原作コナンの方も盛り上がっていますが、5月のアニメコナンでは妃英理が登場したりと盛り上がっていました。
前回の903話「似た者同士が犬猿の仲」ではアニメオリジナルシリーズでしたね。今回は2018年6月2日、9日に放送される107話・108話「モグラ星人謎の事件 前編・後編」についてお届けします。
100台のお話ということで、今回はデジタル・リマスター版となります。結構昔のお話なので覚えている人もそんなにいない気がしますね。
今回は以下の流れでお伝えしていきます。
昔のお話とあり、少し深くまで公開しますのでお付き合いいただければと思います!
※ここからはネタバレを含むため注意が必要です。
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「モグラ星人謎の事件」は何巻?原作で何話?

さて6月に放送される今回のお話ですが、原作対象漫画は何の話?と思う方もいるかと思いますが、実はこのお話はアニメオリジナルストーリーだったのです。
昔のアニメコナンでもオリジナルストーリーがあったんだ!という方もいるでしょう。放送日は1998年6月29日・7月6日と20年近く前のお話に…。コナンも長いですね笑
前編・後編のお話で結構な見応えがあるため、初めて観る方は楽しめるような内容になっています。
1時間スペシャルの184話「呪いの仮面は冷たく笑う」の時と同じ感じで楽しめるかなと思います。忘れている方もいると思うので必須です!
アニメ「モグラ星人謎の事件」はhuluやアマプラはある?
アニメ「モグラ星人謎の事件」はhuluとAmazonPrimeVideoで配信されています。
コナンを取り扱っているVODでは、様々なアニメコナンが見れるので登録をおすすめします!
アニメ「モグラ星人謎の事件」の簡単なあらすじ

公式HPのあらすじはこちら↓
洋館の庭に野球のボールを入れてしまったコナンたちは、ボールを取らせてもらおうと頼みに行くが、洋館の主・綿貫義一に追い返されてしまう。
しかたなく毛利探偵事務所に戻ると、テレビの「仮面ヤイバー」に出てくるモグラ星人そっくりの幸田という男が小五郎を訪れ、綿貫に殺された妹が庭に埋められていると言いだした。
107~108話「モグラ星人謎の事件」のネタバレ&事件の流れ

この前後編は、前編で“綿貫の庭に死体がある”と思わせ、後編でその前提自体をひっくり返す作りになっています。
だから時系列を追う時は、幸田の行動だけでなく、綿貫が何を恐れていたのかを見ると流れがつかみやすいです。
洋館のボール探しから、失踪事件へつながる
建設途中で止まったマンション敷地で野球をしていたコナンたちは、元太の打ったボールを隣の洋館へ飛ばしてしまいます。
表門から事情を話して返してもらおうとしますが、家主の綿貫義一は庭に入ることすら許しません。
しかも2階からは双眼鏡で工事現場を見ていて、ただの気難しい老人よりもっと妙な空気がある。
事務所へ戻ると、そこへ現れたのが幸田正夫でした。
幸田は、1カ月前から行方不明の妹・幸田早苗が、株の損失補填でもめた綿貫に殺され、庭へ埋められたと訴えます。
ここでまず引っかかる違和感は、綿貫が庭へ誰も入れたがらないことと、幸田の思い込みが強すぎることの両方が成立していることでした。
幸田は庭を掘れず、代わりに別の事件を起こす
小五郎は「他人の庭へ勝手に入って掘るのは違法だ」と依頼を断ります。
そこで幸田は強引な手段へ出ます。
翌日、綿貫が病院へ行くタイミングを狙って行動を起こすと見て、少年探偵団は張り込みを開始。
ところが起きたのは、まさかの宝石店強盗でした。
犯人は幸田本人で、逃走中に駅階段へ宝石を一つ落とし、電車で逃げたように偽装します。
その後、マンホールから綿貫邸の裏口前へ現れ、庭中を棒で突いて回る。
ここで事件は急に複雑になりますが、実は幸田の行動は一貫しています。
庭を掘り返す正当な理由を警察に作らせること、それが宝石強盗の本当の目的でした。
庭を全部掘っても、遺体は出てこない
コナンの通報で警察が来ると、幸田は宝石を庭の複数の穴へ分けて埋めたと自白します。
こうすれば、庭全体を掘り返さなければ捜査にならない。
幸田は最初から自首するつもりで、逃げ切る気などありませんでした。
目暮たちは強盗事件の捜査として綿貫の庭を徹底的に掘り返しますが、出てくるのは宝石だけで、早苗の遺体は見つかりません。
ここで普通なら「幸田の勘違いだった」で終わりそうなのに、コナンだけは綿貫の表情に引っかかり続けます。
庭を掘られているのに余裕を崩さず、どこか安心したように笑っている。
本当に見るべきだったのは、幸田の焦りではなく、綿貫の余裕の方だったと後から分かる展開です。
風向きと工事音が、“庭に埋まっている”を崩す
後編でコナンは、まず「持田進一が土を掘る音を聞いた」という証言を見直します。
持田は酔っていたものの、路地の左側から音がしたと言っていた。
ところが、その夜は強い東風が吹いていて、持田はライターの火をつけるため西を向いていた。
つまり、左側は洋館ではなく建設現場側だったわけです。
ここで“庭に埋めた”という前提が崩れます。
さらにコナンは、半月前から工事が急に止まったことと、綿貫が建設現場を双眼鏡で監視していたことをつなげる。遺体があるのは、掘り返された庭ではなく、工事が再開されれば長く発見されないはずだった建設現場。
この切り替えが、この事件のいちばんきれいな反転でした。
コスモスの種が、埋葬場所を示していた
決め手になるのは、早苗が会社を出る時にもらったコスモスの種です。
コナンは、新一と電話で話したことにして小五郎と目暮たちを綿貫邸へ集め、2階の窓から建設現場を見せます。
そこから下水道を通ってマンション敷地へ出られること、綿貫が夜の工事音に紛れて遺体を運べたこと、そして植木のそばにコスモスが芽吹いていることを示し、早苗の遺体はその下に埋まっていると断言。
発掘の結果、遺体は本当にそこから見つかります。
つまりこの事件の最後の手掛かりは、犯人が残した物ではなく、被害者がたまたま持っていた小さな花の種でした。
だからこそ、ラストで幸田がそのコスモスを妹のように大切に持ち帰る流れが強く残ります。
真相は殺人ではなく、事故死の隠蔽だった
すべてが明らかになったあと、綿貫義一は「殺すつもりはなかった」と崩れます。
株の損失を埋めろと迫ったあと、取引を打ち切るため2階へ上がろうとした綿貫を、早苗が謝りながら追いすがって腕をつかんだ。
綿貫がそれを振り払った拍子に、早苗は階段から落ちて頭を強く打ち、そのまま死亡したというのが真相です。
だからこの回は、名前の通り“殺人事件”ではありません。
事故死を起こした男が、発覚を恐れて遺体を遠くへ隠した事件です。
とはいえ、事故だったから軽いわけではない。むしろ、助けも呼ばずに遺体を埋め、1カ月も兄を苦しめ続けたことの方が重い。
最後に残るのは、犯人当ての爽快感より、どうしてすぐ警察を呼べなかったのかという苦さです。
タイムライン(事件の流れを整理)
- 少年探偵団が建設中止マンションで野球をし、ボールを拾いに行った先で綿貫義一と遭遇する。
- 幸田正夫が、行方不明の妹・早苗は綿貫に殺され庭へ埋められたと小五郎に依頼する。
- 幸田は宝石強盗を起こし、庭を警察に掘らせるため宝石を綿貫邸へ埋める。
- 庭を全部掘っても遺体は見つからず、コナンは工事音の方向と東風へ注目する。
- 遺体は綿貫邸の庭ではなく、下水道で運ばれた建設現場の植木の下にあったと判明する。
- 真相は、綿貫が早苗を振り払った際の事故死と、その後の死体遺棄だった。
107~108話「モグラ星人謎の事件」の犯人&トリック

この回は、タイトルだけ見ると「モグラ星人みたいな男が何か企んでいる事件」に見えますし、前編の終わり方も幸田正夫が怪しさの中心です。
けれど、実際に解くべき本体はそこではありません。
コナンが暴くのは、幸田早苗がどう死に、なぜ庭を掘っても遺体が出てこなかったのかという一点。
つまり、この事件の本質は“殺人トリック”ではなく、“事故死をどう隠したか”にあります。
犯人
ただし、幸田早苗を死なせ、その後に遺体を隠した当事者は綿貫義一でした。
真相は、株の損失をめぐる言い争いの末、綿貫が追いすがる早苗の腕を振り払ったことで彼女が階段から落ち、頭を強打して死亡したというもの。
事件の性質は殺人ではなく事故死+死体遺棄となります。
動機
綿貫は早苗を最初から死なせるつもりだったわけではありません。
早苗は東都証券米花支店の営業で、綿貫が買った株の値下がりをめぐって責任を追及されていました。
綿貫は補填を求めても断られ、取引を打ち切るため2階へ上がろうとする。
そこで早苗が謝罪しながら追いすがり、綿貫はその腕を振り払った。
その瞬間、早苗は転落して亡くなります。
つまり発端は怒りと焦りですが、そこから先に働いたのは“発覚したくない”という保身です。
殺意よりも、事故を起こしてしまった後の隠蔽の方が、この事件では重要でした。
トリック
トリックは、死体の隠し場所と運び方にあります。
綿貫は自宅の庭に埋めたと見せかけたわけではなく、実際にはもっと発見されにくい場所を選びました。
5月8日の夜、表通りでは工事が行われていて、多少の掘削音がしても不自然ではない。
綿貫は裏口前のマンホールから下水道へ入り、シャベルと早苗の遺体を運び、建設途中のマンション敷地へ出て植木の下に埋めたのです。
マンションが完成すれば、そこは数十年掘り返されない。
その読みで隠したわけです。
しかも、後に工事が止まったことで不安になり、綿貫は病院へ行く以外ほとんど外に出ず、2階から双眼鏡で現場を監視し続けていました。
つまり“トリック”の核心は、庭から別の場所へ死体を移すという発想そのものでした。
決め手
決め手は二つあります。
ひとつは風向き。
持田進一は“左側から土を掘る音がした”と証言しますが、その夜は東風が強く、ライターに火をつけるため西を向いていた。
すると左側は洋館ではなく建設現場になります。
もうひとつがコスモスです。
早苗は会社を出る時、同僚からコスモスの種をもらっていました。
その種が遺体を埋める時にこぼれ落ち、植木のそばで芽吹いていた。
風向きが“音の出どころ”を、コスモスが“埋葬場所”を示したわけです。
どちらも派手ではないのに、真相を一気に開く強い証拠でした。
結末
コナンの推理どおり植木の下から早苗の遺体が見つかり、綿貫義一はその場で真相を語ります。
幸田正夫は妹を探すために宝石強盗という別の犯罪まで犯しましたが、最終的にはその事情が酌まれ、執行猶予となります。
ここがこの事件の切ないところで、幸田は正しい方法ではなかったにせよ、本気で妹を見つけたかっただけなんですよね。
だからラストで、彼がコスモスの苗を故郷へ持ち帰り、“妹だと思って大切に育てる”と語る場面がすごく重い。
事件解決のあとに残るのは、犯人を捕まえた爽快感より、ようやく妹を見つけられた兄の静かな悲しみです。
107~108話「モグラ星人謎の事件」の感想&まとめ

“モグラ星人”という変わった題名に反して、真相はかなり重い前後編です。
怪しげな洋館、マンホール、強盗、そしてコスモスまで、バラバラの要素が最後に一本へつながる作りがきれいでした。
題名はコミカルなのに、事件の後味はかなり苦い
この回、最初の印象はかなり変です。
モグラ星人そっくりの依頼人、洋館、マンホール、少年探偵団の張り込み。
タイトルも見た目も少しコミカルで、アニオリらしい軽い雰囲気さえあります。
でも実際に見終わると、印象はかなり重い。
妹を探したい兄の執念、事故を隠すために死体を埋めた老人、そして真相が分かっても誰も本当に救われない感じが残るんですよね。
幸田の宝石強盗も、方法としては間違っているのに、気持ちだけはすごく分かってしまう。
この“入り口の軽さと中身の苦さ”の落差が、この前後編のいちばん印象的なところでした。
少年探偵団回なのに、推理のロジックがかなり硬い
少年探偵団が中心にいる回というと、少し柔らかい事件を想像しやすいですが、この話はロジックがかなり硬いです。
風向きで音の方向を補正する話、マンホールと下水道で死体の運搬経路を読む話、工事中止の意味、双眼鏡での監視、さらにコスモスの種まで使って埋葬地点へ届く。
しかも、前編で「庭に埋めた」と思わせるから、後編の反転がより効く。子どもたちが張り込みや情報収集で活躍する一方、推理の本体はかなり本格派なんですよね。
アニオリ前後編の中でも、構造のまとまりが強いタイプだと思います。
コスモスの結末が、この事件を忘れにくくしている
最後にいちばん残るのは、やっぱりコスモスです。
被害者の早苗が会社でもらった種が、遺体の在りかを示す手掛かりになり、事件解決後は兄の手元に戻っていく。
これが単なる証拠品で終わらないから、この回は強いんですよね。
幸田は妹を生きて取り戻せなかったし、宝石強盗までしてしまった。
でも、その苗だけは持って帰れる。
しかも“妹だと思って育てる”という言い方が、すごく静かで重い。
ミステリとしての決着はついているのに、感情のほうはきれいに晴れない。
この切なさがあるから、「モグラ星人謎の事件」はアニオリの中でも後味まで含めて印象に残る前後編だと思います。
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