コナンの神回の一つとしても言われている「集められた名探偵」または「黄昏の館の事件」のお話。
全部で4話と昔のコナンの中でも長編のお話ですが、怪盗キッドであったり、烏丸連夜について触れます。
ではここからは単行本30巻に乗っている299話「糾合」の簡単なネタバレと感想(考察)をお届けしていきます。
こちらのお話は2019年5月にアニメ219話「集められた名探偵 前編・後編」で放送されたお話です!
※ここからはネタバレの内容になるため注意してください。
名探偵コナンFile299「糾合」のあらすじ&ネタバレ
物語の始まりは小五郎と蘭とコナンが林の中を車で走る姿からスタート。
どうやら小五郎は近くのガソリンスタンドにより、中で地図を買い、道を教えてもらったが…林の中ということで不機嫌であった。
しかし、普通の道に出ると近道というのは本当らしく目の前に見えたのは目的地でもある「黄昏の館」が見えた。
小五郎達が「黄昏の館」に呼び出された理由とは?
黄昏の館というよりかは、ドラキュラの館に見えるお城ですが、ここで小五郎は以下の手紙と一緒に200万の小切手をもらったとのこと。
「貴殿の英知をたたえて我が晩餐会に御招待申し上げます」
と差出人の名前のところには
「神が見捨てし仔の幻影」
と書かれていたとのこと。小五郎は意味はさっぱりわかりませんでしたが、コナンはこの差出人に少し心当たりがあるみたいですね。
黄昏の館の前に一人のおばあさんと出会う一行
黄昏の館に向かっている最中に山姥(やまんば)のように見えたおばあさんに出会いました。
どうやらこのおばあさんも黄昏の館に行く予定であったが、女性の車(フィアット)がエンストしてしまったため、一緒に載せていって欲しいというのでした。
小五郎はおばあさんを載せました。この時に蘭がトイレに行きたい…ということを言うと、おばあさんが
「成功する人間はそれがチャンスだとわかる人間だって…」
「またいつか同じようなチャンスに巡り合えるとやり過ごしてしまったら、いくら待ってもチャンスは来ないとね…」
「どうしてさっきガソリンスタンドに立ち寄ったチャンスに済ませなかったんだい?」
とまさかの小五郎達がガソリンスタンドにいったことを知っていたのです。
おばあさんは探偵の一人であった。
おばあさんは小五郎の車の中を見て、空っぽの灰皿とその下に落ちている真新しいタバコの吸い殻を見て、推理。
ヘビースモーカーだけど、さっき吸い殻を取り除いた…つまり10キロ前にあったガソリンスタンドを使用したということになる。
そして、只者ではないおばあさんの名前を聞くと、探偵の千間降代(せんまふるよ)であった。
千間は座ったまま事件の話を聞いて解決をしてしまう名探偵の一人であり、同じく黄昏の館に呼ばれたみたいですね。
ここで千間はタバコの煙が大の苦手ということえ、小五郎の車から灰皿を奪い取ってしまったのです。
黄昏の館に到着すると「とある人物」がいた
小五郎一行と千間探偵が黄昏の館につくと、ベンツやフェラーリ、ポルシェといった車が並んでおり、その中にアルファ・ロメオがあり、小五郎は釘付け。
しかし、馴れ馴れしく触ると
「俺の女に触るんじゃねぇ!ちょび髭」
というのは、タバコを吸っている銭形警部のような格好をしている探偵の茂木遥史(もぎはるふみ)であった。
そしてどうやら茂木と千間は知り合いであり、千間が言うには茂木は先週シカゴマフィアに撃たれたと新聞に載っていたとのこと。
すごい名探偵であることは間違いないですね。
屋敷の中には叫んでいる人物がいた
外にいた茂木と一緒に黄昏の館に入ると大声を上げる男がいた
「なに!?コックが急病で来られなくなった!?話が違うじゃないか!?ワシは晩餐を楽しみにここへわざわざ来たんだぞ!」
メイドらしき人物に怒鳴り、厨房を借りて自分で作ると言い始めたのだ。
どうやらこの男は美食探偵で有名な大上祝善(おおがみしゅくぜん)という人物。
黄昏の館のメイドの話を聞いてみると…。
千間はメイドにどうして山奥に4人の探偵を呼んだ意図は何か?と聞くと‥。どうやら4人ではなく6人であり、あと「女の方と少年が…」いるとのこと。
蘭は新一では?と思っていましたが、コナンは服部平次なのでは?と言いましたが…
メイド曰く、新一は連絡が取れず、服部は中間テストが近いからと服部のお母様に断られたとのこと。
この二人がキャンセルになったため、毛利一行として蘭とコナンがこれたとのこと。
メイドは黄昏の館に誘ったご主人に会っていないとのこと
今回この山奥に呼ばれた6人の主催者に関して、メイドの石原亜紀(いしはらあき)は一度も会ったことがないとのこと。
メイド採用面接の時に、割のいい仕事だったので応募者が沢山いたが、面接の部屋に入ると目の前には「パソコン」と「晩餐会の説明書」、「招待客のリスト」が机の上に置かれていたとのこと。
次々と首をかしげて応募者が出ていく中、パソコンのモニターの指示通り石原が書類の目を通していたら「あなたを採用します」と
パソコンのモニターに出たため、採用されたとのこと。
つまり、石原は今回の主催者とのやりとりは全てメールでのやりとりであったため、一度も顔や声を聞いたことがないとのこと…。
なかなか不気味な館ですね…。
残りの二人の探偵が明らかになる
主催者の話を聞かされた時に、茂木は「俺は玄関の扉の妙な扉を見た時からシビレてたぜ?」と言い、蘭が変な模様…と見ると…
それ古い血の後ということ。
ここでとある女性が、館内のいたるところに血が染み込んだ跡が残っている…血痕の主は一人や二人ではないと言うのは、
探偵の槍田郁美(そうだいくみ)であった。槍田はルミノールを吹きかけ血の跡を見ており、どうやら元検視官であるみたいですね。
もう一人の少年探偵とは…?
そんな槍田が手すりの上にいる「鷹」を見て驚くとそこは一人の人物が現れ、
「でも、わざわざ帰国した甲斐がありましたよ…長年、隠蔽され続け、噂でしか耳にしなかったあの斬撃の現場に…」
「40年の時を経て降り立つことができたのだから…」
「僕の知的興奮を呼び覚ますには十分過ぎますよ…」
と現れたのは、鷹の飼い主である名探偵の白馬探(はくばさぐる)でした。どうやら白馬がここに来たのにはまだ理由があるとのこと…
余談だと、鷹の名前は「ワトソン」であるとのこと。
晩餐の支度ができるまで各自リビングへ
一度全員が部屋に運ばれた後に「リビング」でくつろぐことに、ビリヤードやチェスなど各々楽しみます。
そして蘭はトランプでポーカーをやっていたが、どうやらカードがくっついており、蘭がカードを剥がすと…
そこには血がついていました!どうやら黄昏の館の物は犯行当時のままで、動かしていないとのこと。
つまりこの館はいたるところで何か殺人が起きていることになりますね…。
全員は食堂に集まることに…
メイドの石原に呼ばれた全員は食堂に向かうと…。
ご主人様と言われる顔が隠れるマスクを被った謎の人物が真ん中に座っていた。そして
「崇高なる六人の探偵諸君!我が黄昏の館によくぞ参られた!さぁ座りたまえ自らの席へ」
全員が座る。ここで料理を終えた大上がメイドの石原に、さっき言った順番に料理を出してくれと言い、大上もすわることに。
そして、主催者は
「君達を招いたのは、私がこの館のある場所に眠らせた財宝を探し当ててほしいからだ…」
「私が長年かけて手に入れた巨万の富を命をかけてね」
と言うと…「ドオォーん!」という爆発音が聞こえて、どうやら探偵達の車を全て爆発したみたいですね…。
携帯は圏外、橋も壊されこれで逃げれなくなりました。
黄昏の館の主催者の目的とは
ここでは主催者は
「これはその財宝を捜し当てた方だけに財宝の半分を与え、ここからの脱出方法をお教えするというゲームですよ」
と言う。これに少し苛立ちを覚えた探偵の茂木が主催者のマスクを剥ぎ取ると…
なんとマネキンの首にスピーカーが付けられたものであった。つまり、本人はこの場にいないことになるのです。
名探偵達は招待状の正体はわかっていた
ここで小五郎以外の名探偵達は、今回の会の主催者がわかっている様子でした。
どうやら「神が見捨てし仔の幻影」を読み解くと。
幻影=ファントム
仔=獣の子供
神が見捨てし仔=新約聖書で「山羊(ヤギ)」そしてここでは「こやぎ」
こやぎは英語でKid(キッド)。
つまり、「Kid the Phantom thief (キッド ザ ファントム シーフ)」
となり怪盗キッドであるということ。探偵達は今回の主催者は「怪盗キッド」であるとわかっていたのでした。
File300に続く…。
名探偵コナンFile299「糾合」の感想
今回は黄昏の館の1話目のお話でしたね。アニメ「集められた名探偵」よりも原作の方がやはり細かく書かれているのがポイントですね。
こんなに名探偵と言われる人物達が集められるのは、映画以外にもあんまりないので個人的には神回の一つかなと思っています。
この時期に白馬もすでに出ており、ちょっとワクワクしますね。本当にキッドが今回の主役なのか?注目して次回も見ていきましょう!
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