2016年7月30日放送の827話・828話「死ぬほど美味いラーメン2 前編/後編」。
前回のアニメ放送は「美女とウソと秘密」でした。
今回の話は死ぬほど美味いラーメンのパート2となります。
このお話では、世良真純と宮本由美が初めて共演するお話。
赤井ファミリーについて、コナン達や視聴者がわかるお話となります!
今記事では827話・828話「死ぬほど美味いラーメン2(前編)(後編)」は原作のお話なのか?アニオリなのか?などを簡単なあらすじを含めて解説します。
※ここからは簡単なネタバレを含むため、注意してください。
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アニメ827話・828話「死ぬほど美味いラーメン2」は何巻?原作で何話?
アニメ放送されている「死ぬほど美味いラーメン2」は原作コナンの話となり、対象の単行本は88巻です!
名探偵コナン88巻に掲載されている話↓
File1:バックヤードの虚像
File2:ラーメン屋の変な客
File3:ホースを回す犯人!?
File4:使いすぎた調味料
File5:ゾンビブレイド
File6:死霊の葬列
File7:人食いゾンビ
File8:死人の行方
File9:灯台下暗し
File10:ガールズバンド
File11:消された手がかり
アニメ「死ぬほど美味いラーメン2」の簡単なあらすじ

公式HPのあらすじはこちら↓
帰宅途中の夕暮れ時。小腹が減ったコナン、蘭、園子、世良は、世良の行き付けのラーメン店に行く。そこは「死ぬほど美味い」から「マジで死ぬほどヤバイ」に変わったラーメン小倉で、店長の小倉功雅とアルバイトの大橋彩代がいた。
コナンたちが「閻魔大王ラーメン」を食べているカウンターには、酢を使いすぎるホステスの荘野由奈、醤油を使いすぎるフリーターの水科宗輔、コショーを使いすぎる会社員の仲西修という常連客もいた。
3人が店から帰ると、そこに宮本由美と平池苗子の婦警コンビがやってくる。二人は、一週間前に近所で起きた強盗殺人の容疑者をラーメン小倉に追い込んだが、その時にお店にいたのがさっきの3人だったのだ。事件の被害者であるホステスの頓田温子は、ラーメン小倉にも客として来ており、お店にいた荘野、水科、仲西とも面識があった。
そして婦警コンビが事件を目撃したとき、犯人はなぜか被害者の家の玄関先でホースをグルグル振り回していたという。事件の話をしていると、小倉店長がその日に羽田秀吉もラーメンを食べに来ていたことを思い出す。
手がかりを求めて由美が羽田に電話すると、その会話からコナンと世良は、ホースの謎と犯人がラーメン小倉に通い続ける理由を推理する
https://websunday.net/episode/12172/
アニメ「死ぬほど美味いラーメン2」の登場人物

「死ぬほど美味いラーメン2(前編)(後編)」の登場人物
・江戸川コナン
・毛利蘭
・佐藤美和子
・高木渉
・鈴木園子
・宮本由美
・三池苗子
・世良真純
・羽田秀吉
・領域外の妹
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アニメ「死ぬほど美味いラーメン2」のネタバレ&伏線

「マジで死ぬほどヤバイラーメン小倉」が再度登場するお話。
このお話で店主が世良真純のことをマリちゃんと言い始めて、ここから伏線がスタート!
最後には、コナンは領域外の妹が「メアリー」という名前であることを知ります。
他にも、世良が兄貴と言っている人物が羽田秀吉であることも判明。
けっこう重要な情報が分かるお話になっているので、ぜひ見ておきましょう!
※ここでは、ネタバレと伏線を中心に解説していきます!
① 過去に出てきた「ラーメン小倉」が今作の事件の舞台に!
今回の舞台となるのは、以前「死ぬほど美味いラーメン」で毒殺事件が起きたラーメン店「マジで死ぬほどヤバイラーメン小倉」。
実は、再登場のラーメン店です。
一度事件が起きた場所が、再び物語の中心になるというもの。
しかも今回は、現在進行形の殺人事件ではなく、1週間前の強盗殺人事件の“逃走ルート”として重要な役割を担っていました。
過去では小倉が殺人事件の現場に、そして今度は殺人犯が逃げた逃走先に…。
何か呪われている気がしますね…(笑)
② 世良の兄が羽田秀吉と判明!
今回特に重要なのが、世良と宮本由美の会話シーン。
由美は事件当日、元カレである羽田秀吉と連絡を取っていました。
一方その頃、世良も兄に電話をかけようとするシーンがあります。
電話の取り方やタイミングが完全にシンクロしている様子。
しかも2人が会話したときに、由美は“元カレ”として語り、世良は“兄”として語っているのに、話題にしている人物は明らかに同一人物。
ここから、世良真純の兄が羽田秀吉であることが判明します!
③ 赤井兄弟の苗字が全員違う
②で解説した通り、世良真純の兄は羽田秀吉であると判明しました。
赤井秀一も世良の兄。
ここで気になるのが、
- 赤井秀一
- 羽田秀吉
- 世良真純
と兄弟なのに全員苗字が違うこと。
誰かが養子説、旧姓を名乗っている説など、ここには何か理由があると考えられます。

④ コナンが領域外の妹がメアリーだと気づく!
店主は世良のことを「マリちゃん」と呼んでいました。
世良は「真純(ますみ)」だと呼び名の誤りを指摘。
そして事件解決後、世良が店に置いていったハンカチがもう一段深いところへ進めることに。
そのハンカチには「Mary」と刺繍が入っていました。
店主はローマ字読みで「マリちゃん」と読んでいたため、世良のことを「マリちゃん」と呼んでいたそう。
ただ、コナンは即座に“メアリー”と英語読みで捉えます。
世良の本名が「メアリー」と考えることもできるも、コナンは直感的にメアリーは領域外の妹のことだと感じていました。
そして、どこかで会って名前を聞いたことがあると感じている模様。
この伏線は「さざ波の魔法使い」で回収されているので、あわせてチェックしてみてください!

「死ぬほど美味いラーメン2」の事件の流れ

「死ぬほど美味いラーメン2」は、世良の行きつけラーメン店を舞台になったお話。
ほのぼの回かと思いきや、1週間前にラーメン屋の近くで強盗殺人事件が起きていました。
ラーメン屋には3人の客がいましたが、その中に犯人がいて、追い詰めていくような流れになっています。
※ここからは、事件の流れをネタバレありで解説していきます!
コナンたちがラーメン小倉へ向かう
物語は、コナン、蘭、園子、世良がラーメン談義をしながら、世良の行きつけであるラーメン小倉へ向かうところから始まります。
前作の事件後、店は移転しており、今回は「マジで死ぬほどヤバイ ラーメン小倉」として営業しています。
名前のパンチが強くて、導入から少しニヤけます。
この場面では、世良がこの店に詳しい様子を見せます。ラーメンを食べに行く日常回に見えますが、移転後の店、常連客、小倉功雅と大橋彩代の再登場によって、前作から続く舞台としての厚みが出ています。
ただのラーメン回ではなく、再登場した日常舞台に新しい事件が入り込む構成です。
最初の空気はかなり明るいです。蘭や園子は普通にラーメンを楽しむ感覚ですし、店名の勢いも含めてコミカルです。
だからこそ、このあと頓田温子死亡事件へ話がつながる落差が効いてきます。
調味料を使いすぎる三人の客が登場する
店内には、酢を大量に使う荘野由奈、醤油を大量に使う水科宗輔、コショウを大量に使う仲西修がいます。
三人ともラーメンの食べ方がかなり極端で、最初は変な常連客として印象づけられます。ここはかなりコミカルな入り方です。
ただ、この「調味料を使いすぎる」という描写が、後から事件の手がかりへ変わります。
特に水科が醤油を大量に使っている理由は、単なる濃い味好きではありません。
変な客のギャグっぽい描写が、あとで盗品探しの行動として回収されるのが上手いです。
この時点では、三人のうち誰が事件に関わっているのかは見えません。けれど、客の癖を先に見せておくことで、後半の推理がかなり気持ちよくなります。
ラーメン屋ならではの調味料が、事件の決め手へ変わる前振りになっています。
由美と苗子が頓田温子殺害事件を話す
宮本由美と三池苗子が来店し、1週間前に起きた頓田温子の事件について話します。
ここで、ラーメン店の日常から一気に死亡事件の後日捜査へ空気が変わります。店内の変な客たちが、事件当時にもいた容疑者として浮上する流れです。
事件で特に引っかかるのは、犯人が頓田宅の玄関先でホースを振り回していたこと。
普通に逃げるだけなら必要のない行動なので、コナンと世良もそこに違和感を持ちます。
「なぜホースを振り回していたのか」というシンプルな謎が、事件全体の入口になります。
さらに、犯人がラーメン小倉へ逃げ込んでいたことも分かります。これによって、頓田宅とラーメン小倉が一本線でつながります。
店内の三人が、ただの変な客から一気に事件関係者へ変わる瞬間がかなり引き込まれます。
犯人がラーメン小倉へ逃げ込んでいたと分かる
頓田宅から逃げた犯人は、ラーメン小倉へ逃げ込んでいました。
事件当時に店内にいた荘野由奈、水科宗輔、仲西修が容疑者として整理されます。ここで、ラーメン小倉の店内が事件の隠し場所だった可能性も見えてきます。
この構図がかなり面白いです。頓田宅で起きた事件の証拠が、ラーメン屋に持ち込まれているかもしれない。
しかも犯人はその後も店に通っている。
事件現場ではないはずのラーメン小倉が、実は証拠を隠した場所として重要になるのがゾクッとします。
三人の調味料の使い方も、この段階で改めて気になります。酢、醤油、コショウのどれが事件につながるのか。
日常的な店内描写が、そのまま容疑者比較へ変わる流れがきれいです。
小倉功雅が羽田秀吉の来店を思い出す
小倉功雅は、事件当日、もう一人の客として羽田秀吉がいたことを思い出します。
ここで事件の証言者として秀吉が浮上します。ラーメン小倉という日常舞台に、由美秀吉の恋愛線と世良家方面の縦軸が重なってくるのがこの回らしいです。
秀吉は事件当時、犯人とすれ違っていました。
由美が秀吉へ電話することで、その時に聞いた音が証言として引き出されます。
何気ない来店客だった秀吉が、犯人特定へつながる重要証言者になるのが気持ちいいです。
同時に、世良も「頭の切れる兄」へ電話しようとします。この電話の重なりが、事件の推理以上に意味深です。
証言取りの流れに見えて、世良の兄と羽田秀吉を接続するような見せ方になっているのがかなり巧いです。
羽田秀吉の「カチッ」という音の証言が出る
由美が羽田秀吉に電話し、秀吉は犯人とすれ違った時に「カチッ、カチッ」という音がしたと証言。
この音が、水科の靴底に付いた眼鏡レンズ片へつながります。音だけで犯人の痕跡へたどる推理がかなり気持ちいいです。
この証言は、秀吉が事件当時その場にいたからこそ出てくる情報です。由美が自然に秀吉へ電話できる距離感も良いですし、秀吉がきちんと事件解決に役立つ証言をするのも頼もしいです。
恋愛線の延長に見える電話が、推理の決定的なピースにもなるのが面白いです。
「カチッ」という音は、犯人が壊れた眼鏡の部品を完全に回収できていなかったことを示します。
耳に残る小さな音が、犯行現場で壊れた眼鏡へつながる瞬間がかなり爽快です。
コナンと世良がホースの謎に迫る
コナンと世良は、犯人が頓田宅の玄関先でホースを振り回していた理由に迫ります。
その目的は攻撃ではなく、壊れた眼鏡の部品を回収することでした。ホースの片側にマスクをガムテープで貼り付け、簡易掃除機のように使っていたわけです。
ここで大事なのは、ホースが凶器ではないことです。頓田の死は、揉み合いの中で倒れた際、玄関前の階段の角に後頭部を打ったことによるものです。
ホースは殺害道具ではなく、水科が自分の痕跡を消すために使った道具。
このトリックは、地味なのにかなり印象に残ります。現場に残った眼鏡片を拾うために、わざわざホースとマスクを使う。
犯人の焦りと小細工が同時に見えるので、見返すとホースの場面がかなり不穏に見えます。
水科がトイレの給水タンクを調べようとする
水科宗輔は、ラーメン小倉のトイレの給水タンクを調べようとします。
ここで、水科が何かを隠していることがかなりはっきり見えてきます。店に通い続けていた理由も、ただラーメンを食べたいからではありません。
水科は、壊れた眼鏡の部品をトイレの給水タンクに隠していました。
事件現場で壊れた眼鏡は、水科が頓田宅にいたことを示す重要な痕跡です。
それを回収しようとした行動が、逆に水科を犯人へ近づけるのが皮肉です。
この場面では、コナンと世良が真相へかなり近づいています。水科の不自然な行動が、給水タンク、眼鏡片、秀吉の音の証言へつながっていきます。
小さな隠し場所が、犯人の焦りをあぶり出す流れが気持ちいいです。
醤油差しから頓田のピアスが見つかる
水科は、盗んだ100万円相当のピアスをラーメン小倉の醤油差しに隠していました。
しかし、どの醤油差しに入れたか分からなくなり、醤油を大量に使い続けて探していたのです。序盤の変な食べ方が、ここで一気に意味を持ちます。
この回収がかなり気持ちいいです。醤油を大量に使う変な客に見えた水科が、実は盗品を探していた。
ラーメン屋の調味料が、盗品の隠し場所であり、犯人の不自然行動の理由になっているわけです。
日常の小道具が事件の核心へ変わる瞬間がたまりません。
さらに、ピアスから水科の指紋も出ます。これによって、盗品と水科が直接つながります。
醤油差しの中に高価なピアスが隠されているという絵面も含めて、かなりコナンらしいトリックです。
佐藤・高木の変装も使った逮捕劇で水科が追い詰められる
コナンと世良が真相に迫り、佐藤美和子と高木渉の変装も使った逮捕劇で水科宗輔は追い詰められます。
水科が給水タンクの眼鏡片を回収しようとする動きも、犯人特定の決め手になります。最後の捕まえ方に演出としての気持ちよさがあります。
水科は頓田宅へ空き巣に入り、帰宅した頓田と鉢合わせて揉み合いになりました。その結果、頓田は玄関前の階段の角に後頭部を打って死亡しています。
盗みと鬱屈から始まった行動が、人の死へつながってしまったところがかなり苦いです。
事件そのものはここで解決します。ただ、ラーメン小倉に盗品と証拠が隠されていたことを考えると、明るい店内の見え方が変わります。
にぎやかなラーメン屋の裏に、盗んだピアスと壊れた眼鏡片が眠っていたという後味が残ります。
事件後、世良のハンカチの「Mary」が明かされる
事件後、小倉功雅が世良真純のハンカチを渡し、そこに「Mary」と刺繍されていることが分かります。
小倉が世良を「マリちゃん」と呼んでいた理由もここで整理されます。
ラーメン事件が終わったと思ったところで、別軸の名前が出るのがかなり強いです。
コナンはその名前に引っかかります。領域外の妹や世良の名前と関係があるのではないかと考える流れが残ります。
事件解決後の忘れ物が、赤井家・世良家方面の大きな伏線へ変わるのが見事です。
この回では「Mary」の意味までは明かされません。だからこそ、最後に余韻が残ります。水科の事件は終わったのに、世良側の謎はむしろ深まる締め方になっています。
- コナン、蘭、園子、世良がラーメン小倉へ向かう。
- 移転後の店名が「マジで死ぬほどヤバイ ラーメン小倉」になっている。
- 店内に、酢を大量に使う荘野由奈、醤油を大量に使う水科宗輔、コショウを大量に使う仲西修がいる。
- 由美と苗子が来店し、1週間前の頓田温子殺害事件を話す。
- 犯人が頓田宅の玄関先でホースを振り回していたと分かる。
- 犯人がラーメン小倉へ逃げ込み、当時の三人の客が容疑者になる。
- 小倉功雅が、事件当日もう1人の客として羽田秀吉がいたと思い出す。
- 由美が羽田秀吉に電話し、犯人とすれ違った時の音の証言を得る。
- 世良も兄に電話しようとする。
- コナンと世良が、ホースの謎と犯人が店に通い続ける理由に気づく。
- 水科がトイレの給水タンクを調べようとする。
- 醤油差しから頓田の100万円相当のピアスが見つかる。
- 佐藤・高木の変装も絡み、水科宗輔が逮捕される。
- 事件後、世良のハンカチの「Mary」が明かされる。
アニメ「死ぬほど美味いラーメン2」にいた強盗殺人の犯人は?

この事件の犯人は、水科宗輔です。
被害者は頓田温子で、水科は頓田宅へ空き巣に入り、帰宅した頓田と鉢合わせて揉み合いになり、頓田を死亡させました。
ホースは凶器ではなく、水科が壊れた眼鏡の部品を回収するために使った道具です。
ここでは、犯人、動機、トリック、決め手、結末の順番で整理します。
犯人は水科宗輔
頓田温子を死亡させた犯人は、水科宗輔です。
水科は、頓田が自慢していた高価なピアスを盗もうとして頓田宅へ忍び込みます。ところが、帰宅した頓田と鉢合わせ、揉み合いになります。
その結果、頓田は玄関前の階段の角に後頭部を打って死亡しました。水科はその場から逃げ、ラーメン小倉へ入り込みます。ここで大事なのは、ホースで頓田を殺したわけではないことです。
ホースは、現場に残った眼鏡部品を回収するための道具として使われました。
水科は、盗んだピアスをラーメン小倉の醤油差しへ隠し、壊れた眼鏡の部品をトイレの給水タンクへ隠しました。
事件現場から逃げた先のラーメン屋が、盗品と証拠の隠し場所になっていたのがこの事件の怖さです。
動機は頓田への鬱屈と高価なピアスへの窃盗目的
水科宗輔の動機の背景には、頓田温子から馬鹿にされていた鬱屈があります。
水科は、頓田を驚かせたい、青ざめさせたいという気持ちを抱えていました。その感情が、頓田の高価なピアスを盗もうとする行動へつながります。
頓田が自慢していたピアスは100万円相当です。水科はそれを盗むため、頓田宅へ空き巣に入ります。
最初から計画的に殺そうとしたというより、盗みに入った先で頓田と鉢合わせたことが、取り返しのつかない事態を招いたと整理できます。
ただし、頓田に馬鹿にされていたとしても、空き巣に入ったことも、結果的に頓田を死亡させたことも正当化できません。
鬱屈や見返したい気持ちが盗みへ進み、さらに人の死へつながってしまう後味がかなり苦いです。
トリックはホースの簡易掃除機と醤油差し・給水タンクへの隠蔽
水科のトリックは、現場の眼鏡部品を回収するためのホース工作と、ラーメン小倉内への盗品・証拠隠しです。
殺害トリックというより、犯行後の証拠隠滅と隠し場所の工夫として見ると分かりやすいです。
準備:頓田のピアスを盗むため自宅へ忍び込む
水科は、頓田温子が自慢していた高価なピアスを盗むため、頓田宅へ忍び込みました。
この時点で目的は窃盗です。けれど、帰宅した頓田と鉢合わせたことで、状況は一気に悪化します。
水科は頓田と揉み合いになり、頓田は玄関前の階段の角に後頭部を打って死亡します。空き巣のつもりだった行動が、死亡事件へ転がってしまう流れが怖いです。
実行:ホースとマスクで眼鏡部品を回収する
水科は、頓田宅で壊した自分の眼鏡の部品を回収するため、ホースの片側にマスクをガムテープで貼り付けて振り回しました。簡易掃除機のように使い、現場に残った眼鏡部品を吸い寄せようとしたわけです。
ここでホースの意味がひっくり返ります。
犯人が玄関先でホースを振り回していたという異様な行動は、襲撃ではなく証拠回収でした。
奇妙な行動が、実はかなり焦った証拠隠滅だったと分かるのが気持ちいいです。
発覚回避:ピアスを醤油差し、眼鏡片を給水タンクへ隠す
水科は、逃げ込んだラーメン小倉で、盗んだピアスを醤油差しに隠しました。
さらに壊れた眼鏡の部品を、トイレの給水タンクに隠します。
ラーメン屋の中に、盗品と自分の犯行を示す証拠を分散させたわけです。
ただ、水科はどの醤油差しにピアスを入れたのか分からなくなりました。そのため、店に通い続け、醤油を大量に使ってピアスを探していました。
変な常連客に見えた行動が、盗品を探すためだったと分かる回収がかなり面白いです。
綻び:音、眼鏡片、醤油の使いすぎがつながる
水科の計画の綻びは、羽田秀吉の「カチッ、カチッ」という音の証言です。
この音は、水科の靴底に付いた眼鏡レンズ片へつながります。
犯人が走るたびに鳴っていた音が、現場で壊れた眼鏡の存在を示していたわけです。
さらに、トイレの給水タンクに隠された眼鏡片、水科が醤油を大量に使う不自然な行動、醤油差しのピアスがつながります。
音、店内の調味料、トイレの隠し場所が全部水科へ向かっていく流れがかなり綺麗です。
決め手は醤油差しのピアス、給水タンクの眼鏡片、秀吉の音の証言
決め手の入口になるのは、水科が醤油を大量に使う不自然な行動です。
普通の食べ方としてはかなり変ですが、どの醤油差しにピアスを隠したか分からなくなって探していたと考えると、行動の意味がはっきりします。
醤油差しから見つかった100万円相当のピアスは、水科が頓田宅から盗んだものです。さらにピアスから水科の指紋が検出されます。
盗品そのものと水科の指紋がつながることで、窃盗の線がかなり強くなります。
トイレの給水タンクに隠された眼鏡片も重要です。
水科がそれを回収しようとした行動は、自分の痕跡を消したい犯人の動きとして見えます。
さらに、羽田秀吉の「カチッ」という音の証言と、靴底に付いた眼鏡レンズ片がつながります。
どの証拠も別々の矛盾を崩しながら、最後には水科宗輔へ一本線で集まっていきます。
結末は水科宗輔の犯行が暴かれ、Maryの伏線が残る
結末として、水科宗輔が頓田温子を死亡させた犯人だと判明。
水科は頓田宅へ空き巣に入り、鉢合わせた頓田と揉み合いになり、頓田を死亡させました。そして盗んだピアスと壊れた眼鏡片を、ラーメン小倉に隠していました。
佐藤美和子と高木渉の変装も使った逮捕劇で、水科は追い詰められます。事件としては、醤油差しのピアス、給水タンクの眼鏡片、秀吉の音の証言によってきっちり解決します。
ラーメン屋の小道具が事件の証拠へ変わる回収はかなり痛快です。
ただし、後味は軽くありません。
水科の鬱屈と盗みが頓田の死へつながり、にぎやかなラーメン小倉の中に盗品と証拠が隠されていたことも苦く残ります。
さらに事件後、「Mary」のハンカチが出ることで、世良家・赤井家方面の謎が新しく残る締め方になっています。
アニメ「死ぬほど美味いラーメン2」のhuluやアマプラはある?
アニメ「死ぬほど美味いラーメン2(前編)(後編)」はhuluとAmazonPrimeVideoで配信されています。
コナンを取り扱っているVODでは、様々なアニメコナンが見れるので登録をおすすめします!
【関連記事】映画「名探偵コナン」が無料で見放題の配信サイト
アニメ「死ぬほど美味いラーメン2」の感動&まとめ

ラーメン小倉のにぎやかな再登場から、頓田温子死亡事件とMaryの伏線へつながる前後編です。推理は軽快ですが、後味は意外と苦いです。
①ラーメン店の日常から強盗殺人へ変わる温度差が強い
この回は、ラーメン談義と変な常連客のコミカルさから始まるぶん、頓田温子の事件へ切り替わる落差がかなり強いです。
酢、醤油、コショウを使いすぎる三人の客は最初こそ笑えるのに、後から容疑者として見えるのが怖いんですよね。
ラーメン小倉のにぎやかさがある一方、裏では盗品と証拠が店内に隠されていた。
その温度差が、この前後編の強い引き込みになっています。
②醤油差しにピアスを隠すトリックが面白い
醤油差しに100万円相当のピアスを隠す発想が、ラーメン小倉らしくてかなり面白いです。
水科が醤油を大量に使う変な客に見えて、実はどの醤油差しに隠したか分からなくなって探していたという回収が気持ちいいんですよね。
ホース、眼鏡片、醤油差し、ピアスがつながる推理は軽快です。
ただ、頓田の死因を考えると、爽快感だけでは終わらない苦さも残ります。
③Maryのハンカチで一気に赤井家方面へつながる
事件後に世良のハンカチから「Mary」という名前が出る流れは、かなり強い余韻です。
ラーメン事件が解決して終わるかと思ったら、何気ない忘れ物から一気に世良家・赤井家方面の空気になるんですよね。コナンが名前に引っかかることで、こちらも「Maryとは誰なのか」と気になります。
世良の電話、由美と秀吉の電話、最後のハンカチが重なり、単発事件で終わらない見返しポイントが残ります。
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