10年前の伏線!?「試着室の死角」のネタバレ&伏線&真犯人は誰?水着の秘密とは?

10年前の伏線!?「試着室の死角」のネタバレ&犯人は誰?水着の秘密とは?
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2017年10月28日放送の「試着室の死角(前編)(後編)」

1つ前の原作回は872話〜874話コナンと平次の鵺伝説」でした。

名作回の一つである「さざ波シリーズ」の一個前のお話。

世良真純がわざと子供っぽい水着を着たりと、コナンに何かをアピールしているシーンがあります。

今記事では878話・879話「試着室の死角 前編/後編」は原作のお話なのか?アニオリなのか?などを簡単なあらすじを含めて解説します。

※ここからは簡単なネタバレを含むため、注意してください。

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アニメ「試着室の死角」は何巻?原作で何話?

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アニメ放送されている「試着室の死角(前編)(後編)」は原作コナンの話となり、対象の単行本は91〜92巻です!

名探偵コナン91巻「File969:試着室で水着♡File970:指で残した伝言(メッセージ)

名探偵コナン92巻「 File971:もう1人のお客さん

名探偵コナン91巻に掲載されている話↓
File1:鵺の爪跡
File2:牙を剝いた鵺
File3:悲しき鵺伝説
File4:木神
File5:接近
File6:日記
File7:スキュタレー暗号
File8:解読不可能!?
File9:若狭先生のヒミツ
File10:試着室で水着♡
File11:指で残した伝言(メッセージ)

名探偵コナン92巻に掲載されている話↓
File1:もう1人のお客さん
File2:さざ波の邂逅
File3:さざ波の捜査官
File4:さざ波の魔法使い
File5:江戸っ子探偵!?
File6:奪われた万馬券
File7:江戸前推理ショー
File8:若狭先生の自宅
File9:白い手の女
File10:真っ白な気持ち
File11:喫茶ポアロで暇潰し

アニメ「試着室の死角」の簡単なあらすじ

アニメ「試着室の死角」の簡単なあらすじ

公式HPのあらすじはこちら↓

コナンは、水着を買う蘭、園子、世良真純に連れられデパートにやってくる。試着室で水着に着替える世良たちを見ているうちに、コナンは昔の記憶を思い出し始める……。

試着を続ける蘭たちと別れてデパートを歩いていたコナンは、デパート店員の南部玲亜にクレームを言う客の二塚朝世を目撃する。さらに別の客の指原律子と八巻彩実が現れるが、指原の態度によってその場が険悪な雰囲気になる。その後、デパートで蘭たちと合流したコナンは悲鳴を聞く。声のした場所に向かうと、そこは更衣室で指原が絞殺されていた。遺体の左手は何かを示しているような指の形をしており、右手には口紅がついていた。

犯人を示すためのダイイングメッセージだと推理したコナンと世良は、死者が残した伝言を解明して犯人を見つけ出そうとする。

https://websunday.net/episode/12184/

アニメ「試着室の死角」の登場人物

アニメ「試着室の死角」の登場人物

「試着室の死角(前編)(後編)」の登場人物
・江戸川コナン
・毛利蘭
・鈴木園子
・世良真純
・工藤有希子
・目暮十三
・高木渉

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アニメ「試着室の死角」のネタバレ&伏線

アニメ「試着室の死角」のネタバレ&伏線

このお話は次のお話さざ波シリーズの前のお話。

コナンが世良真純の行動などを、この回で見て思い出してさざ波シリーズへと繋がります。

その内容というのが、世良真純が子供みたいな水着を着ること、さらに世良が留学していたのがアメリカではなく、イギリスであることを隠します。

ここから、コナンが幼少期の新一の時の記憶を思い出します!

※ここからは、ネタバレ&伏線込みで解説していきます!

① 世良の水着はコナンへの“揺さぶり”のサイン

この回で水着の試着会が行われていました。

実は、世良が選んだ水着は、ただの好みではなく、コナンに10年前の出来事を思い出させるための“仕掛け”。

後の過去編で、幼い世良が海水浴で着ていたものとよく似たデザインだと分かるため、世良はあえて同じ雰囲気の水着を選んだのだと思います。

② 世良はアメリカではなくイギリスにいた

エピローグの「指の数え方」の話から、世良の過去に違和感を抱くコナン。

イギリスでは日本と同じく「3」を人差し指から立てるため、世良が安心した様子を見せたのはちょっと不自然でした。

さらにコナンは、これまでの世良の言動を思い返します。

  • 赤い女の惨劇」の事件で語っていた細いバットは、イギリスで盛んなクリケットのもの
  • 食事の際にフォークを持ち替えない点も、日本やイギリスのマナー
  • サッカーを「フットボール」と呼んでいた発言も、イギリス特有の表現

これらの点からコナンは、世良が留学していたのはアメリカではなくイギリスだと推理しました。

③ コナンが世良と過去に会っていたことを思い出す

このお話の1番の見どころは、コナンが世良との過去を思い出すところ。

世良の留学先がイギリスというところから、新一が幼少期の頃、世良と海辺で会っていたことを思い出します。

ここから、新一と世良が初めて出会った『さざ波の魔法使い』のお話へと繋がっていきます!

アニメ「試着室の死角」の事件の流れ

アニメ「試着室の死角」の事件の流れ

878〜879話「試着室の死角」は、デパートの婦人服売場を舞台にした事件回。

一見すると“試着室で起きたシンプルな絞殺事件”なのですが、実際はかなりややこしい…!

白いサンダルの目撃証言、試着室の使用順、被害者が悲鳴を上げなかった理由、そして不自然なダイイングメッセージまで、違和感が次々に積み重なっていきます…!

※ここからは、事件の流れをネタバレありで解説していきます!

蘭・園子・世良が水着を選び、コナンの記憶が刺激される

物語は、蘭、園子、世良がデパートで水着を選ぶところから始まります。買い物らしい明るさがあり、事件前の空気としてはかなり軽やかです。

ただ、その中で世良の水着姿を見たコナンだけが、昔の記憶に引っかかるのが不思議な温度差になっています。

ここでは、まだ殺人事件の気配は強くありません。

むしろ楽しげな水着売場の雰囲気があるからこそ、コナンの中にだけ生まれる違和感が目立ちます。

この時点では答えが出ないのに、後から赤井家の過去へつながる入口だったと分かるのが上手いです。

婦人服売場「シムサ」で人間関係の不穏さが見える

コナンたちは婦人服売場「シムサ」へ移り、そこで二塚朝世、南部玲亜、指原律子、八巻彩実の関係を目にします。

ここで一気に、買い物の明るさから人間関係のギスギスした空気へ変わります。

指原律子の高圧的な態度によって、誰が恨んでいてもおかしくない雰囲気が作られるのが不穏。

二塚朝世とのトラブル、南部玲亜との関係、八巻彩実の従属的な立場が、事件前のミスリードとして効いてきます。

特に八巻は、指原に押さえつけられているような苦さがにじんで見えます。水着売場の軽さから、売場内の上下関係へ空気が変わる瞬間がかなり怖いです。

中央の試着室で指原律子が殺害される

事件が起きるのは、婦人服売場「シムサ」の試着室です。指原律子は中央の試着室で首を絞められて死亡。

服を試すための狭い空間が、そのまま殺人現場へ変わる落差が強烈です。

ここで大きな違和感になるのは、なぜ悲鳴が聞こえなかったのか、犯人はどうやって試着室内で犯行を行ったのかという点。

三つの試着室の位置関係も、ここから事件の中心になっていきます。

日常的な売場なのに、試着室の死角が一気に不気味なものへ変わるのがゾクッとします。

白いサンダルが“もう1人のお客さん”を示しているように見える

右の試着室前には白いサンダルがあり、そこに別の客がいるように見えます。この白いサンダルによって、試着室の中と外の位置関係が大きく揺さぶられます。

「そこに誰かがいる」と思い込ませるだけで、犯行可能な人物の見え方が変わるのが巧いです。

ただ、ここで引っかかるのは、その客が本当に実在したのかという点。

姿の見えない客、試着室の死角、関係者の動きが重なり、見えている情報そのものを疑う流れになります。

白いサンダル一つで、現場全体の前提が作られてしまう怖さがあります。

左手と右手に残ったダイイングメッセージが謎を深める

指原律子の遺体には、左手の指の形と、右手についた口紅・ネイルという違和感が残っています。

どちらか一方だけでは犯人に届かず、二つを組み合わせて読む必要があります。

被害者の手が、ただの遺体の状態ではなく、最後のメッセージとして見えてくるのが大きいです。

左手の親指と人差し指の形、右手の口紅付きネイル、中国国旗、中国式の数字「8」が、八巻彩実へつながっていきます。

ここはロジックが細かいぶん、解けた時の快感も強いです。一見バラバラな手がかりが、犯人の名前へ一本線でつながるのが気持ちいいです。

フェイスカバーの話から、悲鳴がなかった理由が見えてくる

蘭や園子のフェイスカバーに関する話が、事件の核心へつながっていきます。

試着時に使う何気ない道具が、指原律子を無力化する仕掛けとして使われていました。

日常の小道具が殺害トリックの中心に変わる瞬間が、この事件のかなり怖いところ。

八巻彩実はフェイスカバーにクロロホルムを仕込み、指原を気絶させたうえで絞殺しました。

これによって、試着室で首を絞められたのに悲鳴がなかった理由が見えてきます。

前週に二塚朝世が倒れた出来事も、クロロホルム入りフェイスカバーの失敗として回収されるのが巧いです。

ゴミ箱の痕跡から、偽サンダルの工作が見えてくる

ゴミ箱からは、ハサミ、セロハンテープのクズ、ストローと切れ端などが見つかります。

これらの小物が、右の試着室前にあった白いサンダルの正体へつながっていきます。

何気ないゴミが、「もう1人のお客さんがいた」という前提をひっくり返すのが気持ちいいです。

白いサンダルの客は実在した別人ではなく、八巻彩実の偽装でした。白いリボンなどを使った工作によって、そこに誰かがいるように見せていたわけです。

見えていたはずの白いサンダルが、実は犯人の作った錯覚だったと分かる瞬間がかなり痛快です。

八巻彩実の犯行と動機が明かされる

推理が進むと、犯人は八巻彩実だと明らかになります。

彼女は指原律子に借金を握られ、支配的で屈辱的な扱いを受け続けていました。

トリック解明の爽快さから、人間関係の苦さへ焦点が移るのがこの事件の後味です。

特に、指原が八巻と同じ服を犬に着せてパーティーで侮辱した出来事は、八巻を追い詰める大きな要素になっています。

もちろん、追い詰められた背景があっても殺人は正当化できません。

ただ、犯行に至るまでの支配と屈辱が見えるぶん、すっきりしきれない苦さが残ります。

事件後、世良の過去と赤井家の記憶へつながる

事件解決後、コナンは世良の過去の言動を整理し始めます。

世良がイギリスにいたこと、そして幼い頃に世良や赤井家と会っていたことへ、記憶が近づいていきます。

試着室事件の解決から、赤井家に関わるシリーズ全体の縦軸へ空気が切り替わるのが印象的。

ここで事件は終わっているのに、物語としてはまだ終わった感じがしません。

世良の存在が、ただの同世代探偵ではなく、コナンの過去に関わる人物として見えてきます。犯人を追い詰めた安心感のあとに、次の大きな回想へ向かう静かな引きが残ります。

  • 蘭、園子、世良がデパートで水着を選び、世良の水着姿を見たコナンが昔の記憶に引っかかる。
  • 婦人服売場「シムサ」で、指原律子と二塚朝世、南部玲亜、八巻彩実の不穏な関係が見える。
  • 指原律子が中央の試着室で絞殺される。
  • 右の試着室前の白いサンダルにより、「もう1人の客」がいたように見える。
  • 指原の左手の指の形と右手の口紅付きネイルが、ダイイングメッセージとして注目される。
  • フェイスカバー、クロロホルム、前週に二塚朝世が倒れた出来事がつながる。
  • ゴミ箱のハサミ、テープ、ストローなどから、白いサンダルが偽物だと見えてくる。
  • 犯人は八巻彩実で、指原律子に借金を握られ屈辱的に扱われていたことが動機だった。
  • 事件後、コナンは世良の過去と赤井家に関わる記憶へ近づく。

アニメ「試着室の死角」の犯人は?

アニメ「試着室の死角」の犯人は?

犯人は八巻彩実です。被害者は指原律子です。

八巻彩実は、試着時に使うフェイスカバーと偽の白いサンダルを利用し、指原律子を中央の試着室で絞殺しました。

この事件は、試着室という日常的な場所の死角を使った殺人事件です。フェイスカバーで悲鳴を封じ、白いサンダルで存在しない客を作り、ダイイングメッセージで犯人へ届く構成がかなり綺麗です。

犯人:八巻彩実

犯人は八巻彩実です。

八巻彩実は、指原律子をクロロホルム入りのフェイスカバーで気絶させたうえで、首を絞めて殺害しました。

白いサンダルの客は実在した別人ではなく、八巻彩実が作った偽装です。

被害者は指原律子です。指原は中央の試着室で殺害され、現場には左手と右手を使ったダイイングメッセージが残されていました。八巻彩実はコナンと世良にトリックとメッセージを解かれ、犯行を認めます。

動機:借金を握られ、屈辱的に扱われ続けた恨み

八巻彩実の動機は、指原律子から受け続けた支配と屈辱にあります。

借金を握られていたことで、八巻は指原に対して強く逆らえない立場に追い込まれていました。

ただの口論ではなく、上下関係の苦さが事件の根にあります。

背景

八巻彩実は、指原律子に借金を握られていました。

そのため、指原から支配的な立場で扱われ、売場での関係にも圧のようなものがにじんでいました。

事件前から見える八巻の従属的な空気が、後の動機へしっかりつながっています。

指原は周囲に高圧的に接しており、八巻以外にも恨みを買っていそうな人物として描かれます。これによって容疑者全員に動機があるように見える構図が作られます。

誰が犯人でもおかしくない空気を出しつつ、八巻の苦しさをじわっと置いているのが上手いです。

引き金

引き金になったのは、指原律子から屈辱的な扱いを受け続けたことです。

特に、指原が八巻と同じ服を犬に着せてパーティーで侮辱した出来事は、八巻を大きく追い詰める要素になっています。

服を扱う売場の話なのに、服が人を傷つける侮辱として使われるのがかなり苦いです。

ここで八巻の感情は、単なる怒りではなく、積み重なった恨みとして見えてきます。借金を握られ、日常的に屈辱を受ける状況から抜け出せない。

その閉塞感が、試着室という閉じた空間の事件と重なって見えるのがつらいです。

決定打

決定打は、指原に支配され、侮辱され続ける状況から抜け出せないと感じた八巻の恨みです。

八巻はその感情を殺意へ変え、試着室の死角を利用した犯行に踏み切ります。

追い詰められた背景はありますが、指原律子を殺害した事実は決して軽くなりません。

この事件の後味が苦いのは、被害者側の高圧的な態度も、犯人側の苦しみも見えるところ。

だからといって殺人が正当化されるわけではなく、むしろ人間関係の壊れ方が強く残ります。

トリックは気持ちよく解けるのに、感情面は簡単に割り切れない事件です。

トリック:フェイスカバーと偽サンダルで死角を作る

八巻彩実のトリックは、フェイスカバーで指原律子を無力化し、偽の白いサンダルで別の客がいるように見せる二段構造です。

試着室の位置関係と死角を利用することで、八巻が左の試着室から中央の試着室へ移動して犯行できる状況を作りました。

日常的な試着の流れを、そのまま殺人の手順に変えているのが怖いです。

準備

八巻彩実は、試着時に使うフェイスカバーにクロロホルムを仕込みました。

さらに、右の試着室前に置く偽の白いサンダルも用意します。試着室で普通に使われる道具と、売場にありそうな小物を組み合わせているのがこのトリックの肝です。

偽サンダルの工作には、白いリボン、テープ、中敷き、ストロー、ハサミなどが関わります。

これらを使うことで、そこに別の客がいるように見せる準備を整えました。

後からゴミ箱の痕跡として回収される小物が、最初から犯行の裏側に置かれていたのが気持ちいいです。

実行

八巻彩実は、指原律子にクロロホルム入りのフェイスカバーを使わせ、気絶させます。

そのうえで首を絞め、中央の試着室で殺害しました。フェイスカバーによる無力化があるから、試着室での絞殺なのに悲鳴が聞こえなかった理由が説明できます。

同時に、右の試着室前には偽の白いサンダルを置きました。これにより、右の試着室に「もう1人の客」がいるように見せかけます。

八巻が左の試着室から中央へ移動して犯行するための死角が、この偽装によって作られていました。

発覚回避

八巻彩実は、右の試着室に別の客がいるように見せることで、現場の前提をずらしました。白いサンダルがあるだけで、人はそこに誰かがいると思い込んでしまいます。

見えているものを信じさせる偽装だからこそ、試着室の死角がより強く効いています。

さらに、フェイスカバーで指原を気絶させたことで、悲鳴を上げられない状態を作りました。

複数の容疑者に指原への恨みがあるように見える状況も、視線を分散させる効果を持っています。

物理的な死角と、人間関係のミスリードが重なっているのがこの事件の面白さです。

綻び

綻びは、白いサンダルが本物の客のものではなかったことから見え始めます。

ゴミ箱に残ったハサミ、セロハンテープのクズ、ストローと切れ端が、サンダルが工作されたものだと示します。

「そこに客がいた」という前提が崩れた瞬間、事件の見え方が一気に変わります。

さらに、フェイスカバーとクロロホルムは、前週に二塚朝世が倒れた出来事とつながります。指原律子の右手と左手には、八巻彩実を示すダイイングメッセージも残っていました。

試着室の位置関係、小道具、被害者の最後の動きがそろって、八巻へ届く流れが綺麗です。

決め手:偽サンダル、フェイスカバー、ダイイングメッセージが矛盾を崩す

決め手は一つではなく、偽の白いサンダル、ゴミ箱の小物、フェイスカバーとクロロホルム、そして指原律子のダイイングメッセージが組み合わさったこと。

どれか一つだけでは弱くても、重ねることで八巻彩実の犯行が見えてきます。小さな違和感が積み上がり、最後に犯人名へ届く構成がかなり気持ちいいです。

フェイスカバーとクロロホルムが悲鳴の矛盾を崩す

フェイスカバーとクロロホルムは、「なぜ指原律子が悲鳴を上げなかったのか」という疑問を崩します。指原はクロロホルム入りのフェイスカバーで気絶させられたため、声を上げられない状態で絞殺されました。

試着室で使う自然な道具が、悲鳴のない殺害を説明する決定的な仕掛けになります。

前週に二塚朝世が倒れた出来事も、この仕掛けを補強します。それは偶然の体調不良ではなく、クロロホルム入りフェイスカバーの失敗として回収されます。

一度は見過ごしそうな出来事が、後で殺害方法の伏線として戻ってくるのが上手いです。

偽の白いサンダルが“もう1人の客”の前提を崩す

右の試着室前にあった白いサンダルは、本物の客のものではありませんでした。

八巻彩実が用意した偽物であり、そこに別の客がいるように見せるための偽装。

このサンダルが崩れることで、「右の試着室に誰かがいた」という前提そのものがひっくり返ります。

ゴミ箱のハサミ、セロハンテープのクズ、ストローと切れ端は、その白いサンダルが工作されたものだと示します。

見えていたはずの証拠が、実は犯人の作った見せかけだったわけです。

タイトル通り、見えているのに見落としていた死角が一気に回収されます。

右手と左手のメッセージが八巻彩実へ届く

指原律子の右手には口紅とネイルがついており、左手は親指と人差し指の形が注目されます。

この二つは別々ではなく、組み合わせて読むことで意味を持ちます。

被害者の最後の抵抗が、犯人を示すダイイングメッセージになっているのが胸にきます。

中国国旗と中国式の数字「8」を組み合わせることで、「八巻」の「八」へ届きます。そこから八巻彩実が犯人として浮かび上がる流れになります。

手の形、口紅、ネイル、数字が一本線でつながる推理の快感があります。

複数の証拠が八巻彩実の犯行を固める

フェイスカバーは悲鳴のなかった理由を説明し、偽の白いサンダルは存在しない客を作った偽装を示します。

さらにゴミ箱の小物が工作の痕跡となり、ダイイングメッセージが八巻彩実へつながります。

証拠がそれぞれ違う矛盾を崩し、最後に同じ犯人へ集まっていくのが見事です。

この事件の気持ちよさは、売場にありそうなものばかりが証拠になるところです。フェイスカバー、サンダル、ストロー、テープ、ネイルと、日常の小物が事件のロジックへ変わります。

派手な装置ではなく、身近な道具で死角を作るのが「試着室の死角」らしい怖さです。

結末:八巻彩実が犯行を認める

結末では、コナンと世良がフェイスカバーの仕掛け、偽サンダル、ダイイングメッセージを解き明かします。八巻彩実は犯人として追い詰められ、犯行を認めます。

指原律子を殺害した犯人は八巻彩実であり、白いサンダルの客は実在しない偽装でした。

事件としてはここで解決しますが、後味は軽くありません。

八巻が指原に借金を握られ、屈辱的に扱われていた背景があるため、トリックが解けた爽快さだけでは終わらないんですよね。

犯行は許されない一方で、支配と侮辱が積み重なった苦さが残ります。

さらに事件後、コナンは世良の過去と赤井家に関わる記憶へ近づいていきます。試着室事件の犯人とトリックは完結しますが、シリーズ全体としては次の回想へ向かう引きが残ります。

日常の売場で起きた殺人と、赤井家への記憶が同じ前後編に入っているのが濃いです。

アニメ「試着室の死角」のhuluやアマプラはある?

アニメ「試着室の死角(前編)(後編)」はhuluで配信されています。

コナンを取り扱っているVODでは、様々なアニメコナンが見れるので登録をおすすめします!

【関連記事】映画「名探偵コナン」が無料で見放題の配信サイト

アニメ「試着室の死角」の感想&まとめ

アニメ「試着室の死角」の感想&まとめ

878〜879話「試着室の死角」は、デパートで水着選びに盛り上がる蘭・園子・世良の女子会ムードが、試着室の殺人で一気に凍る前後編です

指の形と口紅が残す二重の伝言、そして世良の意味深なアピールまで詰め込まれていて、軽さと怖さの振れ幅が強烈でした。

水着売場のはしゃぎが、世良の違和感を引き立てる

水着売場で蘭と園子がテンションMAXで試着を繰り返す一方、世良があえて子どもっぽい水着を選び、コナンの反応を探るのが面白いです

コナンも平静を装いながら、背中越しの雰囲気や仕草に引っかかって記憶がチラつく。女子会のキャッキャ感の中で、世良の目的だけが浮いて見えるので、視聴者も自然と「何を知ってるの?」と前のめりになります。

しかも舞台が“夏の水着売場”という軽さだからこそ、後半で響く悲鳴の冷たさが際立つ。コナンが玩具売場へ向かう途中、婦人服売場の不穏な口論をチラッと挟む構成もテンポが良く、違和感の種がきれいに撒かれていました。

三つの試着室×二重の伝言で、推理欲が加速する

婦人服売場「シムサ」で、犬アレルギーのクレームが火種になり、嫌味な社長・指原が店員に「クビにして」と圧をかける場面で胸がざわつきます。直後、その指原が中央の試着室で絞殺される落差がエグい。ゾッとしました。

三つの試着室、第一発見者、右の部屋の前にあった白いサンダル…条件が揃うほど「誰かを見ていない」違和感が濃くなるのが上手いです。

容疑者が店員の南部、客の二塚、部下の八巻の3人に絞られ、誰もが怪しく見える作りも良い。左手の指の形が“2”にも“ニューナンブ”にも見える迷わせ方、右手の口紅の一手まで含めて、推理欲をくすぐる密室でした。

小道具の伏線回収が快感 次回へつながる余韻も良い

後編のカタルシスは、“白いサンダル=もう1人の客”という思い込みをひっくり返すところ。携帯スリッパやスマホ、ハサミ・テープ・ストローの切れ端が一本線でつながり、現場の小さなゴミが一気に意味を持つ瞬間が快感です。

ダイイングメッセージも、左手の指差しと右手の親指の先端で二段構えになっていて、解けた瞬間のスッキリ感が強い。さらにフェイスカバーで視界が奪われる“試着あるある”を凶器に変える発想がゾッとしました。

推理で締めつつ、世良がコナンを試すような距離感も残して終わるので、次の「さざ波」へ気持ちよくバトンが渡る。軽さと怖さと不穏さが全部詰まった、濃い前後編でした。

ここから次回のさざ波シリーズに繋がります!

さざ波シリーズについてはこちら↓

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