「小五郎はBARにいるで安室は何をしてたの?」
「最後にコナンが焦った理由は?」
「小五郎はBARにいる」は、毛利小五郎がバーで事件に遭遇する回です。
ただ、この回が印象に残るのは、バーで起きた事件そのものだけではありません。最後にコナンがあることに気づいて、一気に空気が変わるんですよね。
アニメ放送「小五郎はBARにいる」の最後のシーンで、コナンは高木刑事からあることを聞き、とあることに気づきます。

この記事では、「小五郎はBARにいる」の最後で安室透/バーボンが何をしていたのか、コナンがなぜ焦ったのかをネタバレ込みで整理していきます。
小五郎はBARにいるで安室は何をしていた?

「小五郎はBARにいる」での安室関連のポイントは、直前回に登場した弁崎桐平が安室透/バーボンの変装だったと分かることです。
この回だけを見ると、安室が事件の中心にいるようには見えません。
舞台はバーで、メインは毛利小五郎が遭遇する毒殺事件です。コナンもいつものように事件の違和感を拾い、小五郎を眠らせて推理を進めます。
でも、事件が終わったあとに空気が変わります。
コナンは、直前の「ジョディの追憶とお花見の罠」でジョディに近づいていた弁崎桐平が、バーボンの変装だったことに気づきます。
ここがかなり怖いです。
バーでの事件が終わって、普通なら一段落するタイミングなのに、ラストで一気に黒の組織の気配が入ってくるんですよね。
安室透は、この時点ではバーボンとしての危険さが強く見えている人物です。
のちに安室透は偽名で、本名は公安警察の降谷零だと整理されますが、この時点でコナン側から見ると、かなり警戒すべき相手です。
だからこそ、弁崎=安室だったと気づいた瞬間、コナンが焦るのも納得できます。
ただの変装バレではありません。
赤井秀一の生死、楠田陸道、FBI、そしてコナン自身の動きまで、かなり危ない情報が安室に近づいていた可能性があるからです。
小五郎はBARにいるはどんな回?

「小五郎はBARにいる」は、原作81巻File3〜File5、アニメでは738話〜739話にあたる事件です。
舞台は、プールバー「ブルーパロット」。毛利小五郎とコナンがバーテンダーの福井柚嬉から依頼を受けるところから始まります。
事件としては、薄田周史がバーで毒殺される流れです。
この回は、小五郎がバーにいるというタイトル通り、いつもの事務所や外出先とは少し違う大人っぽい空気があります。小五郎とバーという組み合わせだけで、ちょっとニヤけるんですよね。
事件内では、「ポン」という音や、柚子のような匂い、天井のモール、小五郎の靴底についたものなどが推理の手がかりになります。
ただし、この記事で中心にするのは毒殺事件のトリックではありません。
本当に注目したいのは、事件のあとに入ってくる安室透/バーボンの伏線です。
つまり「小五郎はBARにいる」は、単発事件としても読めるけれど、バーボン編の流れで見ると一気に意味が変わる回なんです。
事件の中では小さな違和感が推理につながり、事件の外では安室の変装が緋色シリーズへの不穏な一手として効いてきます。

事件内の伏線と本筋の伏線は分けて考える
「小五郎はBARにいる」は、事件内の伏線とシリーズ全体の伏線を分けて考えるとかなり分かりやすいです。
事件内の伏線は、ブルーパロットで起きた毒殺事件を解くための手がかりです。
たとえば、音、匂い、天井の違和感、小五郎の靴底の証拠などですね。
これらは、その事件の犯人やトリックを見抜くための伏線です。
一方で、シリーズ全体の伏線は別です。
弁崎桐平が実は安室透/バーボンの変装だったこと。
安室が赤井秀一の生死を探っていたこと。
コナンの反応を見ていた可能性があること。
そして、それが緋色シリーズへつながっていくこと。
こちらは事件内で完結する伏線ではなく、バーボン編全体に関わる伏線です。
この切り分けが大事です。
バーでの毒殺事件として見ると一話完結のように見えますが、ラストだけは明らかに本筋の空気になります。
日常事件から黒の組織へ切り替わる温度差が、かなりゾクッとする回です。
コナンが最後に焦った理由

コナンが最後に焦った理由は、弁崎桐平がバーボンの変装であり、ジョディとの赤井関連の会話を聞かれていた可能性に気づいたからです。
ここはかなり危険な場面です。
コナンとジョディは、赤井秀一の消息や楠田陸道に関わる情報を話しています。
もしその近くにいた弁崎が本当にただの一般人なら、まだ問題は小さかったかもしれません。
でも、その弁崎が安室透/バーボンの変装だった。
この時点で、会話の意味がひっくり返ります。
赤井秀一の死は、黒の組織や安室にとって大きな関心事です。
コナン側は、赤井秀一の偽装死に関わる重要な秘密を守っています。
そこに安室が近づいていたと分かれば、コナンが焦るのは当然です。
ここが見ていて怖いところです。
コナンは事件の中では冷静に推理していたのに、ラストで一気に表情が変わる。
その反応だけで、「これは普通の事件じゃ終わらない」と分かるんですよね。
ジョディとの会話が赤井秀一の偽装死につながる
ジョディとの会話には、赤井秀一の偽装死トリックにつながる危険な情報が含まれていました。
特にまずいのが、楠田陸道に関する話です。
楠田陸道は、赤井秀一の死を偽装するうえで重要な人物です。
赤井秀一は来葉峠で死んだように見せかけられましたが、その裏にはコナンたちの作戦があります。
つまり、楠田陸道の話題に触れることは、赤井秀一の死が本物ではない可能性へ近づくことでもあります。
安室透/バーボンがその情報を拾っていたとしたら、かなり危険です。
赤井秀一が本当に死んでいるのか。死んでいないなら、どこにいるのか。コナンはどこまで関わっているのか。
このあたりを安室が探る材料になってしまいます。
だからコナンは焦ったのだと考えるのが自然です。
単に「変装を見抜けなかったから焦った」のではなく、赤井秀一の偽装死トリックに近づかれるかもしれないから焦ったんですよね。
ここで一気に、事件の後味が苦くなります。
安室透はなぜ弁崎桐平に変装したのか

安室透が弁崎桐平に変装した理由は、大きく分けると2つあります。
1つ目は、赤井秀一が本当に死んだのかを探るため。
2つ目は、コナンがどう動くかを見るためです。
安室は、ただジョディに近づいただけではありません。
火傷の赤井を見たという話題を出し、ジョディやコナンの反応を探っています。
この動きがかなり嫌らしいです。
力で攻めるのではなく、会話と変装でじわじわ情報を引き出してくる。
バーボンらしい探り方なんですよね。
しかも、相手はFBIのジョディとコナンです。普通なら油断しない2人なのに、安室は弁崎という別人になって近づいています。
この「見られていた怖さ」が、小五郎はBARにいるのラストに効いてきます。
目的1:赤井秀一が本当に死んだのかを探るため
安室の大きな目的は、赤井秀一が本当に死んだのかを探ることです。
この流れは、ミステリートレインから続いています。
ミステリートレインで安室は、赤井秀一が死んだという前提を一度は確認したように見えます。
しかし、その後に赤井らしき人物の存在が見えたことで、疑いが戻ります。
本当に赤井秀一は死んだのか。それとも、生きているのか。
安室にとって、この疑問は絶対に放置できないものです。
だからこそ、FBI側のジョディに近づきます。
しかも、正面から「赤井秀一は生きているのか」と聞くのではなく、弁崎桐平という別人に変装して、火傷の男を見たという形で揺さぶる。
ここが上手いです。
安室は相手の反応を見ています。
ジョディがどこまで動揺するか。
コナンがどう反応するか。
そこから赤井秀一の生死へ近づこうとしているんですよね。
この静かな圧が、バーボン編らしくてかなり怖いです。

目的2:コナンがどう動くかを見るため
安室は、コナンがどう動くかも見ていた可能性があります。
これもかなり重要です。
もしコナンが弁崎=バーボンだと気づいた時、どこへ向かうのか。
ジョディに連絡するのか。灰原を警戒するのか。沖矢昴のもとへ動くのか。
その反応を見れば、コナンが何を守っているのかが見えてきます。
つまり安室は、赤井秀一の情報だけでなく、コナンという存在も探っていた可能性があるんです。
ただし、ここで「安室はこの時点でコナン=工藤新一だと知っていた」とまでは断定しません。
それよりも、安室はコナンの異常な頭の良さと行動力を見て、赤井側の重要な協力者として警戒していたと見る方が自然です。
ここがすごく面白いです。
コナンは子どもの姿をしているのに、バーボンから観察されている。
事件を解く側のコナンが、別の大きな事件では“見られる側”になっているんですよね。
この立場の反転が、見返すとじわじわ効いてきます。
直前回「ジョディの追憶とお花見の罠」とセットで見ると分かりやすい

「小五郎はBARにいる」の安室の意味は、直前の「ジョディの追憶とお花見の罠」とセットで見るとかなり分かりやすいです。
「ジョディの追憶とお花見の罠」では、ジョディとコナンが赤井秀一の消息について話します。
そこへ、弁崎桐平が近づいてきます。
弁崎は、火傷の男を見たという話を持ち出します。
この時点では、弁崎はただの事件関係者のようにも見えます。
でも後から見ると、この弁崎が安室透/バーボンの変装だったわけです。
ここで一気に見え方が変わります。
弁崎は偶然そこにいたのではなく、ジョディやコナンの反応を見るために近づいていた。
前話で仕掛けて、次の「小五郎はBARにいる」のラストで回収する。
この構成がめちゃくちゃ綺麗です。
しかも、「小五郎はBARにいる」本編はバーでの毒殺事件なので、一見すると前話のFBI・赤井関連の流れから離れたように見えます。
そこで油断したタイミングで、弁崎=安室の真相が刺さってくるんですよね。
単発事件に見せかけて、本筋を動かす。
この見せ方が本当に巧いです。

緋色シリーズへどうつながるのか

「小五郎はBARにいる」の安室パートは、緋色シリーズで赤井秀一の生存トリックへ迫る前段階です。
安室はこのあたりから、赤井秀一の死に対してかなり強く疑いを持っています。
ジョディに近づく。
赤井に関する話題を出す。
コナンの反応を見る。
この一つ一つが、緋色シリーズでの追及につながっていきます。
緋色シリーズでは、安室透の本当の正体が降谷零であることも整理されます。
安室透は喫茶ポアロの店員であり、私立探偵であり、黒の組織のバーボンでもある。
さらに本来は公安警察の降谷零。
この複数の顔があるからこそ、「小五郎はBARにいる」での弁崎変装も後から効いてきます。
安室はただの敵ではありません。
でもこの時点では、コナン側にとってかなり危険な探り手です。
その緊張感が、緋色シリーズへ向けてじわじわ積み上がっていくんですよね。
単発事件に見えて本筋が動く回
「小五郎はBARにいる」は、事件自体は単発でも、ラストで本筋が動く回です。
バーでの事件は、少し大人っぽい雰囲気もあり、小五郎らしさもあって楽しい導入です。
毒殺事件の推理も、音や匂いといった小道具が効いていて、事件内の伏線回収として気持ちいいです。
でも、事件が終わったあとに空気が一気に冷えます。
弁崎が安室だった。
安室はジョディとコナンの近くにいた。
赤井秀一の情報に近づかれていたかもしれない。
この流れで、読後の印象がガラッと変わります。
平和な事件解決の余韻から、黒の組織と赤井秀一の本筋へ一気に引き戻される感じです。
ここがかなりゾクッとします。
「あの場面、もう安室は仕掛けていたのか」と思って見返すと、前話からの弁崎の言動が全部違って見えてきます。
後から効く確定情報の気持ちよさがある回です。
小五郎はBARにいると一緒に見たい重要回

「小五郎はBARにいる」を理解するなら、ミステリートレイン、ジョディの追憶とお花見の罠、緋色シリーズをセットで見るのがおすすめです。
ミステリートレインでは、安室が赤井秀一の死に対して疑いを持つきっかけが見えます。
ジョディの追憶とお花見の罠では、弁崎桐平に変装した安室がジョディに近づきます。
小五郎はBARにいるでは、コナンがその変装に気づいて焦ります。
そして緋色シリーズで、赤井秀一の生存トリックや安室透の正体が大きく整理されます。
この順番で見ると、安室が赤井秀一へ近づいていく流れが一本線で分かります。
派手な対決だけではなく、会話、変装、反応の観察でじわじわ追い詰めていくのがバーボン編の怖さです。

緋色シリーズ前に見ると安室の怖さが分かる
「小五郎はBARにいる」は、緋色シリーズ前に見ると安室の探り方の怖さがよく分かります。
安室は、いきなり正面から赤井秀一の秘密に踏み込むわけではありません。
まずミステリートレインで疑いを持つ。
次に弁崎桐平としてジョディに近づく。
そしてコナンの反応を見る。
かなり慎重です。
でも、その慎重さが怖いんですよね。
相手に気づかれないように近づき、少しずつ情報を拾い、反応を見て仮説を固めていく。
安室透というキャラの頭の良さと執念が、かなり静かに出ています。
この回は、派手なアクションがあるわけではありません。
でも、バーボン編の緊張感はかなり強いです。
だから緋色シリーズを見たあとにもう一度見返すと、「ここで安室はもう赤井に迫っていたんだ」と分かって、かなりゾクッとします。

まとめ
「小五郎はBARにいる」の最後でコナンが焦った理由は、直前回「ジョディの追憶とお花見の罠」に出ていた弁崎桐平が、安室透/バーボンの変装だったと気づいたからです。
安室は、赤井秀一の生死に関する情報を探るため、さらにコナンがどう動くかを見るために、弁崎へ変装していました。
コナンが焦ったのは、ただ変装を見抜けなかったからではありません。
ジョディとの会話の中には、楠田陸道や赤井秀一の偽装死トリックにつながる危険な情報がありました。
それを安室に聞かれていた可能性がある。
ここが一番まずいポイントです。
「小五郎はBARにいる」自体は、ブルーパロットで起きる毒殺事件の回です。
でもラストで、単発事件の空気が一気にバーボン編へ切り替わります。
この落差がかなり印象的です。
事件が解決して安心したところで、コナンが安室の仕掛けに気づく。
読者側も「え、あの人がバーボンだったの?」と一気に引き戻されるんですよね。
また、この回は緋色シリーズへの前振りとしてもかなり重要です。
ミステリートレインで赤井秀一の死を疑い始め、ジョディの追憶とお花見の罠でジョディへ近づき、小五郎はBARにいるでコナンの反応を見ていく。
この流れで見ると、安室がどれだけ静かに赤井秀一へ迫っていたかが分かります。
「小五郎はBARにいる」は、事件内の推理も面白いですが、本筋の伏線として見るとさらに怖い回です。
バーでの事件という日常感から、最後に黒の組織と赤井秀一の本筋へ落ちる。
この温度差が、見返すほど効いてきます。


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