2019年2019年8月31日・9月7日(土)・9月14日に放送の「迷宮カクテル」。
1つ前の原作回は941話/942話「マリアちゃんをさがせ」でした。黒の組織のボスが烏丸蓮耶…というとても重要な話が出た回でした。
さて、今回の迷宮カクテルは、紅の修学旅行の次の話でもあり、とても大事な物語です。迷宮カクテルの冒頭では、赤井秀一と安室透が拳銃を突きつける所からスタート。
赤井&安室という組織回でも大事な回になるので、絶対に見て欲しい内容になります。
今記事では952話〜954話「迷宮カクテル」は原作のお話なのか?アニオリなのか?などを簡単なあらすじを含めて解説します。
※ここからはネタバレを含むため、注意してくださいね。
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アニメ952話〜954話「迷宮カクテル」は何巻?原作で何話?
アニメ放送されている「迷宮カクテル」は原作コナンの話となり、対象の単行本は95巻です!
名探偵コナン95巻に掲載されている話↓
File1:薄紅の回答
File2:濃紅の予兆
File3:じっとしてなさい!
File4:焦ってんだよ
File5:ホラ♡
File6:黒ウサギ亭にて
File7:バイバイだね
File8:あの女性の記憶
File9:ぬかったな
File10:同い年なのに…
File11:臨場
迷宮カクテルの前の話について、簡単に振り返り
アニメだけを追っている人だと、アニメオリジナルの放送が最近多いため、どんな話だったっけ?と少し忘れ気味になっていると思うので簡単に振り返ると…。
前回の放送では、「紅の修学旅行編」の続きという話になり、工藤新一が生きているという情報がテレビやネットニュースに流れてしまいました。

新一の父親でもある「工藤優作」の協力も得て、なんとか工藤新一の情報を消すことに成功しました。
しかし、黒の組織のNo2である「RUM」に目を付けられることになり、バーボンこと安室透の元へ
「工藤新一の情報を要求する
Time is money!
急げよ バーボン
RUM」
とメールが来て、ついに黒ずくめの組織が「新一」についての情報を取りに来るのです。ちなみにもう一つ大事なのが黒の組織のボスの正体が「烏丸蓮耶」とわかったのも前回の放送になります。

アニメ「迷宮カクテル」のあらすじ

※公式のあらすじはこちら↓
小五郎は脅迫状が届いたという資産家の諸岡から仕事を依頼され、コナン、蘭、安室と待ち合わせ場所の黒ウサギ亭にやってくる。諸岡が執事の深町と現れると、小五郎は脅迫状を確認。脅迫状は「命が惜しくば、黒ウサギ亭に近づくな」という内容だった。
諸岡たちはバニーガールの有里の接客を受け、バニーガールの紗菜は売り上げがトップになりそうな有里を忌々しそうに見る。この後、有里が酒を飲んで突然苦しみ出して…
ウサギ亭の有里は酒を飲んだ後に苦しみながら倒れる。有里の酒からヒ素が検出され、コナンは有里のグラスに毒を混入した犯人は諸岡、深町、紗菜の中にいると考える。目暮警部は3人に事情聴取する。コナンと安室は諸岡のボディガードから話を聞き、諸岡が悩んでいた事実を掴む。
この後、深町が1人で有里に会いに来た事実が発覚。紗菜が父親の手術代を必要としている事も明らかになる。安室は宮野エレーナの記憶を思い出して…
何者かが黒ウサギ亭の有里の酒にヒ素を入れる事件が発生。犯人は諸岡、深町、紗菜に絞られる。コナンと安室は蘭が拾った有里のつけ爪、小五郎の何気ない一言をヒントに事件の真相を見破る。
コナンは3人の事情聴取を続ける目暮に声をかけ、容疑者2人は言動から犯人の可能性がないと伝え、トリックを暴きながら徐々に犯人を追い込んでいく。事件解決後、安室は合鍵を使って工藤邸に侵入。安室と沖矢昂は拳銃を構えたまま対峙して…
アニメ「迷宮カクテル」の登場人物

「迷宮カクテル」の登場人物
・江戸川コナン
・工藤新一
・毛利蘭
・毛利小五郎
・目暮十三
・高木渉
・鈴木園子
・工藤優作
・工藤有希子
・赤井秀一
・安室透
・沖矢昴
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アニメ「迷宮カクテル」のネタバレ&伏線

「迷宮カクテル」は、黒ウサギ亭で起きた事件を追うだけの回ではありません。
安室透が工藤新一の存在を本格的に追い始め、さらに宮野エレーナとの過去まで描かれる、とても情報量の多い重要回。
しかも物語のラストでは、安室透・赤井秀一・工藤優作・工藤有希子がついに同じ場にそろうことに…。
事件そのものも見応えがありますが、本当に大事なのはむしろ“事件の外側”で動いている因縁と伏線かもしれません。
黒の組織、工藤新一、宮野家、そして安室と赤井――。
いろんな線が一気につながり始める回なので、見返すと面白さがぐっと増すエピソードです!
※ここからは、ネタバレ&伏線込みで解説していきます!
【目次】好きなところから見れます▼
① 安室透が新一の捜査を開始する
「迷宮カクテル」でまず大きいのは、安室透が工藤新一について本格的に動き始めたことですね。
「紅の修学旅行」では、新一が生きているという情報がテレビやネットニュースにまで流れてしまいました。
工藤優作の協力もあって、表向きは何とか情報を消すことに成功しましたが、黒ずくめの組織のNo.2であるRUMはそこを見逃さず。
実際、安室の元には新一の情報を要求するメールがRUMから届いており、ここから安室は“バーボン”として工藤新一を探る動きを見せるように。
つまり「迷宮カクテル」は、“安室が新一の捜査を開始する回”となります…!
② 安室が宮野エレーナのことを思い出す
事件の途中、紗菜が父親との電話で「赤い…血!?」という言葉を口にした時、安室はハッとした表情を見せます。
さらにその後、諸岡が怪我を繰り返していたという話を聞いた時にも、安室はまた何かを思い出した様子でした。
ここで安室の脳裏に浮かんだのが、幼い頃の降谷零と宮野エレーナの記憶です。
回想では、明美に連れられて怪我をした少年時代の零が、宮野医院を訪れていました。
エレーナは零に
宮野エレーナ「あら、また君?ケンカ好きなのね…」
と優しく声をかけますが、零は
降谷零「違うよ!!アイツらが僕の頭の色が変だってからかうから…」
降谷零「ボクは、日本で生まれて日本で育った…日本人なのに…」
と、金髪をからかわれた悔しさをぶつけます。
するとエレーナは、見た目が違っていても、みんな同じように赤い血が流れているのだと、まっすぐ零に伝えるのでした。
この“赤い血”というやり取りがあったからこそ、事件中の一言で安室の記憶が一気によみがえったわけですね。
しかも後にわかるのですが、安室はただ治療を受けていたのではなく、エレーナに会いたくてわざと怪我をしていた様子も描かれていました。
少年時代の安室さん、なかなか可愛いです…!笑
③ RUMは新一のことを強く警戒している
安室がエレーナのことを思い出した直後、今度はRUMから再びメールが届きます。
内容は
工藤新一の情報を急げ!
Time is money!
というもの。
前回の「紅の修学旅行」の後にも、RUMは安室へ新一の情報を求めていましたが、今回はさらに催促するような形でしたね。
それだけRUMが工藤新一を強く警戒しているということでもあると思います。
④ 安室透はハーフだった!
安室の過去の回想にて。
宮野医院で治療を受けていた幼い零は、自分の髪の色をからかわれてケンカをしていました。
そこでエレーナに
宮野エレーナ「ご両親のどちらかが外国人なのかしら?」
と聞かれると、零は少しムキになったような反応を見せます。
さらにその後、宮野厚司が現れた時に、エレーナは零のことを
宮野エレーナ「あの子は特別! 私と同じハーフだから…」
と話していました。
ここで、安室透がハーフであったことがわかります。
ちなみに宮野エレーナについては、過去回「お金で買えない友情」にて、阿笠博士の口からイギリスから日本に留学していたことが明かされていました。
ただし安室については、この時点でもどこの国とのハーフなのかまではまだ明かされていません。
あくまで“ハーフである”ことだけがはっきり示され、そこから先は今後の気になるポイントとして残されていました。
⑤ 宮野一家が黒の組織に関わった理由は、烏丸蓮耶から研究の話を受けていたから
今回かなり重要なのが、宮野夫妻が烏丸側から研究の話を受けていたことです。
厚司とエレーナの会話では、厚司の研究をバックアップしてくれる施設へ移る話が出てきました。
厚司は最初、エレーナと離れ離れになるのがつらいこと、そしてエレーナの姉もその話を少し胡散臭いと見ていたことから、その話を断ろうとしています。
ところが、宮野厚司の研究をサポートするのが黒ずくめの組織のボス・烏丸蓮耶が仕切っている烏丸グループ。
ここで既に宮野夫妻が烏丸側から接触を受けていた、というのはかなりの伏線ですね…。
では、なぜ2人はその話を受ける方向に傾いたのか?
大きかったのは、厚司の研究が町医者の片手間でできるような規模ではなかったこと。エレーナも、給料がいいなら病院をたたんででも研究を手伝うと言っていました。
そしてもう一つが、お腹の中にいる新しい命・灰原哀の存在でした。
研究の夢と家族の将来の両方があったからこそ、簡単には断れなかったのだと思います。
⑥ 宮野エレーナの姉とは?
宮野エレーナと厚司の会話にて。
宮野エレーナと厚司の会話では、研究のバックアップを受ける話が出た時に、厚司が
宮野厚司「君のお姉さんも少し胡散臭いって言ってたしね…」
と伝えていました。
何気ない一言ですが、ここはかなり重要な伏線なんですよね。
というのも、後のお話では宮野エレーナとメアリーが姉妹関係にあることが判明!
そして、幼児化したメアリーが灰原に似ているのも、宮野エレーナとメアリーが姉妹だったとすると納得できます。

⑦ 安室と赤井の前に工藤優作と工藤有希子が現れる!
安室は事件解決後、RUMに命じられていた工藤新一の情報を探るため、新一の家に侵入します。
そこで、安室は沖矢昴ではなく、赤井秀一本人と相対します。
2人は拳銃を向け合い、
安室透「ぬかったな赤井秀一…」
赤井秀一「その言葉…そっくりそちらに返すとしようか…バーボン!」
まさに一触即発の空気です。
そのまま撃ち合いになるかと思われた瞬間、部屋の電気がつき、安室と赤井の前に工藤優作と工藤有希子が登場!
優作は家主として落ち着いた口調で迎え、有希子は紅茶を出そうとします。
銃口を向け合う緊迫した場面から、一気に“お茶会”の空気へ変わる、あの終わり方は本当に見事でしたね。

アニメ「迷宮カクテル」の事件の流れ

迷宮カクテルの物語の始まりは、赤井秀一と安室透が銃口を向け合う所からスタート。
安室「ぬかったな赤井秀一…」
赤井「その言葉…そっくりそちらに返すとしようか…バーボン!」
と、まさかの沖矢昴の姿ではなく、赤井秀一として安室透と対面しています。二人がこのような展開になったのは何があったのでしょうか。
小五郎が諸岡郡蔵から脅迫状の相談を受ける
物語は、資産家の諸岡郡蔵が毛利小五郎へ脅迫状の相談をするところから始まります。諸岡は黒ウサギ亭へ通っており、その行動をめぐって何者かが脅しているように見えます。
最初は依頼人を守る話に見えますが、脅迫状の目的が何なのか分からない不穏さがあります。
ここで引っかかるのは、なぜ黒ウサギ亭へ行くことが問題なのかという点。
脅迫状は諸岡を狙っているように見えますが、後から見ると、深町惇史が諸岡を店から遠ざけたい意図ともつながります。
単なる脅しに見えた紙が、執事の重い感情へつながる入口になっています。
コナン、蘭、小五郎、安室が黒ウサギ亭へ向かう
コナン、蘭、小五郎、安室透は、諸岡の依頼に関わる形で黒ウサギ亭へ向かいます。
毛利探偵事務所の日常から、華やかな夜の店へ舞台が変わる流れです。
明るく派手な店の雰囲気と、脅迫状の不穏さが同時にあるのがこの導入の面白さです。
小五郎は店の雰囲気に乗りやすく、蘭は巻き込まれる立場になります。一方で、コナンと安室は最初から警戒しています。
見た目はにぎやかな店なのに、内側には毒殺未遂へ向かう準備が進んでいるのが怖いです。
諸岡郡蔵と深町惇史が登場する
黒ウサギ亭には、依頼人の諸岡郡蔵と、その執事である深町惇史が現れます。
ここで、諸岡と深町の主従関係が事件の人間関係として見え始めます。
深町はただの付き添いではなく、諸岡の行動に強い感情を抱えている人物として配置されています。
深町には、幼い頃から仕えてきた諸岡家への忠義があります。特に亡き奥様への思いが、後の犯行動機につながっていきます。華やかな店の裏で、執事の中に重い忠義と誤解が積もっているのが、この事件の苦さです。
朝倉有里のユリの花のつけ爪が描写される
黒ウサギ亭のバニーガール・朝倉有里が諸岡の席につきます。そこで印象的に描かれるのが、有里のユリの花のつけ爪です。
最初は華やかな装飾に見えますが、後に毒混入トリックを崩す決め手になります。
ここで視聴者が引っかかるのは、なぜつけ爪が強調されるのかという点。
有里と諸岡の距離感も、周囲からは誤解を招くものに見えます。
小道具としてのつけ爪と、人間関係の誤認が同時に置かれているのが上手いです。
深町のメガネが諸岡に踏まれて壊れる
事件の大きな前提になるのが、深町のメガネが諸岡に踏まれて壊れる場面です。これによって深町は、メガネがないため遠くが見えない人物のように見えます。
「見えないから有里のグラスを特定できない」という前提がここで作られます。
ただ、このアクシデントが本当に偶然なのかが後で重要になります。
深町が見えないふりをするため、そして諸岡を現場から遠ざけるために仕組んでいたと分かると、場面の意味が一気に変わります。
何気ないメガネ破損が、犯人を一度容疑から外すための仕込みだったのが巧いです。
警報音が鳴り、有里がグラスを置く
店内で警報音が鳴り、有里たちがグラスを置きます。この瞬間に、毒を混入するための状況が生まれます。
接客中の自然な動きに見えるグラスの移動が、実は毒殺未遂のチャンスになっているのが怖いです。
ここで気になるのは、誰が有里のグラスを特定できたのかという点です。
深町はメガネが壊れて見えないはずなのに、狙うべきグラスをどう見分けたのか。
警報音、置かれたグラス、有里のつけ爪が後で一本線につながります。
村上紗菜が有里にワインをかける
村上紗菜が朝倉有里にワインをかけ、有里はカフスを替えに行く流れになります。ここで有里が席を離れるため、容疑者整理にも関わる動きが生まれます。
ワインをかける行動が派手なぶん、紗菜がかなり怪しく見えるミスリードになります。
ただ、紗菜の行動だけで犯行へ直結するわけではありません。彼女には事情があるように見えますが、毒混入の機会と視界の問題を整理すると別の人物が浮かびます。
人間関係の不穏さを強めながら、真犯人から視線をそらす配置が効いています。
朝倉有里が酒を飲んで倒れる
朝倉有里は酒を飲んで倒れ、後にヒ素が検出されます。ここで脅迫状の事件は、実際の毒殺未遂事件へ変わります。
黒ウサギ亭の華やかな空気が、一気に毒殺未遂現場へ冷え込む落差が強烈です。
有里は死亡していません。ここは重要です。
今回の被害は毒殺未遂であり、有里は意識を取り戻して回復へ向かります。
殺人事件ではないからこそ、深町の誤解が取り返しのつかない殺人に至らなかった点も、後味の中で大きく残ります。
容疑者が諸岡、深町、紗菜に絞られる
毒を入れる可能性があった人物として、諸岡郡蔵、深町惇史、村上紗菜が容疑者になります。
ここから事件は、動機と機会を整理する推理パートへ。
諸岡は本当に有里を狙ったのか、紗菜の行動は毒混入につながるのか、深町は本当に見えていなかったのかが焦点になります。
この推理で大事なのは、見えないはずの深町がどうやって有里のグラスを特定できたかです。
壊れたメガネ、スマホ、つけ爪、警報音がそれぞれ別々に置かれているようで、後半で一本線になります。
毒殺未遂の衝撃から、視界の矛盾を解くロジックへ進む流れが気持ちいいです。
安室が宮野エレーナとの記憶を思い出す
事件の推理と並行して、安室透は幼少期の宮野エレーナとの記憶を思い出します。宮野医院で手当てされる幼い降谷零の姿が描かれ、事件とは別の空気が流れます。
毒殺未遂の現場にいる安室の中で、宮野エレーナの優しい記憶がよみがえるのがかなり胸にきます。
ここで見えるのは、安室がハーフで、見た目を理由にいじめられていた過去です。
エレーナもまたハーフであり、幼い降谷に向ける言葉や態度に温かさがあります。
事件の推理中にキャラの過去が差し込まれることで、安室透の見え方が一段深くなります。
宮野厚司の研究に烏丸グループが関わろうとしていたことが示される
宮野医院の回想では、宮野厚司と宮野エレーナの会話も描かれます。そこで、宮野厚司の研究に烏丸グループがスポンサーとして関わろうとしていたことが示されます。
宮野家の過去が、黒ずくめの組織の大きな闇へつながっていく怖さがここで出ます。
この情報は、黒ウサギ亭の毒殺未遂トリックとは別です。
深町の犯行とは無関係ですが、宮野家、APTX4869、烏丸グループの流れを考えるうえではかなり重要。
事件内の推理と組織本筋が同じ三部作に並ぶことで、回全体の密度が一気に上がっています。
蘭が有里のつけ爪を拾う
蘭が朝倉有里のつけ爪を拾うことも、後の決め手につながります。つけ爪は、最初に有里の華やかさを見せる小道具として出ていました。
それが後半では、深町が有里のグラスを特定した目印として回収されるのが気持ちいいです。
有里のつけ爪にはユリの花が描かれています。
この目印があったから、深町はメガネがなくてもスマホカメラのズームで有里のグラスを追えました。
ただの装飾に見えたものが、犯人の視界を説明する証拠へ変わるのがコナンらしいです。
小五郎の「虫眼鏡」発言でスマホズームの発想へつながる
小五郎の「虫眼鏡」発言が、コナンと安室の推理を大きく進めます。
そこで、スマホカメラのズーム機能を虫眼鏡代わりに使えるという発想へつながります。
深町はメガネがなくて見えないふりをしながら、スマホズームで必要なものだけ見ていたわけです。
さらに、深町がスマホを2台持っていたことも効いてきます。これによって、見えないはずなのに有里のグラスを特定できた理由が整理されます。
小五郎の何気ない一言が、視界の矛盾を崩す決定打になるのが痛快です。
深町惇史の毒殺未遂トリックが見破られる
コナンと安室は、深町惇史の毒殺未遂トリックを見破ります。
深町はメガネが壊れて見えないように装いながら、スマホカメラのズームで有里のユリの花のつけ爪を確認し、有里のグラスを特定しました。
「見えないはずの人物」が、実は別の方法で見ていたという反転がかなり気持ちいいです。
警報音で有里にグラスを置かせたことも、毒を入れるタイミングを作るための仕掛けでした。メガネ破損、警報音、つけ爪、スマホズームがすべてつながります。
小道具と行動が一本線になり、深町の犯行へ届く構成が綺麗です。
朝倉有里は諸岡郡蔵の娘だったと判明する
事件の後味を大きく変えるのが、朝倉有里が諸岡郡蔵の娘だったという事実です。深町は、諸岡が亡き妻の死後すぐに若い有里へ入れ込んでいると誤解していました。
しかし実際には恋愛関係ではなく親子関係だったため、深町の動機は完全に空回りしていたことになります。
深町は亡き奥様を不憫に思い、諸岡を黒ウサギ亭から遠ざけようとしていました。
その忠義自体には人間味がありますが、誤解のまま有里を排除しようとしたことは許されません。
真相が分かるほど、忠義が歪んだ方向へ進んだ苦さが強く残ります。
安室が工藤邸へ侵入する
事件後、安室透は工藤邸へ侵入します。RUMからの工藤新一調査の流れを受け、ついに安室が工藤家の中心へ踏み込む形になります。
毒殺未遂の解決から、工藤新一をめぐる本筋の危険へ空気が一気に変わります。
ここは黒ウサギ亭の事件犯人とは別軸。
深町の動機やトリックとは関係なく、安室がバーボンとして工藤新一問題に動き出したことが重要です。
事件後の一幕なのに、むしろここからが本番のような緊張感があります。
赤井秀一と安室透が銃を向け合う
工藤邸で安室は赤井秀一と遭遇し、二人は銃を向け合います。ここで、赤井と安室の対立がかなり直接的に表面化します。
黒ウサギ亭の毒殺未遂を見終えた直後に、赤井と安室の緊張が来るため、後味が一気に本筋寄りになります。
安室には赤井への強い敵意があります。
赤井は冷静に向き合いますが、銃を向け合う構図そのものがかなり危険です。
赤井・安室の因縁が、工藤邸という場所でぶつかるのがこの回の最大級の引きです。
工藤優作・有希子が現れ、安室をお茶に誘う
赤井と安室の対峙に、工藤優作と工藤有希子が現れます。
そして安室をお茶へ誘います。銃を向け合う張り詰めた空気が、静かな話し合いの予感へ切り替わるのがかなり印象的です。この回では、お茶会の内容までは明確に描かれません。
だからこそ、何が話されるのか、安室が何を知るのか、赤井との関係がどう動くのかが強い引きになります。
事件は終わっても、工藤邸で何が起こるのかという不穏さが最後まで残ります。
- 小五郎が、資産家の諸岡郡蔵から脅迫状の相談を受ける。
- コナン、蘭、小五郎、安室が黒ウサギ亭へ向かう。
- 諸岡郡蔵と執事の深町惇史が登場する。
- 朝倉有里が諸岡の席につき、ユリの花のつけ爪が描写される。
- 諸岡が深町のメガネを踏んで壊す。
- 警報音が鳴り、有里がグラスを置く。
- 村上紗菜が有里にワインをかけ、有里はカフスを替えに行く。
- 有里が酒を飲んで倒れ、ヒ素が検出される。
- 容疑者は諸岡、深町、紗菜に絞られる。
- 安室が幼少期の宮野エレーナとの記憶を思い出す。
- 宮野厚司の研究に烏丸グループが関わろうとしていたことが示される。
- 蘭が有里のつけ爪を拾う。
- 小五郎の「虫眼鏡」発言で、コナンと安室がスマホズームのトリックに気づく。
- 犯人は深町惇史で、有里のつけ爪を目印に毒を入れていたと分かる。
- 朝倉有里は諸岡郡蔵の娘だったと判明する。
- 事件後、安室が工藤邸へ侵入する。
- 赤井秀一と安室透が銃を向け合う。
- 工藤優作・有希子が現れ、安室をお茶に誘う。
アニメ「迷宮カクテル」の犯人&トリック
犯人は深町惇史です。被害者は朝倉有里。
この事件は殺人事件ではなく、朝倉有里がヒ素で倒れた毒殺未遂事件です。
有里は死亡しておらず、意識を取り戻して回復へ向かいます。深町の犯行は、諸岡郡蔵と有里の関係を恋愛関係だと誤解したことから起きました。
犯人:深町惇史
犯人は深町惇史です。深町は諸岡郡蔵に長く仕えてきた執事で、黒ウサギ亭で朝倉有里のグラスにヒ素を混入しました。
朝倉有里は死亡していないため、この事件は毒殺未遂として整理します。
深町は、自分のメガネが壊れて見えないように装っていました。
しかし実際には、スマホカメラのズーム機能を虫眼鏡代わりにし、有里のユリの花のつけ爪を目印にグラスを特定していました。見えないふりをしていた人物が、別の方法で見ていたというのがこのトリックの核です。
動機:亡き奥様への忠義と、諸岡への誤解
背景
深町惇史は、諸岡郡蔵に幼い頃から仕えてきた執事です。諸岡の亡き妻にも深い忠義を抱いていました。
深町にとって諸岡家はただの仕事場ではなく、長年の感情が積み重なった場所だったと見えます。
その深町は、諸岡が妻の死後すぐに黒ウサギ亭の若い朝倉有里へ入れ込んでいると誤解。
ここで、忠義が疑念へ変わっていきます。
亡き奥様を思う気持ちが、事実確認を飛ばして暴走していくのがかなり苦いです。
引き金
引き金になったのは、深町が有里を諸岡の恋愛相手だと思い込んだこと。
深町は亡き奥様を不憫に思い、諸岡を黒ウサギ亭から遠ざけようとします。
脅迫状を仕込んだのも、諸岡を店から離すための行動でした。
さらに深町は、有里へ金を渡して諸岡から離れさせようとしました。しかしそれも拒まれます。
深町は忠義のつもりで動いていますが、その行動はどんどん相手を傷つける方向へずれていきます。
決定打
決定打は、脅迫状も金も効果がないと見た深町が、有里を排除すれば諸岡が黒ウサギ亭へ通わなくなると考えたこと。
ここで深町は、毒殺未遂という取り返しのつかない行動へ踏み込みます。
亡き奥様への忠義が、朝倉有里を狙う毒へ変わってしまうのがこの事件の後味の悪さです。
しかし実際には、有里は諸岡郡蔵の娘でした。深町の怒りも悲しみも、前提から間違っていたわけです。
誤解で人を殺しかけたという真相が、事件をかなり苦いものにしています。
トリック:メガネ破損とスマホズームで“見えないふり”を崩す
準備
深町は、自分のメガネを諸岡に踏ませて壊す状況を作りました。これによって、メガネがないため遠くが見えないという印象を作ります。
このメガネ破損は偶然ではなく、深町を容疑から外すための土台でした。
さらに深町は、警報音で有里たちがグラスを置く流れを作り、スマホを2台用意していました。
片方のカメラズームを虫眼鏡代わりに使い、有里のユリの花のつけ爪を目印にする準備も整えていました。
メガネ、警報音、スマホ、つけ爪が最初から犯行の工程に組み込まれていたのが巧いです。
実行
警報音が鳴ることで、有里はグラスを置きます。
その隙に、深町はスマホカメラのズームで有里のユリの花のつけ爪を確認し、有里のグラスを特定しました。
見えないはずの深町が、スマホを通して有里のグラスを見分けていたわけです。
そして特定したグラスにヒ素を混入します。その後、有里は酒を飲んで倒れます。
毒を入れる瞬間だけでなく、そこへ至るまでの視界作りがトリックの中心になっています。
発覚回避
深町は、メガネが壊れて見えない人物に見せることで、自分にはグラスを特定できないと思わせました。
さらにメガネ破損には、諸岡を現場から遠ざける意味もありました。
見えないふりと人払いが同時に効いているのが、この偽装の厄介なところです。
諸岡や村上紗菜にも、それぞれ怪しく見える行動があります。深町はその状況の中で、自分の行動を目立ちにくくしていました。
容疑者の事情が重なることで、深町の犯行が見えにくくなっています。
綻び
綻びは、有里のユリの花のつけ爪です。
蘭が拾ったつけ爪と、小五郎の「虫眼鏡」発言によって、スマホズームを虫眼鏡代わりに使う発想へつながります。
華やかなつけ爪が、深町の視界の矛盾を崩す決定打になるのが気持ちいいです。
さらに、深町がスマホを2台持っていたことも重要です。これにより、メガネなしでもグラスを確認できた理由が説明できます。
メガネ破損の仕込み、警報音、有里のつけ爪、スマホズームがつながり、深町の見えないふりが崩れていきます。
決め手:つけ爪、虫眼鏡発言、スマホ2台が矛盾を崩す
決め手は、朝倉有里のユリの花のつけ爪です。有里のグラスを特定するには目印が必要でしたが、深町はそのつけ爪を目印にしていました。
一見ただの装飾だったものが、犯人の視界を説明する証拠へ変わります。
小五郎の「虫眼鏡」発言は、スマホカメラのズーム機能を虫眼鏡代わりに使う発想へつながります。
深町がスマホを2台持っていたことも、見えないはずの深町がグラスを特定できた理由を示します。
見えないはずなのに見えていた、という矛盾がここで崩れます。
メガネを踏ませるために、ソースやメガネの位置を仕組んでいたことも重要です。警報音でグラスを置かせた流れは、毒混入のタイミングを作りました。さらに諸岡と紗菜の行動状況を除外することで、深町の犯行が確定していきます。
複数の証拠が別々の矛盾を崩し、最後に深町惇史へ集まる構成が綺麗です。
結末:深町の誤解が明らかになり、有里は回復へ向かう
結末では、コナンと安室が深町惇史の毒殺未遂トリックを見破ります。
深町の犯行動機は、諸岡郡蔵が若い朝倉有里に入れ込んでいるという誤解でした。
実際には朝倉有里は諸岡郡蔵の娘であり、深町の犯行は完全に誤解に基づいていました。
有里は意識を取り戻し、回復へ向かいます。この回は毒殺未遂であって、朝倉有里が死亡する事件ではありません。
そこを正しく整理すると、深町の罪の重さと、最悪の結果に至らなかった安堵が同時に残ります。
事件後には、安室が工藤邸へ侵入し、赤井秀一と銃を向け合います。そこへ工藤優作と有希子が現れ、安室をお茶に誘います。
毒殺未遂事件は解決しても、工藤邸で何が話されるのかという本筋の不穏さが強く残る終わり方です。
アニメ「迷宮カクテル」の名言/名セリフ

安室透「ぬかったな赤井秀一…」
工藤邸に侵入した、バーボンが赤井秀一に言った名言。裏切りシリーズで沖矢昴が左手で書いたため、バレたということに繋がる。
赤井秀一「その言葉…そっくりそちらに返すとしようか…バーボン…」
ここに来ることを呼んでいた、赤井秀一がバーボンに言った名言。
宮野エレーナ「バイバイだね…零君…」
宮野エレーナが降谷零にお別れを言う時の言葉。
宮野エレーナ「赤い血が流れてるでしょ?って言い返してやりなさい!!」
ハーフっていじる友達に対して、こういう風に言いなさい!と宮野エレーナなりの優しさのある名言。
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アニメ「迷宮カクテル」はhuluやアマプラはある?
アニメ「迷宮カクテル」はhuluとAmazonPrimeVideoで配信されています。
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「迷宮カクテル 前編/中編/後編」の感想&まとめ

黒ウサギ亭の毒入りカクテル事件を追う裏で、安室の記憶(宮野エレーナ&厚司)と工藤邸侵入→赤井との銃口対峙が連鎖する、事件も縦軸も激熱で観後に震える“迷宮”三部作。
①:開幕の銃口→黒ウサギ亭へ落とす温度差がズルい
冒頭の“赤井秀一と安室透が銃口を向け合う”一枚絵だけで、今週はただ事じゃないと確信。
そこから9時間前へ戻り、小五郎が受けた依頼は「黒ウサギ亭に近づくな」という切り抜き脅迫状の調査。バニーガール店の華やかさに対し、安室だけは視線が鋭くて、同じ席でも空気が違いますね。
深町の眼鏡を踏む事故、警報音、ワインが跳ねる小競り合い…軽いハプニングが全部“毒を仕込む余白”に見えてゾッとします。しかも狙いが依頼人ではなく有里に向く展開がえげつない。倒れた瞬間、笑いの空気が凍りつき、一気に迷宮へ引きずり込まれました。導入として完璧な回でした。
②:会話の粒が証拠になる渋さと、安室の“間”が刺さる
中編で好きなのは、玉子焼きにソースをかける癖や、眼鏡を外した深町の『見えないからグラスが分からない』主張など、会話の粒がそのまま推理の材料になるところ。
誰の言葉も裏があるように聞こえて、終始ヒリつく。紗菜の“売上No.1ボーナス”や父の手術代も切実で、単なる嫉妬に見えない苦味が残る。諸岡の“鳥取で駆け落ち”話が、有里たちの出身と重なるのも渋いです。
さらに諸岡の体型変化や転倒癖の証言が、安室の治療記憶を呼び戻し“宮野エレーナ”が差し込まれる衝撃。安室の“間”が温度を下げ、事件と人物掘り下げが同じ速度で進む迷宮感がありました。
③:事件解決の快感のあとに、銃口のラストで全部持っていかれる
後編は“つけ爪”が鍵になる回収が鮮やか。
蘭が拾い、踏んでボロボロにしたユリ柄の付け爪、トイレ前で安室が拾った財布…前中編の小ネタが全部つながって、ミステリーとしてめちゃくちゃ気持ちいい。小五郎の何気ない一言をヒントにコナン&安室が真相へ一直線、容疑者たちの言い訳が崩れていく追い込みも痛快でした。
なのに同時に、幼い安室が宮野医院で聞いた“烏丸グループ”の名が重く刺さる。事件と縦軸の温度差がエグい。事件が片付いた夜、安室が合鍵で工藤邸へ侵入し、赤井と拳銃で対峙するラストが強烈すぎて、エンドカードまで息が止まりました!
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