2002年7月15日放送の「工藤新一NYの事件」。
前回のアニメ放送は「中華街雨のデジャビュ」でした。
前回の話の最後に蘭が熱で倒れてしまい、その時に1年前に起きたNYの事件のことを思い出します。
このお話では黒の組織編の中でとても重要なお話です。
赤井秀一はもちろん、ベルモットが蘭のことをエンジェルと呼ぶ理由など、様々な伏線があるので絶対に見て欲しいお話です!
今記事では「工藤新一NYの事件」は原作のお話なのか?アニオリなのか?などを簡単なあらすじを含めて解説します。
※ここからは簡単なネタバレを含むため、注意してください。
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アニメ286話〜288話「工藤新一NYの事件」は何巻?原作で何話?
アニメ放送されている「工藤新一NYの事件」は原作コナンの話となり、対象の単行本は34〜35巻です!
名探偵コナン34巻に掲載されている話↓
File1:リンゴの狩り時
File2:反撃の糸口…
File3:飛んだ隣人
File4:飛んだ隣人
File5:嵐のブーイング
File6:疑惑のサポーター
File7:エセサポーター
File8:雨のデジャビュ
File9:おしぼりの罠
File10:晴れた記憶
File11:ゴールデンアップル(1)
名探偵コナン35巻に掲載されている話↓
File1:ゴールデンアップル(2)
File2:ゴールデンアップル(3)
File3:ゴールデンアップル(4)
File4:ゴールデンアップル(5)
File5:幽霊屋敷の謎(1)
File6:幽霊屋敷の謎(2)
File7:幽霊屋敷の謎(3)
File8:消えた光彦(1)
File9:消えた光彦(2)
File10:消えた光彦(3)
File11:デス・アイランド
アニメ「工藤新一NYの事件」のあらすじ

公式HPのあらすじはこちら↓
中華料理店で倒れた蘭は、雨音の中で1年前を思い出していた。新一と行ったNYの出来事を… 蘭と新一は有希子に連れられ、ミュージカルにやって来た。有希子の友人で、大女優のシャロン・ヴィンヤードと共に楽屋に入り、役者達から奇妙な贈り物の話を聞く。
3日前に芝居タイトルと同じ「金色の林檎(ゴールデンアップル)」が送られてきたという。その時、役者と蘭達めがけて落下した鎧の衣装! 誰かが狙われている!? そして上映中に主演男優が射殺された!!
テラス席の薬莢から、この席を買った人物が犯人だと思われたが、新一は同じ舞台にいた四人の女優に目をつけた…
https://websunday.net/episode/12006/
アニメ「工藤新一NYの事件」の登場人物一覧

「工藤新一NYの事件」の登場人物
・工藤新一
・毛利蘭
・工藤有希子
・ベルモット/シャロン・ヴィンヤード
・赤井秀一
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アニメ「工藤新一NYの事件」の簡単なネタバレや伏線

「工藤新一NYの事件」は、黒の組織編の中でも特に重要なエピソードです。
前半は新一がニューヨークで起きた劇団関係者の殺人事件を解決し、探偵としての才能を見せるストーリー。しかし、本当の核心は事件解決後の後半パートにあります。
新一と蘭がNYの街を歩く中で、日系の長髪の通り魔と遭遇。
この一連の出来事が、後に「ベルモット」「赤井秀一」「FBI」といった主要人物を繋ぐシリーズ最大級の伏線回となりました。
この回で初めて蘭が赤井秀一と出会っていたことも判明。
物語全体を通じて、コナン世界の“核心”を形づくる重要回と言えます。
※ここからガッツリネタバレに入るので注意してください。
ネタバレ① シャロン・ヴィンヤード(ベルモット)の初登場回
この話では、後に黒の組織の幹部として登場するベルモット(シャロン・ヴィンヤード)が初登場します。
彼女は女優シャロン・ヴィンヤードとして登場し、工藤有希子の旧友として新一と蘭の前に姿を現しました。
この時点では普通の女優として描かれますが、後にこの「シャロン」がベルモット本人であることが明かされます。
また、彼女は自分の“娘”としてクリス・ヴィンヤードの名を口にしており、これが後に「二重人格/変装説」へと繋がっていきます。
新一と蘭がベルモットと初めて出会うのは、まさにこのNYの事件なのです。

ネタバレ② ベルモットが蘭をエンジェルと呼ぶ理由が確定
事件解決後、蘭と新一は日系の通り魔が出没する場所に迷い込みます。
そこで蘭は通り魔と対峙し、拳銃を向けられますが…。直後、通り魔が寄りかかった階段の柵が崩れ、転落しかけるという事態に。
蘭は反射的に手を伸ばして通り魔を救出し、その後に新一も加勢。
結果、通り魔の命は助かります。
「どうしても放っておけなかった」…この蘭の行動が、後の物語に深く関わることになります。
後に判明する通り魔の正体=ベルモット
物語当時は単なる通り魔と思われていましたが、実はこの人物こそが変装したベルモット(シャロン)だったのです。
彼女は直前まで赤井秀一に銃撃され、返り討ちにあった後の逃走中でした。
その途中で偶然、蘭と新一に遭遇し、命を救われた…という経緯が明らかになります。
この出来事をきっかけに、ベルモットは蘭を“エンジェル”と呼び、命を狙わない理由が説明されました。
蘭と新一はその真実を知らないまま、彼女の“特別な存在”となったのです。


最後のシーンでシャロンが通り魔である伏線がある
今回の通り魔は赤井秀一によって右脇腹を打たれており、負傷。その後に新一や蘭と接触をしています。
最後の有希子との電話のシーンで、シャロンは左手で右脇腹を押さえています。
この時はただの電話だけのシーンかと思いきや、前日に赤井秀一に打たれた場所を押さえている。つまり、通り魔はシャロンだったという伏線となっていました
ネタバレ③ 赤井秀一が“味方側”であることがほぼ確定
この時点ではまだ正体不明の謎多き人物だった赤井秀一ですが、NYの街で蘭と遭遇した際、彼女に「危険だから逃げろ」と助言した行動から、少なくとも敵ではないことが示唆されました。
蘭は、赤井がFBIの捜査員たちと行動を共にしている姿を目撃。このことから、彼が黒の組織とは対立する側の人間であることが判明しました。
つまり、この「工藤新一NYの事件」は、赤井秀一が“敵ではなく、コナン側の仲間である”ことを初めて確信できる回でもあるのです。

ネタバレ④ ベルモットと有希子の変装が上手いルーツ
このエピソードでは、シャロン(ベルモット)と工藤有希子が変装を得意とする理由も語られます。
二人とも変装術を初代怪盗キッド=黒羽盗一から学んでいたことが判明。
「なるほど、師匠が同じだったのか」と納得の伏線回収です。
ベルモットと有希子の卓越した変装技術のルーツが、怪盗キッドの父に繋がるという設定は、コナン世界の奥行きを一気に深めました。


【ネタバレ】「工藤新一NYの事件」の事件の流れと犯人

ここでは、アニメ「工藤新一NYの事件」がどんなエピソードだったのか知りたい方向けに、ざっくりと事件の流れをまとめました。
この回は、「中華街雨のデジャビュ」で倒れてしまった蘭が1年前のことを思い出す所からスタートします。
ニューヨークで〇〇と出会う!
ニューヨークに到着した新一と蘭は、工藤有希子と合流して劇場へ向かいました。
そこで有希子の知人で、アメリカの大女優・シャロン・ヴィンヤード(ベルモット)と出会います。
シャロンは変装の名手で、有希子が女優時代にマジシャンへ弟子入りしていた頃からの仲だそうです。
殺人事件が発生!
その後、劇が始まる前の会場内に入るも、開演前から不吉な出来事が…。
蘭が舞台上を見上げた瞬間、吊るされていた鎧が突然落下。
幸い蘭は大きな怪我には至らなかったものの、場の空気は張り詰めていました。
そして開幕後、新一たちが劇を観覧していると事件が発生…!
出演者のヒース・ブロックハートが舞台中に射殺されてしまいます。
現場には拳銃と薬きょうが残されており、当初はレーザーサイトでヒースに狙いを定め、テラス席から発砲したと考えられました。
新一が抱いた事件の違和感
新一は容疑者を4人の女優に絞りつつ、現場の違和感を拾い上げます。
・テラス席で見つかった薬きょうは熱を帯びていない=その場で撃って落ちたものではなく、あらかじめ置かれた可能性が高い
・観客が見た赤い点(レーザー)は舞台側から照射された偽物の演出
さらに、ヒースは女優陣より背が高く、もし本当に舞台から撃ったなら、鏡の裏にいたヒースをどうやって上から撃ち抜いたのか?という矛盾が残っていました。
「工藤新一NYの事件」の犯人は〇〇!
捜査の末、真相にたどり着いた新一は、有希子へ筋道を説明。
代わりに有希子が事件の謎を解き明かすことになります。
今回の事件のトリックは舞台下の奈落(舞台の下にある地下空間)が鍵!
奈落から上がってきたところを、犯人が上からヒースを撃ち抜いたというものでした。
しかも、奈落から発射済みの薬きょうが見つかり、犯人は至近距離で撃ったことが判明。
つまり、鏡の横で倒れていたローズが犯人。
ローズはドレスの中に拳銃を隠し、舞台に煙が焚かれた後で取り出し、テラス席にレーザーサイトを向けた後でヒースを射殺したのです。
また、ヒースは血まみれになった手でローズの右手を掴んでおり、そのことも有力な物証となりました。
事件解決後、蘭はニット帽を被った日本人と出会う!
事件解決後、有希子は警察に協力するため事情聴取へ。
新一と蘭は2人でホテルへ戻ることになりました。
2人はタクシーに乗っていたのですが、蘭は窓からハンカチを落としてしまいます。
新一が廃ビルに引っかかったハンカチを取りに向かい、蘭も外へ。
そこへニット帽を被った長髪の日本人男性が登場…。
「怪しい男はいなかったか?」と蘭へ問い、蘭は別に誰もと返答。
そして男は車から降りてきた仲間を話すと、蘭にと警告して立ち去ってしまいました。
ちなみに、ここで蘭が出会った日本人の男性は、赤井秀一です。
新一と蘭が通り魔に遭遇してしまう…
不安になった蘭は新一を探して廃ビルの中へ。
そこで血の跡を見つけ、慌てて階段を駆け上がります。
すると、目の前に現れたのは銀髪の男。
その場に駆けつけた新一は、男を“通り魔”だと説明しました。
通り魔は蘭に襲いかかろうとしますが、手すりに寄りかかった瞬間に崩れ落ち、落下の危機に…!
とっさに蘭が腕をつかみ、新一も加勢して何とか命を救い出しました。
新一は通り魔になぜ助けたのか問われて、とある言葉で返答。
そして、二人はそのまま通り魔の元を後にしました。
ちなみにこの時に出会った通り魔はベルモットが変装した姿になります!
無事に蘭が目を覚ます…!
その後、蘭は無事に目を覚まし、廃ビルでの出来事を思い返します。
そして、あの時に出会った日本人は、FBIの人間だったのではないか──そう考えを巡らせたところで、第288話は幕を閉じました。
アニメ「工藤新一NYの事件」の名言/名セリフ

赤井秀一「消えろ!!この場(エリア)から今すぐに!!」
赤井秀一が通り魔がうろついてる場所にいる蘭に言った名言。
工藤新一「わけなんているのかよ?人が人を殺す動機なんて、知ったこっちゃねーが…人が人を助ける理由に…論理的な思考は存在しねーだろ?」
ベルモットが新一に心を撃たれた名言。当時、通り魔に変装していたベルモットを助けた蘭と新一に対して、なぜ助けた?と言った時に返ってきた名台詞。
シャロン/ベルモット「私にも天使(エンジェル)がいたみたいって…」
通り魔の事件の後にシャロンが有希子に電話で言った名言。会った当初はエンジェルはいないと言ったが、ここで蘭が自分のエンジェルになったと暗に示す名セリフです。
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アニメ「工藤新一NYの事件」の動画やhuluはある?
アニメ「工藤新一NYの事件」はhuluで配信されています。
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「工藤新一NYの事件」の感想
今回は286話〜288話でもある「工藤新一NYの事件」についてまとめました。
この話は黒の組織のベルモット編でとても大事なお話とわかりましたね。
赤井秀一の正体、ベルモットがなぜ蘭をエンジェルと呼ぶのか?などなど、キーとなる話です。
他の話は見なくて良いので最悪見て欲しいのはこの話となるので、おすすめを知りたい方はぜひこの話をチェックしてください〜!
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