ベルモット(シャロン)と工藤有希子の関係!親友から敵対した理由・変装術の師匠と登場回を解説

ベルモット(シャロン)と工藤有希子の関係!親友から敵対した理由・変装術の師匠と登場回を解説
【スポンサードリンク】

ベルモットと工藤有希子は、今も親友なの?

シャロンの正体を有希子が知ったのはいつ?

ベルモットと工藤有希子は、女優時代に親しくなった親友です。有希子はシャロン・ヴィンヤードを信頼し、二人は同じ人物から変装術を学んでいました。

しかし、現在の二人は同じ側にいません。

有希子はコナンや灰原を守る工藤家側、ベルモットは黒の組織の幹部として動いており、過去を知る者同士でありながら敵対する立場です。

では、今はどんな関係なのでしょうか?

この記事では、ベルモットと工藤有希子の過去と現在の関係、変装術の師匠、有希子が正体を知った時期、ミステリートレイン以降の対立を最新情報まで含めて解説します。

この記事の目次

ベルモットと工藤有希子の関係を最初に整理

ベルモットと工藤有希子の関係を最初に整理

ベルモットと工藤有希子は、女優時代には親友でした。しかし現在は、黒の組織と工藤家に分かれた敵対関係です。

有希子が親友だと思っていたのは、世界的な女優シャロン・ヴィンヤードでした。そのシャロンの正体こそ、黒の組織のベルモットです。

有希子は真相を知った後、コナンや灰原、FBI側の作戦へ協力するようになります。一方のベルモットも、有希子が自分の正体を知り、コナン側で動く人物だと把握しています。

ただし、二人の間から女優時代の情が完全に消えたと断定できるわけではありません。敵として牽制し合いながら、どこかに過去の距離感も残る。この割り切れなさが二人の関係を面白くしています。

女優時代はシャロン・ヴィンヤードと親友

工藤有希子とシャロン・ヴィンヤードは、若い頃から親しくしていた女優仲間です。

有希子は世界的に活躍した元女優で、シャロンもアメリカを代表する大女優でした。二人は女優として交流するだけでなく、役作りのために同じ日本人マジシャンから変装術を学んでいます。

有希子はシャロンを大切な親友だと思っていました。ニューヨークで再会した時にも、シャロンが抱える不幸や家族の話を気遣い、ごく自然に自分の息子と蘭を紹介しています。

ただし、有希子はシャロンが黒の組織に属するベルモットだとは知りませんでした。シャロン側だけが正体を隠したまま、有希子との友情を続けていたことになります。

ベルモットの人生には偽名、変装、偽りの家族関係が多く、本当の私生活がほとんど見えません。その中で有希子は、シャロンとして接していた数少ない友人です。

どこまでが演技で、どこからが本心だったのかは明かされていません。それでも、後のベルモットの対応を見ると、有希子との時間まですべて偽物だったとは思いにくいです。

現在は黒の組織と工藤家で敵対する立場

現在のベルモットと工藤有希子は、同じ目的を持つ友人ではありません。

有希子は、息子の工藤新一がAPTX4869で幼児化し、江戸川コナンとして生活していることを知っています。灰原哀が組織を抜けた宮野志保であることも把握し、二人を守る作戦へ協力してきました。

一方のベルモットは黒の組織の幹部です。新一や蘭を特別視しているとはいえ、組織の任務を捨てたわけではなく、シェリーを消そうとしたこともあります。

ミステリートレインでは、有希子が灰原を逃がす側、ベルモットがシェリーを追い詰める側としてぶつかりました。親友だった二人が、守る対象の違いによって敵へ変わった瞬間です。

さらに「工藤優作の推理ショー」では、ベルモットがRUMの指示を受け、工藤家の内側へ入り込んでいます。個人的な友情だけでは終わらず、黒の組織と工藤家の知略戦へ広がりました。

ベルモットはコナンを守ることがありますが、それだけで工藤家の味方とは言えません。有希子もシャロンへの思いが残っていたとしても、息子や灰原を危険にさらす相手を信頼することはできないです。

親友だった過去は消せないのに、現在は互いの作戦を読む敵同士。この苦い距離感が残っています。

ベルモットは有希子を殺せないのか?

ベルモットが工藤有希子を絶対に殺せないとは確定していません。

ミステリートレインでは、ベルモットは有希子の作戦を見抜き、実際に拳銃を向けています。その場で発砲せず、作戦から手を引くよう警告したことは事実ですが、危害を加える意思がまったくないとは言えません。

警告にとどめた理由には、女優時代の友情が影響した可能性があります。ただし、列車内で騒ぎを大きくしたくなかったことや、有希子を撃つより作戦を止める方が目的に合っていたことも考えられます。

ベルモットが新一と蘭を特別視する理由も、有希子との友情だけではありません。決定的なのは、1年前のニューヨークで新一と蘭に命を救われたことです。

有希子を撃たなかったことと、新一や蘭を守ることは、分けて整理する必要があります。

それでも、ベルモットが親友だった相手をすぐに排除せず、まず言葉で止めようとしたのは意味深です。黒の組織の冷酷さと、シャロンとして残る感情が同居しているように見えます。

二人が親友になったきっかけは変装術

二人が親友になったきっかけは変装術

ベルモットと工藤有希子が親しくなった背景には、女優としての役作りと変装術があります。

二人は同じ日本人マジシャンへ弟子入りし、別人になりきる技術を学びました。後から複数のエピソードをつなぐと、その師匠が先代怪盗キッドの黒羽盗一だと分かります。

同じ師匠から同じ技術を受け継いだ二人ですが、現在の使い方は正反対です。この対比が、過去の友情と現在の敵対を綺麗につないでいます。

役作りで同じ日本人マジシャンへ弟子入り

工藤有希子は、女スパイ役を演じるための役作りとして変装術を学びました。

その修業先で同じ日本人マジシャンから教わっていたのが、シャロン・ヴィンヤードです。二人は女優として別人を演じるだけでなく、顔や体格まで変える技術を一緒に身につけています。

有希子とシャロンが、この修業で初めて知り合ったのか、それ以前から面識があったのかは明言されていません。ただ、変装術が二人を結ぶ大きな共通点だったことは確かです。

有希子にとって変装は、役作りから始まり、やがて家族を助ける力へ変わりました。コナンの作戦へ加わる時には、その演技力と変装技術が何度も役立っています。

一方のシャロンは、ベルモットとして組織への潜入や標的への接近に変装を使います。

女優のために身につけた華やかな技術が、後に黒の組織との戦いで使われる。この用途の落差がすごいです。

変装術の師匠は先代怪盗キッド・黒羽盗一

ベルモットと工藤有希子の変装術の師匠は、先代怪盗キッドの黒羽盗一です。

「工藤新一NYの事件」では、二人が同じ有名な日本人マジシャンから変装術を教わったことが語られました。

さらに「工藤新一少年の冒険」では、有希子が役作りのために弟子入りした奇術師と、黒羽盗一の関係が描かれています。これらをつなぐと、二人が教わった人物は盗一だと分かります。

黒羽盗一は黒羽快斗の父親であり、初代怪盗キッドです。変装、演技、マジックの技術に優れ、ベルモットと有希子へその一端を教えました。

ただし、二人が盗一の怪盗キッドとしての正体まで知っていたかは未確定です。有希子は恩師として親しく接していましたが、怪盗としての秘密をどこまで共有していたかは描かれていません。

ベルモットと有希子だけでも濃い関係なのに、ここへ怪盗キッドの父親まで入ってきます。女優、黒の組織、工藤家、黒羽家が、変装術を中心に一本線でつながるのが気持ちいいです。

ベルモットと有希子の変装能力の違い

ベルモットと工藤有希子はどちらも変装の達人ですが、能力の使い方には違いがあります。

有希子は顔立ち、髪型、体格、衣装を整え、演技力まで使って別人になりきります。工藤優作、江戸川コナン、坂本龍馬に関係する人物など、作戦に応じてさまざまな姿を作ってきました。

一方のベルモットは、容姿だけでなく声帯模写によって声まで変えられます。新出智明として長期間生活し、周囲へ正体を悟らせなかったほど潜入能力が高いです。

有希子が別人の声を使う時には、阿笠博士の変声機などを組み合わせることがあります。ベルモットは機械に頼らず声まで再現できるため、単独での潜入では一段深いところまで入り込めます。

ただし、ベルモットの声帯模写も黒羽盗一から習ったとは明かされていません。共通の師匠から学んだのは変装術であり、声の技術の由来は別に考える必要があります。

能力の高さだけでなく、何のために使うかも対照的です。有希子は仲間を逃がし、守るために変装します。ベルモットは標的へ近づき、情報を奪い、組織の目的を果たすために姿を変えます。

同じ技術なのに、使い手の立場によって温かさと怖さが真逆になる。ここが二人の関係で特に面白い部分です。

100万ドルの五稜星で師匠が有希子の義兄と判明

原名:青山剛昌, 監督:永岡智佳, 脚本:大倉崇裕, デザイン:須藤昌朋, その他:菅野祐悟, 出演:高山みなみ, 出演:山崎和佳奈, 出演:小山力也, 出演:山口勝平, 出演:堀川りょう
¥4,876 (2026/10/31 03:54時点 | Amazon調べ)

映画「100万ドルの五稜星」では、黒羽盗一と工藤優作が双子の兄弟だと判明しました。

盗一は優作の双子の兄にあたります。そのため、工藤有希子にとって黒羽盗一は、若い頃に変装術を教わった師匠であると同時に、夫の兄である義兄です。

さらに、黒羽快斗と工藤新一も血縁上はいとこ同士になります。

有希子は知らない相手から変装を習っていたわけではなく、結果的には工藤家の親族から技術を受け継いでいたことになりました。何十年も前の師弟関係へ家族の縦軸が後から重なるのがすごいです。

ただし、有希子が修業当時から盗一と優作の血縁を知っていたかは分かりません。ベルモットが二人の兄弟関係や盗一の生存を知っているかも未確定です。

女優時代の思い出だったはずの変装修業が、工藤家と黒羽家の家系へつながりました。最新映画によって、二人の共通の師匠を見る目まで一気に変わります。

工藤有希子はいつベルモットの正体を知った?

工藤有希子はいつベルモットの正体を知った?

工藤有希子は、ニューヨーク事件の時点ではシャロンの正体を知りませんでした。

その後、シャロンが亡くなったという発表も信じています。しかし42巻「黒の組織と真っ向勝負 満月の夜の二元ミステリー」の作戦までに、コナンからシャロン=クリス=ベルモットという真相を知らされました。

有希子の認識は、親友、亡くなった親友、黒の組織の敵へと段階的に変わっています。この変化を時系列で見ると、ミステリートレインでの対峙がより重く感じられます。

NY事件ではシャロンを親友だと思っていた

著:青山剛昌
¥583 (2026/11/01 00:52時点 | Amazon調べ)
著:青山剛昌
¥583 (2026/10/31 01:53時点 | Amazon調べ)

「工藤新一NYの事件」の時点で、有希子はシャロン・ヴィンヤードを大切な親友だと思っていました。

有希子は新一と蘭を連れてニューヨークを訪れ、シャロンが関わる舞台を観に行きます。二人の会話には、長く交流してきた女優仲間らしい親しさがありました。

しかし、シャロンは有希子へ自分の本当の姿を明かしていません。この事件ではベルモット自身が通り魔へ変装し、赤井秀一を誘い出そうとしていました。

有希子は、親友が自分たちのすぐ近くで別人に化け、危険な計画を進めているとは知りません。

シャロン側だけがすべてを知り、有希子は友情を疑っていない。この情報差が怖いです。

それでも、事件後にベルモットが新一と蘭を特別視するようになるため、ニューヨークでの出来事は二人の家族関係にも大きく効いてきます。親友の息子だった新一が、ベルモットにとって「銀の弾丸」へ変わる始まりです。

シャロンの死を信じていた

シャロン・ヴィンヤードの死が公表された後、有希子は親友が亡くなったと信じていました。

世間では、シャロンの娘であるクリス・ヴィンヤードがその後を継ぐ形になります。しかし実際には、シャロンとクリスは同一人物です。

ベルモットは自分の死を演出し、娘という別の立場で表舞台へ戻りました。有希子に対しても、母娘を一人で演じ続けていたことになります。

有希子は親友を失ったと思いながら、クリスの正体までは疑っていませんでした。

亡くなったと思った親友が、別の名前で生きていた。それだけなら再会は喜びになりそうですが、その正体が黒の組織の幹部だったため、感情は簡単に整理できません。

ベルモットの秘密が大きいほど、有希子にとって女優時代の思い出まで疑わしく見えてしまいます。友情が本物だったのかを本人へ聞けない後味が苦いです。

42巻・満月の夜の二元ミステリーまでに正体を知る

著:青山剛昌
¥583 (2026/10/31 01:53時点 | Amazon調べ)

有希子は原作42巻「黒の組織と真っ向勝負 満月の夜の二元ミステリー」の作戦までに、シャロンの正体を知っています。

コナンはベルモットとの対決へ備え、有希子にも協力を求めました。有希子は変装術を使い、ベルモットの目を欺く作戦へ加わります。

この時点で有希子は、シャロンとクリスが同一人物であり、その正体が黒の組織のベルモットだと把握しています。

ただし、コナンがどのタイミングで、ベルモットや黒の組織についてどこまで詳しく伝えたかは細かく描かれていません。

確かなのは、有希子が親友の真実を知ったうえで、息子を守る側へ立ったことです。

シャロンへの思いが残っていたとしても、黒の組織へ狙われる新一を放ってはおけません。友情より母親としての選択を優先したことで、二人ははっきり別の道へ進みました。

正体を知った後はコナン側で対抗する立場へ

ベルモットの正体を知った後、有希子はコナン側の協力者として動きます。

有希子は新一が幼児化している秘密を知る母親であり、黒の組織がどれほど危険かも理解しています。変装や演技を使い、コナンの正体を守る作戦へ何度も参加しました。

灰原についても、組織を抜けたシェリーとしての事情を把握しています。ミステリートレインでは、ベルモットから灰原を守るための計画へ加わりました。

有希子はベルモットの変装能力や思考をよく知っています。一方のベルモットも、有希子の演技や作戦の癖を読めます。

親友だったからこそ、互いの能力を敵として利用できるのが怖いです。相手をよく知っていることが、友情ではなく知略戦の強さへ変わっています。

ミステリートレインで親友同士が敵として対峙

ミステリートレインで親友同士が敵として対峙

原作78巻「漆黒の特急」は、正体を知った工藤有希子とベルモットが、敵として直接向き合う回です。

二人はそれ以前から親友として何度も会っています。そのため、ミステリートレインが初対面ではありません。

この回で初めて描かれたのは、シャロンの正体を知る有希子と、コナン側の協力者だと知るベルモットが、互いの現在の立場を理解したうえで対峙する姿です。

明るく語り合っていた女優仲間が、走る列車の密室で灰原の命を巡ってぶつかります。二人の関係で最も温度差が大きい場面です。

有希子は灰原を守るため列車へ乗った

工藤有希子がベルツリー急行へ乗った目的は、灰原哀を黒の組織から守るためです。

ベルモットはシェリーが列車へ乗っていると考え、バーボンと共に追い詰める計画を進めていました。

コナン側は、灰原がシェリーの姿へ戻ったように見せ、その死を組織へ信じ込ませようとします。有希子は変装と演技の担当として、この大がかりな作戦へ加わりました。

さらに怪盗キッドの変装能力まで借り、ベルモットの目を欺こうとします。二人の共通の師匠である黒羽盗一から受け継がれた技術が、黒の組織との攻防へ使われる形です。

有希子にとってベルモットは昔の親友ですが、灰原の命がかかった状況では迷わずコナン側へ立ちます。

母親として息子を助けるだけでなく、組織に追われる灰原まで守ろうとするのが頼もしいです。華やかな女優の変装術が、一人の少女を生かすための武器へ変わっています。

ベルモットは銃を向けながら警告にとどめた

ベルモットは有希子の計画を見抜き、6号車E室で拳銃を向けます。

その場でベルモットは、有希子が用意した作戦の流れをすでに読んでいると告げました。

ベルモット「手を引きなさい!!貴方のふざけた作戦ならもう読めているんだから!!」

この発言から、有希子がベルモットを欺こうとしていたことも、ベルモットが有希子を敵側の作戦担当者として認識していたことも分かります。

女優時代の親友へ向ける言葉としては、かなり鋭いです。しかもベルモットは口頭で止めるだけではなく、実際に銃を構えています。

一方で、この場ではすぐに発砲せず、まず手を引くよう警告しました。過去の友情が判断へ影響した可能性はありますが、作戦上、有希子を排除するより離脱させる方が都合よかった可能性もあります。

大切なのは、ベルモットが有希子へ甘いと単純には言えないことです。撃たなかった温かさより、撃てる距離まで関係が冷えた怖さの方が強く残ります。

親友だった相手の作戦を読み、変装を見破り、銃を向ける。それでも最後の一線をすぐには越えない距離感が、ベルモットらしくて意味深です。

友情は残っていても同じ側には戻れない

ミステリートレイン時点の二人は、過去を共有する元親友でありながら、同じ側には戻れない関係です。

有希子は灰原を守ろうとし、ベルモットは組織の計画としてシェリーを消そうとします。目的が真っ向からぶつかっている以上、女優時代の友情だけで和解することはできません。

ベルモットは有希子の作戦を理解し、有希子もベルモットがどう動くかを読んでいました。互いをよく知ることが、ここでは戦いの強さになっています。

それでも、ベルモットが有希子へ見せる対応には、ジンや他の標的に向ける冷酷さとは少し違うものがあります。

シャロンとして過ごした時間が完全に消えていない可能性はあります。ただし、ベルモットが組織に残り、有希子がコナンを守る限り、二人の間には決定的な線が引かれたままです。

仲が良かったからこそ、敵になった後の会話が刺さります。憎しみだけではなく、分かり合えてしまう苦さが残る関係です。

工藤優作の推理ショーで変装勝負が再燃

工藤優作の推理ショーで変装勝負が再燃

原作99巻〜100巻「工藤優作の推理ショー」では、ベルモットと工藤家の駆け引きが再び動きます。

ベルモットはRUMの指示を受け、工藤優作の能力や工藤家の動きを探るために接近しました。

一方の工藤夫妻も、自分たちが監視されていることを察知し、相手の出方を見るために罠を仕掛けています。女優時代の変装勝負が、今度は黒の組織と工藤家の知略戦へ変わりました。

ベルモットは工藤優作へ変装して工藤家を探った

「工藤優作の推理ショー」で、工藤優作の姿をしてコナンの前へ現れた人物の正体はベルモットです。

物語の前半では、本物の優作が食あたりで倒れたため、有希子が優作へ変装し、コナンの声を借りて推理ショーへ出演しようとします。

ところが有希子まで体調を崩し、代わりに優作の姿をした人物が現れました。コナンは、その人物を怪盗キッドが優作へ変装した姿だと考えます。

しかし本当は、ベルモットが工藤優作へ変装し、さらに「優作へ変装している怪盗キッド」を演じていました。

顔を変えるだけでなく、キッドらしい態度や声まで再現し、コナンの推理を一段ずらしています。変装名人の有希子や怪盗キッドを知っているからこそ成立する、かなり複雑な演技です。

ベルモットの目的は、RUMから命じられた工藤優作の調査でした。推理力や工藤家の周辺人物を探り、黒の組織にとってどれほど危険な存在かを見極めようとします。

有希子の夫へ変装し、息子のコナンと並んで推理を披露する。女優時代の親友だった相手の家庭へ、最も近い姿で入り込むのが怖いです。

工藤夫妻も監視を読みベルモットを迎え撃った

工藤優作と有希子も、ただベルモットに探られていたわけではありません。

有希子は以前から、自分たちが何者かに監視されていると感じていました。優作は逆に目立つ行動を取り、監視者がどう動くかを見る作戦を考えます。

二人は怪しい店の料理へ異物が混ぜられていることに気づき、実際には食べず、食あたりの症状が出たように演じました。

つまり、優作と有希子が次々に倒れた状況自体が、監視者を工藤邸へ呼び込むための芝居です。

赤井秀一を含むFBI側も工藤家と連携しており、ベルモットがどこまで探りに来るかを警戒していました。

ベルモットは有希子の演技を知り、有希子もベルモットが変装して接近する可能性を読んでいます。親友時代に磨いた演技力が、互いの罠を見抜く材料になりました。

相手の癖を知りすぎているからこそ、普通の変装では終わらない。表面上は推理ショーなのに、水面下では黒の組織と工藤家が探り合っている温度差がたまりません。

親友関係から知略戦へ変わった現在地

「工藤優作の推理ショー」によって、ベルモットと有希子の関係は個人的な友情だけでは語れなくなりました。

ベルモットは黒の組織No.2・RUMの指示で工藤家へ入り、有希子の夫の姿まで使っています。有希子側も夫やFBIと協力し、組織の監視を逆に利用しました。

ミステリートレインでは灰原の命を巡る直接対決でしたが、今回は互いの情報と能力を探る静かな攻防です。

ベルモットが工藤優作をどの程度の脅威として組織へ報告したのか、そこに独自の判断や工藤家への配慮があったのかは断定できません。

ただ、ベルモットが工藤家を調査対象として扱ったことは確かです。親友の家庭だから手を出さないという段階は、すでに終わっています。

それでも、工藤家の情報を知りながら新一の正体を組織へ渡していない点には、ベルモット特有の秘密主義が残ります。

敵として動きながら、すべてを組織へ差し出すわけでもない。この曖昧さが、最終局面で大きく効いてくるかもしれません。

ベルモットと工藤有希子の重要回

ベルモットと工藤有希子の重要回

ベルモットと工藤有希子の関係を追うなら、親友時代、正体判明、直接対峙、最新の知略戦という順番で見ると分かりやすいです。

関係の始まりは原作34巻〜35巻、正体を知るのは42巻、敵として向き合うのは78巻、工藤家との駆け引きが進むのは99巻〜100巻です。

34〜35巻・アニメ286〜288話|工藤新一NYの事件

著:青山剛昌
¥583 (2026/10/31 01:53時点 | Amazon調べ)
著:青山剛昌
¥583 (2026/11/01 00:52時点 | Amazon調べ)

「工藤新一NYの事件」は、有希子とシャロンの女優仲間としての関係が分かる重要回です。

原作は34巻File11から35巻File4、アニメは286話〜288話の事件編・推理編・解決編で描かれました。

有希子は新一と蘭を連れてニューヨークを訪れ、親友シャロンと再会します。二人が同じ日本人マジシャンから変装術を学んだ過去も語られました。

一方で、通り魔の正体はベルモットの変装です。有希子が親友との再会を楽しむすぐそばで、シャロンは黒の組織の計画を進めていました。

この回では、新一と蘭がベルモットの命を救います。後に二人がベルモットから特別視される原点でもあり、有希子との友情だけでなく工藤家全体との因縁が始まる回です。

42巻・アニメ345話|満月の夜の二元ミステリー

著:青山剛昌
¥583 (2026/10/31 01:53時点 | Amazon調べ)

原作42巻、アニメ345話「黒の組織と真っ向勝負 満月の夜の二元ミステリー」は、ベルモットの正体が明らかになる重要回です。

シャロン・ヴィンヤードと娘のクリス・ヴィンヤードは同一人物で、その正体が黒の組織のベルモットだと判明します。

有希子もこの作戦までに真実を知らされ、コナンの計画へ変装で協力しました。

親友が生きていたという喜びではなく、親友が息子を狙う組織の人間だったという現実が突きつけられます。

有希子がシャロンを知る友人から、ベルモットへ対抗する協力者へ変わる転換点です。

78巻・アニメ701〜704話|漆黒の特急

著:青山剛昌
¥583 (2026/10/31 00:53時点 | Amazon調べ)

原作78巻、アニメ701話〜704話「漆黒の特急」は、有希子とベルモットが現在の立場で直接対峙する回です。

有希子は灰原を守るためコナンの作戦へ協力し、ベルモットはシェリーを列車内で消そうとします。

ベルモットは有希子の計画を見抜き、拳銃を向けて手を引くよう警告しました。

かつての親友が、同じ変装術を使いながら互いを欺こうとします。女優時代の友情が、そのまま心理戦の鋭さへ変わっている回です。

二人の関係が「昔は仲が良かった」で終わらないことが、最もはっきり伝わります。

99〜100巻・アニメ1071〜1072話|工藤優作の推理ショー

著:青山剛昌
¥583 (2026/10/30 12:53時点 | Amazon調べ)
著:青山剛昌
¥583 (2026/10/31 09:52時点 | Amazon調べ)

原作99巻File11から100巻File2、アニメ1071話〜1072話「工藤優作の推理ショー」では、ベルモットが工藤優作へ変装します。

ベルモットは怪盗キッドが優作へ化けているように振る舞い、コナンの推理まで外しました。

その目的は、RUMの指示によって工藤優作の能力と工藤家の動きを探ることです。

一方の優作と有希子も監視へ気づき、食あたりを装って相手を工藤邸へ誘い込みました。

有希子とベルモットが顔を合わせて会話する回ではありません。それでも、互いの変装、演技、考え方を知る者同士の知略戦として、二人の現在地がよく分かります。

まとめ

ベルモットと工藤有希子は、女優時代に親しくなった親友です。

有希子が友人として接していたシャロン・ヴィンヤードの正体は、黒の組織のベルモットでした。シャロンと娘のクリス・ヴィンヤードも同一人物です。

華やかな女優時代の友情が、列車内で銃を向ける関係へ変わった落差はかなり苦いです。

それでも、ベルモットが即座に引き金を引かなかったことで、シャロンとして過ごした時間が完全には消えていないようにも見えます。

敵なのに過去を切り捨てられず、互いの能力も感情も知りすぎている。この複雑な距離感こそ、ベルモットと工藤有希子の関係が長く刺さる理由です。

ベルモット(シャロン)と工藤有希子の関係!親友から敵対した理由・変装術の師匠と登場回を解説

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA

この記事の目次