ついに漫画コナンの中でも面白いシリーズの一つ「緋色シリーズ」に到達しましたね。
File894「緋色の疑惑」では安室透ことバーボンがついに赤井秀一の真相を突き止め、沖矢昴の家に直接訪問しました。
この2人の戦いはどうなるのでしょうか?
ここからは名探偵コナン895話の簡単なネタバレと感想(考察)をお届けしていきます。
895話のお話は2015年6月20日・6月27日放送された782話・783話「緋色の帰還/緋色の真相」のアニメの原作になります!
※ここからはネタバレの内容になるため注意してください。
File895「緋色の尋問」のネタバレ
安室透ことバーボンは宅配便と名乗り、沖矢昴がいる工藤邸を訪れました。そして
安室透/バーボン「少し話をしたいんですが…中に入っても構いませんか?」
沖矢昴「ええ…あなた1人なら…申し訳ありませんが、外で待たれてるお連れの方達はご遠慮願います…お出しするティーカップの数が…足りそうにないので…」
と言い、沖矢昴は外にいる人達は厳しいですが…と言いました。つまりバーボンは何人かの仲間をつれてきていたのです。
安室透/バーボン「気にしないでください…彼らは外で待つのが好きなので…でもあなたの返答や行動次第で…全員お邪魔する羽目になるかもしれませんけどね…」
と言い、バーボンは工藤邸に入ることになります。
ジョディとキャメルは来葉峠へ
その頃、ジョディとキャメルは赤井秀一が生きているかも?ということで、2人で来葉峠に車で向かいました。
ジョディは心の中で
ジョディ「そう…楠田が拳銃自殺した事が奴らに知られた時のコナン君のあの表情…花見の時のあのうろたえぶり…絶対何か…何かある!!」
バーボンと沖矢昴が推理ショーをする
安室透/バーボン「ミステリーはお好きですか?」
バーボンは沖矢昴にとある推理クイズを出します。
安室透/バーボン「ある男が来葉峠で頭を拳銃で撃たれ、その男の車ごと焼かれたんですが…かろうじて焼け残ったその男の右手から採取された指紋が…先日、その男が手に取ったというある少年の携帯電話に付着していた指紋と一致し、死んだのはその男だと証明されたんです…」
それは来葉峠で亡くなった赤井秀一と、病院にいた楠田陸道について、コナンの携帯電話についていた指紋が死んだ人物が一致したことを話ています。
安室透/バーボン「でも妙なんです…その携帯に残っていた指紋ですよ…。その男はレフティー…左利きなのに…なぜか携帯に付着していたのは右手の指紋だった…変だと思いませんか?」
つまりバーボンは「赤井秀一は左利き」なのに、携帯についていたのは右手の指紋ということを暗に伝えています。
ここまでを昴にざっくりとお話をした後に、携帯の指紋は実は男(赤井秀一)が手に取る前に、別の男(楠田陸道)が拾ったのが右利きだったためといいます。
そして、バーボンは昴にクイズを出す。
3人の中で消えたいを拾ったのは誰か?
バーボンはここで昴に携帯を拾ったのは誰か?という問いを出しました。それはコナンが水梨玲奈の事件の時に、やった実際の行動です。
脂性の男、ギブスをつけた男、ペースメーカーを埋め込んだ老人の中で誰の指紋が残ったか?
昴はこれに対して昴は2番目のギブスをつけた男(楠田陸道)と答えます。
沖矢昴「2番目の痩せた男ですね?なぜなら最初の太った男が拾った時に付着した指紋はきれいに拭き取られてしまったから…脂まみれの携帯を後の2人に拾わせるのは気が引けるでしょうしね…3番目の老人は携帯の電波でペースメーカーが不具合を起こすのを危惧して拾いすらしなかったって所でしょう。」
と答えました。今度は昴がバーボンに質問をします。
沖矢昴「でも痩せた男の後に問題の殺された男もその携帯を手にしたんですよね?だったらその男の指紋も…」
安室透/バーボン「恐らくその男はこうなる事を見越して…あらかじめ指先に…」
この時を同じくしてジョディとキャメルも赤井秀一について、思い出します。
赤井秀一の手にはコーティングされていた
ジョディ「コーティング!!きっとあの時の秀一は透明な接着剤か何かでコーティングしてたのよ!!念を入れて両手の指に!!」
赤井秀一がコナンの携帯を触った時にはすでに赤井の手にはコーティングがされていたのです。そのため、コナンの携帯に触っても赤井の指紋はつかずに、楠田陸道の指紋だけが残っていたのでした。
だから、赤井秀一は缶コーヒーを落としたりと、奇妙な行動をしていたのでした。
その後、キールに殺されたフリをして、楠田陸道の遺体と移り変わったというのが全貌ですね…。
なかなか凄いトリックですよね。。。
赤井秀一が亡くなったトリックの詳細
シーンは工藤邸に戻り、
沖矢昴「なるほど…なかなか興味深いミステリーですが…」
昴がバーボンに細かく質問をします。
沖矢昴「その撃たれたフリをした男、その後どうやってその場から立ち去ったんですか?」
安室透/バーボン「それに答える前に…TVを消してくれませんか?大事な話をしているんですから…」
沖矢昴「いいじゃないですか…マカデミー賞が気になるんですよ…。それでその男はどうやって…。」
ここでバーボンは銃を撃った女とグルであり、女の車にこっそり乗り込んで逃げたんでしょうと言います。
安室透/バーボン「離れた場所でその様子を見ていた…監視役の男の目を盗んでね…」
と、これはジンとウォッカのことを話しています。
頭から血が出ていたトリックとは?
監視役の人物は、男が頭から血を出していたため、確実に死んだと思ったというのでした。
安室透/バーボン「だが、それもフェイク…撃たれた男はいつも黒いニット帽を被っていましたから…この近所にはMI6も顔負けの発明品を作っている博士がいるそうじゃないですか… 彼に頼めば空砲に合わせてニット帽から血ノリが吹き出す仕掛けぐらい簡単に作れそうだ…」
亡くなった時の血やフェイクも、隣の家の阿笠博士に頼めば充分にできるということ。ここまでバーボンは調べたんですね…凄いですね。
そして、昴は女(キール)は男(赤井秀一)に対して、事前に頭を発泡することが決まっていたのか?ということを質問します。
これに対してバーボンは監視役(ジン)が命令したと伝え、
安室透/バーボン「予想していたんですよ…監視役の男が拳銃でとどめを刺す際に必ずそうする…」
と言った後にバーボンは心の中で
安室透/バーボン「ビスコの時もそうだったようだし…」
と思います。昴はこの男(赤井秀一)に感心をし、
沖矢昴「なかなかやるじゃないですかその男…まるでスパイ小説の主人公のようだ…」
しかし、バーボンはここまで話して、今回の計画を考えた人物は別にいると言い、続けて
安室透/バーボン「その証拠にその男は撃たれた刹那にこう呟いている…「まさかここまでとはな…」ってね」
と今回の赤井の変装の真相に近づいています。
「まさかここまでとはな…」の真相とは
沖矢昴「「まさかここまでとはな…」ですか… 私には自分の不運を嘆いているようにしか聞こえませんが…」
安室透/バーボン「ええ…当たり前にとらえるとね…。だが、これにある言葉を加えると…その意味は一変する…
「まさかここまで…読んでいたとはな…」
そう…この計画を企てたある少年を…称賛する言葉だったというわけですよ…」
沖矢昴「なるほど…面白い」
つまり、コナンはジンが命令して赤井秀一の頭を打つことまで予想してこの計画を作ったということになるのでした。
キャメルとジョディもピンチ
時を同じくして、来葉峠でドライブしているジョディとキャメルは赤井秀一が、キールこと水無怜無が組織に戻った後に、そう命じられることを読んでいることを知りました。
ただ、ジョディはあることに気づきます…。
ジョディ「いや…秀一(シュウ)じゃない…まさか…」
とジョディはコナンが仕込んだのでは?ということに驚きを隠せませんでした。そうこうしているうちにキャメルは
キャメル「少々飛ばしますよ…後ろから妙な車が数台…つけて来ているんでね…」
ジョディ達もある人物に気づく
ここでその後、赤井秀一はどこで何をしているのか?と聞くと、ジョディはわからないというが、キャメルがあうることを言います。
キャメル「口癖が赤井さんと同じとか? ホラ、赤井さんよく言ってたじゃないですか!!「50:50だからお互い様だ」とか…」
この時、ジョディはあることを思い出します。それは銀行強盗で捕まった時、
沖矢昴「大丈夫ですか?でも過失の割合は50:50です…周りの注意を怠っていた君にも非はある…」
と沖矢昴のことを思い出しました。ここで二人は赤井秀一=沖矢昴ということに気づきました。そして、安室透の指示によって何者かに追われています。
バーボンは沖矢昴を追い詰める
シーンは工藤邸に戻ります。
バーボンはこれまでの経緯を話し、最終的に楠田陸道が消えた時と周りに現れた不審な人物を捜して、工藤邸に住む「沖矢昴」が怪しいということを読んでやってきたのです。
安室透/バーボン「あの少年とこの家の家主の工藤優作が…どういう関係かはまだわかっていませんが…あなたがこの少年のお陰でここに住まわせてもらっているのは確かのようだ…」
と昴を追い詰めます。
赤井秀一は生きていた?
最後にバーボンは携帯を机の上に置き「連絡待ちです…」と言い、
安室透/バーボン「現在、私の連れがあなたのお仲間を拘束すべく追跡中…さすがのあなたもお仲間の生死がかかれば…素直になってくれると思いまして…」
安室透/バーボン「「でもできれば、連絡がくる前にそのマスクを取ってくれませんかねぇ…沖矢昴さん…。いや、FBI捜査官…赤井秀一!!」
つまり、ここで「沖矢昴=赤井秀一」では?というのがバーボンによって言われます。
File896に続く…
File895「緋色の尋問」の感想
今回の話は非常にしびれる物語でしたね。赤井秀一は生きており、それは沖矢昴であったことの全貌がわかりました。
これまでのトリックであったり、楠田陸道の変わり身、コナンの予想など様々なピースがつながりましたね。
ついに正体がバレましたが、どうなってしまうのでしょうか??
次回のお話はこちら↓
安室透についてはこちら↓
緋色シリーズについてはこちら↓
沖矢昴の登場回はこちら↓
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