2008年5月12日放送の「赤と黒のクラッシュ(殉職)」。
前回のアニメ放送は501話〜503話「赤と黒のクラッシュ 嫌疑/潔白/決死」でした。
FBIと組織の戦いは一応終わったかに見えた後に、潜入しているキールからの連絡が…。
ここで赤井秀一が来葉峠に行くとまさかのキールに撃たれてしまいます。
「殉職」この言葉が意図するものとは何でしょうか。
今記事では504話「赤と黒のクラッシュ 殉職」は原作のお話なのか?アニオリなのか?などを簡単なあらすじを含めて解説します。
※ここからは簡単なネタバレを含むため、注意してください。
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アニメ504話「赤と黒のクラッシュ 殉職」は何巻?原作で何話?
アニメ放送されている「赤と黒のクラッシュ(殉職)」は原作コナンの話となり、対象の単行本は59巻です!
名探偵コナン59巻に掲載されている話↓
File1:鋼の楔
File2:音
File3:空飛ぶ死体
File4:力学とアリバイ
File5:百足
File6:鎧武者
File7:兵法
File8:風林火山
File9:戦
File10:陰と雷
File11:疑惑の瑛祐
アニメ「赤と黒のクラッシュ 殉職」の簡単なあらすじ

公式HPのあらすじはこちら↓
水無怜奈の正体がCIAのNOCで、彼女の身柄を黒ずくめに奪還させたのがわざとであるとジョディ達に打ち明けたコナンと赤井。本堂瑛祐には証人保護プログラムを受け入れさせ、しばらくは組織の出方を静観することに。そして久しぶりの日常、少年探偵団はそろってニュー米花ホテルのバイキングへと出かける。
料理に舌鼓を打っているとパトカーのサイレンが鳴り響き、駆けつけた高木刑事から、ホテル内で殺人事件があったと知らされる。死んだのは外国人タレントプロダクションの社長で、状況から日本語が話せる外国人が疑わしいということに。さっそくホテル内各所から容疑者を連れて来るが、なんとそこにはFBI捜査官のキャメルの姿も!
疑いを晴らすべく、ジョディも駆けつけるのだが… 一方、組織に戻ったキールこと水無怜奈は、ジンからある踏み絵を課される。それはなんと、FBIの赤井抹殺指令だった…!
https://websunday.net/episode/12080/
アニメ「赤と黒のクラッシュ 殉職」の登場人物

「赤と黒のクラッシュ(殉職)」の登場人物
・江戸川コナン
・灰原哀
・阿笠博士
・円谷光彦
・吉田歩美
・小嶋元太
・高木渉
・目暮十三
・ジョディ
・ジン
・ウォッカ
・千葉和伸
・ベルモット
・赤井秀一
・ジェイムズ・ブラック
・水無怜奈
・アンドレ・キャメル
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アニメ「赤と黒のクラッシュ 殉職」の簡単なネタバレや伏線を解説

赤と黒のクラッシュの中で今後に響く、とても重要なお話です。
キールに呼び出された赤井秀一は抵抗することもなく、撃たれてしまいました…。
死んだのが嘘かな?と思いきや、コナンの携帯についている指紋と焼死体の指紋が一致しましたね。
ついにシルバーブレットが亡くなったと思い、当時はすごい悲しい気持ちになりました。ただ、この話にはすごい沢山の伏線があるので、ぜひしっかりと読み込んでみることをおすすめします。
「まさかここまでとはな…」
の真意などが後にわかるお話です!
【目次】好きなところから見れます▼
来葉峠で赤井秀一が撃たれ、FBIも組織も「本当に死んだ」と認識する回
キール(水無怜奈)に呼び出された赤井秀一は、来葉峠で対峙。胸を撃たれ、さらにジンの無線指示により頭部への追撃まで受ける。
その後、キールは車に爆弾を仕掛けて現場を離脱し、炎上した車からは右手だけが残った焼死体が見つかる。
表向きには、
FBI最強の切り札=シルバーブレット・赤井秀一が殉職した
というシリーズ屈指のショッキングな展開となる。
焼死体の右手とコナン携帯の指紋一致=偽装死トリックの“第一証拠”
焼死体から残されたのは右手のみ。
ジョディは「赤井が触ったことのあるコナンの携帯」に付着した指紋を照合させ、完全一致という結果になる。
これによりFBIは「遺体=赤井秀一」と断定。視聴者も“赤井死亡”と受け止める構造になる。
しかし後に判明するのは、携帯についていたのは楠田陸道の指紋であり、この照合そのものが
遺体が楠田である
ことを示す逆伏線になっていた点である。

コナンがシリアルナンバーの違いに気づく=作戦成功を確認する無言のサイン
翌日、ジョディは「証拠物件として押収したため、同機種の別端末にSIMだけ差し替えた携帯」をコナンに返す。
コナンは裏ブタを開け、一瞬でシリアルナンバーが変わっていることに気づく。
この場面は、
楠田に触らせておいた携帯が、予定通り“赤井の携帯”として利用された
ことをコナンがサイレントで確認するシーンであり、後で意味が分かる巧妙な伏線となる。
「まさかここまでとはな…」「こんなにうまく行くなんて…」という二重の意味
撃たれる直前、赤井が呟く
「まさかここまでとはな…」
は初見では“ジンの用意周到さ”への言葉に見える。
しかし緋色シリーズで真相が明かされたあとに見ると、
これは
コナンがここまで先読みし作戦を組み立てたことへの驚嘆
だったと分かる。
さらにキールの心の声
「こんなにうまく行くなんて…」
も同じで、当時は“組織の計画成功”に見せておき、
実際は赤井偽装死作戦が完璧に決まったという意味だったと回収される、長期伏線となっている。

キールの信用回復と「組織に潜り続けるための踏み絵」が完了する
ジンはキールを完全には信じておらず、
「赤井を殺せ」
という踏み絵を課していた。
来葉峠での“処刑”と爆破を見届けたことで、表向きは疑念を下げ、
組織側では
「キール=赤井を仕留めた組織の忠実な一員」
という認識が固定される。
CIA・FBI視点では
「キール=二重スパイとして任務を継続」
という評価になり、ここから双方が“異なる認識”のまま情報戦へ突入する。
ベルモットの「シルバーブレットは1発で十分」という独白と、“もう1発”の含み
ジョディが車内で泣き崩れるシーンに重ねて、ベルモットは心の中で語る。
「2発なんていらない…シルバーブレットは1発あれば十分」
ここでいう“2発”とは、
- 赤井秀一
- 工藤新一(コナン)
のこと。
組織的には「1発=赤井を消したので満足」という意味だが、
視聴者視点では
“もう1発のシルバーブレット=コナンが残っている”
と示す重要な伏線であり、後のバーボン編・RUM編まで響く構図の象徴となる。
FBI側の大きな喪失と、それぞれの“別れ方”が描かれる
指紋一致の報告を受けたジョディは、赤井の死を受け入れるしかなく、帰りの車で涙をこらえきれず泣き崩れる。
一方コナンは真相を知りながらも、彼女に言えた言葉は
「がんばってね」
の一言だけ。
赤井不在の期間、FBIが抱える喪失感と、コナンが“ただ一人真相を知る立場”である重さを印象づけ、そのまま「沖矢昴登場〜緋色シリーズ」での再会劇へとつながる。
来葉峠の偽装死トリックそのものが、後の緋色シリーズ丸ごとの伏線
504話では、表面的には
- 赤井が撃たれる
- 爆破で焼死
というショッキングな描写だけが示される。
しかし実際にはこの時点で、既に以下の三重トリックが稼働している。
- 空砲と血糊による射殺演技
- 楠田陸道の遺体とのすり替え
- 赤井の指先コーティング&コナン携帯に残された楠田の指紋
これらは後の緋色シリーズで一気に解説され、「赤井秀一死亡」→「沖矢昴正体判明」へとつながる巨大伏線となる。
つまり504話は、
“赤井死亡ショック回”であると同時に、
“緋色シリーズの仕込みパート”
として機能する極めて重要なエピソードである。

【ネタバレ】「赤と黒のクラッシュ 殉職」の流れ

『赤と黒のクラッシュ』編のクライマックスともいえる「殉職」。
FBIの切り札・赤井秀一が、黒の組織から課された“キールの試練”によってついに…!といったシーンが描かれる、シリーズ屈指の衝撃回になっています。
一方で、コナンの態度や、さりげない描写の中にはどこか“含み”も感じられる回でもあり、後の展開を知っていると見返したくなるエピソード。
黒の組織編を語るうえで外せない重要話です!
※ここからは「赤と黒のクラッシュ(殉職)」の流れを解説しています!
【目次】好きなところから見れます▼
ネタバレ① 来葉峠にて赤井秀一がまさかの…
物語は、来葉峠で赤井秀一がキール(水無怜奈)と対峙する所からスタート。
赤井はキールが1人で来たことを確認。
黒の組織の気配はないように見えました。
ところがその直後――
キールが突然、赤井の胸めがけて発砲…!
さらに、赤井は背後の林道に“あの黒いポルシェ”が潜んでいることに気づき、状況を悟った様子。
重傷を負った赤井に追い打ちをかけるように、ジンは無線で
ジン「頭に弾丸をぶち込め!それでそいつ(赤井)の息の根は…完全に停止する…」
と指示。
そして、キールは赤井の頭部へ引き金を引いてしまいます。
その後、近くで事故があったようで警察が近づいてきており、ジンはキールへ後始末して退避するよう指示。
キールは小さく
キール「悪く…思わないでね…」
と漏らし、銃で撃たれた赤井が乗る車を時限爆弾で爆破して現場から走り去るのでした。
ネタバレ② ジョディが深い悲しみに襲われてしまう…
一方その頃、赤井の身を案じて焦燥状態のジョディ。
ジェイムズから赤井がキールの誘いに1人で向かったと知らされ、胸騒ぎが止まりません。
そこへ、他の捜査官から悪い知らせが飛び込んできます…。
来葉峠で車が燃え、乗っていた男性は焼死したとのこと。
遺体の右手だけが残っていたため、焼死体は赤井ではないと信じたジョディはすぐさま指紋照合へ。
ちょうど、ジョディの手元には“赤井が触ったことのあるコナンの携帯”があり、そこに残った指紋で照合することになりました。
そして――
照合の結果、焼死体の指紋と赤井の指紋が一致。
ジョディは帰りの車の中で号泣し、赤井の死を受け入れざるを得ない状況に追い込まれてしまいます…。
正直ここのシーンはあまりにも辛すぎました…。
ネタバレ③ それぞれの“別れ”
翌日、ジョディはコナンに携帯電話を返却。
ただし、警察が証拠保全のため本体を預かってしまったため、コナンには同機種の別端末+自分のSIMという状態で返すことになりました。
コナンは受け取った瞬間、シリアル番号が変わってることに気づきます…。
ジョディの悲しみに触れ、なんと言えばいいか分からず一瞬頭を悩ませたコナンでしたが、最終的にジョディへかけた言葉は一言だけ。
コナン「がんばってね!」
その言葉を残して、長きにわたる『赤と黒のクラッシュ』シリーズは静かに幕を閉じました。
アニメ「赤と黒のクラッシュ 殉職」の名言/名セリフ

赤井秀一「まさかここまでとはな…」
この後、ずっと使われる名言。実はこの言葉には裏の意図がありました…。
キール「私も驚いたわ…こんなにうまく行くなんて…」
キールが赤井秀一がまさかここまでとはな…と言った後に言った言葉。キールも共犯であり、後にこの言葉の真意がわかります。
ベルモット「2発なんていらないわ…シルバーブレットは1発あれば十分よ…」
ベルモットが心の中で思った名言。ジョディが赤井秀一が死んだとわかり、大号泣している時に、心の中で思った言葉。
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アニメ「赤と黒のクラッシュ 殉職」の動画やhuluはある?
アニメ「赤と黒のクラッシュ 殉職」はhuluで配信されています。
コナンを取り扱っているVODでは、様々なアニメコナンが見れるので登録をおすすめします!
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「赤と黒のクラッシュ 殉職」のまとめ&感想
今回は504話でもある「赤と黒のクラッシュ(殉職)」についてまとめました。
FBIで最大戦力である赤井秀一が亡くなったという話…。
この死には色々な裏があるので、絶対におすすめしたいアニメとなります。
見てない人はもちろん、見たこと無い人は絶対にみましょう!
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