる形で国吉文太の名前を書こうとしていました。

しかし国吉が書類を持ち去ったため、封筒側には一部だけが残ります。だから記号のように見えていたわけです。見えなかった部分が理由ごと回収されるのがかなり爽快です。

国吉のオフィスでシュレッダーの書類が見つかる

国吉文太のオフィスでは、シュレッダーにかけられた証拠書類の断片が見つかります。

国吉は横領事件の証拠を消そうとしていましたが、血文字が目印になり、断片をつなぎ合わせられる流れになります。証拠を消したはずなのに、血の跡が逆に復元の道しるべになるのが皮肉です。

さらに、犯人の手袋が途中のトイレに捨てられていたことも国吉を追い詰めます。

国吉が書類をシュレッダーにかけたなら、書類に指紋が残るはずだと突きつけられます。ダイイングメッセージと証拠書類が重なり、国吉は言い逃れできない状況へ追い込まれていきます。

蘭が新一へ「×××」付きのメールを送る

事件後、蘭は新一へ「×××」付きのメールを送ります。

ジョディの授業で話題になった「×」の意味が、ここで恋愛の可愛い形として戻ってきます。事件の緊張から、蘭と新一の甘いすれ違いへ空気がふっと変わる場面です。

コナンはその意味を誤解してしまい、すぐには蘭の気持ちを受け取りきれません。

蘭は新一へ気持ちを込めているのに、コナンは正体を隠しているから素直に反応できない。このもどかしさが、新一と蘭の恋愛軸らしくて切ないです。

ベルモットが「×」の意味とシェリーの写真を示す

ラストでは、ベルモットがジンへメールを打ち、「×」の意味に触れます。

そしてシェリーの写真に×印がついている不穏な場面が描かれます。恋愛の可愛い「×」から、黒の組織側の危険な「×」へ空気が一気に反転します。

ここで引っかかるのは、ベルモットが何を企んでいるのか、なぜシェリーの写真に×印があるのかです。

この回ではその全貌は明かされません。けれど、事件解決後の安心感を冷たく切り裂くラストとして、ベルモット編への緊張がかなり強く残ります。

事件の流れを短く整理

流れを短く並べると、蘭の胸騒ぎ、ジョディの授業、停電中の刺殺、記号解読、蘭のメール、ベルモットの不穏なラストまでが一気に見えてきます。

単発事件と本筋伏線が、同じ「×」を通して強く対比される回です。

  • 蘭が黒いニット帽の男を気にしている。
  • ジョディの英語授業で「×」の意味が話題になる。
  • 蘭・園子・コナンがジョディに誘われて喫茶店へ行く。
  • 停電が起きる。
  • 喫茶店前のエスカレーターで中条勝則が刺殺されている。
  • 中条が封筒に血で「○×△」を残している。
  • 中条は社内横領事件の調査報告に来ていたと分かる。
  • 封筒の中の証拠書類が抜き取られている。
  • 後から「□」も見つかる。
  • ジョディの「ダチョウさん」発言から、コナンが「頭隠して尻隠さず」を連想する。
  • コナンが、文字の一部を隠すと記号になること、急ぐと省略して書くことを示す。
  • 容疑者リストから国吉文太が浮上する。
  • 国吉のオフィスで、シュレッダーにかけられた証拠書類が見つかる。
  • 血文字を目印に断片がつながり、国吉が追い詰められる。
  • 事件後、蘭が新一へ「×××」付きのメールを送る。
  • ベルモットが「×」の意味に触れ、シェリーの写真に×印がついた不穏な場面が描かれる。

アニメ「隠して急いで省略」の犯人&トリック

犯人は国吉文太です。被害者は中条勝則です。国吉文太は、興信所所長の中条勝則を刺殺し、横領事件の証拠書類を奪った人物です。

この事件の中心は、停電中の刺殺と、封筒に残された「□○×△」のダイイングメッセージです。

「国吉文太」という名前が、隠され、急いで省略されたことで、記号のように見えていたのがこの事件の面白いところです。

犯人:国吉文太

真犯人は国吉文太です。

国吉は、ビル内の会社で起きていた横領事件に関わる人物であり、自分が横領犯だと示す証拠書類を奪うため、中条勝則を殺害しました。

事件本体は黒の組織ではなく、国吉による証拠隠滅目的の単発殺人事件です。

被害者の中条勝則は、社内横領事件を内部調査していた興信所所長。

中条は調査報告のために証拠書類を持っており、それが国吉にとって致命的な資料でした。

つまり、国吉は殺人そのものよりも、証拠書類を奪って隠すことを目的に動いていたと整理できます。

動機:横領の証拠を隠すため

動機の背景には、ビル内の会社で起きていた横領事件があります。

中条勝則はその内部調査をしており、横領犯を示す証拠書類を持っていました。国吉文太にとって、その書類が表に出れば自分の横領が明らかになる危険がありました。

引き金になったのは、中条がその証拠書類を持って調査報告に来ていたこと。

国吉は、証拠を奪って隠すために停電の混乱を利用します。普通のビル内の日常が、証拠隠滅のための殺人に変わるのが怖いです。

決定打は、国吉が証拠書類を奪うだけでなく、中条を刺殺して口を封じたこと。

横領を隠すために殺人へ進む身勝手さが、この事件の冷たい部分です。中条が死の間際に名前を残そうとしたことで、国吉の隠そうとしたものが逆に見えてくる構成になっています。

トリック:停電中の刺殺と分断されたダイイングメッセージ

この事件のトリックは、停電中の混乱を利用して中条を刺殺し、封筒の中の証拠書類を持ち去るものです。

さらに、中条が残した名前の一部が書類ごと消えたことで、「□○×△」という記号のようなメッセージが残りました。

準備

国吉は、中条勝則が自分の横領を示す証拠書類を持っていることを知っていました。

そのため、証拠書類を奪い、処分する必要がありました。事件の舞台になるのは、喫茶店前のエスカレーター付近と、後に証拠隠滅が行われる国吉のオフィスです。

この事件で大事なのは、犯人が最初からダイイングメッセージを作ったわけではないこと。

中条が死の間際に国吉文太の名前を書こうとしたことで、犯人名が偶然にも記号のように残る構造になります。準備された暗号ではなく、書類を奪った行動がメッセージを分断したのがポイントです。

実行

国吉は停電の混乱中に中条勝則を刺殺し、封筒の中の証拠書類を抜き取ります。

中条は死の間際、封筒と中の書類にまたがる形で国吉文太の名前を書こうとしていました。けれど国吉が書類を持ち去ったため、封筒側には一部だけが残ります。

その結果、封筒には「□○×△」のような記号が残りました。

「国」は急いで省略されて「□」のようになり、「吉文太」は上半分が隠れると「○×△」のように見えます。タイトルの「隠して急いで省略」が、ここでそのまま真相の説明になるのが気持ちいいです。

発覚回避

国吉は、奪った証拠書類をシュレッダーにかけて証拠隠滅を図ります。

横領の証拠を消し、中条が残そうとした血文字も消すつもりだったはずです。さらに、犯人の手袋は途中のトイレに捨てられていました。

ただ、証拠書類を消そうとした行動そのものが、後で国吉を追い詰める材料に。

シュレッダーにかけた断片には血文字の目印があり、つなぎ合わせれば文字が復元できます。隠そうとした証拠が、逆に犯人名の復元につながるのが皮肉です。

綻び

綻びは、封筒側に残った「□○×△」が犯人名の一部を示していたこと。

ただの記号ではなく、文字の一部が隠れ、省略されたものだと分かると、国吉文太の名前へつながります。ここで見え方が一気にひっくり返ります。

さらに、シュレッダーにかけた証拠書類の断片が、血文字を目印につなげられます。

手袋を捨てていたため、国吉が書類を触っていれば指紋が残るはずだとも突きつけられます。記号、断片、指紋の可能性が重なり、国吉は逃げ場を失います。

決め手:□○×△とシュレッダー断片

決め手のひとつは、中条のダイイングメッセージ「□○×△」。

この記号は、犯人名が省略・分断されたものだと分かり、容疑者58人のリストにある国吉文太の名前へつながります。記号そのものではなく、文字の見え方を変えるのが鍵でした。

封筒と書類にまたがる血文字だったため、書類を持ち去った犯人が上半分を隠してしまった構図が説明できます。

「国」は急いで省略され、「吉文太」は上半分が隠れて記号のように見える。これにより、なぜメッセージが完全な名前ではなく図形に見えたのかが回収されます。

国吉がシュレッダーにかけた証拠書類の断片も、決定的な証拠になります。

血文字を目印に断片をつなげると、国吉を示す文字が復元されます。さらに手袋を捨てたことで、書類に指紋が残る可能性を突きつけられ、国吉は言い逃れできなくなります。

結末:国吉文太が犯行を認める

コナンたちは、ダイイングメッセージと証拠書類の断片から、国吉文太を追い詰めます。

国吉が横領の証拠書類を奪い、シュレッダーにかけていたことも明らかになります。隠したはずの書類が、血文字によって復元されるのがこの事件の決着としてかなり綺麗です。

国吉は、ダイイングメッセージと証拠書類により言い逃れできなくなり、犯行を認めます。

事件後には、蘭の「×××」メールとベルモットのシェリー写真が続きます。殺人事件としては解決しているのに、恋愛の可愛さと組織の不穏さが同時に残る締め方です。

第271・272話「隠して急いで省略」の感想&まとめ

第271・272話「隠して急いで省略」は、記号推理の気持ちよさと本筋の不穏さが同時に残る前後編です。「×」の意味が恋愛にも組織にも効くのが印象的です。

①ジョディの授業から殺人事件へ落ちる温度差が強い

ジョディの英語授業で「×」の意味を話す導入は、軽くて日常感があります。

そこから喫茶店への寄り道、停電、エスカレーターでの刺殺へ一気に落ちる流れがかなり強いです。学園パートの明るさがあるからこそ、暗闇の中条殺害が冷たく見えるんですよね。

さらに、その授業内容が蘭のメールとベルモットの場面にまで効くのが上手い。

見返すと、ただの授業ではなく、この回全体を貫くキーワードを置いていたと分かります。

②「□○×△」の回収がタイトルどおりで気持ちいい

事件内の推理では、「□○×△」が国吉文太の名前へつながる回収がかなり気持ちいいです。

記号に見えていたものが、文字を隠して、急いで、省略した結果だったと分かるのが綺麗なんですよね。タイトルがそのまま解法になっているのも印象的です。

シュレッダーの断片を血文字でつなげる流れも、消したはずの証拠が戻ってくる感じが痛快です。知ったうえで見返すと、封筒と書類の位置関係まで追いたくなります。

③蘭の「×××」とベルモットの「×」の対比が不穏

事件後の蘭の「×××」メールは可愛いのに、その直後にベルモット側の「×」が来ることで空気が一気に冷えます。

同じ記号なのに、蘭の場合は新一への気持ち、ベルモットの場合はシェリーへの危険な視線として見えるのが怖いです。コナンが蘭の意味を誤解するすれ違いも可愛くて切ないです。

恋愛の温かさと組織の冷たさを同じ「×」でつなぐ構成が、この回の後味をかなり強くしています。見返すほどラストの落差が刺さります。

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