1999年4月19日〜1999年4月26日放送の「結婚前夜の密室事件」。
前回のアニメ放送は「SOS!歩美からのメッセージ」でした。
今記事では「結婚前夜の密室事件」は原作orアニオリなのか?などを簡単なあらすじを含めて解説します。
※ここからは簡単なネタバレを含むため、注意してください。
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アニメ141〜142話「結婚前夜の密室事件」は何巻?原作で何話?
アニメ放送されている「結婚前夜の密室事件」は原作コナンの話となり、対象の単行本は21〜22巻です!
名探偵コナン21巻に掲載されている話↓
File1:そしてまた…
File2:カウントダウン
File3:象牙の塔
File4:最初の挨拶
File5:大空の密室
File6:最後の切り札
File7:胸に秘めて…
File8:桜田門の変!?
File9:警部の推理
File10:意外な敵
File11:東京日和
名探偵コナン22巻に掲載されている話↓
File1:おそろいや
File2:証拠は…
File3:かかった獲物
File4:北斗星
File5:馬脚を露わす1?
File6:to be continued…
File7:終着駅
File8:それゆけ園子
File9:眠り姫
File10:蹴撃の貴公子
アニメ「結婚前夜の密室事件」の簡単なあらすじ
公式HPのあらすじはこちら↓
母親の知り合いの結婚式に出席するため、服部平次が上京してきた。お目付け役(?)として和葉も同行。
コナン達は二人に合流し、翌日式を迎える資産家・森園邸に招かれる。
何事もなく帰ろうとしたその時、ガラスの割れる音が響き、執事の重松が死体で発見された。現場は入り口も窓も内側から施錠され、鍵は重松本人が持っていた。
そして結婚を控えた楓の胸には使用人・桜庭と同じペンダントが!
愛する相手は…?
さらに当主の幹雄と重松の過去が事件の背後に絡み合う。コナンと平次は大胆な罠で密室殺人のトリックを暴き、犯人を追い詰める!
アニメ「結婚前夜の密室事件」の登場人物
「結婚前夜の密室事件」の登場人物
・江戸川コナン
・毛利蘭
・毛利小五郎
・服部平次
・遠山和葉
・目暮十三
・高木渉
【関連記事】服部平次(遠山和葉)の登場回は何話?
アニメ「結婚前夜の密室事件」の動画やhuluはある?
アニメ「結婚前夜の密室事件」はhuluで配信されています。
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アニメ「結婚前夜の密室事件」の簡単なネタバレ&考察
平次は母親の同級生の息子の結婚式に参加するため、和葉とともに東京に来ていました。コナンたちは平次が東京見物をしたいということで、案内することに。
明治神宮に向かうと、重松明夫(森園家の執事)と出会います。
森園家はこの後平次が訪ねる場所でした。重松は森園菊人の婚約者である片桐楓の付き添いとして、明治神宮に来ていたのです。
森園家で事件が発生する
コナンたちは重松や楓と一緒に、森園家に向かい、夕食をご馳走になります。
森園家の当主である森園幹雄は、重松にカメラを持ってくるよう、使用人として雇われていた桜庭祐司には森園家で飼っている猫を探すよう命じます。
その後コナンたちは夕食を終えて、平次と和葉を残して屋敷を出ようとしますが、そのとき森園家の3階の窓ガラスが急に割られました!
蘭はその場で見張り、和葉は重松を呼びに行き、コナンや平次たちは急いで部屋に向かいます。部屋には鍵がかかっているため、仕方なくドアを破って突入しました。
ドアを開けると薄暗い部屋の床には血の跡があり、隣の部屋へと続いている。恐る恐る隣の部屋へ向かうと、そこには刃物で一突きされた重松が亡くなっていました。
そこへやって来た和葉は悲鳴をあげ、屋敷中の人間が集まるのでした。
密室殺人がおきる…。
外にいた蘭によると、コナンたちが部屋に入る間に誰も窓から出てこなかったとのこと。そして重松のみがこの部屋の合鍵を持っていたこと。
つまり、今回の事件は密室殺人であることがわかりました。
その時、遺体の後ろから飼い猫が現れます。ずっと犯行現場にいたようですが、なぜそんな場所にいたのか?
後に警察がやって来て、捜査が始まりました。
窓ガラスは被害者と犯人が揉み合った時に割られたのか、椅子を使って割ったのか。どちらにしてもガラスが割れた時、犯人が部屋にいたのは間違いありませんでした。
容疑者は5人!
今回明確なアリバイがないとわかったのは以下の5人。
・森園幹雄(森園家の当主)
・森園百合江(森園家の長女)
・森園菊人(森園家の長男・楓の婚約者)
・片桐楓(森園菊人の婚約者)
・桜庭祐司(森園家の使用人)
コナンと平次はお互い気になっていることを話します。
・現場から犯人が持ち去った凶器
犯人はせっかく密室殺人を作り上げられた。自殺に見せかけられたのに、なぜ凶器を隠したのか?
・遺体が引きずられた血の跡
なぜ隣の部屋まで遺体を運ばなければならなかったのか?
・遺体があった部屋にだけ明かりがついていたこと
・犯行があった部屋に猫がいたこと
そして庭に出ていた桜庭を見つけ、桜庭が楓と同じペンダントをしていたことが分かりますが、なぜお揃いのペンダントを身に着けているのか?
コナンと平次は謎を解くためのキーワードが増えたとして、引き続き捜査を進めることにしました。
蘭と和葉が仲良くなる回!
この回は和葉が2回目の登場回!
今回は平次のお目付け役みたいな感じで、東京まで平次についてきていました。
最初は不機嫌な和葉。蘭が案内しようとすると気を遣わないで良いとツンツンしていました。
2人きりになった蘭は、和葉に何を怒っているのか聞くと、和葉は今日も前回大阪で会ったときも蘭が平次と似ている服を着ていたことを指摘。
どうせ平次と示し合わせていたと素っ気なくする和葉を見て、その場で蘭は服を脱いで着替えます。
これでお揃いじゃなくなるでしょと笑顔で言う蘭に対し、和葉は心を許します。
小五郎との会話で先程蘭が脱いだ服は母の妃英理から貰ったものだと知り、和葉は謝りますが、蘭は気にしなくて良いと伝えます。
これを機に、和葉と蘭の仲が一気に縮まったのでした。
アニメ「結婚前夜の密室事件」の犯人は誰?トリックまで
捜査を進めると、窓の鍵の裏に血がついた手袋で摘んだような跡を発見します。つまり、犯人は犯行後に窓を開け閉めしたということ。
そして、ガラスの破片に小さな穴が空いていました。
ガラスを調べるため引き続きベランダで捜査をしていると、木の上に何かを見つけます。
コナンと平次は木に登り、血まみれのシャツで包んだ血のついた手袋、包丁を紐で縛った状態で発見。そして紐の先にセロハンテープがついた品も見つけました。
それを発見した平次とコナンは犯人がわかり、容疑者全員を部屋に集めます。
結婚前夜の密室事件の犯人は〇〇
重松を殺害して部屋を密使にして逃げたのは、「桜庭祐司」であることを発表。
平次が密室のトリックを説明した後、犯人はベランダから2階の部屋に飛び降りたことを伝えます。
脚の悪い幹雄、女性の楓や百合江、高所が苦手な菊人には、飛び降りることは不可能。木に登った猫を平気で捕まえられるくらい身軽な桜庭しかできないことを証拠として明かしました。
しかし、楓は桜庭は犯行の随分前から桜庭と一緒にいたと証言し、犯人ではないと主張します。
犯行の動機は何?真犯人は〇〇
楓は桜庭と一緒に飼い猫を探していたが、2人の親密な関係(お揃いのペンダント=恋人関係)を知られたくなかったため、なかなか言い出せなかったという。
菊人との縁談を進め、恋路の邪魔をした重松を許せなかったから殺害したと小五郎は決めつけ。平次はまだ凶器は見つかってないと話しますが、桜庭を犯人と断定。
そして、目暮警部も恋人のアリバイ証言では参考にならないと伝え、そのまま桜庭を連行していきました。
夜中になると、ある人影が棒で木の上をつついて、縄で包まれた血まみれのシャツや手袋、包丁を落とします。その人影は「桜庭」と表札のある部屋に行き、ボストンバッグに包丁を入れようとしました。
そこに平次とコナンが現れて、人影の正体、つまり真犯人は「森園菊人」であることを明かします。
結婚前夜の密室事件の犯行のトリックは?
菊人は高所恐怖症の自分には、3階から2階に飛び降りることはできないはずと伝えますが、平次はそれを否定。
そもそも犯人が密室を作ってベランダから飛び降りたように見せかけたのは、桜庭に罪を着せるためのフェイクでした。
また、包丁などの証拠品を紐でまとめて一括りにされていたのが、菊人がトリックを作った証。
普通証拠品をわざわざまとめて捨てる犯人はいない。高所恐怖症でベランダに出られない菊人は、凶器を重りにしてまとめて捨てるしかなかったことも明らかにされました。
平次とコナンに次々と菊人の犯行を明らかにされても認めない菊人は、事件の早期解決のために「たった今」桜庭のボストンバッグから包丁を見つけたと言い出します。
しかし、そのバッグは平次のもの。さらに桜庭の部屋でもなく、桜庭の部屋に偽造していた部屋であったのです。
言い逃れができない証拠を出してしまった菊人は観念し、包丁を落として犯行を自供。
こうして今回の事件が解決しました。
密室事件のトリックは、”窓ガラスの小さい穴”と、”雨戸やカーテン”が鍵?
今回の事件では、桜庭に罪を着せた密室トリック、そして菊人がベランダから飛び降りずに密室を作り上げたトリックの大きく2つがありました。
■桜庭に罪を着せた密室トリック
このトリックは、「遺体の後ろの窓ガラスに開けられた小さい穴」が鍵でした。
まずは、先端に輪を作ってセロハンテープで止めた紐を用意します。そして、
- 鍵のつまみに紐の輪を引っ掛ける
- もう片方の先端を窓ガラスの穴に通す
- ベランダに出て鍵をかけずに窓を閉める
- 紐を引っ張る
- 鍵がかかる
- 紐をもっと強く引いてテープから紐を外す
- 窓の外から引き抜くこれで密室殺人の出来上がり。
この手順で偽造した密室殺人を作り上げたのです。
ちなみに桜庭は菊人を殴って菊人の身体で窓ガラスを割り、窓ガラスの穴を分からなくしたと思われていましたが、これは逆。
菊人が桜庭を怒らせて自分を殴らせて、自分の身体で窓ガラスを割ったのです。しかし、肝心の割れ方が悪くて、穴は残ってしまったのでした。
菊人がベランダから飛び降りずに密室を作り上げたトリック
高所恐怖症の菊人が密室を作り上げられたのは、そもそも菊人は最初から部屋の中にいたから。
菊人は重松が亡くなっていた隣の部屋の端のカーテンの後ろ。雨戸を片方だけ閉めて、外からも中からも見えなくしていたのです。
- 桜庭に罪を着せるフェイクを作るため、窓ガラスに穴を開け、セロハンテープ付きの紐を用意する
- 盗んだ桜庭のシャツを着て重松を殺害する
- 重松の遺体を引きずって部屋を移動させる
- シャツや包丁などの証拠品を一括りにし、木の上に投げ捨てる
- 家の外にいたコナンたちに気づかせるため、窓ガラスを割る
- 薄暗い部屋の雨戸が閉まっている所にあるカーテンの後ろに隠れる
- 血の跡につられて平次たちが重松が亡くなっている部屋に入る
- その隙に菊人はカーテンから抜け出し、何食わぬ顔で駆けつけたかのように見せかける
これが菊人が仕組んだ密室のトリックでした。
ちなみに飼い猫を犯行現場に連れてきていたのも菊人自身。桜庭のアリバイを無くすために猫を探すよう仕組んだものでした。
犯人の動機は、結婚を取りやめないと会社の不正を幹雄にバラすと言われたから
菊人は重松から、結婚を取りやめないと自分の会社の不正を幹雄にバラすと言われていました。
縁談を切り出したのは重松なのにわけがわからない。このままだと結婚を進めても一生揺すられるから、婚約者である楓を横取りした桜庭に罪を着せて、重松を殺害したのでした。
しかし、最初から楓は桜庭に会うために、この家に通っていたこと。それを重松は菊人に会うためと思っていたが、縁談が決まった後に勘違いだと気付いたこと。ショックを受ける菊人を気遣って言い出せず、そして縁談を持ちかけたのは自分だから、菊人を揺する気はなかったことが明らかになります。
お互いに少し掛け違いがあったことで起きてしまった、なんとも後味が悪い事件だったのです。
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アニメ「結婚前夜の密室事件」の名言
遠山和葉「あんた…ええ娘やなぁ…」
和葉に平次とお揃いの服を着ていると指摘された蘭が、服を脱いだ後に言ったセリフ。
大阪で初めて会った「浪花の連続殺人事件」のときも、蘭と平次は似たような服を着ていた。そして今回もお互い示し合わせたかのようにお揃いの服を着ている。
蘭に対して和葉はイライラしていましたが、蘭は車内にもかかわらず服を脱ぎだして着替えます。
蘭にこれでお揃いじゃなくなると笑顔で言われた和葉は蘭を見直し、この回で一気に2人の距離が縮まったのでした。
服部平次「オレはかまへんでそのまんまでも…それにや、なんやこーしてると、兄弟みたいでおもろいやん!」
平次が大阪に帰る際、蘭は和葉に自分の服を着させて、平次と和葉をペアルックにしました。
恥ずかしがる和葉は着替えて来ようした時に平次が言ったセリフです。
引き止めた平次からは期待するような言葉は出ず、和葉は拍子抜けしてしまいました。
ペアルックなんかされたら、誰でも少しは意識してしまうものなのに…。
平次の鈍さがわかるセリフです(笑)
「結婚前夜の密室事件」の感想
真犯人が別の誰かに罪を着させて、フェイクのトリックを作るというちょっと難しい事件でした。
最初の推理まで桜庭が犯人だと思っていたらまさかの展開!
期待がいい意味で外れるストーリー展開で、とても面白かったです!
今回は平次が主軸となって推理を披露する回なので、平次ファンの人はぜひ視聴
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