バウムクーヘンの事件!?「毒と幻のデザイン」のネタバレ&伏線&真犯人は誰?

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2012年4月21日〜2012年5月12日放送の「毒と幻のデザイン」

前回のアニメ放送は651話「コナンVS平次 東西探偵推理勝負」でした。

1つ前のお話で服部平次が大阪から東京にきた後のお話です!今回は長野県警も別軸で登場します!

今記事では「毒と幻のデザイン」は原作orアニオリなのか?などを簡単なあらすじを含めて解説します。

※ここからは簡単なネタバレを含むため、注意してください。

この記事の目次

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アニメ652話〜655話「毒と幻のデザイン」は何巻?原作で何話?

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アニメ放送されている「毒と幻のデザイン」は原作コナンの話となり、対象の単行本は74〜75巻です!

74巻「File8:EYE(イーワイイー)、File9:バームクーヘン、File10:クレイジーダイヤモンド、File11:誓いの実況見分」

75巻「File1:奥様の告白文、File2:親子の間の錯視」

名探偵コナン74巻に掲載されている話↓
File1:ページをめくれない本
File2:動画サイト
File3:壺と猫
File4:歩美の痕跡
File5:どっちが名探偵なんだ?
File6:阿部ちゃん
File7:魔法の料理
File8:EYE
File9:バームクーヘン
File10:クレイジーダイヤモンド
File11:誓いの実況見分

名探偵コナン75巻に掲載されている話↓
File1:奥様の告白文
File2:親子の間の錯視

File3:小五郎さんはいい人
File4:本物の眠りの小五郎
File5:偽小五郎の名推理
File6:千葉刑事の初恋の人
File7:覚えてませんか?
File8:君ってもしかして
File9:プライベートアイ
File10:遺伝子情報(ゲノム)
File11:
炎へと回帰する運命

アニメ「毒と幻のデザイン」の簡単なあらすじ

公式HPのあらすじはこちら↓

死者から手紙が送られてきたという平次。その手紙に示された大阪の家へ和葉が赴くと、そこにいたはずの不気味な人間が急に消える出来事が起こったと言う。

死者からの手紙の謎を解くべく、知り合いのデザイン会社社長・若松耕平の邸宅へ行く事に。しかしその場所で、専務の椎名正繁が買ってきたバームクーヘンを口にした途端に社長の息子・若松育郎が死ぬという不可思議な事件が起こる!

その殺人は、以前に社長が殺された事件と何かしらの関係があるようだが…

長野県警の大和警部の協力もあり、少しずつ事件の真相に近づくがその途端に…!?

https://websunday.net/episode/12131/

アニメ「毒と幻のデザイン」の登場人物

「毒と幻のデザイン」の登場人物
・江戸川コナン
・毛利蘭
・毛利小五郎
・服部平次
・遠山和葉
・目暮十三
・高木渉
大和敢助
・上原由衣
・諸伏高明
世良真純

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アニメ「毒と幻のデザイン」のhuluやアマプラはある?

アニメ「毒と幻のデザイン」はhuluで配信されています。

コナンを取り扱っているVODでは、様々なアニメコナンが見れるので登録をおすすめします!

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アニメ「毒と幻のデザイン」のネタバレ&伏線

アニメ652話〜655話「毒と幻のデザイン」は、若松家の連続殺人を描きながら、シリーズ的には米原桜子の初登場、蘭と和葉の恋愛トーク、長野県警の捜査参加が残る回です。

事件は錯視・文字・毒が絡むかなり濃い本格推理ですが、恋愛面ではロンドン告白の余波が平次と和葉にも広がるのが大きいです。

米原桜子が初登場する

この回は、後にも登場する家政婦キャラ・米原桜子の初登場回。

東京の若松邸で家政婦として登場し、若松家の事件に関わる人物の一人として物語に入ってきます。

事件の本筋は若松耕平、若松育郎、若松芹香、佐竹よしみをめぐる連続殺人ですが、その横で米原桜子という継続キャラが自然に配置されているのがポイントです。

初登場時の米原桜子は、事件の中心人物として強く押し出されるというより、若松家の空気を内側から知る家政婦として出てきます。

だからこそ、この回を見返すと「ここが桜子さんの入口だったのか」と分かる楽しさがあります。

単発事件の関係者に見えて、後続回にもつながる人物がさらっと出てくるのがコナンらしいです。若松家の重い事件の中で、シリーズの生活圏が少し広がる初登場でもあります。

蘭がロンドンで新一から告白されたことを和葉に話す

この回では、蘭がロンドンで新一から告白されたことを和葉に話します。

ロンドン編で大きく動いた新一と蘭の恋愛が、ここで別カップルにも波及していくんですよね。若松家の事件はかなり重いのですが、その合間に蘭と和葉のガールズトークが入ることで、空気がふっと柔らかくなります。

蘭が照れながら和葉に話すことで、ロンドン告白が「終わった出来事」ではなく、今もちゃんと余韻として続いていることが分かります。

新一と蘭の進展が、和葉の背中を押す形になるのが温かいです。事件の伏線ではありませんが、シリーズ全体の恋愛軸としてはかなり大事な共有です。新蘭の一歩が、平次と和葉の関係にも火をつける感じが良いんですよね。

和葉が平次へ告白しようとする

蘭のロンドン告白話を聞いた和葉は、自分も平次へ気持ちを伝えようとします。

ここがかなり可愛いです。事件の緊張感が続く中で、和葉が勇気を出そうとする流れが入るので、読者側としても「今度こそ言えるのか」と一気に気になります。

ただし、告白は成立しません。平次が途中でコナンのもとへ行ってしまい、和葉の言葉は届かないまま終わります。この“あと少しだったのに”というもどかしさが、平次と和葉らしいんですよね。

進みそうで進まない、でも確実に和葉の気持ちは前へ出ている。

この告白未遂は、平和ラブコメのじれったさがかなり詰まった場面です。

長野県警が捜査に関わる

この回では、大和敢助、上原由衣、諸伏高明の長野県警組も捜査に関わります。

軽井沢の別荘で起きた若松耕平の事件を調べ、風呂場のダイイングメッセージを追う流れが入るため、東京の若松邸で進むコナン・平次側の推理と、長野県警側の捜査が並走します。

長野県警組が出ると、事件の空気がぐっと締まります。

コナンと平次だけでなく、警察側も高い推理力で真相へ迫っていくのが気持ちいいです。特に諸伏高明がいることで、単なる現場確認では終わらない読み応えが出ます。

過去の軽井沢事件と現在の東京事件が、別々の場所で少しずつ一本線へ近づいていく構成がかなり良いです。

アニメ「毒と幻のデザイン」のあらすじ&事件の流れ

ここからは「毒と幻のデザイン」の流れを時系列で整理します。

死者から届く手紙、和葉が見る「EYE」の文字、若松邸で続く毒殺という、不気味な導入から一気に重い連続事件へ落ちる回。

錯視や文字認識を使ったトリックが重なり、タイトル通り“見え方”そのものが事件の鍵になります。さらに、事件の合間に蘭と和葉の恋愛パートが入るため、怖さと温かさの落差も印象的です。

平次に死者・若松耕平から手紙が届く

物語は、服部平次のもとに、すでに亡くなっている若松耕平から手紙が届くところから始まります。

この導入がまず不気味です。死んだはずの人物から手紙が届くというだけで、普通の依頼ではない空気が一気に漂います。

誰が何のために手紙を送ったのか。耕平の死には何が隠されているのか。

事件が始まる前から、少しホラー寄りの温度で引き込んでくるのが上手いです。平次と和葉が巻き込まれていく導入としてもかなり強いです。

和葉が大阪の若松邸で「EYE」の文字と消える人物を見る

和葉は大阪の若松邸の風呂場で、髪の長い人物と「EYE」の文字を目撃します。

手紙の不気味さが、今度は目に見える怪奇現象のような形で具体化します。人影が消え、文字も消えるという流れは、初見だと本当にゾクッとします。

ただ、この怪奇感こそが後の推理への前振りです。

「EYE」の文字や風呂場の違和感は、若松耕平のダイイングメッセージをめぐる流れへつながっていきます。怖いと思ったものが、あとで人間の工作として回収されるのが気持ちいいです。

コナン、平次、蘭、和葉たちが東京の若松邸へ向かう

大阪での不気味な出来事を受けて、コナン、平次、蘭、和葉たちは東京の若松邸へ向かいます。

ここで、怪奇現象のようだった話が、若松家の現在の人間関係へ広がります。若松育郎、若松芹香、佐竹よしみ、米原桜子らが関わり、デザイン会社という舞台も見えてきます。

若松家には何が隠されているのか。耕平の死と現在の若松邸はどうつながるのか。

怪談のような入り口から、家族・会社・過去の死をめぐる人間ドラマへ空気が変わるのが印象的です。ここから事件は一気に現実の連続殺人へ向かっていきます。

若松育郎がバームクーヘンを食べて毒死する

若松育郎がバームクーヘンを食べ、毒死します。

ここで、耕平の過去の死だけでなく、現在進行の毒殺事件が発生します。不気味な手紙や消える文字を追っていた流れから、目の前で人が死ぬ事件へ切り替わる落差が強いです。

視聴者が引っかかるのは、なぜ育郎が毒入りのバームクーヘンを選んだのかという点です。誰が毒を仕込んだのか、耕平の死とどう関係しているのか。

ここでバームクーヘンの見え方そのものが、後にジャストロー錯視のトリックとして回収されていきます。

長野県警が軽井沢の別荘で耕平のダイイングメッセージを調べる

一方で、長野県警の大和敢助、上原由衣、諸伏高明は、軽井沢の別荘で若松耕平のダイイングメッセージを調べます。

東京の若松邸で現在の事件が動く一方、軽井沢では過去の事件が再検証される構成です。場所が分かれているのに、真相は少しずつ近づいていきます。

風呂場に残された血文字は何だったのか。なぜ見え方が変わったのか。

長野県警側の捜査によって、過去の事件がただの背景ではなく、現在の連続毒殺と直結するものとして浮かび上がります。コナン・平次側と長野県警側が並走する感じがかなり気持ちいいです。

クレイジーダイヤモンド錯視により「SON」が隠されていたと判明する

若松耕平のダイイングメッセージは、本来「SON」だったと判明。

しかし、クレイジーダイヤモンド錯視を起こすタイルの入れ替えによって、その文字が隠されていました。最初に見えたものと、本来そこにあった意味がひっくり返る場面です。

「SON」は息子を示すメッセージです。

つまり、若松耕平は死の間際に、息子・若松育郎を示していたことになります。怪奇現象のようだった消える文字が、実は育郎の犯行を隠す工作だったと分かるのがゾクッとします。見え方を操作するデザイン系トリックとして、かなり印象的です。

若松芹香が書斎で毒死する

若松育郎に続き、若松芹香も書斎で毒死します。

事件の真相が見えそうになったところで、さらに死者が出るため、若松家の闇が一気に深くなります。自殺なのか、殺されたのか、国語辞典や文字の違和感がどう関係するのかが焦点になります。

ここでは、ドアノブ毒説やスリッパ毒説のようなミスリードも絡みます。

ただ、最終的には「若」の文字を繰り返し見せること、ゲシュタルト崩壊、国語辞典という流れが、芹香の死へつながっていきます。毒殺なのに、文字認識がトリックの入口になるのがかなり怖いです。

芹香の告白文が見つかる

芹香の告白文が見つかり、若松育郎が耕平を殺したこと、芹香が育郎を庇っていたことが明かされます。

ここで、第1事件と第2・第3事件が一気につながります。耕平の死、育郎の毒殺、芹香の死が、若松家の罪と隠蔽の連鎖として見えてくる場面です。

芹香はどこまで知っていたのか。なぜ育郎を庇ったのか。佐竹はどのタイミングで真相を知ったのか。錯視トリックの気持ちよさから、家族内の罪の重さへ話が切り替わるのがかなり苦いです。

ここで佐竹よしみの復讐動機も見え始めます。

コナンと平次がバームクーヘンと国語辞典のトリックを見破る

コナンと平次は、育郎毒殺のバームクーヘン錯視と、芹香毒殺の国語辞典トリックを見破ります。

育郎はジャストロー錯視によって毒入りの方を選ばされ、芹香は「若」の文字デザインとゲシュタルト崩壊によって国語辞典を開くよう誘導されました。

ここが「毒と幻のデザイン」というタイトルの核心です。

見え方、文字、認識のズレが、そのまま殺人トリックとして一本線でつながるのがかなり気持ちいいです。毒をどう入れたかだけではなく、どう相手に選ばせたか、どう相手に開かせたかが重要になります。デザイン会社が舞台だからこそ成立する、かなり濃いロジックです。

佐竹の腕時計が決め手になる

佐竹よしみのブロンズ製腕時計の変色・輝きが、毒を扱った証拠になります。

錯視や文字認識の推理でトリックが見えてきたあと、最後は物証によって佐竹の犯行が確定していきます。ここで逃げ場がなくなる感じが強いです。

佐竹は若松育郎と若松芹香を殺した犯人です。

耕平の実の娘であり、父を殺した育郎と、その犯行を庇った芹香への復讐として2人を殺害しました。佐竹の怒りには重さがありますが、復讐として連続殺人へ進んだことで後味はかなり苦いです。事件は解けても、若松家に残った罪の重さは簡単に消えません。

蘭が和葉に新一からのロンドン告白を話す

重い事件の合間に、蘭が和葉へロンドンで新一から告白されたことを話します。

この場面は事件内証拠ではありませんが、シリーズ全体の恋愛軸としてかなり大事です。若松家の連続毒殺で空気が重くなっている中に、蘭の照れと和葉の反応が入るのが良いんですよね。

和葉はその話を聞いて、平次への気持ちを意識します。

新一と蘭の関係が一歩進んだことが、平次と和葉にも影響していくのが温かいです。事件の怖さだけで終わらず、恋愛面の小さな火種がしっかり残ります。

和葉が平次に告白しようとして失敗する

事件後、和葉は平次に告白しようとします。

しかし、平次が途中でコナンのもとへ行ってしまい、告白は失敗します。ここは本当にじれったいです。

和葉の勇気は前へ出ているのに、平次には届かない。このすれ違いが、平次と和葉らしいもどかしさなんですよね。

若松家の事件は苦い結末を迎えますが、ラストにこの告白未遂が入ることで、少しだけ空気が柔らかくなります。進んだようで進まない平和ラブコメの後味が、かなり印象に残ります。

  • 服部平次のもとに、死者・若松耕平から手紙が届く。
  • 和葉が大阪の若松邸で、髪の長い人物と「EYE」の文字を見る。
  • コナン、平次、蘭、和葉たちが東京の若松邸へ向かう。
  • 若松育郎がバームクーヘンを食べて毒死する。
  • 長野県警が軽井沢の別荘で、若松耕平のダイイングメッセージを調べる。
  • クレイジーダイヤモンド錯視により、「SON」のメッセージが隠されていたと判明する。
  • 若松芹香が書斎で毒死する。
  • 芹香の告白文が見つかり、育郎が耕平を殺し、芹香が育郎を庇っていたことが明かされる。
  • コナンと平次が、バームクーヘンと国語辞典のトリックを見破る。
  • 佐竹よしみのブロンズ製腕時計が決め手になり、育郎と芹香殺害の犯行が暴かれる。
  • 蘭が和葉に、ロンドンで新一から告白されたことを話す。
  • 和葉が平次に告白しようとするが、平次が途中でコナンのもとへ行ってしまい失敗する。

アニメ「毒と幻のデザイン」の犯人&トリック

ここからは、若松家で起きた事件の犯人・動機・トリック・決め手・結末を整理します。若松耕平を殺した犯人は若松育郎です。そして若松育郎と若松芹香を殺した犯人は佐竹よしみです。第1事件と第2・第3事件の犯人が違うため、ここを分けて見るのが大事です。

犯人:若松耕平殺害は若松育郎、育郎・芹香殺害は佐竹よしみ

若松耕平殺害の犯人は、息子の若松育郎です。耕平は死の間際に「SON」というダイイングメッセージを残しており、それが育郎を示す証拠になります。ただし、そのメッセージはクレイジーダイヤモンド錯視を起こすタイルの入れ替えによって隠されていました。

一方、若松育郎と若松芹香を殺した犯人は佐竹よしみです。

佐竹は若松耕平の実の娘であり、父を殺した育郎と、その犯行を庇った芹香への復讐として2人を殺害しました。若松家の事件は、単純に一人の犯人による連続殺人ではありません。第1事件の罪と隠蔽が、第2・第3事件の復讐へつながっているのが、この事件の重いところです。

動機:佐竹よしみは父の復讐として育郎と芹香を殺害する

動機の背景には、佐竹よしみが若松耕平の実の娘だったことがあります。

若松育郎が耕平を殺し、若松芹香がその犯行を庇っていた。この真相を知った佐竹にとって、育郎と芹香は父の死をめぐる許せない相手になったわけです。

引き金になるのは、芹香の告白文によって第1事件の真相と隠蔽がつながること。

育郎が耕平を殺し、芹香が育郎を庇ったという構図が見えることで、佐竹の復讐動機がはっきりします。佐竹の怒りには理解できる重さがありますが、それでも復讐として殺人を重ねたことは取り返しがつきません。

決定打は、佐竹が育郎と芹香をそれぞれ毒殺する計画を実行したこと。

育郎にはバームクーヘンの錯視、芹香には文字デザインと国語辞典を使います。父を奪われた怒りが、デザインを利用した連続毒殺へ変わってしまう流れがかなり苦いです。

トリック:錯視・文字認識・毒を重ねた連続事件

準備:見え方と文字を利用する仕掛けを作る

第1事件では、若松耕平のダイイングメッセージ「SON」を隠すため、クレイジーダイヤモンド錯視を起こすタイルが使われます。

これによって、耕平が残した「息子」を示すメッセージが見えにくくされました。育郎の犯行を隠すための工作です。

第2事件では、佐竹がバームクーヘンの見え方を利用します。第3事件では、佐竹が芹香に「若」の文字を繰り返し見せ、文字を書けなくなるような状況へ誘導します。どの事件も、単純に毒を仕込むだけでなく、人間の見え方や認識をずらす準備があるのが特徴です。

実行:育郎には錯視、芹香には国語辞典で毒を摂取させる

若松育郎は、ジャストロー錯視によって毒入りのバームクーヘンを選ばされ、毒死します。自分で選んだように見えるため、犯人が直接選ばせた印象が薄くなります。ここがかなり巧いです。

若松芹香の場合は、「若」の文字デザインとゲシュタルト崩壊が使われます。

芹香は国語辞典の「わ」のページを開くよう誘導され、ページをめくる時に指を舐める癖を利用して毒を摂取します。文字を見せ続けることで行動を誘導し、その先に毒を置く構成がかなり怖いです。

発覚回避:選ばせたように見せ、別の毒経路へミスリードする

第1事件では、「SON」のダイイングメッセージが錯視によって隠されます。これにより、耕平が育郎を示していたことがすぐには見えません。第2事件では、育郎が自分でバームクーヘンを選んだように見せることで、毒入りを選ばされた事実が隠されます。

第3事件では、ドアノブ毒説やスリッパ毒説のようなミスリードが作られます。佐竹は直接毒を飲ませたように見せず、芹香の癖と文字認識を利用して毒を摂取させています。デザイン会社らしい“見え方の操作”が、発覚回避にも使われているのが印象的です。

綻び:SON、バームクーヘン、国語辞典、腕時計が真相を示す

トリックの綻びは、耕平のメッセージが本来「SON」だったことから見え始めます。育郎を示すダイイングメッセージが隠されていたと分かることで、第1事件の見方が大きく変わります。育郎の死も、父殺しの隠蔽とつながって見えてきます。

バームクーヘンの大きさは錯視で違って見えていました。芹香は国語辞典を開くよう誘導されていました。そして佐竹のブロンズ製腕時計には、毒を扱った痕跡が残ります。見え方の違和感、文字の違和感、物証が重なることで、佐竹の犯行が一本線で浮かび上がります。

決め手:SON、錯視、国語辞典、腕時計、芹香の告白文

若松耕平の「SON」というダイイングメッセージは、若松育郎を示す決定的な証拠になります。クレイジーダイヤモンド錯視のタイルは、その「SON」がなぜ見えにくくされていたのかを説明します。第1事件の真相は、この2つで大きく動きます。

バームクーヘンのジャストロー錯視は、育郎がなぜ毒入りを選んだのかを説明。

一方、芹香に国語辞典を開かせるための文字デザインと契約書は、芹香がなぜ「わ」のページへ向かったのかを示します。そこに国語辞典の毒が重なり、芹香の毒摂取経路が見えてきます。

佐竹のブロンズ製腕時計の変色・輝きは、佐竹が毒を扱った痕跡として決め手になります。

さらに芹香の告白文は、育郎が耕平を殺したこと、芹香が育郎を庇ったこと、そして佐竹の復讐動機をつなぐ重要な証拠です。事件の証拠がロジックだけでなく、若松家の罪の告白にもつながるのが重いです。

結末:佐竹の復讐が暴かれ、和葉の告白未遂が残る

結末では、若松耕平を殺したのは若松育郎だと判明します。

そして、若松育郎と若松芹香を殺したのは佐竹よしみだと暴かれます。佐竹は耕平の実の娘であり、父を殺した育郎と、その犯行を庇った芹香への復讐として2人を殺害しました。

事件としては、錯視と文字を使ったトリックが鮮やかに解けます。ただ、その裏にあるのは家族の罪と隠蔽、そして復讐です。推理の快感は強いのに、若松家の後味はかなり苦いです。

一方で、事件後には和葉が平次へ告白しようとします。しかし、平次が途中でコナンのもとへ行ってしまい、告白は失敗します。連続殺人の重さの後に、平和ラブコメのもどかしい余韻が残るのがこの回らしい締め方です。

アニメ「毒と幻のデザイン」の名言

毛利蘭「もう少し、この幸せな感じを味わっていたいかな〜って。なんかこっちから電話すると、その夢みたいな出来事が壊れちゃいそうな感じがして…。」

新一にロンドンで告白されたことを和葉に話したときのこと。告白された後に何もないと答えた蘭に対し、電話を勧める和葉。それに対して返答したセリフです。

新一からの告白が嬉しいことだけど、まるで夢のようで信じきれてない蘭。

恋する女の子って感じがして、めちゃくちゃ可愛いです!

遠山和葉「アタシも勇気出して、平次に告るわ!そしたら蘭ちゃんも勇気出して、工藤くんに夢かどうか確かめる!これでどう?」

ちょっと弱気な蘭に対して、押せ押せな感じで返す和葉。

蘭が勇気を出すためにも、自分も頑張ろうと意気込む気持ちが伝わる言葉です。

遠山和葉「実はアタシも…前からあんたの事が…め、、、めっちゃ好っきやねん!!!」

事件解決後に、新一が蘭に告白したことを平次に伝えた和葉。その後にすぐ平次に思い切って告白した和葉しました。

ようやく想いを伝えられたかと思いきや…

平次は「実は」の辺りでコナンの元に駆けて行って、和葉の告白を聞いてなかったのです(笑)

コナンを茶化す平次。和葉がコナンに嫉妬してこの回が終了したのでした。

僕自身もこのときは「服部お前っ!!!」って感じました(笑)

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アニメ652話〜655話「毒と幻のデザイン」の感想&まとめ

死者からの手紙と消える文字の不気味さから始まり、錯視・文字・毒が重なる濃い推理回でした。事件は苦いですが、蘭と和葉の恋愛パートに少し温かい余韻もあります。

①死者からの手紙と消える文字のホラー感が強い

「毒と幻のデザイン」は、死者からの手紙という導入がまずかなり不気味。

そこに和葉が見る髪の長い人物、「EYE」の文字、消える現象が重なって、序盤は推理事件というより怪奇回のような怖さがあります。でも、その怖さが後から錯視や人間の工作として回収されるのが気持ちいいんですよね。ホラーっぽい入口から本格推理へ切り替わる構成が上手いです。

和葉が感じた恐怖もちゃんと残るので、ただのトリック説明で終わりません。見返すと、風呂場の文字や人影の見せ方を確認したくなる回です。

②錯視・文字・毒が重なるデザイン会社らしいトリックが濃い

この事件は、舞台がデザイン会社だからこそ、錯視や文字認識がトリックの中心になるのが面白い。

クレイジーダイヤモンド錯視、ジャストロー錯視、ゲシュタルト崩壊と、見え方や認識のズレが次々に使われます。単なる毒殺ではなく、「どう見えるか」「どう読めるか」が命を左右するのが怖いです。

バラバラに見えたトリックが、最後に“幻のデザイン”として一本線でつながる快感があります。

その一方で、若松家の罪と隠蔽が重く、爽快感だけでは終わりません。推理は綺麗なのに後味は苦い、この対比がかなり刺さります。

③ロンドン告白の余波で和葉が動くのが可愛い

重い連続毒殺事件の中で、蘭が和葉にロンドン告白の話をする場面がかなり温かいです。

新一と蘭の進展が、和葉の背中を押す形になるのが良いんですよね。和葉が平次へ気持ちを伝えようとするところも可愛いです。ただ、平次が途中でコナンのもとへ行ってしまい、告白が届かないのが本当にじれったいです。

事件の後味は苦いのに、この恋愛パートが入ることで少しだけ柔らかさが残ります。平次と和葉らしい、進みそうで進まないもどかしさが詰まったラストでした。

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