「隻眼の残像の犯人の動機は?」
「大和敢助はなぜ犯人に狙われたの?」
2025年4月に公開の映画「隻眼の残像(フラッシュバック)」。
早速映画を見てて思ったのは「犯人の動機がわかりにくい…」と思った方も多いはず。
そこで今記事では隻眼の残像(フラッシュバック)犯人の動機について解説します。
ネタバレの配慮として犯人の名前についてはまだ出しません。
※この記事はネタバレを含むため、まだ知りたくない方は注意してください!
【解説】隻眼の残像(フラッシュバック)犯人の動機は?

脚本:櫻井武晴さんということで、「ゼロの執行人」を思わせるような複雑な感じでしたね笑。
複数の段階があり、一つ一つ解説していきます。
まず、犯人の大きな部分の犯行動機は国で新たな法律が施行するのを防ぐためです。
物語のスタートでテレビでも放映されていましたが、日本では新たな法律で
- 司法取引の範囲を広げる
- 証人保護プログラムの開始
が前向きに進んできていました。
犯人はこの法律が通るのを防ぐというのが犯行動機で、そのために国に対して脅すという行動に出ました。
8年前の長野県の事件で司法取引が行われた

それには8年前の鉄砲店強盗事件の2人組が事件に関与しています。
※名前は後日追加予定。
この事件の犯人はAとBがおり、それぞれ懲役3年の求刑がくだりました。
ただ、Aには実刑判決がついたが、Bには執行猶予がついていた。
実は先に捕まったBは、警察にAの場所や情報を教えれば、刑期を軽くする司法取引を行いました。
そのためBは同じ罪状にも関わらず、執行猶予だけでついたのです。
司法取引の裏でとある人物の“死”が起きる

実は8年前の事件の時、その鉄砲店でバイトをしていた「舟久保真希(ふなくぼまき)」が強盗に遭遇し、脚を負傷します。
真希はバイアスロンの強化選手であったが、脚の怪我からのリハビリが上手くいかずに、強化指定選手から落ちることに。
そこで彼女は失意から自ら命を絶ってしまいました。
二人が起こした強盗事件をきっかけに真希はなくなってしまったのです。
犯人は司法取引で犯罪者の罪が軽くなるのを許せなかった

犯人は真希が亡くなった裏側で、顔や名前を変えて犯罪をした人は人の人生を壊すことをしておきながら、ノウノウと生きていることになります。
特に司法取引の拡大や、証人保護プログラムが開始してしまうと、情報を提供すれば犯罪者の罪が軽くなる…。
犯罪者の罪が軽くなるのが嫌で、今回の事件を起こしたというのが犯人の動機です。
犯人は真希が亡くなってからこの思いが強くなったという背景がありました。
犯人は国を相手にして犯行に及んでいた

今回の犯人は、国の法律改正を阻止するために犯行に及んでいました。
人質を取る代わりに、衛星電波を通じて日本の情報収集衛星やアメリカの軍事衛星から機密データを入手。
その情報を世界中に流すと脅迫し、司法取引の対象を広げるといった法律改正をやめさせようとしていたのです。
つまり犯人は、国家を相手に交渉するという大胆な手段で、自らの目的を果たそうとしていたのです。
衛生データを取得したのが10ヶ月前の未宝岳
今回の犯人は衛星電波の受信には脚がついており、その日というのが10か月前の未宝岳です。
ちょうどその時に大和敢助は、8年前の強盗をしていたAを追っていました。
これが後の大和敢助の命を狙われる理由に繋がります。
隻眼の残像の最初の事件の犯人の動機は?
物語スタート、犯人は国立天文台の建物に入った理由としては、アンテナを積んでいる移動観測車を盗もうとしました。
実は10か月前に犯人は衛生からの情報を得るために、移動観測車を一度盗んでいます。アンテナを使うことで衛生から情報を抜き取っていたのです。
政府との交渉で新たな情報を得ようとするために、最初の天文台の侵入をしました。
大和敢助や鮫谷(ワニ)が犯人に狙われた理由は?

犯人は国を敵にして犯罪を犯していますが、その中で鮫谷浩二(通称:ワニ)が殺害されたり、大和敢助が命を狙われました。
それぞれの犯人が狙う動機について詳しく解説していきます!
大和敢助が犯人に命を狙われた理由は?

大和は10ヶ月前に甲斐巡査の事件を調べており、その犯人がAなのでは?と思い、未宝岳で追っていました。
この時にA以外の人物(犯人)がいることに気づいて、遠くから声をかけました。
すると大和は犯人にライフルで左目を撃たれてしまい、そのまま雪崩に巻き込まれてしまったのです。
ただ、この時の記憶というのは大和は思い出せませんでした。
犯人にとって、大和敢助がこの時の記憶を思い出すと自分が犯人というのがわかってしまうため、「隻眼の残像」の中では必要に命を狙っていたのです。
敢助は徐々に記憶を戻していた
大和敢助は10ヶ月前の記憶がなくなっていましたが、徐々に記憶を戻す兆候がありました。
映画の冒頭のアンテナを見た時に目をおさえていたのも、10ヶ月前に犯人がアンテナを使っていたのを見ていたからです。
これを思い出すと犯人につながってしまいます。
実際に雪崩に巻き込まれた時に全てを思い出し、事件に繋がりました。
鮫谷(ワニ)が犯人に命を狙われた理由は?

日本政府は衛生の情報を取得した場所と時間を把握していました。
詳しく調査するために公安は動きます。
公安からの指示で鮫谷(ワニ)は、10か月前の未宝岳について調べ始めました。
ワニが調べていく中で徐々に犯人に近づいてくるため、邪魔となったワニを犯人は殺害しました。
【関連】ワニこと鮫谷について知りたい方はこちら↓

隻眼の残像の犯人が決定的な証拠を捨てれなかった理由

今回の犯人は誰?ということで決定的な証拠となったのが、鹿皮の手袋だった。
元太が噛みちぎって、その破片を照合すると鹿皮だったというもの。
律儀にも犯人はその手袋を推理の時にも付けていました。
ここで普通なら思うはず…なぜその手袋を捨てないんだ…?っと。
実は映画を観てるとわかりますが、犯人判明の回想シーンが出てきて、亡くなった彼女から手袋をもらっていました。
愛していた人から数少ない贈り物/思い出だったらからこそ、犯人は捨てられなかった…と考察できそうです。
隻眼の残像の犯人の動機を確認してもう一回みてみましょう
今回、少しわかりにくかった隻眼の残像の犯人の動機についてまとめました。
犯人の動機の根幹部分には、法律の改正に反対というものがあり、そのきっかけになったのが真希の死です。
なかなか今回の犯人については個人的に難しかったので、これを読んだうえでもう一度見てみるのおすすめです。
映画の公開日から後半になったら名前を追加していくので、また見てくださいね。




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