2016年2月27日放送の810話〜812話「県警の黒い闇 前編/中編/後編」
前回のアニメ放送は808話/809話「かまいたちの宿」でした。
このお話ではRUM候補の一人である、黒田兵衛(くろだひょうえ)の初登場回となります。
最初から怪しい感じがぷんぷんしますね笑
さらに黒田以外にも長野県警の優秀な刑事も登場するので、おすすめのお話となります。
今記事では810話〜812話「県警の黒い闇 前編/中編/後編」は原作のお話なのか?アニオリなのか?などを簡単なあらすじを含めて解説します。
※ここからは簡単なネタバレを含むため、注意してください。
【更新中】アニメコナンの最新話一覧
以下記事ではアニメコナンの最新情報を更新してるので、ぜひチェックしてください↓
アニメコナンの全話&原作回&アニオリ回一覧はこちら↓
【関連】コナンの全タイトル一覧
【関連】コナンの原作回一覧
【関連】コナンのアニオリ一覧回
アニメ810話〜812話「県警の黒い闇」は何巻?原作で何話?
アニメ放送されている「県警の黒い闇(前編)(中編)(後編)」は原作コナンの話となり、対象の単行本は86〜87巻です!
名探偵コナン86巻に掲載されている話↓
File1:浮かび上がる真実
File2:親切なおばちゃん
File3:不審な証言者たち
File4:命を賭して…
File5:鎌鼬あらわる
File6:殺意の鎌鼬
File7:鎌鼬の侵入経路
File8:鎌鼬の幕切れ
File9:啄木鳥
File10:足跡と啄木鳥会
File11:妻女山へ…!
名探偵コナン87巻に掲載されている話↓
File1:往く事は流れの如し
File2:鞭声粛々夜河を渡る
File3:BLOG
File4:PHOTO
File5:SELFIE
File6:蘭GIRL(前編)
File7:蘭GIRL(後編)
File8:新一BOY(前編)
File9:新一BOY(後編)
File10:ビッグカップル誕生!?
File11:スタッフのアリバイは?
アニメ「県警の黒い闇」の簡単なあらすじ

公式HPのあらすじはこちら↓
鎌鼬の事件解決後、コナン、蘭、小五郎は、平次たちと別れて長野県の川中島へ観光に向かう。そこで偶然、長野県警の大和敢助、上原由衣、諸伏高明と再会し、手配中の強盗犯を追う長野県警の三枝守、秋山信介、鹿野晶次とも知り合う。
コナンたちは、時間が空いていた大和敢助たちの案内で川中島古戦場跡を観光している途中で、川で血を流しながら浮かんでいる人の首を発見する。それは長野県警一課の竹田繁警部のもので、ひたいには血で啄木鳥の足跡が押されており、そばには焼かれた胴体もあった。
捜査のために、事件現場に三枝守、秋山信介、鹿野晶次と長野県警捜査一課長の黒田兵衛もやってくる。上原由衣は、ひたいに残された啄木鳥の足跡から、長野県警の内部に「啄木鳥会」という謎のグループが存在するらしいと語る。一方、諸伏高明は、竹田繁警部が関わった事件を調べ、彼が凶悪犯人を射殺した二つの事件と関連がありそうだと推理する。そんな中、自宅で捜査資料を調べていた鹿野晶次も何者かに殺されてしまう。
第一発見者の大和敢助は、「我は毘沙門天…啄木鳥を滅ぼす…軍神なり…」というメールを鹿野晶次から受け取っており、さらに鹿野晶次の携帯電話には、竹田繁警部から「啄木鳥は残り三羽」というメールが届いていた。そして警察関係者が次々と殺される連続殺人事件は、さらなる犠牲者を生む。
過去の凶悪犯人射殺との関連は? 謎のグループ「啄木鳥会」のメンバーとは誰なのか? さまざまな謎が絡み合いながら、意外な人物が犯人として浮上する…
https://websunday.net/episode/12168/
アニメ「県警の黒い闇」の登場人物

「県警の黒い闇」の登場人物
・江戸川コナン
・毛利蘭
・毛利小五郎
・服部平次
・遠山和葉
・山村ミサオ
・大和敢助
・上原由衣
・諸伏高明
・黒田兵衛
・沖野ヨーコ
【関連記事】RUM?公安?「黒田兵衛/黒田管理官」の登場回
【関連記事】長野県警「大和敢助、上原由衣、諸伏高明」の登場回一覧
【関連記事】長野県警「諸伏高明」の登場回
【関連記事】コナン「黒の組織」の登場回
アニメ「県警の黒い闇」の簡単なネタバレ

物語のスタートはコナンや小五郎、蘭達が長野県にいるところからスタート。
コナン達が観光しているとそこには長野県警の刑事…長野県警トリオの大和敢助、上原由衣、諸伏高明とばったり出会いました。
コナン達は上原の案内を元に長野県を観光していました…。
RUM編に登場する重要な話の1つ
85巻の話から黒の組織のナンバー2であるRUM(ラム)が動き始めたという話が出てきました。
RUMは何かの事件で片目を失くし、屈強な大男、女のような男、年老いた老人、というヒントが灰原からもらいました。
そんな中今回の「県警の闇」では、隻眼で屈強な大男である黒田兵衛が登場します。
ついに黒の組織のRUM編が動き出すお話となります!
ちなみにコナンは…隻眼で大柄で長髪で杖をついてる大和敢助をみて、RUMの風貌に近い?と想像していました。
ただ、大和が隻眼になったのは半年前に甲斐巡査の事件の容疑者候補の人物を追って、雪崩が起きたことによるもの。
組織の話となるともっと昔に隻眼になってるので、大和は考えにくいです。
長野県の啄木鳥会(キツツキ)の話。黒の組織と関係ある?
今回のお話は、長野県警に伝わるグレーな組織「啄木鳥会」に関わる人物がどんどん殺されてしまいます。
啄木鳥回はキツツキの足の形が「X」に似ていることから、「X」と言われています。
武田信玄に仕えた武田二十四将に近い名前の人物がこのキツツキ会に入ってるのでは?と言われ、どんどん警察組織の闇の部分にコナン達は踏み込んでいきます。
啄木鳥会は押収した拳銃などを横流しをして、私腹を肥やしており、長野県の警察内部の悪い組織でした。
ちなみにコナン達が追っている黒の組織との関係は全くありません。黒の組織が銃の横流しだけという小さなことはやらないので、啄木鳥会と全く関係ないと言えるでしょう。
黒の組織の目的については以下記事をチェック↓

容疑者は大和敢助?
今回の事件現場の近くで、大和敢助らしき人物を見たなどの証言があったり、大和敢助のアリバイがないことから大和が今回の事件の犯人では?と疑いがかかります。
諸伏高明と黒田兵衛は大和を捕まえるために指名手配をしたりと、大和が本格的に犯人では?となる回です。
黒田兵衛の初登場回!初回は長野県警の捜査一課長
黒田兵衛が初登場のお話。
今は警視庁ですが、初回の登場は長野県警の捜査一課長でした。だからこそ、追々の話で大和や諸伏とも既に知り合いというのはこういう背景があります。
黒田の見た目のインパクトが凄く大男であり、義眼です。
右目が義眼であることから、ラム候補の一人となり、今後もRUMは誰だ?となる時の一人です。
黒田兵衛がきたことによって長野県警の組織図が変わったりするので以下記事をチェックしてくださいね。

伏線:黒田兵衛がコナンのことを事前に知っていた
黒田兵衛が初めてコナンに会った時に、「眠りの小五郎の知恵袋」であると噂を聞いていたと話しており、既にコナンのことを知っていました。
更にそれを聞いたのが長野県警ではなく、警察庁であると言っていたため、ここが今後の伏線となるポイントです。
黒田兵衛の正体については以下記事で詳しく紹介しているのでチェックしてください↓

県警の黒い闇でも眠りの小五郎は登場しない…!
長野県警の話と言えば、眠りの小五郎が登場せず刑事たちで事件を解決します。
今回の話でも最後の犯人を追い込みをするシーンでは、コナン、蘭、小五郎は新幹線の中にいて、大和や高明達が犯人を追い込みました。
まさかの事件解決する時にはコナン達は現場にいないで、そのまま解決してしまうというパターンです。
長野県警が他の警察組織と比べて有能であるというのがわかる話となります。
県警の黒い闇の相関図。長野県警と啄木鳥会の関係

今回のお話は結構複雑な関係性になっているので、ぜひ関係図を見てください。
長野県警というよりは、今回の事件の啄木鳥会の相関図や関係図を作りました。
登場人物が多いからこそ、一度確認してみてくださいね。
アニメ「県警の黒い闇」のあらすじ&事件の流れ
第810話・第811話・第812話は、鎌鼬事件後の長野観光から始まり、川中島古戦場跡、千曲川、妻女山へ広がっていく三部作です。
観光地の歴史要素が、やがて啄木鳥会、武田二十四将、県警内部の闇へつながっていきます。
事件の中心は、竹田繁と鹿野晶次の殺害、秋山信介の偽装死、そして大和敢助への罪着せです。ただの連続殺人ではなく、県警内部の腐敗とRUM疑惑が重なるため、見終わったあともかなり重い余韻が残ります。
鎌鼬事件後、コナンたちが川中島へ向かう
物語は、鎌鼬事件後にコナン、蘭、小五郎が長野県の川中島へ観光に向かうところから始まります。
ここで大和敢助、上原由衣、諸伏高明と再会し、長野県警回らしい空気が一気に戻ってきます。最初は歴史ある観光地をめぐる流れなので、まだ事件の重さは見えません。
ただ、川中島という舞台そのものが後で大きく効いてきます。
武田信玄、武田二十四将、妻女山といった要素が、連続事件の暗号めいた構造へ変わっていくからです。
観光の背景に見えていた歴史要素が、後から事件の骨組みになるのがかなり上手いです。
この段階で前回からのRUM疑惑も完全には消えていません。長野県警メンバーと再会するだけで、どこか本筋の不穏さも残ります。
明るい観光導入なのに、長野という場所そのものに少し冷たい緊張があるのが印象的です。
三枝守、秋山信介、鹿野晶次が登場し、竹田繁を待つ
三枝守、秋山信介、鹿野晶次が登場し、強盗犯の潜伏先へ向かう前に竹田繁を待っています。
ここで、長野県警内部の関係者たちが事件に絡む人物としてそろいます。
警察官同士の行動に見えますが、竹田が現れないことが最初の小さな違和感になります。
視聴者としては、竹田はなぜ来ないのか、三枝、秋山、鹿野、竹田がどんな関係なのかが気になります。まだ殺人事件は起きていませんが、集まったメンバーに何かが隠れている感じがあるんですよね。
この“待っているのに来ない”という静かなズレが、後の首発見へつながるのが怖いです。
この時点では、秋山信介も被害者側に見える可能性を残しています。
だからこそ、後半の偽装死と犯人判明が効いてきます。最初に関係者として自然に並んでいるから、真相を知ったあとに見返すとかなり不穏です。
千曲川に竹田繁の首が浮かぶ
川中島古戦場跡の観光中、千曲川から竹田繁の首が発見されます。
ここで、観光の空気が一気に猟奇的な殺人事件へ落ちます。しかも首だけが浮かび、額には啄木鳥の足跡のようなXが残されているため、見た目のインパクトがかなり強いです。
この場面で引っかかるのは、なぜ首だけが川に浮かんだのか、額のXは何を意味するのかです。
単なる殺害ではなく、犯人がわざわざ見せる形にしている感じがあります。
竹田の死体発見は、事件の始まりであると同時に、犯人からのメッセージのようにも見えるんですよね。
蘭たちにとっては、観光地で突然首を目にする衝撃が強すぎます。長野県警メンバーにも一気に緊張が走ります。
歴史ある川中島の空気が、県警内部の黒い闇へ反転する瞬間です。
橋の欄干の紐と袋・血のりの仕掛けが見つかる
竹田繁の首は、橋の欄干にぶら下がる紐、袋、血のりを使い、時間差で川へ落ちるよう仕掛けられていました。
これによって、首が千曲川に浮かんだのは偶然ではなく、犯人による計画された演出だったと分かります。
この仕掛けが見えることで、事件の不気味さはさらに増します。犯人はただ殺すだけではなく、発見のタイミングや見え方まで作っているわけです。
猟奇的な発見が、冷静に組まれた演出だったと分かるところがかなり怖いです。
さらに、竹田の額のXも意味を持ち始めます。啄木鳥の足跡のように見えるXは、後に啄木鳥会や武田二十四将へつながる重要な記号になります。
最初はただ不気味な印だったものが、事件全体の構造を示す鍵へ変わっていくのが気持ちいいです。
上原由衣が啄木鳥会について語る
上原由衣は、長野県警内部にある怪しいグループ「啄木鳥会」について語ります。
ここで事件は、個人への殺害から県警内部の闇へ広がります。タイトルの「黒い闇」が、じわじわ現実味を帯びてくる場面です。
啄木鳥会とは何なのか、竹田や鹿野たちはそこに関わっているのか、県警内部で何が隠されているのか。視聴者側の疑問も一気に深くなります。警察が事件を追う側であるはずなのに、その内部に闇があるという構図がかなり重いです。
Xが啄木鳥の足跡に見えることも、ここでさらに意味を持ちます。
犯人は被害者たちに何らかの共通点を示そうとしている。
単なる連続殺人ではなく、過去の腐敗を暴くような事件へ変わっていくのがゾクッとします。
鹿野晶次が首吊り状態で発見される
次に、鹿野晶次が自宅で首を吊った状態で発見されます。
事件は連続化し、しかも鹿野の首のロープから大和敢助の指紋が出ます。ここで、頼もしい味方側だった大和が一気に疑われる立場へ落とされます。
視聴者が引っかかるのは、なぜ大和の指紋がロープにあるのかです。
大和が本当に犯人なのか、それとも誰かが罪を着せようとしているのか。
長野県警の中心人物である大和が疑われることで、事件の緊張感が一段跳ね上がります。
後から分かるロープの上下入れ替えトリックを考えると、この指紋は秋山の計画の大きな柱です。
鹿野の死は、被害者が増えるだけでなく、大和を犯人に見せるための罠として機能しているのが怖いです。
秋山信介が死んだように見える
秋山信介は、車に引きずられ、崖から落ちて首を切断されたように見えます。
表向きには、秋山も第三の被害者になったように扱われます。これにより、連続殺人の被害者がさらに増えたように見えるわけです。
ただし、ここが大きなミスリードです。
秋山は実際の被害者ではなく、犯人です。
後に、マネキンの首と竹田の胴体を使って、自分が車に引きずられて首を切断されたように見せていたと分かります。
自分の死を偽装してまで大和を犯人に仕立てようとする計画性がかなり怖いです。
初見では、秋山も啄木鳥会に狙われた人物の一人に見えてしまいます。
犯人自身が被害者の列に紛れ込むことで、事件の構図がかなり見えにくくなっているのが上手いです。
黒田兵衛が大和敢助を指名手配する
秋山の偽装死や鹿野のロープの指紋によって、大和敢助はますます疑われる立場になります。
黒田兵衛が大和を指名手配する流れは、味方側が一気に追われる側へ変わる展開としてかなり衝撃があります。
ここで視聴者が気になるのは、黒田が本当に大和を疑っているのか、それとも別の読みがあるのかです。黒田は初登場時点から威圧感が強く、何を考えているのか読みにくい人物です。
だからこそ、大和指名手配の場面は、黒田への疑惑も同時に強めるように見えます。
ただ、この展開は最終的に長野県警の連携へつながります。大和が完全に孤立するのではなく、諸伏や黒田の読みも絡んでいく。
大和が追われる側に見えるほど、終盤で反転した時の気持ちよさが強くなります。
Xと武田二十四将から次の標的を読む
コナンは、竹田繁の額に残されたXが啄木鳥の足跡のように見えること、さらにXがアルファベット24番目であることから、武田二十四将へつながる可能性を見ていきます。
ここで、川中島という舞台、歴史要素、被害者たちの名前が一本線で結びつき始めます。
竹田繁、鹿野晶次の旧姓である土屋、秋山信介、三枝守、大和敢助の名前が、武田方の人物名と対応することも大きな手がかりです。
歴史観光の背景だった川中島が、犯人の標的選びやメッセージを読み解く舞台へ変わるのがかなり気持ちいいです。
ただ、推理が進むほど危険も近づきます。次の標的が見えてくるということは、誰かがまた狙われる可能性があるということです。
暗号が解ける快感と、間に合うのかという焦りが同時に走ります。
三枝守が妻女山の山小屋へ呼び出される
三枝守は、妻女山の山小屋へ呼び出されます。
秋山は三枝を襲い、さらに大和敢助も狙おうとします。ここで、事件は推理から現場での直接対決へ移っていきます。
三枝は助かるのか、大和は罠にかかるのか、黒田や諸伏はどこまで読んでいるのか。
視聴者側の緊張もかなり高まります。
妻女山という歴史のある場所が、復讐と罪着せのクライマックスの舞台になるのが重いです。
秋山の狙いは、啄木鳥会メンバーへの復讐だけではありません。大和にも罪を着せ、さらに大和を狙う流れまで作っています。復讐の範囲が広がるほど、秋山の怒りが歪んでいくのが見えてきます。
大和・諸伏・黒田が秋山を追い詰める
終盤では、大和敢助、諸伏高明、黒田兵衛らの連携によって、秋山信介が追い詰められます。
ここで、大和への疑いが晴れ、秋山が犯人であり、自分の死を偽装していたことが明らかになります。
この反転がかなり気持ちいいです。
大和が犯人に見えるよう仕組まれていた状況から、実は大和たちが秋山を追い詰める側だったと分かる流れは、長野県警回ならではの胸熱さがあります。
諸伏の冷静さ、黒田の統率力、大和の行動力が重なって、県警メンバーの強さが一気に見えます。
同時に、秋山の偽装死の仕組みも崩れていきます。マネキンの首と竹田の胴体を使った工作、大和への罪着せ、三枝への罠が全部つながります。バラバラに見えた連続事件が、秋山の一つの復讐計画として再配置されるのが見事です。
秋山の動機が油川艶子の死だったと明かされる
秋山信介の動機は、9年前の拳銃乱射事件で妹・油川艶子を失ったことにあります。
さらに、その事件で使われた拳銃が、長野県警内部の啄木鳥会によって横流しされた押収品だったと知り、秋山は復讐を決意します。
ここで、事件のタイトルである「県警の黒い闇」が一気に重く響きます。警察内部の押収品横流しが、結果として無関係の命を奪った。秋山の怒りには確かに悲しみがありますが、その怒りが連続殺人と罪のなすりつけへ向かったことで、救いのない事件になっています。
さらに、乱射犯が大和敢助の幼なじみだったため、秋山は大和も同罪だと見ていました。ここがかなり苦いです。
本来なら真相を暴くべき相手を見誤り、復讐の矛先を歪めてしまったところに、この事件の後味の重さがあります。
黒田兵衛がコナンを意味深に評価する
事件後、黒田兵衛がコナンを意味深に評価する流れが残ります。
眠りの小五郎の知恵袋として認識しているようにも見え、コナンをただの子どもとして扱っていない空気があります。
ここで事件の余韻が、RUM疑惑や黒田の不気味さへ移ります。
視聴者としては、黒田はどこまでコナンを見抜いているのか、眠りの小五郎の裏側を疑っているのかが気になります。正体バレとまでは言えませんが、ただの偶然の評価にも見えないんですよね。
事件の真相は解けたのに、黒田という人物の謎はむしろ深まります。
この締め方がかなり強いです。秋山の事件は解決し、長野県警の闇も明らかになります。けれど、最後に黒田の視線が残ることで、RUM編の不穏さは続きます。
解決の安心感と、次へ残る警戒が同時にあるラストです。
- 鎌鼬事件後、コナン・蘭・小五郎が長野県の川中島へ観光に向かう。
- 大和敢助、上原由衣、諸伏高明と再会する。
- 三枝守、秋山信介、鹿野晶次が登場し、竹田繁を待っている。
- 千曲川に竹田繁の首が浮かび、額にXが残されている。
- 橋の欄干の紐、袋、血のりから、時間差で首が落ちる仕掛けが見える。
- 上原由衣が、長野県警内部の啄木鳥会について語る。
- 鹿野晶次が首吊り状態で発見され、ロープから大和の指紋が出る。
- 秋山信介が車に引きずられ、崖から落ちて死んだように見える。
- 黒田兵衛が大和敢助を指名手配する。
- コナンがX、武田二十四将、名前の対応から次の標的を推理する。
- 三枝守が妻女山の山小屋へ呼び出され、襲われる。
- 大和・諸伏・黒田の連携で、秋山信介が犯人だと判明する。
- 秋山の動機として、妹・油川艶子の死と啄木鳥会の拳銃横流しが明かされる。
- 黒田兵衛がコナンを意味深に評価する。
アニメ「県警の黒い闇」の犯人は誰?トリックを紹介

この事件の犯人は、秋山信介です。
殺害被害者は竹田繁と鹿野晶次で、三枝守と大和敢助も殺人未遂・襲撃の標的になります。
秋山信介は表向き被害者に見えますが、実際には自分の死を偽装した犯人です。ここでは、犯人、動機、トリック、決め手、結末の順番で整理します。
犯人は秋山信介
竹田繁と鹿野晶次を殺害し、三枝守と大和敢助も狙った犯人は秋山信介。
秋山は、自分も被害者になったように見せかけながら、啄木鳥会のメンバーを狙い、大和敢助に罪を着せようとしていました。
つまり、表向きの被害者リストに紛れ込んでいた人物こそが真犯人だったわけです。
この事件で注意したいのは、秋山を「第三の被害者」として処理しないことです。秋山は実際には死んでおらず、マネキンの首と竹田の胴体を利用して、自分が車に引きずられて首を切断されたように見せていました。
犯人が自分の死を作り上げて捜査の目から消えようとする構図がかなり大胆です。
さらに秋山は、鹿野のロープに大和の指紋が付くようにし、大和を連続殺人犯に見せようとしました。
復讐だけでなく、罪のなすりつけまで組み込んだ計画なので、事件全体の悪意がかなり重いです。
動機は油川艶子の死と啄木鳥会への復讐
秋山信介の動機の背景には、9年前の拳銃乱射事件で妹・油川艶子を失ったことがあります。
秋山にとって、この喪失は事件の出発点です。しかも、その乱射事件で使われた拳銃が、長野県警内部の啄木鳥会が横流しした押収品だったと知ったことで、怒りは県警内部へ向かいます。
引き金になったのは、妹の死が単なる悲劇ではなく、警察内部の腐敗とつながっていたと知ったこと。
押収品が横流しされ、その銃によって命が奪われた。守る側であるはずの警察の闇が、秋山の復讐心を決定的にしてしまったわけです。
さらに、乱射犯が大和敢助の幼なじみだったため、秋山は大和も同罪だと見ていました。ここがかなり歪んでいます。
秋山の怒りには妹を失った悲しみがありますが、大和に罪を着せようとした時点で、復讐の矛先は完全に間違っています。
悲しみが本物でも、竹田と鹿野を殺し、三枝と大和まで狙ったことは正当化できません。
トリックは連続殺人と偽装死で大和を犯人に見せる工作
秋山のトリックは、竹田繁の首の時間差演出、鹿野晶次のロープ入れ替え、大和敢助への罪着せ、そして自分自身の偽装死を組み合わせたもの。
ひとつの殺害方法だけではなく、連続事件全体を使って「大和が犯人に見える構図」を作っています。
準備:啄木鳥会と武田二十四将を結びつける
秋山は、被害者や標的の名前を武田方の人物名と対応させ、Xの印を啄木鳥の足跡のように残します。
Xはアルファベット24番目でもあり、武田二十四将へつながる手がかりになります。竹田繁、鹿野晶次の旧姓・土屋、秋山信介、三枝守、大和敢助の名前が対応することで、事件は歴史要素をまとった連続殺人として見えてきます。
この準備によって、犯人はただ殺害しているのではなく、啄木鳥会と武田二十四将を重ねるようなメッセージを作っていました。
川中島という舞台を最大限に使った構成なので、歴史と殺人が不気味に結びついて見えます。
実行:竹田繁の首を時間差で千曲川へ落とす
竹田繁の首は、袋と血のりを使い、時間差で川へ落ちるよう仕掛けられていました。
橋の欄干の紐などによって、犯人がその場にいなくても、観光中のコナンたちの前に首が現れるように演出されていたわけです。
この実行部分が怖いのは、死体発見のタイミングまで犯人が作っているところです。発見される場所、見え方、額のXまで含めて、すべてがメッセージになっています。竹田の首発見は、犯人の復讐が始まった合図のように見える場面です。
実行:鹿野晶次のロープを入れ替え、大和の指紋を付ける
鹿野晶次の殺害では、首吊りロープの上下を入れ替える仕掛けが使われます。
これにより、大和敢助の指紋が首側のロープに付くようにされました。つまり、大和が鹿野の首を吊ったように見える物証を作ったわけです。
ここが秋山の罪着せ工作の核心です。大和は強い刑事であり、長野県警の中でも存在感があります。
その大和を犯人に見せることで、事件はただの復讐ではなく、警察内部をさらに混乱させる罠になっています。
発覚回避:マネキンの首と竹田の胴体で自分の死を偽装する
秋山は、自分が車に引きずられ、崖から落ちて首を切断されたように見せかけました。
その偽装には、マネキンの首と竹田の胴体が使われています。これによって、秋山自身も連続殺人の被害者になったように見せたわけです。
犯人が死んだように見えれば、捜査の目は大きくずれます。さらに大和には鹿野のロープの指紋があるため、疑いは大和へ向かいます。
秋山は自分を被害者にし、大和を犯人にする二重の偽装を作っていたのがかなり巧妙です。
綻び:名前対応と偽装死の無理が秋山へ戻る
秋山の計画は、X、武田二十四将、名前の対応をたどることで全体像が見えてきます。
竹田繁、鹿野晶次の旧姓・土屋、秋山信介、三枝守、大和敢助という流れが見えれば、標的の構造が分かります。
さらに、秋山の偽装死がマネキンの首と竹田の胴体で説明できることも、真相へつながります。
大和を犯人に見せるロープの指紋も、ロープ入れ替えトリックで説明できます。一見大和を指していた証拠が、逆に大和への罪着せ工作を示すものへ変わるのが気持ちいいです。
決め手はXと武田二十四将、ロープと偽装死の矛盾
決め手の入口は、竹田繁の額に残されたX。
Xが啄木鳥の足跡のように見えること、さらにアルファベット24番目であることが、武田二十四将へつながります。この記号が、事件を単なる連続殺人から、名前と歴史を使った標的選びへ変えていきます。
竹田繁、鹿野晶次の旧姓・土屋、秋山信介、三枝守、大和敢助の名前が武田方の人物名と対応することも大きな決め手です。これによって、次に誰が狙われるか、なぜその人物が標的になるかが見えてきます。
川中島の歴史要素が推理の軸に変わるところが、この事件の面白さです。
鹿野のロープに付いた大和の指紋は、一見すると大和を犯人に見せます。
しかし、ロープの上下入れ替えトリックで説明できるため、これは大和の犯行ではなく、秋山の罪着せ工作の証拠になります。
大和を追い詰めるはずの証拠が、秋山の罠を示すものへ反転するのが痛快です。
さらに、秋山の偽装死はマネキンの首と竹田の胴体で説明できます。秋山が三枝と大和を狙う流れも、大和・諸伏・黒田が逆手に取り、秋山を追い詰めます。
記号、名前、物証、偽装死、長野県警の連携が全部つながって、真相が一本線になるのが見事です。
結末は秋山逮捕と啄木鳥会の闇の露見
結末として、秋山信介が犯人だと判明。
秋山は竹田繁と鹿野晶次を殺害し、自分の死を偽装して大和敢助を犯人に見せかけました。
さらに三枝守と大和敢助も狙いますが、大和・諸伏・黒田の連携によって追い詰められ、逮捕されます。
事件の背景には、長野県警内部の啄木鳥会という闇がありました。押収拳銃の横流しが、油川艶子の死につながり、秋山の復讐を生んだわけです。
犯人は逮捕されても、県警内部にそんな腐敗があったという事実はかなり重く残ります。
秋山の怒りには、妹を失った悲しみがあります。けれど、復讐として連続殺人と罪のなすりつけを選んだことで、救いはありません。
一方で、大和・諸伏・黒田の連携が見えるため、長野県警メンバーの頼もしさも同時に残る結末です。
アニメ「県警の黒い闇」の名言
黒田兵衛「眠りの小五郎の知恵袋…警察庁ではそう噂されていたよ…江戸川コナン君…」
コナンと初めて会い、事件を追っている中で、黒田兵衛がコナンのことを言ったセリフ。この時点で、コナンのことを誰かから聞いたことがわかりました。
上原由衣「わかったわよもう心配してあげない!!どーせバツイチ女に心配されたくはないでしょうけど…」
上原由衣が大和敢助を心配していたことを、少し好意を込めていった言葉。
大和敢助「バーカ…バツなら俺の顔にも付いてるぜ?でっけー啄木鳥の足跡がな…だからまぁ…気にする事はねぇよ…」
自分の左目がないことを✕と、上原由衣のバツイチを重ねて、気にするなということを言った名言。
【関連記事】【キャラ別】名探偵コナン名言&名シーン集
アニメ「県警の黒い闇」のhuluやアマプラはある?

アニメ「県警の黒い闇(前編)(中編)(後編)」はhuluとAmazonPrimeVideoで配信されています。
コナンを取り扱っているVODでは、様々なアニメコナンが見れるので登録をおすすめします!
【関連記事】映画「名探偵コナン」が無料で見放題の配信サイト
「県警の黒い闇」の感想&まとめ
川中島観光から県警内部の闇へ落ちる、かなり重い三部作です。
秋山の復讐、大和への罪着せ、黒田初登場の不穏さまで濃く残ります。
①川中島観光から首発見へ落ちる温度差が強い
この回は、川中島観光の歴史ある空気から、千曲川に竹田繁の首が浮かぶ落差が強烈です。
観光地の明るさが、一瞬で県警内部の闇へ変わるんですよね。額のX、啄木鳥の足跡、首だけが出てくる不気味さが重なり、事件の入り口からかなり引き込まれます。
ただの猟奇事件ではなく、啄木鳥会という腐敗へ広がるため、最初のインパクトが最後まで重く効きます。
川中島の歴史要素が、後半で武田二十四将の推理へつながるのも見返しポイントです。
②大和敢助が犯人に見える緊張感が刺さる
普段は頼もしい大和敢助が、鹿野晶次のロープの指紋によって一気に疑われる展開がかなりハラハラします。
大和が本当に犯人なのか、それとも罠なのかという緊張が続き、黒田の指名手配まで入るので空気が一気に冷えます。味方側が犯人に見えるよう仕組まれる構成が怖いです。
最終的には大和・諸伏・黒田の連携で秋山を追い詰めるため、疑われた分だけ反転の気持ちよさがあります。
長野県警の強さが胸熱で残る回です。
③黒田兵衛の初登場が意味深すぎる
黒田兵衛の初登場は、事件本編以上に後を引く不穏さがあります。
隻眼の威圧感、長野県警捜査一課長としての統率力、そしてコナンを見ているような意味深な評価がかなり刺さります。
この回で黒田がRUMだと確定するわけではありませんが、疑惑を強く残す登場タイミングが上手すぎます。
事件は秋山の復讐として解決しても、黒田の正体やコナンをどこまで見抜いているのかは残ります。三部作の締めに新しい緊張を置いていくのが本当にゾクッとします。
【関連記事】黒田兵衛の正体は公安のボス??
【関連記事】名探偵コナンの最終回はいつ?ラストの考察を大公開
【関連記事】名探偵コナンの重要回&見るべき回のまとめ

コメント