映画「探偵はBAR」をオマージュした今回のシリーズも最終話を迎えます。前回のFile854「探偵はBARで推理する」では、BARで殺害された被害者のトリックをコナンが見つけたみたいです。
警察ですら見つけられない凶器はどこにあるのでしょうか?
ここからは855話の簡単なネタバレと感想(考察)をお届けしていきます。
こちらのFile855はアニメで738話・739話「小五郎はBARにいる 前編・後編」放送された原作となります!!
※ここからはネタバレの内容になるため注意してください。
名探偵コナンの最新話について
↓サンデーで掲載されている名探偵コナンの最新話については以下記事をチェックしてください↓
▼【参考記事】▼
名探偵コナンの最新話の考察&ネタバレについて
File855「探偵はBARで事件を解決する」のネタバレ
コナンと小五郎がBARにいると。バーテンダーである福井柚嬉(ふくいゆずき)より、たまに店内で“ポンッ”という音が鳴り、ゆずの小香りがするという相談をうけた。
そんな中、4人客でいた同じ会社の人たち。部長の薄田周史(うすだちかふみ)、岸浦実夏(きしうらみか)、初村健策(はつむらけんさく)小暮紋平(こぐれもんぺい)が飲んでいましたが。
部長の薄田が毒殺されてしまいました。しかし、その凶器がわからないまま。。。しかし、コナンはあることに気づきました。
855話のネタバレ① 小五郎が推理をするも…
小五郎は心の中で怪しいのはダーツの矢を持ってきた木暮と、アイスピックで氷を砕いて水割りを作っていた実夏であると思うが、どちらも血液反応が出てこなかった。
ここで小五郎は目暮警部と高木刑事に推理を話します。
小五郎「わかりましたよ警部殿!犯人はもめていたという客ですよ…
もう帰ってしまったようですが、その客が用意してた毒針を犯行後に持ち去ってしまったのなら…店内から凶器が見つからないのもうなずける…」
と、小五郎が話を続けようとしますが…。
もう一人の小五郎が話す
小五郎(コナン)「…と思いでしょうが実はそうじゃない…」
と、コナンが変声機を使って話します。ここで小五郎は探偵はBARにいる風に心の中で「もう一人の自分を心の中で飼っているが…」と思うのです。
小五郎(心の声)「全く自覚がない…得体の知れない何かに体を乗っ取られた気分だ…いやいや、それより問題は…その後、俺の首筋に走る微かな痛み…」
と思い、コナンが麻酔銃を打つと…
小五郎(心の声)「そうそうコレコレ!そして問答無用で襲い来る猛烈な睡魔…恐らく俺の脳細胞がフル回転している代償だろうが…最近、俺はこの眠りが心地いい…何故ならば…」
と寝てしまうとのでした。
855話のネタバレ② 小五郎が目覚めると…
柚嬉「毛利さん…毛利さん…毛利さん!?もうみんな帰っちゃいましたよ!」
と目が覚めるとBARのバーテンダーである福井柚嬉に起こされました。あれ…いつものコマ割りと違いますね…。
福井が言うには、小五郎は既に推理ショーを終わらせていたとのこと。
事件のトリックを柚嬉が解説する
小五郎は自分で推理をしていないため、木暮や実夏が凶器っぽいものをもっていたが、血や毒がついていないことを指摘しました。
本当は事件を解決したはずの小五郎に質問された柚嬉は疑問に持ちながら、再度推理をちゃんと理解できたのかの確認ですねと今回のトリックについて解説します。
ここで、柚嬉がフィルムケースに水を3分の1ぐらい入れた後に、発泡入浴剤を入れる。
そして、フィルムケースのフタが下になるように置いておき、2分半から3分を待つと…
「ポン!カン」
なんとフィルムケースがロケットのように打ち上がり、天井にぶつかりました…。
このまま推理ショーのシーンに戻る
眠りの小五郎でこのまま推理ショーの回想シーンに戻ります。
眠りの小五郎「水に触れた発泡入浴剤が炭酸ガスを発生させ…フィルムケース内で充満したガスがケースのフタを押し開け、ロケットのように高く舞い上がる…」
さらにフィルムケースからは柚子の香りがし、これは犯人が柚子の香り付きの発泡入浴剤を使用したことになります。
つまり、今まで福井が疑問に思っていた謎の音と、柚の香りはここからやってきたのです。
そして、これはダーツの先端を取り、フィルムケースに粘土でつけて、毒針を天井に刺すという巧妙な手口になります…。
さらに筒状のポスターを立てて、発射口にすることで確実に天井に針がいく準備をしておりました。
855話のネタバレ③ 犯人は〇〇
ここまでの証拠が揃っているため、犯人は事前に準備ができたマイダーツを贈った小暮ということになりました。
木暮は事前に矢の先端にど毒を塗ったままケースに入れておける、そしてフィルムケースロケットのトリックはポスターのそばにいた木暮しか仕掛けられないことになる。
小暮は他の二人がビリヤードにやっている最中に、寝ている薄田に毒針を指しその矢を外す、そして予め準備をしていたダーツに付け替えました。
毒がついた方はフィルムケースの底に粘土で固定し、自分の股の間にでも挟んでおけば隠せるし、後は他の2人の気を逸らせて、フィルムケースロケットをテーブルの上に仕掛けるだけ。
準備ができたら、カウンターにいる小五郎の方に、二人の気を紛らわせている間にテーブルに仕掛けて、自分がシャンパンと開けるタイミングでロケットを発射させたとのこと…。
なんとも巧妙なワナになります。そして、天井にはその凶器が刺さったままになっているのでそれが証拠となります。
トリックを使用後の後処理は?
ここで目暮警部は天井に刺さっているのが矢の先端であるなら、フィルムケースが落ちてくるのでは?と言うも。
眠りの小五郎「もちろんそうですが…その時は被害者の大事なポスターにシャンパンがかかってパニクってる状態…落ちて来ても慌ててテーブルを拭いたせいでケースをはじき飛ばしたと思うくらいですよ…
ちなみに床に落ちたはずみでケースからはがれた粘土を…私を踏んでしまったわけですが…その粘土にHDPEという文字が逆さに形どりされていたのは…フィルムケースの底には大抵そう表示されているから…」
と、トリックの全容がわかってきて、残った発泡入浴剤は自分のビールにも入れたのでは?というのでした。そして最後に
眠りの小五郎「まあ、彼の完全犯罪もこの眠りの小五郎が居合わせたせいで…泡と消えたわけですがね…」
現実世界に戻ってくる
ここで目が覚めた小五郎と柚嬉の会話に戻ります。
犯人の動機は、部長にひどいパワハラを受けて自殺した会社の同僚の敵討ちであったとのこと。
小五郎はこの一連の流れを聞いて、真の俺はすごいと相変わらず勘違いしていましたね。
小五郎「そーいやぁ、あの眼鏡のボウズ…俺を置いて帰っちまったのかよ?」
柚嬉「高木刑事と何か話した後 血相を変えて飛び出してったから…何の話しだったんだろ?スリがどうのこうのって聞こえたけど…」
と、たしかにここにいるはずのないコナンがいないのはおかしいのでした。
855話のネタバレ④ コナンは慌ててお店に出ていた
コナンは事件を解決した後に、高木刑事に一度、神社で起きた事件のことを聞き直しました。
高木刑事「ああ…覚えてるかい?弁崎桐平って人…」
コナン「うん…銀行強盗事件の時にジョディ先生と一緒に人質になったて人でしょ?」
高木刑事「そうそう…あの後来た彼の奥さんにジョディさんんはガムテで口や目をふさがれたって言ってたけど… その時、強盗犯は連れがいない人にその役をさせたらしんだ…身内だと手加減するから
あの事件で夫の桐平さんも人質だったと言ってたんならつじつまが合わないんだよ…妊婦さんが強盗半を欺いてそんな無謀な賭に出るわけないし…」
コナンが実際に家は行ったの?と質問すると…。
なんとFile852「赤井秀一の消息」で出てきた弁崎という男の家を高木刑事が訪れると、なんと弁崎はスリの事件に関わった覚えは全くないと言われてしまいます。
そして、弁崎は独身であり、妻もいなかったとのこと…。
つまり、あの時の弁崎はバーボン(安室)で、その妻はベルモットであったことにコナンはパニックになりました。。。
コナン「まさか…まさか…まさか!?」
と思いながら、コナンはそのまま焦りながら走っていくのでした。
File855「探偵はBARで事件を解決する」の感想
今回のBARの事件は物語調であっという間に終わってしまいましたね。
一番気になったのは、困難がバーボンとベルモットに調査されていたことでした。つまりあの事件のジョディ先生との会話で、バレてはいけないことがバレたかもしれませんね。
今後の黒の組織の動向に注目していきましょう!
バーボンについてコナンが焦っていた理由の考察はこちら↓
次回のお話はこちら
コメント