2009年1月19日放送の「殺人犯、工藤新一/新一の正体に蘭の涙」。
前回のアニメ放送は「ワインレッドの告発」でした。
工藤新一として登場する久々のお話。
アポトキシン解毒剤を飲んで復活するため、このパターンは帝丹高校の学園祭ぶりとなります！
ちょっと薬に関わる話なので、組織編としては追いたいお話です。
そこで今記事では521話・522話「殺人犯、工藤新一/新一の正体に蘭の涙」は原作のお話なのか？アニオリなのか？などを簡単なあらすじを含めて解説します。
※ここからは簡単なネタバレを含むため、注意してください。
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アニメ521話・522話「殺人犯、工藤新一/新一の正体に蘭の涙」は何巻？原作で何話？
アニメ放送されている「殺人犯、工藤新一/新一の正体に蘭の涙」は原作コナンの話となり、対象の単行本は62巻です！
名探偵コナン62巻に掲載されている話↓
File1：偽りの友情
File2：イカロスの翼
File3：返し技
File4：ケガの功名
File5：憎悪の村
File6：失われた記憶
File7：工藤新一の殺人
File8：死羅神様
File9：止まらぬ涙
File10：正体
File11：ホントに聞きたいコト
アニメ「殺人犯、工藤新一 新一の正体に蘭の涙」の簡単なあらすじ
公式HPのあらすじはこちら↓
「1年前に新一が解いた殺人事件の推理ミスを見つけたので、彼と会って話がしたい」という内容の手紙が平次に届く。そのミスが何なのか気になるコナンと一行は、手紙の差出人に会うべく東京の外れにある東奥穂村を訪れる。
しかし、その人物は半年前から行方不明らしい。コナン達は彼の手がかりを求め、引き続き村で聞き込みを続ける。だが、工藤新一の名前を出した途端に村人達の態度が一変、どうやら新一に憎悪を抱いている様子。
一方、推理ミスが気になって一行とは別に1人で調査を続けていたコナンは、謎の人物により山小屋に閉じこめられてしまった。おまけに、カゼ薬と間違えて、灰原が作ったAPTX4869の解毒剤試作品を飲んでしまっていた為、体が高校生の新一の姿に戻ってしまう!! しかも元に戻る時、湖に落ちた衝撃により、記憶を喪失してしまったらしく…
そんな状況下、1年前に新一が解いた事件の真相を巡り、事態は急展開し始める。果たして、新一は失われた記憶を取り戻し、試作品の効力が切れる前に事件を解決できるのか!? そして村に伝わる森の番人・死羅神様伝説の真相とは…!?
https://websunday.net/episode/12092/
アニメ「殺人犯、工藤新一/新一の正体に蘭の涙」の登場人物
「殺人犯、工藤新一 新一の正体に蘭の涙」の登場人物
・江戸川コナン
・工藤新一
・毛利蘭
・毛利小五郎
・服部平次
・遠山和葉
・阿笠博士
・灰原哀
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アニメ「殺人犯、工藤新一/新一の正体に蘭の涙」の動画やhuluはある？
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「殺人犯、工藤新一／新一の正体に蘭の涙」の簡単なネタバレ＆考察
平次宛に、屋田誠人という人物からとある手紙が届きました。
それは、1年前に工藤新一が解いた殺人事件の推理ミスについて、実際に会って話したいというもの。
元々新一宛に送っていましたが、当然返答はなし。
業を煮やした屋田が同じ高校生探偵の平次に送ったのではと考えられました。
そうして、平次はコナン、蘭、小五郎、和葉とともに、過去に事件が起きた東奥穂村に向かうことにします。
車内では風邪を引いてゴホゴホと咳き込むコナンをみんな心配しますが、コナンは阿笠博士からもらった風邪薬を飲んだから大丈夫だと伝えていました。
新一が記憶喪失となって登場！
町役場の受付に屋田誠人のことを聞くと、どうやら行方不明とのこと。屋田に会う理由を受付に話すと、そこにいた村民の表情が変わり、子供は新一のことを嘘つきと言う始末…
何も話すことはないと追い返され、仕方なく町役場から出ることにしました。
なぜ新一はこんなに村民から嫌われているのか…？
一方、コナンは新一宛の手紙に書いてあった、新一と誠人が初めて出会ったという山小屋に向かっていました。
中に入ると、何者かによって山小屋に閉じ込められてしまい、しかもコナンは突然発作に襲われます。
実は、博士が風邪薬と誤ってコナンに渡したのは、なんと灰原が作ったAPTX4869の解毒剤の試作品！
コナンはなんとか窓から抜け出すも、手を滑らせて湖へ転落してしまいました。
その頃、蘭たちはコナンの行方がわからず、森の中を探していたところ、村民から湖にいる裸の男がいるという話を聞きます。
現場に向かってみると、そこで記憶喪失になった工藤新一に出会いました。
新一の推理ミスとは？
コナンは一足先に阿笠博士の家に帰ったと嘘をついて凌ぐ平次。
一方で、新一を1年前の事件現場に連れていけば何か思い出すかもしれないと、城山数馬巡査の案内のもと、事件現場の村長宅を訪ねることにしました。
事件は、村長の日原滝徳の妻・鐘子が自宅で刺殺され、滝徳もベランダから転落死させられたというもの。
新一がどのような推理したのか城山に確認すると、そこに誠人の同級生である氷川萌生が現れ、無理心中と推理されたと明かされます。
そして今度は事件のことを調べる河内深里が現れ、当時のことを話し始めます。
新一はガン告知された日原が自暴自棄になり、犯行に及んだと推理した。ただ、病院の看護師によると、ガンは良性の腫瘍で、手術すれば完治すると日原は喜んでいたと明かします。
つまり無理心中はあり得ないということ。
日原は村民たちから愛されていたため、日原の顔に泥を塗った新一を村民は毛嫌いするようになったのです。
真犯人は森の中に潜む死羅神様？
村民たちは無理心中はあり得ず、真犯人はこの土地に潜む「死羅神様」だと考えていました。
9年前に起きた、一人の少女が湖で命を落とした事件。
森に入ったきり帰って来ない少女を村人総出で探し続けた3日目の夕暮れ時、村人たちは死羅神様の怒りに触れて、戒めを受けたと噂し始めたとのこと。
そして噂を耳にした少女の父親が森の中に探しに入ると行方知らずに。その2日後、森の中で足を滑らせて湖に落ちて溺れた少女の遺体が発見されました。
村民たちはその事件を、死羅神様の仕業と考えるようになったそうです。
殺傷事件が発生！容疑者はなんと新一！
村長宅を後にした平次たち。
- どう見ても強盗殺人にしか見えない事件を新一は無理心中だと推理したこと
- 無理心中の動機が検討外れだったこと
- 森の中に「死羅神様」という得体の知れない何かが潜んでいること
とりあえず分かったことを整理し、ひとまず旅館に戻って休むことにしました。
ただ、朝になると新一の姿がありません。村の人によると日原村長の家に入っていくのを見たとのこと。
平次が家の玄関を開けると、そこには新一の靴と女物の靴。
部屋に入ると、刃物を持って血まみれになった新一、倒れている川内を発見！
どう見ても新一が刺したようにしか見えないが、平次は新一は罠に嵌められて罪を着せられていると考えました。
蘭が危険な目に遭うも、死羅神様に助けられる…！
その後、死羅神様の言い伝えを聞いた蘭は、新一を元に戻して欲しいと死羅神様がいる森の中に入っていきました。
そこで、死羅神様らしき人物を発見し、追いかけようとするも足を滑らせて転落。蘭は目を覚ますと小屋の中にいて、手当がされていました。
小五郎たちが蘭を見つけ、無事を確認。そしておそらく小屋の主が手当したものと考えますが…
小屋の隣の部屋には、なんと新一の写真や記事が無数にあり、写真は刃物でズタズタにされていました。
平次はカツラ用の白髪を発見し、小屋の主は死羅神様と推理。しかも、死羅神様は新一のことを相当恨んでいて、川内を刺して新一の仕業に見せかけたのも死羅神様と考えました。
ただ平次が気になるのは、
- 犯人の足跡が家の周りにない
- 救急車と警察が来る前家の中を探したが、誰もいなかった
ということ。
また、城山巡査によると、救急車と警察はどちらも同じく酷い風邪声の若い男で、川内の泊まっている旅館に電話してきたのも、風邪声の若い男で、そちらは工藤新一と名乗っていたことがわかります。
一体事件の真相とは？犯人は誰なのか？
アニメ「殺人犯、工藤新一／新一の正体に蘭の涙」の犯人は誰？
事件の謎が解けた平次は、関係者を集めて、推理を発表します。
村長の家に残った足跡のうち、旅館にいてアリバイのある平次たちと川内の足跡を除くと、残るは新一の足跡だけになる。服には返り血、凶器に指紋。
どこからどう見ても、新一が犯人だが…
平次は新一こそが犯人だと断定！
電話で新一が川内を呼び出し、新一が川内を刺していたことを明かしました。
事件のトリック・犯人にされた新一の驚くべき真実とは？
平次に犯行を言い当てられ、新一も罪を認めたのですが…
窓から死羅神様らしき人物が登場。新一は持っていた拳銃で撃ち抜こうとするも、死羅神様は阻止。
その後、最初から分かっていたような平次はそのまま説明を続行。
平次が犯人と言っていた新一は整形して顔を変えた屋田誠人と断言。そして死羅神様も被っていたカツラを取り、正体が本物の新一であることを明かしました。
川内を呼び出したのは屋田で、救急車と警察を呼んだのは、屋田と川内が家の中に入っていくのを見て最悪の事態を考えた新一だったのです。
犯人の殺人および新一に罪を着せようとした動機
川内を刺したのは、自分が新一に整形しているとバレてしまったと思ったから。
新一に罪を着せようとしたのは、1年前の事件の真相に納得できず、新一を社会的に抹殺しようとしたからでした。
1年前の事件は新一の説明通り無理心中であっていた
屋田は新一が1年前に出した日原村長の無理心中という推理に納得できず、顔を変えてまで復讐しようとしていました。
ただ、実際には新一の推理に何も間違いはなかったこと。公表した推理と事件の真相に食い違いはあるものの、内容が問題だったため、新一が真実を伏せていたのです。
そもそも、おおらかな村長が奥さんと無理心中するはずがない。村長のガンは良性で癌を告知されて自暴自棄になったという動機も嘘だったとされていました。
しかし、癌の告知の後、村長の血液型がAB型だったと分かったそうです。
村長の家系はおおらかなO型だと言われていました。AB型とO型からは、O型は産まれません。
村長の息子とされていた子は、本当の子供ではなかった。それが奥さんへの殺人に繋がり、無理心中を図ってしまったのです。
新一も村民から愛されている村長の動機を下手に言えず、無理心中は癌の告知によるものと発表。
ちなみに、新一は真相を城山巡査に伝え、屋田にだけ明かすよう言っていました。
城山巡査はその言葉通り屋田にだけ真相を伝えたのですが、村長の無理心中という真相があまりに衝撃的で、全く聞いていませんでした。
そのため、新一を誤解したまま恨みを持ち、整形までして罪を着せようとしてしまったというわけです。
「殺人犯、工藤新一/新一の正体に蘭の涙」の感想
今回は521話・522話でもある「殺人犯、工藤新一/新一の正体に蘭の涙」についてまとめました。
偽物の工藤新一が登場するお話。
アポトキシン4869の解毒剤の試作品が登場したりするため、組織と少し繋がります。
平次＆新一の久々の共演なので、ぜひチェックしてください！
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