2003年12月1日放送の「コンビニの落とし穴」。
前回のアニメ放送は「ハウステンボスの花嫁」でした。
今回の話はベルモット編の終了を迎えて、ジョディの過去などがわかります。
ジョディが今回で帝丹高校の学校も去りますが、とても大事なお話です!
今記事では343話・344話「コンビニの落とし穴」は原作のお話なのか?アニオリなのか?などを簡単なあらすじを含めて解説します。
※ここからは簡単なネタバレを含むため、注意してください。
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アニメ343話・344話「コンビニの落とし穴」は何巻?原作で何話?
アニメ放送されている「コンビニの落とし穴」は原作コナンの話となり、対象の単行本は42巻です!
名探偵コナン42巻に掲載されている話↓
File1:隠されていた真実
File2:good-bye ジョディ
File3:蘭の推理
File4:信じられない結末
File5:満月の夜と黒い宴の罠
File6:血塗られた幽霊船
File7:透明人間現る!
File8:工藤新一登場!?
File9:工藤新一登場!?
File10:ラットゥンアップル
File11:雨中の刻印
アニメ「コンビニの落とし穴」の簡単なあらすじ

公式HPのあらすじはこちら↓
帝丹高校2-Bの担任だったジョディ先生が、大切な宝物の地図を見つけたから学校を辞めるという。蘭と園子は本当の理由を尋ねるが「A secret makes a woman woman!(女は秘密を着飾って美しくなるんだから!)」と教えてくれない。ともかく、彼女のお別れプチパーティーをやろうと、中学時代の同級生・絢がバイトするコンビニへお菓子等を買いに行く事に。
店に着くと、なんと絢は店長から万引き犯の濡れ衣をかけられていた。防犯カメラの映像や自分が見張った時の様子から考えると、絢しか犯人はいないと言う店長。友人の無実を証明すべく、蘭達が調べを進めていくと、よく店のトイレを借りにくる怪しい3人の客が浮かび上がり…
コナンも新一もいない状況で、果たして蘭は犯人を推理できるか? 一方、ジョディの過去も少しずつ明らかに…
https://websunday.net/episode/12028/
アニメ「コンビニの落とし穴」の登場人物

「コンビニの落とし穴」の登場人物
・江戸川コナン
・毛利蘭
・灰原哀
・阿笠博士
・ジョディ
・鈴木園子
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アニメ「コンビニの落とし穴」のhuluやアマプラはある?
アニメ「コンビニの落とし穴」はhuluで配信されています。
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アニメ「コンビニの落とし穴」のネタバレ&伏線

アニメ「コンビニの落とし穴」は、第343話・第344話で描かれる前後編。
本回はコンビニ盗難事件として完結する一方で、ジョディの退職、蘭の疑念、灰原が抱える宮野家情報など、次の大きな本筋へ向かう不穏さがかなり濃く置かれています。
コンビニ事件自体は殺人ではなく、七川絢の濡れ衣を晴らす話です。
ただ、事件の前後にジョディの過去や部屋の写真が差し込まれるため、日常事件の裏でベルモット編直前の緊張がじわじわ強まる回として見るのが自然です。
ジョディが帝丹高校を辞めると告げる
この回で確定する大きな変化は、ジョディが帝丹高校を辞めると蘭たちに告げること。
ジョディはアメリカへ帰るという建前を語り、蘭と園子はお別れパーティーをしようと考えます。表面上は、英語教師との別れという日常的な場面です。
けれど、このタイミングでジョディが学校を離れること自体が、次の大きな本筋へ向けた区切りに見えてきます。
ジョディはすでにただの陽気な教師ではない空気をまとっています。
その彼女が帝丹高校を辞めるという流れは、教師・生徒の関係が終わるだけでなく、彼女の立ち位置が変わる前触れとしてかなり意味深。
蘭や園子にとっては寂しい別れですが、視聴者側には「本当にそれだけなのか」という違和感が残ります。
この場面が刺さるのは、コンビニ事件の前に置かれているところ。
明るいお別れパーティーの話から、七川絢の濡れ衣事件へ移っていくので、日常と不穏が同じ回に自然に混ざります。
見返すと、ジョディの退職はコンビニ盗難事件の手がかりではなく、次の本筋へ空気を変えるためのかなり大きな前振りとして効いています。
ジョディの「大切な宝物の地図」発言が意味深に残る
ジョディはこの回で、「大切な宝物の地図」を見つけたと語ります。
この言い方がかなり意味深。
普通に考えると、退職理由や帰国理由を説明しているようにも聞こえますが、実際には核心をぼかしているように感じます。さらに、理由を聞かれても秘密めいた言葉でかわすため、彼女が別の目的を隠しているように見えるんですよね。
この発言はジョディの正体や行動理由に関わる本筋側の引きとして残ります。
コンビニ盗難事件の犯人を見つけるための情報ではありません。むしろ、ジョディが帝丹高校を離れる裏に何があるのか、何を探しているのか、次の大きな展開へ疑問を持ち越すためのセリフです。
ここで面白いのは、ジョディがいつもの明るい調子を崩さないところ。
軽く話しているのに、言葉の中身だけはやけに引っかかる。この温度差がジョディらしくて怖いです。
「大切な宝物の地図」という表現が、可愛い比喩ではなく、彼女の隠された目的をにおわせる言葉としてかなりゾクッとします。
ジョディの過去を示す夢・回想が出る
この回では、ジョディの過去に関わる夢や回想の断片が描かれます。
そこには、倒れた男性、メガネ、若い女、小さな女の子、そして「Who are you?」につながる記憶が含まれます。具体的な答えはまだ出ませんが、ジョディが何か重い過去を抱えていることははっきり伝わります。
コナン全体で見ると、この夢・回想はベルモット編の核心へ近づく重要な前段階。
コンビニ盗難事件の犯人を示す手がかりではありません。けれど、ジョディがなぜ秘密を抱え、なぜただの英語教師ではないように見えるのかを考えるうえで、かなり大きな材料になります。
この見せ方が上手いのは、答えを出さずに不安だけを残すところ。
日常的なコンビニ事件の裏で、ジョディの過去が静かに差し込まれるため、回全体の後味がぐっと不穏になります。
絢の濡れ衣を晴らす優しい事件の横で、ジョディの記憶だけが別の深い闇を開いていて、次回への引きがかなり強く感じられます。
コナンが工藤邸への侵入の気配を気にしている
この回では、コナンが工藤邸に誰かが入った可能性を気にしていることも示されます。
コンビニ事件の中で新一の声を使って蘭に電話する流れがありますが、それは蘭の推理を後押しするだけではありません。裏では、コナン自身が別の危機を意識しているように見えます。
これは次の「黒の組織と真っ向勝負 満月の夜の二元ミステリー」へ向けた警戒感につながります。
コンビニ盗難事件は日常の小さな事件ですが、その裏で工藤邸やコナン自身の周囲に不穏な気配がある。
こういう二重構造が、この時期のコナンらしい怖さですね。
この場面は、蘭を助ける新一の電話として見ると甘さがあります。
けれど、コナン側の視点では、工藤邸への侵入疑惑や本筋の危険も同時に抱えています。
新一の声で蘭を支える優しさと、裏で本筋の危機を警戒する緊張が重なっていて、かなり切ない場面です。
灰原がエレーナの18歳向けカセットテープを聞き続けている
この回では、前回見つかった宮野エレーナのカセットテープが、灰原の中で続いていることも分かります。
灰原は18歳の自分に宛てられた母のメッセージを聞き続けており、そこから重要な事実を知ったことが示されます。
コンビニ事件とは別に、灰原の家族と黒の組織周辺の情報がまだ静かに流れているんですよね。
コナン全体で見ると、エレーナのテープは灰原の過去と宮野家情報をつなぐ大事な要素。
この回の盗難事件を解くための証拠ではありません。けれど、灰原が母の声を聞き続けているというだけで、彼女の内側にある孤独や家族への思いが強く残ります。
蘭側ではジョディへの不信が進み、灰原側では宮野家の情報が続いている。
この2本の不穏さが同じ回に置かれているのがかなり濃いです。
コンビニの濡れ衣事件の裏で、灰原が母の声と向き合っている温度差が胸にきます。
蘭がジョディの部屋で写真を見つけ、疑念を抱く
事件後、蘭はジョディのマンションで、コナンや蘭、学園祭の写真を見つけます。
ここで、コンビニ事件の解決による安心感は一気に消えます。なぜジョディの部屋に自分たちの写真があるのか。ジョディは本当にただの英語教師なのか。
蘭が疑念を抱く流れは、かなり強い引きに。
この写真は次の大きな展開へ直結する本筋側の不穏さ。サラリーマン風の男の盗難事件とは関係ありません。けれど、蘭が自分の目で違和感を拾い、ジョディに対して疑いを持つことが大事です。
蘭はただ守られる側ではなく、自分で不自然さに気づく人物として描かれています。
この回の構成は本当に上手いです。絢の濡れ衣が晴れてよかった、と思った直後に、別のもっと大きな不穏さが出てくるんですよね。
ジョディの部屋の写真はコンビニ事件後の余韻を一気にベルモット編直前の緊張へ変える決定的な場面として刺さります。
蘭が新一に頼りきらず、自分で推理する
この回では、蘭が新一の言葉を思い出しながら、自分で事件の真相へ近づいていきます。
七川絢が泥棒扱いされている中で、蘭はただ心配するだけではありません。外から誰も入っていないのに商品が盗まれるという違和感を、自分なりに考え、トイレの天井裏へ発想を伸ばします。
これは蘭の観察力と行動力がしっかり出る回です。
新一の声で電話してきたコナンは、蘭に答えを渡すというより、蘭自身の推理を後押しする役割です。最後に蘭が火事を装って犯人をおびき出す行動も、絢を助けたいという気持ちと勇気があってこそです。
この蘭の自力推理は、事件内の解決だけでなく、ジョディへの疑念にもつながります。蘭は違和感を拾える人。
だからこそ、ジョディの部屋の写真にも反応できるんですよね。
コンビニ事件は蘭が自分で考えて動く回としてかなり頼もしく、次の本筋への観察力の前振りにもなっています。
アニメ「コンビニの落とし穴」のあらすじ&事件の流れ

アニメ「コンビニの落とし穴」は、ジョディが帝丹高校を辞めると告げる場面から始まります。
先生との別れという日常の寂しさから、蘭と園子が七川絢の働くコンビニへ向かい、濡れ衣事件へ入っていく流れです。
事件は殺人ではなく、コンビニエンス・サンデーマートで起きる盗難事件です。外から誰も入っていないのに商品が消える不思議さが、トイレの天井裏という身近で不気味な場所へつながっていきます。
ジョディが帝丹高校を辞めると告げる
物語は、ジョディが帝丹高校を辞めると蘭たちに告げるところから始まります。
ジョディはアメリカへ帰るという建前を語り、蘭と園子は寂しさを感じながらも、お別れパーティーをしようと考えます。いつもの学校の日常に、別れの空気が入る導入です。
ただ、ジョディの言葉にはどこか秘密めいた雰囲気があります。
退職理由がすっきり説明されるわけではなく、「大切な宝物の地図」を見つけたというような意味深な言い方も残ります。コンビニ事件へ入る前から、すでに本筋側の不穏さが静かに置かれています。
蘭と園子が七川絢の働くコンビニへ向かう
蘭と園子は、ジョディのお別れパーティーの準備のため、七川絢が働くコンビニエンス・サンデーマートへ向かいます。
七川絢は蘭の中学時代の同級生で、ここから事件の中心人物として入ってきます。最初はパーティー準備という明るい目的です。
けれどコンビニでは、絢が店長から泥棒扱いされていることが分かります。
楽しい準備のはずが、友人の濡れ衣を知る重い場面へ一気に変わります。蘭と園子が絢を心配する気持ちも自然で、ここから蘭が真相を探りたいと思う流れが生まれます。
店長が防犯カメラと見張りを根拠に絢を疑う
店長は、防犯カメラや一晩の見張りを根拠に、外から誰も入っていないと考えています。
それなのに商品が消え、しかも絢が閉店担当の日だけ盗難が起きるため、店長は絢を疑っていました。状況だけ見ると、絢がかなり不利です。
視聴者が引っかかるのは、外から誰も出入りしていないなら、どうやって商品が盗まれたのかという点。
本当に絢しか犯人候補がいないのか。店長の見張りは正しいのか。絢は疑われてつらく、蘭は友人を信じたい気持ちを強めていきます。
トイレをよく借りる怪しい3人の客が浮かぶ
事件の中で、トイレをよく借りに来る客として、大学生っぽい客、サラリーマン風の客、頑固者のおばあさんが浮かびます。
ここで事件の焦点が、商品棚だけでなくトイレへ移っていきます。何気ない客用トイレが、急に怪しい場所に見えてくるんですよね。
特にサラリーマン風の男の購入品や行動は、後で大きな意味を持ちます。
乾電池、歯ブラシ、タオルなどは、普通の買い物にも見えますが、天井裏生活を示す手がかりとして再配置されます。コンビニの平凡な買い物が、事件の不気味さへつながっていくのが上手いです。
蘭が新一の言葉を思い出して自分で推理する
蘭は、新一の言葉を思い出しながら、自分で事件の真相を考え始めます。
新一の声で電話してきたコナンも、蘭の推理を後押しします。ただ答えを教えるのではなく、蘭が自分で考えて進む流れになっているのが良いです。
ここで大事なのは、蘭が絢を助けたい気持ちから動いていること。
絢の濡れ衣を晴らしたいから、外から誰も入っていない矛盾、トイレを借りる客、商品箱の配置へ目を向けます。受け身ではなく、自分で真相へ踏み出す蘭がかなり頼もしいです。
蘭がトイレで大声を出し、天井裏の犯人をおびき出す
蘭はトイレで火事を装う大声を出し、天井裏に潜んでいた犯人をおびき出します。
この行動によって、サラリーマン風の男が真犯人だと分かります。推理が現実に証明され、絢の濡れ衣が晴れる瞬間です。
「外から誰も入っていないのに盗まれる」という謎は、犯人がすでに店内の天井裏にいたことで解けます。
トイレはただの客用設備ではなく、天井裏への出入口でした。普段使うコンビニのトイレの上に人が潜んでいたという事実が、かなりゾクッとします。
犯人の生活苦が明かされ、店長が絢に謝る
犯人のサラリーマン風の男は、会社をクビになり、住んでいたアパートも追い出されていたと分かります。
空腹のままコンビニに入り、閉店時にトイレへ取り残されたことをきっかけに、天井裏に潜んで盗みを続けるようになりました。怖い事件ですが、背景にはかなり苦い生活苦があります。
食料品だけでなく、ゲームソフトやCDなども盗まれていたのは、売って現金にするためでした。
銭湯や散髪などに使っていたことも分かります。絢の無実は証明され、店長は絢に謝罪します。事件は解決しますが、痛快だけでは終わらない後味が残ります。
ジョディの部屋で、蘭がコナンや蘭の写真を見つける
事件後、蘭はジョディのマンションで、コナンや蘭、学園祭の写真を見つけます。
コンビニ盗難事件が解決して安心した直後に、別の不穏さが一気に浮上します。ジョディは本当にただの英語教師なのか、蘭の中で疑念が強まります。
この写真はコンビニ事件の証拠ではありません。
けれど、次の大きな本筋へ向けた強い引きとして機能します。蘭が自分で違和感を拾う人物だからこそ、この写真を見つけた時の不信感がかなり重く見えるんですよね。日常事件からベルモット編直前の緊張へ空気が変わるラストです。
事件の流れを短く整理
流れを短く並べると、ジョディの退職、絢の濡れ衣、蘭の推理、天井裏の犯人、そしてジョディの部屋の写真までが一気に見えてきます。
この前後編は、コンビニ盗難事件と本筋直前の不穏さが同時に残る回です。
- ジョディが帝丹高校を辞めることを告げる。
- 蘭と園子がジョディのお別れパーティーを計画し、七川絢の働くコンビニへ向かう。
- 絢が店長に泥棒扱いされていると分かる。
- 店長は防犯カメラと見張りから、絢しか犯人はいないと考える。
- トイレをよく借りる3人の客が容疑者候補として浮かぶ。
- 蘭が新一の言葉を思い出し、自分で推理を組み立てる。
- 新一の声で電話してきたコナンが、蘭の推理を後押しする。
- 蘭がトイレで火事を装う大声を出し、天井裏の犯人をおびき出す。
- サラリーマン風の男が真犯人だと判明し、絢の濡れ衣が晴れる。
- 事件後、蘭がジョディの部屋でコナンや蘭の写真を見つけ、ジョディへの疑念を抱く。
アニメ「コンビニの落とし穴」の犯人&トリック

犯人はサラリーマン風の男です。
本回は殺人事件ではなく、コンビニエンス・サンデーマートで起きた盗難事件と、七川絢への濡れ衣事件です。
七川絢は犯人ではありません。真犯人はトイレの天井裏に潜み、閉店後に店内へ降りて商品を盗んでいました。
犯人:サラリーマン風の男
犯人はサラリーマン風の男です。
作中ではサラリーマン風の男、またはサラリーマン風の客として扱われます。
彼はコンビニのトイレ天井裏に潜み、閉店後に商品を盗んでいました。
殺人被害者は該当しません。
濡れ衣をかけられた人物は七川絢で、盗難被害はコンビニエンス・サンデーマートです。店長は状況から絢を疑いましたが、真犯人ではありません。事件の本質は、外から誰も入っていないのに盗難が起きる不思議と、絢の濡れ衣をどう晴らすかにあります。
動機:失職と住居喪失による生活苦
動機の背景には、犯人が会社をクビになり、住んでいたアパートも追い出されていたことがあります。
食べるものにも困り、空腹のままコンビニへ入ったところから事件が始まります。悪質な計画犯というより、生活に追い詰められた人物として描かれるのが、この事件の苦いところです。
引き金になったのは、閉店時にトイレへ取り残されたこと。
外へ出られない状態になった犯人は、トイレの天井板を外して天井裏へ入り、そこから店内の商品を盗むようになります。偶然の取り残され方が、盗難の手口へ変わってしまったわけです。
決定打は、食料だけでなく、売って現金化できる商品まで盗むようになったこと。
ゲームソフトやCDなどを売り、銭湯や散髪に使っていたと整理できます。生活苦には同情できる部分があっても、絢に濡れ衣を着せる結果になった盗難行為は正当化できません。そこが後味として少し苦いです。
トリック:トイレの天井裏に潜む盗難手口
この事件のトリックは、犯人が外から侵入したのではなく、店内のトイレ天井裏に潜んでいたこと。
閉店後に天井裏から店内へ降りるため、防犯カメラや店長の見張りでは外部侵入を確認できません。
準備
犯人は、トイレの天井板を外し、天井裏へ入る経路を作っていました。ここが事件の一番不気味な部分です。客が普通に使うトイレの上に、人が潜んでいたわけです。日常のコンビニが、急に異様な空間に変わります。
絢が閉店担当の日は、トイレ前の商品箱がきれいに整理されていました。
それによって、犯人はトイレから天井裏へ出入りしやすくなります。絢がまじめに通路を整えていたことが、逆に犯人に利用されてしまったのが切ないです。
実行
犯人は閉店後、天井裏から店内へ降りて商品を盗んでいました。
外から入る必要がないため、店長が外を見張っていても姿は見つかりません。防犯カメラにも外部侵入者が映らないため、店内の人間に疑いが向きやすくなります。
盗んだ商品の一部は食料として使い、ゲームソフトやCDなどは売って現金化していました。
乾電池、歯ブラシ、タオルなどの購入品も、天井裏での生活を示す手がかりになります。コンビニに住み着くような状況が、かなりゾクッとします。
発覚回避
犯人は、外から侵入しないことで防犯カメラと店長の見張りをかわしていました。
店長が外で見張っても誰も出入りしないのは当然です。犯人は最初から外にいなかったからです。この見え方が、絢を疑わせる大きな理由になります。
さらに、絢が当番の日だけ盗難が起きるように見える構造も、犯人にとって都合よく働きました。
実際には絢が盗んでいたのではなく、絢が整理した商品箱のおかげで犯人が出入りしやすかっただけです。善意やまじめさが疑いの材料に変わるのが、本当に嫌な落差です。
綻び
綻びは、外から誰も入っていないなら、犯人はすでに店内にいたはずだと考えられること。
この発想に立つと、トイレをよく借りる客や、天井裏への出入口が意味を持ちます。外部犯でも内部犯でもない、店内に潜伏する犯人という形です。
また、サラリーマン風の男の購入品も天井裏生活の裏付けになります。
乾電池、歯ブラシ、タオルなどは、普通の買い物にも見えますが、潜伏生活を考えるとかなり意味深です。絢の当番日だけ盗難が起きる理由も、商品箱の整理で説明できます。ここで絢犯人説が崩れていきます。
決め手:蘭の火事を装う大声
決め手は、蘭がトイレで火事を装う大声を出し、天井裏の犯人をおびき出したこと。
もし本当に天井裏に人がいれば、危険を感じて出てくるはずです。蘭は自分の推理を行動で証明しました。
犯人本人が天井裏から現れたことで、絢の無実ははっきりします。
店長の見張りと防犯カメラは、外部侵入説を崩しました。そこから、犯人が店内に潜んでいたという推理へ進みます。蘭の大声は、その推理を現実に証明する最後の一手です。
絢の当番の日だけ盗難が起きた矛盾も、絢の閉店作業で通路の商品箱が整理されていたことで説明できます。
サラリーマン風の男の購入品は、天井裏生活の補助的な裏付けになります。外から誰も入らない、絢の日だけ盗難が起きる、この2つの矛盾が同時にほどけるのが気持ちいいです。
結末:絢の濡れ衣が晴れ、犯人は損害分を返していく流れになる
サラリーマン風の男が真犯人だと判明し、七川絢の濡れ衣は晴れます。
店長は絢に謝罪します。疑われていた絢が救われるので、事件としてはかなり安心できる結末です。蘭が友人のために動いたことも、しっかり報われます。
犯人は自分の事情と犯行を認め、店で働いて損害分を返していく流れになります。
盗難事件としては解決しますが、犯人が失職と住居喪失に追い込まれていた背景があるため、痛快だけでは終われません。絢の無実が晴れる温かさと、生活苦の苦さが同時に残ります。
アニメ「コンビニの落とし穴」の名言

ジョディ「とてもとても大切な宝物の地図をやっと見つけたから…」
蘭達に学校をやめる理由を聞かれた時に、宝の地図を見つけたらからやめるのと伝えてたセリフ。
ジョディ「A secret makes a woman woman ! (女は秘密を着飾って美しくなるんだから!)」
秘密について聞かれた時に答えた名セリフ。この言葉は昔、ベルモットからジョディに言われた言葉であることはまだわからない。
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第343・344話「コンビニの落とし穴」の感想&まとめ

第343・344話「コンビニの落とし穴」は、蘭の推理とジョディへの疑念が重なる前後編。
日常事件なのに本筋直前の不穏さが強く残ります。
①蘭が自分で推理する流れが気持ちいい
この回で一番気持ちいいのは、蘭が絢の濡れ衣を晴らすために自分で推理するところ。
新一やコナンに答えをもらうだけではなく、蘭自身が違和感を拾い、トイレの天井裏へたどり着きます。新一の言葉が背中を押す形になるのも、蘭新らしくて良いです。友達を助けたい気持ちが行動力へ変わるのが、蘭らしくて頼もしいです。
見返すと、蘭主導回としてかなり温かく楽しめます。
②コンビニの天井裏に人が潜んでいた怖さが残る
殺人事件ではないのに、コンビニのトイレ天井裏に人が潜んでいたという設定はかなりゾクッとします。
身近な場所だからこそ、日常の裏に異物がある感じが強いんですよね。外から誰も入っていないのに商品が消える謎も、コンビニという普通の空間だからこそ効いています。犯人の生活苦が明かされるので、怖さだけでなく苦い後味も残ります。
トイレや商品箱、購入品を意識して見返すと、伏線回収がより気持ちいいです。
③事件解決後にジョディへの疑念が残るのが不穏
絢の濡れ衣が晴れて安心した直後、ジョディの部屋の写真で空気が一気に変わるのが強いです。
コナンや蘭、学園祭の写真があることで、ジョディは何者なのかという疑問が一気に濃くなります。
退職発言や過去の夢・回想も重なり、ただの英語教師では終わらない感じが怖いです。
日常事件が終わったと思ったら、次の大事件へ引っ張られる構成が本当に上手いです。
見返すほど本筋直前のざわつきが残ります。
絶対に次のお話を見て欲しいので、気になる方は絶対チェックしてください!
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