340話・341話「トイレに隠した秘密」は何巻?原作の何話まで?簡単なネタバレ|アニメコナン

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2003年11月3日放送の「トイレに隠した秘密」

前回のアニメ放送は「4台のポルシェ」でした。

ついにベルモットがバレてから緊迫した雰囲気が漂いますが…。

今回は宮野家族についてわかるお話です!

今記事では340話・341話「トイレに隠した秘密」は原作のお話なのか?アニオリなのか?などを簡単なあらすじを含めて解説します。

※ここからは簡単なネタバレを含むため、注意してください。

この記事の目次

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【関連】アニメ「名探偵コナン」の最新話は何話?

アニメ340話・341話「トイレに隠した秘密」は何巻?原作で何話?

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アニメ放送されている「トイレに隠した秘密」は原作コナンの話となり、対象の単行本は41〜42巻です!

名探偵コナン41巻「File423:ある来訪者の残した謎…、 File424:小さな密室に残された秘密」

名探偵コナン42巻「File425:隠されていた真実」

名探偵コナン41巻に掲載されている話↓
File1:ママはライバル!?
File2:疑惑の銃声
File3:闇の男爵夫人(ナイトバロニス)登場!
File4:暗闇は死の罠(デストラップ)の扉
File5:暗闇の音なき殺人
File6:黒い光の謎
File7:迫る包囲網
File8:そこにある危機
File9:逃れられないターゲット
File10:ある来訪者の残した謎…
File11:小さな密室に残された秘密

名探偵コナン42巻に掲載されている話↓
File1:隠されていた真実
File2:good-bye ジョディ
File3:蘭の推理
File4:信じられない結末
File5:満月の夜と黒い宴の罠
File6:血塗られた幽霊船
File7:透明人間現る!
File8:工藤新一登場!?
File9:工藤新一登場!?
File10:ラットゥンアップル
File11:雨中の刻印

アニメ「トイレに隠した秘密」の簡単なあらすじ

公式HPのあらすじはこちら↓

黒ずくめの組織のことを探るため、灰原の父・宮野厚司の友人であるデザイナー宅を訪れたコナン達。灰原本人の記憶によれば、父・宮野博士はマッドサイエンティスト、母・エレーナは陰気でヘルエンジェルと呼ばれていたという。そして、両親と姉・明美の事を尋ねるうち、その頃幼かった姉がイタズラをして、何かをデザイン事務所のトイレに隠したらしい事がわかる。

更なる情報を得ようと、コナンがデザイン事務所社長に質問している最中、社長は急に苦しみ出して死んでしまい… 死因は青酸カリによる毒殺。だが、彼が食べていたテリヤキバーガーやクッキーにも、飲んでいたコーヒーにも毒物反応は出ず、反応があったのは彼の左手だけ。一体どうやって毒を仕込んだのだろうか? 

一方、灰原の存在に気付いたベルモットが、カルバドスという名の人物と電話をし、何やら不穏な相談を…

https://websunday.net/episode/12027/

アニメ「トイレに隠した秘密」の登場人物

「トイレに隠した秘密」の登場人物
・江戸川コナン
・毛利蘭
・灰原哀
・目暮警部
・高木渉
・ジョディ
・鈴木園子
・ベルモット

【関連記事】黒の組織「ベルモット」の漫画&アニメの登場回は何話?蘭や新一とのお話も掲載

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アニメ「トイレに隠した秘密」のネタバレ&伏線

アニメ「トイレに隠した秘密」は、第340話・第341話で描かれる前後編。

出島デザイン事務所で起きる毒殺事件として完結する一方で、灰原哀の家族、宮野厚司・宮野エレーナ・宮野明美に関する情報が一気に深まる重要回です。

タイトルの「トイレに隠した秘密」は、事件の毒殺トリックだけでなく、宮野家が残した大切な記憶にも重なります。事件は今井徹夫の犯行として解決しますが、灰原が母の声を受け取る温かさと、ベルモットがカルバドスへ連絡する不穏さが同時に残るのが、この回の強さです。

出島デザイン事務所は宮野厚司の旧家だった

この回で確定する大きなポイントは、出島デザイン事務所が灰原の父・宮野厚司の生家、旧家にあたる場所だということ。

阿笠博士が宮野厚司の幼なじみである出島壮平を探し当て、コナンたちが事務所へ向かう流れで、ただの訪問先ではなく灰原の家族の過去に直結する場所だと分かります。

事件現場でありながら、灰原にとっては両親と姉の痕跡をたどる場所でもあるんですよね。

この場所は宮野家の背景を掘り起こすかなり大事な舞台。

灰原は黒の組織から逃げてきた少女として描かれてきましたが、この回では「宮野家の娘」としての輪郭がさらに見えてきます。

出島デザイン事務所は、今井徹夫の毒殺事件の現場であると同時に、灰原の出自や黒の組織に関わる過去へつながる場所として意味が残ります。

見返すと、灰原が体調不良でもこの場所へ向かう切実さが胸にきます。

普通なら休んでいた方がいい状態なのに、両親の手がかりがあるかもしれないとなれば動かずにいられない。

出島デザイン事務所がただの事件現場ではなく、灰原が家族の記憶に触れる場所として見えるのが、この回の大きな見返しポイントです。

宮野厚司と宮野エレーナの呼称が判明する

この回では、宮野厚司が「マッドサイエンティスト」、宮野エレーナが「ヘルエンジェル」と呼ばれていた情報が出ます。

この呼称だけを見ると、かなり不穏です。灰原の両親が、周囲や組織内でどのように見られていたのかを知る手がかりになり、宮野家の研究背景がさらに重く感じられます。

コナン全体で見ると、この情報は宮野家と黒の組織の関係を考えるうえで重要。

ただし、この回だけで厚司やエレーナの研究内容を断定する必要はありません。

ここで大事なのは、灰原の両親が普通の研究者としてだけではなく、かなり特殊な呼称で語られていたこと。

その呼び名が、灰原の背負っている過去の重さを自然に浮かび上がらせます。

特にエレーナは、「ヘルエンジェル」という怖い響きの呼称と、後に娘へ残した優しい声の対比が強烈。

呼ばれ方だけで人物を決めつけられないのが、この回の面白いところでもあります。見返すと、宮野夫妻の不穏な呼称が出たあとに、母としてのエレーナの温かさが見えてくる構成がかなり刺さります。

宮野明美がトイレにカセットテープを隠していた

この回では、宮野明美が最近、出島デザイン事務所に来てトイレを借りていたことが分かります。

そしてその目的は、宮野エレーナが志保へ残したカセットテープを隠すことでした。明美はすでに過去の人物として語られる存在ですが、この回では死後も妹へ大切なものをつなぐ姉として強く残ります。

これは灰原と宮野家の家族関係を語るうえでかなり大きい。

カセットテープは、出島殺害事件の証拠ではありません。

けれど、灰原にとっては母の声へつながる大切な橋渡しです。明美がトイレの給水タンクに隠していたという日常的な場所の選び方も、タイトルの意味をぐっと深くしています。

この回は、トイレットペーパーの芯を使った事件トリックと、給水タンクに隠された家族の記憶が同じ「トイレ」という場所に重なります。

ただし、前者は事件の仕掛けで、後者は灰原の家族情報です。見返すと、明美が妹のために残した行動が静かに効いていて、ただの過去の被害者ではなく、今も灰原を支える存在に見えるのが胸にきます。

灰原が母・エレーナの声を受け取る

この回の最大の感情的なポイントは、灰原が母・宮野エレーナの声を受け取ること。

エレーナは、志保の成長に向けたメッセージをカセットテープに残していました。灰原はその声を通して、自分に向けられた母の思いに触れます。ここは本当に静かな場面なのに、かなり胸にきます。

灰原は長く孤独と恐怖を抱えているキャラ。

黒の組織に追われ、姉を失い、両親のことも遠い記憶としてしか持てない彼女にとって、母の声が届くことはただの情報以上の意味を持ちます。事件を解くための証拠ではなく、灰原自身の心に残る家族の声なんですよね。

しかも、その母が「ヘルエンジェル」と呼ばれていた人物だという対比が効いています。外側から見た呼称は怖いのに、娘へ残した声は温かい。

この落差がすごく良いです。見返すと、灰原が母の声を受け取る場面は、黒の組織編の中でもかなり人間ドラマとして深い余韻を残します。

ベルモットがカルバドスへ連絡する

この回のラストでは、ベルモットがカルバドスへ連絡します。

ここでカルバドスの名前が出て、ベルモット編の危険が次の段階へ進む流れが見えてきます。出島壮平の毒殺事件は今井徹夫の犯行であり、ベルモットやカルバドスが事件の犯人というわけではありません。

けれど、事件後の空気は一気に黒の組織側へ冷えます。

この連絡はベルモット編の緊張を高めるかなり重要な本筋情報。

灰原の存在に気づいたベルモットが、具体的な行動へ移っていくように見えるため、灰原をめぐる危険がただの不安ではなく現実味を帯びます。

エレーナのテープで温かい余韻が生まれた直後だけに、この不穏さが余計に刺さります。

この回の構成がすごいのは、家族の温かさと組織の怖さを同じラスト付近でぶつけてくるところ。

灰原に母の声が届いたと思ったら、今度はベルモット側の動きが見える。見返すと、救いと危険が同時に残る締め方になっていて、ベルモット編へ向かう緊張が一気に増します。

アニメ「トイレに隠した秘密」のあらすじ&事件の流れ

アニメ「トイレに隠した秘密」は、灰原が体調を崩して阿笠邸で休んでいるところから始まります。

静かな導入ですが、阿笠博士が宮野厚司の幼なじみ・出島壮平を探し当てたことで、灰原の家族の過去へ踏み込む流れになります。

事件は出島デザイン事務所で起きる毒殺です。食べ物にもトイレ周辺にも毒が出ないのに、出島の左手やベルト付近に毒物反応が出る違和感が、トイレットペーパーの芯を使ったトリックへつながっていきます。

灰原が体調を崩し、阿笠邸で休んでいる

物語は、灰原が前回の出来事後に体調を崩し、阿笠博士の家で休んでいるところから始まります。

弱っている灰原の様子があるため、最初はかなり静かな空気です。そこへ阿笠博士が、宮野厚司の幼なじみである出島壮平を探し当てた情報を持ってきます。

ここで灰原の表情が変わるのが印象的。

体調が悪くても、両親の手がかりとなれば動かずにはいられないんですよね。普通の日常回ではなく、灰原の家族の過去へ向かう導入になっていて、最初から胸にくる重さがあります。

出島デザイン事務所が宮野厚司の家だったと分かる

コナン、灰原、阿笠博士は出島デザイン事務所へ向かいます。

そこで、その場所が宮野厚司の家だったと分かります。事務所という普通の場所が、灰原にとって両親と姉の痕跡が残る場所へ変わる瞬間です。

この時点では、まだ毒殺事件は起きていません。

けれど、場所そのものにすでに大きな意味があります。宮野厚司、宮野エレーナ、宮野明美の記憶がこの建物に重なっているため、灰原にとってはただの訪問先ではありません。事件の舞台と家族の記憶が重なるのが、この回の独特な空気です。

出島壮平たちと会い、宮野家の過去情報が語られる

出島デザイン事務所では、出島壮平、財津浮彦、今井徹夫、夏堀勇らが登場。

そこで宮野厚司や宮野エレーナに関する過去情報が語られます。宮野厚司が「マッドサイエンティスト」、宮野エレーナが「ヘルエンジェル」と呼ばれていたことも、この流れで見えてきます。

さらに、宮野明美が最近この事務所へ来て、トイレを借りていたことも分かります。

ここで視聴者が引っかかるのは、明美がなぜわざわざトイレを借りたのかという点です。まだ答えは見えませんが、この何気ない話がラストのカセットテープ発見へつながります。

出島壮平がハンバーガーを食べた後に倒れる

出島壮平はハンバーガーを食べた後に倒れます。

家族の手がかりを探す静かな流れから、突然の毒殺事件へ一気に空気が変わります。灰原にとって大切な場所で、いきなり人が死ぬ。この落差がかなり強いです。

最初に気になるのは、出島が何を口にして毒を摂取したのか。

ハンバーガーが怪しく見えますが、事件はそう単純ではありません。灰原は黒の組織の関与も一瞬疑いますが、コナンは事務所関係者の中に犯人がいると見て、現場の違和感を拾っていきます。

食べ物ではなく、左手やベルト付近から毒物反応が出る

捜査の結果、食べ物やトイレ周辺からは毒物反応が出ません。

一方で、出島の左手、ベルト付近、ハンカチなどから毒物反応が見つかります。ここで、ハンバーガーに直接毒を盛った説は崩れていきます。

視聴者が引っかかるのは、なぜ食べ物に毒がないのに出島が毒を体内に入れたのかという点。

そして、なぜ左手やベルト付近に毒があるのか。毒殺の見え方がひっくり返り、出島がトイレで何をしたのかが一気に重要になります。地味な毒物反応の位置が、推理の方向を変えるのが気持ちいいです。

トイレットペーパーの芯を使った毒殺トリックが明らかになる

今井徹夫は、トイレットペーパーの芯に青酸カリを塗り、出島の手に毒を付着させていました。

さらに、出島がトイレへ行くタイミングを作るため、事前にコーヒーへ下剤を混ぜていました。毒を食べ物に直接仕込むのではなく、出島自身の行動で毒を手に移させる仕掛けです。

出島はトイレで毒のついた芯を扱い、その後、毒のついた手でハンバーガーを食べたことで青酸カリを体内に入れます。

ここで、左手・ベルト付近・ハンカチの毒物反応が一本線でつながります。日常的なトイレ用品が毒殺の核だったと分かる瞬間は、かなりゾクッとします。

台所の三角コーナーに隠された袋が今井を追い詰める

台所の流し台の三角コーナーには、毒を運ぶための袋が隠されていました。

これが今井徹夫と毒をつなぐ決め手になります。トリックの説明だけでなく、犯人特定へ進む場面です。

ここで大事なのは、証拠がトイレ内ではなく台所に隠されていたこと。

トイレ周辺に毒物反応がないことで、単純な仕掛けではないと見せていましたが、毒を運んだ袋までは完全に消せませんでした。今井の周到さが見える一方で、最後の隠し場所が逃げ道をなくしていくのが面白いです。

トイレの給水タンクからエレーナのカセットテープが見つかる

事件後、コナンと灰原は、宮野明美が何かを隠したと考えてトイレを調べます。

そして給水タンクから、宮野エレーナが志保へ残したカセットテープが見つかります。ここで、トイレという場所の意味が事件から宮野家へ大きく切り替わります。

毒殺事件のトイレは怖い仕掛けの場所でしたが、カセットテープのトイレは家族の記憶が隠された場所。

同じ場所なのに、意味がまったく違うのがこの回の上手さです。灰原が母の声を受け取る流れは、事件解決後の温かい余韻としてかなり強く残ります。

ベルモットがカルバドスへ連絡する

ラストでは、ベルモットがカルバドスへ連絡します。

今井の毒殺事件は解決しているのに、灰原をめぐる黒の組織側の危険はまだ終わっていません。エレーナのテープで温かい余韻が出た直後に、不穏さが一気に戻ってきます。

ここでカルバドスは、出島殺害事件の容疑者ではありません。

あくまでベルモット編の次の動きとして出てくる本筋情報です。灰原が母の声を受け取る救いと、ベルモットが次へ進む怖さ。この落差が、この前後編の後味をかなり強くしています。

事件の流れを短く整理

流れを短く並べると、灰原の体調不良から宮野家の旧家、出島の毒殺、トイレットペーパーの芯トリック、エレーナのカセットテープ、ベルモットの連絡までが一気に見えてきます。

この前後編は、毒殺事件と宮野家・ベルモット編の本筋が重なる回です。

  • 灰原が体調を崩し、阿笠博士の家で休んでいる。
  • 阿笠博士が、宮野厚司の幼なじみである出島壮平を探し当てる。
  • コナン、灰原、阿笠博士が出島デザイン事務所へ向かう。
  • 出島デザイン事務所が宮野厚司の家だったと分かる。
  • 出島壮平、財津浮彦、今井徹夫、夏堀勇と会う。
  • 宮野厚司と宮野エレーナの呼称に関する情報が出る。
  • 宮野明美が最近トイレを借りに来たと分かる。
  • 出島壮平がハンバーガーを食べた後に倒れる。
  • 食べ物やトイレ周辺から毒物反応が出ない。
  • 出島の左手、ベルト付近、ハンカチから毒物反応が出る。
  • トイレットペーパーの芯を使った毒殺トリックが明らかになる。
  • 台所の三角コーナーに隠された袋が今井徹夫を追い詰める。
  • 今井徹夫が犯行を認める。
  • トイレの給水タンクから、宮野エレーナが志保へ残したカセットテープが見つかる。
  • 灰原が母・エレーナの声を受け取る。
  • ラストでベルモットがカルバドスへ連絡する。

アニメ「トイレに隠した秘密」の犯人&トリック

犯人は今井徹夫です。被害者は出島壮平です。出島壮平の毒殺は黒の組織の犯行ではなく、出島デザイン事務所内の恨みによる単発事件です。

この事件の中心は、トイレットペーパーの芯を使って出島の手に毒を付着させる毒殺トリックです。決め手は、出島の左手・ベルト付近・ハンカチの毒物反応と、台所の三角コーナーに隠された毒を運ぶための袋です。

犯人:今井徹夫

真犯人は今井徹夫です。今井は出島壮平を青酸カリで毒殺しました。

毒はハンバーガーなどの食べ物に直接仕込まれたわけではありません。トイレットペーパーの芯を通じて出島の手に毒を付着させ、その手で食べ物を口にさせることで毒を体内へ入れました。

被害者は出島壮平です。出島は宮野厚司の幼なじみであり、出島デザイン事務所の関係者でもあります。この回は宮野家の重要情報が多いですが、出島の毒殺事件自体は今井徹夫による犯行として切り分ける必要があります。黒の組織が出島を殺したわけではありません。

動機:独立妨害への長年の恨み

動機の背景には、今井徹夫がかつて独立しようとした時、出島壮平が出版会社へ根回しし、今井に仕事が回らないようにしていたことがあります。

今井はそのことで出島に恨みを抱いていました。仕事の夢を潰されたように感じていたのだと思うと、かなり根深い感情です。

引き金になったのは、現在になって再び独立を相談した際、出島から否定的な言葉を受けたこと。

過去の独立妨害への恨みが再燃し、今井の中に眠っていた殺意が戻ります。20年前は幼い宮野明美の笑顔で殺意が消えたと整理されますが、今回はその歯止めが効かなかったわけです。

決定打は、現在の出島の態度によって、抑えていた恨みが殺意へ変わったこと。

動機は宮野家や黒の組織の縦軸とは直接つながりません。けれど、長年の不満が静かに積もり、日常的なトイレ用品を使った毒殺へ変わる流れはかなり怖いです。

トリック:トイレットペーパーの芯を使った毒殺

今井徹夫のトリックは、トイレットペーパーの芯に青酸カリを塗り、出島自身の手に毒を移させるものです。

毒を食べ物へ直接入れないことで、最初の捜査の見え方をずらしています。

準備

今井は、トイレットペーパーの芯に青酸カリを塗っていました。

そして出島がトイレへ行くタイミングを作るため、事前にコーヒーへ下剤を混ぜます。出島が節水にうるさくなったことも、トイレットペーパーの芯を扱わせる条件として効いています。

さらに今井は、毒を運ぶための袋を用意していました。

その袋は最終的に台所の流し台の三角コーナーへ隠されます。毒殺の準備はかなり周到で、食べ物ではなくトイレで毒を手に移す設計になっているのが嫌な怖さです。

実行

出島はトイレでトイレットペーパーの芯を扱い、左手に毒を付着させます。

その後、毒のついた手でハンバーガーを食べ、青酸カリを体内に入れて死亡します。つまり、出島は自分の手で毒を口へ運ばされていたことになります。

ここで、左手・ベルト付近・ハンカチの毒物反応が意味を持ちます。

毒は食べ物に直接入っていなかったため、食べ物からは毒が出ません。トイレ周辺にも毒が残らないように見えるため、毒の経路が分かりにくくなっていました。

発覚回避

今井は、毒を食べ物に直接仕込まないことで、ハンバーガー毒殺説を崩すような状況を作っていました。

さらに毒のついた芯を出島自身に扱わせることで、犯人が直接毒を口へ入れたようには見えにくくしています。トイレ周辺に毒物反応が残らないように見せた点も、かなり計算されています。

毒を運ぶための袋を台所の三角コーナーに隠したことも、発覚を避けるための工夫。

トイレが重要なのに、証拠が台所にあるというズレが、この事件をややこしくしています。今井は現場の見え方をずらそうとしていましたが、最後にはその袋が決め手になります。

綻び

綻びは、食べ物やトイレ周辺から毒物反応が出ないのに、出島の左手・ベルト付近・ハンカチから毒物反応が出たことです。

この位置関係が、毒がトイレ内で手についた可能性を示します。食べ物に毒がないからこそ、手から口へ入った筋道が浮かびます。

さらに、トイレットペーパーの芯が毒を手に移す仕掛けを説明。

台所の三角コーナーに隠された袋は、今井と毒をつなげる物証になります。バラバラに見えた毒物反応、芯、袋が一本線でつながるのが、この事件の気持ちいい回収です。

決め手:毒物反応と三角コーナーの袋

決め手のひとつは、出島の左手・ベルト付近・ハンカチから出た毒物反応。

これは、毒が食べ物に直接盛られたのではなく、出島の手に付いた後で口へ運ばれたことを示します。ハンバーガーに毒がないことで、食べ物毒殺の見え方は崩れます。

トイレットペーパーの芯は、毒を手に移す仕掛けを説明します。

出島がトイレで芯を扱ったことで、左手に青酸カリが付着した流れが見えてきます。トイレ周辺に毒物反応が残っていない点も、出島自身が毒の付いた物を持ち出したことで説明できます。

最終的に、台所の三角コーナーに隠された毒を運ぶための袋が、今井徹夫の犯行を示す決め手になります。

毒の付着経路だけならトリックの説明ですが、袋があることで今井と毒がつながります。これにより、今井は逃げ場を失います。

結末:今井徹夫が犯行を認める

コナンは阿笠博士の声で推理を整理し、今井徹夫が出島壮平を毒殺した犯人だと明らかにします。

トイレットペーパーの芯、下剤入りコーヒー、毒物反応、三角コーナーの袋がつながり、毒殺トリックの全体像が明らかになります。今井は犯行を認めます。

事件としては今井の犯行で決着しますが、この回はそれだけでは終わりません。

事件後、トイレの給水タンクから宮野エレーナのカセットテープが見つかり、灰原は母の声を受け取ります。さらにラストではベルモットがカルバドスへ連絡します。毒殺事件の苦さ、家族の温かさ、組織の不穏さが同時に残る結末です。

アニメ「トイレに隠した秘密」の名言

灰原哀「ヘルエンジェル…地獄に堕ちた天使…」

灰原の母親が黒の組織で言われていた名前がここで初めてわかります。

宮野エレーナ「11歳になった志保へ…誕生日おめでとう…」

テープ越しですが、愛する娘に向けてメッセージを残したほっこりする名シーン。ここらへんの話では結構、緊迫していたため灰原にとっても、母親は癒やしの声であることは間違いないシーン。

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第340・341話「トイレに隠した秘密」の感想&まとめ

第340・341話「トイレに隠した秘密」は、毒殺事件と宮野家の記憶が重なる前後編です。エレーナの声の温かさと、ベルモットの不穏さが強く残ります。

①灰原が両親の手がかりを求める切実さが胸にくる

この回でまず刺さるのは、体調不良の灰原が、それでも両親の手がかりを求めて出島デザイン事務所へ向かうところ。

灰原にとって宮野家の記憶は、ただの過去情報ではなく、自分が何者なのかに関わる大切なものなんですよね。出島デザイン事務所が宮野厚司の旧家だったと分かるだけで、場所の重みが一気に変わります。

事件の前から、灰原の静かな緊張がにじんでいて胸にきます。見返すと、彼女の表情や言葉の少なさまで深く見えます。

②トイレットペーパーの芯トリックが日常的で怖い

毒殺トリックは、トイレットペーパーの芯という日常的すぎる小道具を使っているのが怖いです。

食べ物に毒がないのに、出島の左手やベルト付近に毒物反応が出る流れも、違和感から推理へつながっていて気持ちいいです。下剤入りコーヒーでトイレへ誘導し、芯を扱わせる構成もかなり周到です。

タイトルの「トイレに隠した秘密」が、毒殺トリックの面でもしっかり効いています。知ったうえで見ると、出島がトイレへ行く流れがかなり不穏に見えます。

③エレーナの声の温かさとベルモットの不穏さの落差が強い

事件解決後にエレーナのカセットテープが見つかる流れは、本当に温かいです。

「ヘルエンジェル」と呼ばれた母が、娘には優しい声を残していたという対比がかなり胸にきます。宮野明美がそれをトイレに隠していたことも、妹への思いとして強く残ります。

でも、その直後にベルモットがカルバドスへ連絡するので、安心しきれないんですよね。家族の声が届く救いと、黒の組織の危険が近づく怖さが同時に残る、かなり重要な灰原回です。

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