2017年7月15日放送の866話・867話「裏切りのステージ 前編/後編」。
前回のアニメ放送は「口の悪い九官鳥」でした。
前回の原作回では羽田浩司殺人事件やメアリー世良の秘密に触れた重要なお話でした。
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今回のお話は緋色シリーズぶりの沖矢昴と安室透が対面するお話です。
この話では、スコッチがなぜ死んでしまったのか?などがわかるお話となります。
今記事では866話・867話「裏切りのステージ 前編/後編」は原作のお話なのか?アニオリなのか?などを簡単なあらすじを含めて解説します。
※ここからは簡単なネタバレを含むため、注意してください。
【更新中】アニメコナンの最新話一覧
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アニメ866話・867話「裏切りのステージ」は何巻?原作で何話?
アニメ放送されている「裏切りのステージ(前編)(後編)」は原作コナンの話となり、対象の単行本は90巻です!
名探偵コナン90巻に掲載されている話↓
File1:甘い匂い
File2:切り取られた文字
File3:霊魂探偵
File4:怪しき隣室には
File5:暗がりに鬼を繋ぐが如く
File6:裏切りの制裁
File7:裏切りの行方
File8:裏切りの矛先
File9:裏切りの真相
File10:宿里村の怪
File11:鵺の鳴く夜
アニメ「裏切りのステージ」の簡単なあらすじ

公式HPのあらすじはこちら↓
コナンと沖矢昴は、黒ずくめの組織と関係すると思われる「ASACA」という言葉を追う内に、同じ題名の曲がロックミュージシャンの波土禄道によって発表されることを知る。
コナンと沖矢は、蘭と園子と共に彼のライブのリハーサルを見学に行くが、波土のマネージャーの円城佳苗によると、歌詞が完成していないから見学はできないという。そこにはレコード会社社長の布施憶康とスクープを狙う雑誌記者の梶谷宏和も居合わせていた。さらに安室透と榎本梓に変装したベルモットも現れる。
そんな時、ステージ上で首を吊るされた波土の死体が発見される。波土を吊るしたロープは客席に縛られており、近くにはタコ糸がついた野球のボールが落ちていた。コナンたちは、波土を吊り上げたトリックと犯人を推理する。
そこで安室は、沖矢が左利きだとわかると再び正体に疑惑の目を向ける。一方、蘭も梓の行動を不審に思うが……。
https://websunday.net/episode/12180/
アニメ「裏切りのステージ」の登場人物

「裏切りのステージ(前編)(後編)」の登場人物
・江戸川コナン
・毛利蘭
・鈴木園子
・目暮十三
・高木渉
・赤井秀一
・沖矢昴
・安室透
・スコッチ
・ベルモット
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アニメ「裏切りのステージ」の簡単なネタバレ&伏線

今回のエピソードは、ASACA(浅香)の手がかりを追う沖矢昴&コナン側と、黒の組織サイドである安室透(バーボン)&ベルモット側の思惑が真正面からぶつかる回です。
物語の核心となるのは、
「なぜ安室透は赤井秀一を憎んでいるのか?」
「公安の仲間・スコッチがなぜ死んだのか?」
という、二人の因縁の真相が初めて描かれる点にあります。
また、緋色シリーズ以来となる沖矢昴と安室透の直接対面が実現し、この中で安室はついに「沖矢昴=赤井秀一」であると確信に至ります。
スコッチの最期についても、赤井が殺したのではなく、実際には赤井を守ろうとしたスコッチ自身の自殺だったことが判明。
安室はそこで誤解が解けるものの、それでもなお“赤井は因縁の相手”という複雑な感情を抱え続けることになります。
ASACAの手がかり整理、バーボンとライの因縁、ベルモットと蘭の関係など、RUM編・黒の組織編の今後に深く関わる伏線が複数回収される重要回となっています。
【目次】好きなところから見れます▼
ASACA=“朝カフェ”で、RUM編の手がかりは未解決のままだと判明
コナンと沖矢は、RUM編の重要キーワード「ASACA/浅香」を追う中で、ロックミュージシャン・波土禄道の新曲タイトルが「ASACA」であることを知り、黒の組織との関連を疑ってライブ会場へ向かう。
しかし事件の真相で、この「ASACA」は“朝カフェ(ASA+CA)” に由来する曲名にすぎず、黒の組織の追う“浅香”とはまったく無関係だったと判明。
これにより、
「17年前の羽田浩司事件の手がかりはまだ一切解決していない」
という事実が改めて強調され、RUM編の長期伏線が継続することになる。
羽田浩司殺人事件についての記事はこちら↓

スコッチの死が“自殺”だったと判明し、安室が赤井を憎む理由が回収される
後半の回想では、公安のスパイ・スコッチ(諸伏景光)の最期が描かれる。正体が黒の組織にバレかけたスコッチは屋上で赤井(ライ)と対峙。赤井は彼を助けるため、自身がFBIの潜入捜査官であることを明かし、説得を試みる。
しかし階段を駆け上がる安室の足音を、スコッチは黒の組織の人間だと誤解してしまい、家族や仲間の情報が入った携帯を守るため、自ら胸を撃って自殺する。
屋上に到着した安室が目にしたのは、スコッチの遺体と、煙の上がる銃を手にした赤井。
この誤解が
「赤井を殺したいほど憎む理由」として安室の心に刻まれており、のちの和解(警察学校編・ゼロの執行人)への重要な伏線になる。

赤井は“悪役”を演じており、安室との因縁は誤解から生まれた
安室が到着した瞬間、赤井は
「裏切り者は…制裁を受けて当然だろ?」
と、あえて“組織側の人間”のような言葉を吐く。
本当はスコッチは自殺であり、自分の足音が引き金を引かせた原因だと安室が知れば、彼が一生自分を責めてしまうと考えた赤井が、意図的に“憎まれ役”を演じたと示される。
視聴者だけが真相を知り、安室はまだ誤解したまま――。
ここが後の再会・和解劇の強烈な感情基盤となる。

バーボンが“沖矢=赤井”をほぼ確信する回(ハイネック発言)
波土事件の捜査中、筆跡を書かせた際、安室は沖矢が左利きであることに気づき、以前の“スカー・アカイ(頬傷の赤井)”情報と結びつけ、疑惑を深める。
事件後には沖矢に向かって
「そのハイネック…この場でめくりたい衝動に駆られますが…今は止めておきましょう」
と意味深に告げ、“喉の傷=赤井である証拠” を暗に示す。
この段階で
「安室は沖矢=赤井だとほぼ確信している」
と読み取れる非常に重要な伏線になっており、
来葉峠の偽装死・緋色シリーズへとつながる。
赤井&安室の因縁についてはこちら↓

榎本梓に変装したベルモットが「エンジェル」と言い、蘭が疑い始める
ライブ会場には、榎本梓に変装したベルモットも潜入。
安室との約束(コナンと蘭には手を出さない)を守るための“監視役”として行動している。
蘭を止める際、ベルモットはうっかり
榎本梓(ベルモット)「ダメよエンジェル…貴方は入ってはダメ…」
と本音を出してしまい、蘭に怪しまれる。
あなた梓さんじゃないですよね?とバレてしまいます。
榎本梓(ベルモット)「貴方は私の…宝物だから…」
とベルモットと蘭/コナンの関係を後のRUM編でも扱うための重要な布石となるシーンです。

アニメ「裏切りのステージ」の事件の流れ

『裏切りのステージ』は、赤井秀一・安室透・ベルモットの3人ががっつり絡んでくる重要回。
表向きは、謎のキーワード「ASACA」とロックミュージシャン・波土禄道の首吊り事件を追うストーリー。
しかしその裏では、安室が沖矢昴(=赤井秀一)の正体に迫り、さらに過去の“スコッチの死”の真相が明かされていきます。
また、安室が殺したいほど憎んでいる男と呼ぶ赤井への感情が、どこから生まれたのかが描かれる、とても濃いエピソードです。
さらに、榎本梓に変装したベルモットも暗躍し、蘭を思わず「エンジェル」と呼んでしまったことで、蘭が違和感を覚えるシーンも。
赤井と安室の関係性、ベルモットの動きが気になる方には必見のエピソードです!
※ここからは「裏切りのステージ」の具体的な事件の流れを解説していきます!
工藤邸でASACAの話題が出る
物語は、工藤邸でコナン、蘭、園子、沖矢昴が掃除している場面から動きます。
そこで、ロックミュージシャン・波土禄道の新曲「ASACA」が話題になります。
普通の掃除シーンから、急にRUM編の匂いが入ってくる導入です。
ASACAという綴りは、浅香を連想させます。しかもASAKAではなくASACAという表記なので、コナンと沖矢が反応するのも自然です。
日常の会話に見えて、本筋のスイッチが入る瞬間がかなりゾクッとします。
蘭と園子はライブ見学の流れに乗りますが、コナンと沖矢にとっては別の意味があります。波土が17年前の事件やRUMに関わる情報を持っているのか。
この期待感を抱えたまま東都ホールへ向かうのが、前半の大きな引きです。
コナンたちが東都ホールへ行く
コナン、蘭、園子、沖矢は、波土のライブリハーサル見学のため東都ホールへ向かいます。
現場には円城佳苗、布施憶康、梶谷宏和がいます。ASACAの手がかりを追う流れが、そのまま事件の舞台へつながる形です。
この時点では、RUM編の手がかりを期待している空気があります。
波土禄道はなぜASACAという曲を作ったのか、関係者の中に波土を恨む人物がいるのか。
ライブ会場の華やかさの裏に、不穏なものがじわじわ混ざっていきます。
東都ホールという舞台も効いています。
ステージ、客席、ロープ、パイプ椅子といった場所や小道具が、後で事件の真相に関わってきます。
本筋目当てで来た場所が、すぐに重い事件現場へ変わる温度差が強いです。
安室透と梓に変装したベルモットが現れる
東都ホールには安室透も現れます。
さらに榎本梓として現れた人物もいますが、その正体はベルモットの変装です。ここで、コナン側だけでなく黒の組織側もASACAに反応していることが見えてきます。
安室とベルモットが同じ場にいることで、事件現場の緊張感が一気に上がります。表向きは波土のライブリハーサルですが、裏ではASACAをめぐる探り合いが走っているわけです。
ステージの明るさとは逆に、本筋の空気はかなり冷えています。
蘭が梓に違和感を抱く流れもここで重要になります。
梓に見えているのに、どこか違う。
この小さな違和感が、ベルモットと蘭の関係性を再び思い出させるのが怖いです。
波土禄道がステージ上で首を吊っている
事件が決定的に動くのは、波土禄道がステージ上で首を吊っている状態で発見される場面。
ASACAを追って来たはずの場所で、本人が死亡している。ここで空気が一気に変わります。
見た目には、誰かが波土を吊り上げた他殺のように見えます。
単独犯では難しそうな状況にも見えるため、関係者の誰がどうやって犯行を成立させたのかが問題になります。
RUM編の手がかりを追う期待から、ステージ上の死へ落ちる落差がかなり強烈です。
しかも、この事件は最終的に殺人ではありません。波土は自ら命を絶っていました。
初見の衝撃と、真相を知ったあとの切なさがまったく違う方向へ刺さる事件です。
現場のロープやタコ糸付き野球ボールが手がかりになる
現場では、ロープ、タコ糸付き野球ボール、パイプ椅子などが重要な手がかりになります。
これらは、波土が自分でロープを天井側へ渡し、首を吊る仕掛けを作ったことへつながっていきます。
特にタコ糸付き野球ボールは、波土の野球経験と結びつく手がかりです。ロープをどう通したのかという不可能感が、この道具で一気に現実的になります。
派手なステージの謎が、野球ボールという意外な小道具でほどけるのが気持ちいいです。
ただ、この段階ではまだ他殺に見える状況も残っています。誰かが波土の死後に現場を変えたのではないか。
自殺の仕掛けと他殺偽装の両方を考えないと真相に届かない構成になっています。
「ゴメンな」メモが波土本人の筆跡だと分かる
波土の胸ポケットには「ゴメンな」と書かれたメモがあり、それが波土本人の筆跡だと分かります。
これは、波土が誰かに謝罪して死んだ可能性を示す重要な手がかりです。
もし他殺なら、犯人がわざわざ本人筆跡のようなメモを用意したことになります。
けれど、本人の筆跡だと分かることで、事件は自殺の方向へ大きく動きます。
この短い言葉が、波土の後悔を一気に浮かび上がらせるのが胸にきます。
「ゴメンな」という言葉は、事件のロジックだけでなく感情にも効いてきます。何に謝っていたのか、誰へ向けたものなのか。
その答えがASACAの由来へつながるため、推理と感情が同時に進んでいきます。
パイプ椅子とサークルレンズから偽装が見えてくる
ステージ袖のパイプ椅子と、サークルレンズも真相へつながる大事な手がかりです。
パイプ椅子の座面裏にあったサークルレンズ、さらに円城側に付着したもう片方のサークルレンズが、波土の自殺時の足元と円城の偽装行動を示していきます。
ここで見えてくるのは、波土の死そのものと、その後に現場が変えられたことです。円城佳苗は波土を殺したわけではありません。けれど、遺体発見後に波土を高く吊り上げ、単独犯では不可能に見える他殺状況を作りました。
殺してはいないのに、現場を他殺に見せたというズレがこの事件の複雑さです。
円城の運送業経験も、偽装の方法につながります。
サークルレンズという小さな物が、自殺と偽装の境目を照らすのがかなり巧いです。
ASACAの本当の由来が明かされる
事件解決の中で、ASACAは浅香ではなく、波土と円城佳苗の過去に由来する曲名だったと分かります。
ここで、RUM編の期待が事件内の悲しい記憶へ回収されます。かなり切ないひっくり返りです。
波土は、17年前に円城が自分の子を身ごもり、流産していたことを知ります。その罪悪感に耐えきれず、自ら命を絶ちました。
ASACAが黒の組織の手がかりではなく、失われた過去と後悔の名前だったと分かるのが重いです。
円城は、波土の過去と現在の家族を守るために、波土の自殺を他殺に見せかけました。
愛情とも嘘とも言える行動で、事件が解けても簡単に割り切れない後味が残ります。
スコッチの死の真相が明かされる
現在事件とは別に、スコッチの死の真相も明かされます。
スコッチは赤井に殺されたのではなく、自ら命を絶っていました。
赤井は止めようとしていたものの、安室の足音が近づいたことで、スコッチは組織の人物が来たと誤認します。
スコッチは携帯の情報を守るために自殺しました。ここがかなり胸にきます。
死の理由が「殺された」ではなく、「情報を守るために自分で選んだ」ものだったと分かることで、赤井と安室の関係の見え方が大きく変わります。
安室が赤井を憎んでいる構図は残ります。けれど、視聴者は赤井が殺していないことを知ってしまう。
知っている側だけが苦しくなるタイプの真相で、余韻がかなり重いです。
安室が沖矢の左利きに反応する
事件現場では、安室透が沖矢昴の左利きに反応します。
この反応によって、沖矢=赤井秀一への疑いがさらに強まります。
波土事件の推理と並行して、赤井と安室の探り合いも進んでいるわけです。
この描写はかなり緊張感があります。沖矢は冷静に見えますが、安室はその細かな動きを見逃しません。
同じ現場で事件を解いているはずなのに、安室の視線は事件だけではなく沖矢にも向いているのが怖いです。
この回で安室の疑いが完全に解消されるわけではありません。むしろ残ります。
事件は解決しても、沖矢をめぐる緊張は次へ持ち越されるのがこの回の後味です。
蘭が梓に違和感を抱き、ベルモットの変装が残る
事件後も、ベルモットが榎本梓に変装していたことと、蘭がその違和感を抱いたことが残ります。
蘭はベルモットの正体を知るわけではありません。けれど、何かが違うと感じる流れがかなり意味深です。
ベルモットは蘭とコナンを特別視しています。
その関係を考えると、蘭の違和感はただの勘では終わらないように見えます。事件の外側で、黒の組織と蘭の関係がじわっと浮かぶのが怖いです。
波土の事件は解決しますが、スコッチ、安室、沖矢、ベルモットの余韻が残ります。
一つのステージ事件から、赤井・安室・黒の組織方面へ一気に視界が広がる締め方です。
- 工藤邸でコナン、蘭、園子、沖矢が掃除している。
- 波土禄道の新曲「ASACA」が話題になり、コナンと沖矢が反応する。
- コナンたちは波土のライブリハーサル見学のため、東都ホールへ向かう。
- 東都ホールには円城佳苗、布施憶康、梶谷宏和がいる。
- 安室透と、榎本梓に変装したベルモットも現場に現れる。
- 波土禄道がステージ上で首を吊って死亡している状態で見つかる。
- 現場のロープ、タコ糸付き野球ボール、パイプ椅子が手がかりになる。
- 波土の胸ポケットに「ゴメンな」メモがあり、本人の筆跡だと分かる。
- パイプ椅子の座面裏のサークルレンズと、円城側のサークルレンズが偽装を示す。
- 波土禄道は自殺で、円城佳苗が自殺後に他殺偽装をしたと判明する。
- ASACAは浅香ではなく、波土と円城の過去に由来する曲名だったと分かる。
- スコッチの死は赤井秀一による殺害ではなく、自殺だったと明かされる。
- 安室透が沖矢昴の左利きに反応し、沖矢=赤井への疑いを強める。
- 蘭が梓に変装したベルモットに違和感を抱く。
アニメ「裏切りのステージ」の犯人&トリック
この回に、波土禄道を殺した殺害犯は該当しません。
波土禄道は殺害被害者ではなく、自殺者。
自殺後に波土の遺体を他殺に見えるよう偽装した人物は、円城佳苗です。
波土禄道は自殺。他殺偽装をしたのは円城佳苗
波土禄道の死は殺人ではなく、自殺です。
東都ホールのステージ上で首を吊っている状態で発見されるため、最初は他殺に見えますが、真相は波土自身が準備した自殺でした。
ただし、現場には他殺に見える要素が加えられています。
それを行ったのが円城佳苗です。
円城は波土を殺したのではなく、自殺後に波土を高く吊り上げ、単独犯では不可能に見えるような状況を作りました。
布施憶康や梶谷宏和も事件関係者として浮上しますが、確定情報として殺害犯ではありません。
事件の軸は、「誰が殺したか」ではなく、「なぜ自殺が他殺に見えたのか」にあります。
動機は波土の罪悪感と円城の守りたいもの
波土禄道が自殺した背景には、17年前の円城佳苗との過去があります。
波土は、円城が自分の子を身ごもり、流産していたことを知ります。その後悔に耐えきれず、自ら命を絶ちました。
この動機がかなり重いです。ASACAという曲名は、浅香とは関係なく、波土と円城の過去に由来します。
本筋の手がかりに見えた言葉が、波土の罪悪感と失われた過去へ回収されるのが切ないです。
円城佳苗が他殺偽装をした理由は、波土の過去と現在の家族を守るためです。自殺だと明らかになれば、波土の過去が表に出る可能性があった。
円城の行動は罪を含んでいますが、単純な悪意だけでは片づけられない苦さがあります。
トリックは自殺の仕掛けと他殺偽装の二段構え
この事件のトリックは、波土自身が行った自殺の仕掛けと、円城佳苗による他殺偽装の二段構え。
殺人トリックではなく、自殺を他殺に見せるための構造として見るのが大事です。
準備:タコ糸付き野球ボールでロープを通す
波土は、タコ糸付き野球ボールを使ってロープを天井側へ渡し、自分で首を吊る仕掛けを作りました。
野球経験がある波土だからこそ、この方法が成立したと整理できます。ステージ上の不可能感を、野球ボールという小道具で崩していくのが印象的です。
この準備によって、誰かに吊られたように見える状況でも、波土自身がロープを通せた可能性が出てきます。
派手なステージの死が、本人の手で作られたものだったと分かると、空気が一気に切なくなります。
実行:波土が自ら首を吊る
波土禄道は、仕掛けを使って自ら命を絶ちました。
胸ポケットの「ゴメンな」メモが本人の筆跡だったことも、自殺の方向を強めます。メモは、波土が誰かに謝罪して死んだ可能性を示していました。
この言葉が本当に重いです。誰かに殺された被害者ではなく、過去への後悔を抱えたまま死を選んだ人物として波土が見えてきます。
事件の怖さが、犯人探しから人間の後悔へ変わっていく瞬間です。
偽装:円城佳苗が遺体を高く吊り上げる
波土の自殺後、円城佳苗は遺体を高く吊り上げ、単独犯では不可能に見える他殺状況を作りました。
ここで事件は、ただの自殺ではなく、他殺偽装を伴う複雑な現場になります。
円城の運送業経験も、この偽装方法につながります。遺体を動かし、現場の見え方を変える行動は、かなり大胆です。
波土を守るための行動だったとしても、現場を偽装したことによって事件はさらにややこしくなっています。
綻び:サークルレンズとパイプ椅子が偽装を示す
トリックの綻びは、パイプ椅子の座面裏にあったサークルレンズです。
さらに、円城側にもう片方のサークルレンズが付着していたことも重要です。
これらが、波土の自殺時の足元と円城の偽装行動を示していきます。
また、タコ糸付き野球ボールは波土が自力でロープを通した方法を説明します。「ゴメンな」メモは本人の筆跡で、自殺の可能性を強めます。
メモ、ボール、パイプ椅子、サークルレンズが、殺人に見えた現場を少しずつ自殺と偽装へ戻していく流れが気持ちいいです。
決め手は「ゴメンな」メモ、野球ボール、サークルレンズ、ASACAの由来
決め手の入口になるのは、波土の胸ポケットにあった「ゴメンな」メモ。
これが波土本人の筆跡だったことで、波土が自ら謝罪の言葉を残して死んだ可能性が強まります。殺害された人物が残したというより、自殺者の最後の言葉として見えてくるわけです。
タコ糸付き野球ボールは、波土が自力でロープを天井側へ渡した方法を説明します。
客席に結ばれたロープ、ステージ袖のパイプ椅子も、自殺の仕掛けを考えるうえで重要です。
不可能に見えた首吊りが、波土の野球経験と現場の道具で説明できるようになります。
サークルレンズは、波土の自殺時の足元と、円城佳苗の偽装行動を示します。パイプ椅子の座面裏にあったものと、円城側に付着したもう片方がつながることで、円城が現場に手を加えたことが見えてきます。
そしてASACAの由来が、波土の自殺理由と円城の偽装理由を感情面からつなげます。
結末は波土の自殺と円城の他殺偽装として明らかになる
結末として、波土禄道は殺害されたのではなく、自ら命を絶っていたと判明します。
円城佳苗は波土を殺しておらず、自殺を他殺に見せかけていました。殺害犯はいない、という整理がこの回ではとても大事です。
ASACAは浅香ではなく、波土と円城の過去に由来する曲名でした。RUM編の直接手がかりではなかった一方で、波土の罪悪感と円城の偽装理由を説明する大きな意味を持っていました。
本筋の空振りでありながら、事件内では一番切ない回収になっています。
さらに事件後には、スコッチの死の真相、安室の沖矢への疑い、ベルモットの変装と蘭の違和感が残ります。
波土の事件は終わっても、赤井・安室・ベルモット方面の緊張はむしろ濃くなって終わる前後編です。
アニメ「裏切りのステージ」の名言/名セリフ

赤井秀一「裏切りには…制裁をもって答える…だったよな?」
安室透がスコッチを助けに屋上に行くと…赤井秀一がスコッチを打った後様子で言ったセリフ。ここから因縁がスタートする。
赤井秀一「お陰でそいつの身元はわからずじまい…幽霊を殺したようんで気味が悪いぜ…」
自殺したことは伝えずに、暗に自殺を示唆する言葉。
赤井秀一「自殺は諦めろスコッチ…お前はここで死ぬべき男ではない…」
自殺しようとしたスコッチに赤井秀一が止めた名言。
沖矢昴「虎穴に入らずんば虎子を得ずだが…退くも勇気という事か…」
コナンに安室透とベルモットがいるから注意するように言われた時に沖矢昴が言ったセリフ。近づかないと情報を獲れないということ。
榎本梓(ベルモット)「ダメよエンジェル…貴方は入ってはダメ…」
蘭に向かってついつい、変装してしまった状態で言ったセリフ。
榎本梓(ベルモット)「貴方は私の…宝物だから…」
あなた梓さんじゃないですよね?と言われた時に言った言葉。
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アニメ「裏切りのステージ」はhuluやアマプラはある?
アニメ「裏切りのステージ」はhuluとAmazonPrimeVideoで配信されています。
コナンを取り扱っているVODでは、様々なアニメコナンが見れるので登録をおすすめします!
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「裏切りのステージ」まとめと感想
ASACAを追う本筋感から、波土禄道の自殺とスコッチの真相へ落ちる前後編。
事件の切なさと赤井・安室・ベルモットの緊張が同時に残ります。
①ASACA導入からステージの死へ落ちる温度差が強い
工藤邸の掃除中に「ASACA」が話題になり、コナンと沖矢が一気に反応する導入がかなり強いです。
浅香やRUMへつながるのではと期待させたまま東都ホールへ向かい、そこで波土禄道のステージ上首吊りへ落ちる。
この温度差がすごいんですよね。
華やかなライブ会場なのに、空気が一気に冷えます。
ASACAが本筋の手がかりではなく、波土と円城の過去に由来していたと分かる落差も切ないです。
②自殺と他殺偽装のひっくり返りが切ない
殺人に見えた事件が、実は波土禄道の自殺と円城佳苗の他殺偽装だったという反転がかなり苦いです。
「ゴメンな」メモ、タコ糸付き野球ボール、サークルレンズが一本線でつながる推理は気持ちいいです。
ただ、真相は爽快ではありません。
波土の後悔と、円城が守ろうとしたものが重く残ります。
円城は殺害犯ではないけれど、偽装を選んだことで、事件の後味はさらに複雑になります。
③スコッチの真相で赤井と安室の因縁が重くなる
この回は、スコッチの死の真相で赤井秀一と安室透の因縁が一気に重く見える回でもあります。
赤井はスコッチを殺していないのに、安室は赤井を憎み続けている。この構図が本当に苦いです。
さらに安室が沖矢の左利きに反応し、ベルモットが梓に変装し、蘭が違和感を抱く流れまで入ります。
波土の事件は切ないのに、本筋の緊張感も濃く、見返すほど情報量の多さが刺さる前後編です。
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