「黒ずくめの謀略のネタバレを知りたい!」
「FBI連続殺人事件(黒ずくめの謀略)の考察や解説を知りたい!」
名探偵コナンの中でも神回の1つでもあるFBI連続殺害事件(黒ずくめの謀略)のお話。
※アニメでは「黒ずくめの謀略」となります。
単行本の100巻にも掲載されている話であり、シリーズだけで6話と超ロングで濃厚です。
そのため1つ1つを解説していかないと多い部分があり、この記事では詳しく解説していきます。そう言えば、こういう前提条件があった!など細かな部分も解説していくので、これから見る方も再復習したい方もぜひチェックしてください!
※ネタバレ有りなので注意してください!
黒ずくめの謀略の発端はFBI捜査官が殺害されたことから
物語のスタートからジンとウォッカがFBI捜査官を連続で殺害します。この時にわざとFBIのIDを抜き取るようにして動いています。
この理由としては命を取った人物の身元をわからないようにすることで、ニュースであっても身元不明の外国人と報道させる狙いがあります。身元がわからないことでFBIにまさか自分の仲間が亡くなってると思われず、FBIの警戒を削ぐことができます。
冒頭時点で、黒の組織はFBIの暗号のやり取りを傍受しているため、このやり取りを続けることでFBI捜査官をあぶり出して、一人一人確実に仕留めるという狙いがあります。
黒の組織はFBIの暗号を解読していた
今回FBI捜査官は待ち合わせ場所に黒の組織のメンバーがおり、仕留められてしまうという構図でした。つまりFBIがやり取りをしていた暗号の解読方法を組織は把握していたことに繋がります。
組織は前もって情報を得て、待ち伏せして仕留めるという形で、複数人のFBI捜査官の命を狙いました。
3日前にアーロン捜査官、一昨日、昨日、今日はジムとチェンとどんどんやられてしまいました。
黒の組織の狙いはFBIの戦力ダウン
日本国内にいるFBI捜査官の多くは、日本の許可なく国内にいる黒の組織を探っている状態です。そのため、捜査官が亡くなっても公に動くことはできません。
そこでどんどんメンバーが亡くなれば、人員を減らして対応という形もあります。
FBIは組織にとっては邪魔な存在であり、一人でも多く戦力を削っておきたいと考えています。ジンは冒頭でFBI捜査官に拠点を吐く気はあるか?といっており、FBIの拠点を一応聞こうとしていました。
拠点がわかれば一気に叩けますが、FBI捜査官は口が堅いため、吐かないため確実に一人ずつ命を狙っている状態になります。
FBIの暗号の解読方法|黒ずくめの謀略のネタバレ
※コナンが拾った暗号↑
今回使用されている暗号について、FBI捜査官はバレないで場所を伝えられると自信を持って共有していましたが、コナンに一瞬でバレてしまいました。
暗号に記載があるのがは
- 待ち合わせの住所と場所
- 日付と時間
この2つ。暗号メールはこれで連絡を取り合っていました。
暗号メールの解読の鍵は「反転」
メールは3行でできており、1行ずつ下反転させることで、文字列が完成するというもの。
すると1行目には待ち合わせの住所、2行目には待ち合わせ場所の詳細、3行目に時間となります。
こうなるとコナンが発見したジム捜査官の暗号は
「米花町3丁目5番地 カフェ「グアバ」 10月3日16時」
となります。ここで待ち合わせしていたジム捜査官は黒の組織によって狙撃して殺害されてしまいました。
暗号は特別なツールを使って反転して見られており、組織はこれで大丈夫と思っていましたが、コナンが一瞬で解いたように組織も法則さえわかれば、ツールを作って解けてしまいます。
漫画の中でもベルモットが暗号を並び替えていた後の暗号を見ていたので、一瞬で法則性を見破られてしまいました。
コナン達は偽の暗号を流すもRUM(ラム)に見破られてしまう
※↑コナン達が流した嘘の暗号
コナンとFBI側は現在、黒の組織側に暗号の解読方法がバレている状態であり、この状態を逆手にとり組織をハメようと考えていました。嘘の情報を流して、そこに待ち伏せする組織を迎え打つというもの。
待ち合わせ場所近辺に怪しい人影がないかとビルの上で潜んでいた所、そのビルにいる人物や周りで張っていたFBI捜査官がどんどん撃たれてしまいます。
つまり黒の組織側に「嘘の暗号でおびき寄せるという作戦がバレていた」ということです。
これに気づいたのが黒の組織のナンバー2であるRUMです。
RUMに暗号が嘘だとバレた理由
※今回の暗号の反転させたもの↑
今回の暗号は
「果出風町1丁目4番地 地下駐車場 10月3日19時」
です。ちなみに今回暗号を作ったのがジョディであり、その前がFBI捜査官である人物となります。
今回の問題点は「果出風町」の「ふ」の部分。今回の暗号をここは「HU」と書いていました。
事の発端のジンに仕留められた人物の待ち合わせの時の暗号は「古糸町」→「FURUITO」でした。
この「FU」の部分。ヘボン式で「ふ」を「FU」と書いていました。つまり「ふ」の書き方で、違う人物が作っていたことをラムに罠だとバレてしまいました。
ジョディは小学校の先生の友達(渋谷夏子)がおり、その人にローマ字を学んでいたため今回のように日本人が作ったかのような暗号になってしまいました。
FBI連続殺害事件/黒ずくめの謀略のキーは「キャメル」
FBIにおいて赤井秀一は組織では死んだことになっており、見つかってはいけません。※そのための沖矢昴の変装
意外な事実として、FBI捜査官のアンドレ・キャメルも生きていてはいけない人物となります。赤と黒のクラッシュでキールが組織へ逃げる時に運転手を殴り脱出。その後、車が爆発して、運転手も死んだことになっていました。
この運転手というのがキャメルだったのです。
もし、黒の組織の中でキャメルのことを見たことがある人物がいた場合、もしキャメルが生きているとわかったら、キールが裏切り者となってしまい、消されてしまいます。
そのため、キャメルは赤井秀一と同様に生きていてはいけない人物となります。
【関連記事】【解説】赤井秀一が生きてると知ってる人一覧
コルンがキャメルのことを見たことがあると言う
一度キールがキャメルを狙撃して海に落とした後、黒の組織のコルンが…
コルン「俺…今の奴…どこで見た気がする…」
とまさかのキャメルを過去に見たという発言が出てきます。もう一度見れば思い出す…と言い、これによってキールは自分の命の危機を感じます。
キールはことある毎にキャメルの捜索を打ち切るように言う
コルンがキャメルを見たことがある…と言ってからキールはことある毎にキャメルの捜索を止める素振りを見せます。
- キャメルが隣の島に行ったのでは?
- キャメルの面を割らせないために頭を狙ったり
- 対岸に誰かが撃ってきてるのを疑っていない
など様々な点で守ろうとしています。最終的には赤井秀一の起点でなんとか逃がすことができました。
最終的にコルンは…
キャメルの死の偽装を行った後に、ベルモットがキャメルのことを思い出します。
ベルモットは緋色シリーズの前にジョディに変装して、キャメルと会話をしており、そのことを思い出しました。赤と黒よりも後なので、誰かしらが思い出したらピンチですね…。
ベルモットはキャメルの写真をコルンに見せると…
コルン「間違いない…コイツ見た…2年前…RUMが送ってきた写真…コイツだった…」
となったのです。つまり赤と黒の時ではなく、2年前に見たことを思い出したのです。
そしてこれを聞いた組織のナンバー2はキャメルのことを思い出すのでした。
【関連記事】キャメルと黒の組織のRUM(ラム)の関係
キャメル死す?キャメル偽装死のトリックとは?
今回のキーパーソンであるキャメルは、最後の最後に「キャメルは撃たれてなくなった?」と思われる名シーンがありました。
このシーンについて?結局どういうこと?ということを解説していきます。
まず結論から言うと、キャメルは無事に生きています笑
撃たれたように見せて実はとある準備をしていました。ここからはキャメル
キャメルは今回頭ではなく、背中を撃たれる?
今までのジンの行動だと人を始末する時に確実に“頭”を狙っていました。ピスコを射殺する時、赤井秀一の射撃命令を出す時も全て頭でした。
そして今回も頭を狙う想定で、キールが頭を狙おうとするとジンが
ジン「いや、背中だ…心臓を狙え」
とまさかの背中でした。
これはコルンがキャメルの顔を見たことがあるということで、キャメルの顔を拝みたいということで、今回は頭ではなく背中だったのです。
そして背中を撃たれたキャメルは血を吐いてしまいます。
「キャメルは撃たれる?」キャメルは赤井に言われて準備をしていた
まず、観光案内所にあったコピー用紙の束を2つ、背中にガムテープでぐるぐるに巻きつけました。
これによってまずはキャンティが撃った銃は貫通せずにコピー用紙でなんとか受け止めました。
そして、問題は胸から出ていた血です。これはセーターの前に血のりが入っているハンティング帽とペンライトを仕込みました。
そうすると撃たれた時に浮き出たペンライトの部分を赤井秀一が打ち抜きます。そうするとちょうど背中を撃たれて血が出たと勘違いさせることに成功しました。
赤井秀一は1300ヤード先から狙撃ができるという前提でこの偽装トリックが成立したのでした。
赤井秀一は手榴弾も撃ち抜く
キャメルの血のりを撃ち抜いた後、黒の組織のメンバーはキャメルを木っ端微塵にするために、海に手榴弾を投げようとします。
ただ、これも赤井秀一が打つことによって海に手榴弾が落ちずに助かりました。
黒ずくめの謀略でRUM(ラム)の正体が判明する ※ネタバレ有り
黒ずくめの謀略の最大のネタバレは長年、組織のナンバー2って誰だったのか?というのが判明する回です。
ラム候補は、若狭留美、脇田兼則、黒田兵衛の3人ですが、この3人の中からついにラムの正体がわかります。
物語の最後にわかります…アニメだと「黒ずくめの謀略 正体」で判明します。
【関連記事】RUM(ラム)の正体が確定するのは何話で何巻?
物語の中でラムについて触れられる
実はキャメルが逃げている時にキャメルがRUMについて触れており、ジンがラムがが何かをしており、
「ふざけた名前」で活動している。という情報が入ります。
キャメル経由でコナンと赤井(FBI)にラムの情報が入ります。
【関連記事】RUM(ラム)の「ふざけた名前」の正体は誰?
ラムの正体は〇〇
ここからはネタバレになってしまいますが、キャメルの話を聞いたラムは懐かしいですね…みたいな感じになり、本来の顔が出てきます。
その正体というのは、いろは寿司で働いている「脇田兼則」でした。
脇田は左目に眼帯がありましたがそれが義眼であり、脇田の姿に変装して普段から行動していたのです。
ただ、これがわかっているのが視聴者側であり、コナンやFBI再度は正体がわかっていない状態です。先程伝えた通り「ふざけた名前」という情報で情報が入ってきます。
【関連記事】黒の組織No2「RUM(ラム)」の正体は脇田兼則で確定?
黒ずくめの謀略/FBI連続殺害事件で安室ことバーボンが登場してない?
今回の事件で黒ずくめの組織は総動員でメンバーを派遣しています。
ただ、そのメンバーの中でバーボンが登場していないと気づいた人も多いです。バーボンは探り屋としての能力をかわれており、今回の事件の前段階ではいるという感じは十分にあります。
そうなってくると現場はジン達が動くといういつものパターンでバーボンは登場していなかっただけというのは考えられます。
以下の記事について黒ずくめの謀略でのバーボンについて解説しているので、ぜひチェックしてください↓
【関連記事】黒ずくめの謀略/FBI連続殺害事件でバーボン(安室)が登場しなかった理由
FBI連続殺害事件(黒ずくめの謀略)のまとめ
今記事では100巻に掲載されているFBI連続殺害事件についてまとめました。
前半戦の暗号の解読方法や、赤井秀一やキャメルの死亡のトリックなど細かく解説しました。何度も見ないとわからない伏線もあったりするので、ぜひチェックしてくださいね!
今回の事件はキャメルがキーとなってるので、そういった視点でも見るのもおすすめです!
【関連記事】黒ずくめの謀略(FBI連続殺害事件)は何巻?原作の何話まで?
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