2012年4月21日〜2012年5月12日放送の「毒と幻のデザイン」。
前回のアニメ放送は651話「コナンVS平次 東西探偵推理勝負」でした。
1つ前のお話で服部平次が大阪から東京にきた後のお話です!今回は長野県警も別軸で登場します!
今記事では「毒と幻のデザイン」は原作orアニオリなのか?などを簡単なあらすじを含めて解説します。
※ここからは簡単なネタバレを含むため、注意してください。
【更新中】アニメコナンの最新話一覧
以下記事ではアニメコナンの最新情報を更新してるので、ぜひチェックしてください↓
アニメ652話〜655話「毒と幻のデザイン」は何巻?原作で何話?
アニメ放送されている「毒と幻のデザイン」は原作コナンの話となり、対象の単行本は74〜75巻です!
名探偵コナン74巻に掲載されている話↓
File1:ページをめくれない本
File2:動画サイト
File3:壺と猫
File4:歩美の痕跡
File5:どっちが名探偵なんだ?
File6:阿部ちゃん
File7:魔法の料理
File8:EYE
File9:バームクーヘン
File10:クレイジーダイヤモンド
File11:誓いの実況見分
名探偵コナン75巻に掲載されている話↓
File1:奥様の告白文
File2:親子の間の錯視
File3:小五郎さんはいい人
File4:本物の眠りの小五郎
File5:偽小五郎の名推理
File6:千葉刑事の初恋の人
File7:覚えてませんか?
File8:君ってもしかして
File9:プライベートアイ
File10:遺伝子情報(ゲノム)
File11:炎へと回帰する運命
アニメ「毒と幻のデザイン」の簡単なあらすじ
公式HPのあらすじはこちら↓
死者から手紙が送られてきたという平次。その手紙に示された大阪の家へ和葉が赴くと、そこにいたはずの不気味な人間が急に消える出来事が起こったと言う。
死者からの手紙の謎を解くべく、知り合いのデザイン会社社長・若松耕平の邸宅へ行く事に。しかしその場所で、専務の椎名正繁が買ってきたバームクーヘンを口にした途端に社長の息子・若松育郎が死ぬという不可思議な事件が起こる!
その殺人は、以前に社長が殺された事件と何かしらの関係があるようだが…
長野県警の大和警部の協力もあり、少しずつ事件の真相に近づくがその途端に…!?
https://websunday.net/episode/12131/
アニメ「毒と幻のデザイン」の登場人物
「毒と幻のデザイン」の登場人物
・江戸川コナン
・毛利蘭
・毛利小五郎
・服部平次
・遠山和葉
・目暮十三
・高木渉
・大和敢助
・上原由衣
・諸伏高明
・世良真純
【関連記事】【最新】服部平次(遠山和葉)の登場回は何話?
【関連記事】有能な長野県警「大和敢助、上原由衣、諸伏高明」の登場回一覧
【関連記事】「諸伏高明」の登場回は何話?
アニメ「毒と幻のデザイン」の動画やhuluはある?
アニメ「毒と幻のデザイン」はhuluで配信されています。
コナンを取り扱っているVODでは、様々なアニメコナンが見れるので登録をおすすめします!
【関連記事】映画「名探偵コナン」が無料で見放題の配信サイト
アニメ「毒と幻のデザイン」の簡単なネタバレ&考察
物語は平次のもとに届いた、すでに亡くなった親の知人のデザイン会社社長・若松耕平からの手紙が発端となります。
先月、若松は長野にある別荘の風呂場で殺害されており、手紙の消印が事件の10日後で「罪を告白したい」と書かれていたことから、若松を殺害した犯人のものと思われました。
平次は手紙で招待された若松の実家に行こうとするも風邪を引いてしまい、先に和葉が向かうことに。
和葉が風呂場を覗くと、髪の長い人物が寄りかかっているのを目撃。その途端明かりが消えて、カサカサ音が鳴った後電気がついて、その人物は消えていたという。
和葉が行った時にダイイングメッセージが消えていた…
風呂場には「消えたのは己の肉体のみ 文字に非ず」と書かれた紙が置いてありました。
壁のタイルには「EYE」と刻まれた文字があったが、人物が消えたのと一緒に消えていたとのこと。
誰かがリモコンで消灯させ、その間にタイルをすり替えたと考えましたが、タイルは壁は下に行くほど色が薄くなることから、すり替えるとすぐバレてしまう。どうやって「EYE」という文字を消したのか?
また、若松殺害現場には、タイルに本人が血で書いたダイイングメッセージがあったが、警察到着後に消えていたとのこと。
犯人が和葉が見た消えた血と同じトリックを使ったとしたらと考え、平次はコナンたちと一緒に、若松の実家に向かうことにしました。
若松邸にてバウムクーヘンを食べて事件が発生する
コナンたちが若松邸に到着し、若松の関係者が集まると事件が発生します。若松耕平の息子である育郎が手づかみでバームクーヘンを食べた直後、毒死してしまいました。
紅茶のカップにカプセルが入っていたことから、犯人は毒入りカプセルを割ってバームクーヘンに振りかけ、紅茶の中に沈めた可能性が高め。
〜被害者と事件の関係者〜
・若松育郎(若松耕平の息子・今回殺害された人物)
→空腹でイライラしていた。その後お皿に分けられた2つのバームクーヘンのうち奥の方(毒入り)を取って亡くなる。
・若松芹香(若松耕平の妻)
→紅茶は芹香の分だが、毒入りのバームクーヘンには近づいていない。
・椎名正繁(会社の専務)
→事件前に藤波と一緒にバームクーヘンを買ってきていた。
・藤波純生(チーフデザイナー)
→事件前に椎名と一緒にバームクーヘンを買ってきていた。
・佐竹好美(若松芹香の秘書)
→紅茶を淹れるよう芹香に指示されていて、バームクーヘンの盛りつけもやっていた。
・米原桜子(家政婦・若松耕平の遺体の第一発見者)
→バームクーヘンを切り分けていた。
警察がバームクーヘンや紅茶を調べている間、コナンは若松耕平殺害事件の第一発見者である米原に事件のことを聞きます。
若松耕平が書いた血文字は「S」という文字で、その後の文字は手に隠れて見えなかったという。
消えたダイイングメッセージの「S」は一体何を表しているのか?
そしてどうやって育郎に毒入りのバームクーヘンを食べさせたのか?
コナンと平次は協力して、事件の真相を追っていくことにしました。
若松耕平の事件は長野県警が捜査!
若松耕平が殺害された長野の別荘ということで、今回は長野県警が捜査していました。
大和敢助と上原由衣が殺害現場となったお風呂を調べていると、諸伏高明が到着。
高明と敢助はタイルの謎をすぐに見破り、犯人はトリックを使って血で書かれたタイルと別のタイルをすり替えたことを推理しました。
一瞬現場を見ただけでトリックを見破る2人の推理力が非常に高いです。
ちなみに、高明は今回の事件で所轄から長野県警本部に復帰していました。さすが天才軍師です。
和葉が平次に告白する!?
新一にロンドンで告白されたことを和葉に伝えた蘭。
それを聞いて、和葉も平次に告白しようと奮い立ち、事件解決に告白することを決意しました。
そして、今回の事件が解決した直後、2人きりになった平次と和葉。
和葉は思い切って平次のことが好きだと告白しますが、ちょうどそのタイミングで平次はいなくなっていて失敗…。
2人の恋が進展するかと思いきや、和葉の想いが平次に伝わることなく、このお話が終わってしまいました。
アニメ「毒と幻のデザイン」の犯人は誰?
※ここからはガッツリネタバレに入ります。
長野県警が若松耕平が殺害された現場を調べると、ダイイングメッセージの「S」は「SON」であったことが分かりました。
つまり息子である育郎が耕平を殺害した犯人だったのです。
その頃コナンたちがいる若松の実家では、育郎が殺害されたときの状況を再現しようとしていました。
しかし、芹香は疲労が溜まっていたため、一人書斎に残ります。
その後コナンたちが捜査を進めていくと、次に書斎に籠もった芹香が毒殺されてしまいました。
2つ目の芹香の殺人の犯人は誰?
亡くなった芹香の近くには国語辞典が置いてあり、毒が振りかけられていたため、国語辞典の毒を飲んで殺害された様子。
育郎と芹香が殺害された状況を見て、
・育郎に毒入りのバウムクーヘンを食べさせる
→育郎は空腹だったため、大きく見えた奥側のバウムクーヘンを取った。つまり、育郎が空腹だったことを知っていた人物が犯人。
・芹香に毒がついた国語辞典を開くように仕向ける
→契約書にサインして欲しいと頼み、トリックによって国語辞典を開かざる得ない状況にした人物が犯人。
といった観点から、秘書の佐竹好美が犯人とされました。
また、
・国語辞典に毒を振りかける際に辞典を持っていた左手の腕時計に毒が付着。ブロンズ製の腕時計が青酸による還元反応で輝いていたこと。
・ペットボトルのお茶を飲む際、キャップを同じ手に持ち、腕時計を隠したこと。
この2点の証拠からも、育郎と芹香を殺害した犯人が佐竹であることが明らかになりました。
事件のトリックは2つの錯覚とゲシュタルト崩壊が鍵?
今回の事件では大きく3つのトリックが隠されていました。
①:若松耕平がお風呂場で亡くなっていた第一の事件:クレイジーダイヤモンド
クレイジーダイヤモンドとは、1つ1つは同じモノだけど、全体がグラデーションに見える目の錯覚のこと。
犯人は血文字が書かれた色が濃く見えるタイルを薄く見えるタイルとすり替え、ダイイングメッセージを隠していたのでした。
恐らく和葉が見つけた「EYE」と刻まれた文字が消えたトリックも、同じものだったと思われます。
ジャストロー錯視
②:育郎が毒入りのバウムクーヘンを食べて亡くなった第二の事件:ジャストロー錯視
ジャストロー錯視とは、同じ大きさの2つの扇形を並べると、片方が大きく、もう片方が小さく見えてしまう目の錯覚のこと。
育郎が2つの並んだバウムクーヘンを見たとき、奥にあった毒入りバウムクーヘンの方が大きく見えてしまい、そのまま殺害されてしまったのです。
ゲシュタルト崩壊
芹香に国語辞典に付着した毒を飲ませて殺害した第三の事件:ゲシュタルト崩壊
ゲシュタルト崩壊とは、同じ漢字を繰り返し見続けると、脳の認知能力が低下して、どんな形かわからなくなってしまう現象のこと。
芹香が書斎に籠もる前、佐竹は「若人の酒」と書かれた文字の沢山のデザインを見るように仕向け、その後契約書にサインを求めました。
書斎に籠もって何度も同じデザインを見ていた芹香はゲシュタルト崩壊が起きてしまい、自分の「若」という漢字が書けなくなってしまいます。
そうして毒が付着した国語辞典を手に取らせます。芹香にはページをめくるときに指を舐める癖があったので、そのまま毒を口にしてしまい亡くなってしまいました。
まさにデザイン会社の社員ならではのトリックを使った事件でした。
犯人の動機は、実の父親である若松耕平を育郎が殺害し、芹香が育郎を庇ったから
佐竹好美は実は長野の別荘で育郎に殺害された若松耕平の娘。
耕平がバツ2で最初に結婚したときに出来た子だったのです。
育郎が父親の耕平を殺害したこと。
それを思わず芹香が庇ってしまったことが書かれた芹香の封書を見てしまい、真相を知った佐竹は育郎と芹香を殺害したのでした。
アニメ「毒と幻のデザイン」の名言
毛利蘭「もう少し、この幸せな感じを味わっていたいかな〜って。なんかこっちから電話すると、その夢みたいな出来事が壊れちゃいそうな感じがして…。」
新一にロンドンで告白されたことを和葉に話したときのこと。告白された後に何もないと答えた蘭に対し、電話を勧める和葉。それに対して返答したセリフです。
新一からの告白が嬉しいことだけど、まるで夢のようで信じきれてない蘭。
恋する女の子って感じがして、めちゃくちゃ可愛いです!
遠山和葉「アタシも勇気出して、平次に告るわ!そしたら蘭ちゃんも勇気出して、工藤くんに夢かどうか確かめる!これでどう?」
ちょっと弱気な蘭に対して、押せ押せな感じで返す和葉。
蘭が勇気を出すためにも、自分も頑張ろうと意気込む気持ちが伝わる言葉です。
遠山和葉「実はアタシも…前からあんたの事が…め、、、めっちゃ好っきやねん!!!」
事件解決後に、新一が蘭に告白したことを平次に伝えた和葉。その後にすぐ平次に思い切って告白した和葉しました。
ようやく想いを伝えられたかと思いきや…
平次は「実は」の辺りでコナンの元に駆けて行って、和葉の告白を聞いてなかったのです(笑)
コナンを茶化す平次。和葉がコナンに嫉妬してこの回が終了したのでした。
僕自身もこのときは「服部お前っ!!!」って感じました(笑)
【関連記事】【キャラ別】名探偵コナン名言&名シーン集
「毒と幻のデザイン」の感想
今回は、第一の事件と、第二・第三が別の犯人であったこと、随所に犯人によるミスリードが散りばめられていたことから、やや複雑な事件でした。
ただ、目の錯覚やゲシュタルト崩壊など面白いトリックが使われていたため、楽しく視聴できると思います。
また、このお話では和葉の告白も注目すべきポイント。最終的には失敗してしまいますが、和葉が思い切って告白しようとしたところはぜひ見てほしいです!
【関連記事】名探偵コナンの最終回はいつ?ラストの考察を大公開
【関連記事】アニメ「名探偵コナン」全タイトル一覧
【関連記事】名探偵コナンの重要回&見るべき回のまとめ
【関連記事】名探偵コナンの神回ランキング!
【関連記事】何話?アニメ名探偵コナンの原作回まとめ?
コメント