2012年3月3日放送の「探偵事務所籠城事件(勃発)(狙撃)(解放)」。
前回のアニメ放送は646話・647話「幽霊ホテルの推理対決」でした。
世良真純が初めて登場した後の話。
世良がコナンに会うために毛利探偵事務所に行くと…そこで立て籠もり事件が起きてしまいます…。
今記事では648話〜650話「探偵事務所籠城事件(勃発)(狙撃)(解放)」は原作のお話なのか?アニオリなのか?などを簡単なあらすじを含めて解説します。
※ここからは簡単なネタバレを含むため、注意してください。
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アニメ648話〜650話「探偵事務所籠城事件」は何巻?原作で何話?
アニメ放送されている「探偵事務所籠城事件(勃発)(狙撃)(解放)」は原作コナンの話となり、対象の単行本は73〜74巻です!
名探偵コナン73巻に掲載されている話↓
File1:時の刃
File2:時の支配人
File3:死ぬほど美味いラーメン
File4:ラーメンと毒薬
File5:眼鏡越しの真実
File6:截拳道
File7:ボウヤと同じ探偵
File8:世良の迂闊な推理
File9:名推理を聞かせろ!
File10:あだ名の法則
File11:狙撃可能!
名探偵コナン74巻に掲載されている話↓
File1:ページをめくれない本
File2:動画サイト
File3:壺と猫
File4:歩美の痕跡
File5:どっちが名探偵なんだ?
File6:阿部ちゃん
File7:魔法の料理
File8:EYE(イーワイイー)
File9:バームクーヘン
File10:クレイジーダイヤモンド
File11:誓いの実況見分
アニメ「探偵事務所籠城事件」の簡単なあらすじ

公式HPのあらすじはこちら↓
蘭、園子と同じクラスに転校してきた女子高生探偵の世良真純。早速、世良とも仲良くなり、3人で蘭の家、毛利探偵事務所に遊びに行く事に。何やらコナンに興味があるような素振りの世良だが… そこへ女流ミステリー作家と名乗る3人の女性が訪れる。3人はミステリー作家・沢栗未紅の兄から呼び出されたと言うが、すぐに訪れた兄・沢栗勲は、いきなり拳銃を発砲し、その場にいた人物を威嚇して毛利探偵事務所に立て籠もる!
蘭と世良の機転を利かせた攻撃で制圧したかに見えたが、沢栗勲は体に爆弾を巻きつけていた…!! 急遽、緊迫した立て籠もり事件、その要求は、3人の女流ミステリー作家の中にいる、妹を殺した犯人を見つけるべく、名推理を聞かせろとのことだった。
阿笠邸で少年探偵団と共にいたコナンは、世良の携帯電話を駆使したとっさの判断により推理に参加することになるが、事件を解くと誰かが死ぬという過酷な状況で推理をすることに…!!
https://websunday.net/episode/12128/
アニメ「探偵事務所籠城事件」の登場人物

「探偵事務所籠城事件(勃発)(狙撃)(解放)」の登場人物
・江戸川コナン
・毛利蘭
・毛利小五郎
・阿笠博士
・灰原哀
・小嶋元太
・吉田歩美
・円谷光彦
・鈴木園子
・世良真純
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アニメ「探偵事務所籠城事件」の簡単なネタバレ&伏線

2回目の登場にしてコナンのことを怪しんでいることがわかるお話。
この事件で、毛利探偵事務所に男が立てこもってしまいます。
現場には世良と蘭がいますが、コナンは電話が繋がった状態ですが、工藤新一として推理をします。
この物語の見どころは、世良真純は犯人は亡くなっても良いと思ってますが、蘭は新一なら誰も死なさないと信じて話します。
そして、新一が誰も死なさないように推理するシーンがかっこいいのでおすすめです!
※ここからは、「探偵事務所籠城事件(勃発)(狙撃)(解放)」の簡単なネタバレ&伏線を解説します!
① コナンを探る世良真純
世良はコナンに会いたいと言い、放課後に蘭と一緒に毛利探偵事務所へ。
ところがその日に限ってコナンは阿笠博士の家に泊まり、翌朝から少年探偵団とキャンプの予定…つまり不在でした。
世良が探偵と聞き、小五郎が関心を持って自分のことを知っているか聞くと、
世良真純「難事件を色々解決したみたいだな!」
世良真純「…そして、いつもそばには…あの江戸川コナン君がいたんだよね?」
と何やら探りを入れている様子…。
明らかにコナンを疑っていますね。
あとエピローグでの出来事。
今回はコナンが電話越しに新一の声で推理を話し、事件を解決するのですが、蘭に会わずに帰ったことにしています。
それを聞いた世良は、
世良真純もしかしたら、顔を見せられない理由があったのかもね…
これ、サラッと流れてますが、コナンと新一に何かあると考えて言った発言とも捉えられます。
今回はまだ世良がコナンに確信を持ったわけではないですが、いずれにしてもコナンを疑っていることが考えられますね!

② コナンは世良に会ったことがある?
阿笠博士の家でのコナンと灰原とのやり取り。
どうやらコナンは、『幽霊ホテルの推理対決』の事件で、自分に推理させるためにわざと世良が間違えていたと気付いていました。
工藤新一の声で推理を披露したことに焦る灰原。
コナンは、
江戸川コナン「ああするしか思いつかなかったし…」
江戸川コナン「それにアイツ、敵じゃないっいうか…何かどこかで会った気がするんだよな…」
と話しました。
コナンと世良はまさかの初対面ではない…?
コナンと世良の関係性の伏線となるシーンです!
世良真純はコナンの正体を知ってる?

③ 世良と新一の探偵としてのスタンスの違い
この回では、推理だけじゃなく「探偵のスタンスの差」がハッキリ出てきます。
世良は窓の外に到着したSITや、支援に入ったSATの動きを察し、爆弾犯を狙撃で終わらせるルートへ持っていこうとする。
犯人を負傷させてでもその場を切り抜ける選択を取ろうとします。
一方で、新一(コナン)は、あえて嘘の推理を混ぜて勲を揺さぶり、爆弾のスイッチを手放させ、誰も負傷者を出すことなくその場を切り抜けました。
犯人であっても命を切り捨てず、犠牲者を出さないために、その場を救う答えを選ぶ。
これこそ、コナンの探偵としてのスタンスだなと思います!
アニメ「探偵事務所籠城事件」の事件の流れ

ここからは「探偵事務所籠城事件」の流れを時系列で整理します。
世良真純がコナンに会いに来る日常パートから、毛利探偵事務所が爆弾付きの籠城現場へ変わる温度差が強烈。
さらに、過去の沢栗未紅死亡事件の再推理が、今まさに起きている籠城事件の解決と直結します。真相へ近づくほど人質の危険も増す、かなり緊迫した構成です。
世良真純がコナンに会うため毛利探偵事務所へ向かう
物語は、世良真純がコナンに会うため、蘭たちと毛利探偵事務所へ向かうところから動きます。帝丹高校へ転校してきた世良が、ただ学校で蘭や園子と関わるだけでなく、コナンのいる場所へ踏み込んでくるのが大きいです。
この時点では事件の危険よりも、世良がなぜコナンを気にしているのかが引っかかります。前回初登場したばかりの世良が、単発ゲストではなく継続キャラとして動き出す感じがかなり強いです。日常の入り方なのに、すでに少し不穏なんですよね。
女流ミステリー作家3人が事務所を訪れる
毛利探偵事務所には、光井珠実、湯地志信、二瓶純夏の女流ミステリー作家3人が訪れます。ここから、沢栗未紅の死亡事件へ話が入っていきます。日常の訪問だったはずの場面が、過去の死をめぐる再推理へ変わるのが不穏です。
3人の中に何かを隠している人物がいるのか、沢栗未紅の死は本当に自殺だったのか。この段階では依頼や相談のような空気ですが、あとで籠城事件の人質と容疑者が同じ場所に集まっていたことがかなり効いてきます。3冊のサイン本も、この時点から重要な手がかりとして置かれています。
沢栗勲が拳銃とダイナマイトで立てこもる
沢栗未紅の兄・沢栗勲が、拳銃を発砲し、腹に巻いたダイナマイトで毛利探偵事務所に立てこもります。ここで空気は一気に変わります。いつもの探偵事務所が、外から簡単に手を出せない危険な閉鎖空間になるんですよね。
沢栗勲の目的は、妹の未紅を殺した犯人を見つけて殺し、自分も死ぬことです。この時点で、事件は過去の真相究明だけでなく、現在進行形の人質救出へ変わります。人質の中には蘭、園子、世良、作家3人もいるため、誰が真犯人なのかを間違えると、その場で新たな死が起きかねない怖さがあります。
世良が蘭の携帯を通話状態のままにする
籠城中、世良は蘭の携帯を閉じたふりをしながら、通話状態を維持します。この行動によって、外にいるコナンは毛利探偵事務所内の状況を聞けるようになります。完全に閉じ込められた事件に見えて、外部との細い糸がつながる場面です。
世良の冷静さがここでかなり出ます。普通なら恐怖で固まりそうな状況で、外のコナンへ情報を流す判断ができる。この機転があるから、コナンは電話越しに事件へ参加できます。蘭にとっても、外にいるコナン側へ希望をつなぐ流れになっています。
コナンが新一の声で電話越しに推理する
コナンは新一の声を使い、電話越しに沢栗未紅の死亡事件を推理し始めます。籠城事件の解決が、過去の未紅死亡事件の再推理と直結する流れです。推理ショーの気持ちよさはありますが、今回はかなり危険です。
沢栗勲は妹の真相を知りたくて立てこもっています。つまり推理の出し方ひとつで、勲の行動が変わる可能性があります。新一の声で事件を動かす場面に、世良がどう反応するのかも気になるところです。名探偵の推理と正体問題の緊張が、同じ電話越しに重なります。
SNS投稿、動物あだ名、3冊のサイン本、スリッパ証言が整理される
未紅のSNS投稿、動物あだ名、3冊のサイン本、スリッパの温かさをめぐる証言が整理されます。「ゾウ」=二瓶、「キツネ」=湯地、「ネズミ」=光井という対応が見えてくることで、事件当時の未紅の周囲にいた人物が少しずつ絞られていきます。
未紅の「まだ居座ってる」という投稿も重要です。誰がその場に残っていたのか、誰の証言が食い違っているのか。籠城の緊迫感の中で、過去事件のピースが少しずつはまっていくのが気持ちいいです。ただし、その推理が進むほど、勲の復讐心も刺激される怖さがあります。
沢栗勲が光井珠実を犯人だと思い込む危険が生まれる
推理の一部から、沢栗勲が光井珠実を犯人だと誤認しかけます。ここがかなり怖いです。推理が真相へ近づくはずなのに、途中の情報だけを受け取った勲が暴走すれば、光井が殺される危険があります。
光井珠実は一度犯人のように見える流れがありますが、真犯人ではありません。この回の怖さは、間違ったタイミングで真相の一部だけが出ると、人を救うはずの推理が逆に人を殺しかねないところです。コナンが慎重になる理由がよく分かります。
世良が狙撃による制圧も視野に入れる
世良はSIT・SATの配置を読み、沢栗勲を狙撃して制圧する可能性も視野に入れます。爆弾を巻いた籠城犯がいる以上、その判断は現実的です。感情ではなく、人質全体を守るための冷静な選択肢なんですよね。
ただ、この選択肢が出ることで、事件の空気はさらに重くなります。勲を撃てば人質は助かるかもしれない。けれど、それは誰かを死なせる解決です。ここで世良の現実的な判断と、蘭が信じる新一のやり方が対比になっていきます。
蘭が「新一なら誰も死なせない」と信じる
蘭は、新一なら誰も死なせないと信じます。狙撃という冷たい選択肢が見えている中で、この言葉の温度がかなり刺さります。蘭はただ理想を言っているだけではなく、これまで見てきた新一への信頼でそう思っているのが良いです。
世良にとっても、この信頼は印象に残るはずです。新一とはどんな探偵なのか。コナンはどう動くのか。蘭の信頼が、コナンの探偵としての在り方を浮き上がらせる場面です。
ここからコナンは、誰も死なせないためのかなり難しい道を選ぶことになります。
コナンが沢栗勲を止めるために偽の推理を使う
コナンは沢栗勲を動揺させるため、未紅が死神の幻覚を見て自殺したという偽の推理を一時的に使います。これは本当の真相ではありません。勲が爆弾のスイッチを握り続けているため、まずその手を緩めさせる必要があったわけです。
ここは推理ものとしてかなり異質です。正解を言うのではなく、命を救うためにあえて嘘を挟む。推理が真実のためだけでなく、最悪の結末を避ける手段として使われるのが、この回の最大の見せ場です。コナンの苦しい判断が伝わってきます。
SIT突入で沢栗勲が制圧される
沢栗勲が爆弾のスイッチを緩めた隙に、SITが突入して勲を制圧します。これによって、籠城事件そのものは死者を出さずに解放へ向かいます。張り詰めていた空気が、一気にほどける場面です。
ただ、これで全てが終わったわけではありません。勲は未紅を殺した犯人ではなく、復讐に走った籠城犯です。ここからようやく、沢栗未紅を本当に殺した人物の真相へ戻れるようになります。救出の安心感と、まだ残る事件の苦さが同時にあります。
湯地志信の犯行が暴かれる
籠城事件の後、沢栗未紅を殺害した真犯人が湯地志信だと明かされます。未紅の死は自殺ではなく、湯地が薬で眠らせ、風呂場で手首を切って自殺に見せかけた殺人でした。さらに、未紅の携帯から沢栗勲へ「サヨウナラ」メールを送り、勲が部屋へ来る状況を作っていました。
決め手になるのは、動物あだ名、スリッパ証言、サイン本の状態です。特に湯地のサイン本の小口が不自然に整っており、ページ内部に血の痕跡が残っていたことが、犯行時に血を浴びた証拠として効いてきます。籠城の危機から、作家同士の恨みと証拠回収へ空気が変わるのがかなり苦いです。
コナンが世良にどこかで会った気がすると感じる
事件後、コナンは世良真純に対して、どこかで会った気がすると感じます。籠城事件も未紅殺害事件も解決しますが、世良の謎だけは静かに残ります。事件の後味が単発で終わらない理由がここにあります。
この回で赤井家やメアリーの情報まで確定するわけではありません。けれど、世良がコナンと新一の関係を探っているような余韻と、コナン側の既視感が重なることで、次の世良回への興味がかなり高まります。事件は終わったのに、世良という人物の謎が一段深くなる締め方が良いです。
- 世良真純がコナンに会うため、蘭たちと毛利探偵事務所へ向かう。
- 光井珠実、湯地志信、二瓶純夏の女流ミステリー作家3人が事務所を訪れる。
- 沢栗未紅の兄・沢栗勲が、拳銃とダイナマイトで毛利探偵事務所に立てこもる。
- 世良が蘭の携帯を通話状態のままにし、外のコナンが状況を把握できるようにする。
- コナンが新一の声を使い、電話越しに沢栗未紅の死亡事件を推理する。
- SNS投稿、動物あだ名、3冊のサイン本、スリッパ証言が整理される。
- 沢栗勲が光井珠実を犯人だと誤認しかける危険が生まれる。
- 世良が狙撃による制圧も視野に入れる。
- 蘭が「新一なら誰も死なせない」と信じる。
- コナンが沢栗勲を止めるため、未紅の死を自殺とする偽の推理を使う。
- 沢栗勲が爆弾のスイッチを緩めた隙にSITが突入し、人質が解放される。
- 沢栗未紅殺害の真犯人が湯地志信だと暴かれる。
- 事件後、コナンが世良にどこかで会った気がすると感じる。
アニメ「探偵事務所籠城事件」の犯人は誰?

犯人・動機・トリック・決め手・結末を整理します。
沢栗未紅殺害の犯人は湯地志信で、探偵事務所籠城犯は沢栗勲です。
沢栗勲は妹の死の真相を追って立てこもった人物であり、未紅を殺した犯人ではありません。
犯人:沢栗未紅殺害犯は湯地志信、籠城犯は沢栗勲
沢栗未紅を殺害した犯人は湯地志信。
湯地は未紅を薬で眠らせ、風呂場で手首を切って自殺に見せかけました。さらに、未紅の携帯から沢栗勲へ「サヨウナラ」メールを送り、勲が部屋へ来るように仕向けています。
一方、探偵事務所に立てこもった犯人は沢栗勲。
勲は妹を殺した犯人を見つけて殺し、自分も死ぬつもりで毛利探偵事務所に立てこもりました。ここを混同すると事件の構造が大きくズレます。未紅殺害事件と籠城事件はつながっていますが、犯人の役割は別です。
動機:作家としての道を奪われた湯地の恨みと、妹を失った勲の復讐心
湯地志信の動機の背景には、沢栗未紅のデビュー作が自分との合作に近いものだったという認識があります。
しかし未紅は成功後、その事実を認めませんでした。湯地が自作を出版社に持ち込んでも、未紅の作風に似ているとして扱われ、自分の作家としての活躍の場を奪われたように感じていました。
引き金になったのは、未紅が合作に近い事実を認めず、合作公表も拒んだこと。
湯地にとっては、自分の人生ごと踏みにじられたように感じる出来事だったのかもしれません。けれど、その怒りが殺人へ向かった時点で取り返しがつきません。
決定打は、湯地が未紅を殺害し、自殺に見せかける計画へ進んだこと。
一方の沢栗勲は、妹を殺した犯人を見つけて復讐しようとしました。湯地の恨みも、勲の怒りも、人の人生が壊れた先に生まれています。だからこの事件は、解決してもかなり苦いです。
トリック:未紅を自殺に見せかけ、勲を呼び出して逃走偽装を作る
準備:未紅を眠らせ、自殺に見せる状況を作る
湯地志信は、沢栗未紅を薬で眠らせ、風呂場で手首を切って自殺に見せかけます。未紅の死を他殺ではなく自殺に見せることが、最初の大きな偽装です。さらに、未紅の携帯を使って沢栗勲へ「サヨウナラ」メールを送ります。
このメールによって、勲が未紅の部屋へ来る状況が作られます。つまり、湯地は殺害だけでなく、発見者となる勲の動きまで利用していたわけです。ここがかなり悪質です。
実行:勲が窓を割って入る流れを利用する
沢栗勲は、未紅からの「サヨウナラ」メールを受け、部屋へ向かいます。そしてベランダ伝いに窓を割って部屋へ入る流れになります。この行動が、湯地にとって都合のいい偽装材料になります。
勲が窓を割って入ったことで、犯人が窓から逃げたようにも見える形が生まれます。湯地は勲の焦りと妹を心配する気持ちまで、犯行後の状況作りに利用していました。勲の怒りが後に籠城事件へつながることを考えると、かなり救いがないです。
発覚回避:サイン本やスリッパ証言で容疑をぼかす
発覚を避けるため、湯地の犯行は自殺偽装と第三者逃走のような形でぼかされています。さらに、SNS投稿や動物あだ名、スリッパの温かさをめぐる証言が絡むことで、光井珠実が犯人のように見える流れも生まれます。
ただし、光井珠実は真犯人ではありません。事件内のミスリードとして光井へ疑いが向きますが、最終的に証拠は湯地志信へつながっていきます。この一度ひっくり返す構成が、籠城中の緊張をさらに高めています。
綻び:サイン本の小口とページ内部の血が真相を示す
トリックの綻びは、3冊のサイン本の状態に出ています。湯地のサイン本の小口が不自然に整っており、血痕を消すために削ったと考えられます。けれど、ページ内部には血の痕跡が残っていました。
ここで、湯地のサイン本が犯行時に血を浴びた可能性が浮かびます。表面を整えて消したつもりの証拠が、内部に残っていたという回収がかなり気持ちいいです。本という小道具が、作家たちの事件らしく決定打になるのも印象的です。
決め手:動物あだ名、スリッパ証言、サイン本が湯地へつながる
SNSの動物あだ名の法則は、未紅の投稿に出てくる相手を整理する手がかりになります。「ゾウ」=二瓶、「キツネ」=湯地、「ネズミ」=光井という対応が見えてくることで、投稿の意味が変わります。未紅の「まだ居座ってる」という投稿は、事件当時に未紅の近くにいた人物を示す材料になります。
スリッパの温かさをめぐる証言の食い違いも重要です。誰がいつ部屋にいたのか、どのタイミングで未紅のもとに近づいたのかを切り分ける材料になります。ここで光井に向いた疑いと、湯地へ向かう真相が整理されていきます。
最後に効くのが、3冊のサイン本の状態です。湯地のサイン本の小口が不自然に整っていたことは、血痕を削って消した可能性を示します。さらにページ内部に残った血の痕跡が、湯地のサイン本が犯行時に血を浴びたことを示します。投稿、証言、本の状態が一本線でつながり、湯地志信が真犯人だと浮かび上がるのがかなり気持ちいいです。
結末:籠城事件は死者を出さずに終わり、湯地の犯行が暴かれる
結末では、コナンが新一の声で沢栗勲を説得し、勲が爆弾のスイッチを緩めた隙にSITが突入。
籠城事件は死者を出さずに解放されます。ここには大きな救いがあります。勲も人質も殺さずに止められたことが、この回の一番大事な着地点です。
その後、湯地志信が沢栗未紅を殺害し、自殺に見せかけていたことが暴かれます。
コナンの「未紅は自殺した」という推理は、最終真相ではなく、沢栗勲を止めるためのはったりでした。ここを押さえると、この回の構成の上手さがよく分かります。
事件後には、湯地の作家としての恨み、勲の復讐心、世良がコナンと新一の関係を探るような余韻が残ります。
籠城事件としては誰も死ななかった。でも、未紅は戻らず、湯地の罪も消えません。解決の爽快感よりも、ギリギリで最悪を避けた重さが残る回です。
アニメ「探偵事務所籠城事件」の名言/名セリフ

世良真純「撃て!!」
犯人が狙撃手の射程範囲に入った時に心の中で言った言葉。
毛利蘭「新一なら誰も死なせたりしないから!絶対!!」
蘭は犯人を死に追い込むようなことをしないというのを信じているセリフ。
世良真純「君は思ったより手強いってことがね!」
世良真純が最後に蘭に言った名言。今回の事件を通して、蘭に思った感想。
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アニメ「探偵事務所籠城事件」のhuluやアマプラはある?
アニメ「探偵事務所籠城事件(勃発)(狙撃)(解放)」はhuluで配信されています。
コナンを取り扱っているVODでは、様々なアニメコナンが見れるので登録をおすすめします!
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アニメ648話〜650話「探偵事務所籠城事件」の感想&まとめ
日常拠点の毛利探偵事務所が、拳銃と爆弾の籠城現場へ変わる緊張感が強い回です。世良の機転とコナンの信念も深く刺さります。
①毛利探偵事務所が籠城現場になる温度差が怖い
毛利探偵事務所は、コナン本編の中でもかなり安心できる日常拠点です。
そこが沢栗勲の発砲とダイナマイトで、一気に危険な籠城現場へ変わるのが本当に怖いんですよね。普段なら小五郎が依頼を受け、蘭がいて、コナンが出入りする場所なのに、今回は人質が閉じ込められる空間になります。身近な場所が危険に変わる落差が強いから、事件の圧がかなり残ります。
それでも、最後に誰も死なせず解放される流れには救いがあります。
探偵事務所という場所の意味まで揺さぶる、かなり緊迫した回でした。
②世良と蘭の判断の違いが刺さる
世良が狙撃による解決も考える一方で、蘭が「新一なら誰も死なせない」と信じる対比がかなり刺さります。
世良の判断は冷静で現実的です。爆弾を持った籠城犯を前にすれば、その選択肢が出るのも自然なんですよね。でも、蘭の信頼があることで、事件の空気が少し変わります。
ただ犯人を止めるのではなく、どう止めるのか。ここに探偵としての価値観が見えます。蘭の信頼に応えるように、コナンが誰も死なせない解決へ持っていく流れが胸にきます。
③コナンが嘘の推理を使って命を守る構成が強い
この回で一番印象に残るのは、コナンが真相をすぐに暴かず、沢栗勲を止めるために偽の推理を使うところ。
普通の推理回なら正解を出せば気持ちいいですが、この回では真相の出し方を間違えると誰かが死にます。だからこそ、コナンが推理を命を守るために使うのが強いんですよね。沢栗勲を動揺させ、爆弾のスイッチから手を緩めさせる判断には、かなり苦い緊張感があります。
その後で本当の真相へ戻り、湯地志信を追い詰める流れも綺麗です。推理の快感よりも、誰も死なせない信念が強く残る回でした。
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