集められた名探偵の原作のお話でもあるFile300。前回のFile299「糾合」では、黄昏の館に集められた6人の名探偵。
そこで関わってきたのがまさかの怪盗キッドという急展開を迎えていますが、どのようなお話になっていくのでしょうか?
ではここからは単行本30巻に乗っている300話「惨劇」の簡単なネタバレと感想(考察)をお届けしていきます。
こちらのお話は2019年5月にアニメ219話「集められた名探偵 前編・後編」で放送されたお話です!
※ここからはネタバレの内容になるため注意してください。
名探偵コナンFile300「惨劇」のあらすじ&ネタバレ
「Kid the Phantom thief (キッド ザ ファントム シーフ)」
今回の主催者が怪盗キッドではないか?と推理する名探偵達。
ここでコナンは「怪盗キッド」という言葉が出た途端に、その気配を見せたと感じ取ります。
そしてこの館内に怪盗キッドが間違いなくいるということをコナンは決定付けました。心の中で
「欺き通せるかな?ここに集結した七人の探偵を」
と自分を含めて、コナンはキッドの登場を待ちわびるのでした。
各名探偵は「怪盗キッド」に対して警戒をしている
小五郎以外はどうやらキッドが主催ということを察していました。
美食探偵の大上祝善(おおがみしゅくぜん)はキッドに対して、我々6人の探偵を集めて知恵比べをやろうという趣向らしいと述べる。
元検視官の探偵槍田郁美(そうだいくみ)は黄昏の館中に監視カメラが仕込まれていたから、今尚、私達の様子を見ているのでしょうと言う。
そして、ここでメイドの石原亜紀(いしはらあき)より、大上が作った料理が配られる。
この時におばあさん探偵の千間降代(せんまふるよ)が、メイドにあらかじめ配る順番が決まっていたのでは?と言われたのか?と聞くと、石原は白馬より時計回りだったとのこと。
毒の心配をする千間に石上は自分で作ったから大丈夫だと言う。
席順について少しだけ慎重になる白馬
また少年探偵の一人白馬探(はくまさぐる)が、僕たちはこの札によって席に付きました。と言いますが、キッドが殺人を犯すはずがないと言う。
しかし、念には念を入れるようにグラスやフォークは拭いてから食べる方が懸命というのでした。
ここでもう一人の探偵茂木遥史(もぎはるふみ)がやつのペースで事が進むのは気に食わないということで全員に席替えを促すのでした。
探偵たちは「最後の晩餐」を食べ終える
席替えをした探偵達は、石上の作った料理に舌鼓をうち、ご飯を楽しみました。
するとマネキンスピーカーを通して主催者から
「どうかね諸君…私が用意した最後の晩餐の味は…?」
そして、ここから何故、この黄昏の館に全員を呼んだのかを話し始めることに。
全員にフォーク、スプーン、ナイフなどの食器にある、クチバシが大きく不気味な鳥のマークがありました。
これに対して主催者が話を続ける。
今回の黄昏の館の主は「烏丸蓮耶(からすまるれんや)」である
烏丸蓮耶は半世紀前に謎の死を遂げた大富豪。
ここ黄昏の館にある、扉、床、手すり、チェスの駒やトランプまで全て、彼が特注したもの。つまりここは烏丸の別荘であった。
しかし40年前にあったこの館の惨劇が起こるまでは…と続けるのでした。
そしてこの館に飛び散っているおびただしい数の血の跡は40年前のある晩に起きたとのこと。
黄昏の館で40年前に起きた事件とは?
この館で行われていたのは、財界の著名人を集めて99歳で他界した「烏丸蓮耶を偲ぶ会」とある集会が開かれた。
ここで行われいたのは、烏丸が生前コレクションしていた高価な美術品を競売するオークションであり、商品数は300を超え、3日間行われる予定であった。
そして二日目の夜に、オークションが行われていたこの館にずぶぬねの二人の男が現れたのだ。
寒さに震える二人は、嵐が止むまでここにいさせて欲しいと言ったのだ。ここでオークションの主催者は最初、二人を入れるのを渋っていたが…
彼らからお金の代わりにと一枚の葉を渡されて、態度が豹変したとのこと。
そして主催者は彼らに言われるまま、葉を紙に巻きタバコのように吸う、そして館内にいた客たちも吸い始めたのだ。
ここでその葉っぱというのが危険な「マリファナ」でした。
オークションを行っていた館内で変化が起きる
危険な葉っぱであるため、オークション会場にいたある男が悪魔を見たかのように悲鳴を上げて、自分が競り落とした美術品を抱えて館内を走った出す。
ある女は涙が枯れるまで泣き続ける。やがて客同士で美術品を奪い合い、オークションの品である名刀や宝剣で殺し合いが始まった。
それが40年前の悪夢。その日が開けると八名の死者と十数名の昏睡状態の客を残して、その二人の男と美術品が消えていたとのこと。
黄昏の館でおこった「40年前の惨劇」は世間に知られていない
この事件については世間に好評されておらず、その理由としては客の中に、政界に顔の利く名士か、もしくはその一族がいたかもしれないとのこと。
誰が誰を殺害したかわからないため、下手に解明される前に事件をまるごと握りつぶした方が得策と判断したと思われる。
さらにそう算段した二人の男の犯行だと思われるとのこと…。
そして主催者がさらに話し始める。
「私がここを選んだ理由。それは君達、名探偵諸君に再びあの惨劇を演じて欲しいからだ…この館の財宝を巡って奪い合い殺し合うあの醜態を…」
と言い、続ける。
主催者から出される財宝捜しのヒントとは?
主催者は闇雲に捜させるのは酷だからヒントを提示する
「二人の旅人が天を仰いだ夜…
悪魔が城に降臨し、王は宝を抱えて逃げ惑い…
王妃は聖杯に涙を溜めて許しを乞い、兵士は剣を自らの血で染めて果てた」
このヒントは、40年前の散華になぞられて作られた暗号とのこと。そしてこの館で命がけの知恵比べが始めるのに相応しい文句と言い、主催者は探偵同士で殺し合うことを望んている様子。
そして最後に
「このゲームから降りる事は不可能だ…君達は…私が唱えた魔術に…もうすでに…かかってしまっているのだから…」
と言う。
謎が解けた時にやるべきこととは
最後に主催者は最後にこういうのでした
「財宝を見つけた方は中央の塔の四階の部屋のパソコンに財宝の在処を入力するのだ…約束通り…財宝の半分と脱出方法をお教えしよう」
と何かが始まろうとした時に、
探偵の茂木が「ウォおぉぉおぉぉ」と苦しみ始めましたが、
「なーんてな…」
と演技を行い、自分は宝探しに興味がないということで降りると言うのでしたが…。
※ちなみに2019年の5月の放送ではこのシーンはカットされていました。
黄昏の館で「第一の殺人」が発生する
茂木が帰ろうとした時に…
「グアァァァァ」
という声と共に美食探偵の大上が倒れてしまいました。
演技かと思いましたが、白馬が調べると、心肺停止となっており、槍田が調べると顔の変化や青酸ガス特有のアーモンド臭がする。
つまり青酸カリでなくなったとのこと。
千間が紅茶に10円玉を入れるが、酸化還元反応はおきていないため、紅茶以外の場所でなくなったとのこと。
ここで主催者が
「さざ賽は投げられた。自らの死をもって、この命がけの知恵比べを華々しくスタートさせてくれた大上探偵のためにも、財宝捜しにも精を出してくれたまえ」
というのでした。
今回の事件の犯人は探偵達の中にいる可能性がある
起こった茂木がマネキンスピーカーの胸ぐらを掴んだところ、首がとれてしまい、なんとかセットテープができていました。
どうやら食事を運ぶタイミングなども決まっており、犯人は最初からカセットテープで声を流していたことになります。
そしてコナンは
「これで2つわかったね。犯人は最初から大上さんを狙ってたって事と…もしかしたら犯人は僕たちの中にいるかもしれないって事が…」
と言うのでした。
確かにテープで再生にもかかわらず、大上が亡くなってるということは「事前に知っていた」ということに繋がりますからね…。
File301に続く…。
名探偵コナンFile300「惨劇」の感想
今回は黄昏の館のお話の2話目でしたね。
今回は怪盗キッドというよりかは、黒の組織のボスである「烏丸蓮耶」についての話がメインでしたね。
しかしここでは烏丸は99歳で死んでいることになるので、少し謎が多いな〜とわかり、まだまだわからないことが多いですよね…。
さらにこの事件から遡ると何十年前のお話だよ…ということになりますが、それが黒の組織の「ボス」とは…奥が深すぎる。
さて館では第一の殺人が起きてしまいましたが、どうなるのでしょうか?
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