「仲の悪いガールズバンドのネタバレを知りたい!」
「このアニメの犯人は誰?」
アニメ836話・837話「仲の悪いガールズバンド」について知りたい方へ。
どんな事件の内容だったのか?ネタやトリックを簡単に解説していきます!
犯人とネタバレを完結に説明していくので、物足り無い方は単行本やhuluでチェックしてみてくださいね。
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アニメ「仲の悪いガールズバンド」の原作は何話?単行本の何巻?
2016年10月15日・10月22日に放送された836話・837話「仲の悪いガールズバンド」。
※再放送は2022年2月26日/3月5日
世良真純が幼少期に、赤井秀一(ライ)、安室透(バーボン)、諸伏景光(スコッチ)と会う大事な話。
世良真純や安室透の接触が判明し、ちょっとファンにとっては熱い展開のアニメとなります。
そんな「仲の悪いガールズバンド」のお話は原作のお話です!
単行本の88巻・89巻に掲載されている内容。88巻のFile9〜File10、89巻のFile1になります。
アニメ「仲の悪いガールズバンド」の簡単なあらすじ

公式HPのあらすじはこちら↓
放課後の喫茶ポアロで、コナン、蘭、園子、世良真純が、ガールズバンドを結成するという話題で盛り上がっていた。
その話を聞いていたミュージシャン風のポアロのお客が、ギターを弾けない園子をからかうと、そばにいた安室透が助けるようにギターを弾き始める。その姿を見ていた世良は、安室とどこかで会ったような気がするというが……。
安室の提案でコナンたちは、貸しスタジオのSOUND STUDIO HAKOBUNEに行くが、満員のために休憩室で待つことに。そこには、ほかにもスタジオが空くのを待つガールズバンドのメンバーがいた。メンバーは、ギターの木船染花、ベース兼ボーカルの笛川唯子、キーボードの小暮留海、ドラムでリーダーの山路萩江で、ライブまで1週間しかなくカリカリしている様子だった。そのライブは、死んでしまったメンバーの首藤朱音の追悼ライブでもあった。
スタジオが空くのを待つコナンたちは、突然の悲鳴を聞いてスタジオに駆けつける。そこには絞殺された山路萩江の死体があった。事件現場のスタジオには防犯カメラがあったが、映像の半分が黒く隠れて手がかりは映っておらず、凶器も見当たらなかった。
だがコナンと世良と安室は、メンバーを撮影したスマホの写真から真相に気づき……。
https://websunday.net/episode/12174/
アニメ「仲の悪いガールズバンド」のネタバレ&伏線

836〜837話「仲の悪いガールズバンド」は、事件そのものも重たいですが、それ以上に重要な情報がつながるエピソードです。
世良と安室の過去の接点、初めて描かれるスコッチの素顔、そして安室の衝撃的なモノローグ――。
一見スタジオ殺人事件の回に見せかけて、赤井・安室・公安ラインの核心へ踏み込む重要回です!
※ここでは、ネタバレと伏線を中心に解説していきます!
① 世良は過去に安室と会ったことがあった
「仲の悪いガールズバンド」でまず引っかかるのが、世良真純と安室透の“初対面のようで初対面ではない”空気。
今回が初接触に見えますが、物語後半で描かれる4年前の駅のホームの回想によって、実は2人は過去に顔を合わせていたことが分かります。
当時、赤井秀一、安室透、スコッチの3人が行動を共にしており、そこに幼い世良が偶然居合わせていました。
幼かった世良は赤井のギターの聴きくためについていったところ、赤井に見つかってしまい、帰れと言われてしまいます。
そして赤井が世良の切符を買いに行っている間、スコッチがやって来て、優しくベースを教えていました。
そしてその後に、スコッチのことを呼ぶ安室が登場するといった流れ。
「探偵たちの夜想曲」で安室が世良を見たときの意味深な反応や、「ミステリートレイン」で世良が赤井の妹であることを把握していた様子も、4年前に直接会っていることを前提にすると自然に繋がっていきます。
② 世良の口から兄の名前が赤井秀一であると明かされる
物語の終わりの方で、コナンが世良のいう兄のことを聞くと、世良の口から直接「赤井秀一」という名前が出てきました。
コナンも「やっぱり」という表情。
ほとんど確定はしていましたが、ここがコナンも世良の兄が赤井秀一であるとはっきりとわかるシーンになります。
③ スコッチが顔出しした初めての回
何度か安室の口から「スコッチ」という名前が出てきましたが、今作はスコッチの顔が明らかになった回です。
回想の中で描かれたのが、世良にベースを教える面倒見のいい男性。
ギターも弾けるとかイケメンすぎますね(笑)
④ スコッチは赤井に殺された?
今回のお話でとても気になるのが、安室が心のなかで呟いた
安室透「いや彼は…警視庁公安部の…潜入捜査官…君の兄に殺された男だよ…」
というセリフ。
スコッチの死に赤井が関与していることがわかります。
「緋色の真相」で赤井が安室に
赤井秀一「彼の事は今でも悪かったと思っている…」
と言っていたのも、スコッチの死に関するものと判明。
今まで安室が赤井を強く敵視している理由がここで明かされたわけです。
ただ、赤井が故意に殺害したわけではなさそうなので、スコッチの死の真相は別にありそうな気がしますね!
⑤ 世良がスコッチからベースを教わっていた
世良真純が中学生時代に、赤井秀一の友人からベースを教わっていたことも、この回の大事な伏線。
その人物がスコッチにつながるため、世良の音楽への反応が一気に本筋の過去と結びつきます。
ガールズバンド回で音楽を扱う意味が、事件だけでは終わらないんですよね。
きっかけになるのは、喫茶ポアロで安室透がギターを弾く場面。
最初は安室のかっこいい見せ場に見えますが、世良がその演奏に引っかかり、過去の記憶が刺激されます。
安室のギター演奏が、世良の中に残っていたスコッチの記憶を呼び起こす入口になっているのが上手いです。
アニメ「仲の悪いガールズバンド」の事件の流れ

コナン、蘭、園子、世良真純、安室透でバンドの練習に地下スタジオに行った時の話。
この時に先客のグループがおり、ギター:木舟染花、ベース(ボーカル):笛川唯子(ふえかわただこ)、キーボード:小暮留美(こぐれるみ)、ボラム(リーダー):山路萩江の4人がいました。
この4人はちょっと喧嘩をしており、全員が頭を冷やすまで、山路萩江がスタジオで待つことに。
少し経ち、女性達がスタジオにいくと、山路萩江がドラムにもたれて亡くなっていたという事件。
コナン、世良、安室の3人の探偵が犯人を追い詰めていきます!
※ここからは、事件の流れをネタバレありで解説していきます!
喫茶ポアロで女子高生バンドの話になる
物語は、放課後に蘭、園子、世良が喫茶ポアロへ寄るところから始まります。
園子が女子高生バンドを作ろうと提案し、最初はかなり明るい日常会話の空気です。ポアロで友だち同士が盛り上がる流れなので、この時点では殺人事件の気配はありません。
ただ、このバンド話がそのまま事件の舞台へつながっていきます。
楽器、演奏、スタジオという要素が自然に置かれ、後のSOUND STUDIO HAKOBUNE行きへの前振りになります。
何気ない女子高生トークが、音楽スタジオ殺人とスコッチ回想の入口になっているのが上手いです。
この導入で大事なのは、音楽が単なる設定ではないことです。事件のガールズバンド要素にも、安室のギターにも、世良の過去にも関わっていきます。
軽い会話から始まった音楽モチーフが、最後には本筋の過去因縁まで引っ張るのがかなり綺麗です。
安室のギター演奏で世良の記憶が揺れる
喫茶ポアロでは、安室透がギター演奏を披露する流れになります。
園子を助けるような自然な場面で、安室の意外な技能が見えるところです。ここだけでもかなり印象的ですが、この演奏はただのサービスシーンでは終わりません。
世良は安室のギターを見て、どこかで会ったような感覚を抱きます。ここで視聴者も、「安室の演奏がなぜ世良の記憶に引っかかるのか」と気になります。
かっこいい演奏シーンから、世良の過去記憶へ空気が変わるのがかなりゾクッとします。
この段階では、まだスコッチの全容は分かりません。
けれど、安室、音楽、世良の記憶がつながることで、事件前から本筋の伏線が置かれていると分かります。
ポアロの明るい空気の中に、後の赤井・安室・スコッチの因縁が静かに差し込まれているのが印象的です。
SOUND STUDIO HAKOBUNEへ向かう
安室の提案もあり、コナンたちはSOUND STUDIO HAKOBUNEへ向かいます。
ここで、ポアロの日常から音楽スタジオという閉じた事件現場へ空気が変わります。女子高生バンドの軽い話題が、実際のバンド練習へ接続する流れです。
スタジオには防犯カメラがあり、後の事件では練習映像も重要になります。
この時点では単なるスタジオ設備に見えますが、後で犯行の死角や真相へ直結します。
楽器と映像設備がそろった空間そのものが、事件の舞台装置になっているのが巧いです。
また、世良の記憶の違和感も完全には消えていません。安室の演奏をきっかけにした引っかかりを抱えたまま、事件現場へ入っていく形になります。
ポアロの本筋伏線と、スタジオの殺人事件が同じ音楽モチーフでつながるのが気持ちいいです。
ガールズバンドのメンバーと出会う
スタジオでは、木船染花、笛川唯子、小暮留海、山路萩江と出会います。
彼女たちは、亡くなったボーカル・首頭朱音の追悼ライブに向けて練習していました。ここで、明るいバンド練習の裏に、すでに過去の死があることが分かります。
「仲の悪いガールズバンド」というタイトル通り、メンバー間には穏やかではない空気もあります。
追悼ライブへ向けた練習なのに、関係性には刺々しさがあり、視聴者としては「このバンドに何があったのか」と引っかかります。
音楽の華やかさと、メンバー同士のギスギスが同居しているのが不穏です。
首頭朱音の死は、この事件の動機へ深く関わります。
ただ、この時点ではまだ詳しい真相は見えていません。
亡くなったボーカルを弔うはずの練習が、さらに新しい殺人へ落ちていく前振りになっているのがかなり苦いです。
萩江が仮眠すると言ってスタジオへ入る
山路萩江は、仮眠すると言ってスタジオへ入ります。この行動が、事件発生の大きな区切りになります。
バンドメンバーたちがそれぞれ動く中で、萩江だけがスタジオ内に入り、閉じた空間が作られるわけです。
この時点で気になるのは、誰が萩江へ近づけたのかです。スタジオには防犯カメラがあり、映像が残るなら簡単に犯行は分かりそうに見えます。けれど、その映像が後で完全な証拠にはならないところが、この事件の面白さです。
見えているはずの場所で、見えない犯行が起きる構成になっています。
また、萩江が仮眠するという状況は、睡眠薬の仕込みともつながります。後から見ると、留海が萩江を確実に眠らせるために水へ睡眠薬を入れていたことが効いてきます。
自然な仮眠に見えた状況が、犯行準備の一部だったと分かるのが怖いです。
山路萩江が絞殺されているのが見つかる
事件が決定的に動くのは、山路萩江がドラムセットに突っ伏して絞殺されているのが見つかる場面。
追悼ライブに向けた練習の場だったスタジオが、一気に殺人現場へ変わります。ここで空気がかなり冷えます。
萩江は首を絞められて死亡していますが、肝心の凶器がすぐには見えません。メンバーたちは動揺し、コナン、世良、安室は凶器の行方に注目します。
スタジオ内で人が殺されているのに、凶器が消えたように見える違和感が、この事件の大きな引きになります。
しかも、被害者は亡くなった首頭朱音の追悼ライブに向けて練習していたメンバーです。
過去の死を悼む場所で、さらに死が重なる。
音楽を届けるはずの空間が、誤解と復讐の場所へ変わってしまう後味がかなり重いです。
防犯カメラが自撮り棒のスマホで遮られている
防犯カメラの映像は、自撮り棒に固定されたスマホによって半分遮られていました。
肝心のドラム周辺が映っておらず、証拠になるはずの映像が逆に死角を作る道具になっています。ここがかなり面白いです。
引っかかるのは、なぜスマホがその位置にあり、しかも縦向きに置かれていたのか。
普通の練習映像なら自然に見えるものでも、防犯カメラとの位置関係を考えると意味が変わります。
スマホの縦向きという小さな違和感が、犯行の死角作りへつながるのが気持ちいいです。
さらに、キーボードの位置も死角作りに関わります。留海が作業している姿を映さないようにするため、スタジオ内の配置そのものが使われていました。
映像が残っているから安心、ではなく、映像の見えない場所こそが真相だったという見せ方が巧いです。
唯子・染花・留海の証言が整理される
事件後、笛川唯子、木船染花、小暮留海が順番に萩江を起こしに行ったと証言。
ここから容疑者整理が進みます。誰が実際に犯行できたのか、誰が凶器になりそうな物を持っていたのかが問題になります。
この段階では、裁縫道具、ギターの絃、爪切りなどがミスリードとして浮上します。どれもバンドやメンバーの持ち物として自然に出てくるため、凶器候補として見えやすいんですよね。
音楽スタジオらしい小道具と、犯行道具の候補が重なることで、推理が一段面白くなります。
ただ、本当の凶器は萩江のニット帽の毛糸でした。
つまり、外から持ち込まれた凶器ではなく、被害者自身が身につけていたものが使われています。
容疑者の持ち物に目を向けさせておいて、被害者の帽子へ戻ってくる構成がかなり上手いです。
練習映像からコナン・世良・安室が真相へ近づく
コナン、世良、安室は、練習映像の違和感から同時に真相へ近づいていきます。
ここが推理面の大きな見どころ。
三人が同じ映像を見て、それぞれの観察力で違和感を拾っていく流れはかなり気持ちいいです。
練習映像では、スマホの縦向き、防犯カメラの死角、キーボードの位置が重要になります。
さらに、留海が犯行後に毛糸を帽子へ戻すために必要な作業も、この死角の中で成立していました。
見えている映像と、見えていない死角を組み合わせて犯行を再構成する推理がかなり綺麗です。
この場面では、安室と世良の存在も効いています。事件を解く探偵役がコナンだけではなく、世良と安室も同じ方向へ進むため、スタジオ内の推理がかなり濃くなります。
事件内の推理の快感と、事件後の本筋接続への緊張が同時に高まっていく流れです。
事件後に世良・赤井・スコッチの過去がつながる
事件が解決したあと、世良真純が長兄について語り、赤井秀一がFBI捜査官だと明かされます。
ここで、ガールズバンド事件の空気が一気に赤井家方面へ変わります。
事件本編の犯人やトリックとは別に、かなり大きな縦軸情報が差し込まれる場面です。
さらに、世良の中学生時代の回想や、スコッチに関わる情報も残ります。安室がスコッチの死と赤井を結びつけて認識していることも示され、赤井・安室・スコッチの過去が急に重みを持って見えてきます。
単発事件の後に、公安・FBI・黒の組織潜入方面の因縁が一気に濃くなるのが本当にゾクッとします。
この回は、事件だけで見るとスタジオ内の殺人です。けれど、最後の情報によって見返すポイントが大きく変わります。
安室のギター、世良の記憶、赤井の存在、スコッチの影が、事件後に一本につながる余韻がかなり強いです。
- 蘭・園子・世良が喫茶ポアロに寄る。
- 園子が女子高生バンドを作ろうと提案する。
- 安室がギター演奏で園子を助け、世良が違和感を抱く。
- コナンたちはSOUND STUDIO HAKOBUNEへ行く。
- 木船染花、笛川唯子、小暮留海、山路萩江と出会う。
- 彼女たちは亡くなった首頭朱音の追悼ライブに向けて練習している。
- 萩江が仮眠すると言ってスタジオへ入る。
- 萩江がドラムセットに突っ伏して絞殺されているのが見つかる。
- 防犯カメラ映像は自撮り棒のスマホで半分遮られている。
- 唯子・染花・留海が順番に萩江を起こしに行ったと証言する。
- コナン、世良、安室が練習映像の違和感に気づく。
- 萩江のニット帽の毛糸が凶器だったと分かる。
- 小暮留海が犯人だと判明する。
- 留海の動機は、首頭朱音の死をめぐる誤解だったと分かる。
- 世良が赤井秀一やスコッチとの過去を思い出す。
- 事件後、世良が長兄は赤井秀一でFBI捜査官だと明かす。
アニメ「仲の悪いガールズバンド」の犯人やトリックは?

この事件の犯人は、小暮留海です。
被害者は山路萩江で、留海は萩江のニット帽の毛糸をほどいて紐状にし、萩江を絞殺しました。
この回のトリックは、凶器を消すのではなく、凶器を被害者の帽子へ戻すところがポイント。
さらに、自撮り棒のスマホ、防犯カメラの死角、キーボードの位置を組み合わせることで、犯行後の作業を映らないようにしていました。
犯人は小暮留海
山路萩江を殺害した犯人は、小暮留海。
留海は、萩江がかぶっていたニット帽の毛糸をほどき、その毛糸を凶器として使いました。犯行後には、ドラムスティックを使って毛糸を帽子へ編み戻しています。
この事件で特に怖いのは、凶器が別の場所へ消えたのではなく、被害者の持ち物に戻されていたことです。
普通なら犯人の持ち物やスタジオ内の小道具を疑いたくなりますが、実際には萩江自身のニット帽が犯行に使われていました。
温かい身につける物であるニット帽が、人を殺す凶器に変わるのがかなり苦いです。
また、留海はスタジオ内の映像環境まで利用しています。防犯カメラの死角、自撮り棒に固定されたスマホ、キーボードの位置を組み合わせ、作業中の姿を見えにくくしていました。
単なる衝動ではなく、映像に残らない場所まで計算した犯行として見えます。
動機は首頭朱音の死をめぐる誤解
小暮留海の動機の背景には、亡くなったボーカル・首頭朱音の死があります。
留海は、山路萩江の助言や言葉が朱音の声を悪化させ、死につながったと考えていました。追悼ライブに向けた練習の裏で、留海の中には萩江への強い恨みが残っていたわけです。
引き金になったのは、朱音の死を萩江と結びつけた留海の思い込みです。萩江が朱音を追い詰めた、あるいは死に関わったと見ていたことで、留海の怒りは復讐へ向かいます。
ただ、朱音は自殺ではなく、道路に出た子どもを助けようとして交通事故に遭ったと整理されます。
この真相が出ると、留海の犯行はより苦く見えます。
朱音を大切に思う気持ちはあったとしても、誤解から萩江を殺してしまった事実は消えません。
追悼ライブのための練習が、誤解による復讐殺人へ変わってしまう後味がかなり重いです。
トリックはニット帽の毛糸と防犯カメラの死角を使ったもの
留海のトリックは、萩江のニット帽の毛糸を凶器にし、それを犯行後に帽子へ戻す凶器隠し。
さらに、映像に映らない死角を作るため、自撮り棒のスマホとキーボードの位置も利用していました。
準備:萩江を眠らせ、死角を作れる状況を整える
留海は、萩江を確実に眠らせるため、水に睡眠薬を入れていました。
萩江が仮眠する状況を作ることで、犯行時に抵抗されにくい状態を整えます。この準備があるため、犯行はかなり計画的に見えます。
さらに、自撮り棒に固定されたスマホを縦向きに置かせ、防犯カメラの映像を半分遮る状況を作っていました。
キーボードの位置も利用され、留海が作業している姿が映らない死角が生まれます。
スタジオ内の配置と映像の見え方を組み合わせているのが、このトリックの怖いところです。
実行:ニット帽の毛糸をほどいて萩江を絞殺する
留海は、萩江がかぶっていたニット帽の毛糸をほどき、紐状にして萩江を絞殺しました。
凶器を外から持ち込むのではなく、被害者の帽子から作っている点が大きな特徴です。これにより、犯行後に凶器を隠す発想も成立します。
萩江は睡眠薬によって眠らされていたため、留海は犯行を成立させやすい状態を作っていました。
バンド仲間の持ち物が、そのまま殺意の道具になっているのがかなり怖いです。
発覚回避:ドラムスティックで毛糸を帽子へ編み戻す
犯行後、留海はドラムスティックを使って毛糸をニット帽へ編み戻しました。
これにより、凶器は現場から消えたように見えます。実際には、凶器だった毛糸が元の帽子に戻っていただけでした。
ここで防犯カメラの死角が効きます。
スマホが縦向きに置かれ、カメラ映像が遮られ、キーボードの位置も作業を見えにくくしていました。
凶器を隠す作業そのものを、映像の死角に入れていたのがかなり巧妙です。
綻び:映像の違和感とニット帽の毛糸が真相を示す
トリックの綻びは、練習映像に残る違和感。
スマホがなぜ縦向きに置かれていたのか、防犯カメラがなぜ半分遮られていたのか、キーボードの位置がなぜ重要なのか。
これらがつながることで、留海が映らない場所で作業していた可能性が見えてきます。
さらに、萩江のニット帽とその毛糸が凶器だったと分かることで、消えた凶器の謎が崩れます。
凶器を探す推理が、最終的に被害者のニット帽へ戻ってくる流れがかなり気持ちいいです。
決め手は練習映像、スマホの縦向き、ニット帽の毛糸
決め手の入口になるのは、自撮り棒に固定されたスマホが縦向きに置かれていたこと。
この置き方によって防犯カメラの映像が半分遮られ、ドラム周辺の重要な部分が映らなくなっていました。
普通の練習映像に見えて、実は犯行を隠すための配置だったわけです。
キーボードの位置も、留海が作業している姿を映さないために効いていました。防犯カメラの死角は偶然ではなく、犯行と凶器隠しのために利用されたものです。
映像があるのに真相が見えない、という矛盾をスマホとキーボードの位置が説明します。
そして、萩江のニット帽とその毛糸が決定的。
毛糸は凶器になり、ドラムスティックによって帽子へ編み戻されました。萩江の水に睡眠薬が入っていたことも、犯行を成立させる準備としてつながります。
練習映像を見たコナン、世良、安室が同時に真相へ近づく流れも、推理の気持ちよさを強くしています。
結末は小暮留海の誤解による復讐殺人として明らかになる
結末として、小暮留海が山路萩江を絞殺した犯人だと判明。
留海は萩江のニット帽の毛糸をほどいて凶器にし、犯行後に毛糸を帽子へ戻していました。スマホの縦向き、防犯カメラの死角、キーボードの位置も、その犯行と凶器隠しを成立させるための仕掛けでした。
動機は、首頭朱音の死をめぐる誤解です。
留海は萩江が朱音の死に関わったと考えていましたが、朱音は自殺ではなく、道路に出た子どもを助けようとして交通事故に遭ったと整理されます。
復讐の理由が誤解だったと分かることで、事件の後味はかなり苦くなります。
事件後には、世良真純が自分の長兄が赤井秀一でFBI捜査官だと明かします。さらに、スコッチに関わる回想と、安室の認識も示されます。
スタジオ殺人としての真相が解けた直後に、赤井・安室・スコッチの本筋が一気に濃くなる締め方がかなり強いです。
アニメ「仲の悪いガールズバンド」はhuluやアマプラはある?
アニメ「仲の悪いガールズバンド」はhuluとAmazonPrimeVideoで配信されています。
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アニメ「仲の悪いガールズバンド」の感想&まとめ

女子高生バンドの明るい導入から、追悼ライブ前の殺人とスコッチ回想へ落ちる前後編です。推理も本筋もかなり濃いです。
①ポアロのバンド話からスタジオ殺人へ落ちる温度差が強い
この回は、喫茶ポアロでの女子高生バンドごっこから、SOUND STUDIO HAKOBUNEの殺人事件へ落ちる温度差が強いです。
最初は園子の提案もあって明るい音楽回に見えるのに、追悼ライブへ向けた練習の場で山路萩江が殺されます。
亡くなった首頭朱音を悼むはずの空間で、さらに死が重なるのがかなり苦いです。
音楽の楽しさと、人間関係の刺々しさが同時に残る前後編です。
②ニット帽という温かい小道具が凶器になるのが苦い
萩江のニット帽の毛糸が凶器だったという真相は、分かった瞬間にかなり胸にきます。
凶器が消えたのではなく、帽子へ戻されていたという回収は推理として気持ちいいです。
けれど、ニット帽という温かい小道具が殺人に使われたこと、さらに朱音の死をめぐる誤解が動機だったことを考えると、爽快感だけでは終われません。
留海の怒りは分かっても、殺人は正当化できない苦さが残ります。
③安室のギターからスコッチへつながる余韻が重い
事件後に世良、赤井、スコッチ、安室の過去が一気に接続する流れが本当に濃いです。
安室のギター演奏が単なる見せ場ではなく、世良の記憶を刺激し、スコッチへつながる入口になっているのが上手いんですよね。世良の長兄が赤井秀一だと明かされる情報も大きく、事件解決後の方が本筋の圧を感じます。
ガールズバンド事件としても、赤井・安室方面の重要回としても見返したくなる前後編です。
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