「コナンが安室に言った嘘つきの意味は?」
「緋色シリーズの最後のコナンの言葉の意味は?」
コナンの中でも神回と言われている緋色シリーズ。
このお話の最後のシーンで、コナンが喫茶ポアロに行き、安室さんに対して「嘘つき」と言います。
何気ない最後のシーンですが、このコナン嘘つきの意味や安室の最後の返答について考察していきます。
【考察】コナンが安室に「嘘つき」と言った意味は?
単行本では85巻の「緋色の真相」、アニメでは783話の「緋色の真相」。
このシリーズの最後にコナンが喫茶ポアロを訪れて、安室と以下のように会話します。
コナン「ウソつき…」
安室透「君に言われたくはないさ…」
結論から話すと、コナンがウソつきと言った理由は、安室が公安警察であり、黒の組織の敵であったからです。
過去にコナンは、安室のお兄ちゃんは悪いやつらの敵だよね?と聞いた時に君は誤解をしている。と言われ、正義側の人間ではないことを言っていました。
ただ、緋色シリーズで結局安室が公安警察であることが判明。コナンに嘘をついたので、コナンはウソつきと言ったのでした。
更にここまでの経緯を追っていくと考察が面白いので、解説していきます。
このウソつきというのは少し前の話に遡ります。
伏線はギスギスしたお茶会から…
単行本84巻のアニメ770~771話「ギスギスしたお茶会」での1シーンから。
病院にいた男の子が「3!2!1!ゼローーー!!!」
と言った時に安室が反応します。
反応した安室に対して小五郎がどうした?と聞くと、
安室透「僕のアダ名も「ゼロ」だったので呼ばれたのかと…」
と返信して、昔のアダ名が“ゼロ”ということがわかります。
コナンはここでゼロ…ということにひっかかります。
「僕の日本から…」という言葉にコナンは推理する
原作では「最後のピース」、アニメでは「緋色の序章/緋色の追及」で、コナンは安室のとある発言に注目します。
FBI捜査官のジョディとキャメルに対して、
バーボン「満喫したのなら…とっとと出て行ってくれませんかねぇ…。僕の日本から…。」
と言いました。
コナンはこの“僕の日本から”という言葉にひっかかり、ギスギスしたお茶会の“ゼロ”というアダ名というのと合わせて、安室透は公安警察なのでは?というのを推理しました。
ここでコナンは安室に対して、
コナン「安室の兄ちゃんってさ…敵…だよね?悪い奴らの…」
これに対して安室は
安室透「ゼロ…僕の子供の頃のアダ名は…本当にそうだったんだ…君は少々僕の事を…誤解しているようだ…」
とコナンに言いました。悪い奴の敵なのに関わらず違う素振りを見せたので、コナンに対して安室がついた嘘です。
正体は公安警察であったので、「嘘つき」という言葉に繋がるという意外と複雑な伏線がありました。
“ゼロ”という名前は最終的に役立った
コナンはゼロという名前から…公安警察なのでは?と推理しましたが、これは違いました。
ただ、緋色シリーズで沖矢昴VSバーボンの時にこの名前は役立ちました。
ゼロというアダ名であるから、名前は零ということで、安室透の本名がわかりました。
ここから公安警察ということを導き出せたのです。
安室透の「君に言われたくはないさ…」の意味は?
コナンが嘘つきと言った後に「君に言われたくはないさ…」と言われました。
この意味も解説していきます。
これはコナンの嘘つきに対して、コナンくんこそ嘘つきじゃないかという意味です。
安室透が言う嘘とはどういうことでしょうか?
コナンが長い間、嘘をつき続けていたこととは
ギスギスしたお茶会で、安室はコナンに対して「楠田陸道」について聞きました。
コナンはそれに対して知らないよ!と言いましたが、緋色シリーズでこの楠田陸道は赤井秀一を隠すためのトリックに欠かせないものでした。
安室は赤井秀一が生きているところまで突き止めましたが、そのためには協力者が必要であり、それがコナンということまで突き止めました。
そのため、楠田陸道のことを知らないという嘘をついてたことになります。更に赤井秀一の死の偽装まで…。
これを含めて、「君に言われたくないさ…」と言ったのでした。
楠田陸道についてはこちら↓
【まとめ】コナンが嘘つきと言った理由
今記事ではコナンと安室の嘘について解説しました。
コナンは安室が公安であることを隠していたことについて嘘つきと言い、安室はコナンが楠田陸道を知らないと言ったことに君に言われたくないさと言いました。
何気ないワンシーンですが、とても重要な伏線であることがわかりましたね。
今後も気をつけて様々な伏線を見ていきましょう!
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