ついに2019年12月、最後のアニメコナンの放送月になります。
今回のお話は962話〜964話という3週連続の長編アニメになってくるため、どのような展開になるのかすごい楽しみな部分があります。
11月のサンデーコナンではついに、原作コナンの話が連載再開したので合わせてチェックしてくださいね!
将棋×八百長!?名探偵コナン1043話「名人の髭」最新話のネタバレ|漫画コナン
今回は2019年12月7日(土)/12月14日(土)/12月21日(土)放送のアニメ名探偵コナン962話/963話/964話「毛利小五郎大講演会 前編/中編/後編」のあらすじとネタバレを紹介していきます。
※ネタバレに注意してください
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「毛利小五郎大講演会 前編/中編/後編」は何巻?原作で何話?

アニメでタイトルに「中編」がつくのは今年の作品だと「迷宮カクテル」の話が懐かしいですよね。

そのため、原作と思いきや…、今回の物語は「アニメオリジナルストーリー」となります。
アニメスペシャル以外で、こんなに長いお話は初めてなので、どのような物語になっていくのかが注目です!
アニメ「毛利小五郎大講演会」はhuluやアマプラはある?
アニメ「毛利小五郎大講演会」はhuluとAmazonPrimeVideoで配信されています。
コナンを取り扱っているVODでは、様々なアニメコナンが見れるので登録をおすすめします!
962話~964話「毛利小五郎大講演会 前編/中編/後編」のあらすじ

公式HP前編のあらすじは以下になります↓
小五郎はHISHIDAホールのリニューアルを記念して講演をやる事になり、後半トークイベントに妃英理が参加する事も決まる。
当日、小五郎の楽屋にトークイベントに参加する警備会社社長の月野木、俳優の猪越たちが続々とあいさつに来る。
この後、元支配人の冷泉とホールのオーナーの菱田順子が揉めるトラブルが発生。そして講演20分前、楽屋で殺害された猪越の遺体が発見される。コナンは現場の状況から密室殺人と判断して…
公式HP中編のあらすじは以下になります↓
小五郎の講演会が開催される会場で事件が起きる。トークイベントに参加予定だった俳優の猪越が密室状態の楽屋で何者かに殺害されたのだ。元支配人の冷泉が容疑者として浮上するが、冷泉が自供したのはオーナーの順子の殺害だった。
2つの事件が起きたのはほぼ同時刻。目暮警部は猪越を殺害した犯人は別にいると考える。コナンは密室トリックに使った道具に気付き、誰が犯人かを見破る。だが、その容疑者にはアリバイがあって…
公式HP後編のあらすじは以下になります↓
新世代推理女子、芽衣の活躍もあって会場で起きた2つの殺人事件は解決し、小五郎の講演会が始まる。コナンは英理の楽屋で紙片を発見。コナンはサッカー観戦から戻ってきた光彦たちと一緒に紙片の暗号を解くために動く。
大学で犯罪心理学を勉強する芽衣は小五郎、英理と共に第二部のトークイベントに参加。芽衣は質問があると言って、1年前にある大学で起きた殺人事件の謎を小五郎に訊ねる。英理は芽衣の話を聞いて顔色が変わって
アニメ「毛利小五郎大講演会」のネタバレ&事件の流れ

物語はカフェでとある人物を待つ、小五郎、コナン、蘭の3人でスタート。
そこに現れたのは、小五郎の妻であり、蘭のお母さんでもある妃英理(きさきえり)。相変わらず、小五郎と英理はバチバチの関係でしたね。
どうやらこの二人が集まったのは、どうやら講演会の打ち合わせみたいです。
その講演会と言うのが、毛利小五郎大講演会であり、後半のトークイベントで2人は共演するみたいです。
英理は時間がないため、すぐに帰ろうとした時に、資料なようなものをおとしてしまいました。コナンがこれを拾うのを手伝っていると…
コナン「今、誰かこっちを?」
とまさかの誰かに見られているということを感じたのでした。コナンはどんだけ相手の殺気を感じられるのでしょうか笑
962話のネタバレ① 講演会当日になる
今回の講演会のテーマは「名探偵の極意を語る!」であり、ゲストは俳優の猪越健一郎(いのこしけんいちろう)、警備会社経営の月野木秀樹(つきのきひでき)、弁護士の妃英理(きさきえり)の3人になります。
第一部と第二部に別れているみたいです…。
公演1時間前の小五郎は緊張してしまって、ワインを飲んで酔いを紛らわしていた。
そこでは歩美、元太、光彦が小五郎に花束を渡しにきていました。しかし、3人はこの後、サッカーの試合がありこのまま帰ってしまうみたいですね。
なんとコナンと灰原もサッカーに行くため、延長線にならなければトークイベントに間に合うということでした。
オーナーと支配人が挨拶にくる。
今回の小五郎の公演はHISHIDAホールのこけら落としでのもの。ホールの支配人の氏森勇作(うじもりゆうさく)とオーナーの菱田順子(ひしだじゅんこ)が小五郎に挨拶に来ました。
ここで氏森は再度、小五郎にワインを注いで飲ませるのでした。
さらにイベント会社社長の角筈直也(つのはずなおや)と、イベントスタッフの甘木康介(あまぎこうすけ)、古井紀保(ふるいきほ)、筑波芽依(つくばめい)も挨拶に訪れました。
その中でめいだけ、小五郎の大ファンで挨拶が遅れてしまいました。さらに警備会社経営の月野木、俳優で推理ドラマのキング;猪越も挨拶がきました。
控え室の外で揉める声が聞こえる。
私は認めないぞ!と言うのは元支配人の冷泉茂吉(れいぜいもきち)という人物。
菱田順子に対して、この安っぽい作りはどうなってるんだ!と言い、ますが、菱田は自分の代で赤字続きの経営を変えるためにしたというのです。
さらに冷泉が杖で殴ろうとした所、猪越がカバーに入って、菱田は守られました。
ここで猪越と月野木が少し揉めます。
月野木「警備の前線は退いた。あなたのせいで」
となにやら因縁がありそうな予感がしますね…
すると、冷泉が膝をついて倒れてしまい、そこに芽依が入り肩をかして移動するのでした。さらに小五郎は泥酔状態に…。
962話のネタバレ② 講演20分前になると…
元太達がサッカーを観に帰ろうとすると、コナンがまだ来ていないため、灰原が迎えにいくことに。
控室では小五郎が泥酔状態になってしまい、灰原に変声期で講演すればと言われるのでした。
控室の外から女性の悲鳴が聞こえる。
そこに「きゃー」という女性の声が…。
コナンと灰原がかけつけると、猪越の前の控室でスタッフの古井紀保が、腰を抜かしていました。
猪越の部屋の下から血のようなものが流れていました。コナンがドアを開けようとすると、何かがひっかかっていたのでした。
コナンが裏口からでて窓を観てみると、猪越がドアの前で椅子に座っており、胸にナイフが刺さっていました。
コナンの隣にいた芽依が「これは密室殺人」というのでした。
962話のネタバレ③ 警察が到着する
事件が起き、目暮警部と高木刑事が到着し、現場検証を行うことに。コナンは、サッカーに行くのか、残るのかで悩んでいました…。
死因は心臓をナイフで刺されたもの、さらに胸のポケットに懐中時計があり、ヒビが入っており、犯行時間では14時50分となる。
さらにドアの前のため、密室殺人です。警備はホールの受付以外の場所は、内側に鍵がかかっているとのこと。
出入り情報がないため、外部犯ではなく、菱田ホール内にいる人物となりました。
コナンが部屋に入ると、椅子を引きずった跡や、椅子に何かを押し付けた跡があったのです。さらに、その横に芽依が「こうして密室を作ったんだ」とつぶやくのでした。どうあyら芽依は推理が本当に好きみたいですね。
講演会の行方は?
ここでイベント会社社長や支配人が目暮警部に講演を1時間遅らせてほしいというのですが、目暮は人が亡くなってのでやめるべきというのでした。
どうやら中止の判断はオーナーの菱田だが、その菱田本人が見当たらないという事態にもなっていました。
ここで小五郎は1時間の間に殺人事件を解決するというのでした。さらに芽依が犯人を帰すわけにはいかないと言い、ここから1時間で推理をすることに。
962話のネタバレ④ 関係者を集めて推理することに
小五郎は謎が全て解けたと言い、関係者を全員集めました。
ここで千葉刑事が全員のアリバイを確認すると、一人以外は全員アリバイがあったみたいです。控室で休んでいたという冷泉だけがなかったのでした。
ここで先程、揉めた猪越を殺害してしまったと言い、さらに密室はステッキで作ったと言います。
実際に高木刑事が千葉刑事を死体に見立ててやってみると、実際に簡易的な密室は作れることになるが…。
芽依が反論する
小五郎の推理に芽依が、高齢者である冷泉がこの犯行を行うのはなかなかつらいのでは?という指摘が入るのでした。
ここで冷泉が「恐れ入りました」と言い、両腕を差し出しました…。
さらに冷泉は「私が殺めたのは別の人間です…」と言い、外の描写になり菱田が頭から血を流して倒れていました。
つまり2つの殺人が起きていたのです。
963話のネタバレ① 2つめの事件について
ここに高木刑事がやってきて、菱田の殺害時刻が14時45分〜55分とのこと。
冷泉は自分が先代のやり方を侮辱されたのに腹が立ち、かっとなって殺してしまったみたいです。
犯行時刻を合わせると、アリバイがない人がいないという展開になってしまいました。
スタッフ達も心配していましたが、毛利小五郎が事件を解いてくれるだろうと、期待するのでした。
963話のネタバレ② コナンは捜査をおこなう
コナンは残り30分となり、もう一度事件現場に行くことに…。雑誌を破ったような謎のものが置かれていました。
これは事件の時にはなかったため、誰かが置いたということになります。
コナンは更に菱田が亡くなった場所にいくと…同じように雑誌を破った物が置いてありました。
ここでスタッフの芽依が現れて、何かを見つけたなら早く毛利さんに伝えた方がいいのでは?小さな探偵さんというのでした。
963話のネタバレ③ 小五郎と推理をするも…
コナンは小五郎に雑誌の切れ端のスマホ写真を見せると、これは誰かのいたずらだろと言われ一蹴されます。これに芽依は何か怪しい雰囲気がありましたね。
さらに猪越の殺人事件では、密室に使われたステッキの代わりの物が何かと考えるも何もでてこず…。
ここでコナンが何か言おうとすると…
芽依が伸び縮みするステッキはあるのでは?とヒントを出すと…小五郎はこれに気づき、月野木が持っている特殊警棒なのでは?と推理するのでした。
犯人候補を追い詰める
月野木に特殊警棒と、椅子にある跡が一緒では?と追い詰めるも…。月野木は警棒は盗まれており、さっき戻ってきたと供述するのです。
さらに月野木のアリバイは崩れていないので、自分が犯人ということはわからないというのです。
ここで芽依が犯行時刻は懐中時計が壊された後に、アリバイ工作されたものだとわかりました。再度事情聴取を行うも…決定的な証拠はない…。
「上着の襟に光ってるものは何?」と芽依が言い、懐中時計に光っているガラスの破片が懐中時計と一緒であるなら、証拠になると言うのでした。
どうやら月野木は一年前に猪越をガード中に、一人にストーカー女性を捕まえたが…その女性はもと猪越の恋人であり、DV被害者でした。
警察に事情を話したところ、警備会社を首にされてしまい、評判も下げられ恨んだということ。
963話のネタバレ④ 講演が始まる
今回の事件、芽依が結構推理を担当し、コナンは少し気になっている様子であった。
ついに1時間遅れて、講演会がスタートしますが…芽依はずっと小五郎を睨んでいる様子。
小五郎は席について、眠りの小五郎をやろうとすると、眠れなかったという状況。そのため普通に話をするのでした。
この時、もう一つのトークイベントである、妃英理が到着します。猪越と月野木が都合でこれないと、観客に説明します。
トークイベントのゲストが変わる
本当は小五郎と妃英理の二人でしたが…
第2部「名探偵の極意とは?新世代推理女子が訊く 筑波芽依」
と急遽、題目が変わってしまうのでした…。芽依は何者なのでしょうか?
964話のネタバレ① 妃英理の控室に謎の置物
打ち合わせ後に妃英理が控室に入ると、なんと新聞の切り抜きと石が置かれていました。これは今回おきた2つの事件現場にも置かれていたものでしたね。
スタッフがこれを捨てようとした時に、コナンは気づき、コナンは再度、新聞の切れ端と石を見て何かに気づきます。
ちょうどその頃、探偵団はサッカーの試合が終わったため、コナンは元太、光彦、歩美ちゃんを再度ホールに呼びました。
石の暗号を探る
少年探偵団は到着し、コナンは全員に今回の置物が意味している物は「暗号」のようなものと良い。それを解くためのコードブックがあるはずと言い、この破られた雑誌を見つけることにしました。
恐らく、早く見つけないと何か事件が起きると言うのでした。
トークイベントではとある事件について
コナン達がコードブックを探している間に芽依から小五郎への質問コーナーに。
どうやら、1年前に起きた大学の殺人事件で、被害者は教授で、加害者は教授の助手で友人の兄ということ。
加害者の名前は芦田大翔(あしだひろと)。殺人の動機は自分が書いた論文が教授の著書の盗作と言われ、職を追われそうになったからと言う。
これを聞いた時に妃英理は「あなた。。。」と何かを知っている様子。
裁判でも有罪が決まり、何ももんだがないかと…と小五郎が言うと。芽依は「おおありです!」と声をあらげるのでした。
964話のネタバレ② ついにコードブックを見つける。
光彦は今回の事件の鍵である、雑誌を見つけました。
雑誌の名前は「ケースウィーク」というもので、アメリカの雑誌の日本版。
英語版と日本版と言う意味から、コナンは何かがわかり、さらに大学教授殺人事件が絡むこともわかりました。
芽依が言いたいこととは?
トークイベントで芽依が大学教授は殺人はしたが、論文を盗作するのはありえないと推理しました。
公判では、彼は何も言わないで、そのまま有罪判決をうけていたとのこと。
なぜ、彼は何も言わなかったのかを小五郎に推理してほしいと、芽依が言うも…小五郎はそれを言われても…と答えられないと。
現場に残されていたあのメッセージもわからないヘボ探偵ですよね、と言い、胸から刃物みたいなものを握ります…
この時に、コナンは小五郎の声で高木刑事に電話をしていました。
964話のネタバレ③ 妃英理がピンチ
芽依は続けて、
芽依「なぜ、彼は控訴しなかったのか。彼は絶望したのよ。裏切られて」
誰に?と聞くと、勝手におりられた、仕事に勝手な国選の弁護士よ!と言い、どうやらそれは妃英理でした。
服役中の芦田の妹が「芽依」であるよね、妃英理が言うのでした。さらに芽依はアメリカに留学して、犯罪心理学を学んでいることまで妃英理は思いだしました。
そして1週間前に帰国したということ…ここで、芽依が妃英理を今にも刺しそうな所で、小五郎が間に入ると…コナンに麻酔銃を撃たれしまいました。
眠りの小五郎が登場する
ここで眠りの小五郎が登場したことにより、トークイベントの会場は大盛りあがり。さらに小五郎はメッセージは解読したというのでした。
暗号はコードブック「ケースウィーク」を使い暗号を解くと「KI・SA・KI」という文字になり、妃英理を指し、狙いはえりであったということ。
しかし、いつでも実行できたのにしなかった理由は…。
小五郎になぜ、兄がなぜ今回の行動したのかを解いてほしかったり、行動を止めて欲しかったという意図がありました。
ここで兄の動機はわからないがそれを知っている、人物は指摘できるというのでした。
芦田の犯行動機を聞こうとするも…
ここで小五郎はその前に、国選でも英理は自分から弁護を降りることはない、芽依の兄に解任されたというのでした。
さらに小五郎は兄の新の動機を英理は知っており、これを裁判で言うように兄に言ったが、それを兄は言えずに英理を解任したのです。
これを聞いていた妃英理は黙って!と小五郎を止めようとしました。
真実は言わずに、妃英理はどうやら解任された後も事件を調査していた様子。
そこに芽依は嘘よ!とナイフで襲いかかります。
止めるには真の犯行動機を言うしかなく、芽依は今回それを聞くためにトークイベントにきたみたいです。
どうやら今回の事件が起きたのを良い機会に、今回の暗号を思いついたということ。
芦田の真の犯行動機とは?
ここで英理の口から、兄の真の犯行動機は「芽依」であると言うのでした。
どうやら、盗作は全くの逆で、芽依の兄の論文を教授が盗んでいたということ。これを講義した芽依の兄でしたが…。
芽依のことについて脅されたのです。
芽依のアメリカ留学は1年前に亡くなった芽依の母親が多額のお金を使って、実現されたもので、それをバラしていいのか?といわれたのでした。
どうやら母親が金をつんだのは、教授に脅されたという経緯があり、さらにバラすぞと追加で脅されていた経緯があった。これに対して芽依の兄が妹を守るためにやったのでした。
最後に芽依が自殺しようとしました…。しかし、小五郎は間一髪で目覚めて止めました。
ここで高木から連絡があり、芽依の兄に面会に行き、再度本当のことを話すと良い、再度妃英理が弁護士として付き、芽依の兄は裁判をやり直すという流れになりました。
962〜964話「毛利小五郎大講演会」の犯人/トリック
この三部作は、最初に単独犯ではないと整理しておくと読みやすいです。
現在の講演会会場で人を殺したのは冷泉茂吉と月野木英樹。
そのうえで、後編の本体を動かしていたのが筑波芽衣で、さらに芽衣の兄芦田大翔が起こした一年前の教授殺害事件が、全体の感情の芯になっています。
つまり、事件の表面は二件の殺人ですが、物語の中心は芽衣が暴きたかった「兄の真の動機」でした。
犯人(複数)
菱田順子殺害の犯人
まず菱田順子殺害犯は冷泉茂吉。
順子はホールの先代時代の理念を切り捨てるように改装を進め、冷泉との契約も打ち切っていました。
冷泉はそれを許せず、ステッキで順子の首元を打って非常階段から突き落とすという直接的な方法で殺しています。
監視カメラ映像と、順子のうなじに残った痣がそのまま決め手でした。
猪越健一郎殺害の犯人
猪越健一郎殺害犯は月野木英樹。
月野木は、DV被害者だった猪越の元恋人を放免したことで逆恨みされ、猪越から「役立たず」と悪評を広められて職も信用も失いました。
そこで月野木は猪越を刺殺したあと、特殊警棒で遺体を座らせた椅子を支え、ドアを閉めたあとに警棒を引き抜く密室を作ります。
さらに2時50分に合わせて壊した懐中時計を被害者の胸ポケットへ入れ、犯行時刻までずらしました。
英理襲撃未遂の犯人
筑波芽衣は妃英理襲撃未遂の加害者であり、現場の紙片暗号を仕込んだ人物です。
芽衣は兄の事件の真相を世に出したい一方で、英理を強く恨んでいました。
だからこそ講演会スタッフとして潜り込み、現場にKISAKIの暗号を残し、小五郎と英理を同じ舞台へ引きずり出したわけです。
彼女は単に英理へ復讐したかっただけでなく、兄の本当の動機を誰かに語らせたかったという矛盾した願いも抱えていました。
背景の事件の犯人
背景事件の犯人は芦田大翔。
表向きには「自分の論文を教授の著書に盗作されたと感じた研究助手が逆上した事件」でしたが、真相は違いました。
教授のほうが芦田の論文を盗み、そのうえで妹の留学資格の不正と母親への金銭強要を材料に脅迫していたのです。
芦田は妹と母を守るため、真の動機を法廷で語らず、自分を悪く見せる供述を選びました。
動機
冷泉の動機は、先代のやり方を否定し、ホールを自分流に塗り替えていく順子への怒り。
長年この場所を支えてきた側から見れば、順子のやり方は伝統の切り捨てに映った。その反発がそのまま殺意へつながっています。
月野木の動機はもっと生々しいです。
猪越に関わったことで信用を落とし、自分の警備会社まで倒産寸前へ追い込まれた。しかも原因は、DV被害者を見逃したというむしろ人として当然の判断でした。
だから月野木の殺意は、正義感ではなく、理不尽に人生を壊されたことへの恨みとして描かれています。
芽衣の動機は、英理への誤解に基づく報復心。
彼女は、兄を救える立場にいた英理が途中で降りたせいで芦田が絶望したと思い込んでいました。
ですが後編で、それが誤解だったと判明。
芽衣の怒りの本質は、英理そのものより、兄が本当のことを話せないまま自分を犠牲にした現実を知らされていなかったことにありました。
芦田の真の動機は、三部作全体でいちばん重い部分。
教授は、妹のアメリカ留学資格をめぐる不正をネタに母親へ金を払わせ、さらに芦田の論文を盗み、その事実を抗議した芦田へも追加の金を要求していました。
芦田は、妹と母を守るために教授を刺し、しかもその理由を最後まで口にしませんでした。
ここが明かされることで、芽衣の復讐心も、英理の沈黙も、全部別の色に見え直します。
トリック
冷泉の犯行に複雑な密室トリックはありません。
順子と二人きりで非常階段へ出て、ステッキで首元を打って転落させただけ。
その単純さゆえに、むしろ小五郎の最初の「猪越も冷泉がやった」という見立てと衝突し、事件が二件あると分かる導火線になっていました。
月野木のほうは、かなり舞台映えするトリックです。
猪越を刺したあと、遺体を椅子へ座らせ、特殊警棒で椅子を支えながらドアを閉める。最後に警棒を引き抜けば、外から見れば内側で倒れた遺体がドアを塞いだように見えるので、密室が完成します。
さらに懐中時計を事前に2時50分へ合わせて壊しておくことで、犯行時刻そのものを誤認。
トリック自体は古典的ですが、会場の雑踏と同時刻の別事件が重なったことで、かなり見えにくくなっていました。
芽衣の仕掛けは、物理トリックではなく暗号と舞台設定のコントロール。
彼女は兄の事件が載った雑誌を自分で破り、11・9・19・1・11・9という数字からKISAKIの暗号を作りました。
そしてその紙片を、二つの現場と英理の楽屋へ置くことで、「これは妃英理に向けられたメッセージだ」とコナンたちに気づかせようとしたのです。
つまり芽衣は、英理を襲う準備と同時に、小五郎に真相へたどり着かせる道筋まで敷いていました。
決め手
冷泉の決め手は明快で、防犯カメラ映像そのもの。
順子を非常階段へ連れ出し、ステッキで押して落とした動きが映っており、さらに順子の首元の痣もステッキの先端と一致しました。
月野木は、上着の襟に付いていた懐中時計のガラス片が致命傷。
被害者の懐に入ったまま壊れたなら、自分の襟元へ破片は飛びません。
つまり、月野木自身がどこか別の場所で時計を壊してから被害者へ入れたとしか説明できない。そこへ、2時50分前後の空白の10分が重なって、アリバイが崩れました。
芽衣を止めた決め手は、暗号の意味とコードブックの位置です。
ページ番号がKISAKIを指し、しかもその元になった雑誌が芽衣のロッカーから見つかったことで、事件後に紙片を置いた人物が芽衣だと固まりました。
そこから「なぜわざわざわかるように置いたのか」という逆算が始まり、彼女が英理へ復讐するだけでなく、兄の真実を暴きたかったとわかります。
結末
冷泉と月野木はそれぞれ殺人を認め、現代の二つの事件は解決します。
しかし三部作の本当の終わりはそこではありません。
芽衣がナイフを捨てて英理へ謝り、高木からの電話で芦田が英理へもう一度頼りたいと言っていると知らされて、ようやく過去の事件も前へ進み始めます。
つまりこの三部作は、殺人事件の解決だけでなく、誤解で断ち切られていた兄妹と弁護人の関係がつなぎ直されるところまで含めて完結する話でした。
962〜964話「毛利小五郎大講演会」の感想&まとめ

連続殺人の派手さで引っ張りながら、最後は芽衣と英理の対話で物語の重心をひっくり返す三部作でした。
犯人当てだけで終わらず、誤解がほどける痛みまで残る長編です。
三部作だから成立する構成の強さ
まず良かったのは、三部作の使い方がとても上手いところ。
前編で猪越の密室殺人を見せ、中編で「冷泉が認めたのは別件だった」とひっくり返し、さらに月野木までたどり着いて一度すっきりさせる流れになっています。
普通ならここで終わるのに、後編で芽衣が一年前の教授殺害事件を持ち出し、講演会そのものを復讐の舞台へ変えてしまうので、物語がもう一段深くなるんですよね。
三話あるから長いのではなく、三話あるから今の事件と過去の事件を同じ場所へ重ねられた、という構成の強さがはっきり見える長編でした。
二つのレイヤーで進む事件解決
事件解決パートで特に気持ちいいのは、月野木の密室トリックと芽衣の暗号が、まったく別の方向で小五郎とコナンを動かしているところ。
特殊警棒と懐中時計で現在の殺人を解きながら、その横でページ番号の紙片がずっと「まだ終わっていない」と主張し続けている。
だから後編でKISAKIが見えた瞬間、二つのレイヤーが急につながるんですよね。
しかも芽衣は単なる黒幕ではなく、小五郎に真相へ届いてほしい気持ちまで抱えているので、暗号が脅しではなく助けを求める形にも見えてくる。
その二重性がかなり印象に残りました。
誤解がほどけたあとの苦さ
いちばん刺さるのは、芦田事件の真相が明かされたあとの苦さ。
芽衣は英理を恨み、英理もまた弁護人として踏み込み切れなかった過去を抱えています。
けれど本当に重かったのは、芦田が妹と母を守るために自分一人で悪人役を引き受けたことでした。
だから芽衣が怒りだけで立っていられなくなる瞬間には、単なるどんでん返し以上の痛みがあります。
最後に高木の電話で再審への道が見え、英理がまた前へ出られる形で終わるから救いはちゃんとあります。
でもそこへたどり着くまでの感情のしんどさが濃くて、見終わったあとにかなり余韻が残る三部作でした。
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