4月からのコナンはずっとデジタル・リマスターだったので、前回976話「妻探しの秘密」は久しぶりの新作アニメでしたね。
原作のお話はまだまだ出てきませんが、久しぶりの続きが出るのを楽しみにしていきましょう!
今回は2020年7月11日放送のアニメ名探偵コナン143話「疑惑の天体観測」のあらすじとネタバレを紹介していきます。
※ここからはネタバレを含むため、注意してくださいね。
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「疑惑の天体観測 」は何巻?原作で何話?

今回も放送の「疑惑の天体観測」はアニメオリジナルストーリーとなります。
さらに過去に1999年5月3日に放送されているため、デジタル・リマスター版でもあり、既に20年前の作品です。
昔のお話なので見たことない方も注目していきましょう。
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143話「疑惑の天体観測」のあらすじ

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天体観測に来たコナン、蘭、園子は、そこで東都大学の大学院生たちと知り合う。望遠鏡の使い方などのアドバイスをもらい、夜空を楽しんでいると、別のところで撮影をしていた1人が戻ってくる。
望遠鏡でもう1人が残っている中継塔を見ていると、突然人影が落下。現場の状況から、夜霧で濡れた床で足を滑らせ転落した事故ではないかと考えられたが…。
143話「疑惑の天体観測」のネタバレ&事件の流れ

「疑惑の天体観測」は、園子に付き合ってコナンと蘭が星美山保養所へ星を見に行き、そこで天体観測に来ていた大学院生3人と知り合うところから始まります。
被害者は、天文分野の大きな賞を受賞したばかりの野中浩一。
テレビ中継塔から転落したように見えるのですが、コナンは早い段階で事故ではなく他殺を疑います。
この回の見どころは、「みんなが目撃した転落の瞬間」そのものが偽装だったところ。
普通のアリバイトリックなら、犯人はその場にいなかったように見せます。
でも今回は逆で、犯人自身もその転落を“目撃した側”に立っている。
そこへ固定撮影法のカメラ、前日に撮った写真、人形、流れ星まで絡んでくるので、単発アニオリなのにかなり本格的な構成です。
星美山保養所で出会った大学院生3人
コナン、蘭、園子は長野県の星美山保養所を訪れ、東都大学大学院の江田和彦、野中浩一、秋本広志と知り合います。
野中はスターパイオニア賞を史上最年少で受賞したばかりで、みんなの注目を集める存在でした。
やがて野中と秋本はテレビの中継塔へ戻って固定撮影を続け、江田はコナンたちと一緒に保養所側で天体観測を続けます。
ここで秋本は、23時30分から0時までの間に南の空で人工衛星が見えると説明します。
いかにも天体観測らしい情報なのですが、真相を知ってから振り返ると、この話こそが犯行の土台でした。
0時15分、みんなが見た“転落の瞬間”
人工衛星は結局見えませんでしたが、23時50分ごろに秋本だけが先に戻ってきます。
そして0時15分、望遠鏡で中継塔を見ていた一同は、人影が塔から落ちる瞬間を目撃。
急いで現場へ向かうと、そこにはすでに野中浩一の遺体が横たわっていました。
現場は濡れて滑りやすく、手すりも低い。だから警察は当初、転落事故の可能性を強く見ます。
しかしコナンはすぐに違和感を覚えます。
手すりには真新しい傷があり、その下には毛玉まで落ちていた。
さらに秋本は、人が落ちたのに「警察を呼べ」と指示し、救急車より先に捜査を意識している。
この時点でコナンは、事故ではなく“誰かが転落に見せかけた事件”だと見始めています。
写真とシャッター音が崩した秋本のアリバイ
警察の調べでは、野中は0時にカメラを操作して二枚目の撮影を始め、0時15分に転落したと考えられます。
しかも秋本は23時50分以降ずっとコナンたちと一緒にいたように見えるため、アリバイも強い。
ですがコナンは、秋本と野中が撮った写真を見比べて違和感を持ちます。
同じ時間、同じ方向を撮影したはずなのに、秋本の写真には流れ星が写っていて、野中の写真には写っていないからです。
決定的だったのは、0時30分に撮影を終える時のシャッター音。
固定撮影中のカメラなら、閉じる時に確実に音が鳴るはずなのに、それがなかった。
つまり野中のカメラは、その時点で本当は撮影していなかったことになる。
ここでコナンは、フィルムの差し替えと、0時15分の落下目撃そのものが偽装だったと確信します。
真相は“人形の落下”を見せた時間差偽装
秋本広志は23時30分過ぎ、野中と中継塔へ戻った時点で野中を突き落として殺していました。
そのあと、野中が落ちた場所から少し離れたところへ、オレンジ色の毛布で作った人形を置き、丈夫な糸で手すりへ固定。
さらに野中のカメラからフィルムを抜き取り、前日に同じ条件で撮っておいたものへ差し替えたうえで、保養所へ戻って“ずっと一緒にいた”側へ回りました。
そして0時15分、タイマーで人形が落ちるように仕掛けておき、一同にそれを目撃させた。
先に現場へ向かった秋本は、自分の車を人形の真上へ停めて視界を遮り、混乱の中で人形を回収します。
つまりみんなが見たのは野中の転落ではなく、秋本が用意したダミーの落下だったわけです。
固定撮影、毛布人形、フィルムの差し替え。この三つがひとつに噛み合って、完璧に見えるアリバイが作られていました。
タイムライン(事件の流れを整理)
- 23時30分過ぎ、秋本は「南の空に人工衛星が見える」と言ってコナンたちの視線を塔の反対側へ向けさせる。
- その隙に野中浩一を中継塔から突き落とし、毛布人形と前日撮影のフィルムで偽装準備をする。
- 23時50分ごろ秋本は保養所へ戻り、0時15分に人形が落下して“今落ちた”ように見せる。
- コナンは手すりの傷、毛玉、シャッター音の不在、流れ星の差からトリックを見破る。
143話「疑惑の天体観測」の犯人&トリック

この事件の犯人は、秋本広志です。
東都大学大学院の学生で、野中浩一とは共同研究をしていました。
最初は冷静に天体観測を進める理知的な人物に見えますが、だからこそ後半で“自分も転落を目撃した側”に回っていたと分かった時の反転が強いです。
動機
動機は、共同研究の成果を野中に独り占めされたことへの恨みです。
野中が受賞したスターパイオニア賞は、本来なら秋本との共同研究の成果でした。
ところが表に出たのは野中だけで、賞も名声も全部野中のものになった。
秋本にとっては、自分の努力が消されて、相手だけが天才として称賛される形だったわけです。
ここが怒りの核です。
トリック
トリックは、殺害時刻そのものを見せ替えるタイプです。
秋本は23時30分過ぎに野中を突き落として殺し、その後に人形を手すりへ固定し、フィルムまで前日のものへ差し替えます。
自分は保養所へ戻り、0時15分に落下する人形を一緒に目撃して、完全なアリバイを得ようとしました。
つまり秋本は、“犯行時刻に現場にいなかった”のではなく、“犯行後に目撃者へ変わった”のです。
この手口が厄介なのは、みんなが本当に落下を見ていること。
目撃証言そのものは嘘ではない。
ただし、見た相手が人間ではなくダミーだった。
だからこの回では、目撃証言を崩すのではなく、目撃された対象をずらすことで真相に届いています。
ここがかなり上手いところです。
決め手
決め手は三つあります。
一つ目が、手すりの真新しい傷と地面の毛玉で、手すりに何かを固定していた痕跡が残っていたこと。
二つ目が、0時30分にシャッターを閉じるはずなのに音がしなかったこと。
三つ目が、秋本の写真にだけ流れ星があり、野中の写真にはなかったことです。
これで、野中のフィルムは今日のものではなく、秋本が前日に仕込んだものだと分かります。
結末
最後は園子を眠らせたコナンが真相を語り、秋本広志の犯行が露見して事件は解決。
園子は起きたあと自分が見事に推理したと勘違いし、蘭に持ち上げられますが、本人は流れ星を見逃したことばかり気にして終わる。
重い事件のあとに、いつもの園子らしい余韻が戻る締め方まで含めて、とてもコナンらしい一話です。
143話「疑惑の天体観測」の感想/まとめ

“みんなが見た転落の瞬間”が偽装だったという反転がとても鮮やかです。
天体観測の静かな雰囲気と、時間差の人形トリックがよく噛み合っていて、初期アニオリでも完成度の高い一話でした。
0時15分の「目撃」がひっくり返る快感
この回のいちばん気持ちいいところは、やっぱり0時15分の転落目撃がそのまま事件の真相ではなかった点。
見ている側も、コナンたちと同じように「あ、今落ちた」と思わされるんですよね。
だから後から“あれは人形だった”と分かった瞬間、時間の感覚ごとひっくり返る。
単なるアリバイ崩しではなく、目撃された事実の中身そのものを差し替えるタイプなので、かなり印象に残るトリックでした。
天体観測という舞台がちゃんと生きている
舞台の使い方もすごくいいです。
人工衛星の話、固定撮影、流れ星、フィルム交換、シャッター音。
天体観測の回なのに、宇宙の知識が飾りではなく全部事件へ組み込まれているんですよね。
だから“星を見に来ただけ”の導入から、そのまま本格ミステリーへ滑り込めている。
長野の夜空の静けさも相まって、派手な事件なのに妙に落ち着いた空気があるのが、この回の独特な魅力だと思います。
秋本の動機は小さくないが、やりきれない
秋本の動機は、共同研究の成果を独り占めされたことへの恨みです。
これはかなり理解しやすいし、実際に相当きつい仕打ちだったんだろうと思います。
でも、それを理由に野中を突き落とし、人形まで用意して仲間ごと騙したことは、やっぱり取り返しがつかない。
賞の不公平さに同情できる余地があるぶん、秋本の犯行を肯定しきれない苦さも大きい。
そこがこの回の後味を少し重くしていました。
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