2017年11月18日放送の「さざ波の魔法使い 前編/後編」。
前回のアニメ放送は「探偵団と幽霊館」でした。
ついに神回の一つ「さざ波シリーズ」。
原作コナンでは、コナンが世良真純について思い出し、そこから回想シーンに入ります。
【関連記事】878話・879話「試着室の死角 前編/後編」は何巻?
世良真純、メアリー…そして赤井ファミリーの秘密がわかります。
今記事では881話・882話「さざ波の魔法使い 前編/後編」は原作のお話なのか?アニオリなのか?などを簡単なあらすじを含めて解説します。
※ここからは簡単なネタバレを含むため、注意してください。
【更新中】アニメコナンの最新話一覧
以下記事ではアニメコナンの最新情報を更新してるので、ぜひチェックしてください↓
アニメコナンの全話&原作回&アニオリ回一覧はこちら↓
【関連】コナンの全タイトル一覧
【関連】コナンの原作回一覧
【関連】コナンのアニオリ一覧回
アニメ881話・882話「さざ波の魔法使い」は何巻?原作で何話?
アニメ放送されている「さざ波の魔法使い」は原作コナンの話となり、対象の単行本は92巻です!
名探偵コナン92巻に掲載されている話↓
File1:もう1人のお客さん
File2:さざ波の邂逅
File3:さざ波の捜査官
File4:さざ波の魔法使い
File5:江戸っ子探偵!?
File6:奪われた万馬券
File7:江戸前推理ショー
File8:若狭先生の自宅
File9:白い手の女
File10:真っ白な気持ち
File11:喫茶ポアロで暇潰し
アニメ「さざ波の魔法使い」の簡単なあらすじ

公式HPのあらすじはこちら↓
コナンが思い出した10年前の記憶。それは、幼い新一と蘭が、海水浴場に来ていた赤井秀一、羽田秀吉、世良真澄、メアリーという名の母親と出会う光景だった。赤井はアメリカから帰国中で、大学卒業後はFBIに入るつもりらしく、そのことを聞いたメアリーと険悪な雰囲気になっていた。
新一は、出会ったばかりの赤井の正体をピエロだと言う。その推理に興味を持った赤井が名前を聞くと、新一は「シャーロックホームズの弟子」だと答える。
そんな中、近くの崖から自動車がガードレールを突き破って海へ転落する。赤井は海中から運転していた男を救出しようとするが、すでに死んでおり、車の中には大量のブランド品の時計が入ったバッグがあった。
赤井は、状況証拠から遺体の正体が時計店に押し入った強盗で、共犯者が逃亡していることを推理。新一たちに海の家でTシャツやビーチサンダルを買った客を連れてくることを指示する。
新一が連れてきたのは、福水繁克、北森靖絵、大網頼哉の3名。赤井が犯人と推理した人物とは……。
アニメ「さざ波の魔法使い」の登場人物

「さざ波の魔法使い」の登場人物
・江戸川コナン
・工藤新一
・毛利蘭
・鈴木園子
・工藤優作
・工藤有希子
・赤井秀一
・世良真純
・羽田秀吉
・メアリー
【関連記事】世良真純の漫画&アニメ&映画の登場回
【関連記事】赤井秀一(諸星大)の漫画&アニメの登場回
【関連記事】メアリー世良(領域外の妹)のの登場回
【関連記事】羽田秀吉(チュウ吉)の漫画&アニメの登場回
【関連記事】「工藤優作」の漫画&アニメの登場回
【関連記事】工藤有希子の漫画&アニメの登場回
【関連記事】コナン「黒の組織」の登場回
アニメ「さざ波の魔法使い」のネタバレ&伏線

赤井一家について秘密が全てわかるお話です。
コナンが10年前、工藤新一が幼少期だった時の記憶を思い出します。
それは赤井秀一、羽田秀吉(赤井秀吉)、世良真純、メアリー世良と会ったという事実。
この時に赤井ファミリーは色々揉めているところに新一と蘭は遭遇します。
※ここからは、ネタバレ&伏線込みで解説していきます!
【目次】好きなところから見れます▼
① メアリーは赤井秀一と世良真純、羽田秀吉の母親と判明!
「さざ波の魔法使い」でまず驚かされるのが、メアリーの正体。
この回では10年前の回想を通して、秀一・秀吉・真純の3人が同じ家族として描かれ、その子どもたちを見守っていた女性こそがメアリー。
そして、メアリーが赤井秀一・世良真純・羽田秀吉の母親だったと判明する流れになっていました。
この時は10年前であるため23歳となります!
それまで「赤井」「世良」「羽田」と名字が分かれていたことで別々の人物のようにも見えていましたが、実は1つの家族だったとわかる瞬間はかなり衝撃的ですね!
② 赤井秀一が初めて世良真純と出会う
海辺の回想シーンで、赤井は世良を見て初対面というような反応を見せています。
さらに秀吉も会うのは初めてだろといった形で話していて、ここで赤井秀一と世良真純が兄妹なのに初めて会った関係だったことが判明。
世良は赤井がすでに渡米したあとに生まれていました。
③ 「試着室の死角」で出たイギリスの伏線が回収される
「さざ波の魔法使い」では、過去の伏線もきれいに回収していました。
「試着室の死角」で描かれていた世良の“イギリスっぽさ”。
世良の指の数え方や食事の作法、言葉の感覚などから、コナンが本当にアメリカ育ちなのかと違和感を抱いていました。
そして「さざ波の魔法使い」では、メアリーや赤井がイギリス人だったことが判明。
赤井は後にアメリカ人になっていますが、メアリーと一緒にいた世良はイギリスにいたことがわかります。
④ 世良がコナンを「魔法使い」と呼ぶ理由
世良がコナンを「魔法使い」と呼ぶ理由は、この回の見どころの1つ。
幼い世良は、新一と出会ったことで、それまでほとんど笑わなかった秀一が楽しそうな表情を見せる場面を目にします。
その様子を見て、新一のことを魔法使いと感じるようになりました。
自分では変えられなかった兄の表情を、新一はあっさり変えてしまう。
幼い世良にとって、その姿は本当に不思議で特別に見えたのでしょう。
ただ、最後に
世良真純「君にはわからないだろうな、ボクが君を魔法使いと呼んでいる…本当の理由はね…。」
と心のなかで呟いたところから、今は別の意味でコナンを魔法使いと呼んでいるようです。

⑤ 赤井秀一はFBI捜査官になるかでメアリーと揉めていた。
赤井秀一はこの時大学生であり、アメリカから久々に日本に戻っている状態です。
そして、自分はFBI捜査官になると言うも…母親であるメアリーは、秀一がFBI捜査官になることを止めていました。
そんな中、新一と出会い、事件解決へ。
この事件を通して、赤井秀一はFBI捜査官になることを決めます。
秀一の姿と、夫である赤井務武の姿を重ね合わせたメアリーはこれを認め…この日からメアリーは世良真純と秀吉に対して、父親代わりとして口調も変わりました。
⑥ 赤井務武の名前が初めて出る
さざ波シリーズで、赤井秀一の父親である「赤井務武」について登場します。
この赤井務武というのが、羽田浩司殺人事件に関わってから、メアリー達を日本へ戻しました。
そこから一回も会っていませんが、今後確実にキーマンになる人物となります!
【関連記事】コナン【羽田浩司殺人事件】の考察
またこの話で務武の妻であるメアリーは、務武は亡くなっていると考えています。ただ、息子である赤井秀一はまだ遺体が見つかっていないので生きている可能性があると思っています。
10年後の現在になっても赤井務武の生死について書かれていないため、今後出てくる可能性があります。

⑦ 世良真純はコナンを新一と知っている
さざ波を見る限り、今まで世良真純はコナンのことを新一と知っている様子でした。
このさざ波を見ると…魔法使いと言っていたりと、この話で全て繋がります…。
つまり、世良真純はコナンのことを知っているとわかりました。
恐らくメアリーもコナンの正体に気付いていることが確定します。

⑧ コナンはメアリーが幼児化していることを確信する
今回コナンは10年前のことを思い出しました。
これによって現在のコナンは、領域外の妹がメアリーであり、メアリーは幼児化していることが確定しました。
その中でなぜ、メアリーが自分に近づいているということはまだ謎のとなります。
アニメ「さざ波の魔法使い」の事件の流れ

「さざ波の魔法使い」は、現在のコナンが世良真純の発言から10年前の記憶をたどるところから始まります。
海辺の明るい思い出に見えて、赤井家の父・務武の失踪、強盗犯の事故、世良が新一を特別視する原点まで重なる濃い前後編です。
現在のコナンが10年前の記憶を思い出し始める
物語は、現在の蘭、園子、世良とコナンの会話から、10年前の記憶へ入っていきます。世良の言動が、コナンの中にある海辺の記憶を刺激します。
現在の何気ない会話から、赤井家と世良家の過去へ一気に引き戻される構成がかなり上手いです。
ここで視聴者が引っかかるのは、世良がなぜ新一をそんなに覚えているのかという点。
単なる昔の出会いではなく、世良にとって強い印象を残した出来事があったと分かっていきます。記憶をたどる形で始まるため、事件以上に人物関係の余韻が最初から濃いです。
10年前の熱浜海水浴場に赤井家がそろう
10年前の熱浜海水浴場には、赤井秀一、羽田秀吉、幼い世良真純、メアリーがいます。
ここで、赤井家・世良家・羽田家の関係が海辺の過去として描かれます。
現在では複雑に見える人物たちが、家族として同じ場所にいるのがかなり貴重です。
明るい海水浴場なのに、赤井秀一はどこか重い空気をまとっています。羽田秀吉と真純の距離感、メアリーの母としての存在も見えます。
家族の場面なのに、赤井務武の件が背後にあるため、ただ温かいだけでは終わりません。
赤井秀一とメアリーが赤井務武の件で対立する
赤井秀一は父・赤井務武の失踪を追っており、そのことでメアリーと対立しています。赤井の右目の下には痣があり、家族間の緊張もにじみます。
海辺の明るさの中に、父の失踪という重い事情が入り込む落差がかなり強いです。
メアリーは赤井を止めたい気持ちがあり、赤井は父の件を追う意志を持っています。
この会話があることで、赤井がなぜ危険な道へ進もうとしているのかが少し見えてきます。
赤井のFBIへの道が、家族の痛みと結びついているのが胸にきます。
幼い真純が赤井を笑わせようとする
幼い世良真純は、笑わない赤井秀一を笑わせようとします。兄を慕っている気持ちがすごく分かる場面です。
真純の明るさと、赤井の重さの温度差が切ないです。
ただ、真純の努力ではなかなか赤井は笑いません。
ここで、真純が兄に向けている憧れや寂しさが見えてきます。
この前振りがあるからこそ、次に新一が赤井を笑わせる場面が強く刺さります。
幼い新一が赤井を「ピエロ」と推理して笑わせる
幼い新一は赤井秀一を観察し、「ピエロ」と推理して赤井を笑わせます。
さらに「シャーロック・ホームズの弟子」と名乗ります。子どもの新一がすでに観察力で人の心を動かしているのが気持ちいいです。
この場面で、真純にとって新一の印象が大きく変わります。兄を笑わせられなかった自分の前で、新一がそれをやってのける。
真純が新一を「魔法使い」のように見る原点が、ここでしっかり生まれます。
車がガードレールを突き破って海へ転落する
海辺の空気が変わるのは、車がガードレールを突き破って海へ転落する場面です。楽しい海水浴の中に、突然事故の緊張が入り込みます。
家族回想の温かさから、強盗犯の事故へ一気に空気が冷える瞬間です。
赤井秀一はすぐに海へ飛び込み、運転席の男を助けようとします。
しかし、氏名不詳の強盗犯は車の転落事故により首の骨を折って即死しています。
ここは殺人ではなく事故死として整理する必要があります。
車内に大量のブランド腕時計が見つかる
車内には大量のブランド腕時計があり、すべて10時10分を指していると分かります。
ここで、ただの事故ではなく時計店強盗とつながる可能性が出ます。
事故現場の違和感が、強盗事件の痕跡へ変わるのが面白いです。
10時10分という時刻は、店頭展示の腕時計と結びつきます。視聴者としては、なぜ同じ時刻を指しているのかが気になります。
車内の時計が、盗品であることを示す重要な手がかりへ変わっていきます。
赤井が同乗者の逃走を推理する
赤井秀一は、車内の状況から同乗者が逃げたと推理。
つまり、死亡した強盗犯だけでなく、海から上がって逃げた共犯者がいるという見立てです。
赤井の判断の速さと現場を見る目が、この時点でかなり頼もしいです。
逃げた人物は水に濡れており、紙幣も濡れている可能性があります。そこから、海水浴客に紛れている人物の行動へ目が向いていきます。
事故現場から人混みへ推理が広がる流れが気持ちいいです。
新一、蘭、真純、秀吉が情報を集める
新一、蘭、真純、秀吉は手分けして情報を集めます。子どもたちも、ただ見ているだけではありません。
幼い新一の推理力だけでなく、蘭や真純、秀吉の動きも事件解決へつながるのが良いです。
ここで容疑者として、福水繁克、北森靖絵、大網頼哉が集められていきます。
それぞれの行動や証言を比較しながら、逃走した共犯者を絞る流れです。
海辺の人混みの中から一人を見抜く推理が、だんだん一本線になっていきます。
北森靖絵のビーチサンダルと腕時計が浮かぶ
北森靖絵の行動で重要になるのが、安いビーチサンダルと腕時計です。
逃走者は水に濡れており、紙幣も濡れているため、高額な服を買うと不自然になります。
北森が硬貨で買える安価なビーチサンダルを選んだことが、海から逃げた共犯者という条件に合ってきます。
さらに、北森の腕時計は盗品の店頭展示品と同じ10時10分を指しています。この時計はシリアル番号を照合すれば盗品だと証明できます。
小さな買い物と腕時計の時刻が、北森へ推理を収束させるのが気持ちいいです。
赤井秀一と工藤優作が別々に同じ答えへたどり着く
北森靖絵が強盗共犯者だと見抜く流れで、赤井秀一と工藤優作が別々に同じ結論へたどり着きます。
赤井は現場で、優作は有希子から送られた情報をもとに推理します。
現場の赤井と、離れた場所の優作が同じ答えへ行く構成がかなり爽快です。
この推理の気持ちよさは、単に犯人が分かるだけではありません。新一の周りにいる大人たちのレベルの高さが一気に見えます。
幼い新一、赤井、優作が同じ回にいることで、推理の濃さがかなり贅沢です。
事件後、真純が新一を「魔法使い」と見るようになる
事件後、幼い真純は新一を「魔法使い」のように見ます。
兄を笑わせた新一の印象が、それほど強く残ったわけです。
強盗事件が解決したあと、物語の余韻が世良と新一の関係性へ移るのが温かいです。
この呼び方は、事件のトリック名ではありません。真純の感情の言葉です。
だからこそ、現在の世良がコナンに向ける視線の意味も少し変わって見えてきます。
現在のコナンが赤井家・世良家の関係を思い出す
現在のコナンは、10年前の記憶から赤井家・世良家の関係を思い出します。
世良が自分を新一だと知っていること、秀吉が世良の兄であること、メアリーが世良の母であることがつながります。
過去の出来事が、現在の人物関係を整理する鍵になるのがこの回の締め。
ただし、メアリーの現在の状態や赤井務武の失踪の真相まで、ここで明らかになるわけではありません。
だからこそ、謎は残ります。事件は解けても、赤井家の本筋はまだ続くという後味が強いです。
- 現在のコナンが、世良の発言から10年前の記憶を思い出し始める。
- 10年前の熱浜海水浴場に、赤井秀一、羽田秀吉、幼い世良真純、メアリーがいる。
- 赤井秀一はメアリーと赤井務武の件で対立し、右目の下に痣を作っている。
- 幼い真純が、笑わない赤井を笑わせようとする。
- 幼い新一が赤井を「ピエロ」と推理し、赤井を笑わせる。
- 新一が「シャーロック・ホームズの弟子」と名乗る。
- 車がガードレールを突き破って海へ転落する。
- 赤井が海へ飛び込み、運転席の男を助けようとする。
- 車内に大量のブランド腕時計があり、すべて10時10分を指していると分かる。
- 赤井が、同乗者が逃げたと推理する。
- 新一、蘭、真純、秀吉が手分けして情報を集める。
- 福水繁克、北森靖絵、大網頼哉が容疑者として集められる。
- 赤井秀一と工藤優作が、それぞれ北森靖絵を強盗犯の共犯者と見抜く。
- 事件後、真純が新一を「魔法使い」と見るようになる。
- 現在のコナンが、世良が自分を新一だと知っていること、秀吉が世良の兄であること、メアリーが世良の母であることを思い出す。
「さざ波の魔法使い」の犯人は?

犯人は北森靖絵です。
北森靖絵は殺人犯ではなく、時計店強盗の逃走した共犯者。
殺害被害者は該当せず、死亡者は強盗犯で、車の転落事故により首の骨を折って即死しています。
犯人:北森靖絵は時計店強盗の逃走共犯者
犯人として整理される人物は北森靖絵です。
ただし、北森は殺人犯ではありません。
時計店に押し入った2人組の強盗のうち、海から逃げて海水浴客に紛れた共犯者です。
強盗犯は、車の転落事故で即死しています。
この回の推理は、「誰が誰を殺したか」ではなく、「逃げた強盗共犯者が誰か」を見抜くもの。
車内には盗まれた腕時計があり、すべて店頭展示と同じ10時10分を指していました。
そこから時計店強盗の線が見えます。事故現場の違和感が、逃走者の行動へつながっていく構成です。
北森は、海から上がったことで濡れている状態でした。そのため、濡れた紙幣を使って高額な服を買うのは不自然です。
北森が硬貨で買える安価なビーチサンダルを選んだことが、逃走共犯者としての行動と合います。
殺人犯ではないけれど、強盗の共犯者としては確定する人物です。
動機:盗品の腕時計をめぐる強盗犯同士の揉め事
背景
北森靖絵と氏名不詳の男は、時計店に押し入った2人組の強盗です。
車内に大量のブランド腕時計があり、それらが店頭展示品と同じ10時10分を指していたことから、盗品である可能性が見えてきます。
この事件の根には、殺意ではなく強盗と盗品をめぐる欲があります。
確定しているのは、氏名不詳の強盗犯が車の転落事故で死亡したこと。
北森はその共犯者として逃げ、海水浴客に紛れました。
派手な殺人ではありませんが、欲が事故を呼んだかなり苦い事件です。
引き金
引き金になったのは、北森が盗品の腕時計を自分のものにしようとしたこと。
そのことで共犯者と口論になり、車の転落事故へつながりました。
強盗後の分け前や盗品への執着が、事故という形で一気に破綻します。
海へ落ちた車からは、同乗者が逃げたと見られる状況がありました。北森は水に濡れた状態で海から上がり、周囲の海水浴客に紛れます。
逃げるための行動が、後にビーチサンダルや濡れた紙幣の違和感として残るわけです。
決定打
決定打は、北森の腕時計です。北森の腕時計は、盗品の店頭展示品と同じ10時10分を指していました。
時計のシリアル番号を照合すれば盗品だと証明できるため、北森が強盗共犯者だと崩せなくなります。
ここで、赤井秀一と工藤優作が別々の場所から同じ結論へたどり着くのも気持ちいいです。
赤井は現場で、優作は有希子から送られた情報をもとに北森へたどり着きます。
事件としては事故と強盗の話ですが、推理の見せ方はかなり爽快です。
トリック:海から逃げた共犯者が海水浴客に紛れる
準備
推理の中心は、時計店強盗の逃走共犯者が、海から上がって海水浴客に紛れたこと。
「どう殺したか」ではなく、「逃げた人物が誰か」を、行動の違和感から見抜く事件です。
車内にあった大量の腕時計は、盗品の可能性を示します。
そして、すべてが10時10分を指していることが、店頭展示品との接続になります。
ここで事故と強盗がつながり、逃げた同乗者を探す流れになります。
実行
車が海へ転落し、氏名不詳の強盗犯は事故死します。北森靖絵は海から逃げ、海水浴客に紛れます。
水に濡れた状態で逃げたため、所持金や衣類の扱いに不自然さが出ます。
北森は、硬貨で買える安価なビーチサンダルを買います。
濡れた紙幣を使えば店側に怪しまれる可能性があるため、高額な買い物はしにくい状況です。
この行動が、逃走者としての条件に合っていきます。
発覚回避
北森は海水浴客に紛れることで、逃走者だと分かりにくくしようとしています。濡れていても、海水浴場ならそこまで不自然ではありません。
場所そのものが、逃走者を隠す camouflage のように機能しているのが面白いです。
ただし、完全には隠せませんでした。
濡れた紙幣を使えない状況と、安いビーチサンダルの購入がつながってしまいます。
さらに腕時計が盗品の店頭展示品と同じ10時10分を指していたことで、北森の言い逃れは難しくなります。
綻び
綻びは、北森が買った安いビーチサンダルです。濡れた紙幣を使いにくい逃走者なら、硬貨で買えるものを選ぶのは自然です。
一見小さな買い物が、海から逃げた人物という条件を示す手がかりになります。
もう一つの綻びが腕時計です。
北森の腕時計が盗品の店頭展示と同じ10時10分を指していることは、かなり決定的。
シリアル番号を照合すれば、盗品だと証明できます。
サンダルと腕時計という小道具が、北森靖絵へ推理を収束させます。
決め手:ビーチサンダル、濡れた紙幣、10時10分の腕時計
決め手は複数あります。まず、北森靖絵が買ったビーチサンダルです。
逃走者は海から上がっており、水に濡れているため、紙幣も濡れている可能性があります。
濡れた紙幣を使いにくい状況で、硬貨で買える安価なビーチサンダルを買った行動が、逃走共犯者の条件と一致します。
次に、北森の腕時計です。盗品の腕時計は店頭展示時に10時10分でそろえられていました。北森の腕時計も同じ10時10分を指していたため、盗品である可能性が出ます。
時計のシリアル番号を照合すれば、北森が持っていた腕時計が盗品だと証明できます。
さらに、赤井秀一と工藤優作が同じ結論へたどり着いたことも印象的。
赤井は現場で北森を見抜き、優作は有希子からの情報をもとに同じ答えへ行きます。
別々の場所から同じ推理に収束することで、北森靖絵が強盗共犯者だという真相がかなり気持ちよく固まります。
結末:北森靖絵が強盗共犯者と判明する
結末では、北森靖絵が時計店強盗の逃走した共犯者だと判明します。
北森の腕時計は、シリアル番号を照合すれば盗品だと証明できます。
強盗犯同士の欲と口論が、車の転落事故につながったわけです。事件としては解決しますが、かなり後味は苦いです。
人を殺した事件ではなくても、欲が人を死なせ、人生を壊している重さがあります。
一方で、事件後には幼い真純が新一を「魔法使い」と見るようになります。
現在のコナンも、10年前の記憶から赤井家・世良家・羽田家の関係を思い出します。
強盗事件そのものは完結しても、新一と赤井の出会い、真純の憧れ、赤井家の謎がシリーズ全体に残る結末です。
アニメ「さざ波の魔法使い」の事件解決後の流れ
事件解決後には、赤井秀一がFBIに入ると決意することや、新一と赤井、世良のやり取りまで描かれています。
最後まで重要なお話になるので、ぜひ押さえておきましょう!
赤井秀一の今後とは?
ここでメアリーからFBIに入るのに気は変わったか?と言われると、さらに謎解きをするのが楽しくなったと答えます。
これに秀吉が、何かに取り憑かれているように怖いよと、言われると赤井秀一は
赤井秀一「取り憑かれているんじゃない…冒されているんだ…好奇心という名の…熱病にな…」
という発言に、メアリーは夫である赤井務武の影が見えて、ここから主人の息子ということ再確認しました。
メアリーの気が変わる
メアリーは本当は、秀一には日本に戻ってきてもらって、秀吉や真純の父親代わりになってもらうと考えていたがそれは諦めた様子。
メアリー「行け秀一!その熱病でお前の命が尽きるまで…真実を覆い隠す切りを一掃しろ!!その代わり靄一つ残したら許さんぞ!」
とメアリーが、まるで赤井務武のような口調になり、今日から秀吉と真純に対して、父親代わりだと言うのでした。
新一と赤井秀一の別れ
新一が刑事が呼んでいることを伝えると、赤井秀一は新一に任せると言い、最後に
赤井秀一「なんたって君は…我が国が誇る名探偵の…弟子なんだからな…」
ここで赤井が元々はイギリス人で今はアメリカ人ということがわかりました。ここで秀吉が、秀一がまるでホームズみたいだったと言うと新一は
新一「ち、違うよ!ホームズはもっともっと超すげーんだぞ!!で、でもまぁ…ワトソンんぐらにはしといてやるよ…」
という新一の言葉で、赤井秀一が再び大笑いしました。これを見た世良真純は新一に対して
世良真純「ね、ねぇ君…まるで魔法使いだね♡」
と言い、魔法使いというのは赤井秀一を笑わせたということからわかりましたね。
現代世界に戻る
10年後の現代に戻り、ここではコナンになります。
コナンはこの「魔法使いだね」という言葉から、世良が10年前に自分と会ったことを思い出させてこようとしてるのでは?と推測します。
さらに、赤井さんと一緒にいた秀吉は、羽田名人であり、「領域外の妹」は母親であるメアリーであることとがわかりました。
ただ、メアリーはあの時は大人だったため、コナンと一緒にAPTX4869を飲んだことに気づき、いつ飲んだのかが気になるのでした。
そんな姿を見た世良真純は自分のことを思い出してくれた様子はわかっていたが、
世良真純「君にはわかならいだろうな…ボクが君を魔法使いと呼んでいる…本当の理由はね…」
と言うのでした。
これでさざ波の魔法使いは終了です!
アニメ「さざ波の魔法使い」の名言/名セリフ

赤井秀一「取り憑かれているんじゃない…冒されているんだ…好奇心という名の…熱病にな…」
秀吉に何かに取り憑かれてるようだと言われた時の秀一の名言。メアリーはこの言葉から赤井務武と赤井秀一を重ね合わせます。
メアリー「行け秀一!その熱病でお前の命が尽きるまで…真実を覆い隠す霧を一掃しろ!!」
赤井秀一の言葉を聞いて、親父代わりに背中を押した名言。
世良真純「まるで魔法使いだね♡」
赤井秀一を笑わせたコナンに向かった世良真純の名言。現代ではこの魔法使いは2つの意味がある。
【関連記事】【キャラ別】名探偵コナン名言&名シーン集
アニメ「さざ波の魔法使い」のhuluやアマプラはある?
アニメ「さざ波の魔法使い(前編)(後編)」はhuluで配信されています。
コナンを取り扱っているVODでは、様々なアニメコナンが見れるので登録をおすすめします!
【関連】名探偵コナンのVODについてこちら↓

アニメ「さざ波の魔法使い」の感想&まとめ

881〜882話「さざ波の魔法使い」は、世良真純の“イギリス帰り”の違和感をきっかけに、幼い工藤新一が赤井一家と出会った10年前の海辺へ回想する前後編です。
強盗事件の推理が気持ちいいのはもちろん、赤井秀一が笑う瞬間、メアリー・世良の背中押し、そして赤井家の空気まで全部が刺さる。
事件回なのに、最後は胸が熱くなるタイプの名エピソードでした。
回想の導入が鮮やかで、幼少期新一がすでに“名探偵”
現代パートの入口がまず上手いです。
「指で数を数える順番」から世良の反応を拾い、留学先=イギリスへつなげて10年前の記憶へ滑り込む流れが鮮やか。回想に入った瞬間から、幼い新一がもう“今の新一”なんですよね。
海辺でひょいっと現れて「バレバレだよ」と言い切り、赤井秀一を“ピエロ”だと断定するあのノリ。真純のポテト芸でも笑わない兄が、新一の推理で大笑いするのが反則です。あそこで一気に心を持っていかれます。
工藤有希子の水着登場も華やかで、場の空気が一段明るくなるのが良い。秀一が新一の鋭さを認めつつ、ミスを冷静に指摘する余裕も痺れます。
さらに、蘭に「ホームズごっこ」と言われてムキになる新一、秀一が“逆恨み男”を追い払って「友達になれ」と頼む場面まで含めて、ここが全部“今の因縁”の原点に見える。タイトルの「魔法使い」が腑に落ちる締めも、余韻が強いです。
海辺の強盗事件が“名探偵だらけ”で爽快
事件の種がまず気持ち悪くて最高です。
海へ転落した車の後部座席に値札付きの腕時計が大量、しかも全部10時10分。異物感が強烈で、ここから推理が転がり始めるのがコナンらしい。
助手席の窓が開いている=同乗者が逃げた、と即断して、時計店強盗の有無まで確認する段取りが赤井秀一らしさ全開。新一が聞き込みに走り、秀吉が「3人の顔を覚えている」と名乗り出る連携も熱いです。
福水・北森・大網の証言も、それぞれ“濡れた理由”が違って面白い。結婚話で海に落ちた、鼻緒が切れた、置き引きに遭った…と、バラバラに見えて最後に線になるのが気持ちいい。
後編では有希子が優作に写真を送り、写真だけで犯人を当てる推理力が出てきて「工藤夫婦、怖い」の一言に尽きます。しかも秀一も同じ結論に到達していて、“名探偵が2人いる爽快さ”がたまりません。
赤井家の確執と“背中押し”が刺さり、胸が熱くなる
この前後編の核は、事件解決以上に赤井家の温度差です。
FBI志望の秀一にメアリー・世良が反対し、喧嘩して右目下に痣を作るほど険悪。それなのに、秀一の「好奇心という名の熱病」という言葉で、メアリーが「行け秀一!」と背中を押す反転が痺れます。
あの瞬間のメアリーは、務武の影を重ねたような表情で、切ないのに強い。そこから真純や秀吉への口調が変わる余韻も重いです。海の事件が“家族の転機”になる構図がうますぎる。本当に胸が熱くなるし、ちょっと苦しくなる。
真純が兄の笑顔を見たくて奮闘する姿、秀吉が静かに支える空気も愛おしい。回想が終わると、コナンは世良の“秘密”にまた一歩近づき、今のRUM編へつながる手触りが残ります。
事件も家族も伏線も、全部が濃い。だからこそ何度でも見返したくなる前後編でした。
【関連記事】名探偵コナンの未回収伏線/回収済み伏線一覧
【関連記事】名探偵コナンの最終回はいつ?ラストの考察を大公開
【関連記事】名探偵コナンの重要回&見るべき回のまとめ
【関連記事】名探偵コナンの神回ランキング!

コメント