2005年1月24日放送の「ストラディバリウスの不協和音」。
前回のアニメ放送は「標的は毛利小五郎」でした。
今回はベルモット編が終わり、これから新章に入ろうかなという時のアニメコナンのお話です。
コナンが黒の組織のボスのあることについて気づきます!
今記事では「ストラディバリウスの不協和音」は原作のお話なのか?アニオリなのか?などを簡単なあらすじを含めて解説します。
※ここからは簡単なネタバレを含むため、注意してください。
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アニメ385話〜387話「ストラディバリウスの不協和音」は何巻?原作で何話?
アニメ放送されている「ストラディバリウスの不協和音」は原作コナンの話となり、対象の単行本は46巻です!
名探偵コナン46巻に掲載されている話↓
File1:星は何でも知っている
File2:前奏曲(プレリュード)
File3:狂想曲(カプリッチョ)
File4:鎮魂曲(レクイエム)
File5:即興曲(アンプロンプテュ)
File6:幻想曲(ファンタジア)
File7:封印
File8:絡繰
File9:神器
File10:不滅
File11:疑惑のメール
アニメ「ストラディバリウスの不協和音」の簡単なあらすじ

公式HPのあらすじはこちら↓
有名な音楽一家の令嬢、設楽蓮希から依頼を受けた小五郎。名器ストラディバリウスを弾いた親族が相次ぎ当主・設楽調一郎の誕生日に怪死していて、今年の誕生日には自分が演奏するので、バイオリンにかかった呪いを解いてほしいというのだ。
聞き込みをするうち、30年前のストラディバリウス強盗未遂事件の際に負傷して死んだ設楽弾二朗の事件が浮かび上がる。どうもそれと、死んだ詠美、降人の事件にはなんらかのつながりがあるようなのだが… そんな中、別館が炎に包まれ、中にいた2人のうち、絢音は絶対音感を持つ作曲家・羽賀響輔によって助けられるが、弦三郎は焼死する。
コナンは現場の状況や死んだ人間のイニシャルが順にDEFGとなっていることから、連続殺人事件であると推理。次なる殺人を食い止めようと奔走する。
https://websunday.net/episode/12040/
アニメ「ストラディバリウスの不協和音」の登場人物

「ストラディバリウスの不協和音」の登場人物
・江戸川コナン
・毛利蘭
・毛利小五郎
・阿笠博士
・灰原哀
・目暮警部
・高木渉
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アニメ「ストラディバリウスの不協和音」のhuluやアマプラはある?
アニメ「ストラディバリウスの不協和音」はhuluで配信されています。
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アニメ「ストラディバリウスの不協和音」のネタバレ&伏線

アニメ「ストラディバリウスの不協和音」は、第385話・第386話・第387話で描かれる三部構成のエピソード。
設楽家の連続死としても濃い事件ですが、コナン全体で見ると、黒の組織のボスのメールアドレスが「七つの子」のメロディと関係していることが大きな縦軸情報になります。
事件本体は羽賀響輔の復讐として完結します。ただ、事件後に羽賀の絶対音感がコナンの気づきを導くことで、設楽家の重い余韻が一気に黒の組織本筋へつながるのが、この回の最大の見どころです。
黒の組織のボスのメールアドレスが「七つの子」と関係する
この回で確定する最大のシリーズ要素は、黒の組織のボスのメールアドレスが「七つの子」のメロディと関係していること。
設楽家の事件は音楽一家、ストラディバリウス、音階の連続性が強い話ですが、その音の要素が事件後に黒の組織の本筋へつながります。羽賀響輔の絶対音感がきっかけになり、コナンがボスのメールアドレスの音に気づく流れです。
コナン全体で見ると、これはかなり大きな情報です。
黒の組織のボスについて、名前や正体が分かるわけではありませんが、連絡先に関わる手がかりが出ることで、組織の中心へ一歩近づいた感覚があります。
事件後のひとつの気づきが、シリーズの縦軸を一気に動かします。
音楽を軸にした事件だからこそ「七つの子」へつながる流れが自然に見えるのが上手いですね。
美しいストラディバリウスの音、設楽家の不協和音、そして黒の組織のボスへ続くメロディ。このつながりがかなりゾクッとします。
羽賀響輔の絶対音感がコナンの気づきを導く
この回では、羽賀響輔の絶対音感が、事件解決後の重要な気づきにつながります。
羽賀は設楽家事件の犯人ですが、同時に音に対して非常に鋭い感覚を持つ人物として描かれます。その能力が、コナンに黒の組織のボスのメールアドレスと「七つの子」の関係を意識させるきっかけになります。
コナン全体で見ると、ここがかなり面白いところ。
羽賀の絶対音感は、事件内の音楽的な雰囲気だけでなく、事件後の縦軸にも効いています。犯人の能力が、犯行そのものの説明だけで終わらず、コナンの組織追跡に影響するんですよね。
設楽家の復讐劇として閉じたはずの話が、羽賀の音感によってもう一段別の意味を持ちます。
この回で黒の組織のボスの正体までは判明しない
この回で分かるのは、黒の組織のボスのメールアドレスが「七つの子」と関係していることまで。
ボスの正体そのものが判明するわけではありません。ここを切り分けるのが大事です。
大きな情報が出る回なので、つい一気に核心へ進んだように感じますが、実際にはまだ“連絡先に関わる音の手がかり”が出た段階です。
この情報はボスへ近づくための強い足がかりです。
正体バレではないからこそ、むしろ不穏さが残ります。
コナンが組織の中心に関わる音をつかんだことで、見ている側も「ここから先はかなり危ない」と感じるんですよね。事件後に一気に緊張が戻るのが、この回のすごいところです。
アニメ「ストラディバリウスの不協和音」のあらすじ&事件の流れ

アニメ「ストラディバリウスの不協和音」は、阿笠博士の家や毛利探偵事務所から始まり、設楽蓮希の依頼で設楽家へ向かう流れになります。
名器ストラディバリウスと音楽一家という優雅な導入なのに、そこから設楽家の連続死と30年前の隠蔽へ落ちていく温度差がかなり強い三部作です。
事件は、設楽弦三朗の焼死、設楽絢音の墜落死、そして過去の設楽降人の死までつながっていきます。音階のように並ぶイニシャル、本物・レプリカ・もう1台のバイオリン、ストラディバリウスをめぐる過去の罪が一本線でつながる重い事件です。
設楽蓮希の依頼で設楽家を訪れる
小五郎、蘭、コナンは、設楽蓮希の依頼で設楽家を訪れます。
設楽家には代々伝わるストラディバリウスがあり、音楽一家らしい空気が漂っています。名器、演奏家、誕生日という要素が並び、最初はどこか優雅な雰囲気があります。
ただ、設楽家にはすでに不吉な気配があります。
なぜこの家で相次いで不幸が起きているのか。
ストラディバリウスが事件にどう関わるのか。蓮希の不安もあり、華やかな音楽の世界の裏に、隠された過去があるように感じられます。毛利探偵事務所の空気から、閉じた名家の重さへ移るところで一気に引き込まれます。
30年前の設楽弾二朗の死とストラディバリウスの因縁が語られる
設楽家では、30年前の設楽弾二朗の死と、ストラディバリウスをめぐる因縁が語られます。
弾二朗の死は、現在の事件の動機の発端になります。単なる名器をめぐる話ではなく、設楽家の過去の隠蔽と復讐の物語へつながっていくのが重いです。
視聴者が引っかかるのは、弾二朗の死が本当に強盗事件だったのかという点。
設楽家の者たちは何を隠していたのか。ストラディバリウスにどんな罪が絡んでいるのか。音楽一家の優雅さが、ここから一気に過去の罪を背負った家へ見え方を変えていきます。
設楽弦三朗が別館火災で焼死する
設楽弦三朗は、別館火災で焼死します。
当初は寝タバコによる事故のようにも見えますが、コナンは現場の違和感を拾っていきます。指揮棒ケースや扉の受け金具の歪みが、単なる火災ではない可能性を示します。
ここで空気は一気に冷えます。
名器ストラディバリウスのある音楽一家の話が、焼死という生々しい死へ落ちるんですよね。しかも密室のように見える火災なので、誰がどうやって弦三朗を死なせたのかが大きな謎になります。優雅な導入との落差がかなり強いです。
設楽絢音が墜落死する
さらに設楽絢音も墜落死します。
弦三朗の焼死に続くことで、設楽家の不幸が偶然ではないように見えてきます。絢音のそばにはバイオリンに関わる手がかりが残り、事件はストラディバリウスと偽装の方向へ進んでいきます。
視聴者が引っかかるのは、なぜ絢音まで狙われたのかという点。
墜落事故に見える死の裏に、バイオリンのブリッジや本物・レプリカ以外のもう1台の存在が絡みます。音楽の小道具が死のトリックへ変わっていくのが怖いです。設楽家の人々も、次は誰が狙われるのかという恐怖に包まれていきます。
過去の設楽降人の死も連続死として見えてくる
事件が進むにつれ、過去の設楽降人の死も連続死の流れに入ってきます。
降人の死は、ベランダ転落事故に見せかけられていました。現在の弦三朗、絢音の死だけでなく、過去の死までつながることで、事件はかなり長い時間をかけた復讐として見えてきます。
ここで、設楽家の連続死は単発の事故ではなくなります。
過去の設楽詠美や設楽弾二朗の位置づけも含め、死者のつながりが浮かび上がっていきます。過去が現在へ戻ってくる感じがかなり苦く、設楽家全体が長い不協和音を抱えていたように見えます。
D・E・F・G・Aのイニシャルが音階のようにつながる
死者のイニシャルがD・E・F・G・Aと音階のようにつながっていることが見えてきます。
設楽弾二朗、設楽詠美、設楽降人、設楽弦三朗、設楽絢音の連続性が、音楽一家らしい不気味な見立てとして浮かびます。ここで事件の構造が一気に整理されます。
視聴者が気になるのは、なぜこの順番なのか、次は誰が狙われるのかという点。
音階のような並びは美しいのに、内容は死の連鎖です。この対比がかなり怖いです。音楽的な構造が事件の演出にもなっていて、ストラディバリウスの美しさと連続死の不気味さが同居します。
羽賀響輔をあぶり出す罠が仕掛けられる
コナンは、ストラディバリウスを小五郎へ渡そうとする人物をあぶり出す罠を仕掛けます。
この動きが、羽賀響輔を犯人として浮かび上がらせます。事件の手がかりが積み重なった後、最後は犯人自身の動きで真相が見える構成です。
ここで、ストラディバリウスはただの名器ではなく、事件の核心へ触れる小道具になります。
誰がそれを動かそうとするのか。なぜ小五郎へ渡そうとするのか。美しいバイオリンが、犯人の心をあぶり出す道具になるのが印象的です。コナンの罠が静かに効いてくる場面です。
羽賀響輔が真犯人と判明し、自殺を図る
羽賀響輔が一連の犯人だと判明します。
設楽家の連続死の真相が明らかになり、30年前の隠蔽から始まった復讐が現在まで続いていたと分かります。羽賀の犯行は許されませんが、動機の重さはかなり胸に残ります。
羽賀は自殺を図りますが、コナンが消防隊を配置していたため助かります。
ここが重要です。コナンは犯人を暴くだけではなく、羽賀が死ぬことまで止めようとしていました。復讐の結末を自死で閉じさせない。その姿勢が、事件後の苦さの中に少し救いを残します。
羽賀がストラディバリウスを設楽蓮希へ渡す
事件後、羽賀響輔は父のストラディバリウスを設楽蓮希へ渡します。
復讐によって多くの命が失われた後に、ストラディバリウスが蓮希へ渡る流れはかなり切ないです。名器そのものが悪いわけではないのに、設楽家では長く死と罪を背負ってきました。
この場面は、事件の後味をただの犯人逮捕で終わらせません。
ストラディバリウスが未来へ渡されることで、過去の罪と向き合う余韻が残ります。蓮希にとっても重い真実を受け取る場面です。美しい音を奏でるはずの楽器が、ようやく少しだけ次の世代へ渡る感じが胸にきます。
事件後、コナンが「七つの子」とボスのメールアドレスに気づく
事件後、羽賀の絶対音感をきっかけに、コナンは黒の組織のボスのメールアドレスと「七つの子」のメロディの関係に気づきます。
設楽家事件の余韻が残っているところで、物語が一気に黒の組織本筋へ接続します。ここで空気がまた変わるのがすごいです。
この情報でボスの正体が判明するわけではありません。
けれど、コナンが組織の中心に近づくための大きな手がかりを得たことは確かです。設楽家の不協和音が終わった直後に、黒の組織の不穏なメロディが残る。この締め方がかなり強烈です。
事件の流れを短く整理
流れを短く並べると、設楽家の依頼から、弦三朗の焼死、絢音の墜落死、音階型の連続死、羽賀の復讐、そして黒の組織のボスのメールアドレス情報までが一気に見えてきます。この三部作は、設楽家事件と黒の組織縦軸が最後に強く接続する回です。
- 小五郎、蘭、コナンが設楽蓮希の依頼で設楽家を訪れる。
- 設楽家に伝わるストラディバリウスと、30年前の設楽弾二朗の死が語られる。
- 設楽弦三朗が別館火災で焼死する。
- 指揮棒ケースや扉の受け金具の歪みから、寝タバコ事故ではない違和感が出る。
- 設楽絢音が墜落死する。
- 絢音のそばのバイオリンのブリッジから、3台目のバイオリンの存在が浮かぶ。
- 過去の設楽降人の死も連続死の流れに入ってくる。
- 死者のイニシャルがD・E・F・G・Aと音階のようにつながる。
- ストラディバリウスを小五郎へ渡そうとする人物をあぶり出す罠が仕掛けられる。
- 羽賀響輔が真犯人だと判明する。
- 羽賀は自殺を図るが、コナンが消防隊を配置していたため助かる。
- 羽賀は父のストラディバリウスを設楽蓮希へ渡す。
- 事件後、羽賀の絶対音感をきっかけに、コナンが黒の組織のボスのメールアドレスと「七つの子」の関係に気づく。
アニメ「ストラディバリウスの不協和音」の犯人&トリック

犯人は羽賀響輔です。
被害者は、本編中では設楽弦三朗と設楽絢音です。過去の犯行被害者として設楽降人も関わり、設楽弾二朗の死が動機の発端になります。
この事件の中心は、ストラディバリウスをめぐる30年前の隠蔽から始まった復讐です。弦三朗の密室放火、絢音の墜落死、D・E・F・G・Aの音階型連続死が、最後に羽賀響輔へつながります。
犯人:羽賀響輔
真犯人は羽賀響輔です。
羽賀は、設楽弦三朗と設楽絢音を殺害し、過去には設楽降人の死にも関わっています。事件は現在の2つの死亡事件だけでなく、過去の死も含めた連続復讐として整理する必要があります。
被害者は本編中では設楽弦三朗と設楽絢音。
過去の犯行被害者として設楽降人が関わり、設楽詠美や設楽弾二朗も連続死の流れや動機に深く関わります。羽賀は黒の組織の人物ではなく、設楽家の過去の罪に復讐した犯人です。
動機:30年前の設楽弾二朗の死と隠蔽
動機の背景には、30年前の設楽弾二朗の死があります。
羽賀響輔の父である設楽弾二朗は、ストラディバリウスを巡る争いで重傷を負いました。しかし設楽家の者たちは救急車を呼ばず、強盗事件として隠しました。この隠蔽が、羽賀の復讐心の根にあります。
引き金になったのは、羽賀響輔が30年前の真相を知ったこと。
父の死と設楽家の隠蔽に対する恨みが強まり、羽賀の中で復讐の感情が膨らんでいきます。名器ストラディバリウスをめぐる過去の罪が、現在の連続死へつながるのが本当に苦いです。
決定打は、父母の死に関わった者たちへ復讐するという思いです。
羽賀の感情には重さがありますが、殺人は許されません。だからこそ、真相が分かったときの後味は爽快ではなく、かなり切ないものになります。
トリック:放火密室・墜落死・音階型連続死
羽賀響輔のトリックは、設楽弦三朗の死を寝タバコ事故に見せ、設楽絢音の死を墜落事故に見せるものです。さらにD・E・F・G・Aのイニシャルを音階のように並べ、連続死に音楽的な構造を持たせています。
準備
弦三朗の事件では、寝タバコに見せかけた放火と密室偽装が用意されます。火災が事故に見えるよう、現場の状況が整えられていました。指揮棒ケースや扉の受け金具が、後にその偽装を崩す手がかりになります。
絢音の事件では、本物・レプリカ以外のもう1台のバイオリンが使われます。ストラディバリウスとバイオリンの偽装を複雑にし、事故死のように見せる準備です。さらに連続死の構造として、D・E・F・G・Aのイニシャルが音階のように並ぶ形が作られます。
実行
羽賀は設楽弦三朗を別館火災で焼死させ、寝タバコ事故に見せかけます。密室のような状況も加わるため、最初は外部からの殺人に見えにくい構造になっています。けれど、現場には事故では説明しづらい痕跡が残ります。
設楽絢音については、墜落死に見せかけます。そこにストラディバリウス、本物・レプリカ・もう1台のバイオリンの存在が絡み、状況はかなり複雑になります。過去には設楽降人の死もベランダ転落事故に見せかけられていました。
発覚回避
弦三朗の死は寝タバコ事故に見せられ、絢音の死は墜落事故に見せられます。それぞれ別の事故に見えるため、最初は連続殺人として整理しにくくなっています。ストラディバリウスの本物・レプリカ・もう1台の存在も、状況をさらに複雑にします。
また、連続死をD・E・F・G・Aの音階構造に見せることで、事件の意味を隠しつつ演出しています。音楽一家らしい見立てが強いぶん、犯人の復讐心やメッセージ性がにじみます。美しい音階が死の並びになっているのが怖いです。
綻び
弦三朗の事件では、部屋に残った指揮棒ケースと扉の受け金具の歪みが綻びになります。これらが、寝タバコ事故説と密室の見え方を崩していきます。事故に見えていた火災が、仕組まれた殺人へ変わる瞬間です。
絢音の事件では、そばに落ちていたバイオリンのブリッジが重要です。そのブリッジが、本物・レプリカ以外のもう1台のバイオリンの存在を示します。さらにストラディバリウスを小五郎へ渡そうとする人物の動きが、羽賀響輔を犯人として浮かび上がらせます。
決め手:指揮棒ケース・受け金具・ブリッジ・3台目のバイオリン
決め手のひとつは、弦三朗の部屋に残った指揮棒ケースと、扉の受け金具の歪みです。これらは、弦三朗の死が単なる寝タバコ事故ではなく、密室偽装を伴う殺人だったことを示します。事故に見せた前提がここで崩れます。
絢音のそばに落ちていたバイオリンのブリッジも大きな決め手です。このブリッジが、本物・レプリカ以外のもう1台のバイオリンの存在を示します。ストラディバリウスと偽装の構造が、ここで一気に見えやすくなります。
D・E・F・G・Aのイニシャルは、複数の死が偶然ではなく連続性を持つことを示します。そしてストラディバリウスを小五郎へ渡そうとする人物をあぶり出す罠が、羽賀響輔を犯人として浮かび上がらせます。物証と音楽的な構造、犯人の動きが重なって真相へ届きます。
結末:羽賀響輔は助かり、ストラディバリウスを蓮希へ渡す
羽賀響輔が一連の犯人だと判明します。
羽賀は自殺を図りますが、コナンが消防隊を配置していたため助かります。犯人を暴いて終わりではなく、羽賀の命まで救おうとしているところがコナンらしいです。
最後に羽賀は、父のストラディバリウスを設楽蓮希へ渡します。復讐の連続死は止まりますが、設楽家の30年前の隠蔽と、羽賀が抱えた痛みは消えません。ストラディバリウスが蓮希へ渡ることで、事件には少し切ない余韻が残ります。
さらに事件後、黒の組織のボスのメールアドレスと「七つの子」の関係が出ます。
設楽家事件は解決しますが、ラストで一気に黒の組織本筋へ接続します。事件の余韻と縦軸の緊張が同時に残る結末です。
第385・386・387話「ストラディバリウスの不協和音」の感想&まとめ

第385・386・387話「ストラディバリウスの不協和音」は、音楽一家の優雅さと連続死の怖さが同居する三部作です。事件後の七つの子情報まで含めて、余韻がかなり濃い回です。
①ストラディバリウスの優雅さと連続死の不気味さが強い
この回は、名器ストラディバリウス、音楽一家、誕生日という優雅な要素から、焼死と墜落死へ落ちる温度差がかなり強いです。本
来は美しい音を奏でるはずの楽器が、設楽家では死と過去の隠蔽に結びついているのが怖いんですよね。音楽的な空気があるからこそ、D・E・F・G・Aの連続死が余計に不気味に見えます。
見返すと、ストラディバリウスが誰に弾かれてきたかまで重く感じます。
②羽賀響輔の復讐動機と蓮希へのストラディバリウスが切ない
羽賀響輔の犯行は許されませんが、30年前の設楽家の隠蔽が動機の根にあると分かると、かなり後味が重いです。
父の死をめぐる恨みが現在の連続死へつながっているので、真相が明かされるほど苦くなります。最後に羽賀が父のストラディバリウスを設楽蓮希へ渡す流れも、救いというより切ない余韻が強いです。
復讐は止まっても、過去の罪は消えない。その重さがずっと残ります。
③七つの子とボスのメールアドレスにつながる衝撃が大きい
事件後に、黒の組織のボスのメールアドレスが「七つの子」のメロディと関係していると分かる衝撃が大きいです。
設楽家事件が終わったと思った瞬間、シリーズ全体の本筋へ一気に引き戻されます。この回でボスの正体が判明するわけではないのに、組織の中心へ近づいた感じがしてゾクッとします。
音楽回だからこそ、最後のメロディ情報が自然に効いてくるのが本当に上手いです。見返すほど重要度が増す回です。
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