2012年2月4日〜2012年2月11日放送の「死ぬほど美味いラーメン」。
前回のアニメ放送は「カルタ取り危機一髪」でした。
今回は、日常回から一転して殺人事件に発展するミステリーエピソードです。
何気なく入ったラーメン屋で起きる不可解な毒殺事件が描かれ、被害者の“ある行動”を利用したトリックが見どころとなっています。
今記事では644話・645話「死ぬほど美味いラーメン」は原作のお話なのか?アニオリなのか?などを簡単なあらすじを含めて解説します。
※ここからは簡単なネタバレを含むため、注意してください。
【更新中】アニメコナンの最新話一覧
以下記事ではアニメコナンの最新情報を更新してるので、ぜひチェックしてください↓
アニメ644話・645話「死ぬほど美味いラーメン」は何巻?原作で何話?
アニメ放送されている「死ぬほど美味いラーメン」は原作コナンの話となり、対象の単行本は73巻です!
名探偵コナン73巻に掲載されている話↓
File1:時の亡霊
File2:時の支配者
File3:死ぬほど美味いラーメン
File4:ラーメンと毒薬
File5:眼鏡越しの真実
File6:截拳道(ジークンドー)
File7:ボウヤと同じ探偵
File8:世良の迂闊な推理
File9:名推理を聞かせろ!
File10:あだ名の法則
File11:狙撃可能!
アニメ「死ぬほど美味いラーメン」の簡単なあらすじ

公式HPのあらすじはこちら↓
空手の大会に向けて蘭は泊まりがけで練習することになり、どこかで外食することになったコナンと小五郎は、冬空の寒い中、外出して晩御飯を食べれるお店を探す。かなり年季の入った店構えのラーメン小倉へ入り、死ぬほど美味いという、その店自慢の「閻魔大王ラーメン」を注文する。
しかしそこへ、ラーメン屋の店主・小倉とモメている様子の不動産会社社長・西津が現れて、同様に「閻魔大王ラーメン」を頼んだ西津が、自分のラーメンを食べた途端に倒れてしまう!
どうやらラーメンには毒が盛られていたという疑いが起こり、居合わせた客なども含めて警察の取り調べが始まるが…!?
冬に食べると美味いラーメンを巡って起こった事件だが、コナンは眼鏡を通して全ての真実を見抜くべく、またもや抜群の推理力を発揮する!!
https://websunday.net/episode/12126/
アニメ「死ぬほど美味いラーメン」の登場人物

「死ぬほど美味いラーメン」の登場人物
・江戸川コナン
・毛利蘭
・毛利小五郎
・目暮十三
・高木渉
アニメ「死ぬほど美味いラーメン」の簡単なネタバレ&伏線

644・645話「死ぬほど美味いラーメン」は、杯戸商店街のラーメン屋「ラーメン小倉」と、店長・小倉功雅、バイトの大橋彩代、隣の理髪店店主・谷中篤が初登場する“起点エピソード”。
この「ラーメン小倉」にて、殺人事件が発生し、エピローグにて後につながる展開が描かれます。
① ラーメン小倉&店長たちが“シリーズ準レギュラー”になる初登場回
644・645話「死ぬほど美味いラーメン」は、杯戸商店街のラーメン屋「ラーメン小倉」を中心に、店長の小倉功雅、バイトの大橋彩代、隣の理髪店店主・谷中篤が初登場するエピソードです。
この回をきっかけに、「ラーメン小倉」は単発の事件現場ではなく、後のシリーズにもつながる重要な舞台として再度描かれることに。
もちろん、店長の小倉とアルバイトの彩代も再登場します!
② ラーメン小倉の“移転エンディング”が続編の重要回への伏線
事件後、杯戸町にあった旧店舗は解体され、小倉は米花町へ移転。
店名も「マジで死ぬほどヤバイラーメン小倉」へと変更され、新たなスタートを切ります。
この移転エンディングは伏線となり、アニメ827〜828話「死ぬほど美味いラーメン2」へ直結。
その回では、羽田秀吉と世良真純の関係性がわかる話へと発展していきます!
アニメ「死ぬほど美味いラーメン」のあらすじ&事件の流れ

何気なく入ったラーメン屋が、突然殺人事件の現場になる今回のお話。
644〜645話「死ぬほど美味いラーメン」は、日常回の雰囲気から一転し、本格的な毒殺事件が描かれます。
被害者はラーメンを食べた直後に死亡しますが、ラーメンからは毒が検出されないという不可解な状況に。
目暮警部の捜査とコナンの推理によって、被害者の“ある行動”を利用した巧妙なトリックが明らかになっていきます。
派手なアクションは少なめながら、伏線回収が気持ちいいミステリー回です!
蘭が泊まり込みで不在になり、小五郎とコナンが外食する
物語は、蘭が高校の泊まり込みで不在になり、小五郎とコナンが外食する流れから始まります。
毛利探偵事務所の日常から、自然に外の店へ出ていく導入です。最初はかなりゆるく、小五郎もコナンも普通に食事へ向かうだけの空気なんですよね。
ただ、この日常感が後で効いてきます。蘭がいないことで食事を外で済ませる。その何気ない流れが、ラーメン小倉という事件現場へつながります。平和な外食の入り口から、毒殺事件へ進む落差がコナンらしいです。
「死ぬほど美味い」というチラシを見てラーメン小倉へ入る
小五郎とコナンは、「死ぬほど美味い」というチラシを見てラーメン小倉へ入ります。
このチラシがまず強いです。食欲を誘う宣伝文句のはずなのに、タイトルを知っている側から見ると、すでに少し不穏に響きます。
店に入る時点では、まだ事件の気配はありません。
小五郎は店に興味を持ち、コナンも普通の外食として入っています。でも、この「死ぬほど美味い」という軽い言葉が、後に本当に死亡事件と結びつくのがゾクッとします。チラシの時点から見返したくなる導入です。
小倉が奥の席を亡くなった常連客の席だと説明する
店主の小倉功雅は、花の置かれた奥の席を、先日亡くなった常連客の席だと説明。
ここで、ラーメン店の温かい空気の中に、少し重い背景が混ざります。単なる食事処ではなく、常連客とのつながりがある店だと分かるんですよね。
この場面は、人情味がある一方で、店に何か事情がありそうだと感じさせます。過去の食中毒騒ぎや評判の問題も、後に事件の空気へ関わっていきます。ラーメン小倉がただの舞台ではなく、人の思いが残る場所として見えるのが良いです。
西津徳盛が来店し、小倉や彩代から嫌われているとわかる
不動産会社社長・西津徳盛が来店すると、店内の空気が一気に険悪になります。
小倉功雅や大橋彩代から強く嫌われていることが見え、ラーメン店の人情話から商店街再開発や地上げ屋との対立へ話が広がります。
ここで視聴者は、西津を恨む人物が誰なのかを考え始めます。小倉や彩代の反感も見えるため、容疑の目は自然と店側へ向きやすいです。
ただの嫌な客の来店ではなく、事件が起きてもおかしくない火種が店内に入ってくる感じが怖いです。
西津が水をこぼし、右手でハンカチを取り出して拭く
西津は水をこぼし、胸ポケットからハンカチを取り出して右手で拭きます。
初見では本当に何気ない動作です。けれど、この手の使い方が後の毒の移動経路を考えるうえで重要になります。
この場面が上手いのは、いかにも手がかりですという見せ方ではないところです。西津が右手でハンカチを扱うこと、食事では左手を使うことが、あとで効いてきます。
日常動作が後から事件のロジックに変わるのが、かなりコナンらしいです。
谷中篤が来店する
隣の理髪店店長・谷中篤が来店し、小五郎の隣に座ってラーメンを注文。
一見すると、近所の店主が普通に食事へ来ただけに見えます。けれど、理髪店という職業設定が後でかなり効いてきます。
谷中は西津がラーメン小倉へ来る前に髪を切っており、メガネと上着を預かれる立場にありました。店に入ってからの行動だけでなく、店に来る前の動線が犯行機会につながるのが面白いです。この時点で谷中をただの近所の人として見ていると、後でひっくり返されます。
西津が左手で箸を取り、ラーメンを食べた直後に死亡する
西津は左手で箸を取り、ラーメンを食べた直後に苦しみ出して絶命。
ここで「死ぬほど美味い」という言葉が、最悪の形で現実になります。食事シーンから毒殺事件へ落ちる瞬間の温度差が強烈です。
当然、最初はラーメンに毒が入っていたのではないかと疑いたくなります。西津だけが死んだ理由、左手で箸を取ったことの意味、毒の経路が一気に焦点になります。おいしそうなラーメンの場面が、一瞬で恐怖の現場へ変わるのがかなり怖いです。
ラーメンから毒が出ず、左手・箸・テーブル・内ポケットから毒が出る
検査の結果、ラーメンから毒は検出されません。
一方で、西津の左手、箸、テーブル、上着の内ポケットから毒が出ます。ここで、食べ物に直接毒を入れたという単純な見方が崩れます。
この違和感がかなり面白いです。食べた直後に死んだのに、ラーメンには毒がない。では毒はどこから口へ運ばれたのか。
左手、箸、内ポケットというバラバラに見える手がかりが、毒の移動経路を示し始めるのが気持ちいいです。
コナンが曇ったメガネからトリックに気づく
コナンは、寒い外から暖かいラーメン店へ入るとメガネが曇ることに気づきます。
ここから毒付きメガネのトリックへたどり着きます。ラーメンでも箸でもなく、メガネの曇りという日常的な現象が事件の核心になるのが上手いです。
西津は曇ったメガネを左手で外し、右手でハンカチを取り出してレンズを拭き、再び左手でメガネをかけました。
この一連の動きによって、左手の親指と人差し指に毒が付いたと分かる流れがかなり綺麗です。見返すと、手の動きが全部意味を持って見えます。
谷中がメガネのつなぎ目を持てず、犯行が暴かれる
谷中は、メガネのフレームとツルのつなぎ目を持ってかけ直すことを避けます。
その違和感と、谷中の所持していたメガネから毒物反応が出たことで、犯行が確定します。推理だけでなく、物証で逃げ場がなくなるのが気持ちいい場面です。
谷中は理髪店で西津のメガネと上着を預かれる立場でした。
メガネに毒を塗り、内ポケットにも毒を仕込めた人物だったわけです。何気ない理髪店という設定が、最後に犯行機会として回収されるのが巧いです。小倉にとっては、隣人に裏切られた苦さも残ります。
事件後、ラーメン小倉が米花町で再オープンする
事件後、ラーメン小倉は杯戸町から米花町へ移転し、再オープンします。
毒殺事件で終わらず、店が再出発するのがこの回の救いです。谷中の狙いは店を潰すことでしたが、結果としてラーメン小倉は残ります。
この後日談があるから、読後の印象が少し温かくなります。毒殺事件そのものは苦いですし、店にとってはあまりにもつらい出来事です。それでも、小倉と彩代が前へ進む形で終わるため、後味に救いが残ります。
- 蘭が高校の泊まり込みで不在になり、小五郎とコナンが外食する。
- 「死ぬほど美味い」というチラシを見て、2人はラーメン小倉へ入る。
- 小倉が、花の置かれた奥の席を亡くなった常連客の席だと説明する。
- 不動産会社社長・西津徳盛が来店し、小倉や大橋彩代から嫌われているとわかる。
- 西津が水をこぼし、胸ポケットからハンカチを出して右手で拭く。
- 隣の理髪店店長・谷中篤が来店する。
- 西津が左手で箸を取り、ラーメンを食べた直後に死亡する。
- ラーメンから毒は出ず、左手・箸・テーブル・内ポケットから毒が検出される。
- コナンが曇ったメガネから、毒付きメガネのトリックに気づく。
- 谷中のメガネから毒物反応が出て、犯行が確定する。
- 事件後、ラーメン小倉は米花町で再オープンする。
アニメ「死ぬほど美味いラーメン」の犯人&トリック

ここからは、西津徳盛毒殺事件の犯人・動機・トリック・決め手・結末を整理します。
犯人は谷中篤です。被害者は西津徳盛です。
この事件は、ラーメンに毒が入っていたのではなく、毒を塗ったメガネから左手、箸、口元へ毒を運ばせる毒殺トリックでした。
犯人:谷中篤
犯人は谷中篤です。
谷中は隣の理髪店店長で、西津徳盛がラーメン小倉へ来る前に髪を切っていたため、西津のメガネと上着を預かれる立場にありました。ここが犯行機会の大きなポイントです。
被害者は不動産会社社長の西津徳盛です。西津はラーメン小倉でラーメンを食べた直後に死亡しますが、ラーメン自体には毒は入っていません。
谷中はラーメン店で毒殺事件が起きたように見せることで、ラーメン小倉の評判を落とそうとしていました。
動機:ラーメン小倉を潰すための毒殺
動機の背景には、商店街再開発の中で、ラーメン小倉が改装も移転もしないことへの谷中の苛立ちがあります。
谷中はラーメン小倉を潰したいと考えていました。そこで、西津をラーメン小倉で死なせれば、毒殺事件の起きた店として客足が遠のくと計算します。
引き金になったのは、西津を利用して店の評判を落とせると考えたこと。
谷中にとって西津は、ラーメン小倉を潰すための道具にされてしまいました。ただし、谷中はラーメン小倉の味や小倉の心意気を認めてもいました。
ここがかなり苦いです。単
純に店を憎んでいた、というだけでは割り切れません。
認めている店を潰そうとする矛盾があるから、谷中の動機には単なる悪意だけではない嫌な後味が残ります。
味を分かっていた人間が、その店を毒殺事件の舞台にしようとするのが本当に苦いです。
トリック:毒付きメガネで左手に毒を移す
準備:理髪店でメガネと上着に毒を仕込む
谷中は、自分の理髪店で西津のメガネと上着を預かる機会を利用しました。
西津のメガネのフレームとツルのつなぎ目付近に毒を塗り、さらに上着の内ポケットにも毒を仕込みます。内ポケットの毒は、自殺説を作るためのフェイクとして機能します。
この準備が怖いのは、ラーメン店に入る前から犯行が始まっているところです。店内で毒を入れるのではなく、店へ来る前の日常動作に毒を仕込んでいるのがかなり巧妙。
理髪店でメガネを預かるという自然な流れが、そのまま犯行準備になります。
実行:曇ったメガネを拭く動作で毒が左手へ移る
寒い外から暖かいラーメン小倉へ入った西津は、メガネが曇ります。
西津は左手でメガネを外し、右手でハンカチを取り出してレンズを拭き、再び左手でメガネをかけました。この動作によって、左手の親指と人差し指に毒が付きます。
西津は食事に左手を使う人物でした。その左手で箸を取り、箸を割る時に口元へ毒を運び、ラーメンをすすったことで毒を体内に入れて死亡。
ラーメンを食べて死んだように見えるのに、実際の毒の入口はメガネから手、手から箸、箸から口元という流れだったわけです。
発覚回避:ラーメンに毒を入れず、自殺説も作る
谷中は、ラーメン自体には毒を入れていません。
これによって、食べ物に直接毒が入っていたという見方を崩し、毒の出どころを分かりにくくしています。さらに西津の内ポケットにも毒を仕込み、自殺説を作れるようにしていました。
また、谷中は後から西津のメガネをすり替えようとします。自分のメガネに毒が残っていることを隠すため、メガネのフレームとツルのつなぎ目を持つ動作も避けていました。
ただ、その避け方自体が、逆に谷中を追い詰める違和感になります。
綻び:ラーメンに毒がないことと谷中のメガネが真相を示す
トリックの綻びは、ラーメンから毒が検出されなかったこと。
西津は食べた直後に死んでいるのに、ラーメンには毒がない。ここで、食べ物以外の毒経路を考える必要が出てきます。
西津の左手、箸、テーブル、内ポケットから毒が検出されたことも重要です。
さらに、谷中のメガネから毒物反応が出ます。谷中が理髪店でメガネと上着を預かれる立場だったこと、そして自分のメガネに毒が残っていたことが、犯行を一本線で示します。
決め手:毒物反応とメガネの扱いが谷中を追い詰める
最大の決め手は、谷中の所持していたメガネから毒物反応が出たこと。
西津のメガネに毒を塗った人物でなければ、そこに毒が残る理由はかなり苦しくなります。谷中がメガネのフレームとツルのつなぎ目を持ってかけ直すことを避けた動きも、毒の位置を知っていた証拠になります。
ラーメンから毒が検出されなかったことは、毒入りラーメン説を崩します。
西津の左手と箸の毒は、手から箸を通じて毒が口へ運ばれたことを示します。内ポケットの毒は自殺偽装に見えますが、同時に上着を預かれる人物が毒を仕込めたことにもつながります。
それぞれの証拠が別方向に見えて、最後には谷中の犯行機会と毒付きメガネへ収束するのが気持ちいいです。
さらに、寒い外から暖かい店内へ入ったことでメガネが曇る条件も重要です。西津がメガネを外して拭く動作をするからこそ、毒が左手に付く。
メガネ、左手、箸、ラーメンという日常の動きが、殺害ルートとして再配置される構成がかなり綺麗です。
結末:谷中は連行され、ラーメン小倉は再出発する
結末では、谷中篤の犯行が暴かれます。
谷中は西津のメガネに毒を塗り、ラーメン小倉で毒殺事件を起こすことで店を潰そうとしていました。谷中は連行されます。
毒殺事件としてはかなり苦いです。ラーメン小倉にとっては、店で人が死ぬという最悪の形で評判を傷つけられかけました。しかも犯人は、店の味や小倉の心意気を認めていた谷中です。
認めていたからこそ余計に、店を潰そうとした矛盾が重く残ります。
ただ、事件後にラーメン小倉は米花町で再オープンします。
谷中の狙いとは逆に、店は閉じずに続いていきます。この後日談があることで、事件の後味に少し救いが生まれます。毒殺事件の苦さと、店の再出発の温かさが同居する締め方でした。
アニメ「死ぬほど美味いラーメン」のhuluやアマプラはある?
アニメ「死ぬほど美味いラーメン」はhuluで配信されています。
コナンを取り扱っているVODでは、様々なアニメコナンが見れるので登録をおすすめします!
【関連記事】映画「名探偵コナン」が無料で見放題の配信サイト
アニメ644話〜645話「死ぬほど美味いラーメン」の感想&まとめ
ラーメン店の日常から毒殺事件へ落ちる温度差が強く、タイトル回収もかなり怖い回です。ラーメン小倉が再開する後味には救いがありました。
①「死ぬほど美味い」が本当に事件になるタイトル回収が怖い
「死ぬほど美味い」というチラシは、最初はインパクトのある宣伝文句に見えます。でも実際にラーメン小倉で西津徳盛が死亡することで、その言葉が一気に不気味な意味へ変わるんですよね。言葉の軽さと事件の重さの落差がかなり強いです。おいしそうなラーメン店の導入から、毒殺事件へ落ちる温度差がゾクッとします。
ラーメン小倉の看板は覚えやすいのに、店にとってはあまりにも苦い事件です。チラシを見て店に入る場面を、結末を知ったあとにもう一度見返したくなります。
②ラーメンに毒がないのに死ぬロジックが気持ちいい
この事件で一番気持ちいいのは、ラーメンから毒が出ないのに、食べた直後に死ぬという違和感です。毒入りラーメンではなく、メガネの曇り、左手の動き、箸を割る動作が毒のルートになるのが上手いんですよね。日常的な「メガネを外して拭く」動作が殺人トリックになるのがかなり怖いです。西津が水を拭く場面や、左手で箸を取るところまで、見返すと全部意味が変わります。
派手な道具ではなく、生活の動作で一本線がつながるのがコナンらしいです。推理がつながった瞬間の快感がかなり強い回でした。
③ラーメン小倉が再開する後味が温かい
谷中篤の狙いはラーメン小倉を潰すことでしたが、事件後に店は米花町で再オープンします。ここが救いです。毒殺事件の舞台になった店が、そのまま暗い記憶だけで終わらず、もう一度立ち上がるのが良いんですよね。谷中が店の味や小倉の心意気を認めていたからこそ、動機には苦い矛盾が残ります。
それでも、小倉功雅と大橋彩代が再出発する流れには温かさがあります。事件は重いのに、最後にはラーメン小倉という場所への愛着が少し残る回でした。
【関連記事】コナン「黒の組織」の登場回を大公開|漫画&アニメ
【関連記事】名探偵コナンの最終回はいつ?ラストの考察を大公開
【関連記事】アニメ「名探偵コナン」全タイトル一覧
【関連記事】名探偵コナンの重要回&見るべき回のまとめ

コメント