2016年4月23日〜4月30日放送の「ブログ女優の密室事件」。
前回のアニメ放送は「安室に忍びよる影」でした。
今は、ホテルで起きた事件の最後に、RUM候補である黒田兵衛がするお話。
コナンに対して意味深な言葉をかけるなど、ぜひ見てほしいストーリーになります。
今記事では「ブログ女優の密室事件」は原作orアニオリなのか?話のネタバレや犯人などを含めて解説します。
※ここからは簡単なネタバレを含むため、注意してください。
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アニメ814〜815話「ブログ女優の密室事件」は何巻?原作で何話?
アニメ放送されている「ブログ女優の密室事件」は原作コナンの話となり、対象の単行本は87巻です!
名探偵コナン87巻に掲載されている話↓
File1:往く事は流れの如し
File2:鞭声粛々夜河を渡る
File3:BLOG
File4:PHOTO
File5:SELFIE
File6:蘭GIRL(前編)
File7:蘭GIRL(後編)
File8:新一BOY(前編)
File9:新一BOY(後編)
File10:ビッグカップル誕生!?
File11:スタッフのアリバイは?
アニメ「ブログ女優の密室事件」の簡単なあらすじ

公式HPのあらすじはこちら↓
阿笠博士が福引きで当てたケーキバイキングを楽しむために、ホテルを訪れたコナンと少年探偵団たち。
バイキングのケーキを選びながら、灰原哀はコナンに長野県警の黒田兵衛捜査一課長について聞く。コナンたちがテーブルでケーキを食べていると、ブログランキングを競っているタレントの北見沙弥と庄野杏奈が現れる。そこには家政婦の米原桜子もいて、彼女は庄野杏奈のマネージャー代わりに身の回りの世話をしているという。
北見と庄野は犬猿の仲だが、連ドラ「トップクラス」の続編でダブルヒロインとして出演するため、ホテルに来ていた。庄野は北見のブログを批判して、さらに秘密を知っていると言い残して、ホテルの自室に戻ってしまう。
その日の夕方、部屋から出てこない庄野杏奈の様子を桜子とコナンたちが見に行くと、自室で撲殺されている庄野杏奈の姿があった。
現場はオートロックのカギがかかった密室で、死体のそばには部屋のカードキーと「生クリーム」が落ちていた。
コナンは状況証拠から犯人を推理するが、密室の謎を解くには、まだパズルのピースが足りなかった……。
https://websunday.net/episode/12169/
アニメ「ブログ女優の密室事件」の登場人物

「ブログ女優の密室事件」の登場人物
・江戸川コナン
・毛利蘭
・阿笠博士
・灰原哀
・小嶋元太
・吉田歩美
・円谷光彦
・目暮十三
・高木渉
・黒田兵衛
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アニメ「ブログ女優の密室事件」のネタバレ&伏線

「ブログ女優の密室事件」で特に注目すべきは、捜査一課の新たな管理官として登場した黒田兵衛の存在。
RUMの噂と重なる人物が、警視庁に配属になったため、コナンも気になっている様子でした。
しかも、黒田に対して灰原センサーが働くなど、ちょっと意味深なシーンも。
単なる事件解決回では終わらない空気がしっかり仕込まれているので、ぜひチェックしておきましょう!
※ここでは、ネタバレと伏線を中心に解説していきます!
① 黒田兵衛が東京管轄に!
事件が解決したあと、ついに黒田兵衛が姿を見せます。
黒田は、松永警視正に代わって警視庁捜査一課の「管理官」に就任したとのこと。
しかも黒田といえば、
- 隻眼
- 大柄な体格
と、どこかRUMの噂を思わせる要素を持っています。
そんな人物が警視庁の中枢にいるとなると、コナンが落ち着かないのも当然ですよね…。
今後の事件で黒田が関わってくる可能性はかなり高め。
ここからは、黒田の動きに注目していきましょう!
② 黒田は事件解決の裏にコナンがいることを理解している
今回の事件中、高木刑事や目暮警部が管理官(=黒田)に電話で指示を仰ぐ場面がありました。
そして返ってきたのは、コナンの指示通りにしろという趣旨の指示…!
最後に黒田が登場。
事件はコナンが蝶ネクタイ型変声機を使って阿笠博士の声で解いていますが、最後に阿笠博士に挨拶した後にコナンにもよろしくと声をかけていました…。
以前の「県警の黒い闇」でもコナンに興味を示していましたが、今回もまたコナンが事件の中心にいることを黒田が確信していそうな空気がありますね。
黒田については以下記事について解説します。

③ 黒田に対して警戒心を抱く灰原
黒田が現れた瞬間、灰原はスッとコナンの後ろに回り、露骨に警戒する姿勢を見せました。
灰原は会ったことがないので初対面なのにかなりの警戒。
もしかしたら、黒田は組織の一員なのでは?という可能性も出てきますね。
ちなみに、灰原の“警戒の理由”については、後の『ビッグカップル誕生!?』で明かされます。
アニメ「ブログ女優の密室事件」の事件の流れ

舞台はホテルベイカーウエストのケーキバイキング。
華やかな女優2人のブログ対決が火種となり、やがて客室で起きる殺人へと発展!
コナンは早く容疑者を絞り込み、密室や犯人が部屋に侵入した謎を少しずつ解き明かしていきます…!
※ここからは、事件の流れをネタバレありで解説していきます!
阿笠博士の福引きでケーキバイキングへ行く
物語は、阿笠博士が福引きでケーキバイキングを当て、コナン、少年探偵団、灰原たちがホテルベイカーウエストへ向かうところから始まります。
最初はかなり明るい導入です。
子どもたちがケーキを楽しみにしている空気があり、まだ殺人事件の気配は強くありません。
ただ、このホテルイベントの場面に、後の事件につながる小道具が自然に置かれます。ケーキ、元太の皿、生クリーム、そしてプチファルコン。
楽しいバイキングの場面に見えて、あとから密室トリックの伏線として効いてくるのが上手いです。
灰原は黒田兵衛への警戒も抱えているため、ただの日常回の入口では終わりません。明るいホテルイベントの裏に、RUM疑惑の不穏さも薄く残っています。
甘いケーキバイキングと黒田への警戒が同じ導入にある温度差が、この前後編らしい始まりです。
元太のケーキにプチファルコンが落ちる
ケーキバイキング中、元太のケーキに北見沙弥のプチファルコンが落ちます。
この場面だけ見ると、ちょっとしたトラブルであり、元太にとってはかなり残念なハプニングです。けれど、ここでプチファルコンに生クリームが付くことが、後の密室崩しに直結します。
この小道具の置き方がかなりコナンらしいです。最初はただの玩具ヘリで、しかもケーキを台無しにするコミカルな物として出てきます。
それが後半では、カードキーを室内へ戻す密室工作の道具だったと分かるので、見返すと意味がまったく変わります。
元太のケーキという日常の明るいアイテムが、604号室の床に残る生クリーム跡へつながるのが気持ちいいです。
「こんな小さな汚れが証拠になるのか」という回収の快感が、序盤から仕込まれています。
北見沙弥と庄野杏奈がブログ人気を争っていると分かる
北見沙弥と庄野杏奈は、ブログ人気ランキングを争う女優同士として登場。
ホテルの華やかな空気に、女優同士の対抗意識が入ることで、場の温度が少し変わります。表向きはキラキラしたブログ人気争いなのに、内側にはかなりギスギスしたものが見えます。
ブログという舞台がこの回らしいです。
写真の撮り方、本人の映り方、投稿に込めた匂わせが、事件の手がかりにも感情の火種にもなっていきます。
人気争いの軽さと、殺人へ進む重さの落差がかなり現代的で怖いです。
沙弥は杏奈を強く意識し、杏奈は沙弥の秘密を握っているような態度を見せます。ここから、単なるライバル関係ではなく「秘密」をめぐる緊張へ進んでいきます。華やかなホテルの場に、ブログ上の見栄と不安がじわじわ染み込んでいくのが印象的です。
杏奈が沙弥の秘密を知っていると匂わせる
庄野杏奈は、北見沙弥の秘密を知っていると匂わせます。この一言で、二人の対立はただのブログ人気争いから、かなり危険な心理戦へ変わります。
沙弥が強く動揺するため、彼女の中に隠したいものがあることも見えてきます。
沙弥は、杏奈が過去のひき逃げ事故を知っていると思い込みます。実際に杏奈が知っていた秘密は別物ですが、この誤解が殺意へつながります。ここで怖いのは、杏奈の匂わせそのものより、沙弥が自分の罪の方へ一気に結びつけてしまうところです。
視聴者としても、杏奈が何を知っているのかが気になります。本当にひき逃げなのか、それとも別の秘密なのか。
この時点では真相が見えないからこそ、ブログの言葉が刃物みたいに見えてくるんですよね。
米原桜子が杏奈の世話係として登場する
米原桜子は、庄野杏奈の身の回りの世話をしている人物として登場。
杏奈は強い警戒心を持っており、桜子以外にはドアを開けないほどです。この条件が、後のドア開けトリックの前提になります。
桜子自身は犯人ではありません。むしろ、沙弥に利用される側の人物です。杏奈が信頼している桜子の姿や声が、殺害のための偽装材料にされるのがかなり嫌な怖さです。
この段階では、「杏奈が誰にドアを開けるのか」という条件が静かに置かれています。
密室事件では、部屋へ入る方法が大きなポイントになりますよね。
桜子だけが入れるという設定が、後半で一気に殺害手順へつながるのが上手いです。
桜子が沙弥の504号室を訪ねる
桜子は北見沙弥の504号室へ呼ばれます。そのドアには封筒が貼られ、ハート型の覗き穴があります。最初は少し変わった演出に見えますが、これは沙弥が桜子の姿や声を利用するための準備でした。
この場面の怖さは、桜子が普通に呼ばれたと思っているところです。本人には悪意がなく、ただ訪問しているだけなのに、その姿や声が後で杏奈をだます材料にされます。
何気ない訪問が、密室殺人の入口になっているのがゾクッとします。
封筒とハート型覗き穴という小道具も印象的です。
ブログ女優の事件らしく、見せ方や映り方が重要になっていきます。
「見えるもの」と「聞こえるもの」を使って人をだますトリックが、ここから静かに仕込まれています。
杏奈が604号室で密室状態のまま殺害される
事件が決定的に動くのは、庄野杏奈が604号室で頭から血を流して死亡しているのが見つかる場面。
部屋はオートロックで、カードキーが室内に残っています。華やかなホテルの空気が、一気に密室撲殺事件へ落ちます。
ここで大きな謎になるのは、杏奈が誰にドアを開けたのかです。杏奈は桜子以外にドアを開けない人物でした。
では、犯人はどうやって部屋に入ったのか。
「ドアを開けた相手」と「密室のカードキー」が同時に引っかかる構成がかなり強いです。
さらに凶器もすぐには見えません。頭部の傷、自撮り棒、カードキー、オートロックが少しずつつながっていきます。
ブログ女優の対立から、密室殺人のロジックへ切り替わる瞬間が一気に引き込まれます。
床にカードキーと生クリーム跡が残る
604号室の床にはカードキーと生クリーム跡が残っています。
この生クリームが、序盤で元太のケーキに落ちたプチファルコンとつながります。最初はただの汚れに見えるものが、密室トリックを崩す大きな手がかりになるんです。
カードキーが室内に残っているなら、外から部屋を閉めた犯人はどうやってカードキーを戻したのか。
ここでプチファルコンと糸の可能性が見えてきます。
オートロックの密室が、小さな玩具ヘリで説明できるようになる流れがかなり気持ちいいです。
この回は、小道具の再配置が本当に上手いです。ケーキの生クリーム、玩具ヘリ、カードキーが全部別々に見えて、最後には一本線でつながります。
序盤のコミカルな場面が、後半で冷たい殺人の証拠へ変わる落差が刺さります。
沙弥の部屋の自撮り棒と消えたプチファルコンに気づく
コナンは、沙弥の部屋にある自撮り棒と、消えたプチファルコンに違和感を持ちます。
ここで、犯行手段と密室工作の両方が沙弥へ近づきます。ブログ女優らしい自撮り棒が、実は凶器だったと見えてくるのがかなり怖いです。
自撮り棒は、ただの撮影アイテムではありませんでした。杏奈を殺害した凶器として使われ、沙弥の部屋へ持ち帰られた可能性が浮かびます。
自分をよく見せるための道具が、人を殺す道具へ反転するのが、この事件の現代的な怖さです。
同時に、プチファルコンが沙弥の部屋から消えていることも重要。
カードキーを室内へ戻す工作に使われた可能性が出てきます。
自撮り棒とプチファルコンという二つの小道具が、沙弥の犯行へ向かって並ぶのが見事です。
ブログ写真の違和感から杏奈の秘密が見える
事件の終盤では、ブログ写真の違和感から、杏奈が本当に知っていた秘密が見えてきます。
杏奈のブログ写真は几帳面で、暗号を仕込める状態でした。一方で、沙弥のブログ写真には本人がほとんど写っていないことも引っかかります。
さらに、漫画の並びから「沙弥は29歳」と読めることが分かります。
つまり、杏奈が握っていた秘密は、沙弥のひき逃げ事故ではなく、実年齢を偽っていたこと。
沙弥が恐れていた秘密と、杏奈が実際に知っていた秘密がズレていたことが、事件の後味を一気に苦くします。
この反転はかなり切ないです。もちろん沙弥の犯行は許されません。けれど、暴かれると思い込んだ罪と、実際に杏奈が匂わせていた秘密が違っていたと分かると、取り返しのつかなさがより強くなります。
ブログ上の匂わせが、人ひとりの命を奪う誤解へつながったのが本当に苦いです。
黒田兵衛が警視庁管理官として現れる
事件後、黒田兵衛が警視庁捜査一課管理官として現れます。
北見沙弥の密室殺人は解決したはずなのに、ここで空気が一気に変わります。黒田の登場によって、事件の後味が単発の苦さだけでは終わらなくなるんですよね。
黒田は事件犯人ではありません。けれど、RUM疑惑を背負う人物として、警視庁の現場に入ってくることがかなり大きいです。密室トリックの答え合わせが終わった直後に、別の不穏さが差し込まれる構成が上手いです。
コナンへの態度や灰原の警戒も含めて、黒田はこの回で今後の重要人物として存在感を増します。
事件は解決しても、黒田の視線だけが残る。この余韻がかなりゾクッとします。
- 阿笠博士が福引きでケーキバイキングを当て、コナンたちがホテルベイカーウエストへ向かう。
- 元太のケーキに北見沙弥のプチファルコンが落ち、生クリームが付く。
- 北見沙弥と庄野杏奈が、ブログ人気ランキングを争う女優同士だと分かる。
- 杏奈が沙弥の秘密を知っていると匂わせ、沙弥が動揺する。
- 米原桜子が、杏奈の世話係として登場する。
- 桜子が沙弥の504号室を訪ね、封筒とハート型覗き穴が後の準備として効く。
- 庄野杏奈が604号室で頭から血を流して死亡し、部屋はカードキーが残った密室状態になる。
- 604号室の床にカードキーと生クリーム跡が残る。
- 沙弥の部屋の自撮り棒と、消えたプチファルコンが手がかりになる。
- ブログ写真と漫画の並びから、杏奈が知っていた秘密は沙弥の実年齢29歳だったと分かる。
- 北見沙弥が犯人と判明し、事件後に黒田兵衛が警視庁捜査一課管理官として現れる。
アニメ「ブログ女優の密室事件」の犯人やトリックは?

この事件の犯人は、北見沙弥です。
被害者は庄野杏奈で、沙弥は桜子の録音・映像を利用して杏奈にドアを開けさせ、自撮り棒で撲殺しました。
密室は、プチファルコンと糸を使ってカードキーを室内へ戻すことで作られていました。ここでは、犯人、動機、トリック、決め手、結末の順番で整理します。
犯人は北見沙弥
庄野杏奈を殺害した犯人は、北見沙弥です。
沙弥は杏奈とブログ人気ランキングを争う女優であり、杏奈が自分の秘密を握っていると感じていました。
事件の表面にはブログ人気争いがありますが、根っこには沙弥自身の隠したい過去と強い恐怖があります。
沙弥は、杏奈が桜子以外にはドアを開けないことを利用しました。米原桜子の姿や声を使う材料を準備し、杏奈に桜子が来たと思わせてドアを開けさせます。
杏奈の警戒心そのものを逆手に取る犯行なのが、かなり悪質です。
凶器は沙弥の部屋にある自撮り棒です。ブログ女優として自然に持っていそうな道具が、実際には殺人の凶器になっていました。
自撮り棒、ブログ写真、プチファルコンという現代的な小道具が全部事件に絡むところが、この回の特徴です。
動機はひき逃げを知られたと思い込んだ誤解
沙弥の動機の背景には、過去に車で男性をはねて逃げたことがあります。
杏奈がブログで沙弥の秘密を知っていると匂わせたため、沙弥はそのひき逃げ事故を暴かれると思い込みました。この恐怖が、沙弥を犯行へ向かわせます。
ただし、実際に杏奈が知っていた秘密は、ひき逃げ事故ではありませんでした。杏奈が握っていたのは、沙弥が実年齢を偽っており、実際は29歳だということです。
沙弥が本当に恐れていた秘密と、杏奈が実際に匂わせていた秘密がズレていたことが、この事件の一番苦いところ。
もちろん、誤解があったからといって殺人は正当化できません。沙弥は、自分の罪が暴かれる恐怖から杏奈を殺してしまいました。
ブログ上の匂わせと自己保身が、取り返しのつかない殺人へ変わってしまう後味がかなり重いです。
トリックは桜子の録音・映像とプチファルコン密室
沙弥のトリックは、桜子に見せかけて杏奈にドアを開けさせる仕掛けと、プチファルコンでカードキーを戻す密室工作の二段構えです。
入室方法と密室作りを別々に見ると、かなり整理しやすくなります。
準備:桜子の姿と声を使う材料を用意する
沙弥は、504号室のドアに貼った封筒とハート型覗き穴などを利用し、米原桜子の姿や声を使う準備をしていました。
杏奈は桜子以外にドアを開けないため、桜子が来たように見せる必要があったわけです。
ここがかなり計画的です。杏奈の警戒心を知ったうえで、その警戒を突破するために桜子を利用しています。
桜子本人は犯人ではないのに、信頼されている立場を利用されるのが嫌な怖さです。
実行:杏奈にドアを開けさせ、自撮り棒で殺害する
沙弥は、桜子が来たように見せて杏奈にドアを開けさせました。そして604号室に入り、自撮り棒で杏奈を撲殺します。
杏奈は桜子だと思ってドアを開けたからこそ、沙弥は密室の内側へ入ることができました。
自撮り棒は、普段ならブログや写真のための道具です。けれどこの事件では、杏奈を殺すための凶器になっています。
ブログ女優という設定と凶器がつながっているのが、見せ方としてかなり怖いです。
発覚回避:プチファルコンと糸でカードキーを室内へ戻す
殺害後、沙弥はプチファルコンと糸を使ってカードキーを室内へ戻し、オートロックの密室を作りました。
外から出たあとでも、カードキーが部屋の中にあるように見せたわけです。ここで、元太のケーキに落ちたプチファルコンが大きく効いてきます。
プチファルコンには生クリームが付いていました。
そのため、604号室の床に残った生クリーム跡が、プチファルコンが部屋に入ったことを示します。楽しいケーキバイキングの汚れが、密室工作を崩す証拠へ変わるのが気持ちいいです。
綻び:消えたプチファルコンと生クリーム跡が残る
トリックの綻びは、沙弥の部屋からプチファルコンが消えていたこと。
さらに604号室の床に生クリーム跡が残っていたことで、元太のケーキに落ちたプチファルコンが密室工作に使われた可能性が浮かびます。
自撮り棒も、沙弥の部屋に残る重要な物証です。
凶器を自室へ持ち帰ったことが、沙弥の犯行を示します。
プチファルコン、自撮り棒、生クリーム跡、カードキーがつながることで、密室の見え方が一気に崩れます。
決め手は自撮り棒、プチファルコン、生クリーム跡、ブログ写真
決め手の入口になるのは、沙弥の部屋にある自撮り棒。
これは杏奈を殺害した凶器であり、沙弥が犯行後に持ち帰ったものとして見えます。凶器が沙弥の部屋にあることで、杏奈殺害と沙弥が直接つながります。
プチファルコンの消失も大きいです。沙弥の部屋から消えたプチファルコンは、密室工作に使われた可能性を示します。さらに604号室の床に残った生クリーム跡は、元太のケーキに落ちたプチファルコンが杏奈の部屋に入ったことを説明します。
生クリーム跡がただの汚れではなく、密室を崩す決定打になるのが見事です。
604号室に残されたカードキーは、プチファルコンと糸で室内へ戻されたことで説明できます。504号室の封筒とハート型覗き穴は、桜子の姿や声を利用する準備につながります。密室の鍵とドア開けの仕掛けが、別々の小道具から一本線で沙弥へ向かいます。
さらに、杏奈のブログ写真の几帳面さ、沙弥のブログ写真に本人がほとんど写らないこと、漫画の並びから「沙弥は29歳」と読めることも重要。
これにより、杏奈が知っていた秘密がひき逃げ事故ではなく、沙弥の年齢だったと分かります。
物証で犯行を崩し、ブログ写真で動機の誤解まで回収する構成がかなり綺麗です。
結末は北見沙弥の誤解による殺人として明らかになる
結末として、北見沙弥が庄野杏奈を殺害した犯人だと判明。
沙弥は、杏奈が自分のひき逃げ事故を知っていると思い込み、桜子の録音・映像でドアを開けさせ、自撮り棒で杏奈を撲殺しました。
その後、プチファルコンと糸でカードキーを室内へ戻し、密室を作ります。
しかし、杏奈が実際に知っていた秘密はひき逃げではなく、沙弥の実年齢が29歳であることでした。
沙弥は、自分が本当に恐れていた秘密と、杏奈が握っていた秘密を取り違えたまま殺人に走ってしまったわけです。
この後味はかなり苦いです。ブログ人気争い、秘密の匂わせ、見栄、年齢詐称、過去の罪が絡み、最後には取り返しのつかない殺人になります。事件が解決したあとも、沙弥の誤解と自己保身の重さが残ります。
そして事件後、黒田兵衛が警視庁捜査一課管理官として現れます。ここで物語は、単発事件の後味からRUM疑惑の不穏さへ切り替わります。
密室殺人の真相が解けた直後に、黒田の存在で次の緊張が残る締め方がかなり印象的です。
アニメ「ブログ女優の密室事件」のhuluやアマプラはある?
アニメ「ブログ女優の密室事件」はhuluとAmazonPrimeVideoで配信されています。
コナンを取り扱っているVODでは、様々なアニメコナンが見れるので登録をおすすめします!
【関連記事】映画「名探偵コナン」が無料で見放題の配信サイト
アニメ「ブログ女優の密室事件」の感想

814〜815話「ブログ女優の密室事件」は、ケーキバイキングの平和な空気から一転、ブログ対決の裏で密室殺人が起きる前後編です。
SNS時代らしく“現場”だけでなく“投稿”が証拠になるのに、最後は黒田の登場で背筋が冷える。日常と縦軸が同居していて、温度差が最高でした。
甘い空気から一転する前編の落差が強烈
阿笠博士の福引きで当たったケーキバイキング、探偵団がはしゃぐ平和な導入がまず楽しい。そこへ“プチファルコン”が突っ込むのも可愛くて、完全に日常回のテンションです。
ところが北見沙弥と庄野杏奈が現れた瞬間、空気が変わる。ブログ順位バトル(負けたら丸坊主)に加えて「秘密を公表する」という圧が、静かに殺気を混ぜてくるのが怖い。杏奈の付き添いが千葉刑事の小学校時代の後輩・米原桜子なのも、さりげない縁として効いています。
そして杏奈が「桜子以外が来てもドアを開けない」と念押ししたのに、夕方には604号室のオートロック密室で撲殺体。甘い会場から最悪の現場へ叩き落とす落差が完璧で、前編の締めとしてゾッとさせられました。
ブログ×小道具で解く“現代の密室”が気持ちいい
後編の面白さは、証拠が部屋の中だけじゃなく“ブログにも散らばっている”ところ。杏奈が几帳面に写真を上げる一方、沙弥の投稿は自分がほぼ写らない。この対照がヒントになるのが今っぽくて好きです。
ドアに貼られた封筒のハート型覗き穴、消えたプチファルコン、自撮り棒、床に落ちたカードキーと生クリーム跡…小さな違和感が一本線でつながっていく快感があります。
探偵団が部屋に押しかけ、コナンが玩具ヘリを飛ばして“回収の仕方”を見せる場面まで推理のピースになるのが爽快。最後に変声機で阿笠博士の声を借りて畳み掛けるのも、王道の決め手でスッキリしました。
黒田管理官の登場で縦軸が進む余韻が最高
事件後の余韻を全部持っていくのが黒田兵衛。灰原がケーキを選びながら「長野県警の黒田」の話を振る時点で不穏なのに、後編では目暮たちが電話で「管理官」に指示を仰ぎ、返答が“コナンの言う通りに”という異様さで緊張が走ります。
ラストで黒田が警視庁捜査一課の新たな管理官として姿を見せ、隻眼で大柄=RUMの噂と重なる要素が一気に現実味を帯びる。灰原がスッとコナンの後ろに回る警戒も刺さって、事件は解けたのにコナンだけ落ち着けない後味が最高でした。
米原桜子(千葉の後輩)も再登場を期待させるし、日常回に見えて縦軸が進む回。こういう“不穏が増える”タイプの前後編は、やっぱり好きです。
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